アイアン
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EMILLID BAHAMA CV-8 アイアン & EPON AF-Tour アイアン

<左>AF-Tour <右>CV-8
先日、この2本のアイアンを打ち比べました。
打ち比べたアイアンは EMILLID BAHAMA CV-8 アイアン と EPON AF-Tour アイアン です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<左>EPON AF-Tour アイアン のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。
<右>CV-8 アイアン のスペック
ロフトは30度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、バランスはD2.5、クラブ総重量は439g です。

EPONとEMILLID BAHAMAという、とても贅沢な組み合わせです。
単体で試打するだけでもテンションが上がるのに、同時に試打することは贅沢以外の何ものでもありません。
EMILLID BAHAMAはドライバーの圧倒的な飛距離のせいで、ドライバーのイメージが強いですが、EPONはドライバーからパターまでバランス良く高性能だという印象があります。
EPONのクラブを手にしたことが無いという方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、ゴルファーである以上、一度は手にしていただきたいと思えるメーカーです。
とはいっても、知らず知らずのうちに手にしたことがある(名前が違う)・・・。ということが殆どだとは思うのですが・・・。

<左>AF-Tour <右>CV-8
顔はどちらも良いですが、私は左のEPONのほうが好きです。

<左>AF-Tour <右>CV-8
ソール幅は右のEMILLID BAHAMAのほうがワイドで、これは、はっきりしています。

<左>AF-Tour <右>CV-8
ネックの長さはEMILLID BAHAMAのほうが長く、ちょっと意外でした。

<左>AF-Tour <右>CV-8
トップラインもEMILLID BAHAMAのほうが少し厚く、これはひと目で分かるくらい違っています。

EMILLID BAHAMA CV-8 アイアン

EPON AF-Tour アイアン
ボールを前にして構えてみても、やはりAF-Tourのほうが私は好きです。
CV-8はトップラインの厚みが見えますし、全体的に少し硬い感じがします。
とはいっても、CV-8はストレートタイプなので、ラインもイメージしやすいですし、改めてトップラインの見せ方は重要だな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、AF-Tourのほうが好きです。
これはマッスルバックとキャビティバックの違いがあるので、最初から分かっていました。

<左>AF-Tour <右>CV-8
『球のあがりやすさ』という点では、CV-8のほうが寛容であがりやすいと思いますが、AF-Tourのナチュラルな上がり方・高さは魅力的です。
そして以前も記事に書きましたが、DGのS200が打てる人の大半はX100が打てるんじゃないか?と思いました。
これは私がS200から、今使っているX100へシフトしたときの感想でもあります。
私は、X100よりもS400のほうがハードだと感じています。

『安定性』『飛距離』では、CV-8です。
『操作性』の高さはAF-Tourが勝っています。

<左>AF-Tour <右>CV-8
タイプの異なるアイアンの打ち比べで、打つ前から予想していた通りでした。
アイアンはドライバーと違い、『見た目がほぼ性能』といっていいクラブだと思います。
もちろん中空などのように、全く異なるタイプもありますが、通常のマッスルバックやキャビティバックだと、外見だけでおおよそのイメージがつかめますし、それがまたいいところです。

<左>AF-Tour <右>CV-8
EPON AF-Tourは改めて、いいアイアンだな・・・。と思いました。
EPON AF-Tourは10年以上前に発売されて、未だに売れ続けているロングセラーモデルです。
ゼクシオは除いて、これほどロングセラーなクラブというのは殆ど無いのではないでしょうか?
クラブが短命に終わっても、それはクラブの性能の劣化や寿命が尽きたというわけではなく、次から次へとニューモデルが登場するので、あくまでも『前のモデル』ということにすぎません。
なので、昔のモデルだから性能が低いとは思わないでいただきたいです。
最新モデルも素晴らしいですが、昔のモデルでも素晴らしいクラブはたくさんあり、むしろ何世代か前のモデルのほうが最新モデルよりも良かった・・・。ということは今でも普通にあります。
古いクラブでもご自身が愛着をもち、良い成績があげられているのであれば、それはとても素晴らしい相棒だということです。
我々アマチュアもそうですが、プロもクラブを変えて成績が急降下したということはよくあることですが、メーカーと契約しているプロは仕方なく、メーカーの指定するクラブを使わなければならないのが辛いところです。

<左>AF-Tour <右>CV-8
EPON AF-Tourもすごくいいマッスルバックアイアンですが、私はこのアイアンよりも、パーソナルアイアンのほうが好きで、今も忘れられません。
10年以上前に試打したモデルで一度しか試打していませんが、私のハートを一瞬で貫きました。

<左>AF-Tour <右>CV-8
2つの美しいアイアンを試打して、改めて『美しさ』というのは、クラブにおいて重要な要素だと再認識しました。
『美しさは武器』です。
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MUQU Industry Design SUS303 & 三浦技研 MB-5003

<左>MB-5003 <右>MUQU
先日、この2本のアイアンを打ち比べました。
打ち比べたアイアンは MUQU Indutry Design アイアン SUS303 と 三浦技研 MB-5003 アイアン です。

<上>Dynamic Gold MB-5003
<下>Dynamic Gold120 MUQU
<左>三浦技研 MB-5003 アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。
<右>MUQU Indutry Design アイアン SUS303 のスペック
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子、クラブ総重量は437g です。

三浦技研とMUQUという、贅沢で珍しい組み合わせです。
この2つの美しいアイアンを打ち比べてみることにしました。
ゴルフクラブはゴルフボールを打つための道具ではありますが、『美しさ』という性能も重要だと思います。
石器時代から人類が道具を作って狩りをし、そして15世紀にスコットランドでゴルフの元となった遊びが羊飼いによって生まれ、木製ヘッド・ヒッコリーシャフトなどから、現在のクラブに進化しましたが、アイアンについては、細かな進化はあるかもしれませんが、大元の部分はこれ以上変わらないような気がします。
歴史が長ければ長いほど道具は洗練され、無駄なものがそぎ落とされていきますが、この2つのアイアンを見ていると、まさにそうだな・・・。と思えてきました。
不格好にしようと思えば、いくらでもできますが、目で見て美しいということでいえば、もうこれ以上は望めないような気がします。
美しさも性能の一部であり、構えたときの安心感やイメージの出しやすさがショットの成否を決めるといっても過言ではありません。
構えづらいクラブはボールが、どこへどんな高さで飛んでいくかも分からず、『行き先はボールに聞いてくれ』状態になってしまいます。
それではスコアメイクは難しいですね。

<左>MB-5003 <右>MUQU
三浦技研とMUQU。
どちらも大手メーカーではないですが、三浦技研はOEMもやっていますし有名で、MUQUも歴史が浅いとはいえ、素晴らしいクラブを世に送り出しています。
メーカーの企業としての規模と、製品(クラブ)の性能や質は比例しません。
契約プロが使っているような、大手有名メーカーのクラブしか使いたくないという方も一定数いらっしゃると思いますが、私は特にこだわりが無いですし、むしろ地クラブメーカーのクラブにはすごく惹かれます。
それは、この三浦技研やMUQUなど、素晴らしいメーカーがたくさんあるからです。
こうして見るだけで、気持ちが和みます。
私はクラブに関しては、すごく『面食い』なのかもしれません。

<下>MB-5003 <上>MUQU
マッスルバックとキャビティという違いもあり、彫りの深さは全く違います。

<左>MB-5003 <右>MUQU
トップラインは、MB-5003のほうが細いです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
ソール幅も、MB-5003のほうが狭いです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
ネックの長さも、MB-5003のほうが長いです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
ソール形状はクラシカルなタイプのMB-5003と、現代風といいますか、大きな工夫が見られるMUZUといったところでしょうか?

<左>MB-5003 <右>MUQU
『顔』は明らかに違います。
MB-5003のほうが小ぶりです。
MB-5003は、いわゆる『小顔』の部類に入るので、苦手意識や不安感をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。

MUQU Industry Design SUS303

MB-5003
どちらも、とてもいい顔をしているので構えやすいです。
しかし、MB-5003は私にとって『理想形』なので、比べるのが酷かもしれません。
MUQUも構えやすいですが、見とれたり安心感が、より大きいのはMB-5003です。

<左>MB-5003 <右>MUQU
『打感』は明らかにMB-5003のほうがソフトです。
MUQUもいい感じではありますが、こうして打ち比べてみると違いがはっきりしていました。
軟鉄とステンレスという素材の違いもあるというのもあると思いますが、私の経験上、ステンレスもマッスルバックであれば、かなり打感が肉薄するように感じます。
キャビティにして薄くなると素材の違いがはっきりしてくるように感じています。
『球当たりの柔らかさ』『球持ち感』という点でも、MB-5003のほうが私は好きです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
『球のあがりやすさ』という点では、いい勝負ですが、ややMUQUのほうが『お助け機能』があるのかな?と思いましたが、ほぼ変わりません。
『安定性』という点では、明らかにMUQUのほうが優れています。
キャビティの特性が感じられました。

<左>MB-5003 <右>MUQU
『飛距離性能』は、ややMUQUです。
『操作性』は、MB-5003のほうが長けていて、自分の持ち球で勝負していけます。
MUQUも扱いやすく、悪くは無いですが、『操作性の王様』といっていい、MB-5003と比べるのは、他のアイアンも含め、ちょっと酷なのかな?と思いました。

<左>MB-5003 <右>MUQU
どちらもタイプが違うので、性能の違いは見られますが、それで優劣がつくというものでもありません。
あくまでも性質の違いであって、キャビティを好まれる方でしたら、MUQUのほうがいいと思いますし、小顔やマッスルバックを好まれる方であれば、MB-5003は、かなり夢中になれるアイアンといっていいのではないでしょうか?
この素晴らしいアイアンのおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。
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MUQU Indutry Design アイアン SUS303 & EPON AF-Tour アイアン

<左>EPON <右>MUQU
先日、この2本のアイアンを打ち比べました。
打ち比べたアイアンは MUQU Indutry Design アイアン SUS303 と EPON AF-Tour アイアン です。

<上>Dynamic Gold EPON
<下>Dynamic Gold120 MUQU
<左>EPON AF-Tour アイアン のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。
<右>MUQU Indutry Design アイアン SUS303 のスペック
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子、クラブ総重量は437g です。

どちらも素晴らしいアイアンです。
この2本のアイアンを打ち比べてみたいと思いました。

EPONのクラブを手にすると、いつもシャキッとするといいますか、背筋がピンと伸びるような感覚がありますが、MUQUもカッコ良くて、なかなか出会う機会が無いので、嬉しさも倍増します。

マッスルバックとノーマルキャビティの違いがありますが、どちらも美しくて目の保養ができました。
こうして見ているだけで、心が癒やされますね。

<左>EPON <右>MUQU
トップラインはどちらもいい感じですが、EPONのほうが薄いので私は好きです。

<左>EPON <右>MUQU
ネックの長さはほぼ変わりません。

<左>EPON <右>MUQU
ソール幅は、MUQUのほうがワイドです。

<左>EPON <右>MUQU
ソール形状は結構似ていて、どちらも丸みを帯びています。

<左>EPON <右>MUQU
こうして顔を見比べてみると、MUQUのほうが大きいことが分かりました。
とはいっても大顔というほどでもなく、形の整った美顔です。

MUQU Indutry Design アイアン SUS303

EPON AF-Tour アイアン
どちらも、とても構えやすいです。
あえて言うなら、私はEPONのほうが好きですが、大きさによる安心感を得たい方は、MUQUのほうがいいかもしれません。
試打を開始しました。

<左>EPON <右>MUQU
『打感』はEPONのほうが柔らかくて好きです。
これは素材による違いや、バックフェースの形状などが大きく関わっているのかもしれません。
どちらもかなり美形のアイアンではありますが、打感は結構差がついていました。

『安定性』は、キャビティということもあり、MUQUのほうが優れています。

<左>EPON <右>MUQU
あがりやすさでは、少しMUQUかな?と思いましたが、EPON AF-Tourのナチュラルな上がり方が大好きです。
『ノーマルロフト』らしい、ボールの乗りやすさ・つかまりやすさがあり、『めくれる』ような上がり方はたまりません。
これが本来の7番アイアンの弾道だと私は想っています。
今はほとんどのアイアンのロフトが立ちすぎて、このような弾道が見られなくなりました。
その代わりに、信じられないような飛距離をもたらしているので、どちらがいいか、人によって判断が分かれるところだと思いますが、私はノーマルロフトを支持します。
アイアンの『番手ずらし』をして、それがスコアに直結するとは思えません。
ロフトを立てずに飛距離を出せるのであれば、それこそ『リアル飛び系アイアン』といっていいと思います。

<左>EPON <右>MUQU
『飛距離性能』は明らかにMUQUのほうが上回っています。
MUQUも、今のアイアンの中では、それほど飛び系だとは思いませんが、こうしてベーシックタイプアイアンと打ち比べてみると、その差は明らかです。

