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2018年06月02日
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muziik On The Screw ウェッジ & BALDO STRONG LUCK WEDGE VERSION 2

今日は、この2本の素敵なウェッジを打ち比べることができました。
試打したウェッジは muziik On The Screw ウェッジ と BALDO STRONG LUCK WEDGE VERSION 2 です。

シャフトはどちらも ダイナミックゴールドS200 です。
<右>muziik On The Screw ウェッジ のスペック
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<左>BALDO STRONG LUCK WEDGE VERSION 2 のスペック
ロフトは57度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

この2本の優れたウェッジを再び試打する機会に恵まれて、とても嬉しく思いました。
どちらも以前試打したことがあるのですが、こうして打ち比べることができるとは思っていませんでした。
ウェッジやアイアンは『メッキタイプ』が多いですが、このように『黒染め』や『ノーメッキタイプ』などは少なくなってきているので、今日はラッキーだな・・・。と思いました。

どちらもオーソドックスで精悍さのあるウェッジです。
ムジークのウェイトが目立ちますが、決して嫌味にはなっていなくて、いいアクセントになっています。

<左>BALDO <右>muziik
ソール幅は、右のmuziikのほうが広いです。

<左>BALDO <右>muziik
ネックの長さには大きな違いはありませんが、少しバルドのほうが長いです。
両方ともウェッジには適した、いい長さです。

<左>BALDO <右>muziik
どちらもいい顔をしていますが、あえて選ぶなら、私はバルドを選びます。
バルドのウェッジにある、フェース面のミーリングが目に入りますが、気になるほどではありませんでした。
こうして見ていると、この素晴らしいウェッジを2つも試打することができるということが、とても贅沢なことだと思いましたし、恵まれているな・・・。と思いました。
嬉しくてたまりません。
何故だか解らないのですが、昔からいいクラブに出会うと、右脳が少しカーッと熱くなるように感じることがあるのですが、今日もそうなりました。
とても楽しくて喜んでいるので、右脳がすごく刺激されているのでしょうか?
今日の天気のように、私の心は晴れ晴れとしていました。
『利き手』というのはありますが、『利き脳』というのもあるのかもしれません。
私は、普段は右利きですが、左手で箸も使えますし、文字も書けます。
昔右手をケガしてしばらく使えない時期があり、左手で練習をしたらすぐに使えるようになりました。
『利き目』は左目で、『利き足』も左足です。
『利き耳』も左です。
ゴルフやテニス・バドミントン・卓球では右打ちですが、野球は右投げで、スイッチヒッターです。
相手が右ピッチャーの時でも右打席に立つことがありますが、そのときは一発長打を狙っているときです。
パンチ力があるのは右打席です。
対して左打席に立つときは、長打よりもアベレージといいますか、確実性を求めているときが多いです。
電話の受話器を取るときも左で、鞄を持つのも左が多いですし、電車やバスのつり革をつかむときも左が多いです。
利き手でないほうを鍛えているという意識もありますし、日頃から利き手がすぐに使えるように空けておくという意識があるのかもしれません。
『利き手』は勿論、この『利き目』や『利き足』などでも、スイングの仕方を工夫すれば、もっと距離を伸ばせて確実性も高められるように思いますが、利き目や利き足・利き耳などを意識したことがある方は少ないかもしれません。
人が出来ることが自分には苦手で、逆に自分が簡単にできることが、人は難しく感じている・・・。ということは普通にあることだと思いますし、ゴルフスイングも全てが教科書通りではなくて、人それぞれの個性があるべきだと思います。

muziik

BALDO
どちらも構えやすいウェッジです。
私の好みでは、BALDOなのですが、muziikもいい味を出しています。
両方とも、変なクセのない自然な構えやすさで、安心感があります。
どちらもストレートタイプというよりは、ややグースが利いているタイプですが、それが大きすぎず控えめな感じなので、苦手意識などは全く芽生えません。
普段通り打っていけますし、以前試打したときのいいイメージが蘇ってきました。
試打を開始しました。

<左>BALDO <右>muziik
『打感』はどちらもソフトで良いですが、あえて選ぶなら、私はバルドを好みます。

<左>BALDO <右>muziik
『球の拾いやすさ』『あがりやすさ』は、ほぼ互角で優劣はつけられませんでした。

『スピン性能』は、少しバルドのほうが高いように感じました。
ムジークもいい感じでしたが、バルドのほうが、より止めやすい感じがしました。

『安定性』という点では、少しムジークのほうが勝っているかな?と思いました。

<左>BALDO <右>muziik
『距離感』は、どちらも出しやすく優劣をつけられませんでした。

<左>BALDO <右>muziik
『操作性』という点では、少しバルドのほうが高いように感じました。
バルドは見た目通り『マニュアルタイプ』のウェッジで、ムジークは少しオートマチック的な要素があるように感じました。
バルドはドライバーのイメージが強く、ムジークはFWのイメージが強いですが、ウェッジもいいな・・・。と思いました。
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2018年05月02日
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MIZUNO GX ユーティリティ & ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid

今日は、この2本のユーティリティ(ハイブリッド)を打ち比べてみました。
試打クラブは ミズノ GX ユーティリティ と ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid です。

<上>ADAMS SUPER S by MITSUBISHI RAYON CARBON カーボンシャフト
<下>MIZUNO MFUSION U カーボンシャフト
<左>ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid のスペック
ロフトは22度、クラブ長さは40.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は65g、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は350gです。
<右>MIZUNO GX ユーティリティ のスペック
ロフトは21度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは4.9、シャフト重量は52g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は326gです。

ユーティリティの最新モデルと、数年前のモデルを打ち比べる機会に恵まれました。
それぞれ似ているところもあり、相違点もありますが、どちらも高性能であることは共通しています。
こうして見ていると、数年経ってもあまり変わっていないんだな・・・。と思えてきます。

久し振りにアダムスのハイブリッドに出会うことができて、とても嬉しく思いました。
このクラブはとても気に入っていて、印象深いです。
これまでたくさんのハイブリッドを試打してきましたが、間違いなく『名器』と呼べるクラブです。

数年前のモデルなので、もうこのクラブの新品を購入することはできませんが、このクラブを所有しておられる方はとてもラッキーだと私は思います。
このクラブが高いパフォーマンスを発揮したことは、今でもよく覚えています。
あの弾道の強さ・飛距離は今でも心に残っています。

私は中古ショップに行くことは殆ど無いのですが、今度このクラブがあるか、探してみようかな・・・。と思いました。
それくらい、気に入っているクラブです。

白と黒のユーティリティです。
一時期に比べ、今は白いヘッドも少し落ち着いた感がありますが、アダムスのハイブリッドを試打したときは、白いヘッドが全盛だったと思います。
テーラーメイドが火付け役となって流行したホワイトヘッドですが、今でも高い人気があります。
こうして見ていると、どちらも色々な工夫が見られ、機能的なタイプであることが分かります。

ネックの長さは、少しアダムスのほうが長いです。

顔の印象は、どちらも個性があり、違いが見られました。
白と黒という対称的な色で、見え方の違いはありますが、それを差し引いたとしても、アダムスのほうが少し大きく見え、シャロー感もありました。
先月、このミズノGXユーティリティを初めて試打して、少し大きいな・・・。と思ったのですが、もっと大きいものがあるのだということが分かりました。
光沢感のある黒と、艶消しタイプの白という違いもありましたが、それ以上に形状や大きさの違いがはっきりしていました。
シュッとしていて『和の感じ』があるのは、やはりミズノです。

<上>ADAMS
<下>MIZUNO
トゥ側の形状にも違いが見られます。
オーソドックスで尖った感じのミズノと、四角形のようなアダムスです。
アダムスの形は、テーラーメイドやキャロウェイなど、海外メーカーでよく見られます。
海外メーカーらしいトゥ側の形状といえるのかもしれません。
ちょっと特徴的ではありますが、構えた時に邪魔にならないので、全く気になりません。

どちらもソールに溝があります。
アダムスのクラブが発売された頃に溝が流行りはじめたと思うので、もう数年が経つのだと思うと、早く感じられます。
今は多くのメーカーが、溝を採用しています。

溝の深さには、大きな違いはありませんでした。
ポピュラーになった溝ですが、どれくらいの深さや幅がベストなのか、興味があります。

ミズノのUTのクラウンには溝はありませんが、アダムスにはあります。
これは大きな違いです。
最新モデルで採用されていないということは、クラウンに溝は必要ないのかな?と思うところもありますが、先日試打したロッディオのドライバーのように、採用されているモデルもあるので、一概には言えません。

どちらもシャローバック形状で、大きな違いは見られませんでした。

素振りをしてみると、どちらもタフな感じはしませんが、GXユーティリティと振り比べてみると、アダムスのほうが、ややしっかりしている感じがします。
アダムスのハイブリッドも、三菱レイヨンのシャフトが挿してありますし、『日本仕様』だと思うのですが、GXのほうがアンダーなスペックに仕上がっているように感じました。
これが『MP』だと、また違う感じになっていたのかもしれません。
GXは、かなりイージーなブランドだという認識をもっているので、この違いも当然なのかな?と思いました。


ボールを前にして構えてみても、どちらもいいです。
『和顔』のミズノと、『洋顔』のアダムスといった感じもしますが、両方とも感性を邪魔しない顔をしています。
どちらも、やや『出っ歯』タイプなのですが、それが強調されていないのがいいです。
出っ歯でフェース面もよく見えるので、球があがりやすそうなイメージをもたれる方も多いのではないでしょうか?
どちらも以前試打していますが、アダムスのほうが強烈な弾道のイメージが残っているせいか、期待感が膨らみました。
試打を開始しました。

『打感』はどちらも良いですが、ミズノのほうがソフトで、『球当たり』が優しい感じがしました。
アダムスは、やや『どっしり』とした感じがします。
打感の好みでいえば、ミズノです。

『音』は、どちらもはっきりしていますが、大きすぎず程良い感じで、甲乙つけがたいです。
気持ち良く振っていくことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、ロフト(表示)などが違うので、正確な比較はできないのですが、今の段階では明らかにミズノです。
スインガー向けのGXと、ヒッター向けのIDEAといったところでしょうか?

