テーラーメイド - ゴルフクラブ試打日記

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テーラーメイド

      
2021年06月09日
  

テーラーメイド HI-TOE RAW ビッグフット ウェッジ

                 



テーラーメイド HI-TOE RAW ビッグフット ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド HI-TOE RAW ビッグフット ウェッジicon です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。



テーラーメイド ハイ・トウ ロウ ビッグフット ウェッジ 正面
テーラーメイドの新しいウェッジです。

昨年、
同じようなモデルを試打しましたが、このウェッジはまた微妙に違うようです。

前のモデルは『カッパーっぽい』質感でしたが、このウェッジは違います。

カッパーもいいですが、このウェッジも重厚感があっていい感じです。

私はクラブを見たときに『重厚感』といいますか『重量感』といったほうがいいのかもしれませんが、『軽さ』ではなく、『重さ』を連想させるクラブに魅力を感じます。

それは軽すぎるクラブでたくさんミスをしてきたからなのかもしれません。



側面
標準的な大きさです。

名前の通り、トゥ側が伸びていますが、こうして見てもそれほど違和感はありません。



ソールの穴
この大きな凹みは前のモデルにも見られました。

ここをくり抜いて重心を高くしているのだろうと思います。



HI-TOE
HI-TOE、まさにトゥ側が高くなっているウェッジです。

こうすることで、さらに重心が高くなっているのではないでしょうか?

クラシックバレエのトゥシューズではないですが、『つま先立ち』のウェッジといっていいのかもしれません。



WIDE・15
この文字は前のモデルにも見られました。



ソール幅
ソール幅はやや広めですが、サンドウェッジということを考えると普通です。

トゥからヒールにかけて、テーパーになっているのではなく、真ん中部分が少し狭くなっています。



ソール形状
ソール形状にかなりの工夫が見られます。

最近はこのようなウェッジが多くなったので驚くようなことはないですが、クラブに革新的な技術を注ぎ込むテーラーメイドなので、この形にも理由があるのだと思います。

ソールにもミーリングがありました。



ネック長さ
ネックの長さはしっかりキープされていますが、ウェッジとしては普通です。

ロングというほどではありません。

前のモデルはスルーボアのようになっていましたが、このウェッジは違うようです。



ノーメッキのフェース面 錆びているところが懐かしい ミーリングあり
フェース面だけがノーメッキのようです。

ノーメッキといえば、クリーブランドやフォーティーンのウェッジを愛用していたことがあるので、懐かしいです。

フェース面を指で触ってみるとザラザラしていました。

ザラザラしているのですが、ガツガツくるような『強め』ではなく、『目の細かな』感じのザラザラ感です。

砂鉄をフェース面にまぶしているような感じ・・・。といったら伝わりやすいでしょうか?

このフェース面は好みがはっきり分かれるところだと思います。

ノーメッキなので錆びが発生しますが、それがまたいい味を醸し出します。

フェース面には変わった形のミーリングがありました。

これは見たことがありません。

何となくですが、『水はけ』が良さそうです。



装着されているグリップ
装着されているグリップは最近よく見かけます。

ソフトなフィーリングで、アイアンやウェッジに適したグリップです。



構え感
ボールを前にして構えてみると、見惚れるようなことはなかったのですが、なかなかいい感じでした。

ヘッドの据わりがいいので、グラグラ浮くことなく、アドレスがすぐに決まります。

ソール形状(特にヒール側)を見たときに、この据わりの良さは予想できました。

『ブラックホール』といったらオーバーですが、何もかも吸収するかのような、この雰囲気が魅力的です。

黒は収縮色ですが、『吸収色』といっていいかもしれません。

これなら晴れの日のラウンドで、太陽がどの位置にあっても眩しくはならないと思います。

このウェッジはフェース面のほぼ全てにスコアラインがあって変わっているのですが、それがあまり目立たず、前のモデルと大きく違うところです。

顔自体も『逃し系』で、カットに打っていくイメージが出しやすいです。



開きやすさ
開いて構えてみたのですが、いい感じです。

開きづらいウェッジはヒールの部分が膨らんで邪魔することが多いのですが、このウェッジはそうではありません。

このまま開いてボールの下をくぐり抜けていけそうです。

グースタイプではなく、ストレートタイプではありますが、ほんの少し『ベントネック』になっていて、微妙に曲がっています。

これは好みが分かれるところかもしれませんが、私は好感を持ちました。

勢いを殺した『弱い球』をイメージしやすくなるからです。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は好感が持てました。

ソフトではあるものの、結構しっかりしている感じです。

ボールの乗っかり感もありました。

ボヤケた打感ではなく、ボールの質感もはっきりと感じ取ることができる打感です。



スピン性能
スピン性能はとても高いです。

摩擦力が高く、よく食いつき、ボールがよく止まってくれました。

『静かなるスピン性能』といったらいいでしょうか?

『剛』と『柔』でいえば、柔だな・・・。と思いました。

穏やかで計算しやすいスピン性能です。

高重心だからでしょうか?

途中でスピンが解けること無く、しっかりと掛かり続けてくれました。



トゥ側
球を拾いやすく、いい感じであがってくれます。

ストレートタイプで『歯先』で拾うことができ、薄いライでも活躍してくれそうですし、出球のイメージよりも少し高めに浮いてくれました。

ロブ系のショットにも、かなり適したウェッジです。



バックフェース
『安定性』は普通です。

特別大らかなタイプだとは思いませんが、これくらいの普通がベストな気がします。

オートマチック系のウェッジではありません。



距離感
『距離感』という点では、何球か転がして(浮かせて)みて合わせることができました。

イメージよりも少し浮く感じだったので、飛びすぎないといいますか、やや突っ込み気味くらいがちょうどいいように感じました。

飛びすぎないウェッジなので、実戦でも大いに役立ってくれそうです。



操作性
『操作性』はとても高いです。

フェースの開閉をしやすく、抜けが良いので、かなり思い切った使い方をすることができます。

私はこういうタイプのウェッジはロブ系の球で遊びたくなるのですが、それがとてもイージーでした。

『転がし系』もいけると思いますが、どちらかといえば『浮かし系(ロブ系)』で真価を発揮するウェッジだと思います。



試打後の感想


ヒール側
テーラーメイドらしい、かなり工夫がされたウェッジです。

テーラーメイドはアイアンやウェッジ系が得意なメーカーですが、ウェッジにも力を入れてきているということなのだと思います。



TaylorMade ハイ・トウ ロウ ビッグフット ウェッジ
テーラーメイドのウェッジはこれまでいくつか手にしたことがありますが、タイトリスト(ボーケイ)やキャロウェイほど多くありません。

最も親近感をもつのがクリーブランドですが、これからはテーラーメイドのウェッジも、もっと積極的に試してみたいと思います。



テーラーメイド HI-TOE RAW BIGFOOT WEDGE
一時期、かなりノーメッキが流行りましたが、いつの間にか見なくなりました。

メッキタイプよりもノーメッキのほうが高価なことが多いので、何故なんだろう?と思っていました。



TaylorMade HI-TOE RAW BIGFOOT WEDGE
ノーメッキのほうがメッキよりも確実にスピンを掛けられるとは思いませんが、使う価値は充分あると思います。

フェース面がツルツル滑るようなウェッジは今も普通にありますが、このウェッジのようにザラザラ感があって、しかも特別なミーリングが施されているものは実戦向きだといえます。

テーラーメイドはいつも『流行の発信者』なので、再びノーメッキが流行りだすかもしれません。

ただどうしても錆が発生してしまうので、メッキタイプよりもこまめな手入れが必要となってきます。



TaylorMade HI-TOE RAW ビッグフット WEDGE
キャビティタイプやウェイトが組み込まれたようなオートマチックタイプのウェッジを好まれる方には合いづらいところがあるかもしれません。

完全にマニュアルタイプのウェッジで、ショートゲームが得意でロブ系やピッチ系のような『止める球』で勝負していきたい方には頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?



TaylorMade HI-TOE RAW ビッグフット WEDGE
久しぶりにノーメッキウェッジに触れたので、懐かしさがこみあげてきました。


構えやすさ・・・・・☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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2021年06月02日
  

テーラメイド P7TW アイアン

                 

テーラメイド P7TW アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラメイド P7TW アイアン の7番 です。



TRUE TEMPER Dynamic Gold TOUR ISSUE
シャフトは ダイナミックゴールド ツアーイシュー です。

ロフトは35度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。



正面
とてもカッコいいテーラーメイドのマッスルバックアイアンです。

テーラーメイドのアイアンといえば、ポケキャビや中空のイメージが強いですが、昔から無かったわけではありません。

タイガー・ウッズ選手モデルということで、やはりマッスルバックです。

タイガー・ウッズ選手はアマチュア時代からずっとマッスルバックを使っていて、キャビティのイメージはありません。

ナイキのクラブを使っていた時代が長かったのですが、私はやはりミズノやタイトリストアイアンのイメージが強いです。

アイアンはミズノかタイトリスト。

ドライバーはコブラかタイトリスト。

特に975Dは印象に強く残っています。

それから、アーニー・エルス選手が使って大ヒットした『983K』『V1』へと続いていきます。



側面
一切贅肉の無い、シンプルな形状です。

余分な機能を付けずに、全てタイガー・ウッズ選手の技量でカバーするということなのでしょうか?

お助け機能は無い分、リターンも大きいような気がします。

易しすぎると、そこに『曖昧さ』が生じてしまいますが、このアイアンにはそのようなことが無いようです。

ショットにおける全てのこと(高さやスピン・方向性や距離感など)を把握しておきたいというプレイヤーのためのクラブといえるのかもしれません。



フラットバック
フラットバックタイプです。

最近はマッスルバックでもバックフェースの形状の工夫が見られるものが多くなって多様化していますが、このアイアンは昔ながらのシンプルなデザインです。

タフな環境で行われるUSPGAツアーは、このようなタイプのほうが合いやすいのかもしれません。

こうして見ても、やはり『刀』だな・・・。と思いました。

切れ味が鋭そうな名刀の雰囲気があります。



トップライン
トップラインも薄くてシャープです。

すごく構えやすそうで、いいイメージが出せそうです。

このイメージの出しやすさが、クラブの『易しさ』に直結するように思います。

球があがりやすいとか、スイートエリアが広いといったことも重要ですが、私は『構えやすさ』を重視しています。

いいイメージが色濃く出れば出るほど、ショットの成功率が高まることを実感しているからです。



ソール幅
ソール幅は狭いですが、昔のアイアンからすると普通といっていいように思います。

特別狭いとは思いませんが、今のアイアンの中では明らかに狭いですが、レベルブローではなくダウンブローで捉えていきたい方には親近感のもてるソールといえるのではないでしょうか?



ソールのミーリング
ソールにはミーリングのような工夫が見られます。

これは以前試打したウェッジにもありました。

他のメーカーでは見られない工夫ですが、テーラーメイドがやっていることなので、おそらく大きな意味があるのだと思います。

この溝は真っ直ぐですが、円を描くような曲線だと、どうなるのかな・・・?などと思いながら見ていました。

アイアンに限らず、クラブは『自然に閉じながら』ボールを捉えていくものなので、それに合わせて曲線でも面白いと思います。

アイアンやウェッジのフェース面へのミーリングには、いろいろなタイプがあり、メーカーによって特徴があるので面白いです。

ソールにこの溝を入れることで接地面積を減らし、抜けが良くなるということなのでしょうか?

だとしたら、昔の『ゲタバキソール』のアイアン版といったところかもしれません。



ネック長さ
ネックは今のアイアンの中では、やや長めですが、ロングというほどではありません。

こういったところが、今のアイアンの特徴といっていいように思います。

ネックの長さよりも、細さのほうが印象に残りました。

今は太くてボテッとしたアイアンが多くなりましたが、このようにシュッとした『後ろ姿美人』のアイアンを見ると目尻も下がります。

クラブを見て、頭の中がどんよりとした曇りになることもありますが、今日はとてもクリアな快晴です。

ゴルフクラブには直接的な性能とは関係ないですが、『雰囲気』も大切です。



FORGED
ホーゼルには『FORGED』の文字があります。

FORGEDにもいろいろとあるようですが、どのような製造工程で作られているのでしょうか?

タイガー・ウッズ選手モデルということで、特別な鍛造がされているのかもしれませんが、こうして見るだけでは分かりません。

メッキの質感も普通で、特別な印象はありません。

ミラー仕上げになっていて、ピカピカ光を反射するタイプです。

私はサテン仕上げのほうが好きですが、海外メーカーはミラー仕上げが多いような気がします。

ウェッジではノーメッキを今でも見かけますが、アイアンでは見られません。

かなり錆が出てしまいますが、どのようになるのか興味があります。



MILLED GRIND
ヒール側には『MILLED GRIND』の文字があります。

ウェッジもそうでしたし、テーラーメイド独自の技術が用いられているようです。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありません。

指で触ってみると、ツルツルしたタイプではなく、適度にザラザラしています。

テーラーアイアンらしいデザインだな・・・。と思いました。

スコアラインは16本あって、7番アイアンとしては多いほうです。

私は13~14本くらいが好きですが、この間隔の狭さと本数の多さを好まれる方も多いのではないでしょうか?

本数が13本くらいだと、『押す』イメージが出しやすいですが、このように数が多いと押すというよりは『摩擦』をイメージしやすくなります。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。

予想通りの構えやすさです。

新しいアイアンではありますが、クラシカルな雰囲気があります。

物理的な寛容さがそれほど大きくないマッスルバックは『構えやすさ』『イメージの出しやすさ』が命です。

なので、この自然な構えやすさは必要不可欠です。

とても構えやすいですが、見惚れるようなことはありませんでした。

それは全体的な質感や雰囲気によるものです。

良くないというのではなく、あくまでも私の好みの顔・雰囲気・質感ではないということに過ぎません。

グースというのではなく、シャフトの入り方に特徴があります。

少し『右側』から挿してあるタイプです。

昔はよく見られましたが、ここまではっきりしているのは珍しいような気もします。

右に逃げるイメージが出やすいので、ストレートタイプということもあり、スライサーの方には構えづらいところがあるかもしれません。

それと当然ながら、『小顔タイプ』なので、ラージサイズやセミラージサイズを好まれる方は苦手意識が芽生えてしまうかもしれません。



軽トラック
こうして構えながら、『軽トラック』を連想しました。

どういうことかというと、『重心が浅い』ということです。

このアイアンに限らず、アイアンはウッド系のクラブと違い、重心が浅いものですが、それでもポケットにしたりウェイトを組み込んだりして重心を少しでも深くしようとして作られているアイアンが多くなりました。

ゴルフクラブと違い、車には『重心の浅さ』という表現は使われないと思いますが、軽トラックは明らかに重心が浅い(前にある)タイプです。

これははっきりしています。

最も重量のあるエンジンが前にあり、荷台が空だとそれが顕著です。

荷物を積むことを想定して、設計されているということもあると思います。

普通の軽トラで荷台が空の状態であれば、ちょっと力のある人だと1人で荷台を持ち上げる(車を斜めにする)ことができます。

私も過去にやったことがあり、近くで見ていた人から驚かれました。

1センチ2センチ浮かせるのではなく、数十センチ浮かせるのです。

これは凄いことかと思われがちですが、荷台が空の状態だと、それほど難しいことではありません。

逆に前を浮かせることはとても重いので難しいですが、大人が数人いればできます。

私も友人と二人で持ち上げることができました。

昔は車(特にセダンタイプ)は必ずといっていいほど『FR(前にエンジンが積んであり後輪駆動)』でしたが、今は高級車も含めほとんどが『FF(前にエンジンが積んであり前輪駆動)』になっています。

FFは振動が伝わりやすいから乗り心地が悪いと言われた時期が長くありましたが、今は技術が進んでかなり改善されています。

私の今の愛車もFFです。

昔はFRに乗っていて、FRは普段はいいのですが、雪が降ったときなどは大変です。

こういったときはFFのほうが助かります。

FFもFRも舵を取るのは前輪ですが、駆動するタイヤが後輪だとかなり厳しいです。

最適なのは四駆ですが、燃費の問題もありますし、FFだと前輪にチェーンを掛けただけで普通に走れます。


チェーンを掛ける
昔、友人と二人でスキーに行ったとき、小雪が降り続いていて、途中のチェーン脱着場でチェーンを掛けたのですが、雪が多くの車に踏み固められてアイスバーン状態になっていました。

安全第一で徐行するようなスピードで進んでいったのですが、チェーンを掛けた前輪だけが回転していて、チェーンを掛けていなくて駆動していない後輪は回転することなく止まったまま、氷の上を滑った状態で車が前に進んでいたのを見て、ゾッとしたことがあります。

四駆だから雪道でも必ず安全というわけでもなく、スキー場に向かう道で横滑りして身動きがとれない状態になっているのは四駆が多かったです。

四駆だから安心だと過信せずに、しっかりとチェーンを掛けて安全運転しなければなりません。

昔の車(特にポルシェなどの外車に多い)は『RR(後ろにエンジンが積んであり、後輪駆動)』などもありましたが、日本車はもちろん今の車の多くが前にエンジンを積んでいます。

なので、前に重心がきていて、ゴルフクラブ風にいうと『浅重心タイプ』です。

これからガソリンエンジン車が作られなくなり、電気自動車になると、また構造が大きく変わってくるかもしれません。

かなり話が横にそれてしまいましたが、このアイアンの顔を見ながら、そんなことを考えていました。

そう考えると、今のクラブ(特にドライバーやFWなどのウッド系)は『RRタイプ』が多いのかもしれません。

ヘッド後方に膨らみが大きくなり、大きなウェイトがバックフェース寄りに組み込まれていることが多いです。



試打を開始しました


フェース面
打感はとても素晴らしいです。

心地よい柔らかさと厚みのある打感がたまりません。

ボールへの食いつき方も凄いです。

この『分厚い』打感があるから、マッスルバックはやめられません。

フェースがボールをしっかりとつかんで乗せて運ぶイメージが出せます。

インパクトからフォローにかけて距離感を出していけるタイプです。

今のディスタンス系はバーンと弾いて終わり・・・。といったところがあるので、このようなフィーリングは得られません。

『濃い接触』ではなく、『薄い接触』です。

希薄な関係といっていいかもしれません。

そのような今どきの打感が好きだと言われる方もいらっしゃると思いますが、私はやはりこのような厚みと柔らかさのある打感が好きです。

一球打つ毎の情報量も半端ありません。



トゥ側
球のあがりやすさという点では、打ち出しのイメージも合いやすいですし、昔ながらのノーマルな感じがしますが、明らかにヒッター向けです。

標準的なロフトではありますが球が浮きづらいと感じられる方は少なくないかもしれません。

最近のアイアンはロフトが立っているものがほとんどで5番アイアンのような見え方なのに、あがりやすさは8番から9番くらいに感じられるものが多くなりました。

それはメーカーの研究が進んで素晴らしいことだと思うのですが、どうしても構えたときに浮かんだイメージと実際のギャップがあって、打っていても易しいと感じることはあっても、もやもやした感じ・・・。といいますか、心地いいと感じないことが多いです。

なので構えたときに、フェースの傾き(ロフト)をあまり見ないようにしているのですが、このアイアンは構えたときのイメージと出球の高さが合いやすいです。

接触時間の短い、フワ~っとしたあがりやすさではなく、ボールがしっかりとフェースに乗って駆け上がっていっていくような『スピンの効いたあがり方』です。

『スタンディングロフト』のイージー系アイアンは確かにロフトが立っているもののあがりやすくなっていて、『高さで止める』ことができるのかもしれませんが、どうしてもスピンが足りないように感じます。

ボールの低スピン化と同時に、ドライバーも低スピン性能があがりましたが、アイアンも低スピン化が進んでいるのではないでしょうか?

いろいろなアイアンを試打して、そう感じます。

手前に受けていてグリーンが柔らかい状態だとボールも止まってくれるように思いますが、砲台グリーンやポテトチップスグリーンでコンパクションが高いと、なかなか止まってくれないような気がします。

やはりインパクトでしっかりとフェースに乗せて『押せる』タイプでないと、スピンが効きづらく、止められないように感じます。

ラウンドしているときは、ティショットでは普通『無風』か少しフォローくらいがちょうどいいですが、グリーンに近づくにつれて無風か少し『アゲインスト』になってくれるほうが易しいです。

ずっと無風がベストではありますが、自然のなかでそれはありえません。

グリーンが近くなってボールを止めたいときに、フォローだとスピンがほどけて、なかなか止まってくれないので難易度があがってしまいます。

しかし適度にアゲていると、スピンが効いて止めやすくなるので易しさは倍増します。

ウレタンカバーのスピンタイプのボールは確かによくスピンが効いてくれますが、昔の糸巻き(ロイヤルマックスフライ)を愛用していた者から言わせていただくと、だいたい『5~6割』くらいといったところでしょうか?

もちろんバックスピンが掛かりすぎてしまうとまた違う難しさが生じてしまいますが、どうしてもスピンを効かせたいときがありますし、ゴルフに限らずどの球技でもスピンは切っても切れない関係にあります。

そんなことを、このアイアンが放つ弾道を見ながら考えていました。

やはり、これくらいの食いつきがあって、『弾く』のではなく、『しっかりと押して(乗せて)』運んでいけるアイアンに魅力を感じます。



バックフェース
『安定性』という点では、かなり正直なタイプで、シビアさは今のマッスルバックアイアンの中でもトップクラスといえるのではないでしょうか?

『エリア』や『ゾーン』ではなく、『点』として捉えていくべきアイアンです。

アイアンに寛容さを求めておられる方には合いづらいところがあるかもしれません。

今のマッスルバックやハーフキャビティは結構易しさが進化していて、ハードルが下がってきているように感じることがありますが、このアイアンは本来のマッスルバックらしい特徴をもっています。

『白は白、黒は黒』というように、このはっきりとした性格を好まれる方もいらっしゃると思いますし、はっきりせずに曖昧さを良しとされる『グレー派』の方には親近感がもてないかもしれません。



飛距離性能
『飛距離性能』という点では、今のアイアンの中でも明らかに飛ばないタイプです。

飛ばないというよりは『飛びすぎない』ことにフォーカスして作られたアイアンといっていいのではないでしょうか?

アイアンは元々飛ばすのが目的のクラブではなく、『正確に刻む』のが目的のクラブなので、『本来の性能』に戻ったといえるかもしれません。

最近はアスリート系のアイアンでも距離が出やすいものが多くなりましたが、このアイアンは全く違います。

飛距離よりも距離感、『縦のコントロール』を重視したアイアンといっていいのではないでしょうか?


凧揚げ
球を打ちながら、子供の頃によくやった『凧揚げ』を思い出しました。

最近はなかなか空き地が無いので、凧揚げをしたことがないという方もいらっしゃると思います。

私が子供の頃は凧揚げやコマ回しなど、アナログな遊びをよくしていましたが、今はそのような場所が少なくなっているので、子供の遊びはデジタル化しているように思います。

凧揚げは凧を風に乗せて高くあげたり、凧同士を喧嘩させたりする遊びですが、大切なのは『コントロールする』ということです。

10mくらいではどうということはないですが、微風状態でも100mくらい高くあげるとかなり風の影響を受けて凧が暴れだしますし『抵抗』を受けて重くなってしまいます。

そんなときは負けないように、糸をしっかりと張って凧をコントロールしなければなりません。

丈夫な糸でしっかりと張っているから凧を操作できるわけですが、そういったことを、このアイアンの『飛びすぎない』性能を肌で感じながら思い出していました。

しかし今の多くのアイアンは、まるで『糸が張っていない状態』といいますか、『糸が切れてしまったような状態』に感じられるものがあります。

距離をコントロールできず、飛びすぎてしまい、まさに『糸が切れた状態』です。

昔のクラブは縦の距離はもちろん、かなり方向性もばらついていましたが、今のクラブは曲がりにくいものが多いので、コントロールできなくても、ほぼ真っ直ぐ飛ぶものが多くなっているのですが・・・。

アイアンに求めるものは人それぞれで、少しでも飛ばしたいという方もいらっしゃると思いますが、私は飛びすぎないアイアンが好きなので、このアイアンには親近感をもちます。

先程も書きましたが、『出球のイメージ』が合いやすいのも魅力的です。



操作性
『操作性』は最高で、いろいろなショットを楽しめるアイアンです。

直進性といいますか、必要最低限の寛容さだけを残して、あとは全て『打感』と『操作性』にもってきているようです。

グースタイプではなく、ストレートタイプを好まれる方でしたら、ドローヒッターの方にもフェードヒッターの方にも扱いやすいアイアンといえるのではないでしょうか?

プレイヤーの持ち球で勝負していけるアイアンです。

タイガー・ウッズ選手のように、まるで『顕微鏡をもったかのような高い精度』をほこるプレイヤーのために作られたアイアンといえるのではないでしょうか?

最近は少なくなりましたが、大きく曲げることも苦にしないアイアンなので、曲げることを楽しみたい方、真っ直ぐ飛ばそうとするのではなく、あえていろいろな球を打ってスイングを作っていきたい方にも合いやすいのではないでしょうか?

今は大きなクセではなく、『ちょっとだけ』クセのあるアイアンもありますが、このアイアンには見られず、『ニュートラル』な印象をもちました。

そういった意味では、まだ色のついていない『純白』な状態といえるのかもしれません。



試打後の感想


ヒール側
構えやすくて、打感や操作性も最高レベルで、アイアン好き・マッスルバック好きにはたまらないアイアンです。

先程も書きましたが、テーラーメイドにはマッスルバックのイメージはありません。

しかし、またこのようなアイアンを発表して欲しいです。

タイガー・ウッズ選手モデルということで、限定販売なのだそうです。

昔はプロモデルのクラブが飛ぶように売れた時代がありましたが、今は違いますし、特にタイガー・ウッズ選手モデルは爆発的に売れるといったことが無いように思います。

世界ナンバーワンプレイヤーで多くのファンをもっていますし、常人離れしたパフォーマンスを発揮するので、タイガー・ウッズ選手だから使いこなせるのだろう・・・。という心理が働いているのではないでしょうか?



TaylorMade P・7TW アイアン
タイガー・ウッズ選手モデルで限定発売ということで、かなり高価なようですが、全体的な質感も普通で、特別感はないですし、コスパが高いとは正直思いませんでした。

もちろんタイガー・ウッズ選手のファンの方は注目のクラブだと思います。

私もタイガー・ウッズ選手が大好きですが、購買意欲が強く刺激されたか?と聞かれれば、『それほどでもない』というのが正直な感想です。



TaylorMade P・7TW アイアン
それはこのクラブに決定的な落ち度があるというのではなく、昔と違い『プロモデル』にあまり興味が無くなったということもありますし、値段に見合う『特別な何か』を感じないからです。

全体的な質感などもそうですし、他のアイアンと差別化できているとは思いませんでした。

それと、今は魅力的なクラブがたくさんあるというのも大きな理由です。



TaylorMade P・7TW アイアン
特別だけど特別じゃない・・・。といったところでしょうか?

確かにカッコいいアイアンだけど、もし違うメーカーがタイガーモデルを作るとしたら、別のアプローチの仕方(設計や製造・仕上げ)をしただろうな・・・。と思いました。



TaylorMade P・7TW アイアン
タイガーウッズ選手の事故はとてもショッキングなことでしたが、順調に回復して、しっかりと治してから、再び私たちファンにその勇姿を見せてもらいたいです。

そしてマスターズで松山選手と優勝争いをして、日本だけでなく世界中を熱狂させて欲しいです。

タイガー・ウッズ選手の一日も早い回復を祈ります。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆
飛距離性能・・・☆
距離感・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ

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2021年05月27日
  

テーラーメイド SIM グローレ レスキュー

                 

テーラーメイド SIM グローレ レスキュー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド SIM グローレ レスキューicon の4番 です。



Air Speeder TM
シャフトは Air Speeder TM です。

ロフトは21度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は50g、トルクは3.9、キックポイントは先中調子 です。



正面
テーラーメイドグローレシリーズのハイブリッドです。

このクラブは発売されて半年以上経ちますが、まだ試打していなかったことに気づき、試打してみることにしました。



側面
やや大きめなサイズで、ソールの丸さが強調されています。



ウェイト
ヒール側には大きなウェイトが配置されています。



溝
ソールには溝があります。



溝の深さ
溝は深くなく、『段差』といったほうがいいほどです。



TWIST FACE
フェース面のトゥ側には『TWIST FACE』の文字がありました。



ネック長さ
ネックの長さは標準的で、調整機能は搭載されていません。



シャローバック
シャローバックタイプです。



顔
つかまりそうな顔ですが、極端ではありません。

ボリュームもありますし、つかまりそうで安心感をもたれる方は多いのではないでしょうか?



カーボンクラウン
このカーボンクラウンも見慣れてきました。

次のモデルは何色になるのでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えてみると、好感が持てました。

こうしてボールとの対比で見てみると、それほど大きすぎない感じがします。

つかまえ系の顔ですが、それが強調されていません。

こういったところがグローレのいいところです。

易しさの中にも『気品』のようなものが感じられます。

白は膨張色なので、フェースを被せればそれが黒よりも強調されてしまいますが、それを感じさせないほど、いい具合に仕上がっています。

フェースだけを見ると被っているように見えますが、白く塗られたバルジがそう見えないように工夫されています。

最近はこのようにバルジとフェースの向きが一致しないものが多くなりました。

フェースは被っているけど、そう見えないようにメーカーが工夫しているのではないでしょうか?



オリジナルグリップ
装着されているグリップはこれまでも出会ってきました。

ソフトなフィーリングと、グリップパターンに特徴があります。

テーラーメイドはシャフトやグリップにはあまり力を入れていないといいますか、ヘッドほどの熱意を感じないことがあるのですが、グローレシリーズはそうではありません。



振り感
素振りをしてみた感じはまずまずです。

軽量感があって、走るタイプのシャフトです。

顔もそうですが、シャフトも先が動く感じなので、かなり『つかまり』に力を入れているように感じます。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、なかなかいい感じです。

これまでも出会ってきた、テーラーメイドらしい弾き感のあるフィーリングです。

『球持ち』というよりは、明らかに『球離れ』で勝負している感じがします。



打球音
『音』も、これまで何度も耳にしてきた音です。

ややはっきりした音ではありますが、大きすぎず高すぎず、好感が持てます。



トゥ側
球はあがりやすいですが、今のクラブの中では平均的といっていいと思います。

球のあがりやすさよりも、つかまりやすさのほうが印象に残りました。

オシャレでカッコいいクラブですが、タフなタイプではなく、ハードルは高くありません。



バックフェース
スイートエリアは広めでイージーですが、私にはややつかまりすぎた感じで、初球からフックボールを打ってしまいました。

構えたときはそこまでフックするイメージはなかったのですが、思いの外つかまりやすいです。

これは顔の向きというよりは、ソールにある大きなウェイトが効いているんじゃないかな?と思いました。

フェースが返りやすいクラブです。



飛距離性能
『飛距離性能』は優れています。

易しく高確率で飛ばしていけるハイブリッドです。

ミスヒットへの寛容さもあり、飛距離にそれほどバラつきは見られません。



操作性
『操作性』という点では、私はフック系のほうが自然に感じましたが、スライサーの方はちょうど相殺されて真っ直ぐ飛びやすくなるのではないでしょうか?

コスって右にフケるはずの球がフケず、ほぼ真っ直ぐ飛ぶ感じです。

絶対に曲がらないというクラブではないので、『セミオートマチック』タイプのクラブだという印象をもちました。

右に曲がりにくいのは確かです。



試打後の感想


ヒール側
グローレらしく、美しくて高級感がありますが、基本性能もしっかりしています。



TaylorMade SIM GLOIRE レスキュー
エグゼクティブゴルファーの方はもちろん、アスリートゴルファーの方にも支持されやすいのではないでしょうか?



TaylorMade SIM GLOIRE レスキュー
美しいクラブでありながら美しいだけでなく、易しさもあって、クセがあまり無いのがいいです。

もし私がスライサーであれば、購入したかもしれません。



TaylorMade SIM GLOIRE レスキュー
次回作にも期待が持てます。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。


テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ

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2021年05月12日
  

テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー

                 



テーラーメイド SIM2 MAX レスキュー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM2 MAX レスキュー の4番 です。



TM60
シャフトは TM60 です。

ロフトは22度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は63g、トルクは2.9、キックポイントは中調子 です。



正面
テーラーメイドSIM2シリーズのハイブリッドです。

先日フェアウェイウッドを試打したのですが、今日はハイブリッドを試打する機会に恵まれました。

デザインが同じで、ヘッドを小さくしただけのように見えます。



側面
ハイブリッドとして、大きさは標準的です。

フェアウェイウッド同様、いろいろな工夫が見られますが、ゴチャゴチャしていないのがいいです。



SPEED POCKET
この『SPEED POCKET』はおなじみです。

フェアウェイウッドだけでなく、このハイブリッドにも『V STEEL』の文字が見られます。

私は昔、V STEELのFWは使っていましたが、ハイブリッド(テーラーメイドの場合はレスキュー)にもV STEELがあったかな?などと考えていました。



TWIST FACE
『TWIST FACE』も定番のようになりました。



ネック長さ
ネックの長さはたっぷりあって、調整機能は搭載されていません。

テーラーメイドは、この調整機能に最も積極的なメーカーだと思うのですが、最近のモデルでは見ないことも多くなりました。

調整機能よりも、ヘッドの性能に重きをおいたのでしょうか?

ウェイトも見られません。

ヘッドにウェイトがあると『芯の位置(範囲)』がブレやすくなり、見た目とのギャップが生じてしまいますが、このクラブの場合は見た目通りなのかもしれません。



ノーマルシャロー
見慣れた形状で、ノーマルシャローといってもいいように思います。



顔
予想通りのオーソドックスな顔をしています。

いわゆる『卵型』といっていいでしょうか?