<左>EPON <右>MUQU
『操作性』はEPON AF-Tourのほうが上回っています。
操る楽しさを与えてくれるアイアンですね。
発売から、かなりの年月が経っていますが、今でも廃番にならずに売れ続けている理由が分かるような気がします。
このような『ナチュラルロフト』のアイアンを存続させるべきだと思っています。
全てのアイアンが『飛距離最優先』に向かっていくのはいかがなものでしょうか?
メーカーは『売れるクラブ』しか作らないので、アイアンに飛距離が求められている以上仕方ないことだと思いますが、飛距離よりも距離感を大切にしているゴルファーも一定数いると思うので、AF-Tourのようなアイアンを残して欲しいと思っています。

<左>EPON <右>MUQU
誰が使っても飛ぶクラブで飛ばすのではなく、飛ばないとされるクラブで飛ばすというのも、ゴルファーのロマンではないでしょうか?
最新のクラブではなく、10年以上昔のクラブで同伴者をアウトドライブする。
クラブだけでなく、ボールでも最新のボールではなく、昔の古いボールでライバルをアウトドライブする。
そういったこともカッコいいな・・・。と思います。
ゴルファーにとって、最高の道具は『自分自身』です。
体格や身体能力など、持って生まれたものもあると思いますが、日頃のトレーニングでかなりカバーできますね。
ゴルフクラブにはUSGAやR&Aが定めたルールで、『性能の上限』が定められていて、もうこれ以上は望めないところまできていますが、プレイヤー自身の成長に制限は掛けられません。
ウェイトトレーニングをしてはダメ。
素振りをしてはダメ。
瞬発力や持久力をつけてはダメといえないのです。
ゴルフを生業としているプロでさえ毎日トレーニングをしながら、試行錯誤しているのだから、私たちアマチュアゴルファーが自分自身のもつ能力を最大限に生かし切れていないのは明らかです。
これはほぼ100%のゴルファーに言えることではないでしょうか?
プレイヤー自身が最高の道具なのです。

<左>EPON <右>MUQU
この極上アイアンの打ち比べということで、とても贅沢な日でした。
MUQUの良さも感じましたし、改めてEPONの魅力にも浸ることができました。
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Mizuno Pro 221と 三浦技研 MB-5003

今日は、この2本の極上アイアンを打ち比べてみました。
打ち比べたアイアンは Mizuno Pro 221 と 三浦技研 MB-5003 アイアン の7番 です。

<左>Mizuno Pro 221 ダイナミックゴールドHT
<右>三浦技研 MB-5003 ダイナミックゴールド
<左>MB-5003 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100 です。
<右>Mizuno Pro 221 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200 です。

日本だけでなく世界中に素晴らしいアイアンメーカーがありますが、ミズノと三浦技研はその中でも特に素晴らしく、私の中では特別な存在です。
メーカーに対する信頼度もピカイチで、安心できます。
MPアイアン(MP-67)には過去にお世話になって、いい思い出がたくさんありますし、今使っているのは三浦技研のアイアンです。
ミズノも三浦技研も、『ビッグM』という称号を与えたくなる素晴らしいメーカーで、それが日本のメーカーというのも日本人として誇りに思います。
Mizuno Pro 221は以前試打したのですが、とても素晴らしいアイアンだったのでまた試打したいと思っていましたし、せっかくなら三浦技研のアイアンと比べてみることにしました。
同じマッスルバックのMB-5003です。
このアイアンは私が愛用しているもので、すごく気に入っています。

<上>Mizuno Pro 221
<下>三浦技研 MB-5003
トップラインはどちらもいい感じですが、こうして見比べてみると、MB-5003のほうが少し狭いのが分かりました。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
ソール幅はほとんど変わりません。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
ネックの長さはの違いは一目で分かりました。
MB-5003のほうが長いですが、だからといってMB-5003がロングということもなくノーマルで、Mizuno Pro 221が少し短いという印象です。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
どちらも見とれてしまうほどの美顔ですが、トップラインの見え方や小顔感、ネック周りのシュッとしたところなど、わずかにMB-5003に軍配が上がります。
こうして顔を見比べてみると、改めて7番アイアンはスコアライン13本が一番バランス良く綺麗に見えるな・・・。と思いました。
どちらも13本の美顔です。

<上>三浦技研 MB-5003
<下>Mizuno Pro 221
ミズノのグリップもいい感じではありますが、やはり私はツアーベルベットのほうが好きです。
しかし、これはどちらがいいというものではなく、好みに過ぎません。

Mizuno Pro 221

三浦技研 MB-5003
どちらも『逃がし顔』で素晴らしい構え感ですが、こうして見比べてみると、少しMB-5003のほうがいいといいますか、私の好みです。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
どちらも『至高の打感』で贅沢な感じがしますが、MB-5003のほうが『ワンランク』柔らかい感じがしました。
といってもMizuno Pro 221も硬くなく、すごくソフトで心地いい感触です。
MB-5003がズバ抜けているといったところでしょうか?

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
『安定性』は互角で、優劣がつけられません。
どちらもマッスルバックらしく、『正直な』アイアンです。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
『球の上がりやすさ』は、ほぼ互角で優劣がつけられませんが、あえて言うならMizuno Pro 221かな・・・?と思いました。
しかし、これはかなりの微差です。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
『飛距離性能』も優劣がつけられなかったのですが、あえてつけるとするなら、Mizuno Pro 221です。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
いろいろと細かなところを検証しようと思っていましたが、メーカーは違っても似ているところも多く、さすがトップメーカーはきちんとおさえているところはおさえているな・・・。と思いました。
そして何より、試打しているのが楽しくて楽しくて、時間を忘れてしまいました。
最新のアイアンと、15年前のアイアンという新旧対決のようなところがありましたが、昔のクラブだからといって決して負けていなく、むしろ素晴らしいということを実感しました。
最新のアイアンも素晴らしいですが、それと同じくらいもっと昔から日本には素晴らしいアイアンがたくさんあるということです。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
久々に『酔いしれた』時間を過ごすことができました。
いいクラブはプレイヤーに何かしらのメッセージなり、プレゼントを残してくれるものだな・・・。と思いました。
ミズノと三浦技研。
そして他のメーカー。
この打ち比べは今後も続けていきたいと思います。
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Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン&ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン と ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン の7番 です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<右>ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン のスペック
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは33度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は442gです。
<左>Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS300、シャフト重量は130g、バランスはD2.5、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は444g です。

Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン

BRIDGESTONE GOLF TOUR B 202 MB アイアン
どちらも昨年試打して、すごく気に入ったアイアンです。
単品で試打することはあっても、こうして同じ日に試打する機会はめったに無いので、打ち比べて見ることにしました。
以前試打しているとはいえ、こうして見ているだけでもテンションがあがってきます。
この2つの美しいアイアンを見ていると、ゴルフクラブというのは球を打つだけでなく、目でも楽しませてくれるものだと再認識しました。
こうして見ているだけで、日頃の疲れも吹き飛びます。
今もそうですが、昔から美しいゴルフクラブはたくさんあります。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
トップラインはほとんど差が見られませんが、少しウィルソンのほうが細いといいますか、狭く見えます。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
ソール幅に、差はほとんど見られません。
あえて言うなら、ウィルソンのほうが、ほんの少しだけ広いように見えます。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
ネックはウィルソンのほうが少し長いです。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
どちらもすごくいい顔をしていますが、ウィルソンのほうがシャープな顔つきをしているので好きです。
BSのほうが少し丸っこさがあり、それはそれでいいのですが、どちらの顔が好きか?と聞かれればウィルソンと答えます。

Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン

ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン
どちらもとても構えやすくて、いいイメージが湯水のように湧いてきます。
改めて、ゴルフクラブの『易しさ』とは、寛容さだけにとどまらず、『いかにリラックスして構えられるか』とか『イメージの出しやすさ』が大きく関わっているのだと実感しました。
とにかくヘッドが大きいほうが安心感があって好きだという方もたくさんいらっしゃると思いますし、好みは様々ですが、私はこのようなベーシックなタイプに惹かれます。
試打を開始しました。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
2つとも素晴らしい打感ですが、どちらかといえばウィルソンの打感のほうが好きです。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
『球のあがりやすさ』という点では、差がほとんど見られません。
少しだけウィルソンのほうが自然な感じがします。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
『安定性』という点では、どちらも正直なタイプですが、少しだけウィルソンのほうが、おおらかな感じがします。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
『飛距離性能』でも大きな差は見られませんが、少しだけBSのほうが前へ出ていました。
『操作性』は全くの五分で優劣はつけられません。
球を打っていて、すごく楽しかったので、夢中になってしまい、写真を撮るのを忘れてしまいました。
もっとたくさん撮っておけば良かったと、後から後悔しましたが、とても気分のいい一日でした。
すごく贅沢な日だったように思います。
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三浦技研 CB-1007 アイアン & A DESIGN GOLF A GRIND BX-I PRO FORGED アイアン

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは 三浦技研 CB-1007 アイアン と A DESIGN GOLF A GRIND BX-I PRO FORGED アイアンの7番 です。

シャフトはどちらも ダイナミックゴールドS200 です。
<右>三浦技研 CB-1007 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ です。
<左>BX-I PRO FORGED のスペック
ロフトは31度、長さは37インチ です。

とてもカッコいいアイアンの競演です。
惚れ惚れする美しさがあります。
こういった、まるで工芸品かと思えるほどの美しいクラブに出会えるのも、ゴルフの楽しみのひとつといえます。
いい目の保養ができますし、私のワクワク感が止まりません。
目尻が下がりっぱなしです。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
彫りの深さは、左側のBX-I PRO FORGEDのほうがあります。
BX-I PRO FORGEDはボテッとした感じではなく、シュッとしていますが、こうして見比べてみると、CB-1007の薄さ・シャープさが目立ちます。
BX-I PRO FORGEDにはアンダーカットもあります。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
ソール幅はどちらも大きな違いはありませんが、ほんの少しだけBX-I PRO FORGEDのほうがワイドでした。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
ネックの長さも、ほとんど同じですが、少しCB-1007のほうが長いです。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
顔には、はっきりとした違いがありました。
グースの度合いとトップラインの厚みにも違いが見られます。
『今の』といいますか、『現代風』ということでいえば、左のBX-I PRO FORGEDだと思いますが、やはりCB-1007の顔の美しさには惹かれるものがあります。
『三浦顔』は、他にはない魅力があります。
どちらも男前ですが、あえていうなら私はCB-1007を選びます。
ここまでのシャープさを形にするメーカーは、今は少ないような気がします。
今のアイアンは小顔でも、丸っこいタイプが多くなりました。

CB-1007

BX-I PRO FORGED
ボールを前にして構えてみても、どちらもすごくいいですが、やはりCB-1007がいいな・・・。と思いました。
ストレートタイプとトップラインの薄さ。
そしてネック回りがシュッとしているところがたまりません。
今も軟鉄フォージドアイアンはたくさんありますが、これほど美顔はなかなか見られません。
『オートマチック感』のあるアイアンが多いなかで、ここまでの『マニュアル感』を出せるキャビティアイアンはなかなかありません。
マッスルバックに匹敵する扱いやすさを醸し出す構え感を、CB-1007はもっています。
どちらもとても構えやすいですが、やはりCB-1007のほうが、私は気に入りました。
しかし、セミグースを好まれる方や、少しトップラインの厚みがあったほうがいい・・・。という方は、BX-I PRO FORGEDのほうが合いやすいのではないでしょうか?
少し個性が分かれますが、共通しているのは、どちらも『大顔タイプ』ではないということです。
大顔タイプを好まれる方には親しみづらいところがあるかもしれません。
試打を開始しました。

『打感』はどちらもすごくいいですが、私はCB-1007のほうが好きです。
これは瞬時に決まりました。

『球のあがりやすさ』という点では、BX-I PRO FORGEDに軍配が挙がります。
BX-I PRO FORGEDは見た目のカッコ良さだけでなく、『易しさ』という機能性も持ち合わせています。
ハードルが高いタイプのフォージドアイアンではありません。

『安定性』という点でも、BX-I PRO FORGEDのほうが長けていました。
CB-1007はマッスルバックに近いシビアさがありますが、BX-I PRO FORGEDにはそういったシビアさは感じませんでした。
CB-1007で球を打ってBX-I PRO FORGEDで球を打つと、BX-I PRO FORGEDがセミオートマチックタイプに感じられます。

『飛距離性能』という点でも、BX-I PRO FORGEDのほうが高いです。
これは明らかに違いました。
CB-1007は飛びを求めた感じはしませんが、BX-I PRO FORGEDのほうが今のニーズに合わせた飛距離性能を持ち合わせています。
どちらがいいか、人によって分かれると思いますが、私はより自然といいますか、飛びすぎないほうが好きなので、CB-1007を選びます。
『操作性』という点では、どちらもハイレベルですが、CB-1007のほうが、より敏感に反応してくれました。
球がつかまりすぎないので、私はすごく易しく感じますが、CB-1007だとつかまりきらないという方は、BX-I PRO FORGEDのほうが合いやすいのではないでしょうか?
今日はA GRINDと三浦技研という、贅沢な試打となりました。
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アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201MB & 三浦技研 MB-5003 アイアン