『安定性』という点では、ヘッドの性能だけでいえば、おそらくミズノだと思うのですが、シャフトがしっかりしている分、アダムスのほうがまとめやすい感じがしました。
当然ではありますが、クラブはシャフトによって大きく性能が変わってきます。

『飛距離性能』という点では、どちらもハイレベルではありますが、私にはアダムスのほうが飛ばせるように感じました。
これは微差ではなく、はっきりしていました。
最新モデルのGXが数年前のモデルに負けるということではなく、数年経っていても、優れているものは優れているということです。
GXの性能が低いとは思いませんし、それくらい、このアダムスのハイブリッドが高性能だということです。

『操作性』という点でも、少しアダムスのほうが秀でている感じがしました。
最新モデルのUTと数年前のUT(ハイブリッド)という珍しい打ち比べになってしまいましたが、改めて、いいクラブというのはいつまで経ってもいいものだということを再認識することができました。
食品のように、時間が経つと腐るということはありません。
大切に使っていれば、ずっと高いパフォーマンスを発揮してくれます。
クラブが色褪せるときというのは、ボールが大きく変わったときかもしれません。
素材や構造など、ボールが大きく変化し、それに対応しきれなくなったクラブは色褪せてしまって『お役御免』ということになってしまうのかもしれません。
しかし、ウレタンボールが登場してもうずいぶん経っていますし、革新的な新素材が開発されない限り、これからもおそらく変わらないように思います。
ということは、数年経ったクラブでも充分使えるということですし、肝心な性能でも全く劣っていません。
優れたクラブは、これまでもたくさんありますし、このアダムスのハイブリッドはその最たる物のひとつといってもいいと私は思います。
勿論、最新モデルにも優れたところはたくさんありますが、いいクラブは色褪せないのだと改めて実感しました。
クラブの感覚が体に染みこんだり、逆にこちらのイメージをクラブに伝えやすくなったり、愛着が湧いたりして、長年使っているクラブのほうが、使い始めのクラブよりもいいことがあると思います。
これまでも書いてきていますが、必ずしも『最新』=『最高』ではありません。
今のクラブが最高ではなく、ちょっと前のクラブのほうが良かったということは、私はたくさん経験しています。
今回打ち比べたUT(ハイブリッド)は、機能的なところなど似ているところもありましたが、違うタイプであることは明らかなので、好みによるところが大きく出たのかもしれません。
ミズノのGXのほうが、打ちやすくて飛距離も出るという方もいらっしゃると思います。
大切なのは相棒であるクラブを大切にし、愛着をもって接するということではないでしょうか?
今日は面白い打ち比べができました。
最近はあまりアダムスのクラブに出会いませんが、また素晴らしいニューモデルに出会いたいです。
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2018年04月26日
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ミズノ GX フェアウェイウッド & フォーティーン CF-218 フェアウェイウッド

今日は、この2本のフェアウェイウッドを打ち比べてみました。
試打クラブは ミズノ GX フェアウェイウッド と フォーティーン CF-218 フェアウェイウッド です。
どちらも3Wです。

<上>MIZUNO GX フェアウェイウッド MFUSION D カーボンシャフト
<下>FOURTEEN CF-218 フェアウェイウッド FT-15f カーボンシャフト
<左>FOURTEEN CF-218 フェアウェイウッド のスペック
ロフトは15度、クラブ長さは43.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは4.3、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は318gです。
<右>MIZUNO GX フェアウェイウッド のスペック
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは4.2、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は307gです。

ミズノとフォーティーンの最新FWです。
今日は、この2本のFWを借りることができたので、打ち比べてみることにしました。
どちらも先日試打したばかりですが、いい印象が残っています。

今のFWの特徴といってもいいと思いますが、両方ともかなりシャロー感があります。
シャロータイプではありますが、形が崩れていないところが魅力です。

<左>CF-218 <右>GX
ネックの長さは、ほぼ一緒で、大きな違いは見られませんでした。

<左>CF-218 <右>GX
ソール形状は大きな違いがあります。
すごくシンプルなフォーティーンと、かなりたくさんの機能が積み込まれているミズノといった感じです。

<左>CF-218 <右>GX
こうして見ていても、どちらもかなりシャロー感が強いです。
このシャロー感は、大きな違いが無いように見えます。

<左>CF-218 <右>GX
どちらもいい顔をしています。
顔だけ見ていても、シャロー感が伝わってきます。
こうして見比べてみると、GXのほうがコンパクトに見えて、好感がもてました。

<上>GX <下>CF-218
装着されているグリップにも違いがあります。
機能的でグリップの力のあるミズノと、シンプルでしっとり感のあるフォーティーン。
どちらもいいですが、あえて選ぶなら、私はフォーティーンのグリップを選びます。

<左>CF-218 <右>GX
素振りをしてみても、どちらもかなりの軽量感があり、いかにも『今のFW』といった感じがします。
重さが足りない感じがしますが、以前も試打していますし、特に不安はありませんでした。

FOURTEEN CF-218

MIZUNO GX
ボールを前にして構えてみても、どちらも構えやすいです。
あえて選ぶとするならば、私はGXを選びます。
これは迷うことなく、『即決』でした。
フォーティーンの顔もいい感じではありますが、こうして見比べてみると、違いが結構あるものだと感じます。
ミズノGXのほうが精悍さもあって、自然な感じがしました。
フォーティーンCF-218のほうが浮きやすそうなイメージが出ました。
『易しさ色』が濃いのはフォーティーンのほうでした。
試打を開始しました。

<左>CF-218 <右>GX
『打感』は、どちらもソフトで良いですが、GXのほうが少しクリアな感じで好感がもてました。

<左>CF-218 <右>GX
『音』も、同じような感じで好感がもてますが、あえて選ぶとするならば、私はGXを選びます。

<左>CF-218 <右>GX
『球のあがりやすさ』という点でも、拮抗していて、レベルの高い争いとなってしまいました。
共通しているのは、かなりあがりやすいということです。
両方ともスプーンですが、直打ちでも充分あげてくれました。
今のニーズに合っている易しさだな・・・。と思いました。
しばらく打ち比べてみたのですが、今日は優劣を見いだすことができませんでした。

<左>CF-218 <右>GX
『安定性』という点でも、どちらも高いですが、あえていうならGXだと思いました。

<左>CF-218 <右>GX
『飛距離性能』はGXです。
これは結構はっきりしていました。

<左>CF-218 <右>GX
『操作性』という点では、どちらもイージーで安定性を求めていくタイプのように感じるのですが、曲げようと思えば曲げられるのが魅力的です。
シャロー感が強いですが、完全なるオートマチックタイプでもなく、『操作』して運んでいける余地を残してくれているように感じました。
普通に打てば曲がりづらいタイプですし、安定していますが、少しCF-218のほうが細工をしやすい感じがしました。

<左>CF-218 <右>GX
シンプルなソールデザインのCF-218と機能性を感じさせるGXですが、両方とも結構共通点があるように感じました。
可能性が大きいといいますか、ポテンシャルの高さではGXだと思います。
両方とも素晴らしいFWですが、総合的に見て、私はGXのほうが好感を持ちました。
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2017年11月26日
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三浦技研 MG-S01 ウェッジ&アキラプロダクツ PROTOTYPE H-858 ウェッジ

今日は、この2本のウェッジを試打しました。

シャフトはどちらも ダイナミックゴールドS200 です。
<右>アキラプロダクツ PROTOTYPE H-858 ウェッジ のスペック
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ です。
<左>三浦技研 MG-S01 ウェッジ のスペック
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ です。

三浦技研とアキラの、高性能ウェッジの競演です。
以前どちらも試打したことがあるのですが、今日は同時に試打する機会に恵まれたので、打ち比べてみることにしました。
三浦技研とアキラのウェッジを2本手にしていることが、とても贅沢なことだと思いました。
色々なクラブを試打していて、とても嬉しい時間です。

どちらもカッコ良くて、ハイレベルなウェッジです。
ウェッジ好きの私にはたまりません。
どちらもシンプルな形状で、贅肉が付いていません。

<左>MG-S01 <右>H-858
ソール幅は、ほぼ同じでした。
こうして見ても、アキラのソール形状がよく目立っていました。
トレーリングエッジの削りも、アキラのほうが大きいです。

<左>MG-S01 <右>H-858
ネックの長さも、ほぼ同じでした。
しかし、右のアキラのほうが、ネックが細いです。
最近のウェッジやアイアンは、ネック廻りが広いものが多いように思いますが、私はネック廻りがシュッとしているほうが好きです。

<左>MG-S01 <右>H-858
どちらも、とてもいい顔をしています。
ハイレベルな男前ウェッジです。
こうして見ていても、少しタイプが違うのに気づきました。
やはり、右のアキラのほうが、ネックが絞り込まれていて、シュッとした感じがします。
昔はこういうウェッジが多かったのですが、今はそれほど多いようには思いません。
両方ともとてもいい顔ですが、あえて選ぶとするなら、私はアキラのウェッジの顔が好きです。

<上>H-858
<下>MG-S01
トップラインの厚さも、ほぼ同じですが、ほんの少しだけアキラのほうが細いように見えました。

H-858

MG-S01
どちらもとても構えやすいです。
いいイメージが泉のように湧いてきて、枯れません。
目尻が下がりっぱなしでした。
試打を開始しました。

<左>MG-S01 <右>H-858
『打感』はどちらもとても良いですが、三浦の柔らかさは群を抜いているな・・・。と思いました。
この柔らかさは何だろう?と思いました。
鍛造というだけでなく、素材にまでこだわり抜いているところが、この好打感を生み出しているのでしょうか?