ハイブリッド(ユーティリティ)には最も多い顔です。

しかし、私には『逆くの字型』といいますか、フェースが少し左を向いているように見えました。

ただ苦手意識が芽生えてしまうというほどではありません。



カーボンコンポジット
このカーボンコンポジットも見慣れた感じがします。

白いヘッドだけでなく、白と黒のツートンも、テーラーメイドが流行らせました。



装着されているグリップ
装着されているグリップも、これまで試打しています。

ソフトなフィーリングで好感が持てます。



振り感
素振りをしてみた感じはまずまずです。

ハードなセッティングではないですが、頼りなさのようなものはあまり感じず、タイミングもすぐにとれました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、まずまずです。

前のモデルとあまり変わらないような気がします。

つかまりそうな感じがしたので、少し右に向き直して、回すイメージで立ちました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は予想通りでした。

これまでのモデルと変わらないような打感ですが、少し『弾き感』が抑えられているかな?と思いました。

ガツーンと強く弾くというよりは、ややまったりした感じです。

飛ばすイメージのクラブだと、弾き感が強いほうがいいのかもしれませんが、『グリーンに乗せる』『止める』というイメージが欲しいときは、ソフトでまったりした感じがいいように思います。



打球音
『音』は聞き慣れた金属音で、『テーラー音』といっていいように思います。

『キーン』という甲高い金属音ではなく、『カチッ』という硬い感じの音ですが、大きすぎず高すぎず、集中して打っていくことができます。

音にも『温度』を感じることがあり、熱い感じのするものもあれば、このクラブのように『クール』といいますか、あまり『感情』がないような機械的な音も多いです。

起伏の激しい音と、乏しい音といったほうがいいかもしれません。



トゥ側
球はあがりやすくて、タフさは全く感じません。

4番(22度)というロフトもあると思うのですが、弾道は高めです。

アイアンで22度というと、『4番アイアン』になりますが、しっかり打たなくても、言い換えれば少しダフる感じでアバウトに打ってもしっかりあげてくれるのがハイブリッドの利点です。

これまでは『ヒッター有利』といわれてきた『200y前後』の距離ですが、今はこのような高性能で親しみやすいクラブがたくさん登場しているので、有利さは縮まったような気がします。

このクラブは高い放物線を描いてキャリーをしっかり稼いでいけるので、グリーンに乗っても結構止まってくれるような気がしました。



バックフェース
気難しさはなく、イージーなタイプですが、安定性という点では、今のクラブの中では普通です。

ある程度の直進性があるので、打ち出し方向さえ間違わなければ大きなケガにはなりにくいように思います。

球はしっかりとつかまってくれ、右にフケる感じはしません。



飛距離性能
『飛距離性能』も、好感が持てました。

易しく飛ばしていけるタイプです。

先ほども書きましたが、スインガータイプの方にも、距離が出やすいクラブといっていいように思います。

スピンも効いていて弾道も高くなりやすく、やや軽めの球質が特徴です。

風に乗って、『フワー』と浮かんでいくような弾道でした。

羽毛を手のひらに乗せて、フゥーと息を吹きかけて飛ばしていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?

弾道を目で追いながら、昔、子供の頃にしていた遊びを思い出しました。



操作性
『操作性』はそれほど秀でている感じはなく、どちらかといえばオートマタイプのクラブだと思います。

私にはつかまりが良すぎたので、左へ行きやすく、強めにカットボールも打ってみたのですが、あまり大きく右には曲がりませんでした。

やはり打ち出し方向を決めて、そのラインにヘッドを沿わせるくらいがちょうどいいのかもしれません。



試打後の感想


ヒール側
外見上は大きな変化は見られないですし、前のモデルのマイナーチェンジ版といっていいと思うのですが、一番印象に残ったのが『イージーさ』です。

球はよくあがりますし、左右へのブレも出にくいです。



TaylorMade  SIM2 MAX レスキュー
打ち比べていないのではっきりとは分かりませんが、おそらく前のモデルよりもハードルが下がり親しみやすさが増しているのではないでしょうか?

大きさなどはあまり変わらないものの、弾道の高さが印象的でした。

最近のハイブリッドは反発性能と低スピン性能が増して、グリーンを『上から』ではなく、『やや斜め上から』狙うイメージのものが多くなったような気がするのですが、このクラブだと上から狙っていきやすいです。



TaylorMade  SIM2 MAX レスキュー
カッコいいクラブですし、おそらく契約プロも使うモデルだと思いますが、私たち一般ゴルファーにも手の届きやすいクラブだという印象をもちました。



TaylorMade  SIM2 MAX レスキュー
オートマチックタイプでありながら、昔のようなあのゴツゴツとした感じがなく、すっきりしているのもいいです。

『狙いやすさ』という点でも向上しています。



TaylorMade  SIM2 MAX レスキュー
バランスのとれた、『性格の丸い』ハイブリッドです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        
                         
      
2021年04月21日
  

テーラーメイド SIM2 MAX アイアン

                 

テーラーメイド SIM2 MAX アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM2 MAX アイアン の7番です。



20210421163552
シャフトは TENSEI BLUE TM60 です。

ロフトは28.5度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は54g、トルクは3.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は369g です。



正面
テーラーメイドのニューアイアンです。

テーラーメイドらしい、ステンレス色の強い、メカニカルなアイアンです。

先日、『OS』というアイアンを試打しましたが、姉妹モデルであることは明らかです。



側面
結構大きめのヘッドです。

OSがオーバーサイズで、こちらがノーマルサイズということでいいと思うのですが、大きさも充分あり、セミラージサイズといっていいように思います。

ステンレス系で、いろいろなパーツが組み合わさったアイアンを好まれる方には、とても魅力的なデザインといえるのではないでしょうか?



彫りの深さ
彫りの深さもたっぷりあって、フルキャビティに後からパーツを付け足したように見えます。

そういえば、最近はポケキャビをあまり見なくなりました。

ただ、こういったことは流行のようなもので、いずれまた見られるようになると思います。



トップライン
トップラインは厚めです。



ソール幅
ソール幅は、やや広めではありますが、極端な広さではありません。



ネック長さ
ネックの長さも今のアイアンの中でも標準的です。

こうして見ると、極端な低重心にはしていないのかもしれません。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありません。

ごく普通の『貼り付け感』のあるフェース面です。

ただ、以前のモデルよりもフェース面の質感が良くなったような気がします。

テーラーメイドのアイアンは、フェース面に好感が持てないことが多かったのですが、このアイアンはなかなかいい感じです。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。



振り感
かなり軽量感がありますが、こういうクラブこそ手先で振らずに、体全体を使って振るように心がけています。

手先で振ってしまうと、大きなミスを誘発してしまうので、ゆっくり振ってタイミングを整えました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。

もっとクセがあって、きつい感じだろうと思っていたのですが違いました。

グースが利いていますが、強すぎません。

トップラインも厚いですが、イメージがボヤけるほどではありません。

グースタイプではありますが、ヒール周りがボテッとしていないのがいいです。

これまでのモデルは、ここがボテッとしているものが多かったので、かなり良くなったように感じました。

見とれてしまうということはないものの、苦手意識が芽生えることはありませんでした。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、まずまずです。

こういうタイプに多い『球離れ』が速いタイプで、まったり感はありません。

この球離れの速さも、メーカーが狙っているのではないでしょうか?

私はアイアンには、『乗っかり感』を求めたくなるのですが、このアイアンは全く違うタイプです。

しかし、これまでたくさん試打してきた同様のアイアンのフィーリングよりは好感が持てました。

球離れが速いのですが、大味な感じはしません。

私がアイアンに求めたい打感ではないものの、こういう打感もアリなのだと思います。



トゥ側
球はよくあがってくれ、イージーです。

弾道も高く、スインガー向けのアイアンといっていいと思います。

構えたときにイメージする『出球の高さ』と、『実際の弾道』が大きく違いますが、今はこのようなアイアンが大半です。

もっと低めの弾道をイメージしていたのですが、実際はとても高く、浮かせることが容易です。

『ノーマルロフト』のアイアンは、ボールがフェース面を駆け上がるイメージで『食いつかせながら』めくれるように高さを出すイメージですが、このようなアイアンは全く違っていて、球離れの速さと重心の低さで高さを出していく感じでしょうか?

私はなかなかイメージが合いませんが、このようなアイアンを使い込んでおられる方には、とても親しみやすい性能だと思います。



バックフェース
『安定性』はかなり高く、シビアさは全く感じません。

完全にオートマチック系のアイアンです。

フェース面の大部分がスイートエリアではないか?と思えるほど、打点のブレには寛容さをもっています。

ミスヒットしてもフェースがブレにくく、方向性が乱れません。

この大らかさは多くのゴルファーの支持を集めるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』は優れていますが、今のディスタンス系アイアンでは普通で、特に珍しい感じはしません。

優しく、なでるように飛ばしていけるアイアン・・・。といいますか、ゆっくり振って距離を出していけるアイアンです。

弾道の高さとフェースの弾きで飛ばしていけます。



操作性
『操作性』はまずまずです。

オートマ性のほうが勝ってしまいますが、左右に曲げることもできました。

マッスルバックやハーフキャビティのような敏感さはありませんが、そこがまたいいのかもしれません。



試打後の感想


ヒール側
外観は、これまでのテーラーアイアンですが、構え感や打感などが良くなっていると感じました。



TaylorMade SIM2 MAX アイアン
テーラーメイドはフィーリングよりも、機能性を重視するメーカーという印象をもっていますが、フィーリングにも力を入れだしたのでしょうか?


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
                         
        
                         
      
2021年03月16日
  

テーラーメイド SIM2 MAX-D フェアウェイウッド

                 

テーラーメイド SIM2 MAX-D フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド SIM2 MAX-D フェアウェイウッド の5番 です。



20210315231613
シャフトは TENSEI BLUE TM50 です。

ロフトは19度、クラブ長さは42.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は47g、トルクは5.0、キックポイントは中調子 です。



正面
テーラーメイドSIM2シリーズのフェアウェイウッドです。

昨年試打したモデルと、すごく似ていて、後継モデルなのが分かります。

テーラーメイドは一時期、FWでもウェイトを移動できるものがありましたが、この最新モデルはそれが無くなりシンプルになっています。

私はこのようなシンプルなタイプが好きなので、このクラブのデザインには好感が持てました。



側面
よく見られる平凡なシャローヘッドです。

特別変わったところは見られません。



ソールの溝 V STEEL
ソールには『SPEED POCKET』という溝のようなものがあり、そのそばには『V STEEL』の文字がありました。

とても懐かしいです。

V STEELは数年使っていたことがあり、とてもお世話になりました。

数年間、私のゴルフライフを支えてくれた相棒で、とても感謝しています。

このクラブはV STEELの後継モデルという位置づけなのでしょうか?

詳しいことは分かりませんが、懐かしさがこみあげてきて、このクラブにも親近感を覚えました。



ネック長さ
ネックの長さは標準的で、調整機能は搭載されていません。

調整機能を重視する方には物足りないところかもしれませんが、私は重視していないので、気になりません。

むりやり調整機能を搭載してヘッドの性能を落としてしまうよりも、最初から無くしてしまったほうがいいです。



DRAW
ヒール側には『DRAW』の文字がありました。

以前 SIM2 MAX-D ドライバー を試打したときに『D』は『ディープ』のDではなく『DRAW』のDだと、読者の方から教えていただきました。



フェース面の仕上げ
フェース面は姉妹モデルと同じです。

数年前のモデルよりも格段に質感が良くなっています。

これまではチープに見えたものもありましたが、このクラブは違います。



TWIST FACE
トゥ側には『TWIST FACE』の文字があり、これまでの技術が使われているようです。



シャローヘッド
見慣れたシャローです。

明らかにディープではありません。



顔
顔はまずまずです。

『ドローモデル』ということで、フックフェースがきついのかな?と思いましたが、それほどでもありません。

白は膨張色で、いい顔もそうでない顔も強調してしまうので、難しいところがありますが、あえてこの色を採用しているということは、ヘッドの形にも自信があるということではないでしょうか?

ドライバーに比べ、ヘッド体積が小さいFWはフェースを被せなくても自然にターンしやすいので、顔をいじる必要はないのだと思います。

どちらかといえば『つかまる』イメージが出ましたが、極端ではありません。

ドライバーに限らず、フェアウェイウッドも昔はフックフェースがきついものがたくさんありましたが、最近では少し緩和されているようです。



装着されているグリップ
装着されているグリップは、これまでのモデルと共通しています。

シンプルなデザインと、ソフトな握り心地で好感が持てます。



構え感
ボールを前にしても、なかなかいい感じでした。

FWには、ちょうどいい大きさです。

コンパクトなので、ボールが大きく際立って見えるのがいいです。

直打ちすることも多いFWは、ボールが際立って見えたほうが易しさがアップします。

フェースが被って見えたのですが、これくらいであれば、特に問題なく打てそうです。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は好感が持てました。

しっかりとしていながら硬くなく、程よい手応えがあります。

弾き感が、かなり強いです。

打感にも『パワー系』と『スピード系』があるとするならば、このクラブは後者のような気がします。



打球音
『音』も、いい感じです。

聞き慣れた金属音ですが、高すぎず大きすぎず、気持ちよく振っていくことができました。

インパクトが緩むこともありません。

テーラーメイドファンの方や、金属音を好まれる方には、合いやすいのではないでしょうか?



トゥ側
弾道が高く、球はあがりやすいですが、クリークということで考えると、標準的といっていいように思います。

軽量タイプのフェアウェイウッドですが、ヒッタータイプの方にも合いやすいのではないでしょうか?



バックフェース
『安定性』という点では、まずまずです。

シビアな感じはしませんが、高い直進性があるということではなく、ドロー系が出やすいです。

構えたときにつかまりそうなイメージが湧いていたのですが、実際に打ってみても、その通りでした。

私にはつかまり過ぎな感じがするのですが、このつかまりの良さを求めておられる方は多いのではないでしょうか?

この大きさでありながら、スイートエリアは結構広い感じがしますが、今はこのようなクラブが多いので、特別広いという印象はありません。



飛距離性能
『飛距離性能』は優れています。

よく飛ぶので、スプーンを打っているような感覚があり、クリークでここまで飛ぶのは凄いな・・・。と率直に思いました。

フェースの弾き性能。

球のつかまりの良さ。

高弾道。

この3つが組み合わさって、抜群の飛距離性能をもたらしているようです。

いろいろなクラブを試打していて、フェアウェイウッドでは、スプーンだけでなくクリークを試打することも多くなってきたのですが、最近のクリークの中でもトップクラスの飛距離性能といっても過言ではないように思います。

ただ、球質は軽めな感じがします。

もう少し重めでライナー系の強い球が私の好みですが、これは仕方ありません。



操作性
『操作性』という点では、球のつかまりが勝ってしまうので、それほど高いとは思いませんでしたが、右にも曲げることができました。

私はフッカーなのですが、このクラブは球のつかまりがいいので、フェード系の方に合いやすいように思います。



試打後の感想


ヒール側
抜群の飛距離性能で、『飛び系クリーク』とだという認識をもちました。

フェアウェイウッドで、クリークは得意だけど、スプーンは苦手だという方は多いのではないでしょうか?

そういった方にもぜひ試していただきたいクラブです。



TaylorMade SIM2 MAX-D フェアウェイウッド
ヘッド自体も球をつかまえやすいのですが、シャフトもかなりつかまえ系のようで、私はヘッドよりもシャフトを違うタイプで試してみたくなりました。

少し逃していけるシャフトだと、もっと直進性が高まり、結果的に飛距離が伸びるような気がします。



TaylorMade SIM2 MAX-D フェアウェイウッド
ゴチャゴチャしたものよりも、比較的シンプルなクラブのほうが、もっているポテンシャルが高いことが多いですが、今回もそのように感じました。

調整機能など、ユーザーに便利な機能は無いけれど、その分飛距離などに重きをおいて開発されているようです。



TaylorMade SIM2 MAX-D フェアウェイウッド
調整機能を使って、自分の好みに合わせるか?

それとも調整機能を省いて、とことん性能を高めているクラブを選ぶか?

そういった選択が必要なのかもしれません。

この青いシャフトでもいいと思いますが、もっと腰のあるシャフトだと、もっと飛ぶだろうな・・・。と弾道を目で追いながら思いました。



TaylorMade SIM2 MAX-D フェアウェイウッド
飛距離に特化したクラブなので、スプーンを入れずに、このクリークと、それ以下の番手を充実させるというセッティングもアリだと思います。

しかし、クリークでこれだけ飛ぶのだから、スプーンもぜひ試してみたいと思いました。

ポテンシャルの高いクラブですが、ハードルは高くないので、多くの方に支持されるのではないでしょうか?


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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2021年03月10日
  

テーラーメイド SIM2 MAX OS アイアン

                 



テーラーメイド SIM2 MAX OS アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド SIM2 MAX OS アイアン の7番です。



TENSEI BLUE TM60
シャフトは TENSEI BLUE TM60 です。

ロフトは25.5度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は54g、トルクは3.1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は359g です。



正面
テーラーメイドSIM2シリーズのアイアンです。

OSというのは『オーバーサイズ』だということを、以前読者の方から教えていただきました。

昨年、SIM MAX OS というアイアンを試打しましたが、後継モデルだけあって、かなり似ているので、マイナーチェンジということでいいのだと思います。



側面
名前の通り、かなり大きいアイアンです。

これだけフェース高が低くて、面長なアイアンを作るのがテーラーメイドらしいです。

ラージサイズのアイアンを好まれる方には好感が持てるサイズ・形状ではないでしょうか?

実際に見比べてみないと詳しいことは分かりませんが、前のモデルよりも質感が良くなったような気がします。



彫りの深さ
彫りが深く、前のモデルと同じです。



バックフェースにあるバー
バックフェースにある、このバーのような物も前のモデルに見られました。

フェースの真ん中ではなく、少しトゥ側に寄っているということで、ここの部分でヒットして欲しいというメーカーの思いがあるのでしょうか?

ラージサイズのアイアンを使っておられる方の多くが、トゥ寄りでヒットしているということらしいので、メーカーがあえて、この位置に配置しているのかもしれません。

普通のキャビティアイアンは打感が犠牲になるところがありますが、このアイアンはそれをカバーしているような気がします。



トップライン
トップラインは、やや厚めです。

厚いですが、それほど大味な感じはしません。



ソール幅
ソール幅はワイドですが、見慣れた感じがします。

以前はもっとワイドな物もたくさんありましたが、今はこれくらいで落ち着いたのかもしれません。

重心が、かなり低そうです。



ソール形状
ソール形状は『無機質』といいますか、それほど凝った感じはしません。

最近はアイアンのソール形状に工夫が見られることが多くなりましたが、このアイアンには見られません。

こうして見ても、結構バンスが利いているように見えます。



ネック長さ
ネックは短めですが、今では一番多い長さです。

やや太めで、グースが利いているのが分かります。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありません。

いかにもステンレスというような、テーラーアイアンらしい質感です。

アイアン好きの私はフェース面を見て、テンションがあがることがあるのですが、今日はあがりませんでした。

少し大味な感じがして、テーラーメイドはやはりフェース面をそれほど重視していないんだな・・・。と思いましたが、これは私の好みによるところが大きいので、このアイアンが良くないということではありません。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはシンプルで、ソフトなフィーリングです。

このグリップも最近、よく見かけるようになりました。



振り感
素振りをすると、軽量感とヘッドの大きさを感じましたが、何度か繰り返してタイミングを合わせることができました。

一応アイアンということになっているけど、半分くらいは『ユーティリティアイアン』のような性質をもっているな・・・。と思いながら素振りを繰り返しました。



構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずです。

予想していたよりも、クセのある顔ではありません。

グースが利いてトップラインも厚いですが昔のラージサイズアイアンよりは構えやすくなっているので好感が持てました。

トップラインがあまり丸まっていないのもいいです。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、なかなかいい感じです。

予想していたよりも硬くなく、いい打感でした。

硬くて『ゴツン』という打感かと思っていましたが、そうではなく、改善されているようです。

『ペチャッ』という、独特なフィーリングですが、この打感は以前も経験したことがあります。

球離れが速く、スピード感があります。

『球持ち感』が無いですが、この打感を好まれる方は多いのではないでしょうか?



トゥ側
球はあがりやすくて、弾道も高いです。

構えたときに、かなりロフトが立っているように見えたのですが、あがりやすくなるようにたくさんの技術が導入されているのだと思います。

横からはらうように、少々ダフってもボールを前に押し出してくれるタイプのアイアンです。



バックフェース
『安定性』という点では、最高レベルといっていいほど高いです。

打点のブレには動じません。

見た目通りのオートマチックタイプのアイアンです。

このおおらかさは、多くの方が魅了されるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』もずば抜けて高く、今のディンスタンス系アイアンの中でも間違いなくトップクラスです。

弾きもいいですし、安定しています。

7番というよりは、4番に近い飛びです。



操作性
『操作性』という点では、秀でていません。

曲げようとしても、曲がらないアイアンです。

球のつかまりがいいので、左のほうが易しいです。

特に右には曲がる気配すら見せません。



試打後の感想


ヒール側
かなり極端な・・・。といいますか、狙いを絞って開発されているように感じました。



TaylorMade SIM2 MAX OS アイアン
特に優れているのが『飛距離』と『安定性』です。

それに『あがりやすさ』がプラスされ、最先端のオートマチック系アイアンといっても過言ではありません。



TaylorMade SIM2 MAX OS アイアン
ビギナーの方にも、かなり人気が出るのではないでしょうか?

あがりやすくて曲がりにくく、よく飛ぶという、『いいとこ取り』のアイアンです。



TaylorMade SIM2 MAX OS アイアン
『接待系アイアン』といっていいように思います。

これは、仕事の接待のときに使うクラブというのではなく、ゴルフクラブ自体がプレイヤーを接待するような、易しさに満ちたゴルフという意味です。

昔から使われてきた表現で、今はこのようなクラブが主流になりました。

人の感性や技術よりも、物理的性能を最優先させたアイアンです。



TaylorMade SIM2 MAX OS アイアン
『オートマチックの極致』ともいえるアイアンですが、過去のモデルよりもクセのない顔になっているのがいいな・・・。と思いました。

それと、以前よりも質感が良くなっていて、チープさは感じません。

全体的に見て、私がアイアンに求めたいものとは大きくかけ離れているので、購入することは無いですが、面白いクラブだと思いましたし、テーラーメイドの飛距離と易しさへのこだわりが感じられました。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。










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2021年02月19日
  

テーラーメイド SIM2 MAX-D ドライバー

                 



テーラーメイド SIM2 MAX-D ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM2 MAX-D ドライバー です。



TENSEI BLUE TM50
シャフトは TENSEI BLUE TM50 です。

ロフトは9度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は55g、トルクは4.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は299g です。



正面
テーラーメイドSIM2シリーズのニューモデルです。

先日試打した SIM2 MAX の姉妹モデルです。

パッと見た感じだと、特に違いは無いように見えますが、見えないところや細かなところに違いをもたせてあるのかもしれません。

Dという名前がついているので、ディープということなのかな?と思いましたが、SIM2 MAXと厚さも変わらないような気がします。

今度機会があれば、見比べてみたいです。



側面
こうして見てもMAX同様、ラージサイズでシャロー感があり、ディープタイプではありません。

ただ、超シャローでもありません。

このブルーが、いいアクセントになっています。



バックフェースのウェイト
バックフェースにある、このウェイトのようなものも、よく目立っています。

もし、これがウェイトならば、かなり重心が後ろにきている(=深い)ようです。

テーラーメイドは深重心にシフトしたのでしょうか?

先日試打したMAXには『24G』という表記がされていましたが、このDは『22G』となっていて、やはりこれはウェイトなんだろうと思いました。

こちらのほうが2gも軽いことになりますが、それでもかなり重いウェイトです。

他にもいろいろな重さが用意されているのでしょうか?

重心を前にもってきて(=浅くして)、ロフトを寝かせて飛ばすのも有効ですが、私達日本人には重心を深くしてロフトを立てるほうが合いやすいような気もします。

ただ、これも人によって好みが分かれるので一概には言えません。

アイアンやウェッジが好きな私は、浅い重心のドライバーは結構好きでした。

ダイレクトに伝わる感じで、操作性が高まるからなのかもしれません。

重心の深いドライバーは、車に例えると『FR』ということになるかな?などと考えていました。

最近は『FF』の車が多いです。

私は昔、FRの車でスキーに行き、怖い思いをしたことがあるので、それからは四躯かFFで行くようにしました。



FORGED ALUMINUM
ウェイトのそばには『FORGED ALUMINUM』の文字があり、MAXと同じです。

アルミニウムは金属の中では『柔らかい』印象があり、ドライバーよりはパターに使われる印象が強いのですが、テーラーメイドが採用しているということは、それだけの理由があるのだと思います。

私が昔愛用していた、ボビーグレースのキュートキッドというパターがアルミだったのを思い出しました。

『鍛造のアルミニウム』・・・。イマイチ想像ができません。

どういった工夫なのでしょうか?



ソールの溝のようなもの SPEED POCKET
ソールのフェース寄りにはSPEED POCKETがあります。



溝の深さ
溝というよりは、段差といったほうが良くて、深い溝にするよりも、こちらのほうがいいのかもしれません。



ネック長さ
ネックの長さは普通です。

ヘッドが大きく見えて、少し『頭でっかち』に見えます。

シンプルとは真逆の、いろいろな工夫が見られます。

最近はいろいろな工夫がされていても、それをあえて表面には見せないように工夫しているクラブもありますが、テーラーメイドは全て見える位置に配置し、プレイヤーに安心感を与えようとしているのでしょうか?



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。



STD LOFT
試打するのは、このSTD LOFT です。



HIGH MOI DRAW
ヒール側にある、この丸いものはMAXにも見られました。

しかし、位置が少し違います。

このドライバーのほうが、より『ヒール寄り』といいますか、ネックに近い位置にあります。

この位置にあるので、おそらくウェイトなのだろうと思いますが、ここに配置しているということは、重心距離を短くする狙いがあるのでしょうか?

ラージサイズのドライバーは、『重心が長い』という利点を活かして、ややトゥ側にスイートエリアをもってくるのがいいような気もするのですが、フェースの返りがかなり遅く感じて難しく感じる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?(逆にトゥ側が重いほうがヘッドを返しやすいという方もいらっしゃるので、どれがベストなのか使ってみないとわからないですし、あとはプレイヤー自身で微調整するしかないのかもしれません。)

重心距離が適正(私の場合はだいたい35ミリ以下)だと、自然に返ってくれるので易しく感じますが、ラージサイズにすることで、どうしても重心が長くなってしまうのは仕方ないことです。

アイアンは調子がいいのに、ドライバーが全く駄目だ・・・。とか、その逆の経験をされた方は今も多くいらっしゃると思います。

様々な要因があると思うのですが、そのひとつが『重心距離がバラバラ』ということが考えられます。

私が愛用しているドライバーはラージサイズではなく、重心距離が長くないので、アイアンとの相性も良く、どちらが良くてどちらが良くない・・・。といったことにはなりにくいです。

ラージサイズのドライバーを使いたいけど、ラージサイズは球が逃げやすい、だからといってフックフェースは苦手だ・・・。という方は、このような重心距離を短くしているドライバーを使われるのもひとつの方法なのではないでしょうか?



TWIST FACE
フェース面のトゥ側には『TWIST FACE』の文字があります。

M3やM4の印象が強いですが、過去のモデルの優れたところを継承させていて、どんどんいいところが増えていって強化されているようです。

イメージとしては鎧の厚みを増して、強度を高める・・・。といった感じでしょうか?



セミシャロー
形状的にはセミシャローですが、バックフェースに大きなウェイトが組み込まれているので、セミディープに見えなくもないです。

クラウンの丸みも目立っています。



顔
テーラーメイドらしい、機能性を感じさせる顔です。

カーボンコンポジットされていますが、クラウンが黒になっているので、私的には好感が持てます。

フェースは左を向いているように見えたのですが、あまり凝視せずさらっと流すような感じでいこうと思いました。

私にはフックなのですが、これが今の『ニュートラル』なのかもしれません。

ただ、一昔前のような『極端な被り顔』ではなく、見せ方にも工夫がされているようです。

テーラーメイドはどちらかというと、フィーリングや見た目などよりも、とにかく機能性重視で、後からフィーリングはついてくる・・・。という考えでクラブ開発しているようメーカーだな・・・。と思っていたのですが、最近はフィーリングなどにも少しずつ力を入れ始めているのかもしれません。

近くでよく見てみると、クラウンに採用されているカーボンとヘッドの接着部分に少しムラがあるように見えましたが、気になるほどではないですし、性能に大きく関係しているようには思えなかったので、忘れることにしました。



装着されているグリップ
装着されているグリップは前回試打したモデルと同じです。

ソフトなフィーリングで好感が持てます。



振り感
素振りをしてみるとMAX同様、軽くて軟らかさを感じました。

ヘッドのポテンシャルとシャフトのポテンシャルが必ずしも合致していないような気もしますが、これが今の流れのような気がします。

今はヘッドよりもシャフトのほうがアンダースペック化しているように感じているのは私だけでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じです。

少しつかまえ顔に見えましたが、左が気になるほどではありません。

むしろ、抑えめな感じがします。

ロフトが9°ということもあるのかもしれないですが、フェース面が見えすぎないのがいいな・・・。と思いました。

これまで、9°や9.5°でもフェース面が見えすぎてギャップがあり、いいイメージが出なかったこともありましたが、このドライバーはそこまでではありません。

『絶壁感』はないですが、あがりすぎを気にしなくて、普通に打っていけそうです。

見慣れたテーラー顔に安心感がありました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は効果が持てました。

予想していた通りのテーラーフィーリングです。

モデルが変わっても、最近はこのような打感が多くなってきたような気がします。

接触時間が短く、弾き感のある打感です。



打球音
『音』も聞き慣れた小気味いい音です。

この音にも、『単一素材的な音』と、『複合素材的な音』があるとするならば、明らかに後者です

いろいろな素材の音が組み合わさったような感じ・・・。といったらいいでしょうか?

いつの間にか、このような音が増えてきたような気がします。

いつまでも聞いていたい・・・。というような『耳で惚れる音』ではないですが、無難な音です。

『金属製』をあまり感じさせません。

どちらかといえば、『樹脂っぽい』音です。

同じハイテクメーカーでもある、キャロウェイとはまた違った感じがします。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、明らかにライナー系で強い球が打てるタイプです。

高弾道系ではないので、タフに感じる方がいらっしゃるかもしれません。

ヒッター向けのドライバーです。

昔は9°でも『あがりすぎる9°』がたくさんありましたが、このドライバーにはそのようなことを感じませんでした。

シャフトは軟らかめではありますが、叩けるドライバーです。

スピンは結構抑えられているように感じました。



バックフェース
『安定性』という点では、なかなかいい感じで、『オートマ系』なドライバーだと思います。

『叩けるオートマ系』といったらいいでしょうか?

スイートエリアも広く、少々のブレには動じない感じがします。

バックフェースにある大きなウェイトが作用しているのは間違いありません。

少しつかまる感じがしますが、これくらいが今の標準といえるのではないでしょうか?

オートマ系のドライバーではありますが、いわゆる『曲がらない』とか『曲げにくい』というほどではありません。

私はフッカーだからなのか、フック系の球が出やすい印象をもちました。

シャフトを変えれば、もっと直進性を高められるような気がします。



飛距離性能
フェースの弾きが良くて初速も出ていますし、スピンも抑えられているので、飛距離性能も高いです。

ボールが勢いよく飛び出していくところに頼もしさを感じます。

最近は、多くのドライバーの低スピン性能が安定しているので、叩いていきたい方には魅力的に感じられるのではないでしょうか?

ドライバーには、あまり振りすぎないほうがいいタイプと、目一杯振っていったほうが良いパフォーマンスを発揮してくれるタイプがありますが、このドライバーは明らかに後者です。



操作性
『操作性』という点では、自然につかまる感じがするので、私はフック系のほうが出やすい感じがしますが、どのように打っても左にしか行かないというドライバーではありません。

『カットめ』に打ってみると、少し右に曲げてくれました。

構えたときはフックのイメージが出やすいですが、少しのスライスは打たせてくれるドライバーです。

球が逃げづらくつかまえやすいので、フェードヒッターの方には、ちょうどいいストレート系の球が打ちやすいのではないでしょうか?

オートマ系のドライバーではありますが、少しの融通は利く感じで、そこがまた魅力なのかもしれません。

球のつかまりはですが、昔のようなスライスを撲滅してくれるドライバーではありません。



試打後の感想


ヒール側
昨年のモデルSIMもいいドライバーでしたが、私はこのSIM2のほうが気に入りました。

デザインもいいですし、前のモデルよりも少しポテンシャルがあがっているようです。

ライナー系で力強い弾道ということもあるのですが、低スピン性能が『安定』しているところが気に入りました。

これまでも低スピン系のドライバーをたくさん試打してきて、その性能が安定せず突然吹き上がってしまうようなことも過去にはありましたが、今は技術がもっとあがって方向性だけでなくスピン性能も安定性が増しているようです。



TaylorMade SIM2 MAX-D DRIVER
『D』というのは最初ディープのことかな?と思いましたが、それほどディープな感じはしないですし、どういう意味なんだろう?と考えながら試打していました。

少しフェースが被って見えたところや、丸いウェイトがヒール側にあるせいなのか、球のつかまりがいいので、『ドロー』ということなのかな?と思いましたが、実際のところは分かりません。

ドロータイプのドライバー『D』は需要があって売れやすいと思いますが、逆のスライスタイプの『S』は需要が無く、売れにくいような気がします。

それくらい、今もスライスに悩んでおられる方が多いのだと思いますし、今のドライバーは易しくなりすぎて球が右に行きづらいものが多いので、自然とカット軌道のスイングが身についてしまい、スライス打ちが治らないということもあるように思います。



TaylorMade SIM2 MAX-D ドライバー
しかもオートマ性が増しているので、余計に治りにくいかもしれません。

カットに打って真っ直ぐボールが飛ぶのだから、そのままスイングが変わらないのも仕方ありません。

もちろんゴルフは『結果(スコア)が全て』という側面もあるので、どのようなスイングをしてもいいのですが、クラブがプレイヤーのスイングを決めるところがあります。

特にビギナーのうちは、いろいろなミスショットを経験し、それを上達の糧にしたほうがいいと思うのですが、最近のドライバーはつかまりが良くて曲りづらくなっているので、そういった経験がしづらくなっているのかもしれません。

少しのフックフェースが『ニュートラル』といえるような時代になったような気がします。

このドライバーのつかまりの良さを感じながら、そのようなことを考えていました。

ちょっと気を抜いてしまうと左へ行きそうだったので、保険をかける意味で、少し右から回す感じで打ちました。



TaylorMade SIM2 MAX-D ドライバー
球のつかまりがいいドライバーですが、昔のような極端さがないのがいいです。

ドローヒッターの方でも、このドライバーがいい・・・。という方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?