今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201MB と 三浦技研 MB-5003 アイアン の7番 です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<左>KS-201MB のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200 です。
<右>MB-5003 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200 です。

どちらも、とてもカッコいいマッスルバックアイアンです。
マッスルバックアイアンは最近増えてきましたが、それでもキャビティと比べると、まだまだ少ないので、今日はラッキーな日だと思いました。
美しいクラブが大好きなので、こうして見ているだけで目尻が下がってしまいます。

アイアンメーカーとして優れている、三浦技研とアキラプロダクツのアイアンを同時に試打できるのは、とても贅沢なことです。
こうして打ち比べるのは初めてじゃないかな?と思いました。
どちらも以前試打していますが、とても印象深いアイアンです。
特に三浦技研MB-5003は、私の中での『キング・オブ・マッスル』といっていい、特別な存在です。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
右側のMB-5003には見られませんが、左側のKS-201MBには少しだけリーディングエッジの削りが見られました。
こういったところは、数年前のモデルと最新モデルとの違いといえるでしょうか?
今はリーディングエッジが削られているアイアンが多くなりました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
ソール幅はどちらも狭いタイプで、殆ど同じでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
ネックは、ほんの少しだけMB-5003のほうが長いです。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
顔つきは違っていました。
KS-201MBもいい顔をしていますが、私は断然MB-5003のほうが好きです。
KS-201MBは最近よく見られる『今風(いまふう)』の顔といっていいのかもしれません。
ちょっとだけクセがあります。
それに比べ、MB-5003はクラシカルな顔で、全くクセがありません。
この美顔も、『キング・オブ・マッスル』たる所以です。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
トップラインの厚みにも、違いがありました。
はっきりとした違いです。
明らかにKS-201MBのほうが厚いです。

MB-5003

KS-201MB
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても構えやすいですが、私はMB-5003のほうが構えやすいです。
KS-201MBが普通だとすると、MB-5003は、よりクリア感があるように感じます。
KS-201MBは少しエラが張っているように見えますが、今のアイアンは多くがこのようになっています。
その点、MB-5003はエラが張っていなくてスッキリした男前です。
試打を開始しました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『打感』は、MB-5003のほうがソフトで好感が持てました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』は、互角でした。

『安定性』も互角でした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『飛距離性能』にも違いは見られませんでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『操作性』はどちらもとても優れていて、優劣はつけられませんでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
どちらもハイレベルなマッスルバックですが、顔や打感という点でMB-5003のほうが好きです。
最新モデルも素晴らしいですが、数年前のモデルも今のクラブと互角かそれ以上に競えるということを、今日改めて実感しました。
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テーラーメイド P970 アイアン & キャロウェイ X FORGED アイアン

今日は、この2本のアイアンを打ち比べてみました。
試打クラブは テーラーメイド P970 アイアン の7番 と キャロウェイ X FORGED アイアン の7番 です。

<上>ダイナミックゴールド X FORGED
<下>ダイナミックゴールド105 P970
<左>P970 のスペック
ロフトは30.5度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは元調子 です。
<右>X FORGED のスペック
ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

<左>P970 <右>X FORGED
ソール幅は、ほぼ同じでした。

<左>P970 <右>X FORGED
ネックの長さも、ほぼ同じでしたが、少しだけX FORGEDのほうが長く見えました。

<左>P970 <右>X FORGED
トップラインも大きな違いは見られませんでした。

<左>P970 <右>X FORGED
顔つきはちょっと違っていました。
好みが分かれるところだと思いますが、私はX FORGEDのほうが好きです。
ただ、今はグースが利いているほうが支持されていると思うので、P970を好まれる方も多いような気もします。

<上>P970
<下>X FORGED
装着されているグリップはどちらもベルベットタイプで、最高です。
このしっとり感は、アイアンに最適です。

キャロウェイ X FORGED アイアン

テーラーメイド P970 アイアン
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても構えやすいですが、私はグースが弱いX FORGEDのほうが好感を持ちました。
試打を開始しました。

<左>P970 <右>X FORGED
『打感』はどちらもソフトで良いのですが、ほんの少しだけ『球の重み』を感じやすいX FORGEDに好感を持ちました。
『球のあがりやすさ』という点では、P970です。
『安定性』という点でも、P970のほうが少し高いように感じました。
『飛距離性能』という点でも、P970がリードしていました。
『操作性』という点では、五分でした。
どちらもキャロウェイとテーラーメイドを代表する美しさと高フィーリングのアイアンです。
素晴らしいアイアンの競演でした。
性能はやや違いますが、どちらかを選ぶとするならば、私はX FORGEDにします。
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ミズノ Mizuno Pro MP-118 アイアン & 三浦技研 MB-5003 アイアン

今日は、この2本の素晴らしいアイアンを試打しました。
試打したアイアンは ミズノ Mizuno Pro MP-118 アイアン & 三浦技研 MB-5003 アイアン の7番 です。

<上>ダイナミックゴールド MB-5003
<下>ダイナミックゴールド120 MP-118
<左>MP-118 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200 です。
<右>MB-5003 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200 です。

ミズノと三浦技研のアイアンを同時に試打することができて、テンションがあがりっぱなしでした。
アイアンというクラブを語るとき、この2つのメーカーは外せないように思います。
どちらも別々で試打したことはあるのですが、同時に試打するのは初めてで、とても幸運でした。
気持ちの昂ぶりを抑えることができません。

両方とも、シンプルで美しいアイアンです。
今は機能性重視のアイアンも増えてきて、それはそれで素晴らしいと思うのですが、やはりこのようなシンプルなアイアンに惹かれます。
プレイヤーとしての技量をクラブに問われている感じがしますし、使いこなしてやるぞという気概も生まれます。

<左>MP-118 <右>MB-5003
ソール幅は、右のMB-5003のほうが少し狭いです。
僅差ではなく、ひと目で分かるほどです。

<左>MP-118 <右>MB-5003
ネックの長さにも違いが見られました。
MB-5003のほうが明らかに長いです。
こういったところは最新モデルのアイアンと、数年前のモデルとの違いのように思います。
同じマッスルバックでも、ソール幅やネックの長さが変化していて、より易しさが増しています。
マッスルバックは確かに、『易しさ』をウリにはしていないと思いますが、昔のモデルよりは明らかにハードルが低くなってきているので、敬遠されず、多くの方に試していただきたいと思っています。
易しいだけのクラブに飽きてしまった、物足りなく感じるようになった・・・。という方も、このようなタイプのアイアンを試す時期に来ているのではないでしょうか?
ゴルフはスコアを競うスポーツですが、必ずしも易しいクラブを使ったほうがいいスコアがでるというものでもないので、ゴルフは本当に奥の深いスポーツなのだと感じます。

<左>MP-118 <右>MB-5003
トップラインはMB-5003のほうが狭いです。
これもひと目で分かりました。

どちらも、かなり整った顔をしています。
アイアンの『男前選手権』に出ても、ワンツーフィニッシュを迎えられそうだな・・・。と思いました。
しかし、全く同じタイプの顔というわけでもなく、左のMP-118のほうが、ネック廻りが少し膨らんでいるように見えますが、これも今のアイアンの特徴といっていいのかもしれません。
対してMB-5003は、昔ながらのシュッとした顔で好感がもてます。
『今風(いまふう)』の顔とはいえないのかもしれませんが、どちらが好きかと問われれば、私は迷わずMB-5003だと答えます。
しかし、これは『顔の優劣』ということではなく、あくまでも私の好みに過ぎません。

MB-5003

MP-118
どちらも甲乙付けがたいほどの構えやすさです。
思わず目尻が下がってしまいました。
いいイメージがいくらでも浮かんできます。
このイメージの出やすさが、アイアンやウェッジドライバーなどクラブの易しさに直結するように思います。
構えづらいクラブは、いくら物理的性能が高くでも、難しく感じることが多いです。
これまで蓄積してきた経験をそのまま活かせる構えやすさをもったクラブは、たとえ初対面でも親近感がもてます。
どちらも秀逸の構えやすさがありますが、あえて選ぶとするなら、やはりMB-5003のほうが好きです。
試打を開始しました。

どちらも素晴らしい打感で、心地良い感触がしばらく残ります。
MB-5003が『王道の打感』だとすると、MP-118は『研ぎ澄まされた最新鋭の打感』といったところでしょうか?
同じマッスルバックでも、色々とあるものだと思いました。
かなりハイレベルの争いですが、MP-118のほうがほんの少しだけ『厚み感』があって、ソフトな感じがしました。

<左>MP-118 <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』という点では、甲乙がつけられませんでした。
どちらもイメージ通りの高さに飛んで行ってくれます。
出球の高さのイメージが合いやすいので、グリーンを上から狙っていけるタイプです。
ディスタンス系のアイアンでは、なかなかこのような感じにはなりません。
今は速いグリーンが多いので、上から落として止めるイメージがもてると、安心感がもてます。
アイアンには『飛び』ではなく『止め』を求めていきたいのですが、この2つのアイアンはその私の想いに応えてくれました。

『安定性』という点でも、どちらも正直なタイプで、大きな差が見られませんでした。
ただ、MP-118のほうが、少し易しさがあるように感じました。

『飛距離性能』という点でも、大きな違いは見られませんでした。
縦の距離感が合いやすいアイアンです。

『操作性』という点でも、どちらもハイレベルで、優劣が付けられませんでした。
『手の延長』として働いてくれるアイアンです。
先日も書きましたが、今はドライバーをオートマチックタイプにして、アイアンやウェッジはマニュアルタイプにしておられる方が増えてきたように思います。
ティショットでは、易しくある程度のいいところに運んでいって、『狙う』クラブであるアイアンには高い操作性を求めておられる方が多いのではないでしょうか?
構えやすいということは、ラインも出しやすいということですし、いわゆる『保険』も掛けやすいということになります。
コースや天候など様々な状況を考慮しながら、自分でプランを立ててコースの『アンクルパー』と戦うのはゴルフの醍醐味といえるのではないでしょうか?
最新モデルと、数年前のモデルとの競演でしたが、改めていいクラブというのは年月が経っても色褪せないのだと実感しました。
どちらも打つ前に目で楽しませてくれるタイプのアイアンで、打つ前から気分が高まってしまいましたが、実際に球を打っても楽しくてたまりませんでした。
ミズノと三浦技研の2つの優秀なアイアンを試打できて、今日はとても贅沢な一日でした。
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エポン AF-Tour CB アイアン & grindworks CB1-FORGED Cavity Back アイアン

今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは EPON AF-Tour CB アイアン と grindworks CB1-FORGED Cavity Back アイアン の7番 です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドS200です。
<左>エポン AF-Tour CB のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<右>grindworks CB1-FORGED Cavity Back アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

どちらも、とてもカッコいい軟鉄キャビティアイアンです。
その何とも言えない雰囲気がたまりません。
落ち着いた感じがして、思わず手に取ってしまいました。
grindworksのアイアンは、まだ試打した経験が少ないのですが、今日は運良く借りることができ、同時にエポンのアイアンも借りることができたので、打ち比べてみることにしました。
いいアイアンに出会えて、ウキウキした気分になりました。

メーカーは違いますが、すごく似た感じがします。
それはバックフェースのキャビティ形状が似ているということもありますが、それ以外にも共通点があるような気がしました。
エポンのアイアンが美しいのはもう当たり前のように思いますが、それに負けない美しさがある、このgrindworksのアイアンも凄いな・・・。と思いました。
メーカーの有名・無名は関係ないんだということが分かります。
そう思わせてくれる日本に住んでいて、私は本当に幸せ者です。
大手有名メーカーのクラブも素晴らしいですが、有名ではなくても素晴らしいメーカーが日本にはたくさんあります。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
ソール幅は、エポンのほうが少しだけワイドでした。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
ネックの長さはほんの少しですが、エポンのほうが長いです。
しかし、これは大きな差ではありませんでした。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
顔はどちらもとても良くて、似たようなところもあるのですが、あえて選ぶなら、grindworks CB1を選びます。
より自然といいますか、クラシカルな雰囲気があって好きです。
少しシャープな印象もありました。
どちらもセミグースタイプのアイアンですが、グースがそれほど強調されていない感じがして、grindworksに好感がもてました。

<上>grindworks CB1-FORGED <下>EPON AF-Tour CB
トップラインもほぼ同じで、肉眼ではなかなか違いが見分けられませんでした。
ノギスで測ってみたくなりました。

grindworks CB1-FORGED Cavity Back アイアン

EPON AF-Tour CB アイアン
どちらも、かなり構えやすいです。
いい雰囲気があり、イメージがどんどん出てきます。
いい顔をしているのですが、どこか柔らかそうといいますか、ふんわりとしたものを感じました。
ナイスショットのイメージしか浮かんできませんでした。
気持ちもどんどん盛り上がってきました。
試打を開始しました。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
『打感』はどちらもとても良いです。
軟鉄アイアンのグッドフィーリングを楽しむことができました。
優劣はつけられませんでした。