<左>MG-S01 <右>H-858
『スピン性能』は、明らかにアキラでした。
これははっきりしていました。
三浦のウェッジのスピンも悪くないですが、アキラは高すぎるのかもしれません。

<左>MG-S01 <右>H-858
『球の拾いやすさ』は、ほぼ同じでした。
優劣はつけられませんでした。

『安定性』も同じでした。
とても構えやすいので、ラインも出しやすく安定していました。

<左>MG-S01 <右>H-858
『距離感』の合わせやすさも同じでした。
どちらもとても優秀です。
『皮膚感覚』で操れるウェッジといっていいでしょうか?

『操作性』はどちらもとてもハイレベルですが、少しアキラのほうがいいように感じました。
止めやすい(止まりやすい)ということが分かっているので、アグレッシブに打っていけますし、色々な球を打つ余裕を与えてくれるように感じました。

とても優秀で贅沢なウェッジです。
打感の三浦。
スピンのアキラという印象をもちました。
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2017年08月02日
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スリクソン ZU65 ユーティリティ & ホンマ TOUR WORLD TW-U FORGED ユーティリティ

今日は、この2本のアイアン型ユーティリティを試打しました。
試打クラブは スリクソン ZU65 ユーティリティ の3番と ホンマ TOUR WORLD TW-U FORGED ユーティリティ の3番 です。

<上>ダンロップ スリクソン ZU65 ユーティリティ N.S.PRO 980GH DST
<下> ホンマ TOUR WORLD TW-U FORGED ユーティリティ N.S.PRO MODUS3 TOUR 105
<右>ホンマ TOUR WORLD TW-U FORGED ユーティリティ のスペック
ロフトは21度、クラブ長さは38.75インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは手元調子 です。
<左>スリクソン ZU65 ユーティリティ のスペック
ロフトは20度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中手元調子 です。

ダンロップとホンマの、優れたアイアン型ユーティリティの競演です。
どちらもとても以前試打したことがあって、とても気に入っているので、いつか打ち比べてみたいと思っていました。
今日はその想いが叶って、とても嬉しいですし、ワクワクしてきました。

どちらも本格派という言葉が相応しいクラブです。
名称にはユーティリティが付いていますが、こうして見ていると、アイアンのテイストを失わないように作られている感じがします。
あくまでも『アイアンの延長線上』に位置づけられているのが分かります。

<左>スリクソン <右>ホンマ
ソール幅はスリクソンのほうがワイドでした。
これはすぐに見分けが付きました。

<左>スリクソン <右>ホンマ
ネックの長さは、ホンマのほうが少し長いです。
これもすぐに分かりました。

<上>ホンマ <下>スリクソン
トップラインの厚みも違っていました。
スリクソンのほうが、ワイドです。
はっきりしていました。

<左>スリクソン <右>ホンマ
顔も違いがありました。
明らかにホンマのほうが小顔で、より『アイアンテイスト』が強いです。
こうして見比べてみると、スリクソン ZU65はユーティリティの特色が出ている感じもします。
しかしどちらも、今のアイアン型ユーティリティの中でトップクラスのアイアンらしいユーティリティであることに変わりありません。
これまで、多くのアイアン型ユーティリティに不満をもっていた私は、この2本は大好きです。
あとはタイトリストの712Uだな・・・。と思いました。

オリジナルグリップにも違いがありました。
わりとしっかりとした感じで滑りにくいホンマのグリップと、しっとりとしたフィーリングが素晴らしいベルベットタイプのグリップを装着したスリクソンです。
人によって好みが分かれるところだと思いますが、私は断然スリクソンのグリップのほうが好きです。

HONMA TOUR WORLD TW-U FORGED ユーティリティ

SRIXON ZU65 ユーティリティ
ボールを前にして構えてみても、どちらも好感がもてましたが、私はホンマのほうが好きです。
普通にアイアンの感じが出せます。
ユーティリティではなく、アイアンを構えているんだと思えます。
スリクソンもいい感じですが、こうして比べてみると、その差ははっきりしていました。
ただホンマは小顔感もあるので、この小ささを気にされる方もいらっしゃるかもしれません。
スリクソンのほうが、安心感があるという方もいらっしゃると思います。
試打を開始しました。

<左>スリクソン <右>ホンマ
『打感』はどちらも大きな違いはないのですが、ホンマのほうが少し『芯』がある感じがしたので、あえて優劣をつけるとするならば、ホンマにしたいと思います。

<左>スリクソン <右>ホンマ
『球のあがりやすさ』は、少しスリクソンのほうがあがりやすいと思いました。
しかし、これはシャフトも違うのではっきりとしたことは分かりません。
ただ、もし同じシャフトだったとしても、おそらくスリクソンのほうが少しだけあがりやすいのではないかな?と思いました。

『安定性』は、少しスリクソンのほうが高いような気がしました。
しかし、これは大きな違いではありませんでした。
どちらも寛容さをウリにしたモデルではないと思います。
ある程度ユーザー層を絞っていると思います。
共通しているのは、ウッド系よりもアイアン系のクラブを好まれる方には親しみやすいクラブだということです。

<左>スリクソン <右>ホンマ
『飛距離』も、大きな違いは見られませんでした。
あえていうなら、私はホンマのほうがちょっとだけ出ているかな?という感じでした。
『操作性』も、ホンマのほうが少し扱いやすい感じがしました。
反応の良さを感じました。
どちらも優れたアイアン型ユーティリティですが、こうして打ち比べてみると、細かな性格の違いもあるのだと分かりました。
この2本が牽引役となって、これからも素晴らしいアイアン型ユーティリティが誕生していってくれたら嬉しいです。
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2016年07月31日
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タイトリスト 712U ユーティリティアイアン & ピン G クロスオーバー

今日は、この2本のユーティリティを試打しました。
試打クラブは タイトリスト 712U ユーティリティアイアン と ピン G クロスオーバー です。

<左>712U <右>G クロスオーバー
<左>タイトリスト 712U ユーティリティアイアン のスペック
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは21度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<右>ピン G クロスオーバー のスペック
シャフトは ALTA J50 です。
ロフトは18度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は61g、トルクは2.9、キックポイントは中調子 です。

タイトリストとPINGのアイアン型ユーティリティを打ち比べてみました。
一口にユーティリティといっても、ウッドに近いタイプもあれば、アイアンに近いタイプもありますし、その中間のようなタイプもあります。
私はアイアンやウェッジ系のクラブが好きなので、アイアン型ユーティリティはとても好感がもてるといいますか、『助かる』と思えるクラブです。
『ウッドの短い版』ではなく、『アイアンの延長』として、ユーティリティを使っていきたいと考えています。

タイトリストの712Uはもう廃番になったモデルですが、私がこれまで出会ってきたアイアン型ユーリティの中で一番好きです。
アイアンと同じような感覚で構えることができるアイアン型ユーティリティはとても少ないです。
違和感がなく構えられる物になかなか出会えないな・・・。と思っていた時に712Uに出会うことができて、その衝撃は今でも忘れられません。
対してPINGのG クロスオーバーも、PINGでは珍しいタイプのユーティリティで、いつか712Uと打ち比べてみたいと思っていました。
今日はその思いが叶い、とても嬉しく思っています。

こうして見ても、かなりの違いが見られます。
同じ海外メーカーでも、特徴が異なります。
タイトリストもPINGも『JAPANテイスト』が感じられるメーカーですが、個性が異なるのがとても興味深いです。
ひたすらイージー系に徹したPINGと、易しさよりも感覚を重視したタイトリストといえるかもしれません。

トップラインの厚さもそうですし、フェース全体の厚さもかなり違います。
どちらも中空タイプだと思いますが、その空洞部分の面積も、かなり違うように思います。
『3』という番手は同じであっても、全く違うように感じられます。
アイアンもロフトがどんどん立ってきていますし、もう既に番手感覚は無くなりつつあるのかもしれません。

ソール幅もかなり違っていました。
かなりアイアンに近い712Uと、これ以上はワイドにできないだろう・・・。と思えるほどワイドなG クロスオーバーです。
ネックの形状も違っています。