シャフトのブレが少し大きい(=遊びが多い)ので、もう少し締まっていると、もっとラインを出しやすいかな・・・。と思いました。



TaylorMade SIM2 MAX-D ドライバー
先日試打したMAXと性格がすごく似ているような気がします。

実際に打ち分けてみたわけではないので、はっきりとはいえませんが、おそらくこのドライバーのほうがつかまりがいいような気がします。

カッコいいドライバーですが、ハードルは高くなく、親しみやすいドライバーです。

球があがりやすいタイプではないですが、違うロフトだと、もっとハードルも下がると思います。

カッコ良さと基本性能がアップしたドライバーです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ



                         
        
                         
      
2021年02月09日
  

テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー

                 



テーラーメイド SIM2 MAX ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM2 MAX ドライバー です。



TENSEI BLUE TM50
シャフトは TENSEI BLUE TM50 です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は55g、トルクは4.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は300g です。



正面
テーラーメイドSIMの新しいドライバーです。

前のモデルを試打したのが、もう1年近く前になるのかと思うと、すごく早く感じます。

2代目のモデルということで、SIM2という名前になっています。

ということは、来年はSIM3なのかな?と思ってしまいますが、テーラーメイドは名前をいろいろと変えてくるので先が読めません。

ブルーがよく目立っていてカッコいいです。

前のモデルよりも見た目のインパクトがあり、いい意味での派手さがあってオシャレになっています。

テーラーメイドにブルーのイメージはあまり無いのですが、いい感じです。

昨年のモデルはウェイトを移動できるようになっていましたが、この最新モデルでは採用されていません。

必要ないということでしょうか?

それとも何か他の理由があるのかもしれません。



側面
ラージサイズでシャロー系なのは、これまでのモデルと同じです。



バックフェースのウェイト
この出っ張ったようなウェイトも前と同じです。

こうして見ると、かなり目立ちますが、ボールを前にして構えたときに邪魔にならないので、好感が持てます。

『24G』という文字があるので、24gということなのかもしれませんが、真偽のほどは定かではありません。

違う意味があるのかもしれないですし、もし24gだとすると結構な重さになります。

専用の工具があれば取り外しができそうですが、いろいろな重さが用意されているのでしょうか?



ヒール側のウェイトのようなもの
ヒール側にもウェイトのようなものがあります。

刻印が無いので重さは分かりませんが、『HIGH』『MOI』という文字があるので、違う意味があるのかもしれません。



ソールの溝
ソールには溝のようなものがあり、『SPEED POCKET』と表示されています。



溝の深さ
角度を変えて見ると、かなり浅いので、『段差』といったほうがいいかもしれません。

深い溝は必要なくなったというよりは、反発係数があがりすぎて不適合になったり、強度的な問題があったりするのかな?と思いました。



ネック長さ
ネックの長さは標準的で、前のモデルと変わりません。

こうして見ても、ゴツいタイプのヘッドです。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。

試打するのは『STD LOFT』です。



シャローバックなのに、セミディープに見える
シャローバックなのに大きなウェイトがあるので、セミディープに見えるようになっていて、かなり重心が深そうです。

このバックフェースの工夫に、かなり大きな意味があるような気がします。

テーラーメイドは『浅重心』を流行らせたメーカーですし、かなりそのイメージが強いですが、このドライバーは深重心のようです。

ライバルメーカーのPINGを意識しているのかな?と思いました。

トライアングルヘッドもそうですが、このようにバックフェースの中央部分が重くなっていると、フェースローテーションのイメージがあまり浮かばず、どちらかというと、そのまま真っすぐ振り抜いていくような感じです。

しかし実際は、フェースローテーションは自然に行われるものなので、それにも対応できているのだと思います。



顔
顔はまずまずです。

異型ということもないですし、特に強いクセのようなものはありませんが、見惚れるようなこともありませんでした。

今回のモデルは、クラウンが黒くなっています。



カーボンコンポジット
このカーボンコンポジットはお馴染みです。

一口にカーボンクラウンといっても色々とあるような気もするのですが、こうして見る限り、これまでのモデルを踏襲しているようです。

あまり変えようが無いのかもしれません。

しかし、色には変化が見られます。

白いヘッドが好きだという方は多くいらっしゃると思いますし、グレーが好きだという方もいらっしゃると思いますが、私はこのような黒はビシッと引き締まって見えるので好きです。

ヘッドを大きく感じたい・・・。とか、『残像効果』を得たいという方は白いヘッドのほうが合いやすいのかもしれません。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインも過去のモデルと同じです。

トゥ側には『TWIST FACE』の文字があります。

特に変わったところは見られませんが、前のモデルにあった、2本のビスのようなものがありません。

一旦高反発にして、後でルール適合にするように反発係数を調整するという方法をとらなくなったのかもしれません。

違う方法で、フェースの弾きをルールギリギリまで高められているような気がします。

クラブメーカーの中でも、テーラーメイドは特に『アイデアが豊富』なメーカーで、常に先進的な開発をしてくるので、そのアイデアがどんどんクラブに取り入れられているのではないでしょうか?



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングですごくいいです。

14本のクラブの中で、一番ヘッドスピードが速くなり、ハードヒットすることの多いドライバーは、やはりソフトなグリップを挿したくなります。

雨の日のラウンドで滑りにくいという機能も大切になってきますが、それと同等かそれ以上にソフトなフィーリングが欲しいです。

そういった点でも、このグリップには好感が持てます。

私はビギナーの頃、滑りにくさと耐久性を重視してグリップを選んでいましたが、今は完全にソフトフィーリング派になりました。

『握る』というよりは、優しく手のひらで包み込むようにグリップに接していたいと思うようになったからです。



振り感
素振りをしてみると、フレックスはSですが、これまで同様シャフトがかなり動く感じがしました。

シャフト全体がしなる感じで、スピード感があります。

大きな不満はありませんが、なんとなく『押す力』が弱そうです。

重さは300gということですが、実際はもう少し軽く感じられました。



構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまず・・・。といいますか、普通です。

おおらかさもありながら、どこか大雑把といいますか、大味な感じがしました。

研ぎ澄まされた顔でイメージを色濃く出していくというよりは、全体的に少しぼやけた感じにしながら、アバウトさを出して方向性を出していく感じ・・・。といったらいいでしょうか?

これは打ちながら慣れていくしかない・・・。と思いました。

違和感は特に無く、変なクセも無いですが、見とれてしまったりテンションが急激にあがっていくということもなく、淡々と構えていました。



試打を開始しました


フェース面
打感はいい感じでした。

想像していた通りの『テーラーフィーリング』です。

ズシリとくるというよりは、サクサク打てる打感で、『球持ち感』よりは『弾き感』がありました。



打球音
音は小気味いい感じです。

はっきりしているのですが、甲高くなく大きすぎないので、好感が持てました。

音にも『長い』『短い』があるのですが、このドライバーの音は短いタイプです。

余韻を楽しむタイプではありません。



トゥ側
球はよくあがりました。

ゴツいタイプのヘッドで、少しタフなタイプかと思いましたが、実際に打ってみると全然そんなことはありませんでした。

ロフトが10.5°ということもあったのかもしれませんが、私にはあがり過ぎな感じがしました。

もう少し打ち出しを抑えたほうが、いい伸びをしてくれたような気がしましたが、このままでも大きな不満はありません。

次試打することがあれば、違うロフトでも試してみたいです。

スピンも結構あって、球がドロップすることはありませんでした。

深重心タイプのドライバーによくありますが、インパクト後にフェースが急激に上を向きやすいタイプです。

バイクの『ウィリー』や、乗馬で手綱を引っ張りすぎて馬が後ろ足で立ち上がる感じ・・・。といったらイメージしやすいでしょうか?

ちょっと極端な例かもしれませんが、そういったことが浮かびました。



バックフェース
『安定性』も高く、シビアさは全く感じません。

構えたときに球筋のイメージはあまり鮮明に出なかったのですが、球のつかまりはいいほうだと思います。

私はフッカーだからなのか、つかまりが強く感じられましたが、これくらいのつかまりが今は標準といっていいように思います。

シャフトが結構動くタイプなので、タイミングが合えば、かなり球筋を揃えやすいように感じました。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。

前のモデルのイメージが残っているので、それとダブルところがあり、『予想の範囲内』した。

ヘッドの見た目はすごく似ていますが、見えないところにも、おそらく最新の技術が投入されているのだと思います。

球は高く打ち出され伸びていき、そこから急激に落ちることなく、緩やかに下降していきました。

テーラーメイドらしい、弾きの良さが感じられますが、強烈に初速が出ているという印象はありませんでした。

『一発の飛び』というよりも、『安定した飛び』といえるのかな?と思いました。



操作性
『操作性』はまずまずです。

私には球がつかまりやすいので、ドロー系が自然な感じがしましたが、フェード系の方はかなりストレートに近い球が打ちやすいのではないでしょうか?

オートマチックタイプのドライバーであることは間違いないですが、曲がりにくいというタイプではなく、プレイヤーの持ち球を活かしてくれるセミオートマチックタイプというように感じました。

シャフトも軟らかいですし、あまりインテンショナルなショットは打ちたくないタイプです。



試打後の感想


ヒール側
試打していて、やはりお尻(ヘッド後方)が重いタイプだな・・・。と思いました。

フェース面近くのヒール側にウェイトのようなものがありますが、バックフェースにあるウェイトのほうがよく効いているように感じました。

いい意味での『反応の鈍さ』といったらいいでしょうか?

『深重心』らしい、『お尻(バックフェース)で押すような感覚』です。

(フェース面との)『時間差』のようなものを感じました。



TaylorMade SIM2 MAX DRIVER
特に欠点も見当たらず、今のニーズに合っていて、全体的なバランスの取れたドライバーだと思います。

私は叩きたいタイプなので、叩きにいくと少し暴れる感じがありましたが、これはシャフトを替えればかなり改善できるような気がしました。

できれば、もっと押せたらなぁ・・・。と、少し残念でした。



TaylorMade SIM2 MAX DRIVER
少し逃がすイメージで私にはちょうどいいような気がします。

ブルーが見た目のインパクト大で、オシャレになっていますが、使い続けていくうちに、あちこちの塗装が剥げなければいいな・・・。と思いました。

ちょっと前のモデルでも、そのようなことがあったので・・・。

ただ、テーラーメイドはそのようなことを気にせずにクラブ作りをしているのかもしれません。

使い続けていくうちに味の出るクラブというよりは、どんどん新商品を買ってもらいたいというスタンスのメーカーだと思います。



TaylorMade SIM2 MAX DRIVER
前のモデルよりも、いろいろな工夫が加わっていると思うのですが、あくまでも『マイナーチェンジ』であり、特別驚くようなことはありませんでした。

ただ、それはこのドライバーのポテンシャルが低いということではなく、むしろ逆で、それだけこれまでのモデルが高性能だということです。

まだ寒さは厳しいですが、もうちょっとしたら本格的なゴルフシーズンがやってきます。

その新たなシーズンスタートを、この高性能なドライバーで飾るのはいいことではないでしょうか?


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。







                         
        
                         
      
2020年12月21日
  

テーラーメイド SIM グローレ アイアン

                 

テーラーメイド SIM グローレ アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM グローレ アイアン の7番 です。



Air Speeder TM
シャフトは Air Speeder TM です。

ロフトは27度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は43g、トルクは4.1、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は356g です。



正面
テーラーメイドグローレシリーズのアイアンです。

グローレらしく、美しいデザインで好感が持てます。

素材がステンレスなのが一目瞭然ですが、くすみがかったようなステンレス特有のチープさはありません。



トゥ側の溝

ヒール側の溝
バックフェースのトゥ側とヒール側に溝といいますか、『スリット』のようなものがあります。

これはどういう意味があるのでしょうか?

ソールの溝と同じような意味があるのかもしれません。

以前は、このような溝がバックフェースではなく、フェース面にありました。

前と後ろでは、どのような違いがあるのでしょうか?



側面
比較的シンプルなポケキャビです。

ラージサイズのアイアンではありますが、それほど極端ではなく嫌みがありません。



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあって、重心が深そうに見えます。

ポケキャビとフルキャビティとの複合体のようなアイアンです。



トップライン
トップラインは、やや厚めです。



ソール幅
ワイドソールで、リーディングエッジとトレーリングエッジの丸みが目立ちます。



ネック長さ
ネックの長さは標準的で、こうして見てもグースが利いているのが判ります。



ミーリング無し
綺麗なフェース面です。

テーラーメイドのアイアン(特にステンレス系)は、これまでチープなタイプも少なくなかったのですが、このSIM GLOIREアイアンは違います。

さすがグローレといったところでしょうか?

こういった細かいところに、そのメーカーやブランドのイメージが反映されることが多いですが、このアイアンのフェース面はグローレのブランドイメージを保っています。

フェース面にミーリングは見られませんでした。



FORGED
よく見ると、トゥ側に『FORGED』と小さく表記されていました。

ステンレスっぽい質感だな・・・。と思って見ていたのですが、鍛造ヘッドなのでしょうか?

それともフェース面だけ鍛造なのでしょうか?

昔はヘッド全体の鍛造が主流でしたが、今はパーツに限定された『分割鍛造』もあるようです。

ヘッドにFORGEDの文字があると、そのクラブの魅力があがりますが、フォージドであれば何でもいいというわけではないですし、ピンからキリまであるようです。



オリジナルグリップ
とても変わった珍しくて美しいグリップが挿してあります。

先日試打したFWと同じようです。

グローレというブランドで統一されているのかもしれません。

バックラインが強めに入っていました。

ここまでバックラインが強調されているのは、最近では珍しいような気もします。



振り感
素振りをしてみると、軽量感が目立ったので、入念に素振りを繰り返しました。

軽いのでどうしても小手先だけで打ちたくなりますが、それを戒めるためにも、全体(特に背中を意識して)を使うようにして素振りをしました。

アイアンは『狙うクラブ』なので、粘るタイプのシャフトのほうが易しく感じますが、このアイアンに挿してあるシャフトは結構走るタイプです。

シャフトまでFWと合わせているのでしょうか?

どの番手も同じシャフトで・・・。というメーカーの思いがあるのかもしれません。



構え感
ボールを前にして構えてみると、かなりグースの利きが強く、フェースも左を向いているように見えました。

トップラインの厚みも目立ち、真っ直ぐではなくカーブが掛かっていますが、輪郭が丸っこくなくシャープなところに好感が持てます。

フェース面は、かなり光沢感があり、ボールを反射しているようです。

形状は私の好みからは外れるのですが、この光沢感は最近よく見かけるようになりました。

私のイメージでは、かなり左に飛びそうなのですが、今日はそのまま打ってみることにしました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は薄くて、やや物足りないところがありましたが、予想通りでした。

『球乗り感』は無く、『弾き感』の強いタイプのアイアンです。

この弾いて飛ばす感じを好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

アイアンは『飛ばさないで距離をコントロール』するところがありますが、今のアイアンはディスタンス系全盛で、『飛ばしながら距離をコントロールする』という新たな局面に入ったのかもしれません。

それが機動戦士ガンダム風に言うと、『ニュータイプ』なのかもしれません。

この打感(薄い情報)の中から、たくさんのものを取り込まないといけないので、かなり使い込まないと感覚が合わないような気がするのですが、感覚が合い始める頃にはもう次のモデルが発売されているのだと思います。



トゥ側
球はとてもあがりやすくて、タフな印象は全くありません。

構えたときに、かなりフェースが立っているのは判りましたが、それでもボールは高くあがっていきました。

少々ダフっても突っかかることなく、ソールがよく滑ってくれ、ほぼ自動的にボールを押し上げていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?

球はドロップすることなく、パターン化されたように浮き上がっていきましたが、球質的には軽い感じで、風にもっていかれやすそうだな・・・。と思いながら目で追っていました。



バックフェース
『安定性』は、かなり高く、完全なる『オートマチック系』アイアンです。

スイートエリアがかなり広いのですが、ヘッドが大きすぎないので、まとめやすいという利点も兼ね備えています。

アイアンは『点』ではなく、『面全体』で打っていくべきだと主張しているようです。

ゆっくりめで振ったほうが、球はよくあがってくれました。

少し速めに振っていくと暴れる感じがしたのですが、それはシャフトが大きく影響していると思われます。



飛距離性能
『飛距離性能』は優れていて、完全に2番手以上を易しく・軽く飛ばしていけるアイアンです。

これからのアイアンは7番で180~200Yくらいが常識となってくるかも・・・。といいますか、もう既にそのようになっているのかもしれません。

7番アイアンでこれだけ飛んでくれるのだから、アイアンの本数が少なくなっていくのも頷けます。

今の時代、アイアンは『飛ばすクラブ』というのが当たり前となったのかもしれません。

弾き感があって、初速も出ていて、しっかりキャリーが出ています。

高低の打ち分けは難しいので、この自動的に飛ばしていく性能を活かして距離のコントロールや風への対応をしていかなければならないのかもしれません。

グローレのブランドイメージ通り、かなりイージーで距離も出るアイアンです。



操作性
『操作性』という点では、それほど優れていなくて、オートマ性が勝ってしまいます。

私は最初から、フックボールを打ってしまったのですが、それは構えたときのイメージ通りでした。

普通に打つなら、全てフックといっていいほど、よくつかまりました。

ヘッドが大きすぎないのがいいのか、右にプッシュ気味の球が出ないところがいいです。

右にも曲げてみようと思ったのですが、なかなか思うようにはいきませんでした。



試打後の感想


ヒール側
グローレらしく、美しくて高機能なアイアンです。

易しさが全面に出ていますが、それが嫌みになっていないところがいいです。



テーラーメイド SIM グローレ アイアン
以前試打したグローレGシリーズのように、かなり『球のつかまりの良さ』にも力を入れているような印象をもちました。



テーラーメイド SIM グローレ アイアン
オートマチック系のクラブにも、『ニュートラル系』と『フック系』、そして『スライス系』の3つがあるように思うのですが、このアイアンは二つ目のフック系だな・・・。と思いました。



テーラーメイド SIM グローレ アイアン
SIM GLOIREという名前になっているので、SIMとGLOIREのちょうど中間くらいの性質をもっているのかと思いましたが、試打してみて、かなりグローレの性質が色濃く感じられます。



テーラーメイド SIM グローレ アイアン
メーカーがターゲットにしているゴルファー層がはっきりしているようです。

オートマ系でつかまりが良く、球を逃がさず、しっかりつかまえて易しく飛ばしていきたい方には、かなりイージーなアイアンといえるのではないでしょうか?



テーラーメイド SIM グローレ アイアン
ディスタンス系にしては、打感もそれほど悪くないところもいいです。

外見的な美しさと、実際に打ったときの易しさと飛距離が両立できているアイアンです。


構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



                         
        
                         
      
2020年11月30日
  

テーラーメイド SIM DHY

                 



テーラーメイド SIM DHY
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM DHY の4番 です。



N.S.PRO 910GH
シャフトは N.S.PRO 910GH です。

ロフトは22度、クラブ長さは39.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は98g、バランスはD2.5、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は392g です。



正面
テーラーメイドのアイアン型ユーティリティです。

今は多くのメーカーがアイアン型ユーティリティを発売していますし、テーラーメイドにも見られるようになりました。

ステンレスの質感がはっきりしています。

こういったところは海外メーカーらしい特徴かもしれません。



側面
最近はスタイリッシュといいますか、贅肉が削ぎ落とされたようなものもありますが、このクラブは違います。

かなりの大型ですし、これだけ膨れているのだから、中空であることが明白です。



彫りの深さ
この角度から見ても、『のっぺり』としています。

比較的シンプルな形状です。

この角度から見ると、マッコウクジラを思い出します。



トップライン
トップラインは厚めです。



ソール幅
ソール幅はワイドですが、アイアン型ユーティリティとしては普通といえます。

ソールには溝があって、テーラーメイドらしいですし、ウェイトが配置されているのも分かりました。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

こうして見ても、結構グースが利いているのが分かります。

やはりロフトを立てたクラブはグースにするほうが理にかなっているのかもしれません。

あくまでも私の理想としては、昔のようなロングアイアンと同じ構え感をしていて、実際に打ってみると今のアイアン型ユーティリティのようなあがりやすさと安定感があることなのですが、そういうクラブは見られず、物理的に無理なのかもしれません。



FORGED
ホーゼルには『FORGED』の文字があり、ステンレスではないのかな?と思いましたが、どう見てもステンレスに見えたので、違うパーツが鍛造になっているのかもしれない・・・。と思いました。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは見られませんでした。

すごくシンプルできれいなフェース面です。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

このグリップは他のモデルにも採用されていました。



振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずです。

予想していたよりも重量感があって、タイミングが取りやすいです。

ヘッドが結構利いていて、シャフトの先が動く感じがしたのですが、難しく感じるような挙動の不安定さはありませんでした。

タイミング重視で振っていきました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、予想していたよりもいい顔をしていたので、親近感が湧きました。

『美顔』というほどではないですが、特に大きなクセはありません。

面長なところやトップラインの厚みが見えますが、目立つほどではありません。

グースも、最初予想していたよりも弱くて、苦手意識は芽生えませんでした。

ちょっと『ボテッ』としたところがありましたが、昔と比べると、かなりスッキリしているように見えます。

これまでの経験から、テーラーメイドはあまり顔にはこだわっていないように感じることが多かったのですが、最近はこだわりだしたのかもしれません。

アイアンと同じように構えられない『アイアン型ユーティリティ』はたくさんありますが、このクラブはなかなかです。

最近は見かけなくなりましたが、ロングアイアンとして構えられますし、そのロングアイアンに『丸っこさ』を足したような感じです。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は硬めで、ガツンとくる感じでした。

正直、好きな打感ではないですが想定内です。

この硬めの打感が好きだという方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?

ただ、このクラブはアイアンではないですし、アイアンとしては物足りない打感ですが、『アイアン型ユーティリティ』として考えたら、これまで出会ってきた中では、いいほうだと思います。

『アイアン型ユーティリティ』というと、私はどうしてもプロギアズームの初期モデルを思い出すのですが、あの頃に比べて、かなり進化したのは間違いありません。

顔や打感・あがりやすさ・安定性もアップしています。



トゥ側
球はあがりやすいです。

打つ前はもっと低めの弾道をイメージしていたのですが、一球目から高い軌道を描いて飛んでいきました。

ソールにあるウェイトがよく効いているのでしょうか?

重心がかなり低そうで、横からはらう感じで高くあがっていきました。

ソールがワイドでよく滑ってくれるので、少々のダフりを気にしないでいいところも、このようなクラブの特長といえます。

弾道が高く、タフなタイプのアイアン型ユーティリティではないと思いましたが、どちらかというと『ヒッター向け』だと思います。

これまでアイアン型ユーティリティで球があがらなかったので、苦手にしている・・・。という方は、ウッド型のほうが合いやすいかもしれません。



バックフェース
『安定性』は普通です。

シビアさは感じませんが、このようなタイプをたくさん試打しているので、特別変わった感じはしません。

グースタイプではありますが、面長だからでしょうか?

少し右に逃げる球も出ました。

もう少しコンパクトだったら、もっといい球筋を描けたのにな・・・。と思ったのですが、メーカー問わず、このようなタイプは大顔が多いです。

ノーマルサイズがなかなか見られません。

小顔でなくてもいいので、できればノーマルサイズのアイアン型ユーティリティがもっと出てきて欲しいです。

ヘッドをなるべく大きくして、スイートエリアを広げたいというメーカーの思惑もあるのかもしれません。

今はトゥ側でヒットしても、当たり負けしにくいクラブが多くなりました。



飛距離性能
『飛距離性能』は、まずまずです。

テーラーメイドは色々な工夫を毎回していますし、おそらくこのクラブにもハイテクな部分がたくさんあると思うのですが、飛距離に特化した印象はありません。

安定してよく飛ばしてくれましたが、『最大飛距離』とか『これまでにない飛び』という尖った部分を感じることはありませんでした。

『セダンタイプ』のアイアン型ユーティリティです。

『重たい』感じがするな・・・。と、ずっと思っていました。

それはクラブが重いというのではなく、球・弾道が重いという意味です。

その重さはいい意味であることが多く、今回もそのように感じたのですが、『ハードルの低い飛び』を目指すのであれば、また違ったアプローチの仕方があるのかもしれないな・・・。と思いました。

どの番手のクラブも全て『最高の飛び』を求めておられる方には、多少物足りないところがあるかもしれませんが、飛距離に安定性を求めたい方には魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?

今回試打したモデルはスチールが挿してありましたが、カーボンシャフトだと、また違った結果が得られたかもしれないですし、飛距離を求めるのであれば、同じロフトでもウッド型のほうがいいように思います。



操作性
このようなタイプなので、あまり操作したいとは思わなかったのですが、左右にも曲げることはできました。

グースが利きすぎていなかったからなのか、球がつかまり過ぎず、少し右に飛びやすい性格をしているな・・・。と感じました。

なので、スライサーの方には、ややキツいところがあるかもしれません。

私はフッカーなので、ドロー系の球が出ましたが、日頃ストレートボールを打っておられる方は少しフェード気味になることもあるような気がします。



試打後の感想


ヒール側
いい意味で、打つ前の印象と、打った後の印象が異なるクラブでした。

意外なほど、フィーリングが良く、親近感をもつことができました。



テーラーメイド SIM DHY
テーラーメイドのアイアンはステンレスのイメージが強いですが、このクラブにもそのように感じました。

しかしホーゼルにはFORGEDの文字があり、どこかのパーツがFORGEDなのだろうと思いましたし、打ちながらどこかな?と思っていたのですが、それを突き止めることはできませんでした。



テーラーメイド SIM DHY
普通、鍛造といえば、『ヘッド全体』になりますが、このクラブは全体ではなく、『部分鍛造』なのだろうと思います。

なかなか見られないことですが、こういったところがテーラーメイドらしさといえます。

他のメーカーがやらないことをやるのが、先進的なメーカーであるテーラーメイドの特長です。



テーラーメイド SIM DHY
ヘッドの素材にこだわり、そのパーツに最適な素材を使っているということではないでしょうか?

中空らしい、ボテッとしたところがありますが、構えてみると昔ほど気にならないところが印象的でした。

昔のクラブはヘッド後方がかなり大きく膨らんでいて、構えたときに邪魔に感じたことがたくさんありました。



テーラーメイド SIM DHY
このクラブはSIMという名前が付いているので、SIMドライバーのような工夫がされているのだと思います。

試打してみると、特別目新しさがあったというわけではないのですが、私がそう感じないだけで、ヘッドの中にはたくさんの最新技術が組み込まれているのだと思います。

DHYって、どういう意味なんだろう?と思いました。

化粧品のDHCを思い浮かべましたが、このDHYの意味が分かりませんでした。

契約プロの名前をとっているのかな?と思いましたが、ダスティンしか浮かびませんでした。



テーラーメイド SIM DHY
いい意味で、すごくまとまっていて、親近感のもてるクラブです。

これまでテーラーメイドのクラブはどちらかというと、性能のバランスに片寄りがあることが多いと感じていたのですが、このクラブはいい感じでバランスがとれています。

ソールにある溝やウェイトなど、色々な工夫が見られますが、それがマイナスに働いていないところがいいです。

なかなか面白いクラブだな・・・。と思いました。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ
                         
        
                         
      
2020年11月15日
  

テーラーメイド SIM グローレ フェアウェイウッド

                 



テーラーメイド SIM グローレ フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド SIM グローレ フェアウェイウッド の5番 です。



Air Speeder TM
シャフトは Air Speeder TM です。

ロフトは18度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は41g、トルクは6.8、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は288g です。



正面
テーラーメイド SIM GLOIREのフェアウェイウッドです。

先日ドライバーを試打しましたが、今日はフェアウェイウッドです。



側面
基本的な形状やデザインはドライバーと変わらないようです。

テーラーメイドらしくて、好感が持てます。



ウェイト
ヒール寄りにはウェイトがひとつ配置されていて、この位置にあるということは、つかまりを良くする為だと思います。

TUNGSTENだけ表示されていて、数字が無いので重さは判りません。



ネック長さ
ネックは短めで、調整システムは搭載されていません。



ソールの溝
ソールには溝があります。



溝の深さ
ドライバー同様、浅くなっています。

これが最新の深さでしょうか?

RBZとは明らかに違います。



フェース面のデザイン
フェース面はシンプルで綺麗です。

質感も良くなりましたが『最高』ではありません。

使っていけばいくほど、いい味の出るフェース面もあれば、逆に『古さ』や『使い減り感』が出てしまうものもあります。

このクラブは後者に見えました。



TWIST FACE
トゥには『TWIST FACE』の文字があり、ドライバーとの共通点は多く、ドライバーのヘッドをそのままギュッとコンパクトにした感じです。



シャローヘッド
見慣れたシャローヘッドです。



顔
顔はまずまずです。

バルジがほぼ真っ直ぐに近く、全体的に『傾斜』しているといったらいいでしょうか?

真っ直ぐ左に傾いているような印象を受けました。

いわゆる『被り顔』ではありますが、昔のクラブのように極端ではなく、目立たないようになっています。



オリジナルグリップ
独特なデザインで高級感のあるグリップです。

グローレは幅広い層に人気の高いブランドですが、やはり高級感をもたせたブランドだということが分かります。



振り感
素振りをしてみると、軽量感と『先走り感』がありました。

ヘッドを見ても分かりますが、かなり『球のつかまり』を重視して設計されているようです。



構え感
ボールを前にして構えてみると、まずまずです。

これが今、支持されている構え感なんだな・・・。と思いながら見ていました。

『つかまる雰囲気』が好きな方は、かなり気に入られる顔ではないでしょうか?

バルジの角度と、ソールの角度が合っていなくて、フックフェースが流行った頃から、このようなタイプが多くなりました。

いわゆる『錯覚』を利用したヘッドです。

こうして構えたときに『台形』が『等脚台形』になっていなくて、歪んだ形の台形になっています。

バルジは白いので極端に閉じてしまうと構えづらくなるので目立たないようにし、代わりにソールといいますか、フェース面全体を左に向けているような感じです。

バルジの白が強調されているので、フェース面の向きは目立たないようになっています。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は好感が持てました。

サクサク打てちゃうような軽さ・・・。といったらいいでしょうか?

いい意味での『密度の薄い』フィーリングです。

球の乗りがいいほうではなく、弾く感じが強いですが、このあっさりしたところも、今のクラブの特徴なのかもしれません。

このフィーリングはこれまで、テーラーメイドのクラブで経験してきました。



打球音
『音』もお馴染みの『テーラー音』です。

聞き惚れるような音ではなく、機械的な感じですが、高くなく大きくもなく、邪魔をしません。

テーラーメイドは打感や音にこだわるイメージは無いですが、この音は無難な感じです。



トゥ側
球はよくあがってくれて、イージーです。

直打ちでも充分浮いてくれ、高さを出していくことができました。

最近のクラブは『低スピン性能』が高いものが多いですが、このクラブにはそれを感じませんでした。

少し叩けば、『吹く』感じがありました。

タフなタイプのFWではありません。

叩かなくても、ボールの手前にソールをそっと滑らせる感じで、上手く拾ってくれました。

最初見たときに、ソールの丸っこさが印象的だったのですが、その丸っこい形状も上手く機能してくれているのかもしれません。

ソールには溝がありますし、少しゴチャゴチャしたところはありますが、『ソールの滑り』を邪魔することなく、スムーズに振り抜くことができました。



バックフェース
『安定性』も高く、シビアさは感じません。

球のつかまりがいいので、私はドロー系のほうが自然に感じられましたが、フェード系を持ち球にしておられる方は、ちょうどいい塩梅で相殺されてストレート系が打てるようになるのではないでしょうか?

少しトゥ寄りに打っても、ヒール寄りに打っても、球筋が乱れる感じはありません。

フェアウェイウッドなのでドライバーと違い、それほどヘッドを大きくすることはできませんが、限られた大きさの中で最大レベルのスイートエリアを実現できているのではないでしょうか?

オートマチックなクラブですが、『ストレート系』ではなく、『ドロー系』なのが、このクラブの特徴です。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。

球はよくあがりますし、つかまりもいいので、『効率の良い』飛びが期待できます。

フェースの弾きも良く、少し強めに入れていくだけで、速さと高さが格段にあがる感じです。

おそらく、ほぼ半分以上の日本人ゴルファーに受け入れられるのではないでしょうか?