『安定性』も同じような感じです。
どちらも『易しさ最優先』のアイアンではありませんが、そういうアイアンだからこそ味わえる扱いやすさといいますか、反応の良さを楽しめます。
何球打っても飽きがこないタイプです。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
『球のあがりやすさ』もほぼ同じでした。
ほんの少しだけエポンのほうがあがりやすいかな?と思いましたが、大きな差ではありませんでした。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
『飛距離性能』も同じような感じで、優劣がありませんでした。
どちらもディスタンス系のアイアンではなく、『ナチュラル系』といいますか、アイアンが本来もっている『距離の打ち分け』『コントロール性』に長けたアイアンです。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
『操作性』も同じような感じでした。
すごく反応がいいので、球を打っていても楽しいです。
今はアイアンもドライバーのように曲がりにくいタイプが多くなってきましたし、それだけニーズがあるのだと思います。
クラブの好みは多様化していますが、私はそういうオートマチック的なアイアンよりも、この2つのアイアンのようにマニュアルタイプのほうが好きです。
どちらも反応が良く、左右同じように対応してくれました。

<左>EPON AF-Tour CB <右>grindworks CB1-FORGED Cavity
エポンのアイアンが素晴らしいのは、私は身をもって体感しているのですが、このgrindworksのアイアンもすごくいいな・・・。と思いました。
あっと驚くような性能があるわけではないのですが、この『スタンダード感』といったらいいでしょうか?
いい意味で『予想の範囲内』であることがいいな・・・。と思いました。
カッコいいですし、フィーリングもすごくいいです。
バックフェースのデザインもオシャレだと思いました。
大手有名メーカーのように、周りにあまり使っている人がいないというのもプラスの材料といえるのかもしれません。
エポンのアイアンもいいな・・・。と思いましたが、このgrindworksの CB1-FORGED Cavity Back というアイアンは魅力的でした。
アイアン好きの私は購買意欲が刺激されてしまいました。
機会があれば、また何度でも試打して楽しみたいです。
今日は思わぬところで、いいクラブに出会い、その幸運に感謝しました。
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ミズノ MP-66 アイアン & エポン AF-Tour アイアン

今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは ミズノ MP-66 アイアン と エポン AF-Tour アイアン の7番 です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<左>エポン AF-Tour のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<右> ミズノ MP-66 アイアンのスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

MPアイアンとエポンアイアンの豪華な組み合わせです。
とても贅沢なことだと思いました。
気持ちの高まりを抑えきれません。

<左>AF-Tour <右>MP-66
どちらもとてもいい顔をしていますが、あえていうならMP-66のほうがいいかな・・・。と思いました。

<左>AF-Tour <右>MP-66
ソール幅は、ほんの僅かですが、MP-66のほうが狭いです。

<左>AF-Tour <右>MP-66
ネック長さは、ほぼ同じで違いは見られませんでした。

<下>AF-Tour <上>MP-66
トップラインは、MP-66のほうが少しだけ厚く見えました。

MP-66

AF-Tour
どちらもとても構えやすいです。
こういったところにも、メーカーの特徴が出ているように思います。
両方とも、とてもいい印象があるので、安心して構えられました。
試打を開始しました。

<左>AF-Tour <右>MP-66
『打感』はどちらもすごくいいですが、どちらかを選ぶとするならば、私はMP-66を選びます。
独特の柔らかさに加え、何ともいえないまったりした感じがたまりません。

<左>AF-Tour <右>MP-66
『球のあがりやすさ』は大きな違いはありませんが、より高くあがりやすいのはAF-Tourです。
どちらも『ナチュラルタイプ』のアイアンですが、より高く上から落としていけるのはAF-Tourだと思いました。

『安定性』も大きな違いは見られませんでしたが、少しMP-66のほうが勝っているかな?と思いました。

『飛距離』『操作性』は大きな違いは見られず、甲乙をつけられませんでした。
この操作性の高さは、かなりハイレベルです。
さすがは、トップメーカーの秀作アイアンだと思いました。
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三浦技研 MB-5003 アイアン & マスダゴルフ ファストマッスルアイアン

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
今日は、この2本のマッスルバックアイアンを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 MB-5003 アイアン と マスダゴルフ ファストマッスルアイアン の7番です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドS200です。
<右>三浦技研 MB-5003 アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200 です。
<左> マスダゴルフ ファストマッスルアイアン
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200 です。

三浦技研とマスダゴルフの素晴らしいマッスルバックを同時に試打する機会に恵まれ、とても嬉しく思いました。
早くもテンション全開といったところです。
こうしてふたつのアイアンを見ていると、ゴルフクラブというのは、やはり目で楽しむものだな・・・。と思います。
色々なパーツが組み合わさっていない、ワンピース感がたまりません。
どちらもフォージドアイアンですが、『削り出し』が一番贅沢な方法なのかもしれない・・・。と思いました。

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
どちらも、かなりいい顔をしています。
極上の美顔といったらいいでしょうか?
こうして見比べてみると、ファストマッスルアイアンのほうが、輪郭がシャープな印象を受けました。
よりつかまりにくい、『逃がす』イメージを出しやすいのは、MB-5003のほうです。
どちらも小顔タイプのアイアンですが、MB-5003のほうが、より小顔に見えました。

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
ソール幅は、ほぼ同じですが、ファストマッスルのほうが狭いです。

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
ネックの長さは大きな違いはありませんが、ファストマッスルのほうが少し長いです。
こうして見ていると、改めてロングネックタイプの美しさを感じました。
いいイメージしか浮かんできません。
実際に球を打つ前から既に勝負は始まっているんだな・・・。と思いました。
いわゆる『今風(いまふう)』のアイアンではありませんが、この時を超えた感じのするアイアンの美しさに気持ちの高まりを抑えることができませんでした。

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
トップラインは明らかにMB-5003のほうが狭いです。
これは一目瞭然でした。

MB-5003

ファストマッスル
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても良いのですが、敢えて私の好みでいいますと、MB-5003に軍配を挙げたいと思いました。
しかし、これはどちらもとても優れていて、『優劣』という分け方ではありません。
あくまでも私の好みによるものです。
MB-5003に比べ、ファストマッスルは少し『エラ』が張っている感じがしました。
もう少しネック周りがスッキリしているといいな・・・。と思いました。
しかし、今はこういう感じのアイアンが多いですし、このほうが親しみやすいという方もいらっしゃるのではないでしょうか?
かなり気分が高揚したまま、『涼しい時間』が過ぎていきました。
試打を開始しました。

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
『打感』はどちらもかなりハイレベルですが、あえていうなら私はMB-5003のほうが好きです。
MB-5003のほうが少し打感に厚みがあるかな?と思った程度ですが、この厚み感が球を押していきやすくしてくれます。

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』はどちらもとても似通っていて、優劣をつけることができませんでした。
共通していえるのは、より自然で適度な高さがあるので、グリーンを上から攻めていけるということです。

『安定性』も、同じような感じで差が見つけられませんでした。
とても正直なタイプです。
しかし、この正直なところがまた魅力でもあります。
セダンタイプの安定性とは違う、スポーツカーというよりはF1マシンのようなレスポンスの良さといったらいいでしょうか?
極端にいってしまえば、大型のバスやトラックなどのハンドルの大きさとF1マシンのハンドルの大きさの違いといったらいいのかもしれません。
かなり小振りな分だけ、より敏感に反応してくれるので、プレイヤーは動かす部分が小さいまま扱いやすいということになるように思います。

<左> ファストマッスル <右>MB-5003
『飛距離性能』という点では、どちらも飛ばすタイプのアイアンではありません。
正確に狙ったところに落としていくタイプのアイアンです。
縦の距離感で勝負していけるアイアンです。
アイアンに飛距離を求めておられる方には合いづらいかもしれません。
こうして2つのアイアンを打ち比べてみても、飛距離の優劣がつけられませんでした。
予想以上に飛びすぎないところに、大きな安心感を得ることができました。
この安心感がコースで、アグレッシブに攻めていきやすくしてくれます。
どれだけ飛んでしまうのか分からなければ、不安が残りますし、ずっと保険を掛けっぱなしになってしまうかもしれません。
アイアンに求めるものが人によって大きく分かれていくところだと思います。

『操作性』はとても高く、一球一球噛みしめるように楽しんで打つことができました。
今の『主流』と呼ばれるアイアンでは、なかなか味わえないような反応の良さに、『球を操る楽しさ』を味わうことができました。
これだけ小振りで反応がいいから、いわゆる『逆球』はかなり出にくいように思います。
今は特にドライバーが大型化して、スイートエリアや反発エリアは広がったものの、逆球が出やすくなってしまった・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ヘッドが大きければ大きいほど易しいとは一概に言えないような気がします。
アイアンはドライバーほど大型化していないので、ドライバーとの大きさの格差が生じてしまいます。
ドライバーの打ち方とアイアンの打ち方を昔よりもさらに極端に変えていかなくてはならないと感じておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
今は球を曲げにいく時代ではないのかもしれません。
アイアンもなるべく真っ直ぐな軌道で攻めていくのがトレンドなのかもしれません。
しかし、この2つの素晴らしいアイアンで球を打ってみて、改めて曲げる楽しさを味わうことができましたし、飛んでいくボールに自分の意思が伝わった感じがして嬉しくなりました。
球を打つ楽しさがいつもの試打の何倍にもなったような気がします。
どちらも以前試打したことのあるアイアンですが、この2つのアイアンを貸してくれた友人に感謝したいと思います。
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A DESIGN GOLF A GRIND R1 BLADE アイアン & 三浦技研 MB-5003 アイアン

今日は、この2本のマッスルバックアイアンを試打しました。
試打したアイアンは A DESIGN GOLF A GRIND R1 BLADE と 三浦技研 MB-5003 アイアン です。
どちらも7番アイアンです。

シャフトはどちらも ダイナミックゴールド です。
<左>三浦技研 MB-5003 アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200 です。
<右>A DESIGN GOLF A GRIND R1 BLADE アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200 です。

三浦技研とA GRINDという、贅沢な組み合わせです。
今日は思いもかけず、この2本の美しいマッスルバックアイアンに出会うことができたので、同時に試打してみることにしました。
どちらも以前試打したことがありますが、とても気に入っていて、印象深いアイアンです。

このシャープなフォルムがたまりません。
いい目の保養ができますし、挑戦意欲が掻き立てられます。
『易しさ』とはちょっと縁遠いタイプかもしれませんが、この美しさに身を任せてみようと思えてきます。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
ソール幅は右のMB-5003のほうが、明らかに狭いです。
そして、小顔であることも分かりました。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
ネックの長さには大きな違いは見られませんが、右のMB-5003のほうが少し長いです。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
トップラインの幅にも違いがありました。
ごく僅かな差ですが、右のMB-5003のほうが狭いです。
こうして見ていると、どちらもマッスルバックで抜群のカッコ良さをもっていますが、微妙な違いがあるのだと思いました。

MB-5003

A GRIND R1 BLADE
どちらも抜群の構えやすさです。
安定した構え感といってもいいのかもしれません。
甲乙付けがたい構えやすさです。
MB-5003のほうが少し小顔で、シャープに見えました。
何ともいえないワクワク感といいますか、気持ちの盛り上がりを抑えることができません。
とても楽しい時間です。
試打を開始しました。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
どちらも極上の打感です。
さすが軟鉄マッスルバックといった感じです。
『最高峰の打感』といったらいいでしょうか?
MB-5003のほうが少し『しっとり感』があるのですが、A GRIND R1 BLADEには少し乾いた感じがあって、甲乙がつけられませんでした。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』は、ほぼ同じでした。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
『安定性』や『飛距離性能』『操作性』も互角で、優劣をつけることができませんでした。
とても敏感に反応してくれて、操る楽しさを味わうことができました。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
最新のマッスルバック(A GRIND R1 BLADE)と数年前に発表されたマッスルバック(MB-5003)の打ち比べで、新旧対決ということになりましたが、優劣がつけられませんでした。

それは最新アイアンが進化していないというのではなく、もう何年も前から既に高いレベルのアイアンがたくさんあるということです。
『色褪せない』クラブというものは本当にいいものだな・・・。と思いました。

<左>A GRIND R1 BLADE <右>MB-5003
とてもカッコいいA GRINDアイアンと、『レジェンド・オブ・マッスルバック』といってもいい、三浦技研MB-5003の打ち比べでした。

大手有名メーカーのマッスルバックも素晴らしいですし、大手ではない、いわゆる『地クラブメーカー』のマッスルバックも本当に素晴らしいと思いました。
こういった素晴らしいクラブがたくさん登場しているから、最近はマッスルバックの人気も復活しているように思います。
アイアン好きの私にはたまらない一日でしたし、とても贅沢に感じました。
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三浦技研 CB-1007 アイアン & ミズノ MP-55 アイアン

<左>CB-1007 <右>MP-55
今日は、この2本の素晴らしいキャビティアイアンを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 CB-1007 アイアン とミズノ MP-55 アイアン< の7番です。