ネックの長さは、ソール幅ほど違っていませんでした。
712Uのほうが少し長めです。


ボールを前にして構えてみても、かなりの違いがありました。
どちらも個性が違い、異なる良さを持っていると思いますが、敢えて私の好みでいいますと、断然712Uです。
アイアン感覚で構えることができるので、とてもイメージが湧きやすいです。
G クロスオーバーも易しさを感じさせる構え感ですが、イメージの出しやすさや安心感では、712Uに軍配があがります。
G クロスオーバーを構えた後に712Uを構えたら、かなり小顔に見えました。
どちらも以前試打しているので、楽な気分で構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』は断然712Uでした。
これはクラブの特徴の違いなどから、最初から分かっていたことですが、私の中では大きな差でした。

『あがりやすさ』という点では、はっきりとG クロスオーバーでした。
一般的に受け入れられやすいのは間違いなく、G クロスオーバーだと思います。
球をさらうようにして打てば自然にあがってくれる G クロスオーバーと、ある程度のHSで振り抜いていく必要のある712Uといったところでしょうか?
好みがはっきりと分かれると思いますが、私はアイアンと同じ感覚で打っていきたいので、712Uがいいな・・・。と思いました。

『安定性』という点でも、G クロスオーバーのほうが勝っていました。
オートマチックタイプのユーティリティです。
この大らかさは実戦でも、心強い存在になってくれそうだな・・・。と思いました。

『飛距離性能』はロフトやシャフトなども違うので正確な比較はできませんが、明らかに G クロスオーバーのほうが、距離が出ていました。
易しく距離を稼いでいきたい方には G クロスオーバーのほうが合いやすいと思います。

『操作性』は712Uでした。
普通のアイアンのように、いい反応をしてくれました。
対して G クロスオーバーは、やや反応しづらいといいますか、ブレにくい印象をもちました。
G クロスオーバーのようなタイプのクラブで細工をし過ぎてしまうと、どんどんスイングが乱れてしまうような気がしました。
なるべく自然に振り抜いていくのがベストだと思いました。

特徴はそれぞれ異なりますし、個性の違いがありますが、どちらもすごくいいアイアン型ユーティリティだと思いました。
あくまでも私の好みでいいますと、712Uに即決しますが、G クロスオーバーも今のニーズに合った優れた性能をもっています。
G クロスオーバーのような最新モデルも素晴らしいですが、数年前のモデルで既に廃番になっているクラブでも、いい物がたくさんあるのだと改めて認識しました。
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2016年05月14日
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Cure Putters RX-4J パター & ヨネックス TRIPRINCIPLE パター

今日は、この2本のパターを試打しました。
試打クラブは Cure Putters RX-4J パター と ヨネックス TRIPRINCIPLE パター です。

<左>RX-4J <右>TRIPRINCIPLE
<左> Cure Putters RX-4J のスペック
ロフトは1.5度、クラブ長さは34インチ、クラブ総重量は628g です。
<右> ヨネックス TRIPRINCIPLE のスペック
ロフトは3度、クラブ長さは36インチ、クラブ総重量は560g です。

どちらも、かなり大きいサイズのパターです。
かなり優れたオートマチック系といっていいと思います。

キュアパターは、海外メーカーで、その安定性の高さは群を抜いています。

対して、ヨネックスのTRIPRINCIPLEは日本メーカーの、かなり優秀なオートマチック系パターといっていいと思います。
今日は、この2本の国内外オートマチックパターの競演です。

こうして見ても、やはり大きいな・・・。と思いました。
14本のクラブの中でパターが1番、形や大きさのバリエーションが豊富なクラブといっていいように思います。
ピン型パターの人気も根強いですが、このようなオートマチック系パターの人気も高いです。

顔を見比べてみると、大きさや形の違いが解ります。
Cure Putterのほうが面長ですが、奥行きといいますか横の幅はTRIPRINCIPLEのほうがあるので、『重心深度』はTRIPRINCIPLEのほうがあるのかな?と思いました。

デザインは多少違いますが、グリップはほぼ同じといっていいです。
やや粘着系で独特なフィーリングがあります。
太さなども同じです。
このグリップがオートマチック系に適しているのでしょうか?
今はパターのグリップもバリエーションが豊富になってきました。
『スーパーストローク』をよく見かけるようになりました。

長さは、かなり違います。
34インチのCure Putterに対して、TRIPRINCIPLEは36インチもあります。
2インチといえば、約5センチの違いになります。
36インチという長さも、研究を重ねての長さだと思うのですが、できれば34インチで試してみたかったな・・・。と思いました。
36インチにするメリットがよく解りませんでしたが、この長さでちょうどバランスが取れているのかもしれません。
PINGのパターのように、長さが変えられたらもっと良くなるな・・・。と思いました。

Cure Putters RX-4J

YONEX TRIPRINCIPLE
ボールを前にして構えてみても、どちらも独特な雰囲気があります。
久しぶりに試打したので、ああそうだった・・・。こんな感じだったな・・・。と思いました。
あまり経験のない構え感ではありますが、以前試打したときの記憶が蘇ってきました。
どちらもオートマチック系ではありますが、『感性』にも配慮して作られています。
タイプは違うのですが、構え感での優劣はちょっとつきづらい感じがしました。
方向性が約束されていることは以前試打して体感しているので、とにかく『出球のスピード』だけを意識して転がしてみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

<左>RX-4J <右>TRIPRINCIPLE
『球の転がり』は、Cure Putterのほうがいいように思いました。
TRIPRINCIPLEもいい感じですが、こうして打ち比べてみると、違いが感じられます。
ロフトの違いも影響しているのだと思います。
重さも関係しているのだと思います。
球の転がりはいいですが、『タッチ』を出しやすいのはTRIPRINCIPLEでした。

『打感』は、TRIPRINCIPLEのほうがソフトで好きです。
これは圧倒的な差がありました。
『音』も、独特な音を発するキュアパターに対して、とても静かなTRIPRINCIPLE パター。
音という点でも、TRIPRINCIPLE パターが圧倒していました。

『安定性』は、どちらもかなりハイレベルでイージーなタイプですが、あえてひとつ選ぶとするならCure Putterを選びます。
かなり寛容といいますか、なかなかブレにくい感じがします。
TRIPRINCIPLEパターも、かなり大らかなタイプのパターですが、こうして打ち比べてみると、多少は『正直さ』があるかな?と思いました。
しかし、そこがまた魅力でもあります。

『距離感』は、TRIPRINCIPLEのほうが私は出しやすいと思いました。
『初速のスピード感』が、TRIPRINCIPLEのほうがイメージに合いやすいです。
Cure Putterもいい感じではありますが、慣れるまで少し時間が必要だと思いました。
ただ『1m以下のショートパット』はどちらもほぼイーブンといった感じがしました。
『タッチ』よりも『方向性』『寛容さ』に長けたパターだと思います。

どちらもなかなか見ない、個性的なパターです。
オリジナリティがあるものは、とても好感がもてます。
しかもCure Putters RX-4J はライ角を変えられたり、ウェイトを交換できたりするのだそうで、『拡張性』という点では明らかにキュアパターに分があるように感じました。
この調整機能を使うことによって、かなり幅広い層のゴルファーに対応できるのではないでしょうか?
タイプは少し違いますが、どちらも個性的かつ機能的で、面白いパターだと思いました。
もしどちらかひとつを選ぶとするならば、私はTRIPRINCIPLEを選ぶだろうな・・・。と思いました。
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2015年01月20日
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ダンロップ スリクソン Z U45 ユーティリティ & タイトリスト 712U ユーティリティアイアン

<左>712U <右>Z U45
今日は、この2本のアイアン型ユーティリティを打ち比べてみました。
試打クラブはダンロップ スリクソン Z U45 ユーティリティ と タイトリスト 712U ユーティリティアイアン です。

<左>712U <右>Z U45
<左> タイトリスト 712Uのスペック
シャフトはダイナミックゴールドです。
ロフトは21度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は417gです。
<右>スリクソン Z U45 のスペック
シャフトは ダイナミックゴールド D.S.T. です。
ロフトは20度、クラブ長さは39インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中手元調子、クラブ総重量は407gです。

スリクソンの最新アイアン型ユーティリティと、これまでのアイアン型ユーティリティの中で、一番構えやすいタイトリストの712Uを打ち比べてみる機会に恵まれました。

どちらもアイアン型ではありますが、こうして見ると、厚みなど色々な違いに気づきます。
Z U45は、今風のアイアン型ユーティティといった感じがします。
厚みがすごくあります。
対して712Uは、すごくスッキリしていいて、好感がもてます。
艶消しタイプの712Uと、光沢感たっぷりのZ U45といった違いもあります。
私は艶消しタイプのほうが好きです。

<左>712U <右>Z U45
ソール幅は、かなり違います。
右のZ U45のほうがワイドです。
しかし、これくらいが今の標準といえるような気がします。
球のあがりやすさを追求していくには、これくらいの幅が必要になってくるのかもしれません。
ただ、このワイドさが『構えづらさ』につながっていくこともあるのですが・・・。

<左>712U <右>Z U45
ネックの長さも一目瞭然です。
Z U45のほうが短いです。
ソール幅も広いので、『頭でっかち』に見えます。
とことん低重心にこだわって作られているのでしょうか?
グースが利いているのも、よく解ります。

このオリジナルグリップは、どちらもソフトで、すごくいい感じです。
あえて選ぶとするならば、ベルベットタイプのスリクソンだな・・・。と思いました。
このグリップのほうがフィット感があり、手に吸い付く感じがあります。