それくらい、よくまとまっている印象をもちました。



操作性
『操作性』という点では、オートマ系のクラブなので、それほど操る感じはしませんが、ドロー系のほうが明らかに自然な感じがします。

つかまりのいいクラブであることは明らかですが、絶対に右に行かないというクラブでもなく、結構カットに打ってみて右にも少し曲げることができました。



試打後の感想


ヒール側
グローレらしい高級感・美しさをもちあわせたクラブです。



TaylorMade SIM GLOIRE FW
ハイテクタイプのクラブですが、そのハイテクが出しゃばりすぎて邪魔をしていない感じがして、好感が持てました。



TaylorMade SIM GLOIRE FW
よくつかまって飛ぶので、球数をこなしていくうちに、今自分がスプーンをもっているのか、クリークをもっているのか分からなくなるような感じがしました。



TaylorMade SIM GLOIRE FW
ほぼ自動的といっていい、飛び性能に技術の進化を感じます。



TaylorMade SIM GLOIRE FW
グローレとSIMの『複合型』FWといっていいでしょうか。



構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ
                         
        
                         
      
2020年11月05日
  

テーラーメイド P7MC アイアン

                 



テーラーメイド P7MC アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド P7MC アイアン の7番 です。



N.S.PRO® MODUS3 TOUR105
シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR105 です。

ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は106.5g、バランスはD2、キックポイントは元調子 です。



正面
テーラーメイドの、とてもカッコいいハーフキャビティアイアンです。

テーラーメイドのアイアンはどちらかというと、機能的といいますか、たくさんのパーツが組み合わさった印象がありますが、このアイアンはベーシックタイプといいますか、シンプルな形状がカッコいいです。

プレイヤーの感覚を活かしてくれるピュアな感じがします。

また、テーラーメイドのアイアンはステンレスのイメージがとても強いのですが、このアイアンは軟鉄の質感があって、見るからに柔らかそうです。

この顔(バックフェース)を見て、以前試打したことのある、ツアー プリファード フォージド アイアン を思い出しました。

MCとは、おそらくマッスルキャビティのことだと思います。

マッスルバックとキャビティの『いいとこ取り』といいますか、中間的なポジションなのかもしれません。



側面
大きさもちょうど良く、シンプルでシャープな形状がたまりません。

アイアン好きの私は、しばらく目で楽しみました。

見ているだけで自然と目尻が下がります。

たくさんのパーツが組み合わさった『足し算的』といいますか、色々な性能を組み合わせたようなアイアンもいいですが、このアイアンのように『引き算的』といいますか、無駄なものをそぎ落としたようなアイアンに魅力を感じます。

足し算のアイアンには感覚が邪魔されて届かないと感じることもありますが、引き算でシャープなものは、これまでの経験が活かせそうですし、感覚が邪魔されない感じがします。

『感覚の浸透圧』が高いといっていいかもしれません。



彫りの深さ
彫りは浅く、こうして見ても標準的なハーフキャビティだということが分かります。

このような形状はたくさん見てきました。

テーラーメイドのアイアンはウェイトが組み込まれているイメージがありますが、色々な角度から見ても、外から見る限り、異材などは組み込まれていないようです。

最近は中空アイアンをよく見かけるようになりましたが、このアイアンはプクッと膨れたところがなく、ボテッとしていないので、ノーマルタイプのアイアンだということが分かります。

中空アイアンのメリットはとても大きいと試打していても感じますが、どうしても打感が犠牲になってしまうので、私は使いたいと思ったことがありません。

しかし今の中空アイアンは昔の中空アイアンよりもかなり進化していて、デメリットが小さくなっているのも事実です。



トップライン
トップラインの厚みは標準的です。

特別薄いということはありませんでした。



ソール幅
ソール幅は狭いです。

昔だったら普通ですが、今では明らかに狭いです。

最近は、このような幅のアイアンが流行っているのでしょうか?

他のメーカーのアイアンでも見られるようになってきました。

ソールが狭いと難しそうに感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、逆にソールが広すぎるアイアンに苦手意識をもたれる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

人によって好みが分かれるところかもしれませんが、私はこのソール幅には親近感がもてます。



ソール形状
ソール全体に緩やかな丸みがあります。

リーディングエッジとトレーリングエッジにも丸みがあって、抜けも良さそうです。

ソール幅の狭さと接地面積の小ささで、地面に刺さることなく素早く振り抜いていくイメージが出せました。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

特別長いという感じはしません。

こういったところが、今のアイアンの特徴といっていいように思います。

昔のアイアンのようなロングネックを見かけることがほとんど無くなりました。



FORGED
ホーゼルには『FORGED』の文字があります。

テーラーメイドのアイアンは、ステンレスのイメージが強いので、あまり見ませんが、それでも昔からいくつかのフォージドアイアンに出会ってきました。

一口にフォージド(鍛造)といっても、いろいろな鍛造の仕方があるようですし、製品として見ても、あまり綺麗でなくチープに見えるものにも出会ってきました。

しかし、このアイアンはとても綺麗ですし、仕上げも丁寧です。

チープさは一切見られません。

日本の地クラブメーカーのような『手作り感』のあるフォージドアイアンではなく、おそらく機械による『プレス鍛造』だと思いますが、このクールな感じが海外メーカーらしいところです。

光沢感はありますが、ミラー仕上げのようなピカピカ光るタイプではなく、いい感じの高級感があります。



ミーリングあり
フェース面には綺麗なミーリングが規則正しく配置されていました。

ここがすごく驚くといいますか、いい意味でテーラーメイドらしくない感じがしました。

これまでのチープといいますか、『気を遣っていない感』は全くありません。

テーラーメイドのアイアンにミーリングのイメージは無いですが、これからは採用していくのでしょうか?

テーラーメイドは『ブームの火付け役』的なところがあるので、他のメーカーが追随してくるかもしれません。

ルールで角溝が禁止されているので、ミーリングの果たす役目は大きいと思います。

これまでも私は何度か書いてきましたが、アイアンには強烈なスピン性能を求めるのではなく、フライヤーを抑制してくれる性能を求めています。

フライヤーには、これまでたくさん痛い目に遭ってきたからです。

このアイアンのミーリングが、実戦でどれだけ威力を発揮するのか楽しみです。

これまでテーラーメイドのアイアンをたくさん試打してきて、テーラーメイドはフェース面には気を遣わないんだな・・・。と思っていましたが、このアイアンのフェース面を見て、そうではないのだと知りました。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

このグリップは以前試打したアイアンにも装着されていました。

グローレとは違うグリップですが、ブランドによってグリップを変えているのでしょうか?



振り感
素振りをしてみても、なかなかいい感じです。

やや軽めですが、動きが大きくて頼りない感じもなく、しっかり振っていけます。

できればもう少し重さが欲しかったのですが、素振りを繰り返して軽さに慣れることにしました。

最近はこのように少し軽めでしっかりしたシャフトが増えてきたように思います。

シャフトのバリエーションが増えたことは私たちゴルファーにとって、すごくいいことです。

私がビギナーの頃は少ない選択肢のなかで、そのクラブ(ヘッドやシャフト)に合わせていかざるを得なかったのですが、今は完全に逆転して、プレイヤーにクラブを合わせる時代になりました。

ただ、経験が浅い方はどれを選べばいいか分からないところもあると思うので、フィッティングで合うシャフトを探すのがいいと思いますし、最初からあまり軽すぎるシャフトは選ばないほうがいいように思います。

適度な重量感は大きな武器になりますし、長くゴルフを続けていくうえで重要だからです。



構え感
ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。

惚れ惚れするほど美しい顔をしています。

ここ数年、テーラーメイドアイアンの顔に見とれたことが無かったような気がするのですが、今日久しぶりに見とれてしまい、目尻が下がりっぱなしです。

すごくいい気分になったので、しばらくこうして見つめていました。

クラブもこちらを見ているようで、まるで『お見合い』をしているような感覚でした。

この美しい顔をしたアイアンで今から球を打てるのかと思うとすごく嬉しくなりますし、ワクワク感が止まりません。

いい意味で『テーラー顔』ではないアイアンで、ベーシックなタイプです。

ストレートネックなので、強いグースを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。

最近はセミグースタイプが多いですが、私はこのような顔のほうが好きです。

トップラインも真っ直ぐに近いので、逃がすイメージを出しやすいですし、ネック周りがスッキリしていて、ボテッとしていないのも魅力的です。

目の保養ができるアイアンというのは、こういうアイアンのことだよな・・・。と独り言をつぶやいていました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はソフトでとても良いです。

予想していた通りのグッドフィーリングです。

フェースへの乗っかりもいいですし、アイアン好きにはたまりません。

構えやすいのでイメージが湧きやすいですし、大きさもちょうどいいので、必然的に芯でヒットしやすくなります。

打感がとてもいいので、一球一球密度の濃い試打ができました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では標準的で、特に『お助け機能』のようなものは感じません。

見た目通りといいますか、構えたときにイメージした出球のまま飛んでいきました。

最近は構えたときのイメージと、実際の弾道のイメージが合わないアイアンが多くなりました。

構えたときはフェース面がすごく立って見えたので、低めの弾道をイメージしていても、実際に打ってみると、ショートアイアンのように高~くあがっていくアイアンも増えました。

それは凄いことで、高い技術が組み込まれていると思うのですが、私はやはりこのような自然といいますか、ベーシックなタイプが好きです。

7番アイアンに欲しい、『グリーンを上から攻める感覚』が活かせるところに魅力を感じました。

これならグリーンに着地してから、滑ってダラダラと転がっていくことなく、しっかりとキャッチして止まってくれそうです。

特別タフなアイアンだとは思いませんでしたが、ヒッター向けのアイアンであることは間違いありません。



バックフェース
『安定性』という点では、これまでのハーフキャビティと同等で、寛容さが感じられるアイアンではありません。

普段マッスルバックを使用しておられる方には、キャビティの易しさ・大らかさを感じやすいかもしれませんが、いわゆる『イージー系』のアイアンを使い慣れておられる方はシビアに感じられるかもしれません。

しかし構えやすいので、いいイメージを出しやすいですし、そのイメージが強く残っているうちに打っちゃえば、再現性は高まるように思います。

まさに『鉄(アイアン)は熱いうちに打て』です。

イメージを反映しやすいアイアンといっていいと思います。

スイートエリアの広さで勝負するアイアンではなく、イメージの出しやすさでミート率を高めるアイアンといったほうがいいかもしれません。



飛距離性能
『飛距離性能』という点では普通ですが、弾道が力強く、いい伸びを見せてくれました。

いわゆる『ディスタンス系』のアイアンではないので、アイアンもドライバー同様、少しでも飛ばしていきたい方には物足りないところがあるかもしれません。

最近はそれほど『ヒット感』を強くしなくてもいいといいますか、ボールの横っ面を優しくなでるような感覚で打っていくのに適したクラブが多くなりましたが、このアイアンはしっかり振って強いインパクトでボールをターゲットまで運びたいアイアンです。

ソールが広すぎないといいますか、適度に狭かったからでしょうか?

横から滑らせるというよりも、昔のように上からしっかりと押さえ込んでいく感じで打つことができました。

大きな飛距離が望めるアイアンではなく、距離感を求めたい方に合いやすいアイアンであることは間違いありません。



操作性
『操作性』はかなり高く、左右へも曲げることが簡単でした。

私はドロー系のほうが自然な感じがしましたが、フェードヒッターの方にも易しく持ち球を打っていくことができるのではないでしょうか?

いい意味で『中間的』といいますか、ナチュラルなタイプで、クセのようなものを感じません。

球がつかまり過ぎないですし、逃がしていけるので左も怖くありません。

ストレートタイプだからなのか、初めて手にしたアイアンですが、一球目からダフることもなく、いい感じでボールと遊ぶことができました。

最近はドライバーに限らず、アイアンでも直進性の高いものが増えてきましたが、このアイアンは完全にマニュアルタイプです。

直線だけで攻めるのではなく、直線でも曲線で攻めることのできる懐の深さを感じました。

実戦では『攻めの幅』を増やしていけるので、使い勝手が良さそうです。

練習でいい球を打つのではなく、常に実戦(コース)でどのような球が出るかが大切ですが、このアイアンはすごく良さそうですし、今すぐにでもコースで使いたいと思わせてくれました。



試打後の感想


ヒール側
テーラーメイドは『ウッドメーカー』というイメージをもっていて、ドライバーやFWなどに比べると、アイアンはイマイチな印象もありました。

海外メーカー御三家といえば、テーラーメイド・タイトリスト・キャロウェイだと思いますが、アイアンではタイトリストやキャロウェイに大きく後れを取っていると私自身思っていました。

もちろん、飛び系アイアンもたくさん発表していて、それも凄い性能だと思いましたが、魅力を感じることは他のメーカーと比べると少なかったのは事実です。



テーラーメイド P7MC アイアン
しかし、このアイアンに出会って印象が変わりそうです。

テーラーメイドはついにアイアンにも本腰を入れたのでしょうか?

メーカーの発表するクラブに大きな変化が現れるときは、契約プロによるところが大きいと思うのですが、テーラーメイドがタイガー・ウッズ選手と契約して、これまでのようなステンレスのラージサイズばかりでなく、オーソドックスなフォージドアイアンにも力を入れるようになったのかもしれません。



TaylorMade P7MC アイアン
タイガーウッズ選手はナイキのクラブを長く使っていましたし、ナイキがクラブ業界から撤退して、テーラーメイドと契約したときは驚きました。

『らしくない感じ』がしたからです。

正直、タイガー・ウッズ選手にはミズノかタイトリストのアイアンを使って欲しいと思いましたし、日本の地クラブメーカーでいえば、三浦技研のアイアンがいいな・・・。と、ずっと思っていました。

テーラーメイドとタイガー・ウッズ選手とのイメージがマッチしなかったのですが、当然メーカー側としても契約プロの要望に応えるクラブを作るはずなので、クラブの性能には心配はしませんでした。



TaylorMade P7MC アイアン
私の友人たちもドライバーやFWはテーラーメイドを使っているけど、アイアンは他のメーカーを使う人が多かったです。

もちろん、テーラーメイドアイアンが良くないということではないですが、ドライバーほどのポテンシャルの高さを感じにくいものが多かったのは事実です。

私はテーラーメイドのドライバーやフェアウェイウッドを初めて試打してからも、そのクラブを何度か試打して楽しむことがありますが、アイアンは『一度きり』ということがほとんどでした。

一度試打したら、もう試打しなくてもいいと思っていました。



TaylorMade P7MC アイアン
しかし、このアイアンは違います。

何度でも試打したいですし、是非コースでも使ってみたいと思える魅力的なアイアンです。

ステンレスにはステンレスの魅力があると思いますが、私はやはり軟鉄が好きで親近感を覚えます。

このアイアンは軟鉄ですし、すごく綺麗に仕上がっていて男前なので、好感度がさらにあがりました。

チープさが全く無く、とにかく美しいです。

このアイアンを試打して、改めて全体的な『形の美しさ』が大切だな・・・。と感じました。

ゴルフクラブはまず、目で楽しませないといけません。

それには『形の美しさ』が必要です。

視覚・触覚・聴覚で楽しませてくれなければなりません。



TaylorMade P7MC アイアン
このような美しいアイアンは、『ミスをしたらクラブのせい』にできないところがまたいいです。

最初の印象が良くなかったり構えづらかったりするのもそうですし、打感が良くないクラブだと、ミスショットの原因をクラブのせいにしたりすることもありますが、このようなクラブだと、そういった言い訳ができないところがいいですし、私は昔からそのようなクラブを求めて使っていました。

ゴルフには

・クラブがスイングを教えてくれる。
・コースがゴルファーを育ててくれる。

という格言がありますが、このアイアンを試打して、まさにその通りだな・・・。と思いました。

予定の時間が来て、球数もオーバーしていたのですが、試打するのが楽しくて、なかなか止められませんでした。

今日も打席の外のアプローチ練習場で芝と戯れようかと思っていたのですが、このアイアンに出会い、急遽予定が変更になりました。

また試打したいですし、後ろ髪を引かれる思いで練習場を後にしました。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ
                         
        
                         
      
2020年10月27日
  

テーラーメイド SIM グローレ ドライバー

                 



テーラーメイド SIM グローレ ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド SIM グローレ ドライバー です。



Air Speeder TM
シャフトは Air Speeder TM です。

ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は47g、トルクは6.6、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は278g です。



正面
テーラーメイドグローレのNEWモデルです。

デザイン的にも、以前試打したM GLOIRE ドライバーの後継モデルであることは容易に想像できます。

パッと見る限り、それほど大きな変化は無さそうです。



側面
ラージサイズでシャロー感はありますが、超シャローではなくヘッドには適度な厚みもあります。

こういった形状は前のモデルと変わりません。



ネック長さ
ネックは短く、調整機能も搭載されていません。

これも前のモデルと同じです。

あの名器『』には搭載されていたのですが、必要ないということなのかもしれません。

調整機能を重視しておられる方はたくさんいらっしゃると思うので、不満に思われる方もいらっしゃるかもしれません。



ソールの溝
ソールには溝があり、これも前のモデルと同じです。



溝の深さ
しかし浅くなっていて、大きな違いがあります。

これはどういうことなのでしょうか?

ヘッドの強度や反発係数などが関係しているのかもしれないですし、違うコンセプトで開発されているのかもしれません。



ウェイト
ヒール側にはウェイトがひとつだけ配置されていて、これも同じです。

こうして見ると、前のモデルとの共通点が多いことに気付かされます。

『TUNGSTEN』の文字がありますが、数字が刻印されていないので重さは判りません。

交換するタイプではないのかもしれません。



SPEED INJECTED
トゥ側にはSPEED INJECTEDというものがありますが、これはどういう効果が期待できるのでしょうか?



フェース面のデザイン
シンプルで綺麗なフェース面です。

グローレのブランドイメージに合う、高級感があります。

チープさは見られません。



TWIST FACE
トゥ側には『TWIST FACE』の文字があり、M3などの技術がそのまま採用されているようです。

MグローレはFORGEDでしたが、このSIM グローレは違うようです。

このドライバーの名前は『SIM』となっているので、MグローレにSIMの性能を足したドライバーなのかな?と思いました。



カーボンクラウン
お馴染みのカーボンクラウンです。

このデザインもMグローレと同じですが、色が少し濃くなりました。



シャローバックだけど全体的に厚みのあるヘッド
シャローバックではありますが、ヘッド全体がシャローということではなく、ヘッドの中心部分に厚みがありますし、フェース高もあります。

いわゆるセミディープフェース&シャローバックタイプのドライバーです。



顔
NEWモデルではありますが、顔は変わらないようです。

この顔は何度も見てきたように思います。

少しフェースが左を向いているように見えましたが、それがはっきりと分からないように少しボヤけて見えるような工夫がされているのかもしれません。

クラウンのほぼ全てがカーボンなので、かなり低重心化されているのではないでしょうか?



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、ちょっと変わったデザインです。

高級感があり、さすがはグローレだな・・・。と思いました。

ソフトなフィーリングで好感が持てます。

気になるのは、グリップは消耗品なので、グリップ交換するときに、これと同じグリップが用意されているかということです。

私は昔、テーラーメイドのドライバーで、『ツチノコシャフト』を愛用していたことがあり、グリップ交換のときに、ツチノコシャフトに合うグリップがなかなか見つからなかったので、少し苦労した経験があります。

一世を風靡した、あのツチノコシャフトはもう復活しないのでしょうか?

製造元は確か藤倉だったように思います。



振り感
素振りをしてみると、軽量感はありますが、これまでのモデルと大差ないように感じます。

シャフトが結構動くタイプで、いわゆる『走り系』のようです。

堪えてくれるタイプのシャフトではなく、動きの大きいシャフトです。

このシャフトが純正なのでしょうか?

それとも他に色々なシャフトが用意されているのでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えた感じはまずまずです。

特に気になるところはありませんが、クラウンマークが少しヒール寄りになっています。

あえてこのようにしていると思うのですが、どういった効果が期待できるのでしょうか?

私はクラウンマークが無くていいといいますか、むしろ無いほうが好きですし、どの位置にあっても構えが変わることはありませんが、クラウンマークにボールが正対するように構えておられる方も多いと思います。

このクラウンマークの位置で構えてくださいということなのでしょうか?

こう構えることで、普段トゥ寄りにヒットする人が、センターでヒットするという狙いがあるのかもしれません。

ヘッドは大きく見えますが、ヘッド後方がそれほど膨らんでいないのがいいです。

むしろトゥ側の膨らみというか『出っ張り』が目立つので、やや面長な感じもします。

NEWモデルではありますが、これまでのモデル(Mグローレ)と同じようなイメージで打っていけば良さそうです。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はしっかりしているのですが、堅いというほどではなく、嫌な衝撃も残りません。

ソフトなフィーリングではないですが、小気味良い堅さといったらいいでしょうか?

打ち応えのある打感です。

打ち比べてみないと実際のところは分かりませんが、Mグローレの打感に近いような気がします。



打球音
音は、やや高めの金属音ですが、甲高くはなく大きすぎないので、特に不満はありません。

この金属的な音を好まれる方も多いのではないでしょうか?



トゥ側
ロフトが10.5度ということもあり、よく上がってくれました。

叩いてしまうと上がりすぎるので、かなり抑えめな感じがいいように思います。

いわゆる低スピンタイプではなく、少し吹き上がるようなところもありました。

テーラーメイドは海外メーカーですが、このグローレは日本市場向けのブランドだと思いますし、低スピンではなくターゲットを絞って『適スピン』にこだわって設計されているのではないでしょうか?

シャフトも動くタイプで、この弾道の高さに影響しているように感じました。

あくまでも『イメージで』ですが、インパクトから先は、フェースの向きはしばらく水平あるいは少し下を向くイメージが欲しいです。

下を向くイメージは、パーシモンでゴルフを始められた方にはおそらく理解していただけるのではないでしょうか?

逆にメタルになってから、アッパーブローで打つようになったので、逆のイメージでヘッドをリリースしていくようになりました。

しかし、このドライバーはかなり上を向く感じです。

こういったところは明らかにクラブの進化ですし、パーシモンでは作れません。

強度があって比重が軽いチタンだからこそ、極限といえるほど肉厚を薄くし、中の『空洞』を上手く利用できるからだと思います。



バックフェース
『安定性』は高く、オートマチックタイプのドライバーです。

球のつかまりがとてもいいので、スライサーの方にも頼もしい存在となってくれるのではないでしょうか?

私にはつかまりが良すぎる感じで、最初から少しフック気味の球が出てしまいましたが、それは私がこのドライバーの特性を上手く活かしきれていないところが原因のような気がします。

気持ちフェードをイメージして打ったら、すごくいい感じのストレートボールが打てました。

かなり『矯正力』があるといいますか、球を逃がそうとしても自然とそれを矯正し、つかまる力が加わっているような気がします。

球のつかまりはいいですが、フックしか出ないドライバーではないので、そういったところは昔のフックフェースドライバーとは違います。

スイートエリアも広そうですし、シビアさは全く感じません。

打点のブレには寛容なところがあります。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。

前のモデルのMグローレよりも大きく飛距離が伸びたかといえば、そうでもないような気がするのですが、レベルの高さはさすがです。

『叩かないでいい飛距離性能』といったらいいでしょうか?

むしろ、ゆっくり振って最大の飛距離が得られるように設計されているように感じます。

このドライバーはシャローでラージサイズですが、今はもっと極端な形のドライバーがたくさんあります。

そういったドライバーを使い慣れておられる方には、このドライバーは少しハードルが高そうな印象をもたれるかもしれません。

しかし実際は全くそんなことはなく、球はしっかりとあがって、しかもつかまりもいいので、高いパフォーマンスを発揮してくれると思います。



操作性
『操作性』という点では、それほど秀でている感じはしません。

むしろ『オートマチック的』に球がつかまってくれるタイプなので、右には行きにくいという特性があります。

シャフトもそのような動きをしますし、左右に打ち分けるとか、高低を変えて打つ・・・。というタイプではありません。

いい意味で『ワンパターン』の球が打てるドライバーといっていいように思います。



試打後の感想


ヒール側
テーラーメイドらしく、『色々な技術の複合体』といった印象をもちました。

ゴルフクラブに限ったことではないですが、様々な技術や工夫を詰め込めば詰め込むほど良いというものではなく、詰め込んだ分だけ、その技術同士がお互いの良さを消し合ってしまうということもありますし、それほど効果を発揮しにくくなることもあります。

そういったことをたくさん経験してきましたし、ゴルフクラブにおいても、そのように感じるものには出会ってきました。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
なので、クラブメーカーも開発のときに絶対に入れたい技術と、どうしても捨てざるを得ない技術があるように思います。

特にテーラーメイドは毎回そのように感じているのではないでしょうか?

それくらいテーラーメイドのクラブには色々な技術や工夫がたくさん散りばめられていて、新しい技術も常に取り入れています。

クラブ開発のアイデアという点においても、テーラーメイドは常に業界の先駆者といえます。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
グローレが登場する前までは、時にはテーラーメイドのクラブがチープに感じてしまうことも正直ありました。

色々な工夫が見られるけど、それが見かけ倒しでたいしたことないな・・・。と思ったこともありました。

そんなイメージを払拭したのが『グローレシリーズ』です。

高級感があって、所有感を満たしてくれるようになりました。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
デザインが美しくなったので、エグゼクティブゴルファーのハートもしっかりキャッチしたように思います。

若年層ではなく、ベテランゴルファーをターゲットにしたブランドだと思いますが、ただ単に『ソフトスペック』になったのではなく、『気骨がある』といいますか、易しさを充実させながらも、硬派でカッコいい一面も感じられるのがグローレのいいところです。



TaylorMade SIM GLOIRE DRIVER
このドライバーはまず『易しさ』を感じ、それから『美しさ』『カッコ良さ』を感じました。

全体的なスペックが、少し物足りないといいますか、もっとしっかり振っていきたいという思いが強くなり、違うスペック(ロフト)やシャフトでも試してみたいです。

今のままでも充分な性能をもっていますが、これが『叩けるスペック』になると、どのように変貌していくのか興味深いです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ

TaylorMade MG2 Tiger Woods Grind Special Edition Box Set


TaylorMade
                         
        
                         
      
2020年10月02日
  

テーラーメイド P770 アイアン

                 



テーラーメイド P770 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド P770 アイアン の7番 です。



Dynamic Gold EX TOUR ISSUE
シャフトは ダイナミックゴールド EX TOUR ISSUE です。

ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は131g、キックポイントは元調子 です。



正面
テーラーメイドのカッコいいアイアンです。

パッと見た感じは、シンプルなマッスルバックアイアンです。

ライバルメーカーであるタイトリストはマッスルバックのイメージもありますが、ついにテーラーメイドもマッスルバックアイアンを発売してくれるようになったのか・・・。と思いました。

テーラーメイドもこれまで、マッスルバックアイアンが全く無かったわけではありませんが、ラージサイズのイメージが強いです。

以前試打したスモークというアイアンのことはよく覚えています。

すごく魅力的でした。

このアイアンはP770ということで、以前試打したことのあるP790の後継機種であることは想像に難くありません。



側面
シャープな形状でカッコいいです。

テーラーメイドアイアンのPシリーズの中で、最もカッコいいです。

このシンプルさがたまりません。

テーラーメイドのクラブは、シンプルというよりは、どちらかというと色々な工夫を取り込む『足し算設計』が多いように思うのですが、このアイアンは外見上はそういったことを感じさせないのがいいです。

いわゆる『濁った』印象はありません。

クリアな感じがします。



トゥ側のビス
中空構造だということが分かりましたが、これまでの中空アイアンのように、プクッと膨れていないのがいいです。

見た目はマッスルバックアイアンそのものです。

シャープでシュッとしているので、すごくカッコいいです。

目にしたら打たずにはいられません。



彫りの深さ
このシンプルなバックフェースが魅力的です。

キャビティアイアンを好まれる方は、この形状はあまり親近感をもたれないかもしれませんが、中空の良さは『見た目とのギャップ』にあります。

見た目は難しそうに見えても、実は易しいというのが、中空最大の魅力です。

ヒール側にTUNGSTENの文字があったので、ヘッドの中にタングステンが組み込まれているのが分かりましたが、これまでのモデルにも見られました。



トップライン
トップラインの厚みも標準的です。

外見はあくまでもマッスルバックに合わせているようです。



ソール幅
ソール幅は標準的ですが、今のアイアンの中では明らかに狭いです。

比べてみたわけではないのですが、以前試打したP790よりも、このP770のほうが狭いと思います。

このソール幅を見て懐かしく思う方がいらっしゃると思いますし、逆にハードルが高く感じられ、親しみづらさを感じる方がいらっしゃるかもしれません。

何だかステンレスっぽい質感だな・・・。と思いながら見ていたのですが、軟鉄鍛造なのだそうです。



ソールの溝
このアイアンのソールにも溝があります。

テーラーメイドらしい普通のステンレスアイアンにもありましたし、この中空アイアイにもあります。

わざわざ、このような工夫をしているということで、それなりの効果が期待できるのだと思いますが、私はまだ体感できていません。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

こう言っては何ですが、テーラーメイドのアイアンにしては、この『後ろ姿』が綺麗だな・・・。と思いました。

シュッとしていて気品が感じられます。

これまでは『頭でっかち』であったり、『ボテッ』とした物やグースがきついものが多かったからです。



FORGED
ホーゼルにはFORGEDの文字があり、改めて軟鉄鍛造などだと知りました。

テーラーメイドのアイアンはステンレスのイメージが強いですし、軟鉄でも鋳造の物が多かったように思うのですが、フォージドにすることによって、『軟鉄鍛造ファン』を取り込もうという狙いがあるのでしょうか?



ミーリング無し
フェース面にはミーリングは見られませんでした。

シンプルで綺麗なフェース面です。

ただ、このフェース面を見て、やはり中空なんだな・・・。と思いました。

これまで出会ってきた中空アイアンに見られる特徴がありました。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てました。

手によく馴染むので、アイアンに適したグリップです。



振り感
素振りをしてみても、適度な重量としっかり感があって、好感が持てました。

適度な重さを利用できるので、タイミングがとりやすいです。

重力に任せておけばいい・・・。という感じです。

Dynamic Gold EX TOUR ISSUE
このダイナミックゴールド EX TOUR ISSUEというシャフトはNEWモデルなのでしょうか?

ツアーイシューはこれまでも試打してきましたが、このEXというシャフトは初めてです。

ツアーイシューの後継モデルなのでしょうか?

最近はダイナミックゴールドが装着されることが少なくなってきているように思うのですが、このシャフトが挿してあるということは、それだけの高いパフォーマンスが期待できるのかもしれません。

ゴルフクラブはどうしてもヘッドの多様性が求められがちですが、重さや硬さの好みも人それぞれなので、装着されるシャフトのバリエーションが増えていけばいいと思っています。

今はそれくらい高性能なシャフトが、スチール・カーボン問わずたくさんあります。

巷で人気があるからといって、必ずしもその人に合うシャフトとは限りません。



構え感
ボールを前にして構えてみると、すごくいいです。

ひと目で気に入りました。

前のモデルの790よりも、断然こちらのほうが好きです。

790も悪くはありませんでしたが、正直それほど魅力を感じませんでした。

グースが利いていましたしトップラインの厚みもありましたが、このアイアンは違います。

人それぞれ好みがあるとは思いますが、私はこのほうが好きです。

こうして構えてみると、テーラーメイドというよりは、まるでタイトリストのアイアンを構えているかのようです。

独特なシェイプやフェースの光沢感がそうさせているのかもしれません。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は正直物足りなさを感じてしまいました。

構えたときまではすごくテンションがあがっていったのですが、一球打って『現実に戻された』といいますか、『一瞬で夢から覚めた』感じです。

中空独特のペチャっとした打感です。

薄くて、ボールに当たり負けするような打感です。

構えていたときは中空ということを忘れ、マッスルバックやハーフキャビティの雰囲気に包まれていたのですが、この打感がそれを一瞬で消し去りました。

アイアンとしては物足りない打感ですが、これがもしユーティリティアイアンなら普通かな?と思えてきます。

もちろん、この打感に大きな不満があるというわけではないのですが、外見のカッコ良さにすごく期待していたので、そのギャップが残念だったのかもしれません。

しかし、この中空独特な打感を好まれる方もたくさんいらっしゃると思いますし、この打感がダメだということではありません。

あくまでも私がこの打感を受け入れる度量が足りなかったということです。

顔などは790よりも、この770のほうが断然いいですが、打感は『ほぼ五分』といった感じです。

中身がギュッと詰まった感じはなく、『空洞感』があります。



トゥ側
『球のあがりやすさ』は普通です。

標準的な部類に入りますが、明らかにヒッター向けのアイアンです。

外見はマッスルバックアイアンのようですが、それよりもかなりあがりやすくなっているのは事実です。

外見からは分かりませんが、最適な場所にタングステンが配置されて、適切な重量配分ができているのではないでしょうか?

構えたときはもっと低い弾道をイメージしていたのですが、実際に打ってみると高くあがっていきました。

打ち出しが高く、『山』のような弾道を描いていけるアイアンで、いわゆる『グリーンを上から攻めていける』タイプです。

ただ、アイアンに欲しい『めくれるような弾道』ではありませんでした。

それは『フェースの食いつき』が足りなかったからかもしれないですし、『弾き系』では仕方ないことかもしれません。



バックフェース
『安定性』という点でも、この見た目よりは、かなり大らかで、シビアさは感じません。

まるで、ノーマルキャビティを打っているかのようです。

ある程度のスイートエリアの広さを感じますし、その広いエリアに球をつなぎ合わせていって、そこから強く弾き飛ばす・・・。といったところでしょうか?

『点』ではなく、『面』を意識して球を運んでいけるアイアンです。

大顔タイプではないので、打点を集中させていきやすいですし、右に抜ける感じがしないのがいいです。



飛距離性能
『飛距離性能』も普通で、今のアイアンの中では、それほど飛ぶタイプではないと思いますが、私の感覚では『やや飛び』くらいです。

『飛び』と『コントロール』の、ちょうど中間くらいに位置しているように感じます。

私の中では明らかに飛び系のアイアンになるのですが、その飛びが安定しているところに魅力を感じました。

『血の通った飛び』といったらいいでしょうか?

一球一球に、打ち手の思いやイメージを一緒に乗せて運んでくれるような感覚です。

アイアンには必ず『コントロール』が求められますが、そのコントロールが、このアイアンにはできます。

ただ単に飛べばいいというのではなく、飛ばしていきながらも、程よい加減ができるところに好感が持てました。

打つ前の印象よりも、ボールが高くあがっていって高さを出すことができました。

ヒッター向けのアイアンには変わりないのですが、かなり高く打ち出していけるアイアンなので、昔のアイアンのような感じはしません。

この高さを出すために、ヘッド内部に色々な工夫がされているのではないでしょうか?

中空アイアンが発売されて、もう20年以上になると思うのですが、明らかに性能があがっています。



操作性
『操作性』という点でも、好感が持てました。

見た目よりは易しくて大らかさもあるのですが、決して反応が鈍いとかコントロールできないということではなく、『大らかさの中で扱える』易しさがありました。

グースが弱いからでしょうか?