<左>CB-1007 <右>MP-55
<左>CB-1007 アイアン のスペック
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、バランスはD2、クラブ総重量は436gです。
<右>MP-55 のスペック
シャフトは NS PRO 950GH です。
ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、キックポイントは中調子、バランスはD1、クラブ総重量は418gです。

三浦技研のアイアンと、MPアイアンを同時に試打する機会に恵まれました。
以前、マッスルバックを試打したのですが、今日はこの高性能なキャビティアイアンです。
三浦技研とMPアイアンを同時に試打するのは私にとって、とても贅沢なことなので、今日は幸運な日だと思いました。
すごく気持ちが盛り上がってきました。
ワクワクしてきます。

タイプはちょっと違いますが、どちらも、とても好感のもてるキャビティアイアンです。
CB-1007は、三浦技研のキャビティアイアンの中で1番好きです。
MP-55は、MPアイアンの中でも好きなほうですし、ポケキャビを買うことがあるとするならば、このアイアンを最優先したいと考えています。

彫りの深さは違っています。
伝統的なハーフキャビティであるCB-1007に対して、浅いポケキャビタイプのMP-55。
ポケットタイプではありますが、厚く腫れぼったくないところに好感がもてますし、さすがMPアイアンという感じがします。

<左>CB-1007 <右>MP-55
ソール幅は殆ど同じです。
大きな差は見られないのですが、トゥからヒールにかけて、よりテーパーになっているのはCB-1007です。

<左>CB-1007 <右>MP-55
ネックの長さは違いが見られました。
左のCB-1007のほうが長いです。

<左>CB-1007 <右>MP-55
トップラインの厚みも違っていました。
結構はっきりしていました。
MP-55のほうが厚いです。

MIZUNO MP-55

三浦技研 CB-1007
ボールを前にして構えてみると、どちらもすごく良いのですが、あえてどちらかを選ぶとするならば、私はCB-1007が好きです。
シャープな感じがして、イメージがどんどん湧いてきます。
対してMP-55は、易しさを感じさせる柔和な顔をしているな・・・。と思いました。
どちらもタイプは少し違いますが、とても好感がもてます。
最新モデルっぽい雰囲気があるMP-55と、クラシカルな雰囲気を残しているCB-1007という印象ももちました。
試打を開始しました。

<左>CB-1007 <右>MP-55
『打感』はどちらもいいですが、CB-1007のほうがしっとりとしていて、フェースに乗ってくれる感じがして、好感がもてました。
三浦技研のアイアンらしい、『乾いた打感』も好感がもてるところです。
手に程良い感触がしばらく残ります。
MP-55も、これまでたくさん出会ってきたポケキャビアイアンの中では間違いなくトップクラスといえるフィーリングの良さがあります。
易しさを追求しながらも、決してフィーリングが疎かになっていないところが、さすがMPといった感じがします。

<左>CB-1007 <右>MP-55
『球のあがりやすさ』という点では、明らかにMP-55のほうが勝っていると思いました。
装着されているシャフトが違うので、正確な対比はできませんが、おそらく同じシャフトが装着されていたとしても、結果は同じだと思います。
MP-55は、MPアイアンらしいカッコ良さがありながら、易しさも兼ね備えています。

『安定性』という点でも、MP-55のほうが高いと思いました。
はっきりとしていました。
ポケキャビらしい寛容さを感じました。
CB-1007は、ハーフキャビティ特有の正直さがあります。

<左>CB-1007 <右>MP-55
『飛距離性能』という点では、MP-55のほうが優れていると思いました。
今のイージー系アイアンは易しくて飛距離も稼げる物が多いですが、MP-55もその流れを汲んでいるように感じます。
ただ、MP-55は易しいけれど形が崩れていないところが大きな魅力です。
こういった、いい『さじ加減』ができているところが、とても好きです。

『操作性』という点では、明らかにCB-1007のほうが勝っていると思いました。
MP-55も、なかなかいい感じではあるのですが、やはりCB-1007の反応の良さを強く感じてしまいます。
安定性のMP-55。
操作性のCB-1007。
という、予想通りの結果となりました。

タイプが違うので、どちらも優劣をつけづらいところがありました。
易しさを重視するならMP-55で、打感と操作性を重視するならCB-1007だな・・・。と思いました。

やはり、トップメーカーのアイアンはいいな・・・。と思いました。
とても楽しく試打できました。

どちらも、購買意欲を強く刺激してくるアイアンです。
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三浦技研 MB-5003 アイアン & ミズノ MP-5 アイアン

今日は、この2本の素晴らしいアイアンを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 MB-5003 アイアン と ミズノ MP-5 アイアン の7番です。

<左>MB-5003 <右>MP-5
シャフトはどちらも、ダイナミックゴールドです。
<右>MP-5のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<左>MB-5003のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

ミズノの最新マッスルバックと、名器と呼ばれるMB-5003を同時に試打する機会に恵まれました。
三浦技研とMPアイアンを同時に試打できるのはとても贅沢なことです。
今日はいつもと違う感覚になってしまい、気持ちがフワフワしてしまいました。
テンションがあがりっぱなしです。
今日は何て幸運な日なんだろう・・・。と思いました。
いつかはMPと三浦技研のアイアンを同時に打ち比べてみたいな・・・。と思っていたのですが、それが現実になって、嬉しくてたまりませんでした。
MB-5003以外にも、三浦技研は素晴らしいマッスルバックアイアンがありますが、私の中で一番印象が強いのが、このMB-5003です。
MB-5005も素晴らしいのですが、やはり私の中ではMB-5003のほうが、存在感が大きいです。

どちらもかなり美しいです。
やはり、マッスルバックアイアンは圧倒的な美しさがあります。
『造形美』といったらいいでしょうか?
しばらく目で楽しんでいました。
MP-5は、これまでのMPアイアンのようにミラー仕上げでピカピカ光っています。
対してMB-5003はサテン仕上げで落ち着いた感じがします。
どちらもとても美しいですが、私はピカピカ光らないサテン仕上げのほうが好きです。
しかし、MPアイアンは自分好みにオーダーできるので、優劣はつかないかな?と思いました。
いつか、サテン仕上げのMP-5を見てみたいものです。

同じマッスルバックでも、バックフェースの形状には色々とあるものだと思いました。
シンプルでオーソドックスなMB-5003に対して、曲線が美しいMP-5といったところでしょうか?
どちらもタイプは少し異なりますが、『メイドインジャパンの美しさ』があります。
最初だけでなく、ずっと永く使い続けても色褪せない『タフな美しさ』があるように思います。
アイアンはドライバーなどに比べ、大切に使っていけば、『ほぼ一生物』といってもいいクラブですが、『使い減り』してしまうな・・・。と思えるアイアンにもたくさん出会ってきました。
そういったアイアンには、あまり魅力を感じません。
しかし、この2つのアイアンは使っていけば、新品のときとはまた違う輝きを放っているように思えてきます。
私はMPアイアンには、もうずっと慣れ親しんできたのですが、いつか三浦技研のアイアンも購入できれば・・・。と思っています。

<左>MB-5003 <右>MP-5
ソール幅を見比べてみると、殆ど違いはないのですが、ほんの少しだけ右のMP-5のほうが狭いです。
目視だけでなく、ノギスで測りたくなるくらいの違いです。
テーパーの違いもありました。

<左>MB-5003 <右>MP-5
ネックの長さは、MB-5003のほうが少し長いです。

<左>MB-5003 <右>MP-5
スコアラインの数を数えてみたのですが、どちらも同じ『13』でした。

<左>MB-5003 <右>MP-5
どちらも素晴らしい顔をしています。
こうして見ると、やはり微妙に顔の印象は違うんだな・・・。と思いました。
『MP顔』と『三浦技研顔』の違いです。
ほんの少しだけMB-5003のほうが小顔で、シャープな印象がありました。

<左>MB-5003 <右>MP-5
トップラインの厚さは、MP-のほうが広いです。
これは一目で見て分かるほど違っていました。
こういったところを見ると、やはりMP-5のほうが最新モデルといった感じがします。

MP-5

MB-5003
どちらも、最高レベルの構え感です。
顔だけ見ていたときもそうでしたが、こうしてボールを前にして構えてみると、MB-5003のほうが、より小顔に見えました。
印象の違いを把握しやすいです。
MB-5003のシャープさが際立っていました。
MP-5もシャープなタイプのアイアンですが、どことなく丸っこくて『柔和さ』を感じさせます。
逃がすイメージを、より出していきやすいのはMB-5003です。
微妙な違いはありますが、やはりどちらも素晴らしい構え感をもったアイアンだな・・・。と思いました。
単に『顔』として見ていたよりも、こうしてボールを前にして構えたほうが『男前度』が増すな・・・。と思いました。
実戦向きの顔をしています。
この2つの素晴らしいアイアンのおかげでしょうか?
私の打席の周りの空気が、『ほんわか』としてきたように感じました。
少し暖かく感じられました。
試打を開始しました。

<左>MB-5003 <右>MP-5
『打感』はどちらも『極上』で、かなりのハイレベルです。
至高の打感です。
笑顔になれる打感です。
MP-5のほうが少しマイルドな感じかな?と思いました。
ダイレクトな球の質感を感じやすいのはMB-5003かな?と思いました。
少し『乾いた感じ』の打感といったらいいでしょうか?
久しぶりに出会ったMB-5003の打感にすっかり魅了されてしまいました。

<左>MB-5003 <右>MP-5
『球のあがりやすさ』という点では、どちらもナチュラルな弾道です。
イメージ通りの弾道です。
特に大きな差は感じませんでしたが、あえていうならMP-5のほうが少し高いかな?と思いました。
両方とも、グリーンを上から攻めていけるタイプです。
砲台グリーンでも勇気がもてるアイアンです。

『安定性』という点では、どちらも正直でシビアなタイプです。
しかし、こうして打ち比べてみると、MP-5のほうが少し寛容な気がしました。
最新のマッスルバックと、数年前のマッスルバックとでは、『寛容さ』にも違いがあるように思います。
他のメーカーも含め、最近は親しみやすくなったマッスルバックアイアンが多くなりました。

<左>MB-5003 <右>MP-5
『飛距離性能』という点では、どちらも差はないと思いました。
飛距離で勝負するタイプではなく、縦の距離感で勝負していくタイプのアイアンです。
飛びすぎない・余計な動きをしないので、安心できますし、それがアグレッシブなゴルフにつながります。

<左>MB-5003 <右>MP-5
『操作性』という点でも、どちらもマッスルバックの長所を活かしたハイレベルなアイアンです。
この反応の鋭さは、マッスルバック特有の性能だと思います。
鈍感さがなく、敏感にこちらのイメージを感じとってくれます。
球を色々と曲げて楽しむことができました。
マニュアルタイプの『極致』といったらいいいでしょうか?
ハンドルの遊びがとても小さいアイアンです。
微妙なニュアンスが出しやすいです。

どちらにも共通していえるのは、いい感じのマニュアル感があって、程良い『アナログ的なところ』があることです。
今はデジタルの時代なのかもしれませんが、改めてアナログの良さを感じました。
デジタルは確かに便利ではありますが、便利過ぎて人間本来がもっている機能を失ってしまいそうに感じることもあります。
『便利』とは違う『不便』なところもありますが、その不便さがまた楽しいのかな?と、この2つのアイアンで球を打ちながら思いました。
試打ということを忘れ、完全に楽しんでしまいました。
左右に大きく曲がる球を見ながら、色々なことを考えていました。
プレー中でもあまりないですが、今日は少し『ゾーン』に入ってしまったのかな?と思いました。
三浦技研とMPアイアンを同時に試打することができて、今日は何て贅沢な日なんだろう・・・。と思いました。
試打していて、とても楽しい日でした。
最新マッスルのMP-5は、MPアイアンの名にふさわしい素晴らしいアイアンですが、久しぶりに出会ったMB-5003も、改めていいな・・・。と思いました。
色褪せない良さがありました。
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三浦技研 MB-5003 アイアン & エポン AF-Tour アイアン

<左>AF-Tour <右>MB-5003
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは 三浦技研 MB-5003 アイアン と エポン AF-Tour アイアン の7番 です。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<右>MB-5003のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<左>エポン AF-Tour のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

今日は、この2本の素晴らしいアイアンを同時に試打する機会に恵まれて、とても嬉しく思いました。
2つとも何度か試打したことはあるのですが、こうして同時に試打するチャンスが無かったので、いつか試してみたいな・・・。と思っていました。

どちらも発売から数年が経っていますが、今でも現役バリバリのアイアンです。
色褪せることがありません。
アイアンはドライバーなどと比べ、比較的流行に左右されにくいというメリットがあります。
距離だけを追求していけばいい・・・。というものではないのがいいのかもしれません。
目新しさは感じなくても、飽きさせない魅力があります。