<左>712U <右>Z U45
顔の印象も違います。
Z U45のほうが、少しだけ大顔です。
グースも利いています。

<左>712U <右>Z U45
トップラインの厚さも違います。
Z U45のほうが厚いです。
こうして見ると、色々な違いが見られますし、タイトリストの712Uが、いかにアイアンに近いように作られているかが解ります。
3番アイアンの代わりに使っていけます。

Z U45

712U
ボールを前にして構えた感じも違います。
あくまでも私の好みとしては、圧倒的に712Uのほうが好きです。
アイアン感覚で自然に構えることができます。
Z U45も、悪くはないですが、やはり『アイアン』というよりは『アイアン型ユーティリティ』にしか見えません。
アイアンと同じ感覚では構えることができませんでした。
すっきり感があまりなく、ゴツい感じがします。
球があがりやすくなる為の工夫だと思いますが、『構え感』では、712Uのほうが好感がもてました。
試打を開始ました。

<左>712U <右>Z U45
『打感』は、どちらもいい感じですが、712Uのほうが少しいいな・・・。と思いました。

<左>712U <右>Z U45
『球のあがりやすさ』という点では、Z U45でした。
弾道も少し高めです。

『安定性』という点では、おそらく『慣性モーメントの大きさ』など、易しさに関する数値的などは、Z U45のほうがいいのだと思いますが、構えやすさなどから、私は712Uのほうが易しく感じられました。
ラインも出しやすいと思いました。

<左>712U <右>Z U45
『飛距離性能』は、少し Z U45のほうが勝っているように感じました。

<左>712U <右>Z U45
『操作性』という点では、明らかに712Uがいいと思いました。
Z U45も、なかなかいい感じですが、こうして打ち比べ見ると、712Uのほうが反応がいいように感じました。
Z U45は少しオートマチック感がありました。
構えやすさからくる、イメージの出しやすさも、この操作性の高さにつながったように思います。

<左>712U <右>Z U45
どちらも優れたアイアン型ユーティリティですが、私は712Uのほうが好感がもてました。
親近感が湧きました。

<左>712U <右>Z U45
アイアン感覚で構えられるアイアン型ユーティリティは、なかなか出会えませんが、これからも期待して待ちたいです。
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2014年04月12日
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エポン 213STX ウェッジ & 三浦技研 MB-5000WC ウェッジ

<左>MB-5000WC <右>213STX
今日は、この2つの素晴らしいウェッジを試打しました。
試打クラブは エポン 213STX ウェッジ と 三浦技研 MB-5000WC ウェッジ< です。

<左>MB-5000WC <右>213STX
シャフトはどちらも ダイナミックゴールド です。
<左>MB-5000WC のスペック
ロフトは57度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は470gです。
<右>エポン 213STX ウェッジ のスペック
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は468gです。

<左>MB-5000WC <右>213STX
EPONと三浦技研のクラブを同時に試打できることは、とても嬉しいことですし、ラッキーな日だと思いました。
『盆と正月が一緒に来たような感じ』といったらいいでしょうか?

<左>MB-5000WC <右>213STX
どちらも正統派といっていいウェッジだと思います。
とてもシンプルで高フィーリングです。
両方とも、以前試打したことがあるのですが、こうして同時に試打できるのはとても珍しいので、ワクワクしてきました。

<左>MB-5000WC <右>213STX
ネックの長さは、三浦技研のほうが、ほんの少しだけ長く見えました。

<左>MB-5000WC <右>213STX
ソール幅は、ほぼ同じ広さですが、敢えていうならば三浦技研のほうがほんの少しだけ広いように見えました。

<左>MB-5000WC <右>213STX
エポンと三浦技研なので、当然ではありますが、どちらも男前です。
かなりいい顔をしています。
こういったウェッジだからこそ、繊細なイメージも描けるのだと思います。
両方とも好きな顔ですが、敢えていうならば私の好みとしては三浦技研かな?と思いました。

213STX

MB-5000WC
どちらもとても構えやすいです。
ピンに寄るイメージしか湧いてきません。
勇気をもらえる構え感といったらいいでしょうか?
すぐにでも実戦投入したい感じがします。
試打を開始しました。

<左>MB-5000WC <右>213STX
『打感』はどちらもすごくいいのですが、敢えていうならばMB-5000WCの柔らかさが際立っているかな?と思いました。
両方とも、すごく距離感を出しやすいウェッジです。

<左>MB-5000WC <右>213STX
『球のあがりやすさ・拾いやすさ』に関しては、ほぼ同等といった感じで差は感じませんでした。

<左>MB-5000WC <右>213STX
『安定性』という点でも、大きな違いはありませんでした。
機能的過ぎず、プレイヤーのフィーリングを大切にしてくれるウェッジだと思います。

<左>MB-5000WC <右>213STX
『抜けの良さ』では、三浦技研もいい感じでしたが、エポンはすごくいいな・・・。と思いました。
スピン性能も、エポンのほうが少し高いのではないかな?と思いました。
練習グリーンでのボールの止まり具合も、エポンのほうが少しいいように見られました。

<左>MB-5000WC <右>213STX
『距離感』もすごく合いやすく、どちらも長年行動を共にしてきたような感じがしてきます。
久しぶりに出会ったとは思えないほど、2つとも私に気を合わせてくれているように感じました。
『人馬一体』という言葉がありますが、この場合は『人鉄一体』といったところかな?と、ふと思ってしまいました。

<左>MB-5000WC <右>213STX
何だか楽しくて、あっという間に時間が過ぎ去ってしまいました。
ウェッジの練習が大好きでたまらないのに、このような素晴らしいウェッジに出会うと、止まらなくなります。
試打ということを忘れて、完全に楽しんでしまいました。
今日は残念ながら、バンカーで試すことができなかったのですが、今度機会があれば、是非試してみたいと思います。

<左>MB-5000WC <右>213STX
どちらも、構えやすさやフィーリングがすごくいいので、今度は是非『激スピンウェッジ』を製作して欲しいです。
角溝が禁止されても、まだまだスピン性能は高められるような気がします。
この2つのモデルもすごくいいですし、次のモデルにもすごく期待したいです。
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2014年03月08日
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ヨネックス TRIPRINCIPLE パター & オデッセイ ヴァーサ #1 ホワイト パター

今日は、この2本のパターを試打しました。
試打したパターは、ヨネックス TRIPRINCIPLE パター と オデッセイ ヴァーサ #1 ホワイト パター です。

今日はクラブの試打をするつもりはなく、普通に練習して帰ろうかな?と思っていたのですが、久しぶりにこのヨネックスのパターに出会うことができたので、球を転がしてみることにしました。
30分ほど転がした後、一息入れる為にベンチに腰掛け、缶コーヒーを飲んでいました。
パターは何気なく、ベンチに置きました。

すると、このパターがいわゆる『ヒール・トゥバランス』であることに気づきました。
普通マレット型パターといえば、フェースバランスが多いように思います。
これは意外でした。

ちなみに、私が愛用しているエースパターはフェースバランスです。
これが本来のマレット型らしいところだと思います。

しかし、ヨネックスがこうしているのには、それなりの理由があるからに違いない・・・。と思いました。
この大きなヘッドで『イン トゥ イン』に打っていけ・・・。ということなのかな?と思いました。
昨年、初めて試打したときは、ここまで考えませんでした。
これだけ大きなヘッドに、この角度でシャフトが真っ直ぐ挿してあったら、確かにフェースが真上を向かないのかもしれません。
久しぶりに出会いましたが、やはり大きなヘッドだな・・・。と思いました。
せっかくなので、ヒール・トゥバランス のパターと打ち比べてみようと思いました。
ヒール・トゥバランスといえば、やはり『ピン型パター』です。
ピン型パターで、いいのは無いかな?とショップの試打クラブコーナーに再び向かいました。

ということで、これも昨年試打して、とてもいい印象が残っているオデッセイのパターと比べてみることにしました。
ヨネックスのパターと、オデッセイのパターの独特なカラーリングを組み合わせてみても面白い・・・。と思っていたので、このパターにしました。

ヨネックスの、この TRIPRINCIPLE パターは昨年からずっと品薄状態になっていて、たくさんの注文に生産が全く追いついていないのだそうです。
対してオデッセイのパターは、すぐにでも購入することが可能ですし、店頭でもよく見かけます。
『希少価値』のあるヨネックスのパターと、すぐにでも購入することができる『購入しやすさ』が魅力のオデッセイのパター・・・。といったところでしょうか?

こうして見ても、かなりの違いがあります。
クラブの性格の違いがよく解りますし、人によって好みが大きく分かれるところだと思います。
ドライバーやアイアンなどは大型ヘッドを好まれる方でも、パターはあまり大きくないほうがいい・・・。という方は多いのではないでしょうか?
逆にドライバーやアイアンなどは、いわゆる『小顔タイプ』を使っているけど、パターは大きな『ネオマレット』を使っている・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
絶対にこうしなければいけない・・・。というものでもなく、やはり『好み』などで選ぶのもいいと思いますし、タイプの違うパターを使うことによって、ストロークの弱点を補うことができたり、新たな発見もあるのではないでしょうか?
パターに限ったことではないですが、色々なクラブに触れてみる・・・。ということがとても大切な気がします。

『顔』も大きな違いがあります。
色はとても個性的ですが、やはりピン型パターをずっと使ってきた私は、右のオデッセイに親しみやすさを感じます。
ヨネックスのパターは本当に大きいな・・・。と、こうして見比べてみて、改めて感じました。

ネック形状も、大きく異なります。
ネックがしっかりとあって、まさに『ピン型』といっていいオデッセイと、シャフトが直接ヘッドに挿してあるヨネックスとは、こうして見ても、かなりの違いがあります。
やや高重心のオデッセイと、低重心のヨネックスということでしょうか?