一球目から、ほぼストレートな球を打つことができました。

構えたときも真っ直ぐのイメージが強く浮かんだのですが、そのイメージラインをなぞるようにボールが飛んでいきました。

グースタイプではないので、球がつかまり過ぎることはないですし、大顔タイプではないので、球がプッシュすることもありませんでした。

ストレートタイプを好まれる方でしたら、フェードヒッターの方でもドローヒッターの方でもマッチしやすいのではないでしょうか?

マッスルバックアイアンのような『反応の速さ』は感じず、スピーディーというよりは、どちらかというと『ゆっくりめ』な反応ですが、その反応スピードは多くの支持を集めるような気がします。

特にキャビティアイアンを好まれる方には、とても親しみやすいアイアンといえるのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
790の後継モデルだとは思いますが、私は断然、この770のほうが好きです。

790が770よりも秀でているところを探すのが難しいくらい、770のほうが全体的にレベルアップしているように感じます。



TaylorMade New P770 アイアン
もちろん、実際に打ち比べてみたわけではないので、細かいところまではっきりとは分からないところもあるのですが、おそらく打ち比べてみても、印象は変わらないと思います。

ただ、この770の顔を小さいと感じる方もいらっしゃると思いますし、そういった方は790のほうが安心感が得られやすいのかもしれません。



TaylorMade New P770 アイアン
このアイアンを試打して、テーラーメイドもついにドライバーだけでなく、アイアンにも本腰を入れたのかな・・・。と試打しながら思っていました。

もちろん、これまでもテーラーメイドのアイアンは秀作がたくさんあったのですが、どちらかというと比重はドライバーなどウッド系に偏っていたと思います。



TaylorMade New P770 アイアン
まずは、このアイアンの外見の良さ=カッコ良さに興味をもたせ、実際に打っても普通のキャビティのような易しさを実感させ、親近感をもたせようというメーカーの狙いがあるのではないでしょうか?

ドライバーなどのウッド系クラブと違い、アイアンやウェッジは『設計自由度』が高くないので、外見で性能や性格をある程度把握できますが、それを覆しているのが『中空構造』です。

マッスルバックのようにシンプルでカッコいいアイアンだけど、実際に打ってみたらすごく易しくて、いい意味でのギャップを感じさせてくれます。

寛容さがあるので実用的ですし、見た目カッコいいので、『所有感』も満たしてくれます。

やはり、いつの時代もカッコいいクラブを身近に置いておきたくなるものです。



TaylorMade New P770 アイアン
すごくカッコ良くて易しさもあるので、すごくいいな・・・。と思いましたが、打感が残念でした。

残念といっても大きな不満があるというわけではなく、『普通の中空』といった感じだったのですが、外見がすごくシュッとしてカッコいいので、その落差が大きかったのかもしれません。

易しさの為にはどうしてもフィーリングが犠牲になるところがありますが、それは仕方ないのかもしれないですし、トータルで考えればマイナスよりもプラスのほうが大きいのかもしれません。



TaylorMade New P770 アイアン
私はこれまで、たくさんの『中空アイアン』を試打してきましたが、このP770アイアンが一番好きです。

これまでの中空アイアンにあった、ボテッとしたところが無く、外見はほぼマッスルバックでした。

それでいて、実際に打ってみるとノーマルキャビティのような易しさがあるので好感が持てます。

その見た目と易しさとの『ギャップの大きさ』が、メーカーの腕の見せ所といえるのではないでしょうか?

テーラーメイドの中空アイアンの中で、間違いなく『秀作』といえる、素晴らしいアイアンです。

私は今のところ、中空アイアンを購入する予定は無いですが、これから先どうなるか分からないですし、もし購入することがあるとすれば、今の段階では、このアイアンが筆頭候補になります。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。



                         
        
                         
      
2020年08月09日
  

テーラーメイド MILLED GRIND HI-TOE ビッグフット ウェッジ

                 

テーラーメイド MILLED GRIND HI-TOE ビッグフット ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド MILLED GRIND HI-TOE ビッグフット ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは60度、クラブ長さは34.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。



正面
個性的なテーラーメイドのウェッジです。

一目で昨年試打したウェッジの姉妹モデルなのが分かりますが、どこが変わったのか、こうして見ている限りではよく分かりません。



足のマーク ビッグフット
トゥ寄りに『足のマーク』があり、これが『ビッグフット』の名前の由来だと思います。

どのような意味があるのでしょうか?

そういえば私は子供の頃から足が大きくて、中学一年のとき既に27cmの靴を履いていたので、ビッグフットということで、中学生のときに「足が大きい」と言われていたことを思い出しました。



側面
全体的な形状や大きさはオーソドックスなタイプです。

こうして見る限り、特別変わったところは見られません。



彫りの深さ
ソールの空洞部分が、かなり大きくなっています。

これは昨年試打したウェッジとは大きく異なる部分です。

これまでの物とタイプは違いますが、これもキャビティタイプのウェッジといっていいように思います。

ソールの部分をここまで大きく『削り取る』ということは、それだけ重心が高くなっているのかもしれません。

これまで、ソールにドリルで穴を開ける工夫はよく見られましたが、このウェッジはそれをさらに強調しているようです。

初めて見るタイプではありますが、ここまで思い切ったことを出来るのがテーラーメイドの良いところだと思います。



トップライン
トップラインの幅は標準的です。

もう少し広いのを予想していましたが、違いました。



TaylorMade MILLED GRIND HI-TOE BIGFOOT WEDGE ネック長さ
ネックの長さは適度にあります。

ロングというほどではありませんが、ウェッジに欲しい長さはしっかりとキープされています。

私はショートネックのウェッジを見ると、何故か頼りなく見えてしまうことがあるのですが、このウェッジにはそのようなことを感じません。



CARBON STEEL
ホーゼルには『CARBON STEEL』の文字があるので、『炭素鋼』、つまり軟鉄が使われているのが分かります。

色合いなどから、いかにも『銅っぽい』感じがしますが、実際はカッパーではなくカーボンです。

昔、J'sのフェース下が銅になっているウェッジを使っていて、その何ともいえない柔らかさを体感しているので、素材としての銅にはとてもいい印象をもっています。

新品のときは見えなくても、使っているうちにフェース面が摩耗し、銅が見えてきました。

いわゆる『カッコいい摩耗』です。

使い続けていくうちに見える『二段重ねのカッコ良さ』といったらいいでしょうか?

フェース面と、右の手のひらを『イコールさせて運ぶ感覚』を磨くことができたのは、銅のおかげかもしれません。

手のひらを真っ直ぐ伸ばしてボールにコンタクトするのではなく、少し『逆くの字』に曲げていて、インパクトの衝撃で伸びてストレートになる感覚・・・。といったらいいでしょうか?

フェース面がボールに『押し負ける』ような柔らかさといったらいいかもしれません。

そのような柔らかさを、銅で感じていました。

そんな昔の懐かしい記憶が、このウェッジを見て蘇ってきました。



ソール幅
かなりのワイドソールです。

この広さは昨年試打したウェッジとは大きく異なる部分です。

このウェッジが60度だから、つまり番手が異なるからソール幅に違いが見られるのかもしれません。

これだけソールが広いと、バンカーが苦手な方でも頼もしさを感じられるのではないでしょうか?

バンカーでのイメージは『人それぞれ』で、砂をバーンと弾くイメージが欲しい方は、このようなワイドなものがいいと思いますし、砂を薄く切るイメージが欲しい方は標準的な広さのほうがイメージしやすいかもしれません。

私はバンカーの練習が大好きですが、後者のほうを好みます。



ソール形状
ソールは全体的に丸みを帯びています。

緩やかな丸みなので、ワイドソールが活かされています。

バンカーでの砂の弾きだけでなく、芝やラフからでもしっかりと滑ってくれそうです。

こうして見ても、ヒール側が大きく削られているのが分かります。

ソールに色々な工夫が見られますが、ライバルメーカーであるボーケイとはまた趣が異なります。

このウェッジにも、色々なソールパターンが用意されているのでしょうか?



ソールの溝のようなもの
ソールはフラットではなく、細かな溝のようなものがあります。

これは昨年試打したウェッジにも見られましたし、最近よく見かけるようになりました。

こうすることでソールの滑りが、よりスピーディーになるのでしょうか?

このソールからイメージすることはそれほど無いのですが、おそらく大きな意味があるのだと思います。

こうして見ても、リーディングエッジやトレーリングエッジが、はっきりと削られているのが分かります。

こういった『削り』も、今は普通になりました。

『WIDE・15』という文字がありますが、これはどういう意味なのでしょうか?



スルーボア
スルーボアタイプになっていて、これも以前から見られました。

あえてこのようにしているということは、それだけスルーボアには魅力があるということだと思いますが、私は必要性を感じていません。



細かなミーリングあり
フェース面には非常に細かなミーリングのようなものがありました。

かなり細かいので、近くでじっくり見ないと気付かないほどです。

フェース面を指で触れてみると、少しザラザラした感触がありましたが、それはミーリングではなく、スコアラインによるものです。



フェースいっぱいのスコアライン
昨年試打したウェッジ同様、フェース面いっぱいにスコアラインがあります。

初めて見た時は少しギョッとしましたが、もう見慣れました。

アプローチをするときに、カットで打っていくことも多いですが、そうすると打点はトゥに集まりやすくなります。

そういったときに、このようにフェース面全体にスコアラインがあることで、スピンを落とさずに寄せていけるようになるのかもしれません。

カット打ちが得意な方は、このようなフェース面には安心感をもちやすいのではないでしょうか?

私もカットで打つことが多いのですが、あくまでも私の場合は、このようなフェース面でなくても、普通で充分です。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはツアーベルベットが挿してあり、最高です。

ウェッジには最適なグリップです。

もちろん、ツアーベルベット以外にも素晴らしいグリップはたくさんありますが、このグリップが挿してあるだけで、そのウェッジやアイアンに対しての好感度が私の中でアップします。

メーカーはちゃんとフィーリングのことまで考えてくれているんだな・・・。と、勝手に解釈しています。



構え感
ボールを前にして構えてみても、独特な感じがします。

フェース面いっぱいにあるスコアラインもそうですし、形状も特徴的です。

完全なる『洋顔』タイプのウェッジといっていいと思います。

洋顔には『グース』もありますが、このような『ストレート』もあります。

ストレートタイプで、ほんの少しだけリーディングエッジが前に出ているような感じです。

『出っ歯』というほどではないですが、厳密にいえば、少しだけ出ています。

ストレートネックを好まれる方には相性がいいと思いますが、グースネックを好まれる方には構えづらいところがあるかもしれません。

ロフトが60度だからでしょうか?

フェース面が、かなり上を向いています。



開きやすさ
フェースを開いて構えてみると、それがさらに強調されます。

ヒール側が大きく削られているからではないでしょうか?

フェースがよく寝て(上を向いて)くれます。

ロフトが60度ということなので、私の中ではSWというよりはLWという認識をもつのですが、そのロブショットのイメージがすごく出しやすいです。

ここまでフェースが上を向いていると、カットの度合いを緩めて真っ直ぐに近い感じで振っても、高いロビングが打てそうです。

ボールが『前』ではなく、『真上』にあがって、まるで自分の顔(特に左目付近)に当たってしまうようなイメージが欲しいのですが、このウェッジにはそれができました。

あくまでも私の中でのことですが、自分の左目付近に当たってしまうイメージ(実際に当たることはありません)が出るときは、ロブショットの成功確率が、かなり高まります。

弾道の強さをイメージするには『ガツン』とか『カキーン』『コン』『カーン』『バコーン』など、いろいろな擬音語を頭に描きますが、こうして構えていると『フワッ』という『クリネックスショット』のイメージが出しやすいです。

この擬音語には『フェース面の音』と『ソールの芝に接する音』の二種類が私の中であるのですが、このウェッジは『フワッ』というフェース面の音と、『シュッ』というソールの音の二種類がイメージできました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はソフトで、いい感じです。

以前、姉妹モデルを試打しているので、この打感は予想できていました。

ソール部分がかなり大きくえぐれているので、打感はどうなるのだろう?と思うところもあったのですが、実際に打ってみると、これまで経験したことのあるソフトなフィーリングでした。

外見的に、少し大味な印象もありますが、打感は大味ではありませんでした。



スピン性能
スピン性能も高いです。

安定していて、よく止めてくれました。

ロブ系のショットで高くあげて止めるということもできますが、適度にスピンが効いて、しかもそれが安定しているので、シンプルに寄せていけそうです。

『激スピン』タイプではなく、安定感のあるスピンが、このウェッジの魅力です。



トゥ側
球はとてもよくあがってくれました。

ロフトが寝ているということもありますし、ストレート独特の柔らかく軽い打ち出しの高さです。

ソール全体もよく滑ってくれて、『ボールの下半分』を攻めていけるウェッジといったらいいでしょうか?

うまく拾って乗せやすいウェッジです。



バックフェース
『安定性』は、かなり高いです。

マニュアル系のような感じがしないでもないですが、実際に打ってみると、かなり安定感があって、機械的に寄せていきやすいです。

球筋も一定で、『同じ球』を打ちやすいです。

このウェッジの構え感に苦手意識を持たない方や、球数をこなして慣れた方は、かなりイメージが出しやすく、そのイメージに反映させやすいのではないでしょうか?

ソールにある3つの大きな凹みが、深く関わっているのかもしれません。



距離感
距離感も出しやすいです。

ロブ系のショットはランニングやピッチエンドランよりも、距離感が合いづらいところがありますが、このウェッジはロブ系でも縦の距離感が出しやすいのが特長です。

飛ばさないという性能が、このウェッジには備わっています。

硬くなく、ソフトなフィーリングなのも、距離感の出しやすさにつながっているように感じました。

いわゆる『タッチ』を出しやすいウェッジです。

正直、それほど『繊細さ』を感じず、いい意味での『がさつさ』といったらいいでしょうか?

適度にアバウトな感じが、ちょうどいいのかな?と思いました。



操作性
『操作性』も高いですが、どちらかといえば安定性のほうが勝っているような印象をもちました。

これだけロフトが寝ているので、アイアンのように左右に曲げるのはかなり難しいですが、その分『高さのイメージ』を出しやすいので、『高低』で勝負できるウェッジといっていいように思います。

フェースを開いて打つのが苦手な方でも、普通のロブ系のショットが打ちやすいウェッジといっていいのではないでしょうか?

カットに打とうとしなくても、よくあがって止まってくれますし、『歯先』でも拾っていくことができます。



テーラーメイド ミルドグラインド ハイ・トゥ ビッグフット ウェッジ
これだけロフトが寝ているので、『球の乗っかる時間』でいえば、48度くらいのPWなどと比べると、短いような気もするのですが、この『だるま落とし』的な感覚がロブウェッジの魅力でもあります。

前に飛ぶエネルギーを上手く上に変換させて、飛ばさず距離を合わせていくことができます。

ランニングやピッチエンドランを『ファスト系アプローチ』だとすると、ロブショットは『スロー系アプローチ』といえるでしょうか?

スローボールのほうがイメージが出て、距離感も合いやすいです。



試打後の感想


ヒール側
ストレートネックウェッジが好きで、このフェース面のデザインが気にならないという方にとって、かなり心強い相棒となってくれるのではないでしょうか?

フェース面を目一杯広く使っていきたい方にマッチしやすいウェッジです。

フェース面をストレートだけでなく、斜めに使っていきたい方に本領を発揮するウェッジといっていいのではないでしょうか?



TaylorMade MILLED GRIND HI-TOE BIGFOOT WEDGE
ソールがよく滑ってくれて、スピーディでした。

それはワイドソールということもありますし、ソールにある溝のようなものも関係しているのかもしれません。

最初見たときは、バンカーの為のワイドソールを連想したのですが、ワイドソールは『滑りの良さ』『ダフらせることによる拾いやすさ』にも大きく関係しているように感じました。



テーラーメイド ミルドグラインド ハイ・トゥ ビッグフット ウェッジ
マニュアルタイプっぽいデザインですが、実際はかなりオートマチックな性能をもったウェッジです。

極端な工夫のようにも見えましたが、それが『使用感の良さ』につながっているのかもしれません。



TaylorMade MILLED GRIND HI-TOE BIGFOOT WEDGE
個性的なところがあって、ちょっと取っつきにくそうなところもあったのですが、実際はとても扱いやすくてハードルの低いウェッジです。


構えやすさ・・・・・☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




                         
        
                         
      
2020年07月22日
  

テーラーメイド GAPR HI

                 



テーラーメイド GAPR HI
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド GAPR HI の5番 です。



N.S.PRO 950GH
シャフトは N.S.PRO 950GH です。

ロフトは25度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS です。



正面
ちょっと変わったデザインのテーラーメイドのクラブです。

緑のラインが印象的なのですが、テーラーメイドのイメージカラーではないようです。



側面
大きさは標準的で、オーソドックスな形状のユーティリティです。

テーラーメイドのクラブなので、おそらく『レスキュー』というカテゴリーに入るのだと思います。

ソール形状は丸みを帯びているというよりは、平らに近い感じで、今時のユーティリティだな・・・。と思いました。



ソールの工夫
ソールには独特な工夫が見られます。

フェース寄りに何か見えますが、これは過去のモデルにも見られた工夫です。

どのような効果が期待できるのでしょうか?

バックフェース寄りにはウェイトが配置されていました。

数字がないので、重さは判りません。

交換するタイプではないのかもしれません。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。



ノーマルバック
ノーマルバックといっていいように思います。

ドライバーやフェアウェイウッドではヘッドを大きくできるので、もっとシャローバックにできると思うのですが、大きさの制限がきついユーティリティでは、それほど大きくはできないようで、重心深度もそれほど深くはできないのかもしれません。



顔
顔はまずまずですが、あまり好感は持てませんでした。

ずばり質感が良くないからです。

とてもチープで安っぽく見えてしまいました。

私は『つや消し』タイプが好きで、このクラブもそうなっているのですが、この質感は好きになれません。



クラウンの凹み

クラウンの凹み

クラウンの凹み
クラウンが大きく凹んでいるのが特徴的です。

今まで無かったわけではないですが、最近では珍しいです。

カーボンコンポジットの代わりに、このように凹ませて、低重心化しているのでしょうか?



フェース面のデザイン
フェース面のデザインはシンプルです。

このフェース面もチープに見えてしまいました。

あまりいいイメージが浮かんできません。



構え感
ボールを前にして構えてみた感じはまずまずです。

特に構えづらいこともなく、普通でした。

クラウンの凹みも、それほど気になりません。

ヘッドも大きくなく、ボールとのバランスもとれています。



振り感
素振りをしてみると、スチールシャフトが挿してあるということもありますし、大顔タイプではないので、アイアンに近いイメージで振っていくことができました。

大きくブンブン振り回すというよりは、小気味良くタイミング重視で振っていく感じです。

最近はUTも軽量カーボンが挿されていることも多いですが、このようにスチールシャフトが挿してある物を振ってみると、アリだな・・・。と思いました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、なかなかいい感じでしたが、今のユーティリティの中では普通といっていいかもしれません。

ボヤけた感じはなく、しっかりしているのですが、かといって硬くて手に響くこともなかったので、好感が持てました。



打球音
『音』も、ややはっきりした小気味良い音でしたが、大きすぎず、いい感じです。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、普通です。

ただ、どちらかといえばヒッター向けなのかな?と思いました。



バックフェース
『安定性』という点では、特別高いとは思いませんでしたが、ラインも出しやすいですし、気難しさはありませんでした。

ただ、高い直進性があるというタイプではないので、『曲がりにくさ』を求めておられる方には、合いづらいところがあるかもしれません。



飛距離性能
『飛距離性能』は標準的です。

特別によく飛ぶという印象はありませんでしたが、だいたい想像していた通りに飛んでくれたので、『イメージ通り』でした。

高~くキャリーを稼いで飛ばすというよりは、どちらかというと、ややライナー系に近い強い球が打てるクラブです。

飛ばすというよりは、『狙う』ことに集中できるクラブといっていいかもしれません。



操作性
『操作性』は、なかなかいい感じでした。

左右への曲げるのが易しかったですし、ボールを拾いやすかったので、安心感がありました。

ボール手前からソールを滑らせる感じで、易しく運ぶことができました。



試打後の感想


ヒール側
最初見たときは変わったデザインだな・・・。と思ったのですが、全体的に見て、バランスがとれているように感じました。

ヘッドの質感が好きになれなかったですし、購買意欲を刺激されることはなかったのですが、面白いクラブで、一度見たら記憶に残りやすいクラブです。



TaylorMade GAPR HI
これからもテーラーメイドには、私たちゴルファーをワクワクさせてくれるクラブを作り続けて欲しいです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                         
        
                         
      
2020年06月17日
  

テーラーメイド ミルドグラインド 2 ウェッジ

                 

テーラーメイド ミルドグラインド 2 ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド ミルドグラインド 2 ウェッジ です。



N.S.PRO 950GH
シャフトは N.S.PRO 950GH です。

ロフトは56度、クラブ長さは35.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは1.9、キックポイントは中調子、クラブ総重量は454gです。



正面
テーラーメイドの新しいウェッジです。

昨年、MILLED GRINDというウェッジを試打したのですが、このウェッジは『2』ということで、後継モデルであるということが分かります。

これまでと違い、デザインがちょっと凝っています。



ソールの黒いパーツ
この黒いパーツは何でしょうか?

どのような意味があるのか分かりませんが、ひょっとしたら打感に関係しているのかな?と思いました。

しかし、実際のところは分かりません。



側面
大きさもちょうど良く、シャープなウェッジです。

最近は丸っこくてボテッとしたウェッジも見られるようになりましたが、このウェッジはオーソドックスなタイプです。

イメージを鮮明に出しやすくするには、やはり贅肉の無い、このようなタイプのほうが有利な気がします。

そういった点でも、このウェッジは好感が持てました。



彫りの深さ
シンプルなフラットフェースタイプのウェッジです。

トゥ側が、少し厚みが薄くなっているので、これも重量バランスを考えてのことでしょうか?

アイアンと同じように、ウェッジも重心距離が長くなりすぎてしまうと、操作性が落ちてしまいますが、このようにトゥ側が少し薄くしてあるということは、適正な重心距離が保たれているのかな?と思いました。



トップライン
トップラインの厚さは標準的です。

特別厚くも狭くもなく、見慣れた厚みです。

輪郭も丸みを帯びていて、それほど尖った感じはしません。



ソール幅
ソール幅は標準的ですが、最近はワイドなタイプが増えてきているので、そういった意味では少し狭いといえるかもしれません。

特にバンカーが苦手な方には、もう少しワイドで丸みを強調したソールが受け入れられやすいかもしれません。

ソール形状を見ているだけでも、色々なことがイメージできますが、少なくともこのソールを見て、バンカーの砂を強烈に弾くイメージは出てきませんでした。

バンカーショットは確かに『エクスプロージョンショット』というくらい、砂を弾いて爆発させていきますが、私はそれに加えて、砂を薄くカットしていきたいので、このソール形状や雰囲気は好感が持てます。

トゥからヒールにかけて、テーパーになっているのではなく、ストレートに近いです。

最近は、このようなタイプが多くなったように思います。



ソールのミーリングのようなもの
ソール形状には独特な工夫が見られます。

これにはどのような効果が期待できるのでしょうか?

おそらく大きな意味は無いと思うのですが、テーラーメイドのクラブなので、何らかの意味があるような気もします。

この工夫があるおかげで、『ソールの質感』がとても良いです。

ウェッジ(特にサンドウェッジ)において、ソールは『最大の摩耗箇所』といっていいので、新品のときには良くても、すぐにこの模様のようなものは見られなくなると思います。

摩耗する度に『金太郎飴』のように、新たな模様が浮かんできたら面白いだろうな・・・。と思いました。



ソール形状
ソール形状は平らというよりは全体的に微妙に丸みを帯びていますが、極端ではありません。

今はソール形状にも色々な工夫が見られるようになりましたが、このウェッジはすごくシンプルで変わったところは見られません。

リーディングエッジやトレーリングエッジにも削りは見られますが、それほど大きくはありません。

バンスは結構利いているといいますか、かなり『膨らんでいる』ように見えました。

このバンスの効きが、このウェッジの大きな特徴なのかもしれません。



ネックの長さ
ネックの長さは適度にあって好感が持てます。

私はウェッジを見るときに、色々なところを確認するのですが、ネックの長さも重要です。

これくらい長さがあると、スピンを掛けやすそうです。

グースタイプではないのが、こうして見ても分かりますし、オーソドックスな美しさがあります。

以前試打したMILLED GRINDMILLED GRIND HI-TOEはスルーボアタイプでしたが、このウェッジは違うようです。



特殊なミーリングあり
フェース面には特殊なミーリングのようなものがありました。

かなり細かいのですが、はっきりと分かります。

個性的で特殊な模様をしています。

指で触ってみたのですが、結構ザラザラ感がありました。

『つるつる』した触感のフェース面ではありませんでした。

『エッジ』も結構利いています。



構え感
ボールを前にして構えてみると、最高レベルでした。

かなり良くて、思わず目尻が下がってしまいました。

ストレートタイプですが、『出っ歯』過ぎず、ちょうどいいです。

このウェッジのロフトは56度ということですが、フェース面がかなり上を向いているように見え、ロブ系やカットのイメージも出しやすいです。

『1時から7時』あるいは『2時から8時』の方向へ抜いていける感じ・・・。といったらいいでしょうか?

ヒール側が絞り込まれてシュッとしているのもいいです。

ストレートネックでもヒール側が広くてボテッとしていると、少し好感度が下がるのですが、このウェッジは素晴らしいです。

フェース面にある、ミーリングのような物も目立たず邪魔になりません。

『安心感を与えてくれる構え感』といったらいいでしょうか?

大きさもちょうどいいので、ボールとのバランスもとれていて、男前なのでイメージが出しやすいです。

ウェッジに限ったことではないですが、構えづらいクラブというのは、クラブとボールがつながっていなくて、バラバラになっているように見えるのですが、このクラブのようにすごく構えやすいと、まるで『糸でつながっている』かのように思えてきます。

ボールだけでもダメですし、クラブだけでもダメです。

ボールとクラブの一体感が大切ですが、それがきちんとできています。

こういったときはミスショットのイメージが浮かばないですし、実際に打ってもかなり成功率が高まります。

ひとつ注意するとすれば、私には少し重さが足りないので、そこだけを注意し、小さめのスイングで、まずは30Yのアプローチから始めてみることにしました。



開きやすさ
フェースを開いて構えてみたのですが、なかなかいい感じです。

ソールを見たときに、結構バンスが利いているように見えたのですが、それが『開きやすさ』を邪魔していません。

昔のウェッジはハイバンスだと開きづらいという欠点があったのですが、最近のウェッジではそれが解消されているものが多いです。

私はウェッジを開いて使うことが多いので、開きやすさは重要な項目のひとつなのですが、このウェッジはそれがいい感じです。

ただ、もし私がこのウェッジを使うとするならば、もう少しヒール側を落とし(削り)ます。

そうするともっと『据わり』が良くなって、構えやすさが高まります。

私は『ノーマルバンス(10度以下)』が好きですが、最近はハイバンスタイプの人気が高まっています。

バンスを上手く活かしてソールを滑らせるように使いたい・・・。という方もいらっしゃると思いますし、やはりバンカーにはバンスがあったほうがエクスプロージョンをしやすくなるので、ハイバンスが求められているのかもしれません。

ローバンスでもフェースを開けば自然とバンスが利いてくるのですが、今はそれほど開かなくてもいいようにメーカーも工夫しているのかもしれません。



試打を開始しました


フェース面
『打感』はソフトで、とても良いです。

ソフトなのですが、しっかりと『芯』があって、ボヤけていないのがいいです。

ダイレクトに伝わってくるので、クラブとの『意思の疎通』がしやすいです。

『サラサラした感じの摩擦感』といったらいいでしょうか?

ガツガツくる感じではなく、サラサラしています。

小学生のときに理科の実験で磁石に砂鉄をくっつけるというのがあったのですが、その砂鉄を指で触った感触を試打しながら思い出していました。

『鉄の柔らかさ』といったらいいでしょうか?

鉄も塊となると硬いですが、『微粉』にすると、素材のもつ硬さがなくなります。

サラサラしたパウダーを指で触っているような感触を思い出しました。

普通に触ると柔らかくて何の硬さのない水でも、時速100㎞で走るモーターボートから落ちると、水面がコンクリートのような堅さになると聞いたことがあるのですが、そういった場面場面による素材の硬さの違いを思い出していました。

インパクトでボールを弾くのではなく、グッと乗ってくれるのがいいです。

乗っかり感があって、フォローにかけて運ぶ感覚が楽しめます。



トゥ側
球を拾いやすくてイージーです。

出球の高さのイメージも合いやすいです。

ストレート系の長所のひとつといっていいと思うのですが、出球が高く、フワッと運んでいけるのがいいです。

対して、やや低めの高さで、強めに出てギュッと止めるには、ある程度グースが利いていたほうが有利なのかもしれません。



スピン性能
『スピン性能』はとても高くて、かなり優秀です。

適度な摩擦感があるからなのか、ボールにギュッとスピンが掛かって、よく止まってくれました。

重心の高さによるところもあると思いますし、フェース面の工夫も、このスピン性能に活きているのかもしれません。

かなりスピンが効いてくれるので、コースでもアグレッシブに寄せていけそうです。

ガツーンというよりも、私の場合は『フワッ』くらいのほうが、イメージが合いました。



バックフェース
とても構えやすくてラインも出しやすいのですが、それほど『お助け機能』のようなものは感じないので、『安定性』という点では普通といっていいように思います。

オートマチック性でなく、マニュアル性で勝負していけるウェッジです。

フェースの開閉を使って、一球一球『感情のこもった活きた球』が打てるウェッジといったらいいでしょうか?

高すぎない安定性が逆に魅力なのかもしれません。



TaylorMade MILLED2 GRIND ウェッジ 距離感
『距離感』という点では、最初ちょっとイメージよりも少しキャリーが出てしまいました。

装着されていたシャフトが軽すぎたのかもしれません。

しかし、これまでもたくさん試打してきたシャフトなので、何球か打って合わせることができました。

出球のイメージで運ぶことができるので、その上昇曲線をイメージして着地点を決められるのがいいです。

あとはウェッジの『止め性能』に委ねる感じで、とにかく『出球』と『落としどころ』に意識をもっていけるので、自分の仕事に集中することができ、ウェッジとの『分業制』でショットの成功率を高めていけます。

アプローチでは『手の感覚』が重要だと言われることもありますが、今日は『左脳』と『右脳』を目一杯使ったような気がします。

それに上手く反応してくれる、このウェッジが愛おしくてたまりません。



操作性
『操作性』は最高レベルです。

開きやすいので、色々な球で遊ぶことができました。

56度のウェッジですが、球がかなりあがりやすくてロブ系のショットも簡単です。

イメージの出しやすさが、この扱いやすさにもつながっているように感じます。

先ほども書きましたが、『乗っかり感』がいいので、乗せて運ぶことができ、微妙な距離感や『浮き・沈み』を使っていけるところがいいです。



試打後の感想


ヒール側
かなりいいウェッジだな・・・。と思いました。

アプローチの練習が何より好きな私はすごくハマってしまいました。

海外メーカーのトップ3といえば、タイトリスト・テーラーメイド・キャロウェイだと思いますが、その中で、ウェッジではタイトリストとキャロウェイの後塵を拝しているような気がしていました。

もちろん、テーラーメイドのウェッジも健闘していましたし、決して劣ってはいないのですが、それだけタイトリストとキャロウェイの充実ぶりが凄いといえるのかもしれません。

しかし、このウェッジの登場で、改めてテーラーメイドウェッジの魅力を強く感じました。

私の周りにいるテーラーメイドファンの人は、ドライバーやFW・UTはテーラーメイドを使っているけど、ウェッジはボーケイやフォーティーン・キャロウェイ・ブリヂストン・地クラブメーカーを使っている人が多いのですが、このウェッジを試すと、ウェッジもテーラーメイドにする可能性が高まるような気がします。



TaylorMade MILLED2 GRIND ウェッジ
テーラーメイドはドライバーやフェアウェイウッドなど、ウッド系が得意なクラブだと私は思っています。

もちろん、アイアンやウェッジなどもいいものがあったのですが、その割合は高くありません。

逆に好感が持てなかったアイアンやウェッジはたくさんあります。

テーラーメイドのニューアイアンが出ても、ちょっと見ただけで試打せずにスルーしていたことも昔はありました。




正直、テーラーメイドのクラブは『良し悪し』が、他のメーカーに比べて、はっきりしていると思います。

もちろん、それはどのメーカーのクラブにもいえることだと思うのですが、特にテーラーメイドはそれを強く感じていました。

しかし、今日はいい印象をもてました。



TaylorMade MILLED2 GRIND ウェッジ
先日も書きましたが、テーラーメイドのクラブは『MADE IN CHINA』が多いですし、今は大変な状況なので、ニューモデルの発売はどうなるんだろう?と心配になってきます。

もちろん、テーラーメイド以外にも、多くのメーカーが中国製だと思いますが、これからニューモデルがどうなるのかが気になります。

中国製は安いのが魅力でしたが、今は中国製も国産と同じくらいの値段になっているので、中国製のメリットは少なくなったように思います。

中国以外の国で生産されるかもしれないですし、日本製のテーラーメイドだと、ときめきます。



TaylorMade MILLED2 GRIND ウェッジ
これからもテーラーメイドには、私たちゴルファーをワクワクさせるようなクラブを開発し続けて欲しいです。


構えやすさ・・・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・・・☆☆☆☆☆
スピン性能・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・・・☆☆☆
距離感・・・・・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・・・☆☆☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




                         
        
                         
      
2020年05月20日
  

テーラーメイド SIM MAX レスキュー

                 



テーラーメイド SIM MAX レスキュー
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM MAX レスキュー の4番 です。



TENSEI TM60
シャフトは TENSEI TM60 です。

ロフトは22度、クラブ長さは39.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は62g、トルクは2.9、バランスはD1、キックポイントは中調子 です。



正面
テーラーメイドSIMシリーズのレスキュー(ユーティリティ)です。

以前、FWを試打していて、すごく気に入っているので、ユーティリティ(ハイブリッド)も試打してみたいと思っていました。

機能性を感じさせるデザインですが、割とスッキリしているところに好感が持てます。



トゥ側の突起
トゥ側にある、この細かい突起物のようなものが目立ちますが、おそらく大きな理由はないのだと思います。

テーラーメイドだけ、ユーティリティ(ハイブリッド)をレスキューという名称を使っていて、もう一般化しました。

まさにいろいろなところで活躍してくれる救命士のような役割を果たしてくれる存在でもあります。



側面
SIM MAXという名前が付いていますが、ラージサイズではなく、ノーマルサイズです。

MAXというのは大きさのことを表しているのではないのかもしれません。

FWのように『SIM』だけのモデルもラインアップされているのでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

こうして見ると、結構重心が高そうにも見えるのですが、実際のところはどうなのでしょうか?