いい雰囲気があります。
ピカピカ光るAF-Tour と、艶消しタイプのMB-5003です。
どちらも美しい仕上がりですが、私は艶消しのほうが好きなので、MB-5003に親近感をもつことができました。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
どちらもソール幅が狭いタイプのアイアンですが、こうして見比べてみると、MB-5003のほうがさらに狭いのが分かります。
フェース長の違いも、一目瞭然でした。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
ネックの長さにも違いが見られました。
MB-5003のほうがロングでした。
AF-Tourアイアンも高重心タイプのアイアンだと思いますが、MB-5003はさらに高くなっているようです。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
こうして顔を見比べてみても、結構違いがあるのだと思いました。
いわゆる『エポン顔』『三浦顔』に分けていいのだと思います。
AF-Tourは今のアイアンの中でも間違いなく『小顔タイプ』ですが、MB-5003はさらに小顔です。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
トップラインの厚さは微差でした。
MB-5003のほうが少し薄いです。

MB-5003

AF-Tour
ボールを前にして構えてみても、どちらもすごくいいです。
ややタイプは異なりますが、アイアンの『スタンダード』といってもいい構え感です。
こうして構えていると、MB-5003のほうが『逃がし顔』に見えましたし、ネック周りがスッキリしているな・・・。と思いました。
AF-Tourは少しグースが利いている分だけ、つかまりそうな感じもします。
どちらもすごくいいイメージが出ましたが、敢えて私の好みでいうならMB-5003に軍配を挙げます。
試打を開始しました。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
打感はどちらも甲乙付けがたいほどのグッドフィーリングです。
軟鉄マッスルバックのグッドフィーリングを楽しむことができました。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』という点では、ほぼ互角ですが、少しエポンのほうが高いかな?と思いました。
どちらもハイテクではなく、ベーシックなタイプなので、出球の高さのイメージも合いやすいです。

『安定性』という点では、マッスルバックなのでシビアな面は持ち合わせていますが、この2つの中でいいますと、ややエポンかな?と思いました。

『操作性』はどちらもかなり秀逸なのは、これまでも経験していますが、この2つを打ち比べてみると、より反応が速いのはMB-5003ではないかな?と思いました。
円の『弧』を小さくしやすい感じがしました。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
『飛距離性能』という点では、なかなか差が見いだせなかったのですが、敢えていうならばMB-5003なのかな?と思いましたが、これはかなりの微差でした。

<左>AF-Tour <右>MB-5003
一時期、かなりマッスルバックは少なくなってきましたが、最近は少しずつ増えてきたように思います。
それはこのエポンや三浦技研をはじめとして、MPやホンマ、BS、スリクソンなど、素晴らしいマッスルバックアイアンが増えてきて、これまでマッスルバックを試してことのなかった方々が、その良さに気づかれたことが大きいのではないでしょうか?
いわゆる『易しさ』を求めたアイアンではないので、敬遠しておられる方もたくさんいらっしゃると思います。
今はイージー系のアイアンも素晴らしい物が多くなりました。
物理的な易しさはあまり無いかもしれませんが、こういったアイアンでないと得られない『フォルムの美しさ』とか『フィーリングの良さ』を楽しんでみるのもアリではないかな?と思いました。
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三浦技研 CB-1007 アイアン & エポン AF-Tour CB アイアン

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは 三浦技研 CB-1007 アイアン と エポン AF-Tour CB アイアン の7番 です。

シャフトはどちらも ダイナミックゴールド です。
<右>三浦技研 CB-1007 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<左>エポン AF-Tour CB のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

エポンと三浦技研のアイアンを同時に試打する機会に恵まれました。
先日、違うモデルを打ち比べることができたのですが、やはり、この2つのメーカーのアイアンを試打できるのはとても嬉しいです。
盆と正月が一緒にきた感じ・・・。といったらいいでしょうか?
これにMPとホンマが加われば、さらにゴールデンウィークとクリスマスも同時にやってきた感じかな?と思いました。
なかなか気持ちの昂ぶりを抑えることができません。
気持ち的にはスキップをしたくなる感じです。
どちらもまだ購入できていませんが、早くエポンユーザー、三浦ユーザーになりたいと思っています。

タイプはちょっと違いますが、彫りの浅いハーフキャビティといっていいと思います。
性能の優劣ではありませんが、最終仕上げという点では『艶消しタイプ』であるCB-1007のほうが、私は好きです。
形状的にシャープな感じがするのも、CB-1007です。

こうして見ていても、どちらもとても美しいです。
思わずため息が出てしまいました。
目の保養ができ、日頃の疲れも何処かへ吹き飛んでしまいそうです。
先日、付き合いでデパートに行き、宝石をしばらく見ていたのですが、私には宝石の美しさよりも、クラブの美しさのほうが勝ってしまいます。
宝石も確かにとても美しいのですが、どうも興味がもてません。

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
ソール幅の違いは一目で分かりました。
AF-Tour CBのほうが広いです。
AF-Tour CBも、それほどワイドな感じはしませんが、それだけCB-1007のほうが狭いといえるのかもしれません。

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
ネック長さの違いも、すぐに分かりました。
CB-1007のほうが長いです。
しかし、それほど大きな差ではありません。
こうして見比べてみると、CB-1007のほうが重心が高いタイプなのだということが分かります。

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
どちらも、とてもいい顔をしています。
敢えていうなら、よりシャープな感じのするCB-1007のほうが好みでした。

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
トップラインの厚さもほぼ同じですが、こうして見比べてみると僅かにAF-Tour CBのほうが厚みがあります。

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
リーディングエッジにも、違いは見られました。
全くといっていいほど削りの見られないCB-1007に対して、AF-Tour CBは微妙に削りが見られます。
これは発売時期によるところも大きいのかもしれません。
今のアイアンの殆どはリーディングエッジが削られています。

CB-1007

AF-Tour CB
ボールを前にして構えてみても、どちらも秀逸です。
いいイメージを描くことができました。
両方とも素晴らしい構え感ですが、どちらかを選ぶとするならば、私はCB-1007を選びます。
今日はとても楽しい試打になるな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
打感はどちらもすごくいいです。
かなりハイレベルな争いとなってしまいましたが、CB-1007の打感のほうが私は魅力を感じました。

<左>AF-Tour CB <右>CB-1007
『球のあがりやすさ』という点では、大きな違いはありませんでしたが、ほんの少しだけAF-Tour CBかな?と思いました。

『安定性』も、少しAF-Tour CBかな?と思いました。
しかし、どちらもハーフキャビティらしいシビアさはもっているので、『易しさ重視』とはいえないと思います。

『飛距離性能』は、特に違いは見られませんでした。
それでも強引にどちらかを決めるとするならば、AF-Tour CBのほうが、ごく僅かに先に飛んでいるように感じました。

『操作性』も、どちらもかなり優れていますが、敢えていうならCB-1007のほうが、より反応がいいように感じました。
とても楽しくて時間があっという間に過ぎてしまいました。
両方とも、購買意欲をかなり刺激してきましたが、どちらかひとつを選ぶとするならば、『即決』でCB-1007を選びます。
各分野でかなりの僅差でしたが、トータル的に見れば、CB-1007のほうが私には魅力的に感じました。
これはどこがどう・・・。というよりも、あくまでも感覚的なことに過ぎません。
エポンも三浦技研も、改めて素晴らしいメーカーだな・・・。と思いました。
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三浦技研 CB-2007 & エポン AF-303

<左>CB-2007 <右>AF-303
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは 三浦技研 CB-2007 と エポン AF-303 です。

<左>CB-2007 <右>AF-303
シャフトは、どちらもダイナミックゴールド S200 です。
<左>三浦技研 CB-2007 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<右>エポン AF-303 のスペック
ロフトは33度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

<左>CB-2007 <右>AF-303
エポンと三浦技研のアイアンを同時に試打する機会に恵まれました。
どちらも以前試打したことがあるのですが、このように同時に試打する機会は、なかなか無いのでとても嬉しく思いました。
イージー系のアイアンです。

<左>CB-2007 <右>AF-303
どちらも仕上がりがとても綺麗です。
いい雰囲気があります。
こういった美しさにも、メーカーのプライドが見えます。
球を打つ前に、クラブの雰囲気を楽しめる・・・。ということも、ゴルフの楽しみのひとつのような気がします。
試打する前からテンションが上がらなかったり、クラブに興味がもてなかったりするときは、なかなか楽しい時間を過ごすことができません。
そういって意味でいうと、この2つのアイアンは両方とも以前試打したことがありますし、いい雰囲気があるので、気持ちも盛り上がってきます。

<左>CB-2007 <右>AF-303
AF-303のほうがワイドソールです。
一目で分かるほどです。
トゥからヒールへのテーパーも、CB-2007のほうが強めです。

<左>CB-2007 <右>AF-303
ネックの長さはほぼ同じですが、ほんの少しAF-303のほうがショートでした。
どちらもグースが利いています。

<左>CB-2007 <右>AF-303
どちらも『面長系』のアイアンです。
私はもっとコンパクトなタイプが好きなのですが、この大きさに魅力を感じられる方も多いのではないでしょうか?
こうして見比べてみると、CB-2007のほうが面長感が強いです。
顔の好みでいえば、私はAF-303を選びます。

<左>CB-2007 <右>AF-303
どちらも彫りの深い、フルキャビティアイアンです。
こうして見比べてみて、改めて似たタイプのアイアンだと思いました。
ワイドソールな分、AF-303のほうが彫りが深いように見えました。

<左>CB-2007 <右>AF-303
トップラインの厚さはほぼ同じですが、ごく僅かにAF-303のほうが厚いように見えました。
今度、もし再びこの2つのアイアンを試打する機会に恵まれたら、ノギスで測ってみたい・・・と思いました。
それくらい、ごく僅かな差です。

<左>CB-2007 <右>AF-303
どちらもリーディングエッジが微妙に削られています。
抜けがよさそうです。
どちらも練習場でしか試せていないので、実際のコースでも抜けの良さを体感したいと思いました。
昔は使い込んでいって自然に削られていくものでしが、今は最初から削られているものが殆どです。

AF-303

CB-2007
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。
どちらもトップメーカーらしい、質の高さを感じさせます。
面長感があるので、私の『購買意欲センサー』の中での『ストライクゾーン』には入らないような気もしたのですが、大きく外れているというほどでもありませんでした。
こういったセミラージサイズのアイアンは、私は少し難しそうに感じることもあるのですが、この大きさに魅力を感じられる方も多いのではないでしょうか?
どちらも以前試打したことがありますが、『フェースターン』を少し意識していこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

<左>CB-2007 <右>AF-303
『打感』は、どちらも軟鉄らしいグッドフィーリングでしたが、CB-2007のほうが少しマイルドな感じがありました。

<左>CB-2007 <右>AF-303
『球のあがりやすさ』は、ほぼ互角で差がつけられませんでした。
どちらも高くあがっていきました。
敢えていうなら、CB-2007のほうが出球の高さのイメージは合いやすいかな?と思いました。

<左>CB-2007 <右>AF-303
『安定性』という点でも、どちらもフルキャビティらしい易しさが感じられ、優劣がつけられませんでした。
寛容さのあるアイアンです。
ポケキャビとは違う、『ナチュラルな易しさ』といったらいいでしょうか?
プレイヤーのフィーリングやイメージを伝えやすい易しさがあるように思いました。

<左>CB-2007 <右>AF-303
『飛距離性能』という点でも、大きな違いは見られませんでした。
どちらも今のアイアンの中では、それほど飛ぶほうではないと思います。
飛距離を最優先しておられる方には合いづらいかもしれませんが、距離感を大切にしたい方には、この飛びすぎないところが魅力的に感じられるのではないでしょうか?