フェース面も大きく違います。
樹脂系のオデッセイと、アルミタイプのヨネックスです。
ヨネックスのTRIPRINCIPLEパターは、この大きさなどから、大味そうな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、実際はとてもソフトで繊細なフィーリングを楽しめるパターです。
ヘッドの大きさや重さと、この繊細さがちょっと合っていないように感じることもあるのですが、とてもソフトなタッチで球を転がしていけます。
一方、オデッセイのパターも、この樹脂系インサートがアルミフェースとはちょっと違った絶妙なタッチが得られ距離感も出しやすいです。
まさに高速グリーンにピッタリといったところでしょうか?
どちらも違いがありながらも好感のもてるフィーリングですが、敢えて好みで優劣をつけるとするならば、マイパターのフィーリングに近い、TRIPRINCIPLEのほうが親しみやすいような印象もあります。

YONEX TRIPRINCIPLE

ODYSSEY VERSA #1 WHITE PUTTER
ボールを前にして構えた感じは、『慣れている』ということもあって、ピン型であるオデッセイのほうが楽に構えることができました。
これはどちらが優れているか?ということではなくて、あくまでも『慣れ』や『好み』という部分が大きいような気がします。
すごく大きい、ヨネックスのTRIPRINCIPLEに安心感をもたれる方も多いと思います。
タッチはどちらも出していけそうですが、よりラインをイメージしやすいのは、私はオデッセイかな?と思いました。
試打を開始しました。

異なるタイプの打感ですが、どちらも好感がもてます。
アルミの柔らかさがありながらも、フェース面の凹凸が球をしっかりとつかまえてくれる感じのTRIPRINCIPLEと、イメージしたラインにボールをスッと滑らせていきやすいオデッセイ・・・。といったらいいでしょうか?
フェース面というよりも、ヘッド形状によるところも大きいと思うのですが、ロングパットの距離感はピン型であるオデッセイのほうが出しやすいと感じました。
グリーンがもし『氷』で出来ていたとしたら、オデッセイのほうがタッチは合いやすいのかな?と思いました。
構えたときのイメージの強さが、そのまま結果となって表れたような気がします。
TRIPRINCIPLEも使い込んでいって、慣れれば距離感も合ってくると思うのですが、少し時間と球数が必要かな?と思いました。
ショートパットでは、どちらも大きな優劣がつきませんでした。
すごい柔らかさがありながらも、金属フェースのもつ『芯のある打感』が味わえるのはヨネックスのほうです。

『安定感』という点では、どちらも易しいタイプだと思いますが、敢えていうならば『オートマチック感』のあるTRIPRINCIPLEかな?と思いました。
TRIPRINCIPLEを初めて試打したときに『軍艦』をイメージしたからというわけではないのですが、この2つのパターは『大型船舶』と『小型船舶』といえるほどの違いを感じました。
自分のフィーリングを出したり、融通が利くのはオデッセイのような気がします。
対して、ヨネックスのほうは、いい意味でも逆の意味でも『自動的』といった感じがしました。
『なかなか止まれない』という印象をもちました。
船を操縦される方ならばご理解いただけると思うのですが、船の操縦と車の運転の大きな違いであって、船の操縦の難しさのひとつに『完全には止まれない』ということがあります。
スクリューを止めても、エンジンを停止させても、潮の流れや波の影響などで船はどんどん流されていきます。
車はブレーキを踏んで停止させればその位置に止まることができますが、船はそうはいきません。
アンカーなどで固定しなければなりません。
この大型パターであるTRIPRINCIPLEの『慣性の大きさ』を感じ、船と自動車の違いを思い浮かべました。

球の転がりはどちらもいいですが、敢えていうならば、『重さ』を利用できるヨネックスのほうかな?と思いました。
ただ、パターは転がりが良ければいい・・・。というものでもないですし、『タッチ』が合わないと意味が無いですが、そういった意味で考えてみると、ほぼ互角といったところかな?と思いました。
ヨネックスのパターは『36インチ』ですが、果たしてこれが本当にベストの長さだろうか?と思いました。
できれば長さを調整したいな・・・。と思ったのですが、これも計算されつくした長さなのかもしれません。
しかし、『万人に合うクラブ』はこの世には存在しないですし、この長さが必ずしもベストとはいえないような気もしました。
長さもそうですが、ライ角なども調整してみたい・・・。と思いました。

このトライプリンシプルを初めて試打したときは、あまり思わなかったのですが、この模様を利用したほうがいいのかな?と思いました。
私は四角くて大きなヘッドばかりに目がいったのですが、この模様にも大きな理由があるのかもしれません。
『入れるイメージ』『転がすイメージ』を出しやすいのかもしれません。

この黒いヘッドに、『ゼブラカラー(パンダカラー)』が組み合わさるとどうなるだろう?と思い、並べてみました。
なかなか面白いカラーリングだと思いました。
以前ヨネックスは『垂直感を感じさせるドライバー』を発売しているので、パターにも応用したら面白いのではないかな?と思いました。
トライプリンシプルのセカンドモデルは『ゼブラカラー(パンダカラー)』になるのかもしれない・・・。と思いました。
トライプリンシプルの安定感に、構えやすさが組み合わされば、まさに『鬼に金棒』といったところではないでしょうか?


パター本来の性能とは異なりますが、『しゃがまずに立ったままでの球の拾いやすさ』にも着目してみました。
TRIPRINCIPLEの圧勝でした。
TRIPRINCIPLEはこれまでの普通のパターと同じように球を乗せやすいのですが、オデッセイはなかなか上手くいきませんでした。
それはバックフェースの形状といいますか『厚み』によるところが大きいと思います。

こうして厚みを見比べてみても、かなりの違いがあります。
ほとんど厚みといいますか『高さ』のないTRIPRINCIPLEに比べ、オデッセイのほうが高くなっていて、球を拾いづらいです。


近くで見ると、違いがよく解ります。
パターの人気メーカーである、オデッセイなので、きっと何らかの意味があるとは思うのですが、私はここの部分を使って球を拾うこともあるので、球の拾いやすさという点ではヨネックスに軍配を挙げたいと思います。
とはいっても、ここの部分はあまり気にされない方も多いとは思うのですが・・・。

ロングパットは『距離感』が大事で、ショートパットは『方向性』が大事・・・。ということは昔から言われてきました。
今日はまさにその言葉を体感したような気がします。
ある程度長い距離だと、ピン型パターであるオデッセイのほうが易しく感じます。
短い距離で、いわゆる『入れごろ外しごろ』といえるパッティングでは、ヨネックスの安定感が光るような気がします。
このヨネックスのパターをまだ使ったことがない方に申し上げたいのですが、このパターを使えば必ず真っ直ぐ転がる・・・。というものではありません。
傾斜などによって、曲がるラインではそのようになる・・・。ということです。
パッティングの練習マットではすごく入りやすいですが、実際のグリーンがそのようになるかは、また別物です。
しかし、優れていることに変わりはありません。
このパターを使いだしてから、ショートパットが得意になった・・・。という方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

ちょっと変速的ではありますが、こういったタイプの異なるパターを2本入れてラウンドするのもいいのかもしれない・・・。と思いました。
『14本以内』であれば、パターが2本入っていてもルール上問題ないので、面白いかもしれません。
スコアの半分以上はパッティングで作るものです。
そう考えると、タイプは違うけれど、それぞれの特長が光り、扱いやすいパターを2本入れておくのもいいのかもしれません。
私は日頃から使い慣れていて、信頼しきっているマイパターがやはり一番私には合っているように感じたのですが、改めてこの2つのパターの性能の高さを感じました。
ヨネックスのパターも個性的でありながらも、それが理にかなっているのだと思いますすし、何よりフィーリングがいいです。
対してオデッセイのパターもタイプが違いますが、やはりいいパターだな・・・。と思いましたし、ピン型パターが本当に優れていることを感じました。
この2つのパターのおかげで、グリーン上で2時間以上球を転がし、楽しい時間を過ごすことができました。
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2013年05月20日
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テーラーメイド ROCKETBALLZ STAGE2 ツアー フェアウェイウッド & キャロウェイ X HOT PRO フェアウェイウッド

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
今日は、この2本の人気フェアウェイウッドを打ち比べてみました。
試打クラブは テーラーメイド ROCKETBALLZ STAGE2 ツアー FW と キャロウェイ X HOT PRO フェアウェイウッド です。