これだけの長さがあると、やはり上から捉えるイメージが湧いてきます。



SPEED POCKET
ソールのフェース寄りには『SPEED POCKET』がありました。

溝のようにはなっていませんが、これがRBZの溝の役目を果たしているのでしょうか?

強度の問題などもあるのかもしれません。

RBZのような深い溝にしてしまうと、フェースが割れてしまうのかな?と思いました。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインもシンプルで良いです。

SIMシリーズはフェース面の質感も良くなりました。



TWIST FACE
トゥ側にはお馴染みの『TWIST FACE』の文字があります。



ノーマルシャロー
ノーマルシャローといっていいでしょうか?

シャロー感がありながらも、薄すぎないのがいいです。

シャロー(特にシャローフェース)過ぎると、フェース面の使える範囲が小さくなるので、少しプレッシャーを感じてしまいますが、このクラブだとそれがありません。



顔
クセのない、いい顔をしています。

このツートンカラーも見慣れました。

もうホワイトに戻すことはないのでしょうか?

ユーティリティらしい、『卵型』です。

これがユーティリティにおける、『テーラー顔』といっていいように思います。

今はまだ新品なのでいいですが、おそらく使い続けていると、塗装が剥げたり黄色く変色したりして、チープになっていくんだろうな・・・。と思いながら見ていました。

ゴルフクラブは長く使い続けていくものですが、テーラーメイドのクラブはどのメーカーのクラブよりも『鮮度』が求められているような気がするのは私だけでしょうか?



カーボンコンポジット
クラウンの大部分を占める、このカーボンコンポジットもお馴染みです。

今は多くのメーカーが採用するようになりました。

重心を低くするには、やはいカーボンなどの軽い素材を用いるのが最善なのだと思います。

最も手っ取り早くて効率的なのは、クラウンをごっそりくり抜いていくことですが、こうすると売れにくくなるのかもしれません。

やはり見た目というのは大事です。

クリーブランドやプロギアのクラブはとても性能が高かったのですが、それほど人気は出なかったと聞きました。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

最近よく見かけるグリップです。

ドライバーにもFWにもUTにもマッチしています。



振り感
素振りをしてみた感じはまずまずです。

重いという印象はありませんが、最近のクラブの中では結構重量があるほうかもしれません。

何度か素振りを繰り返して、タイミングをつかむことができました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。

とても構えやすいです。

見慣れたツートンカラーということもありますし、違和感はありません。

『顎(アゴ)』が少し被っているように見えましたが、クラウンの白い色がそれを目立たせなくしてくれているので、左へ巻いてしまうイメージも湧いてきませんでした。

何の細工もせずに、普通に打っていけそうです。

私はこのユーティリティも含め、ウッド系のクラブは出だしが低くライナー系のイメージを出していきたいのですが、このクラブは4番だからなのか、フェース面がよく見えて、高く打ち出すイメージが出ました。

絶壁に見えるフェース面で上から潰し気味に打って、低く打ち出して、そこからめくれるように飛んでいく・・・。という昔からのイメージが未だに抜けきれませんが、今ではそういうクラブは少なくなっていて、方向性も浮揚力も『一定』に飛んでいくように性質が変わってきたような気がします。

ある意味『無機質』になったというべきでしょうか?



試打を開始しました


フェース面
『打感』はしっかりと手に伝わってくるのですが、硬すぎず手に嫌な衝撃も残りません。

ソフトフィーリングというほどではありませんが、好感が持てます。



打球音
『音』もテーラーメイドらしい、やや高めの金属音でありながら、高すぎないのがいいです。

『テーラー音』といっていいでしょうか?

耳慣れた感じがします。



トゥ側
球はとてもよくあがってくれました。

4番ということもあると思うのですが、打ち出しから高く、まるで『機械的に』といえるほど一定に飛んでいきました。

構えたときにイメージした高さよりも高めに浮いていき、タフさは全く感じませんでした。

とてもカッコいいクラブですし、おそらく契約プロも使っているモデルなのだと思いますが、昔のプロモデルのようなハードルの高さは、今はありません。

プロモデルでも一般アマチュアが使えるものも多いですし、逆に市販モデルでもプロが使えるモデルも多くなりました。

ただ、やはりシャフトは色々と好みがあるので、変えるとは思うのですが・・・。



バックフェース
『安定性』も高く、最初からほぼストレートな球筋で飛んでいきました。

構えたときに『中立感』が強かったからなのか、その感じたままの球筋で飛んでいきました。

大きすぎないのがいいのだと思います。

球は自然につかまっていきました。

ラインも出しやすく、途中からブレることもないので、安心して攻めていけそうです。

余計なサイドスピンが掛からないような設計になっているのかもしれません。

こういったことは、今のクラブではよく感じられる特徴でもあります。



飛距離性能
『飛距離性能』も優れていました。

以前FWを試打していたので、このクラブにも期待していたのですが、期待通りの高いパフォーマンスを発揮してくれました。

『安定感のある飛び』といったらいいでしょうか?

飛ぶときにはすごく飛ぶけど、ミスヒットしたら極端に落ちる・・・。といった昔のクラブにありがちなことがありません。

安定して高いレベルで飛ばしていってくれます。

そういった意味では『オートマ性の飛距離』といえるのかもしれません。

フェースの弾きも良く、高い打ち出しでビッグキャリーを稼いでいけます。

直打ちするときに、どうしてもFWは苦手だ・・・。かといってアイアンでは浮ききらないし・・・。という方には、頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?



操作性
『操作性』という点では、最初からストレート系が出て、ほぼ中立的に感じたのですが、どちらかといえば私はフッカーだからなのか、ドロー系のほうが出やすいように感じました。

しかし、右に逃がして打つこともできました。

もともと球のつかまりもいいので、右に曲げても大きく逃げては行かないですし、プッシュ気味の球も出にくいです。

曲線というよりは『ほぼ直線』に近い感じで攻めていけるクラブです。



試打後の感想


ヒール側
かなりまとまった性能をもったユーティリティです。

どこかに偏った感じがしません。

構え感や打感・飛距離なども含めて、総じてバランスがとれています。

カッコいいクラブですが、気難しさのようなものはありません。

ただ、どちらかというとアスリート向けといった感じがします。

『易しいアスリート仕様』といったらいいでしょうか?



TaylorMade SIM MAX レスキュー
テーラーメイドはアメリカの企業ですが、クラブなどの生産は全て中国だという認識をもっています。

アメリカのトランプ大統領が、今回のコロナ騒動でサプライチェーンの見直しを進めていて、中国に進出している全てのアメリカ企業を本国のアメリカに戻すような政策を打ち出していますが、そうするとテーラーメイドは『MADE IN U.S.A』となるのでしょうか?

昔はメーカー問わず、ほぼ全てのパターが『MADE IN U.S.A』が多かったのですが、いつの間にか『MADE IN CHINA』になりました。

品質や性能がしっかりしていれば、生産国はあまり気にならないという方もいらっしゃると思いますが、中国製は低価格がメリットだったのに、今では変わらなくなってきています。

そうすると、無理に海外で生産する理由も無くなってくるのかもしれないですし、本国に雇用が生まれて経済が活性化するのはいいことなのかな?と思います。



TaylorMade SIM MAX レスキュー
今のゴルフクラブの殆どがメイドインチャイナだと思いますが、日本のメーカーもメイドインジャパンに戻ってきてくれたら嬉しいです。

メイド・イン・ジャパンやメイド・イン・USAを望んでおられる方も多いのではないでしょうか?

『MADE IN JAPAN』や『MADE IN U.S.A』という表示がされていたら、やはりテンションがあがりますが、今はこれだけ世界が混乱している状況なので、新しいゴルフクラブが生産されるのかな?という不安もあります。

元々日本製のメーカーなら、何も問題ないと思うのですが・・・。

他の製品同様、ゴルフクラブも『脱グローバル化』に進むのでしょうか?



TaylorMade SIM MAX レスキュー
あらゆる性能が優れていてバランスがとれていますが、一番印象に残ったのが、『弾道の高さ』です。

直打ちでも、これだけあがってくれれば、グリーンを狙っていけそうです。

上から落とすイメージも出しやすいです。

ロフトが22度ということなので、私の感覚では『3番アイアン』くらいになるのですが、『浮きやすさ』や『弾道の最高点』を見ると、6番から7番アイアンに近いような印象をもちました。



TaylorMade SIM MAX レスキュー
是非とも、コースで使ってみたいクラブです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

                         
        
                         
      
2020年04月30日
  

テーラーメイド SIM フェアウェイウッド

                 



テーラーメイド SIM フェアウェイウッド
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM フェアウェイウッド の3番 です。



TENSEI SILVER TM50
シャフトは TENSEI TM50 です。

ロフトは15度、クラブ長さは43.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは4.0、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は315g です。



正面
とてもカッコいい、テーラーメイドのフェアウェイウッドです。

先日、SIM MAXというフェアウェイウッドを試打したのですが、今日はSIMです。

テーラーメイドらしく、メカニカルで機能性を感じさせるデザインになっています。

このヘッドにも色々な工夫が見られます。



側面
シャロー感があって、円盤のように薄いタイプのFWです。

このクラブはスプーンでありながら、かなりシャロー感があって、しかも小ぶりです。

こうして見る限り、先日試打したSIM MAXと大きな違いはないような気もするのですが、おそらく微妙に変えられているのだと思います。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

最近はこれくらいの長さが主流といっていいように思います。

いずれ、またショートタイプが流行るような気もしますが、私はこれくらい長さのあるほうが好きです。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。

SIM MAXには見られませんでした。

こういったところがテーラーメイドの面白いところです。

同時期に発売されたクラブでも、モデルによって調整システムの有無の違いがあり、一貫していません。

これも、おそらく大きな意味があるのだと思います。

SIM MAXには調整システムを搭載する必要がない(というか取り付ける余裕がなかった)が、SIMには余剰重量があって、搭載することができなのかな・・・。と思いましたが、本当のところは分かりません。

私は調整システムを重要視していませんが、このシステムが無いと困る・・・。という方もいらっしゃると思うので、SIM MAXよりも好感を持たれる方も多いのではないでしょうか?



STD LOFT
試打するのは、このSTD LOFTのポジションです。

テーラーメイドはずっと調整システムを採用し続けていますが、この機能自体は大きな変化は見られません。

もうこれ以上、手の加えようがないのかもしれません。



TITANIUM
ヒール側に『TITANIUM』の文字があったので、このFWがチタンなのだということを知りました。

これまでもフェアウェイウッドにチタンが使われてきたことがたくさんありますが、なかなか定着しません。

ドライバーのようにヘッドを大きくする必要がないからなのかもしれません。

しかし、チタンはメタルよりも強度があって比重が軽いので、設計自由度が高くなるというメリットもあります。

私はFWにはチタンでなければならないと思ってはいませんが、チタンも適しているのは間違いないですし、いい印象もあります。

チタンのフェアウェイウッドといって真っ先に思い出すのが、ミステリー C-HT511 フェアウェイウッドです。

このFWは顔が良くて、とにかくよく飛びました。

打感も良くて球もあがりやすくて、易しさと飛び、そしてフィーリング性能が優れたFWです。

初めて試打してから数年が経っていますが、今でも私の心の中に生き続け、購買意欲を刺激し続けるクラブです。

それからもたくさんFWを試打してきましたが、このクラブを超える購買意欲を刺激してくるFWはありません。

今でもFWを買うのであれば、このクラブを第一候補にしたいほどです。

テーラーメイドがFWにチタンを採用しているということで、他のメーカーも追随してくるかもしれません。



ウェイト
ソールにはウェイトがひとつ配置されています。

数字が刻印されていないので、重さは判りません。

この位置にあるということは、重心が浅くなっているのかもしれません。

『SPEED POCKET』という溝の代わりのようなものも見られます。

トゥ側に『V STEEL』の文字があり、懐かしいです。

私は数年使っていたことがあり、とても気に入っていました。

テーラーメイドのクラブにはたくさん接してきましたが、忘れられないクラブのひとつです。

テーラーメイドは『歴史を作ったクラブ』『歴史を変えたクラブ』『ブームを作ったクラブ』など、名器と呼ばれるクラブがたくさんありますが、V STEELは間違いなく名器と呼べるクラブです。

先日試打したSIM MAXにもV STEELの文字が見られたので、このSIMシリーズのフェアウェイウッドはV STEELの流れをくみ、後継モデルという位置づけなのでしょうか?



フェース面のデザイン
フェース面はシンプルですっきりしています。

一時期に比べ、フェース面のチープさが解消されてきました。

先日試打したヨネックスのFWはスコアラインが斜めだったのがとても印象的なのですが、このクラブの場合は水平です。

ミーリングも見られません。

どれがベストなのか私には分かりませんが、色々なタイプが出てきてくれると嬉しいです。



TWIST FACE
トゥ側には『TWIST FACE』の文字があり、これまでの技術が採用されているようです。



シャローヘッド
シャロータイプのヘッドです。

これはSIM MAXと変わらないように思います。

FWでの、このシャロー形状が今はスタンダードになりました。

一昔前までは、スプーンでこのような形状は考えられなかったのですが・・・。

それは昔、スプーンがドライバーの『縮小版』といいますか、ドライバーを基準にして設計されていたところがあると思うのですが、今はクリークやUT側に寄せて作られているからではないかと思います。

バフィやクリークはシャローでもスプーンだけはドライバーのようにディープな印象が未だに抜けないのですが、クラブは様変わりしました。

しかし、それは今のクラブがそれだけ易しくなって親しみやすくなっているということでもあります。



顔
クセのないまとまった、いい顔をしています。

SIM MAXも好感が持てましたが、このSIMもいい感じです。

コンパクトで、やや逃がしやすそうな感じがします。

SIM MAXは少しつかまえ系に見えたのを覚えているのですが、このクラブは違いました。

しっかりと見比べて見ないと詳しいことは分かりませんが、顔の印象は違いました。

どちらもいい顔ですが、私はこちらのほうが好きです。

つかまえ系の顔を好まれる方には、SIM MAXのほうが好感を持たれるかもしれません。

いずれにせよ、どちらも殆どクセのない顔をしています。

最近のテーラーメイドのクラブは顔がいいものが増えてきたような気がします。



カーボンコンポジット
クラウンはカーボンコンポジットになっています。

これはお馴染みです。

ちょっと前まで、テーラーメイドのウッド系のクラブは『白』が主流でしたが、今はこのカーボンコンポジットが主流になりました。

これは流行のようなもので、また色々なタイプが登場するのではないでしょうか?

テーラーメイドは常に止まらず、進み続けている印象があります。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、これまで同様ソフトなフィーリングで好感が持てます。

好感が持てるグリップです。



振り感
素振りをしてみた感じは、まずまずです。

それほどしっかりしているとは思いませんが、タイミングも取りやすく、すぐに合わせることができました。

このシャフトが純正なのでしょうか?



構え感
とても構えやすくて、いい感じです。

クセがなく、イメージも出しやすいです。

このニュートラル感がたまりません。

クラブ(顔)の影響を受けず、自分のスイングで方向性を決められるのがいいです。

一時期に比べ、最近はクセの強いクラブは少なくなったように思いますが、それでも『つかまえ顔』が多いので、このクラブの顔には好感が持てました。

つかまえ系の顔を好まれる方でも、強すぎるフックフェースは苦手だという方もたくさんいらっしゃると思いますし、このクラブはそれほど逃がす感じが強くないので、好感を持たれやすいのではないでしょうか?



試打を開始しました


フェース面
『打感』はいい感じです。

ソフトでありながら、ボヤけた感じはしません。

はっきりと球の質感を感じ取ることができました。

ガツーンと手に強く響くこともなく、『球当たり』が優しいです。



打球音
『音』も好感が持てました。

はっきりした音ですが、大きすぎず高すぎず、インパクトを邪魔しません。

小気味いい感じの音で、打っていて心地よいです。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点でも、いい感じですが、どちらかといえばヒッター向けという印象をもちました。

スプーンだからそう感じたのか、これがもしクリークだったらまた違う印象をもったのかもしれませんが、このスプーンはタフというほどではありませんが、ある程度HSがあったほうがいいようです。

ソールのフェース寄りにウェイトがあるので、かなり浅重心になっていて球が浮きづらいのかな?と打つ前は思いましたが、実際に打ってみてそうではないと思いました。

直打ちでも球はしっかりとあがってくれましたが、高~くあがっていく感じはしませんでした。。

どちらかというとライナー系で飛んでいくタイプで、高弾道で飛ばしていくタイプではありません。

スピン量も抑えられている感じで、『スピン過多』で距離をロスしておられる方には、是非試していただきたいFWです。



バックフェース
構えやすいのでラインも出しやすくて、まとめやすいのが印象的です。

つかまえ系の顔には見えなかったのですが、適度に小ぶりなせいなのか、普通に打ってもしっかりと球をつかまえてくれました。

私はこれくらいがちょうどいいです。

『寛容さ』という点では、普通といいますか、特別変わった感じはしませんが、気難しさもなく親しみやすいところがあります。

こういったところはシャロー系の長所といえるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり優れています。

今流通しているFWの中でも、間違いなく『トップレベル』といえる高性能なFWです。

一球打って、うわぁ、凄いなぁ・・・。と声が出てしまいました。

テーラーメイドはFWでも実績があるので、この高性能も納得できるのですが、それでも凄いです。

これまでテーラーメイドのFWはたくさん試打してきましたが、このクラブがベストといっていいように思います。

テーラーメイドはRBZが大人気でしたが、間違いなく、こちらのほうがレベルアップしています。

弾道が力強く、伸びが力強いです。

スプーンでこれだけ飛ぶのだから、ドライバーの出番は少なくなるといいますか、必要性を感じない・・・。という方も増えてくるのではないでしょうか?

そう感じられるほど、このクラブはよく飛びます。

弾道だけ見ると、FWとは思えないところがありました。

打ち出しの高さ(高すぎず抑えられている)と、球の伸びが私の心を熱くさせました。



操作性
『操作性』という点では、左右にも曲げられましたが、どちらかというとオートマ性のほうが強く感じられました。

私は普通に打つとドロー系の球が出たのですが、かなり曲がりが抑えられたストレートボールに近い球を連発することができました。

完全に、このクラブの性能です。

フェード系のボールもいい感じですが、しっかりとつかまってくれるので、弱々しい弾道ではありません。



試打後の感想


ヒール側
見た目もカッコいいですが、打ってみてすごく気に入りました。

一球打っただけで、心が躍らされました。

一番の魅力は高い飛距離性能ですが、球もいい感じであがってくれて、寛容さもあるので、気楽に飛ばしていけるのも魅力的です。



テーラーメイド SIM フェアウェイウッド
先日試打したSIM MAXもいいクラブだと思いましたが、私は断然こちらのほうがいいです。

このスプーンは『ドライバー要らず』という別名を与えてもいいくらいの高性能なスプーンです。

直打ちはもちろん、ティショットでも威力を発揮してくれそうです。

できればもう少しフェース高があるのがいいような気もしたのですが、このフェース高でも特に問題はありません。



TaylorMade SIM フェアウェイウッド
振りにいくと、つかまり感が増し、ストレートがドローになる感じです。

普通に打つと、限りなくストレートな球筋です。

私の持ち球が関係していると思うのですが、右に曲がる球は一球も出ませんでした。



TaylorMade SIM フェアウェイウッド
装着されているTENSEI TM50というシャフトがおそらく純正だと思いますが、このシャフトとのマッチングも素晴らしいと思いました。

できれば、もうちょっと重量感があってしっかりしていると、もっと振っていけるような気がしたのですが、今は『チョイ軽』のクラブが流行っているようですし、今のニーズにマッチしているのではないでしょうか?

このシャフトのままでもすごくいいですが、色々なシャフトでも試してみたいと思わせてくれるハイレベルなFWです。

『飛ばし損じ』が無いといいますか、普通に打てば自動的に飛ばしてくれるスプーンだな・・・。と思いました。



TaylorMade SIM フェアウェイウッド
テーラーメイドのSIMシリーズをこれまで何本か試打してきて、このSIMフェアウェイウッドが一番気に入り、購買意欲を強く刺激されてしまいました。

これまでも書いてきましたが、私はFWはドライバーと違い、無理にチタンでなくてもメタルで充分だと思っています。

しかし、このような高性能なチタンFWに出会うと、これからはチタンが主流になるのかな?と思いました。

もちろん、このクラブがここまでよく飛ぶのはチタンだけが理由ではなく、様々な要素が絡み合っているのは間違いないですが、そのバランスの良さが魅力的です。

構え感や打感・音も好感が持てて、フィーリング性能も高いクラブです。


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ

                         
        
                         
      
2020年03月19日
  

テーラーメイド SIM MAX OS アイアン

                 





テーラーメイド SIM MAX OS アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM MAX OS アイアン の7番 です。



TENSEI BLUE TM60
シャフトは TENSEI BLUE TM60 です。

ロフトは26度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は59g、トルクは2.9、キックポイントは中調子 です。


今、猛威を振るっている新型コロナウィルスですが、日本のアビガンという薬が有効だというニュースを見ました。

以前からインフルエンザに有効だということが知られていたようですが、中国の臨床試験でいい結果が得られたようですね。

しかし日本での臨床試験が必要ですし、それも着々と進んでいるようですね。

副作用も報告されていて、生殖機能に影響を及ぼすかもしれないということなので、若い世代には使えないのかもしれませんが、中国の臨床試験では特に副作用は無かったという報告があがっているそうです。

しかし、それでも日本でしっかりと検査して欲しいですね。

中国での「アビガン有効」を喜べない富士フイルム

しっかりとした臨床試験の結果、有効だと分かればすぐにでも日本中はもとより、全世界に届けて欲しいです。

製造元の富士フイルム富山化学工業とライセンス契約している中国の製薬大手・浙江海正薬業が増産に動いているようですが、日本には200万人分の備蓄が既にあるそうです。

今日現在(2020.3.19)、全世界での感染者数が20万人を突破したということなので、充分対応できる備蓄数ですね。

日本はやっぱり凄いなと思いました。

世界貢献できる日本が本当に素晴らしいです。

今回感染された方も、自宅療養で自然治癒される方も多いようですし、重症者の方はアビガンで治療して、一刻も早く収束して欲しいですね。

マスクが足りない状況が続いていますが、充分な量が流通する頃には、この騒ぎが収まっているかもしれません。

マスクの備蓄が大切だという教訓が残りましたし、常に新しい病気を想定した、色々な種類の薬を開発し備蓄しておくことが重要なのだと思いました。

私は健康なので、この薬は今のところ必要ないですが、世界中には苦しんでおられる方がたくさんいらっしゃいます。

そういった方々の苦しみが一刻でも早く和らぎますように。

これ以上、尊い命が失われないことを願います。



正面
さて、このアイアンですが、テーラーメイドSIMシリーズのアイアンです。

先日SIMアイアンを試打しましたが、このアイアンはSIM OSという名前です。

OSとはどういう意味でしょうか?

私はウィドウズやマックを連想したのですが、このアイアンの場合はどうなのでしょうか?



側面
形状はSIMと同じですが、明らかにこちらのほうが大きいです。

実際に見比べて見ないと、どれくらい大きいかは分かりませんが、ラージサイズであることは明らかです。

大顔タイプのアイアンで、よく見られます。



彫りの深さ
彫りの深さも大きく、今のアイアンの中でもトップクラスです。

テーラーメイドはポケキャビに力を入れているメーカーといっていいように思います。

易しくゴルフを楽しんで欲しいという、メーカーの思いがあるのかもしれません。



トップライン
トップラインは、やや厚めではありますが、見慣れた厚みです。

SIMと同じだと思います。



SPEED BRIDGE

SPEED BRIDGE
SPEED BRIDGEと名付けられた、このバーのようなものも見慣れてきました。

今のテーラーアイアンにはよく見られますし、こうすることへの大きな理由があるのだと思います。

これまでいくつか試打してきているのですが、正直このSPEED BRIDGEの効果を実感できていません。

しかし、おそらく大きな意味があるのだと思いますし、これからも採用され続けるのではないでしょうか?



ソール幅
ソール幅も広めです。

全体的につや消しになっているのも好感が持てます。

つや消しではありますが、軟鉄っぽい質感はありません。

テーラーメイドやピンのアイアンはステンレスのイメージが強いですが、おそらくこのアイアンもそうなのだと思います。

ステンレス素材のアイアンも根強い人気がありますし、ステンレスを好まれる方には、たまらない質感なのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックは短めで、やや『寸胴タイプ』です。

正直、美しくないな・・・。と思いました。

どの部分でも感じますが、私は特にこの『後ろ姿』でクラブの美しさを感じ、魅了されることも多いのですが、今日は全く魅了されませんでした。

気持ちが高ぶることもなく、淡々と見ていました。

テーラーアイアンらしいな・・・。と思いましたし、海外メーカーアイアンは昔から、このようなタイプが多いです。

グースもよく利いています。

この『後ろ姿』は、クラブを美しく見せる大切な『ビューポイント』なのですが、今日は見所なく終わったという感じです。

ただ、これはあくまでも私の好みによるもので、この後ろ姿を好まれる方も多くいらっしゃると思います。



ミーリング無し
ミーリングも無く、シンプルなフェース面です。

ステンレスっぽい質感です。

このフェース面を見て、ホットな打感のイメージは湧いてきませんでした。

アイアンによっては、フェース面を見ているだけでワクワクしてくるようなこともあるのですが、今日はありませんでした。

ステンレスタイプだからでしょうか?

少しクールといいますか、冷たい印象をもちました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップは、よく見かけるタイプです。

ソフトフィーリングで好感が持てます。



振り感
軽量感のあるアイアンですが、振り感はまずまずです。

これくらいの重さが、今の主流といえるでしょうか?

私はもっと全体的な重さを感じたいのですが、この軽さもアリなのだと思います。



構え感
ボールを前にして構えてみると、好みではなかったのですが、これは予想していました。

ラージサイズでグースもよく利いていて、同様のアイアンをたくさん見てきました。

海外メーカーのアイアンらしい顔だな・・・。と思いました。

このような顔のアイアンは国内メーカーではあまり見ませんが、海外メーカーは昔からよく見られます。

これはどちらがいいというものではなく、あくまでも好みによって選ぶべきなのだと思います。

好みや感覚といったものにもメーカーによって違いがあって、日本メーカーのクラブの多くが『これまでの経験』を活かせるものが多いように思いますが、海外メーカーは『好みというよりは機能性』『使えば慣れる』といった考えが大きいような気がします。

顔にこだわらない、とにかく飛んで易しいクラブが好きだという方も多いのではないでしょうか?

『クラブの顔』といった概念をもたない方や、イメージが湧かないまま打っているという方もいらっしゃるかもしれません。

顔や打感よりもまずは、この『易しさ』や『飛び』を体感して欲しい・・・。というメーカーの思いが詰まったクラブが多いような気がしますが、このアイアンもまさにそんな感じがします。

私の好みの構え感ではないのですが、これまでもたくさん経験していますし、苦手意識や違和感などもありません。

ただ淡々と見つめている・・・。といった感じです。

鮮明ですごくいいイメージが浮かんでくることはなく、どちらかというとアバウトな感じで、まずは『出たとこ勝負』という感じで打つことにしました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は物足りないですが、これは予想していました。

なんと言いますか、『薄さ』があって、硬いというのではないのですが、少しボヤけた感じで『芯』を感じにくいです。

私がアイアンに求めたい打感ではなく、心が躍ることも無かったのですが、機能性アイアンではこういうのもアリなんだと思います。

バチーンと弾く感じで、乗っかり感がないので、乗せて運ぶ感覚を楽しめなかったのですが、仕方のないことだと思いました。

私が好む打感ではないですが、あくまでも私の好みによるものなので、このアイアンの打感を好まれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?



トゥ側
球はとてもよくあがってくれました。

ロフトが立っているのを感じさせない弾道の高さです。

構えたときは5番アイアンに近いフェース面の見え方だったのですが、弾道の高さは7番から8番くらい感じられました。

弾道が高く、球が浮きやすいです。

今のアイアンの中でも明らかに超『低重心・深重心』タイプだと思いますが、そのメーカーの工夫が、この弾道に活かされているのでしょうか?

ヒッタータイプの方よりは、スインガータイプの方に合いやすいアイアンといえるような気がします。

タフなアイアンではありません。



バックフェース
『安定性』も高く、かなりイージーです。

打点のブレにも強く、寛容さがあります。

私はこういうラージサイズのアイアンだと、トゥ側に外してしまうことがあり、今日もそんなミスが出てしまったのですが、それを感じさせない高い安定性と直進性があります。

高慣性モーメントがなせる技といったところでしょうか?

こういったアイアンは昔からあるので、驚くことはないですが、これだけ易しくなるとコースでもメリットが大きいだろうな・・・。と思いました。

私はどちらかというと小ぶりなタイプが好きで、センターからややヒールに近い部分でヒットしたくなるのですが、このようなラージサイズだとそれがちょっと難しいです。

構えたときに、センターからトゥの部分の存在感が大きかったのか、そこの部分でヒットすることが多くありました。

しかし、それでも全くボールは曲がりませんでした。



飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり優れています。

軽く振って、大きな飛距離が望めるディスタンス系アイアンです。

ロフトが立っていることもありますし、その他にも飛びの為の工夫がたくさん組み込まれているのではないでしょうか?

装着されているシャフトも、この飛距離に大きく関係していると思います。

フェースの弾きが良く、高弾道で飛ばしていけるアイアンです。

私の感覚では『2番手』ではなく、『3番手』くらい違う飛距離性能です。

こういう飛ぶアイアンが『7番アイアン』なのだから、アイアンの本数が少なくなるのも仕方ないような気がします。

アイアンは飛ばすクラブではなく、距離を刻むクラブではありますが、ここ数年そういった概念は希薄になっているのかもしれません。

アイアンでも飛ばせるクラブが求められているような気がします。

『ドラコン大会』はドライバーで行われますが、アイアンでも開催されると面白いかもしれません。

今のアイアンはロフトがバラバラなので、ロフトを同じにして、長さやシャフトを全て同じにして距離を競ってみるのも面白いだろうな・・・。と思いました。

その大会が開催されたとすると、このアイアンはいいところまでいくような気がします。

しかし同じロフトや長さなど、スペックを同じにすると、ドライバーほどの差は出ないように思います。

そんな飛距離のことを考えさせるくらい、このアイアンの飛びは優れていました。



操作性
『操作性』という点では、少し苦戦しました。

曲げたくても、なかなか曲げられないアイアンです。

いい意味で『融通が利かない』といいますか、『意思の疎通が難しい』タイプのアイアンですが、こういったタイプのアイアンが今は多いです。

私は軽量タイプやグースがきついタイプだと、大きくダフってしまうこともありますし、フックがきつくなることも多いのですが、今日はそれほど大きなミスにはつながらず、安定してしました。

本当はミスをしていたと思うのですが、それを感じさせない大らかさが、このアイアンにはあります。

左右に曲げてみようと試みたのですが、小さく曲げられるくらいで、大きく曲げるのは難しかったです。

『敏感さ』はなく、『鈍感さ』が武器になるアイアンといっていいのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
『ラージサイズ』と『飛距離性能』が強く印象に残りました。

テーラーメイドも、ここの部分にこだわりをもって開発をしたのではないでしょうか?

好みが分かれるところだと思いますが、この易しい飛びに魅力を感じられる方は多くいらっしゃるような気がします。



TaylorMade SIM MAX OS アイアン
ラージサイズらしく大らかで、寛容なところも今のニーズに合っているように思います。

球もあがりやすくて、こちらが何もしなくても、ボールに当てさせすれば自然にあがっていく感じです。

完全に『オートマチックタイプ』のアイアンです。



TaylorMade SIM MAX OS アイアン
ドライバーでは飛びを求める為に『低スピン化』の開発が進められていますが、このアイアンもそういった印象をもちました。

ドライバーでは低スピン性能や『適性スピン』を数値化することが当たり前のようになってきましたが、このアイアンもスピンは少ないような気がしました。

球は高くあがってくれたのですが、スピンはやや少ない印象をもちました。



TaylorMade SIM MAX OS アイアン
高重心の軟鉄マッスルバックで上からつぶして打って、ボールがフェース面を駆け上がる感覚・・・。といったらいいでしょうか?