<左>CB-2007 <右>AF-303
『操作性』という点では、ほんの少しだけAF-303かな?と思いましたが、やはり大きな差はありませんでした。
どちらもオートマチック系の匂いをさせながらも、決して曲げづらいタイプのアイアンではありませんでした。
普段は、このオートマチックなところを使いながらも、いざというとき(トラブルに見舞われたときなど)では、曲げにいって勝負できるように感じました。
最近は大きく曲げづらいと感じられるアイアンも見かけるようになりましたが、このアイアンはそういうタイプではないと思いました。

<左>CB-2007 <右>AF-303
とても似たタイプのアイアンだな・・・。と思いました。
こうして打ち比べてみるまでは、どちらもそれほどつながった感じはしなかったのですが、似ているところも多いな・・・。と思いました。
先ほども書きましたが、私には面長感が強すぎるので、購買意欲が強く刺激されることはなかったのですが、いい雰囲気を感じとることができました。

<左>CB-2007 <右>AF-303
あくまでも私の好みでいえば、『構え感』以外は全て三浦技研CB-2007のほうが好感度が高かったです。
しかし、それはとてもハイレベルな争いです。
私はこの2つのうち、どちらかを購入することはないですが、もしどちらかを選べと言われれば、私はCB-2007だろう・・・。と思いました。
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三浦技研 CB-1007 アイアン & 共栄ゴルフ ZESTAIM Fi-1 アイアン

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
今日は、この2本の素晴らしいアイアンを試打しました。
試打クラブは 三浦技研 CB-1007 アイアン と 共栄ゴルフ ZESTAIM Fi-1 アイアン の7番です。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
シャフトはどちらも ダイナミックゴールド です。
<右>三浦技研 CB-1007 アイアン のスペック
ロフトは34度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<左>共栄ゴルフ ZESTAIM Fi-1 アイアン のスペック
ロフトは32度、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

久しぶりに共栄ゴルフのアイアンに出会うことができて、とても嬉しくなりました。
三浦技研のアイアンはこれまでも何度か試打していますが、いつもテンションがあがります。
まだ所有できていませんが、私にとって特別なメーカーのひとつです。
その『質の高さ』は、アイアン好きの私にはたまらないものがあります。

こうして見ていて、改めて軟鉄アイアンはいいな・・・。と思いました。
今は色々な素材がありますが、やはり軟鉄がスタンダードなのだと思います。
この落ち着きのある質感はもちろんですが、フィーリングの良さや、ロフトやライ角の調整ができるところも、大きな利点です。

こうして見比べてみると、CB-1007のほうが彫りが浅いことがよく解ります。
ほぼマッスルバックといってもいいキャビティアイアンなのだと思います。
改めて見て、CB-1007の美しさに魅了されてしまいました。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
ネックの長さは、それほど大きな違いは無いのですが、ほんの少しだけ右のCB-1007のほうが長いです。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
ソール幅も、CB-1007のほうが細いです。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
トップラインの厚さも見比べてみたのですが、CB-1007のほうが薄いです。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
顔の違いも、結構あります。
グースタイプのZESTAIM Fi-1に対して、CB-1007はストレートタイプです。
人によって、好みが分かれるところだと思いますが、私はCB-1007の顔のほうが好きです。
やや小顔で、シャープな感じもします。

CB-1007

ZESTAIM Fi-1
ボールを前にして構えてみても、やはり私はCB-1007のほうが魅力的に見えました。
ZESTAIM Fi-1も、いい感じではありますが、こうして見比べてみると、色々と違いが見えてきます。
私はストレート系を好むのでCB-1007に、より魅力を感じましたが、グース系を好まれる方は、ZESTAIM Fi-1に親しみやすさをもたれるのではないでしょうか?
試打を開始しました。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
『打感』は、どちらもすごくいいですが、私はCB-1007のほうが好感がもてました。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
『球のあがりやすさ』という点では、ほぼ互角といった感じで、大きな差は見られませんでした。

よりミスに寛容なのはZESTAIM Fi-1だと思うのですが、CB-1007の構えやすさが大きな武器になっていたのだと思います。
とてもいい球を連続で打たせてくれました。
やはり、アイアンの易しさというのは、『数値』では表せないものがあるのだと思いました。
構えたときのインスピレーションであったり、気持ちの盛り上がり方などによっても、大きく変わるのだと思いました。
ZESTAIM Fi-1も、それほど『寛容』をウリにはしていないと思うのですが、こうして打ち比べてみると、CB-1007よりは多少易しく作られているのかな?と思いました。

『飛距離性能』という点では、ZESTAIM Fi-1だな・・・。と思いました。

『操作性』という点では、どちらもいい感じではありますが、私はCB-1007のほうが、より扱いやすい印象をもちました。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
ややタイプの異なるアイアンではありますが、どちらもとても魅力的なアイアンでした。
大手有名メーカーのアイアンを打ち比べてみることは結構あるのですが、今日のように『地クラブ』と呼ばれるメーカーのクラブを打ち比べてみることはあまり無いので、とてもラッキーな一日でした。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
全体的に見て、あくまでも私の好みとしては、CB-1007に軍配をあげるのですが、ZESTAIM Fi-1の良さも感じることができました。
とても楽しくて、予定よりも多く球を打っていました。
試打ということを途中から忘れてしまって、完全に『練習モード』に入っていたように思います。

<左>ZESTAIM Fi-1 <右>CB-1007
大手有名メーカーのアイアンも素晴らしいですが、共栄ゴルフや三浦技研といったメーカーの素晴らしさも再認識しました。
その質の高さも大きな魅力です。
昨年試打した『藤本技工 Believer アイアン』もそうですが、『作り手が見える』というところにも魅力を感じました。
大手有名メーカーのように、マークダウンすることはなかなか無いと思いますが、飽きずに永く使っていけるタイプのアイアンだと思います。
流行などに左右されることもないので、目移りしなくて済むのかもしれません。
長い目で見ればお得なのかな?と思いましたし、メイドインジャパンは、やはり最高だな・・・。と思いました。
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タイトリストCB&ミズノ MP-58 アイアン

<左>MP-58 <右>CB
今日は、この2本のアイアンを比較試打してみました。
試打クラブは タイトリストCB と ミズノ MP-58 アイアン の7番 です。

<左>MP-58 <右>CB
シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<左>ミズノ MP-58 のスペック
ロフトは35度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。
<右> タイトリスト CB のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。

<左>MP-58 <右>CB
どちらも『ミズノ』『タイトリスト』を代表する、素晴らしいキャビティアイアンです。
昨年出会ったアイアンではありますが、とても好印象で今でも時々試打クラブを借りては楽しんでいます。
やはり素晴らしいクラブというのは、いつも練習を楽しくさせてくれます。
今日は、そんな馴染みの深いこの高性能なアイアンを同時に試打して比較してみようと思いました。

<左>MP-58 <右>CB
こうして見ても、改めて美しいアイアンだと思いました。
どちらも高性能でありながら、余計な物が付いていないシンプルさに好感を持てます。
ミズノのアイアンが美しいことは、もうずっと前から『既成の事実』ですし、タイトリストのアイアンは海外メーカーのアイアンでトップクラスの美しさを持っていると思います。
すごく日本的な感じがします。
ミズノ(特にMP)やタイトリストのクラブは難しい・・・・。と思っておられる方もいらっしゃるかもしれませんが、以前に比べとても打ちやすくなっていると思います。

<左>MP-58 <右>CB
『ソールの幅』は、どちらもあまり大きな違いはないのですが、右の『タイトリストCB』のほうが、ネック回りが細くなっていて、すっきりとした印象があります。
私は『フェースローテーション』を使っていきたいタイプなので、こういったネック回りの形状には、少しこだわっているところがあるのですが、この角度から見ると、『タイトリストCB』のほうが扱いやすそうだな・・・。という印象を持ってしまいます。
勿論、実際は『MP-58』もすごく『フェースローテーション』を使っていきやすいアイアンですが、こうしてみるとやはりその違いがあることに気付きました。
こうして2つのアイアンを同時に試打したのは今日が初めてだったので、その違いには気付きませんでした。

<左>MP-58 <右>CB
『ホーゼルの長さ』にも違いがあります。
『ソール幅』や『ネック回り』よりも、明らかにその差がはっきりとしています。
『MP-58』も、それほど高重心だとは思わなかったですが、こうして見ると『タイトリストCB』のほうが、少し低重心なのでしょうか?

<左>MP-58 <右>CB
こうして見ていても、どちらもやはりとても美しい顔をしています。
このように見比べてみると、『タイトリストCB』のほうが、少し『小顔』に見えたのですが、『MP-58』も決して『面長』だとは思いませんでした。
さすがはミズノとタイトリストのアイアンだと思いました。
とても品のある顔をしています。

CB

MP-58
ボールを前にして構えてみても、やはりどちらもすごく美しくて、楽に構えさせてくれるアイアンです。
こうしてみると、少し『MP-58』のほうが、『フェース高』が高いような感じがしました。
一応『スコアライン』の数を数えてみたのですが、『12本』だった『タイトリストCB』に対し、『MP-58』は『13本』ありました。
勿論スコアラインの間隔も全く同じではないと思うので、本数だけで単純に決めつけることは出来ませんが、やはり『MP-58』のほうが少し『フェース高』が高い感じがします。
ほんのわずかな違いではありますが、こうしてみると『MP-58』のほうが、少し重心が高いのかな?と思いました。
ややタイプの異なるヘッド形状ではありますが、どちらもすごくいいイメージを描かせてくれました。
すごく安心できます。
素振りをしても、どちらも全くといっていいほど同じ感覚で振っていくことが出来ました。
適度な重量感が『タイミングのとりやすさ』を与えてくれています。
『トップ』から『ダウンスイング』にかけて、こちらで下ろして行かなくても、自然と重力が引っ張ってくれる感覚が好きです。
軽すぎるクラブは、どうしても自分の手で下ろしてしまう悪い癖が私にはあるので、今日はそんな悪いところが封印できていたような気がします。
リズム良く振っていくことが出来ました。
試打を開始しました。

<左>MP-58 <右>CB
『球のあがりやすさ』という点では、殆ど大きな違いはないような気がしますが、敢えてどちらかといえば、ほんの少し『タイトリストCB』かな?と思いました。
『MP-58』も、すごく球があがりやすいアイアンではありますが、こうして比べてみると、少しタフな気がしました。
どちらも『低重心過ぎない』ので、すごく『ナチュラル』な感じで球を浮かせていくことが出来ました。
とても打ちやすく感じます。
『MP-58』はキャビティではありますが、少し『マッスルバック』に近い感じを持ちました。
決して易しすぎるアイアンではないと思います。

<左>MP-58 <右>CB
『打感』という点では、どちらもかなりのハイレベルで私を夢中にさせました。
何度も試打しているアイアンではありますが、手にする度に私に大きな喜びを与えてくれています。
どう表現していいのか解りませんが、『乾いた感じの軟らかさ』といったらいいのでしょうか?
野球をやったことがある方なら、ご理解頂けると思うのですが、湿った木製バットではなく、適度に乾燥させた木製バットで『芯を喰った』感じ・・・・。といったらいいでしょうか?
とても心地良い感触が手に残るので、ふとそんなことを考えていました。
敢えてどちらかに優劣をつけるとするならば、今日の感覚では、私は『タイトリストCB』のほうが好感を持てました。

<左>MP-58 <右>CB
『操作性』という点でも、なかなか優劣がつきづらい感じがしました。
どちらもとてもよく反応してくれます。
左右に曲げやすいアイアンです。
イメージに乗せやすい感じがしました。