<上>RBZ TOUR <下>X HOT PRO
<左>RBZ TOURのスペック
シャフトは TM1-213 です。
ロフトは13度、クラブ長さは43.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは3.8、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は320gです。
<右>X HOT PROのスペック
シャフトは X HOT 60W です。
ロフトは13.5度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は53g、トルクは5.4、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は320gです。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
どちらも、『飛ぶ』と評判のフェアウェイウッドです。
テーラーメイドとキャロウェイは、『ウッド系のメーカー』という印象が強いです。
どちらもアイアンよりもウッドです。
テーラーメイドは『Vスチール』や『ツアープリファード』『V10』といったFWにお世話になってきましたし、キャロウェイは『ビッグバーサ スチールヘッドIII』にずいぶん助けられました。
なので、テーラーメイドとキャロウェイのFWを打ち比べてみること自体、私にとって特別なことのように思えてなりません。
これまでも飛ぶフェアウェイウッドは他のメーカーからも発売されてきましたが、『ブームの火付け役』といえば、テーラーメイドのRBZだと思います。
テーラーメイドは、その発想力の豊かさなどもすごいですが、宣伝がとても上手いと思います。
そして、キャロウェイも宣伝がとても上手です。
どちらも人気メーカーなので、宣伝費も多くかけられるのだと思います。
メーカーの中には優れたクラブを造りながらも、あまりたくさん認知されていない・・・。というところもあります。

TOUR TS
このテーラーメイドのFWのヒール部分に記されている『TS』とは、どういった意味なのでしょうか?
『ツアースプーン』ということでいいのでしょうか?
スプーンのロフトは、私は『15度』が標準だと思っているので、そういったことを考えると『13度』というのは、スプーンというよりはブラッシーに近い存在なのかもしれません。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
どちらもフェアウェイウッドの中では、ロフトが立っているのでタフそうな感じもしますが、こうして見る限りシャロー感もあるので、球があがりやすそうな印象を受けます。
今はドライバーなどでもそうですが、シャローで強い球の打てるクラブが増えてきました。
ディープだと球が浮ききらずに距離が稼げないところを、シャローにして球を浮きやすくしながらも、弾道が強い・・・。というクラブが増えてきたように思います。
ゴルフ場や練習場などでも、この2つのフェアウェイウッドをよく見かけるようになりました。
私は、今使っているスプーンがすごく気に入っているので、買い替える予定は今のところ無いですが、この2つのFWはとても人気が高いです。
それでいながら、価格が抑えられているところも魅力的です。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
ネックの長さは、X HOT PROのほうが長いです。
こうして見ると、X HOT PROのほうがタフそうな印象をもってしまいそうですが、先日試打しているので、そうは感じません。
逆にRBZ TOURの、このロフトは今日が初めてなので、多少タフな感じなのかな?と思いました。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
溝の深さの違いは、一目瞭然です。
しっかりとした溝が特徴的なRBZに比べ、X HOTはかなり控えめな感じがします。
X HOTのほうも、この溝がとても大切な役目を果たしていると思うのですが、あまり深くしていないということは、『RBZの二番煎じ』というイメージをもたれたくなかったからでしょうか?
それとも全く違う発想で造られているのでしょうか?
いずれにしても、キャロウェイはテーラーメイドのことをすごく意識しているような気がします。

<上>RBZ TOUR <下>X HOT PRO
グリップはかなり違います。
キャロウェイはFWに限らず他のクラブでも、このようなコンパウンド系のグリップが多くなりました。
このやや硬めのグリップを好まれる方はとても多いと思います。
ただ、私はもっとソフトなほうが好きなので、グリップだけでいうと、テーラーメイドのグリップのほうが好きです。
手にしっかりと馴染みます。
グリップはしっかりと引っかかってくれる感じの物もいいのですが、何と言いますか『手に吸い付く』とか『手に押されていい感じで凹んでくれる』感じのグリップが好きです。
自分の手と、クラブに装着されているグリップがお互い主張し合うのではなく、グリップが一旦引いてくれる感じのグリップが好きです。
そういった意味でも、ツアーベルベットタイプが大好きです。
3Wは微妙な距離感を出していくクラブではありませんが、アイアンやウェッジのように繊細に距離感を出していきたいときにはツアーベルベットの存在が欠かせません。
ゴルフクラブは日々進化していますし、移り変わりも激しいですが、これからも決して無くなって欲しくないのが、『ツアーベルベット』と『ダイナミックゴールド』です。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
素振りをしてみた感じは、正直どちらも物足りないです。
やはり、シャフトが頼りない感じがします。
せっかく『飛ぶスプーン』ということになっているのだから、もう少しシャフトがしっかりしていてもいいんじゃないかな?と思いました。
『50g台』では軽すぎます。
この軽量シャフトが、いわゆる『純正』であることが不思議に思えてなりません。
ただ、どちらも『日本仕様』ということなのだそうで、『海外仕様』であれば、もっとしっかりしたシャフトが装着されているのではないかな?と思いました。
海外仕様は日本仕様と違って、『保証』が付いていないものが多いそうですが、もしスペックがピッタリ合えば、価格も少し安いようですし、お買い得なのかもしれません。
日本仕様と海外仕様の大きな違いは、ヘッドよりはシャフトだと思います。
海外仕様の『Sフレックス』は、とてもしっかりしています。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
顔は『黒』と『白』というように色の違いもさることながら、大きさがかなり違って見えます。
RBZのヘッド体積は『166cm3』なのに対し、X HOTのほうが『160cm3』なのだそうです。
わずか『6cm3』の違いではありますが、それは形状によるところも大きいと思いますし、色も関係しているのかもしれません。
大きく見えるほうが安心できる・・・。という方は、やはりRBZのほうが好感をもちやすいのかもしれません。
ただ、小顔が好きで、これまで通り黒いヘッドに魅力を感じる私はX HOTのほうが魅力的に感じました。
これはどちらがいいというものではなく、あくまでも人それぞれの好みによるところが大きいのかもしれません。
ティアップして打つときは、多少ヘッドが大きくても打てますが、『直打ち』の時にはあまり大きすぎないほうが球を拾いやすく、ラインも出しやすいです。

X HOT PRO

RBZ TOUR
ボールを前にして構えてみても、どちらもなかなか・・・。といった感じですが、敢えていうならば私はX HOTのほうがイメージを出しやすく感じました。
RBZのほうも何度か試打していますし、この顔にもだいぶ慣れてはきましたが、こうして見比べてみると、私はやはりスタンダードなほうが楽に感じました。
ただ、白いヘッドを好まれる方はとても多いと思いますし、この独特な模様があるから、セットアップの精度が上がった・・・。という方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
どちらかといえば、『曲線』をイメージしやすいX HOTと、『直線』をイメージしやすいRBZといった感じかな?と思いました。
今日は『直打ち』と『ティアップ』の両方で試してみることにしました。
試打を開始しました。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
『打感』は、どちらも柔らかい感じでいいのですが、どちらかというと『しっとり感』のある、X HOT PROのほうが少し好感度が高いかな?と思いました。
しかし、RBZのほうも悪くありません。
適度な柔らかさと、ボールを強く弾いてくれる感じがとてもいいです。
両方とも、球の弾きが強いFWではありますが、こうして打ち比べてみると、X HOT PROのほうが少しだけボールをキープしやすいかな?と思いました。
『フェース面とボールの接触』を意識しやすいのは、X HOT PROのような気がしました。
打感ではX HOT PROのほうが少しいいかな?と思いましたが、これがもしノーマルタイプの『X HOT』だったら、私はRBZに軍配を上げていたと思います。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
『球のあがりやすさ』という点では、ティアップした時にはどちらもとてもよくあがってくれるので、大きな違いは見られませんでしたが、『直打ち』の時では明らかにX HOT PROのほうが球を拾いやすくてあがりやすいと思いました。
普通に自然な感じで球を拾っていけます。
より『スイープ』な感じで拾っていける・・・。といったらいいでしょうか?
一方RBZのほうも、球を拾いづらい感じはしなかったのですが、少しだけ入射角をきつく入れる感じにしないと拾いづらいかな?と思いました。
しかし、どちらもかなりロフトが立っているFWなので、もっとロフトが寝ているクラブであれば、かなり球を拾いやすいように感じます。
スプーンはドライバーの代わりにティショットで使うことも多いですが、やはりFWである以上、『直打ち』に上手く対応してくれるほうがありがたいです。
そういった意味でも、あくまでもこのロフト(どちらも13度)であれば、キャロウェイのX HOT PROのほうがいい印象をもちました。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
『安定性』という点では、明らかにRBZ TOURだと思います。
かなり寛容さを感じます。
間違いなくX HOT PROよりも、スイートエリアも広いように感じます。
X HOT PROも、それほどシビアな感じはしませんが、こうして打ち比べてみると、ある程度のシビアさは持ち合わせているのかな?と思いました。
いい意味で『アバウト』に打っていけるのは、RBZ TOURだと思います。
オートマチック的に打っていけるタイプのFWだと思います。
こういったところも人気の理由かもしれません。

X HOT PRO 直打ち

RBZ TOUR 直打ち

X HOT PRO ティアップ

RBZ TOUR ティアップ
『飛距離性能』という点では、どちらもかなり優れているので、なかなか比較は難しいですが、敢えていうならば『安定した飛び』と『一発の飛び』という両方で『RBZ TOUR』ではないかな?と思いました。
X HOTもすごくいい感じですが、クラブのもつ寛容さがいいように作用したように思います。
X HOTはRBZに比べ、飛距離性能が使う人によって好みが分かれやすいような気がします。
敷居が低いのもRBZだと思いますし、何球か同じ数ずつ打ってみて、『平均飛距離』も『最長飛距離』もRBZのほうが少し先を行っているように感じました。
しかし、これはこれまで通り、シャフトが違うので、ただ単純にRBZのほうが飛ぶとは言い切れないところがあります。
どちらも全く同じシャフトで同じスペックで試してみないと正確なところは解りません。
ただ、今日試打した、このスペックであれば、私はRBZに軍配を上げたいと思います。
両方に共通していえるのは、どちらも『純正シャフト』が必ずしもベストではない・・・。ということです。
私は、この2つのシャフトを上手く打ちこなすことができませんでした。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
『操作性』という点では、X HOTだと思いました。
RBZは、やはりオートマチック感が強く感じられます。
意識的に強めに曲げてみたのですが、あまり上手くいきませんでした。
それに比べ、X HOTのほうが『球を操る』という点においては秀でているのかもしれません。
ただ、できればどちらもあまり極端なことはしたくないです。
できるだけ自然に打っていきたいと思いました。
操作性よりも安定性を求めていきたい方には、RBZのほうが好感をもたれるのではないでしょうか?