あの独特の『くっつく感じ』『乗っかる感じ』はなく、瞬時に離れていく感じで、弾道も高いですが、『めくれる』弾道ではなく、一定といいますか、『無機質』な感じがします。

その無機質さがあるから、安定性につながっているような気もするのですが、こちらの『思い』や『心』まで、ボールと一緒に運んでいってはくれませんでした。

実戦でもグリーンでしっかり止まってくれるかは、正直疑問が残りました。

平らで柔らかいグリーンなら止まってくれるかもしれませんが、コンパクションが硬めでアンジュレーションのきついグリーンだと、奥にこぼれてしまうのではないかな?と思いました。

こういったことは好みや、これまでの経験からくることが多いのですが、不安が残ったのは事実です。



TaylorMade SIM MAX OS アイアン
私のホームコースは砲台グリーンやポテトチップスグリーン・そして二段グリーンや三段グリーンなど、落としどころが制限される難しいグリーンが多いので、どうしても『止め性能』を求めたくなります。

手前ではなく、奥に受けているグリーンもあるので、止め性能は必須です。

『食いつき感(スピン)』で止めたくなるときもありますし、『高さ』で止めたくなるときもあります。

飛ぶアイアンは確かに魅力的かもしれませんが、私は飛びすぎるアイアンは苦手に感じるので、このアイアンには魅力を感じませんでした。

しかし、これはあくまでも私の好みによるもので、このアイアンが優れていないということではありません。



TaylorMade SIM MAX OS アイアン
逆に、これだけ性格がはっきりしたアイアンは潔くて気持ちいい感じがします。

メーカーがターゲットをはっきりと決めていて、そのユーザー層にマッチするように開発されたアイアンです。

色々な機能が詰め込まれていて、『至れり尽くせり』といいますか、ユーザーに優しいアイアンだと思いました。


構えやすさ・・・☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ

                         
        
                         
      
2020年03月09日
  

テーラーメイド SIM ドライバー

                 



テーラーメイド SIM ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM ドライバー です。



TENSEI SILVER TM50
シャフトは TENSEI SILVER TM50 です。

ロフトは9度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は56g、トルクは4.0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は307g です。



正面
テーラーメイドSIMシリーズのドライバーです。

先日、SIM MAXというドライバーを試打しましたが、このドライバーは姉妹モデルのようです。

SIM MAXがラージサイズで、このSIMがノーマルサイズなのかと思いましたが、小ぶりな感じはしません。

こちらがノーマルモデルということなのでしょうか?



側面
シャロータイプのヘッドで、こうして見てもスモールサイズではなくラージサイズです。

MAXという名前は付いていなくても、こちらもルールギリギリの460ccのように見えます。



ソールの突起物
ソールにある、この出っ張りのようなものも、MAXと同じです。

ルール上、ヘッド体積の上限は『460cc』ということになっていますが、この出っ張りといいますか、突起物のようなものはヘッド体積には入れられていないのでしょうか?

あくまでもヘッドの『付属物』ということで、ヘッド体積の計算の中には入っていないのかな?と思ったのですが、詳しいことは分かりません。

そんなことを考えさせるくらい、この突起物が大きくて、存在感を示しています。



ソールのウェイト
ソールにはウェイトが配置されていました。

移動できるタイプなので、以前試打したSLDRというドライバーを思い出しました。

重心の長さを調整できるようです。

今日は専用の工具が無かったので、この真ん中のポジションで試打することにしました。

ウェイトを移動させる目的と、RBZから続く『溝』のような役目の二つを果たしているのではないかな?と思いました。

このウェイトが、SIMとの一番の違いではないでしょうか?

この位置にウェイトがあるということは、ウェイトが無かったSIM MAXよりも重心が少し浅くなっているのかもしれません。



溝の深さ
溝の深さも結構あります。



SPEED INJECTED
ソールのフェース寄りには『SPEED INJECTED』の文字があり、これもSIMと同じです。

テーラーメイド独自の技術のようです。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。

こうして見てもウェイト以外、SIMとの違いが分かりませんでした。

今度機会があれば、見比べてみたいです。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されていて、これもSIMと同じです。



STD LOFT
試打するのは、この『STD LOFT』ポジションです。



HIGHER

LOWER
他に『HIGHER』と『LOWER』がありました。

おそらくロフト角の調整ができるのだと思います。

最近は以前ほど調整システムが採用されているモデルが多くないような気がするのですが、今でもニーズがありますし、『調整ブームの火付け役』ともいえるテーラーメイドは、このシステムにこだわりがあると思いますし、ファンからの厚い要望があるのかもしれません。

私は調整システムを重要視していませんが、このシステムが無いと買う気が起こらない・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?



シャローヘッド
ソールにある出っ張りが目立ちますが、形状的にはシャローです。

シャロータイプですが、極端に薄い感じはしません。

シャロータイプのヘッドでも、今はディープフェースタイプが増えてきましたが、このドライバーはそこまでディープな感じはしません。

フェース高がそれほどあるようには見えませんが、高さはしっかりと確保されているので叩いていけそうですし、フェースで包み込んで弾き飛ばすイメージも出せそうです。



フェース面の仕上げ
このフェース面の質感もお馴染みです。

前のモデルからフェースの質感が良くなりました。

フェース下部にある、2つの青いビスもSIMと同じです。

前のモデルのM5・M6と同じように、『ルールギリギリ』の弾きにこだわっているのではないでしょうか?

今はルール適合モデルしか競技では使えませんが、高反発規制されるまでは、ほぼ全てのメーカーが反発係数にこだわっていて、フェースの薄いモデルがたくさんありました。

そういった高反発ドライバーにたくさん接してきて、中にはフェースにクラック(割れ)が入ったものもありましたし、凹んでしまったものもありました。

友人のクラブはヘッドが2つに割れたこともありました。

なので、ドライバーのフェースを見て、このドライバーはフェースが割れそうだなとか、クラックが入りそうなタイプだな・・・。と、思うことがよくありました。

このドライバーも耐久性はしっかり確保されていると思いますが、長い間使い続けて(ハードヒットを続けて)、もし何らかの損傷が出てくるとするならば、おそらくクラックではないかな?と、このフェース面を見て思いました。

これには科学的な根拠が全くなく、あくまでも私の経験や勘からくるものに過ぎません。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングです。

最近はテーラーメイド以外のメーカーのクラブにも採用されるようになりました。

グリップにも流行があるのでしょうか?

それともグリップメーカーの営業努力の賜(たまもの)でしょうか?

グリップにもいえますが、グローブにも柔らかさやしっとり感が必要です。

ちょっと贅沢かもしれませんが、私はビギナー時代からグローブの素材はエチオピアシープ(主にブリヂストンのレクスターをまとめ買い)を愛用していて、人工皮革を使う気にはなれませんでした。

ウェアやバッグなど、それ以外の物にあまりこだわりはなかったのですが、グリップとグローブには強いこだわりが何故かありました。

今は人工皮革のグローブも、すごく良くなっているので、使わない理由は全くありませんが、昔のものはゴワゴワ感があって硬く、手にフィットしないものがほとんどでした。

『安かろう悪かろう』のグローブが多くありました。

フィットしないので、手とグローブの間に隙間が生じて、それが微妙にフィーリングを狂わせていました。

しかしエチオピアシープだと、それがありません。

手にすごくフィットして、まるで『皮膚の一部』になったかのようです。

密着感があって、それがグリップにも伝わり、クラブとの一体感をもたらしてくれました。

私は日本人としては手が大きいほうで、できれば27センチのグローブを使いたいのですが、ショップではほとんど売られていないですし、メーカーも作っていないことが多いので、26センチというワンサイズ小さめを使っているのですが、そのワンサイズ小さめでも、エチオピアシープはいい感じで伸びてくれて小ささを感じさせず、手の一部になってくれました。

エチオピアシープのおかげで、色々な感覚を養うことができたといっても過言ではありません。

今は人工皮革のグローブもすごく良くなっているので、私は練習だけでなく試合でも愛用しています。

ちょっと話が横にそれてしまいましたが、私はそれくらい『皮膚感覚』を重要視しているので、グリップに対しても好みがはっきり分かれるのですが、このグリップは好感が持てます。



顔
この顔もお馴染みです。

どちらかというと『丸型』というよりも『洋梨型』といっていいように思います。

ヘッド後方の膨らみが目立ち、フェースが被っているように見えました。

私の中では『美顔』ではないのですが、この顔に好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?

こうして見ても、SIM MAXとの違いが分からなかったので、やはり見比べてみるしかありません。



カーボンコンポジット
このカーボンコンポジットもお馴染みです。

『ワンカラー』ではなく『ツーカラー』も最初見たときは少し驚きましたが、今では市民権を得たような気がします。

そろそろ、このカーボンコンポジットの色も変えてくるのではないでしょうか?



振り感
素振りをしてみると、300g超えとは思えないほど重量感がありませんでしたが、この振り感は今のスタンダードといえるでしょうか?

ハードなセッティングになっていませんが、しっかりしていながらも適度にしなり、動きが滑らかな印象です。

頼りない感じはしません。

このシャフトが純正なのでしょうか?



構え感
ボールを前にして構えてみても、これまで通りの顔で、特に印象に残るところはありません。

いい意味で、淡々と構えられます。

少しフェースが被っているように見えたのですが、これが今のスタンダードだと思いますし、たくさん経験しているので、不安はありません。

テーラー顔ドライバーです。

シャロー感があって、ヘッドが大きく見えるので、ボールが小さく見えました。




試打を開始しました


フェース面
『打感』は、これまで通りで好感が持てました。

『テーラーフィーリング』といっていいと思います。

程よい手応えがありながら硬すぎず、嫌な衝撃は残りません。

サクサク打てる打感です。

いい意味で『繊細さ』とか『鮮明さ』が無く、『曖昧』なところがある打感です。

すごく伝わりやすいドライバーの打感を10だとすると、このドライバーは6くらいに感じられます。

数値的にちょっと低いと感じやすいかもしれませんが、実際はそうでなくて、こういった打感もアリだということです。

メタルが出始めの頃の『ツアーバーナー』からテーラーメイドのクラブに接してきていますが、これまでもずいぶんと色々なフィーリングがありました。



打球音
『音』も、はっきりしていて好感が持てます。

叩きにいっても不満はありません。

インパクトを邪魔しない音です。

この音も、SIM MAXと変わらないような気がしますが、実際に打ち比べてみると、微妙な音の違いがあるのかもしれません。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、SIM MAXのイメージが残っているので、このドライバーもそんな感じだろうと思っていたのですが、その通りでした。

今は打ち出しが高く、そのまま高~い弾道で飛んでいく『ビッグキャリータイプ』もありますが、このドライバーはライナー系で力強く飛んでいきます。

明らかにヒッター向けです。

ロフトが9度ということもあると思うのですが、やや低めの弾道で効率よく飛ばしていけます。

ヒッター向けのドライバーだと思いますが、ハードすぎて球が上がりにくいということはありませんでした。

このドライバーにはウェイト移動システムがソールにあって、SLDRを思い出したのですが、SLDRよりは明らかに重心が後ろにあるのではないでしょうか?

インパクト後に『頭(フェース部分)が垂れやすいタイプ』と『お尻(バックフェース)が垂れやすいタイプ』があるのですが、このドライバーはどちらかというと後者に近い感じなので、重心が後ろにあり、私たち日本人に扱いやすいタイプのドライバーのような気がします。

SIM MAXにはないウェイトが、このドライバーにはあったので、かなり重心が浅くてタフな設計になっているのかな?と思いましたが、それほど極端ではないように感じました。

しかし、おそらくSIM MAXよりも、こちらのSIMのほうが『叩ける設計』になっていると思います。

ちょっと前まで、9度とか9.5度という『表示ロフト』で、実際に打ってみると、絶対に『一桁ロフト』ではないな・・・。と思えるほど高くあがりすぎるドライバーがたくさんありましたが、このドライバーは一桁ロフトにふさわしい打ち出しの高さと抑えられた弾道が魅力的でした。


ネックの調整システム
ただ、このドライバーは9.0と表示されていますが、実際はもっと寝ているのは明らかです。

しかし、それはずっと昔から続くことなので、あまり気にしないようにしています。

表示ロフトはあくまでも『目安』に過ぎません。

このドライバーの調整機能を使って、ロフトを立たせると、どんな弾道になるのか、とても興味があります。



バックフェース
『安定性』はかなり高く、球筋がブレる感じはしません。

少しつかまえ顔に見えましたし、私にはストレート系に近いドローが自然な感じだったのですが、ほぼ中立的なストレート系が得意なドライバーだと思います。

打ち出し方向から球が逸れる感じがしません。

まさに『糸を引くようなストレート』です。


TENSEI SILVER TM50
装着されているシャフトは、やや軽量ではありますが、タイミングもとりやすくてヘッドの挙動を安定させてくれていて、高い確率でストレート系の球が打ちやすいです。

もし用意されているのであれば、色々なシャフトでも試してみたいですが、まずはこのTENSEIで試してみるべきではないかな・・・。と思いました。

ヘッドとの相性もいいです。

以前も書きましたが、最近のテーラーメイドはヘッドだけでなく、シャフトにも少し気を使い出したような気がします。

これまではヘッドとシャフトの相性が良くないと感じることが多かったのですが、今回のSIMはとてもいいように感じます。

昔のドライバーはしっかりと芯で捉えていないと、インパクトのときにヘッドがブレて球筋が乱れることが多かったのですが、最近のドライバーにはそれがありません。

少々芯を外しても、それを感じさせないほど、ほぼ真っ直ぐに飛んでいきます。

このSIMも、そんなタイプのドライバーです。

大らかさがウリなのは間違いありません。



飛距離性能
『飛距離性能』も高く、かなりポテンシャルが高いです。

やはりルールギリギリの反発係数になっているのでしょうか?

フェースの弾きが良くて、初速が出ています。

『マン振り』で叩くというよりも、少し軽めで叩く感じがちょうどいいように感じました。

高過ぎる弾道は力強さに欠けることがありますが、このドライバーのように少し高さを抑えられていると、その分『推進力』のほうにパワーが注ぎ込まれていて、効率よく飛ばしていける感じがします。

『飛びのベクトル全開』といったところでしょうか?

昔から思っていたことですが、ドライバーに限らず全てのクラブで『バックスピン』ではなく、『オーバースピン』のイメージで飛ばしていきたいです。

実際はオーバースピンでは飛ばないですし、適度なバックスピンが掛かるからボールが浮いてしっかりと飛ばせるのですが、あくまでも『イメージとして』、飛んでいる姿をバックスピンで『吹き上がる』感じで飛ばすのではなく、『オーバースピン』でランがでるようなイメージで飛ばしていきたいという思いがありました。

パーシモンで吹き上がる球をたくさん打ってきたから、余計にそのように感じるのかもしれません。

ドライバーからウェッジまでは『バックスピン』ですが、パッティングだけは『オーバースピン』です。

そのオーバースピンの感覚をドライバーにもってこれないか?という思いがありました。

これまで『スピン過多』で、かなり飛距離を損してきたので、スピン量には昔から敏感です。

このドライバーの弾道を目で追いながら、そんなことを考えていました。



操作性
『操作性』は、まずまずです。

それほどクセが大きくなく、どちらかといえば中立的な感じがしますが、左右へ曲げることはできました。

大きく曲げるのは難しかったのですが、それは今のクラブの特徴といえるような気がします。

左右どちらかというと、私はドロー系のほうが易しく感じましたが、右に少し逃がす感じで打つこともできました。

球のつかまりはいいほうだと思いますが、スライスを抑制してくれるドライバーではないのでスライサーの方で、クラブでスライスを無くしたいという方には、少し難しく感じるところがあるかもしれません。

かなり直進性が高いドライバーですが、『決して曲げられない』ドライバーではありません。



試打後の感想


ヒール側
全体的にバランスがとれていて、ポテンシャルの高いドライバーだな・・・。と思いました。

前のモデルのM5やM6もいいドライバーだと思っていましたが、このSIMもいい感じです。

今度機会があれば、打ち比べてみたいです。



TaylorMade SIM ドライバー
長い間テーラーメイドを見てきて、『安定しない』時期があったのですが、最近はクラブの性能もあがって、安定感があります。

安定しない時期が『成長期』だとすると、今は『円熟期』といえるでしょうか?

もちろん、まだまだテーラーメイドは成長していくと思いますが、かなり円熟味が増したような気がします。

それくらい、ここ数年のクラブは充実しています。



TaylorMade SIM ドライバー
私に限らず、これまで最初のモデルからテーラーメイドのクラブに接してこられた方の中には、その年によってクラブ(モデル)の当たり外れが他のメーカーよりも大きくて、すごく魅力的なクラブもあれば、そうではなくて全く興味が持てなかったクラブもあったという方はいらっしゃるのではないでしょうか?

それはクラブの質という部分であったり、性能的な部分であったりして、他のメーカーに大きく置いて行かれていると感じることがありました。

発売時期が同じでなければ、また違ったものになったのかもしれませんが、逆にいえば、それだけ他のメーカーが充実していたということかもしれません。

テーラーメイドはちょっと前まで、ニューモデルの出る頻度がとても早くて、しかも価格が抑えられていたので、購入しやすいというメリットがありましたし、他のメーカーも価格面で追随していったところもありました。

しかし、最近は海外製であっても、かなり高価なクラブばかりになったので、『コストパフォーマンス』という点でいえば、昔のほうが良かったのかな?と思います。

高価なクラブのほうが飛んで、安価なクラブは飛ばないんじゃないか?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことは全く無いと、私の経験から断言できます。

高価であっても、全く飛ばない(飛ばせない)ドライバーはたくさんありましたし、逆に安価で購入しやすいドライバーでも、高価なドライバーに負けないといいますか、完全に勝っているドライバーもたくさんありました。

クラブの価格と性能は比例していません。



TaylorMade SIM ドライバー
ちょっと話が逸れてしまいましたが、最近のテーラーメイドのクラブは『円熟期』といいますか『充実期』に入ったような気がします。

色々な工夫がされていても、それが性能に直結していないクラブはたくさんありましたが、このドライバーはとてもポテンシャルが高いので、メーカーの研究や技術がクラブの性能アップに活かされているのではないでしょうか?

実際に打ち比べてみないと、はっきりとはいえないのですが、今日の感じだと、以前試打したSIM MAXよりも、私はこちらのSIMのほうが合っているように感じました。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。





テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ

                         
        
                         
      
2020年02月14日
  

テーラーメイド SIM MAX フェアウェイウッド

                 



テーラーメイド SIM MAX フェアウェイウッド
先日、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM MAX フェアウェイウッドの5番 です。



TENSEI BLUE TM50
シャフトは TENSEI BLUE TM50 です。

ロフトは18度、クラブ長さは42.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は51g、トルクは4.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は313g です。



正面
テーラーメイドSIMシリーズのフェアウェイウッドです。

これまで、ドライバーとアイアンを試打したのですが、フェアウェイウッドを試打することができました。



側面
ソールが平らでシャロー感もありますが、クリークだからでしょうか?

大きさは感じず、むしろ適度にコンパクトな感じがします。



SPEED POCKET
ソールには『SPEED POCKET』の文字がありました。

これがRBZにあった溝の役目を果たしてくれているのでしょうか?

『V STEEL』という文字があったので、懐かしさがこみ上げてきました。

Vスチールを昔愛用していた時期があり、ずいぶんとお世話になったので、とても感謝しています。

キャロウェイの『スチールヘッドIII』もそうですし、私は昔からテーラーメイドとキャロウェイのFWにはずいぶんと助けられたような気がします。

ゴルファーにとって『いいクラブとの出会い』というのは、レベルアップの為にも、そしてゴルフライフをエンジョイしていくうえでも欠かせないことですが、そういった意味でいうと、私は最適な時期にいいクラブに出会うことができて、本当にラッキーなゴルファーだと思います。



フェース面の質感
前のモデル(M6)同様、フェース面の質感が良くなっています。

フェースの弾きも良さそうです。

以前も書きましたがテーラーメイドは、しばらくフェース面のデザインを変えておらず、あまり工夫が見られないといいますか、やや物足りない質感であった時期が続いたのですが、それも少しずつ解消されているようです。

ヘッドやシャフトはいくら研究が進んでも、ボールと接することはありません。

『インパクト以外』の性能を担っているといっても過言ではないと思います。

しかしフェース面は違います。

フェース面はボールとの『唯一の接点』なので、もっと研究が進んで色々なデザインのものが増えて欲しいですし、その見た目だけでインパクトやボールの弾道の強さをイメージできるようになって欲しいです。

物理的なことも大切ですし、見た目で私たちゴルファーに、いいイメージを与えてくれるフェース面に魅力を感じます。

そういったことを、ちょっと前までテーラーメイドのクラブに対して不満をもっていたのですが、このフェース面は以前のものよりも改善されているので好感が持てます。

しかし、さらなる研究・工夫を続けて欲しいです。



TWIST FACE
トゥ側には、お馴染みの『TWIST FACE』の文字がありました。

このツイストフェースは、これからもテーラーメイドのクラブに採用され続けるのではないでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは適度にあって、全体的なバランスがとれています。

ネックに調整機能はついていません。

テーラーメイドといえば調整機能のイメージが強いですが、実際に使ってみて、それほど効果が得られないとか、それほどニーズが高まってはいないということなのでしょうか?

まだ見られますが、最近は少なくなったような気がします。



シャローヘッド
シャロータイプのヘッドです。

この形状はお馴染みです。

今はディープなものを探すほうが難しくなりましたし、シャローのほうが球をあげやすいとか、投影面積を大きくできるので、安心感を得られやすいというメリットもあるのかもしれません。



顔
いい顔をしています。

これまでのモデルと変わらないような気がします。

どちらかというと、ややつかまりそうな印象を与えていますが、引っかけるとか、左に巻いてしまいそう・・・。といったマイナスな感じはありませんでした。

ほぼ中立に近いつかまえ顔で、このまま普通に打っていけそうです。



SIM
クラウンのヒール側にあるSIMの文字も目立っています。



オリジナルグリップ
最近よく見かける、このグリップはソフトなフィーリングでとても好感が持てます。



振り感
素振りをしてみると、軽さと軟らかさを感じますが、これくらいが今の『標準』といえるような気がします。

必ずしもヘッドにマッチした最適な重量・硬さではないと思うのですが、ちょっとハードにすると、売れにくくなるということになるのかもしれません。

今は(既製品では)、ソフトスペックのクラブが多いですが、そういったことをメーカーが恐れているのかもしれません。

本当はもっと違うスペックで売り出したいと思うこともあるのではないでしょうか?

ちょっと振りにいくと、かなり動きが大きいように感じましたが、もう慣れているので、特に不安は無く、どちらかというと合わせる感じで振っていきました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。

やはり、これまでのモデルと共通する構え感です。

ソールなどに新たな工夫を取り入れて、顔はいじらないようにしているのでしょうか?

コンポジットされている部分も『黒』というよりは、ややグレーに近く、M GLOIREを思い出しました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は好感が持てました。

テーラーメイドらしい、やや独特なフィーリングです。

『サクサク打てちゃう』打感といったらいいでしょうか?

ボヤけた感じはなく、はっきりしているのですが、硬くなく自然に振り抜いていけました。

最近のドライバーやFWに共通する、『弾き感』のあるフィーリングです。



打球音
『音』も、独特な機械音です。

私は人間ですが、まるでマシンが打っているような音・・・。といいますか、どちらかというと『無機質』な感じです。

この音も、これまで何度も耳にしてきました。

はっきりした音ですが、大きすぎず、また高くないのでインパクトが緩むこともなく、気持ちよく打っていけます。



トゥ側
球もあがりやすくてイージーです。

試打したのがクリークということもあると思うのですが、球が浮きやすくて弾道も高めです。

直打ちでも充分あげてくれました。



バックフェース
『安定性』という点でもシビアさは感じず、大らかなところがありますが、私は最初からちょっと『つかまり過ぎ』といいますか、左に引っかかる感じの球を打ってしまいました。

構えたときは、そこまで左へ行くイメージは出なかったのですが、実際に打ってみると左への球が多くなりました。

それは私のスイングが未熟であるということと、このクラブ(特にシャフト)を使いこなせていないのが大きな原因のような気がします。

ただ、つかまりのいいクラブであることは明らかなので、日頃から球がつかまらず右に抜けてしまいやすいという方には、ちょうどいいのではないでしょうか?

フッカーにはちょっと厳しいクラブかな?と思いましたが、シャフトを変えると全然いけそうです。

合わせにいく感じだと、それほどでもありませんが、ちょっと振りにいってしまうと、左へ行きやすくなるので、注意が必要でした。

打感や音では、気持ちよく振らせてくれたのですが、シャフトがそうはさせてくれなかったような気がします。

できればもう少し『逃がし顔』のクラブだと、もっとラインを出していけるかな・・・。と思いましたが、ヘッドよりもシャフトに難しさを感じました。

こういうクラブだと、少し右を向いて回していく感じが、私にはちょうどいいように感じられました。

ただ、『出球の方向』はブレにくく安定していて、途中から曲がり始めるということもないので、最初の『ライン出し』さえしっかりできていれば、特に問題はないように思います。



飛距離性能
『飛距離性能』も高く、クリークとしては、いいパフォーマンスを発揮してくれていますが、今のFWの中では平均的といえるでしょうか?

特別よく飛ぶという印象はありませんでした。

しかし、それはこのクラブが劣っているというのではなく、それだけ今のFWのレベルがあがってきているということです。

高さをしっかりと出していくことができたので、ウッド系が得意な方なら、グリーンを上から攻めるイメージが出しやすいのではないでしょうか?

『上から狙えるFW』といっていいと思います。



操作性
『操作性』という点では、どちらかというと『オートマ性』が勝っていて、それほど細工をするタイプではないと思います。

12球ほど続けて打ってみたのですが、右に抜ける球は一球も出ませんでした。

つかまりがいいので、ドロー系のほうが自然な感じです。

そういった意味では、『顔の印象通りの球筋』といえるのかもしれません。

今は顔のイメージと球筋がマッチしないクラブも多くなってきているのですが、そういった意味では、このクラブは正直な感じがします。

ただ先ほども書きましたが、シャフトを変えれば、さらに性格が変わると思います。

私にはつかまりが良すぎたので、もっとつかまりを抑えられるシャフトにすると、真っ直ぐにいく確率が高まるような気がします。



試打後の感想


ヒール側
先日試打したアイアンも、球のつかまりが良くてあがりやすい印象をもったのですが、番手が変わってFWになっても同じ印象をもちました。

今日はクリークでしたが、スプーンではまた違った印象をもつことになるのかもしれません。

実際に試打してみないと詳しいことは分かりませんが、つかまりの良さと弾道の高さ。

そして弾き感を感じられるFWです。



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
一時期と比べると、すごくシンプルなデザインになっているのがいいです。

それでいて、高い性能は維持されています。



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
ウェイトなどヘッド(主にソール)に色々なパーツが組み合わさって『複雑化』しているほうが飛びそうとか、曲がりにくそう・・・。と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、私はそうは思いません。

逆に、このパーツの意味は何だろう?とか、これは要らないんじゃないかな?もっとシンプルなほうがいいのに・・・。と思うことはよくあります。

色々なものがつきすぎてしまって、バランスを崩してしまっているクラブにも出会いましたし、ヘッド自体のパフォーマンスが邪魔されていると思えるクラブもありました。



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
そういった意味でも、このクラブは好感が持てました。

これまでのテーラーメイドのクラブよりはシンプルな感じがしますが、ポテンシャルが高く、バランスもいいです。

特に大きな欠点は見られないですし、良いところとそうでないところの差が小さい印象をもちました。

先ほども書きましたが、私には球がつかまり過ぎるところがあるので、できれば違うシャフトでもう一度トライしてみたいです。

ただ、それは私がフッカーだからそう感じるのであって、スライサーの方であれば、ちょうどいい球筋が描けるのではないでしょうか?



TaylorMade SIM MAX フェアウェイウッド
このフェアウェイウッドもMAXという名前がついていたので『大顔』かと最初は思いましたが、全然そんなことはなく、むしろ普通でしたし、そういったところにも好感が持てました。

ドライバーはルールギリギリの460ccのものが大半を占めていますし、なかには460ccをオーバーしているものもあります。

ティアップして打てるドライバーは大きくしても打てますが、直打ちするクラブであるFWは大きくしすぎると打ちづらくなります。

なのでパーシモンの頃と違い、ドライバーとフェアウェイウッドの大きさが大きく変わり、ドライバーだけがポツンと孤立したようになっています。

人間には『慣れる力』といいますか『対応力』があるので、それでも使っていけますが、FWにマッチしたドライバーを選んでいきたいという方も多いのではないでしょうか?

以前も書きましたが、いずれドライバーが影を潜め、フェアウェイウッドが主役をはる時代が来るかもしれません。

実際、ドライバーをバッグから外しておられる方も、よく見かけます。

それでも普通にラウンドできるのは、このような高性能なフェアウェイウッドがたくさん登場してきたからではないでしょうか?


構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




                         
        
                         
      
2020年02月12日
  

テーラーメイド SIM MAX アイアン

                 


テーラーメイド SIM MAX アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM MAX アイアン の7番 です。



KBS
シャフトは KBS です。

ロフトは28.5度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は94g、トルクは1.8、キックポイントは先中調子 です。



正面
テーラーメイドの新しいアイアンです。

先日はドライバーを試打したのですが、今日はアイアンです。

テーラーメイドらしく、機能性あふれるデザインと、ステンレスの質感がはっきりしたアイアンです。

私は軟鉄の、あの何ともいえない感じが好きなのですが、ステンレスが好きだという方もたくさんいらっしゃると思います。



側面
MAXの名の通り、面長なタイプです。

やや大きめの顔でフェース高が抑えられているので、シャロー感があります。

私はフェース高があって、上から押さえ込んでいけるタイプのアイアンが好きですが、このようなタイプは『上から』とか『ダウンブロー』というよりも、『横から』とか『レベルブロー』というイメージで打っていきたい方に合いやすいような気がします。



SPEED BRIDGE
SIMのロゴがはっきりしていてカッコいいです。

これからも、このブランドは続いていくのでしょうか?

バックフェース中央にある、バーのようなものも目立っていますし、これまでのモデルでも見られました。

SPEED BRIDGEという文字があるので、ボールの初速を高める為のものなのでしょうか?

詳しいことは判りませんが、おそらく大きな効果があるのだと思います。

このパーツを見ると、昔試打した『ナイキ スリングショット』をどうしても思い出してしまいます。

ナイキがゴルフクラブ業界から撤退というニュースは多くのゴルファーにショックを与えましたし、残念に思ったのは私だけではないはずです。



彫りの深さ
彫りの深さはたっぷりあります。

見慣れた感じのポケキャビですが、SPEED BRIDGEというバーがあるだけで、特別な感じがします。

このアイアンは一本だけですが、いずれ『X』など、違う形も登場して目先を変えてみるのも面白いかな・・・。と思いました。

今のゴルフクラブの新たな機能とか、付け加えられたパーツは『性能の為』というよりも、『目新しさ』や『目先を変えるため』だと感じるのは私だけでしょうか?



トップライン
トップラインは、やや厚めですが、極端ではありません。

このようなタイプのアイアンでは標準といえるような気もします。



ソール幅
ソール幅も少しワイドですが、広すぎないといいますか、今のアイアンでは普通といった感じがします。



ソールの溝
テーラーメイドのアイアンといえば、このソールにある溝です。

もう、すっかりお馴染みです。



ネック長さ
ネックの長さも標準的です。

重心の深さはたっぷりありそうですが、重心は低くしすぎていないように見えます。



ミーリング無し
フェース面にミーリングはありません。

ごく普通の、見慣れた感じのステンレスタイプです。

私はアイアンのフェース面を見て、気持ちがグッと盛り上がることがあるのですが、今日はそれが無く、淡々と見ていました。

ゴルフクラブにもし、『温度』があるとするならば、このアイアンは『低温タイプ』です。

『COOL』という表現が合っているかもしれません。

スコアラインの間隔は、少し狭く見えます。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

最近、よく出会うグリップです。

これまでテーラーメイドは、ヘッドにばかり気を配っていて、シャフトやグリップは『置き去り』な印象もありました。

しかし、最近は少しずつ改善されているようです。

ゴルフクラブはヘッドとシャフトとグリップの3つで構成されているので、どれが欠けても良くありません。



振り感
素振りをしてみると、やや軽量感はあるものの、特に不満は無く、普通に振ることができました。

頼りないところもなく、タイミングはすぐに整えられました。



構え感
ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。

『MAX』という名前があるので、かなりの大顔で構えづらいんじゃないかと思っていたのですが、そうではありませんでした。

違和感などもなく、普通に構えられました。

見とれるようなこともなく、次から次へと泉のように、いいイメージが浮かんでくるということもなかったのですが、苦手意識も芽生えず、淡々と構えられました。

トップラインの厚みや、グースの利きも見られますが、極端ではないのがいいです。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は、まずまずでした。

見た目からくる印象よりは、柔らかい感じがしますが、『ソフトフィーリング』というほどではないですし、『乗っかり感』もありません。

マイルドな打感といえなくもないですが、『芯』のない感じで、ちょっとボヤけた印象をもちました。

手に嫌な衝撃が残ることもなく、大きな不満はありませんが、私がアイアンに求めたいフィーリングではありませんでした。

しかし、こういったフィーリングが機能性アイアンの個性といえるような気もします。

『コントロール』よりも『ディスタンス』にこだわるのであれば、このような打感のほうが自然といえるのかもしれません。

アイアンによっては、一球打っただけで、そのあまりのグッドフィーリングから、思わずスキップしてしまったこともありますし、打席の周りが暖かい空気に包まれたような感覚になったこともありますが、今日はそういったことは全くありませんでした。

いい意味でいえば、『平坦』といいますか『常温』といえるような気がします。

逆の意味でいえば、『感情を揺さぶらない打感』といえるのかもしれません。

『球の乗っかり感』は無く、『弾き感』のあるアイアンです。



トゥ側
球はあがりやすくて、イージーです。

見た目通り、タフなアイアンではありません。

かなりロフトが立っているように見えたのですが、最近のアイアンはそういった見た目と実際のギャップのあるアイアンが多くなりました。

『出球のイメージ』が合いづらいアイアンが多くなりましたが、そういったことを気にされない方も多いのだと思いますし、『出球のイメージ』よりも『トータルの飛距離』が重視される時代になったのかもしれません。

かなりのイージー系アイアンに見えたのですが、ソールが広すぎないからでしょうか?

一球目からダフることなく、いい感じで打っていくことができました。



バックフェース
『安定性』は高く、かなりイージーです。

ポケキャビとフルキャビを足した易しさといったらいいでしょうか?