<左>MP-58 <右>CB
『安定性』という点でも、どちらもレベルが高いですが、今日試打した感じでは、『タイトリストCB』のほうが、少し敷居が低い感じがしました。
『MP-58』は、『MP-57』の後継機種なのは想像に難くないのですが、やはり少し『シビアさ』があるような気がします。
決して敷居が高すぎる感じはしないのですが、『MP-57』の印象が強く残っているので、やはりその違いをはっきりと感じることが出来ました。
ただ、『MP-58』も『タイトリストCB』も、決して難しすぎないので、楽しみながら上達を目指していきやすいアイアンだと思います。
どちらも長く付き合っていける、飽きの来ないアイアンといってもいいのではないでしょうか?
『飛距離性能』という点でも、殆ど違いはないような気がしました。
『ロフト』が1度違いますが、それによる大きな違いは感じられませんでした。
どちらも『距離感』を出していきやすいアイアンです。
信頼感を寄せていける、高性能なアイアンだと思います。
今日は、この2本の素晴らしいアイアンを試打できて、とても楽しい練習が出来ました。
どちらかというと『タイトリストCB』のほうに好感を持てたのですが、『MP-58』もやはり素晴らしいアイアンだと思いました。
今年、また新たに発売されるであろう、新製品にも期待したいです。
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ダンロップ スリクソン Z-TX と キャロウェイ X フォージド アイアン
<左>X フォージド <右>Z-TX
今日は、この2本のアイアンを比較試打してみました。
試打クラブは ダンロップ スリクソン Z-TX と キャロウェイ X フォージド アイアン です。
<左>X フォージド <右>Z-TX
シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<右>Z-TX のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は119g、トルクは1.2、バランスはD2、キックポイントは手元調子です。
<左>X フォージドのスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS300、トルクは1.7、シャフト重量は117g、バランスはD3、キックポイントは手元調子です。
<左>X フォージド <右>Z-TX
どちらも『軟鉄鍛造』の本格派キャビティアイアンです。
『Z-TX』は、つい先日試打したばかりで、その好印象がまだ強く残っているのですが、今年のアイアンで好印象といえば、私はこの『キャロウェイ X フォージド』を忘れることができません。
真っ先に思い出します。
なので、ちょうどどちらも試打クラブが空いていたので、両方を比較してみようと思いました。
どちらも『シンプル』で、すごくいいアイアンです。
はっきりいって、私の好みです。
<左>X フォージド <右>Z-TX
『彫りの深さ』という点では、あまり変わらない感じもしたのですが、やや『Z-TX』の方が深い感じがしました。
何となく『Z-TX』の方が、重心が低そうに見えました。
どちらもとてもオーソドックスで見慣れた感じの『キャビティアイアン』だと思います。
『奇をてらった』感じがしない、『正統派キャビティ』といった感じがします。
<左>X フォージド <右>Z-TX
素振りをしても、やはりどちらもすごくいい感じです。
やはりダイナミックゴールドはすごく振りやすいシャフトだと思います。
自分の感覚が届くシャフトだと思います。
『よそ行き』でなく、『普段着のまま』のスイングができそうな気がします。
メーカーやモデルの違いはあれど、例え初めて試打したアイアンでも、『ダイナミックゴールド』と『軟鉄鍛造』で、このような『オーソドックス』な形状だとおおよその性能はつかめるような気がします。
『設計自由度』の大きい、ウッドは振ったり、球を打たないと解らないことも多いですが、アイアンはだいたいの感じはこれまでの経験上つかめる気がします。
打つ前から予想が立つので、あまり『面白みがない』といえるのかもしれませんが、アイアンやウェッジはそうであるべきだと思います。
『意外さ』も、時には楽しくさせてくれますが、それよりも『確実性』がアイアンには求められるべきだと思います。
『ホーゼルの長さ』は殆ど一緒だと思いました。
Z-TX
X フォージド
ボールを前にしても、やはりどちらも見とれてしまうほどの『美しさ』です。
こうして構えているだけで、心が澄んでくるような気がします。
登山に行って、綺麗な湧き水を見つけた感じとでもいうのでしょうか?
一切の『不純物』が混じって無くて、透き通って透明な水と、この2本のアイアンのイメージがダブって見えました。
それくらい、この2本は優れた『構えやすさ』だと思います。
『Z-TX』は、これまでの優れた『和製アイアン』に見られた『構え感』だと思います。
一方、『X フォージド』はやや『面長』な感じがします。
こうして『X フォージドの顔』を見ていると、この『面長』な感じと『ネック周りの細さ』などから、何となくなのですが、『パピヨンの耳』を思い出しました。
やや『面長』ではあるのですが、つかまりづらい印象は全く受けません。
以前試打した時の好印象のまま、構えることができました。
どちらも好印象を持ち続けたまま、試打を開始しました。
<左>X フォージド <右>Z-TX
『球のあがりやすさ』という点では、『ほぼ互角』といいますか、違いを見いだすことができませんでした。
『ロフト角』も同じスペックになっていますし、どちらも『程良いあがりやすさ』だと思います。
両方とも、『ダウンブロー』が要求されるアイアンなのだと思います。
<左>X フォージド <右>Z-TX
『ソールの幅』を見比べてみると、『Z?TX』の方が少し広いです。
それほど大きな差ではないようにも思えるのですが、一瞥してすぐに解るほどの違いがあります。
やはり『Z-TX』の方が、やや『低重心設計』になっているのだと思いました。
『ソールの幅』で、そのアイアンに対する印象度が変わってくるのですが、こうして見ていると『X フォージド』の方がややシャープな印象を持ちました。
<左>X フォージド <右>Z-TX
『安定性』という点では、『Z-TX』の方が高い感じがしました。
『X フォージド』の方が、やや『シビア』な感じがしました。
どちらも大きなミスを見逃してくれるアイアンではありませんが、『X フォージド』の方が、より求められるものが大きい気がします。
どちらも『プロ・上級者モデル』といえるアイアンなのかもしれませんが、こうして比べていると、『X フォージド』には『切れ味の鋭さ』のようなものを感じましたし、『Z-TX』は『難しさの中にも易しさがある』とでもいうのでしょうか?
決して難しすぎるアイアンではないと感じました。
どちらもそれほど『芯』は大きくないのかもしれませんが、『Z-TX』の方が、『キャパシティ』は大きいような気がしました。
ただ、当然ではあるのですが、打点を揃えられる方には、どちらもすごく力強い安定した球を打つことができるのだと思います。
『シャフトの粘り感』と、ヘッドの『押し力の強さ』とでもいうのでしょうか?
ヘッドとシャフトの相性がどちらもバッチリだと思いますし、改めて『鍛鉄鍛造』&『ダイナミックゴールド』は『最強のコンビ』だと思いました。
お互いの良さを引き出し、『1+1=2以上』になってくれているような気がします。
私はこのシャフトのおかげだと思いますし、いい感じの『安定性』を感じることができました。
改めて、ゴルフクラブは『シャフトの性能の比重』が大きいのだと思いました。
<左>X フォージド <右>Z-TX
『飛距離性能』という点では、どちらも差がないような感じがしました。
『常識的な7番アイアンの飛び』を有するアイアンだと思いますし、飛びすぎたり『ドロップ』したり・・・。といった不安定さを感じさせないアイアンなので、安心して打っていけます。
これまで多くのアイアンを試打してきて、中には『飛んだり、飛ばなかったり』と、『縦の誤差』が大きいアイアンにも出会ってきましたが、そういったアイアンにはある意味『怖さ』を感じます。
『左右の幅』はある程度、まとめていくことができるのですが、飛びすぎるアイアンはとても扱いづらい感じがします。
コースで試してみたこともあったのですが、私は全く馴染むことができませんでした。
ずっと使い続けていると『アイアンイップス』になってしまいそうな感じがしたのを、よく覚えています。
『飛ばないアイアン』の方が、コースマネージメントが楽です。
この2つのアイアンは、やはりある程度の『パワー』も要求されると思いますし、それ以上に『正確性』が求められるのかもしれません。
しかし、決して臆することはありません。
『シビア』なアイアンではあると思うのですが、決して何人(なんびと)も寄せ付けない『ガードの固さ』を持っているアイアンではないような気がしました。
<左>X フォージド <右>Z-TX
『操作性』という点でも、やはりどちらも以前試打した時の印象そのままの、好印象です。
『フック』『スライス』も楽に打てますし、何の不自由さも感じません。
やはりこういったアイアンこそが『スタンダード』なのだと思います。
ただ、より敏感に反応するのは『X フォージド』だと思いました。
ちょっとのセットアップの違いで、それが大きく弾道に影響してくる感じがしました。
どちらもアイアンに『易しさ』を求めておられる方には、やや向かない感じもしますが、上達志向が強く、まだまだ自分の技量を上げていきたい・・・。と考えておられる『アスリートゴルファー』の方には、こういったアイアンの方がいいパフォーマンスが発揮しやすいのではないでしょうか?
こういったアイアンを使い続けていると、間違いなくアイアンの技術が、より高いところへ到達すると思います。
『キャロウェイ』と『ダンロップ』という、メーカーは違えど、どちらもとても素晴らしいアイアンです。
今日も楽しく練習を終えることができました。
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セイコー エスヤード GT TypeS アイアン と ミズノ MP-67 アイアン

<左>MP-67 <右>GT TypeS
今日は、この2本のアイアンを比較試打してみました。
試打クラブは セイコーエスヤード GT TypeS アイアン の7番と ミズノ MP-67 アイアン の6番 です。
セイコーエスヤード GT TypeS アイアン のスペック

シャフトはNS PRO 950GHです。
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、トルクは1.9、バランスはD2、キックポイントは中調子です。
先日試打して、とても好感度の高かった『セイコーエスヤード GT TypeS アイアン』と、『マイクラブ』を直接比較してみることにしました。
ややタイプの異なるアイアンですが、どちらも『高フィーリングアイアン』であることに違いありません。
できれば同じ番手で試したかったのですが、最近6番アイアン1本でアイアンの練習をしているので、7番アイアンは自宅に置いてきてしまいました。

<左>MP-67 <右>GT TypeS
『MP-67』と比べると、『ホーゼル』の長さも少し違いますが、最近のアイアンでは『骨太』『硬派』な部類のアイアンといえるのだと思います。
『操作性』を語る上では、どうしても『ホーゼル』を無視できません。
こうして見ていても、このアイアンが単なる、『易しさ』『上がりやすさ』を追求しただけの『キャビティアイアン』ではないのだと思います。

<左>MP-67 <右>GT TypeS
程良い感じで品のある『キャビティアイアン』です。
以前も書きましたが、私がまだビギナーの頃は『マッスルバック全盛』で、『キャビティ』もありましたが、偏見というのではありませんが、『見栄』というものあり、『キャビティ』の方が楽だとは知っていながらも、多くの人が『マッスルバック』を使用していました。
『キャビティ』=『初級者のクラブ』といった、今では考えられない『常識』のようなものがまかり通っていたと思います。
しかし、プロが使うようになって、次第にアマチュアにも人気がでてきたように思いますし、『キャロウェイの功績』も大きいと、私は個人的に思っております。
今では逆に『マッスルバック』を敬遠される方のほうが多いと思うのですが、昔に比べはるかに打ちやすくなっているので、決して敬遠すべきものではないと思います。
あの『芯』で捉えたときの何ともいえない感触と弾道の『美しさ』『力強さ』は、代え難い物があります。
そしてアイアンは決して『大振り』するものではなく、『コンパクト』に『シャープ』に振っていくものだと、教えてくれているような気がします。

<左>MP-67 <右>GT TypeS
『ヘッドの大きさ』も、やはりかなり違います。
『 GT TypeS アイアン 』はやはり『セミラージサイズアイアン』といえるのだと思います。
ただ、大き過ぎるヘッドのアイアンが苦手な私も、このアイアンは構えづらい感じがしません。
むしろいい感じで構えることができます。
充分素振りを繰り返し、試打を開始しました。

<左>MP-67 <右>GT TypeS
『球の上がりやすさ』という点では、番手も違いますし、シャフトも違うので単純に比較はできませんが、『MP-67』は普段通りの上がりやすさで、『GT TypeS』は、かなり『上がりやすさ』『ボールの浮きやすさ』を感じます。
やはり『グース』が小さいからでしょうか?
ボールもすごく拾いやすいですし、何の不自由さも感じません。
この『軽さ』だけが、唯一の苦手なところかもしれない・・・・・。と思ったのですが、『NS プロ』を使い慣れておられる方でしたら、やはりかなり打ちやすく感じられると思います。

<左>MP-67 <右>GT TypeS
『操作性』という点では、やはり『慣れ』というのもありますし、私は使い慣れた『MP-67』だと思ったのですが、この『GT TypeS』も悪くありません。
すごくいい感じがします。
先日試打したときのいい印象がそのまま残っている感じがしました。
球をまとめやすいので、それほど大きなケガにはつながりにくいと思います。
『フック』『スライス』も、比較的簡単に打ち分けられますし、かなり実戦的なアイアンだと思いました。
微妙なニュアンスは『MP-67』の方が出しやすいかな・・・・・?とも思ったのですが、これは『慣れ』という部分も大きく関わってくると思いますので、一概にはいえない感じもしました。

<左>MP-67 <右>GT TypeS
『安定性』という点では、一般的には『GT TypeS』の方がいいのかもしれません。
『キャビティアイアン』を使い慣れておられる方でしたら、間違いなく『GT TypeS』だと思いますし、『マッスルバック(特にMP)』を使い慣れておられる方でしたら、どちらもいい感じで打っていけるのだと思います。
以前、このクラブだけで試打したときは、もっと『シビア』な感じもしたのですが、『マイクラブ』と一緒に打ってみると、かなり『イージーさ』を感じることができました。
決して何処で打ってもミスが出ない・・・・。というアイアンではありませんが、それほど神経質に考える必要のないクラブだと思いましたし、気持ちよく振り抜いていった方が、やはりいい結果につながりやすいのだと思いました。
『GT TypeS』は、決して『ワイドスイートエリア』ではありませんが、ちょうど程良い感じの『易しさ』と『ミスを教えてくれる敏感さ』を兼ね備えていると思いました。
ミスしたのに、それが伝わりづらいクラブも、最近はよく見かけるようになりましたが、そういったクラブはどことなく『難しさ』というか『怖さ』のようなものを私は感じます。
しかし、この『GT TypeS』は、ちょうどバランスがとれていると思いますし、永く付き合っていってもプレーヤーの上達を支えてくれるクラブだと思いました。

<左>MP-67 <右>GT TypeS
『打感』という点では、『GT TypeS』も、すごくいいですが、やはり『MP-67』だと思いました。
かなりレベルの高い争いとなりましたが、やはり『MPの牙城』を崩すのは、なかなか容易なことではありません。
『MP』=『キング・オブ・アイアン』だと思っているのですが、やはりその考えは間違っていないのだと思いました。
しかし世の中には、そして『質の高さ』と『品数の多さ』で恵まれている、この日本においては、それ以外にも素晴らしいクラブはたくさんあるのだと、今日改めて思いました。
おそらく、この『GT TypeS』は『ダイナミックゴールド』は装着されないと思うのですが、もしそれがあって試打してみるとかなり印象も変わってくるような気がしました。
今日は、久し振りにこのアイアンを手にしましたが、改めてこのアイアンが好きになりました。
自分だけでなく、仲間たちにもこのアイアンの良さを知らせていきたい・・・・。と思いました。
『あらゆる面でバランスのとれたアイアン』というと、私は『フォーティーン』をすぐに思い出すのですが、このアイアンを試打していて、そのことを思い出しました。
このアイアンも、今の『ゴルフシーン』において、すごくバランスがとれていて、『ゴルファーのニーズ』に応えているような気がします。
少なくとも、このアイアンに『マイナス』的なことを感じられる方は、非常に少ないのではないでしょうか?
私は一度試打してみて、それが気に入ると、その後、何度も試打するのですが、このアイアンもそういったクラブと同じ、好印象ばかりが残りました。
もしフルセット揃っていたら、実戦でも使ってみたい好フィーリングなアイアンでした。