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
どちらも今、大人気なのだそうで、一時期『納品待ち』が続いていたそうです。
今は多少それが緩和されたそうですが、以前高い人気を誇っているのだそうです。
ただ、この2つのFWはどちらもある程度ヘッドスピードがある方のほうが、そのポテンシャルを発揮しやすいように思います。
飛ぶと評判のクラブだから、誰にでも飛ばせるというものではない・・・。ということは、多くの方が知っておられると思います。
『飛ぶクラブ』というのは、プロやトップアマが使っているから飛ぶのではなく、あくまでもその人にピッタリと合ったクラブが飛ぶクラブといえるのだと私は思います。
今は『浅重心』が流行っているのだそうですが、聞くところによると『PING』はずっと『深重心設計』にこだわっているのだそうです。
クラブは重心がある程度深いほうがいいのだというポリシーをもっているのだそうです。
私は、そういったメーカーのもつポリシーにすごく魅力を感じます。
あるメーカーがヒット作を出したら、他のメーカーもどんどんそれに倣って同じようなクラブを出していく・・・。ということがどうしても起こりやすくなってしまいます。
そういった点で、今回はPINGのクラブを試打していませんが、改めて最近のPINGの充実ぶりを感じることができました。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
『寛容さ』『一発の飛距離』『安定した飛距離』・・・。など、今回はテーラーメイドのRBZ TOURのほうが優位に感じられましたが、もし私がどちらかひとつを購入するとするならば、迷わず『X HOT PRO』を選びます。
ノーマルタイプの『X HOT』は購入したいとはあまり思いませんが、X HOT PROであれば、コースや練習場でも使ってみたい・・・。と思いました。
先ほども書きましたが、私は今愛用しているFWがすごく気に入っていて、しばらく買い替えるつもりはありませんが、もし『二者択一』だとするならば、X HOT PROを選びます。
これは、どちらにしようか・・・。と悩むこともなく『即決』でした。
それは『フィーリング』や『イメージの出しやすさ』などが大きく影響しているような気がしました。
『直打ち』での球の拾いやすさや、球を押していけるところも、大きなポイントでした。

<左>RBZ TOUR <右>X HOT PRO
もちろん、RBZに大きな不満はないのですが、私はX HOTのほうに親しみやすさを感じました。
両方とも、今は大人気のFWではありますが、果たして数年経ったときには、どれだけゴルファーに使い続けられているかな?と思いました。
『流行のクラブ』というのは、それだけ移り変わりも早いような気がします。
どちらもかなりの高性能なクラブではありますが、またすぐに違うクラブが発売されると、そちらに人気が移ってしまうように思いますし、それは仕方のないことかもしれません。
特にテーラーメイドは『クラブの買い替え』をどんどん行って欲しい・・・。というメッセージが感じられます。
ゼクシオのように『ロングセラー』になるのではなくて、『ベストセラー』を短いスパンで何度も出していく・・・。というスタンスが感じられます。
来年の今頃は『ステージ3』が発売されているのでしょうか?
今日は久しぶりにフェアウェイウッドの打ち比べをして楽しむことができました。
RBZもいいクラブだとは思いましたが、改めてX HOTはいいクラブだな・・・。と思いました。
今回は、かなりロフトが立っているモデルだったので、今度もし機会があれば『クリーク』あたりで打ち比べてみたいです。
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2009年11月24日
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ロイヤルコレクション BBDs TRC ユーティリティ & テーラーメイド Raylor ユーティリティ

<左>レイラー <右>TRC
今日は、この2本のユーティリティクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション BBD’s TRC ユーティリティ と テーラーメイド Raylor ユーティリティ です。

<上>レイラー <下>TRC
<左>レイラー のスペック
シャフトは NS PRO950GH です。
ロフトは19度、クラブ長さは41インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は375gです。
<右>TRC のスペック
シャフトは BBD’s です。
ロフトは21度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は58g、トルクは4.3、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は344gです。

<左>レイラー <右>TRC
どちらも、今年試打したユーティリティクラブの中で特に気に入っていて印象深いクラブです。
特に『TRC』は、すごく気に入っています。
今年の日本オープンは小田龍一選手、今野康晴選手、石川遼選手のプレーオフの熱い戦いがとても印象的でしたが、今野選手がこの『TRC』と随所に使っているのが映し出されていて、すごく威力を発揮していました。
TVで観戦しながら、理想的なコースマネージメントだな・・・・・。と思っていました。
あの緊迫した雰囲気の中で、あれだけ正確なショットが打てるのだから、今野選手の技術の高さ、メンタルの強さもさることながら、この『TRC』の素晴らしさがTVを通じて充分過ぎるほど伝わってきました。
それまでにも試打はしていたのですが、やっぱりいいユーティリティだな・・・・。と再認識させられました。

<左>レイラー <右>TRC
どちらも小振りなヘッドがとても好印象なユーティリティです。
こうでないとなかなか『狙う』といった気持ちにはなれません。
あまりにもヘッドが大きすぎると、少し大雑把になってしまうことが私の場合あるのですが、これくらいだとすごく絞ってターゲットに対してショットできる感じがします。

<左>レイラー <右>TRC
素振りをしてみると、『スチールシャフト』ということもあり、どちらかというとレイラーの方が振りやすい感じはしました。
TRCに装着されているシャフトは、少し私にはソフト過ぎる感じがしました。
ただ、どちらも気持ちよく振っていくことができました。

TRC

レイラー
ボールを前にして構えてみても、どちらもすごくいい顔をしています。
はっきりいって私好みですし、すごく頭の中にラインを描きやすく感じられました。
このようなユーティリティならば、コースでも全く躊躇することなく使っていける感じがします。
両方とも、すごく構えやすいですが、『レイラー』は少し『オフセット』が目に付く感じがしたので、どちらかというと『TRC』の方が構えやすく感じました。
試打を開始しました。

<左>レイラー <右>TRC
『球のあがりやすさ』という点では、スペック(ロフト、シャフトなど)が違っているので、多少の感じ方の違いはあるにせよ、少し『TRC』がいい感じがしました。
『レイラー』もすごくあがりやすいですし、全く難しい感じがしません。
むしろかなり使いやすいユーティリティだと思いました。
しかし、例え同じスペックだったとしても、やはり『TRC』の方が、より易しい感じがしました。
すごく楽に球があがっていきます。
小顔ではありますし、見た目の印象から、『タフ』な感じがするかもしれませんが、実際にはとても打ちやすいユーティリティだと思います。
今日はどちらも久し振りの試打でしたが、初対面の時と変わらない好印象でした。

<左>レイラー <右>TRC
『安定性』という点では、どちらもハイレベルでなかなか甲乙つけがたい感じがしました。
両方とも普通に打っていくならば、全く方向性が気にならない高性能なユーティリティクラブです。
何処へボールを送り出してくれるかが、とても解りやすいので安心して振り切っていけました。

<左>レイラー <右>TRC
『操作性』という点でも、どちらもすごくいい感じでしたが、敢えて優劣をつけるとすると、私は『TRC』の方が少し扱いやすい感じがしました。
両方とも、かなり自分の意志を伝えていきやすいタイプのユーティリティだと思いますし、決して『直進性』だけが優れているユーティリティではないような気がします。
『直進性』という点では、今日試打した感じでは少し『レイラー』の方が高いように感じられました。
『TRC』のシャフトがもう少ししっかりしていれば、もっといいフィーリングをつかむことができたと思うのですが、このスペックの試打クラブしか見当たらなかったので、仕方ないことだと思いました。
今度違うスペックがあれば、また試してみたいと思っています。

<左>レイラー <右>TRC
『飛距離性能』という点では、やはりスペックが違っているので、比較しづらい感じがしました。
残念ながら、同じスペックが見あたらなかったのですが、どちらも『安定した飛びを出していけるクラブのような気がします。
距離感をつかみやすいユーティリティだと思います。
先月、私の友人が『TRC』を購入したのですが、彼はすごくこのユーティリティを気に入っていますし、実戦でもあらゆる場面で使っています。
使い勝手が良くて、利便性の高いクラブだと思いました。
まさに『ユーティリティ』という名前そのもののクラブだと思います。

<左>レイラー <右>TRC
どちらも、私にはすごく魅力的なユーティリティクラブですが、私の好みでいいますと『TRC』に軍配を上げます。
『レイラー』もすごくいいですし、すぐにでも実戦に取り入れたいクラブですが、『TRC』の方が打ちやすい感じがしましたし、『打感』などでもフィーリングが合いやすい感じがしました。
両方とも、すごく印象深いハイレベルなユーティリティクラブです。