完全にオートマ系アイアンです。

打点のブレにも寛容で大らかさがあります。

やや軽量タイプですが、シャフトが頼りないものではなく、適度なしっかり感もあるので、易しさがアップしているのかもしれません。

高い確率で、ハイドローが自然に出ました。



飛距離性能
『飛距離性能』は優れています。

弾く感じもありますし、2番手以上の距離を易しく、そして確実に稼いでいけるアイアンです。

この飛びは、過去のモデル(M5やM6)と変わりません。

今は飛び系アイアンが多くなりましたが、その『最大飛距離』は、ある程度落ち着いたような気がします。

このアイアンを『7番アイアン』と考えると、すごくよく飛びますが、ロフト通り『5番』として考えると、『普通』です。

以前も書きましたが、アイアンの飛距離は、メーカーが何番と刻印するかで決まるといっても過言ではないのではないでしょうか?

そういったことを、今の多くのゴルファーが感じ取っていると思いますし、このようなアイアンで打っていて、『飛ぶ』という感覚は、ディスタンス系アイアンが出始めの頃よりは希薄になっているような気がします。

このアイアンを『5』と刻印して売ると、飛距離では普通になってしまいますが、大きな利点もあります。

それは、昔の5番アイアンとは比べものにならないほどあがりやすくなっていて、安定性も高いということです。

これは大きな進化といえます。

最近はアイアンのロフトが立ちすぎてしまって、アイアンの本数を少なくしておられる方が多くなってきたように思いますが、ウッド系のクラブよりもアイアンのほうが好きな方は、『適正ロフトで適正な刻印』がされているアイアンが登場すると、アイアンの本数を増やしていけるのではないでしょうか?

そのようなことを、このアイアンの放つ弾道を目で追いながら考えていました。



操作性
『操作性』という点では、どちらかというと『オートマ性』が勝ってしまうので、敏感に反応する感じはしなかったのですが、構えたときにそれほどクセがきつくなかったからでしょうか?

左右に曲げることもできました。

小さい幅ではありましたが、曲線を描いて打つことができました。

少し大顔に見えましたが、『ラージサイズ』というよりは『セミラージサイズ』といっていいと思いますし、球のつかまりが良くて、扱いづらいタイプではありません。

私はフッカーなのでフック系が自然な感じがしましたが、引っかける不安はありませんでした。

球のつかまりがいいので、普段つかまりきらずに右にフケてしまうことが多い・・・。という方には、かなり易しいアイアンといえるのではないでしょうか?



試打後の感想


ヒール側
テーラーメイドらしく、高い機能性のあるアイアンですが、クセがきつくないのがいいです。

高機能ではありますが、近寄りがたい感じで独特の『目がチカチカ』する感じも無く、普通に打っていくことができました。



TaylorMade SIM MAX アイアン
感覚的にといいますか、あくまでも『私の好みの中で』ですが、気持ちが盛り上がることもなく、淡々としていたのですが、苦手意識も芽生えず、普通に打っていくことができました。



TaylorMade SIM MAX アイアン
つかまりの良さと弾道の高さが長所のアイアンです。

『スタンディングロフト』アイアンらしい、飛距離の出るタイプですが、最新モデルではあっても、過去のディスタンス系と比べて、特別よく飛ぶという印象はありませんでした。



TaylorMade SIM MAX アイアン
ディスタンス系アイアンは『飛距離』が魅力ですが、その『飛びすぎ』といったところや『高さ不足』もありますし、アイアンにしては『スピン』がやや足りない感じがして、コースでもグリーンで止まらずオーバーしてしまうのでは?と思い、怖くてなかなか使えないのですが、このアイアンはロフトが立っているものの、弾道が高いので、意外とグリーンでも止められるのではないか?と思いました。

しかし、軟鉄マッスルバックのような、あの『めくれるような』弾道ではないので、そこまで期待してはいけないのかな・・・。という思いもありました。



 taylormade sim maxアイアン
『ディスタンス系のイージーアイアン』といっていいと思いますが、これまでの多くのモデルとは違い、クセが抑えられていてフィーリングを邪魔していないのがいいです。

どこかひとつが極端に秀でているとは感じなかったのですが、全体的なバランスはとれています。



TaylorMade SIM MAX アイアン
全体的なバランスがとれているせいか、これまでのものよりも、ややおとなしい印象をもちました。

『トゲトゲ』した感じはなく、どこか『まったり』したところも印象的なアイアンです。



構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ
                         
        
                         
      
2020年02月04日
  

テーラーメイド SIM MAX ドライバー

                 



テーラーメイド SIM MAX ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド SIM MAX ドライバー です。



TENSEI BLUE TM50
シャフトは TENSEI BLUE TM50 です。

ロフトは9度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、トルクは4.4、キックポイントは中調子、クラブ総重量は298g です。



正面
テーラーメイドの新しいドライバーです。

テーラーメイドはここ数年、年明け早々にニューモデルを発表しています。

前のモデルといってもいいと思うのですが、M6を試打したのが、もう一年前なのかと思うと、早く感じられます。

テーラーメイドのドライバーは派手なデザインが多くて、目を引く物が多いように思うのですが、このドライバーには派手さがなく、落ち着いたデザインでカッコいいです。



側面
ラージサイズでシャロー感のあるヘッドです。

これまでのモデルと変わりません。



ソールの出っ張り
ソールにある、この出っ張りのようなものが目立っています。

これはM6にもありましたが、さらに強調されているように見えます。



ウェイトのようなもの
ウェイトのようなものがあり、これもM6と同じです。

去年のモデルはM5とM6だったので、今年はM7とM8かと思っていましたが、違うようです。



SPEED INJECTED
ソールには溝のようなものがありますが、これまでのように深くはありません。

テーラーメイドといえば、やはりRBZのイメージが強いですが、常に進化していて、深くする必要はないということなのでしょうか?



溝の深さ
こうして見ても、溝の深さはかなり浅いです。

強度的な問題があるのかもしれません。



AERO DYNAMIC SOLE DESIGN
AERO DYNAMIC SOLE DESIGNという文字があります。

特別なソール形状のようです。



ネック長さ
ネックの長さは標準的です。



ネックの調整システム
ネックには調整システムが搭載されています。



STD LOFT
試打するのは、このSTDのポジションです。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインは前と変わりません。



TWIST FACE
トゥ側に『TWIST FACE』の文字があったので、前のフェースをそのまま採用しているようです。



フェース下部のビス
フェース下部には2本のビスがあります。

M6は赤でしたが、このモデルは青です。

色に意味は無いと思いますが、イメージカラーが変わったのかもしれません。



シャローヘッド
シャロータイプのヘッドですが、こうして見ても、ソールの膨らみが目立ちます。

前のモデル(M6)よりも、極端です。

なんと言いますか、『受け口』といいますか、顎が出ているように見えます。

この形状を見ながら、構えたときに邪魔にならなければいいな・・・。と思いました。



顔
そう思いながら顔を見たのですが、見事なまでに隠されていて、全く違和感はありません。

これまで通りの『テーラー顔』です。

どちらかというと『逃がし顔』というよりは『つかまえ顔』に見えますが、極端ではありません。



カーボンコンポジット
クラウンの大部分がカーボンコンポジットなのもお馴染みです。

これは『M1』から続いています。

もう『純白』のヘッドは登場しないのでしょうか?



SIM
SIMとはどういう意味でしょうか?

SIMというと、『格安SIM』を思い出しますが、このドライバーの場合は違う意味だと思います。



装着されているグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで好感が持てます。

調整機能付きだからだと思いますが、バックラインはありません。

私はバックラインが無いほうが好きですが、バックライン有りを好まれる方には、やや物足りないかもしれません。



振り感
素振りをしてみると、これまで通りといいますか、特別変わった感じはしません。

この『やや軽』が、今の標準スペックといっていいように思います。

今人気の三菱ケミカルTENSEIが挿してありますが、このシャフトが純正なのでしょうか?

それとも、このシャフトはカスタムで、違うシャフトが純正として用意されているのでしょうか?

ちょっと前まで、テーラーメイドのクラブはヘッドに力を入れすぎて、シャフトは置き去りになっているような印象がありました。

ヘッドのもつポテンシャルにシャフトが追いついていないと思うことがよくあったのですが、最近は違うようです。

軽量感もあり、シャフトも軟らかいですが、頼りない感じはなく、すぐにタイミングを整えることができました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。

これまで通り、違和感なく普通に構えられました。

いい意味で、『感情の起伏』がない構え感といったらいいでしょうか?

見とれてすごくテンションがあがるということも無い代わりに、特にマイナス的なところもありませんでした。

淡々としながら、イメージを描いていくことができました。



試打を開始しました


フェース面
『打感』は好感が持てました。

前のモデルのM6と同じようなフィーリングです。

すごくソフトというほどではないのですが、嫌な衝撃が残らず、気持ちよく打っていくことができました。

『サクサク』打てちゃう感じです。

程よい手応えがあり、これは『テーラーフィーリング」といっていいのかもしれません。



打球音
『音』もはっきりしていますが、高すぎず大きすぎず、邪魔をしません。

無難な音です。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、9度ということもあり、やや低めのライナー系の球が出やすいです。

タフであがらないということはないですが、結構しっかりしたスペックに仕上がっています。

『リアル』では、確実に『きっちり9度』ではないと思いますが、高~い放物線を描くタイプではなく、ライナー系で強い球が打てるドライバーで、こういうタイプは好きです。

ヒッター向けのドライバーだといっていいと思います。



バックフェース
『安定性』は、かなり高いです。

球はよくつかまってくれますが、つかまり過ぎて左に曲がるということもなく、ほぼ真っ直ぐに飛んで行ってくれました。

右にコスる感じもなく、フェースが自動的につかまえてくれる感じ・・・。といったらいいでしょうか?

これぞ『TWIST FACE』の真骨頂といっていいのかもしれません。



飛距離性能
初速も出ていて、飛距離性能も高いです。

ルールギリギリの反発性能なのか分かりませんが、弾きがいいです。

『フェースの接触時間』がとても短いように感じられます。

曲がりが抑えられていて飛距離性能は高いですが、正直前のモデルのM6と大きく変わらないような印象をもちました。

それは、このドライバーの性能が低いのではなく、M6がそれだけ優れているということです。



操作性
『操作性』という点では、直進性が高くて、なかなか思うようには曲げられませんでした。

かなり極端にやってみたのですが、大きく曲げるのは難しいです。

球のつかまりがいいので、どちらかといえばドロー系が打ちやすい印象をもちました。



試打後の感想


ヒール側
このドライバーで一番強く感じたのが、『直進性の高さ』です。

昔、『異型』が流行ったときに『トライアングルヘッド』を試打したことがあるのですが、そのトライアングルヘッドの直進性を思い出しました。



TaylorMade SIM MAX ドライバー
メーカーも、おそらく飛距離よりも直進性の高さを求めたのではないでしょうか?

そう思えるほど、このドライバーの曲がりにくさを感じました。

SLEルールがあるので、飛距離性能には『上限』がありますが、『直進性』はまだまだ高められるのかもしれません。



TaylorMade SIM MAX DRIVER
オーソドックスな顔をしていながら、曲がりにくさは最高レベルにあるとってもいいと思います。

スイートエリアも広いのか、ミスヒットにも動じない、いい意味での『鈍感さ』をもっているドライバーです。



TaylorMade SIM MAX DRIVER
試打したのは9度ですが、もっとロフトが寝ているモデルだと、さらにその直進性が高まるような気がします。

オートマチックタイプのドライバーですが、それはやはり、このソールにある『出っ張り』が大きく関係しているのではないでしょうか?



TaylorMade SIM MAX DRIVER
高い直進性と弾きの良さが際立つドライバーです。


構えやすさ・・・☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆

最後までお読みいただき、ありがとうございました。






テーラーメイド ゴルフ 直営オンラインショップ



                         
        
                         
      
2019年09月24日
  

テーラーメイド New P790 アイアン

                 
テーラーメイド New P790 アイアン
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド New P790 アイアン の7番 です。



ダイナミックゴールド 120 VSS
シャフトは ダイナミックゴールド120 VSSです。

ロフトは30.5度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は121g、キックポイントは元調子 です。



正面
とても美しい中空アイアンです。


一瞬、タイトリストのアイアンかな?と思ったほどです。


テーラーメイドもカッコいいアイアンをこれまで世に送り出していますが、見た目よりも機能性を重視したアイアンのほうが多いイメージがあるので、そう思いました。


中空らしく、バックフェースがすっきりしています。


見た目はすっきりしていますが、内部にはいろいろな工夫や努力があるのだと思います。


水面を優雅に泳ぐ水鳥といったところでしょうか?


端から見たら優雅でも、水中では必死に足を動かしています。



側面
オーソドックスなタイプです。


形状もそうですし、大きさも標準的です。


ポケキャビなどではラージサイズもよく見られますが、中空タイプでは見かけません。


ゴチャゴチャしていないところがすごくいいです。


トゥ側に『TUNGSTEN』の文字があったので、タングステンが配置されているのが分かりました。


こういう『異材混合』タイプが今は主流ですし、中に空洞部分をもうけることで、いろいろな工夫がしやすいのだと思います。



彫りの深さ
彫りは浅くてシンプルです。


中空の魅力といえば、何といってもマッスルバックのようなカッコ良さがありながら、キャビティと同等の易しさがあるということです。


私は中空アイアンを購入したことがないですが、易しさとカッコ良さの両立を求める方には、理にかなっているといえるのではないでしょうか?



トップライン
トップラインの厚さは普通です。



ソール幅
ソール幅は標準的です。


ウェイトが組み込まれているので、極端なワイドにする必要がないのではないでしょうか?


トゥ側とヒール側のソール幅には大きな差は見られません。



ソールの溝
ソールには溝があります。


この溝を見ただけで、テーラーメイドのアイアンだと分かります。


もう何年も採用され続けていますが、それだけ効果があるということなのではないでしょうか?


ただ、私は未だに、この溝の効果を実感できていません。



ネック長さ
ネックは少し短く見えましたが、今のアイアンの中では普通といったところでしょうか?



FORGED
ホーゼルには『FORGED』の文字があります。


一時期ステンレス系のアイアンが多く見られましたが、今はフォージドアイアンも多くなりました。


それだけ多くのニーズがあるということではないでしょうか?


一口に鍛造といっても、いろいろとありますし、『フル(ヘッド全て)』の鍛造もあれば、ヘッドの一部分だけ鍛造ということもあります。


このアイアンの場合はどうなのでしょうか?


フォージドだからそれでいいということではないですが、魅力的であることは事実です。


テーラーメイドのアイアンはステンレス系のイメージが強いですが、このアイアンが全て軟鉄であれば、購入後もライ角やロフト角を微調整できるということになります。


もしそうであればとてもいいことで、その人に合ったクラブになりますし、長く使っていくことができます。



ミーリング無し
フェース面にミーリングは見られません。


ごく普通の見慣れたフェース面です。


こういったところは、『大量生産』っぽいところが出ています。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはソフトなフィーリングで、好感が持てます。


しっとり感もあって、優しく手に馴染みます。



振り感
素振りをしてみると、適度な重量感もあって、いい感じです。


先が暴れることもなく、しっかりとしています。


『動きすぎ』を気にしないでいいので、気持ちよく振っていくことができました。


素振りをしながら、いいイメージが湧いてきましたし、いわゆる『上がり系』のアイアンでないことが判りました。



構え感
ボールを前にして構えてみても、好感が持てました。


こうして構えていると、テーラーメイドのアイアンではないようです。


『テーラー顔』ではありませんでした。


クラシカルな顔をしていて、懐かしさがあります。


少しグースが利いていますが、気になることはありませんでした。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、いい意味で意外でした。


最近は中空アイアンを試打する機会が増えてきましたが、ここまで打感がソフトなのは、なかなか出会えません。


中空らしい、『薄い打感』ではあったのですが、『ガツーン』とくることもなく、ソフトでした。


このソフトな打感を感じながら、以前試打したことのある、タイトリストのユーティリティアイアンを思い出しました。


私は中空タイプのアイアンで、タイトリストの712U ユーティリティアイアンの打感が一番好きなのですが、このP790 アイアンは、それに匹敵するほどのグッドフィーリングです。


正直打つ前は、打感に期待をしていなかったのですが、いい意味で期待を裏切られ、このアイアンへの興味がどんどん湧いてきました。



トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、中空らしい親しみやすさもありますが、どちらかといえばヒッター向けのアイアンだと思います。


誰にでもあがるようには設計されていません。


ある程度重量感もありますし、HSは40後半以上の方に合いやすいのではないでしょうか?


キャビティアイアンを普段使っておられる方でも、ハーフキャビティを使っておられる方が易しく感じやすいアイアンだと思います。



バックフェース
『安定性』は、まずまずです。


こうして見るとマッスルバックのように見えますが、見た目以上に大らかで易しくなっているところがいいです。


シビアなタイプではないですが、ワイドスイートエリアではないので、ある程度正直なところもあります。


とはいっても、今は『大らか過ぎる』アイアンが多いので、そういったタイプが苦手だという方には、ちょうどいい易しさといえるのではないでしょうか?



飛距離性能
『飛距離性能』は、今時のアイアンらしく、結構飛ぶ感じがしますが、全体的に見れば普通といえるでしょうか?


打ち出しが高く、速さもあります。


しっかりとキャリーを稼ぐこともできました。


ディスタンス系とノーマル系の中間くらいといったところにいるような気がします。



操作性
『操作性』は、いい感じです。


左右へも同じように反応してくれました。


球の乗っかり感は無いですが、扱いづらいアイアンではありません。


安定性と操作性でいえば、どちらかというと操作性のほうが勝っているような気がします。



ヒール側
中空らしい落ち着いたデザインで、これまでのモデルと同じで大きな違いはないのかな?と、打つ前は思っていました。


しかし、違うところもありました。



TaylorMade P790 アイアン
打感がいいです。


ソフトなフィーリングを楽しむことができました。


球を打つ度、心地良い打感が手を包みます。



TaylorMade P790 アイアン
それが、このアイアンの一番強く印象に残ったところです。



TaylorMade P790 アイアン
ヘッド内部には、おそらくたくさんの工夫がされていると思いますし、ウェイトも配置されていますが、それによる『にごった感じ』は無く、クリアなフィーリングを楽しむことができました。


メーカーも、この打感に力を入れているのではないでしょうか?



TaylorMade P790 アイアン
機能性を最優先し、フィーリングは後回しになっているという印象が、テーラーメイドにはありますが、このアイアンは違う印象をもちました。


先ほども書きましたが、タイトリストのアイアンとイメージがダブるところがありました。



TaylorMade P790 アイアン
飛距離が他のアイアンと比べても、かなり秀でているとか、曲がりにくいと感じるほどの高い安定性があるというタイプのアイアンではありません。


出過ぎたところが無く、全てにおいてバランスがとれているアイアンです。


私は中空タイプのアイアンを購入したことが無いですし、これからも購入する予定はありません。


私の周りでも、中空を購入したけど飽きてしまって、普通のアイアンに戻した人がいます。


アイアンの好みは人それぞれですが、このアイアンは結構長く楽しめるのではないかな?と思いました。
                         
        
                         
      
2019年07月17日
  

テーラーメイド MILLED GRIND HI-TOE ウェッジ (52°)

                 
テーラーメイド MILLED GRIND HI-TOE ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド MILLED GRIND HI-TOE ウェッジ の52度 です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは52度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。



正面
カッパー(銅)の雰囲気が美しい、テーラーメイドのウェッジです。


以前、58度を試打したことがあるのですが、今日はロフトが52度ということで、改めて試打してみることにしました。



側面
形状的にはオーソドックスなタイプです。


58度を試打したときに感じた、何ともいえない雰囲気はありませんでした。


このウェッジは『CARBON STEEL』ということを、以前試打して知っているのですが、テーラーメイドといえばステンレスのイメージが強いです。


ウェッジ好きの私としては、カーボンもいいですし、カッパー(銅)には特別な思い入れがあります。


初めて使ったのは『J's』のウェッジだったのですが、その何ともいえない柔らかい打感のおかげで、すごく感性が磨かれたような気がします。


『押し』一辺倒でなく、『引き』というものがあるのを知ったのも、確かこのウェッジを使ってからだと思います。



ビリヤード
ビリヤードをされる方には理解していただけると思うのですが、キューで球を突くときはボールの上を突く『フォローショット』と、下を突く『ドローショット』、そして中心を突く『センターショット』の3つに分けられます。


もちろん、左右を入れたらもっと撞点(突くポイント)は増えますが、『上中下』が基本ですし、だいたい7割くらいは、この3つでポジションプレーはできます。


そのドローショット(引きのショット=引き球)を、カッパーウェッジを使っていたときに思い出したことを覚えています。


それくらい、柔らかい打感が魅力です。


いい意味で、『ボールに当たり負けしてくれる』ような打感といったらいいでしょうか?


飛距離を出す為のドライバーなどは、ボールに当たり負けしてしまうと、距離もロスしてしまいますし不満も残りますが、距離を出す必要がない、もしくは距離を出しすぎてはいけないウェッジでのコントロールショットは『当たり負けするくらいがちょうどいい』といえるのかもしれません。


この当たりの『柔らかさ・優しさ』が絶妙な距離感を導き出してくれます。


『銅』というよりも、『アルミの柔らかさ』を求めていた時期もありました。


『理想のイメージ』としては、両手に乗せた『ひよこ』を優しく地面においてあげて、ひよこがゆっくり歩きだしていけるように送り出す感じ・・・。といったらいいでしょうか?


それくらいスローなイメージでアプローチできれば、どんなピンポジションでも全く怖くないな・・・。と、よく思っていましたが、技術が未熟で感性の鈍い私は未だにできていません。


アプローチグリーンでアプローチの練習をするときはいつも『テーマ』を決めているのですが、楽しむことはできても、全て思い通りにはなりません。


いつも『気づきの場』であり、『勉強の場』になっています。



ソール幅
ソール幅はノーマルです。


ロフトが52度ということで、AWという認識でいいと思うのですが、そのせいでしょうか?


トゥからヒールにかけて、大きく絞り込まれていません。


ほぼストレートといった感じです。


ソール形状も『平ら』というよりは、微妙に丸みを帯びています。



スルーボア
リーディングエッジとトレーリングエッジに大きな削りは見られません。


58度のモデルはもっと大きな削りが見られました。


58度同様、この52度もスルーボアタイプであることが分かります。


以前試打したときに、このスルーボアにする大きな理由は見いだせなかったのですが、それは私の感性が未熟だからかもしれません。


感性の鋭い方は、スルーボアの長所をはっきりと感じ取られるのかもしれません。



ソールの溝

ソールの溝
ソールには溝があり、はっきりと分かります。


これも以前見ました。


私はフェース面を、ストレートだけでなくカットに使うことも多いので、このように水平ではなく、斜めでもいいのかな?と思いますが、真っ直ぐだったからといってカットで打ちづらくなるということありません。


ソールが跳ねたり突っかかったりすることもなく、スムーズに振り抜ければそれでいいです。


私はウェッジのソールを見ていて、『滑るスピード』といいますか『抜けるスピード』をイメージすることがあります。


このウェッジの場合は、『なかなかの速度』で滑ってくれそうな予感がします。



ネック長さ
ネックの長さも適正で、ストレートタイプなのが分かります。


ここ数年テーラーメイドのアイアンは、ショートネック・グースタイプ・ラージサイズ・ステンレスといったものが多かったのですが、やはりモデルによっていろいろと変えてきているのだな・・・。と思いました。


私たちユーザーの幅広いニーズに応えてくれているのだと思います。



CARBON STEEL
58度同様、ホーゼルには『CARBON STEEL』の文字がありました。


炭素鋼は安価でありながら、ゴルフクラブにはとても適した素材です。


昔、TVで『純金のゴルフクラブ』を見たことがありますが、高価すぎるというだけでなく、実戦には向かないだろうな・・・。と思ったことを覚えています。



3つの凹み
ソールには、この3つの凹みがあります。


これも前に見たことがあります。


どのような意味があるのか分かりませんが、メカニカルな感じでとてもカッコいいです。



ミーリングあり
58度とは違い、この52度はオーソドックスなフェース面です。


58度はフェース面のほぼ全てにスコアラインがありましたが、この52度は違います。


それは58度と52度ではフェース面の使い方も変わってくるということなのでしょうか?


確かに58度はカットに使うことも多いですし、その分、打点がトゥ寄りに集まりやすくなりますが、52度はそこまで極端な使い方をしないので、そのようになっていないのかもしれません。


同じモデルなので、このような違いはないだろう・・・。ロフトが違っても、このHI-TOE ウェッジは独特なフェース面なのだろうと思っていたので意外でした。


しかし番手(ロフト)毎に役目や使い方も変わってくるので、こういった設計にしているのは、さすがテーラーメイドだな・・・。と思いました。


52度のウェッジでは、あの独特な形状は不要ということなのではないでしょうか?


フェース面には細かなミーリングがあり、これは予想通りでした。


細かではありますが、指で触れてみるとザラザラ感がありました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはベルベットタイプで、最高です。


細かなフィーリングを出していくには最適なグリップです。


クラブ(この場合は主にヘッドのみ)の直接の性能とは関係ないですが、このグリップが挿してあるだけで好感度もあがります。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。


58度では正直違和感があったのですが、この52度は全く無く、スッと自然に構えることができます。


海外メーカーらしく『洋顔』のウェッジです。


ヒール側がキュッと絞り込まれているのがいいです。


こういう顔をしたウェッジはフェースを開閉するイメージが出しやすいです。


ストレートタイプなので、さらに魅力が増します。


グースネックタイプを好まれる方には、あまり魅力的ではないかもしれません。



開きやすさ
フェースも開きやすいです。


特に邪魔するところもなく、自然に開閉できました。


フェースを回しやすいソール形状のおかげだと思います。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、なかなかいい感じです。


すごくソフトという感じではなかったのですが、『球当たり』もいいですし、乗せて運ぶ感覚が味わえました。


ミーリングのおかげなのか、適度な食いつき感もありました。



スピン性能
『スピン性能』は高く、よく止まってくれました。


AW(52度)は、SWほど止める性能がシビアに求められることはありませんが、程良く止めてくれました。


小気味いい感じ・・・。といったらいいでしょうか?


ダラダラとスピンがほどけながらようやく止まるというのではなく、メリハリが利いている感じです。


これがずっと安定していたら実戦でも計算がたちやすいですし、頼もしいだろうな・・・。と思いました。



トゥ側
球も拾いやすく、出球の高さも適正です。


このような優れたウェッジを試打していると、改めて52度というロフトは『アプローチウェッジ』という名前がピッタリだと思います。


ずっと昔のセッティングでは、PWの次はSWでした。


AWはありませんでした。


尾崎将司選手がPWとSWとの間に『PS(ピッチングサンド)』というものを取り入れ、それが瞬く間に広がり、今では常識となりました。


BSでは『PS(ピッチングサンド)』ですが、他のメーカーでは『AW(アプローチウェッジ)』であったり、単に『A』と表記されるようになりました。


しかし、今はこういった表記もあまりされなくなり、ロフトだけが表示されているものが多くなりました。


クラブ毎の名称はあまり意味をなさないのかもしれません。


しかしアイアンは今でも数字(7番アイアン等)で呼ばれていて、ロフトでは呼ばれませんが、いつかは32度アイアンとか、36度アイアンといった感じで呼ばれる日が来るような気もします。



バックフェース
『安定性』は普通といったところでしょうか?


特別易しくなっているようには思いませんし、かといってシビアという印象もありません。


これくらいがちょうどいいような気もします。



距離感
『距離感』はとても出しやすいです。


構えやすくて、出球のイメージが出やすかったというのもありますし、『ボールの乗り』がいいので、フェースに乗せて運ぶ感覚で送り出していけました。


この安心感といいますか、微妙に調整できるのは大きな魅力です。



操作性
『操作性』も高く、扱いやすいです。


ウェッジ好きの私にはたまらない時間です。


SWほどフェースを大きく開閉して使うことはありませんが、いろいろと遊ぶことができました。


ボールもよく止まってくれるので、実戦でもアグレッシブに攻めていけそうです。



ヒール側
以前試打した58度と違い、オーソドックスな顔だったのが、とても意外で一番印象に残りましたが、全体的にとてもバランスがとれていて優れたウェッジだと思いました。



テーラーメイド ミルド グラインド ハイトゥ ウェッジ
『打感』などのフィーリングは『最高』とまではいかなかったのですが、特に大きな不満もなく、楽しんで試打することができました。



TaylorMade MILLED GRIND HI-TOE WEDGE
今日は試打しながら、


どうしてスルーボアになっているのだろう?スルーボアの良さをつかんでみよう・・・。


と思っていたのですが、それができず、球数をこなしていくうちに忘れてしまいました。


純粋に試打だけを楽しみました。



TaylorMade MILLED GRIND HI-TOE WEDGE
『銅タイプ』のクラブの良さとして、まず思いつくのが『使い込めば使い込むほどいい味を出す』ということです。


普通、ゴルフクラブは未使用の状態が一番美しいと思うのですが、全てがそうとは限りません。


使い込んでいって、いい意味での『風化』といいますか、時間と歴史が感じられるような美しさが出てきます。


私はPINGのアンサー2というパターを何年が使っていたのですが、買いたてのときはあまりにも新品過ぎる感じで、早く色が変わっていかないかな・・・。と思っていました。


いい色が出るまでに数年掛かります。


こういったところは、ヴィンテージジーンズと共通するのかもしれません。



TaylorMade MILLED GRIND HI-TOE WEDGE
ギターでいえば、フェンダーのテレキャスターが新品の状態ではなく、何度も練習やレコーディング・ライブを重ねて、よく押さえるところの指板が変色した感じと似ているでしょうか?


指板の材質にもよりますが、この使い込んでのカッコ良さはストラトキャスターやレスポールよりも、テレキャスターのほうがいい味が出ます。


私は昔から、キース・リチャーズさんや、ブルース・スプリングスティーンさんの使うテレキャスターに見とれていました。


試打しながら、そんなことを考えていました。


人と物が同じ時間を共有すれば、その時間が美しい形となって後に残ります。


私たちゴルファーとゴルフクラブは、まさにそんな関係といえるのではないでしょうか?


もちろん、新品には新品の良さがありますが、使い込んでいった物には新品のときには決して出せない味があります。



TaylorMade MILLED GRIND HI-TOE WEDGE
58度のモデルは正直、私の好みではなかったのですが、この52度はいい感じでした。


すごくシンプルというよりは、ところどころにいろいろな工夫がされていて、それが邪魔をしていないといいますか、嫌みになっていないところがいいです。


普段通り、リラックスして打つことができたので、また試打してみたいと思いました。

                         
        
                         
      
2019年05月29日
  

テーラーメイド MILLED GRIND ウェッジ

                 
テーラーメイド MILLED GRIND  ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド MILLED GRIND ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、トルクは1.7、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は478gです。



正面
テーラーメイドのカッコいいニューウェッジです。


先日HI-TOEというウェッジを試打しましたが、このウェッジはまた別のタイプです。


HI-TOEは『カッパー(銅)感』がありましたが、このウェッジは見慣れた感じのメッキタイプです。


テーラーメイドは世界的なゴルフクラブメーカーですが、ウェッジの印象はそれほど強くありません。


もちろん良くないということはないですし、これまでも素晴らしいウェッジにたくさん出会ってきたのですが、クリーブランドやタイトリスト(ボーケイ)・キャロウェイ・ピンなど、海外のライバルメーカーと比べると、ウェッジの存在が薄いような気がします。


しかし、それは逆を言えば、それだけドライバーやFW・UTが充実しているといえるのかもしれません。



側面
シンプルな形状です。


テーラーメイドのアイアンはポケットタイプやラージサイズのイメージが強いですが、ウェッジは、このようなシンプルでオーソドックスなイメージがあります。


こうして見ても、やはり『クール(COOL)』なクラブだな・・・。と思いました。


どういうことかといいますと、クラブのもつ『温度』ということです。


もちろん、実際に触った温度ということではなく、全体的な雰囲気などから感じる温度です。


同じウェッジでも、クリーブランドやボーケイは何となく『あたたかい(WARM)』印象をもつことが多いのですが、テーラーメイドのウェッジは昔からクールといいますか、やや温度が低い印象があります。


それは『善悪』とか、その製品の『優劣』ということではなく、なぜかそう感じることが多いです。


なぜそう感じるのか私もよく分からないのですが、昔からの印象は変わっていません。



MILLED GRIND キャビティ
シンプルな形状ですが、完全なフラットバック構造ではありません。


中央付近は少し凹んでいます。


以前試打したことのある、キャロウェイのアイアンを思い出しました。


その溝といいますか凹んだ部分にある『MILLED GRIND』の文字が映えています。



MGマーク
トゥ側にはMGというマークがあって、どういう意味なのかな?と思いましたが、これはミルドグラインドのことだと分かりました。


これは以前試打したHI-TOEウェッジにも見られました。


これからテーラーメイドのウェッジは、このMILLED GRINDでいくのでしょうか?



ソール幅
ソール幅は標準的です。


今はワイドなタイプも多いですが、このウェッジはワイドというほどではありませんでした。


かといって、先日試打したウェッジのような『ナロー』でもありません。


こうして見ていても、ソール全体の微妙な丸みが分かりますし、ソールに溝のようなものもあるのが分かります。


これもHI-TOEで見られました。



スルーボア
HI-TOEと同じように、スルーボアのように見えます。


実際のところはどうなっているのか分かりませんが、やはりスルーボアを採用しているのでしょうか?


スルーボアはキャロウェイのビッグバーサの印象がとても強いですが、このウェッジの場合はどうなのでしょうか?



ヒール側の削り
ソール全体の丸みも目立ちますし、このヒール側の削りもよく目立っています。


バンスは多少あってもいいですが、代わりにヒール側が削られていると、構えたときにフェースを回しやすく(開閉しやすく)なります。


それはヒール側(といいますかネック側)を支点にフェースを開閉するからです。


このウェッジはそういったところにも配慮されて作られているのではないでしょうか?


オートマチックタイプのウェッジでは、あまり見られない削りです。



CARBON STEEL
ホーゼルには『CARBON STEEL』の文字があり、軟鉄だということが分かりました。


見た目の印象は違っていてもHI-TOEと同じです。


ヘッド全体の形状もいいですし、カッコいいですが、また違う仕上げがあってもいいのかな?と思いました。


今はメーカーによっては、そのウェッジの材質はもちろん、メッキ仕上げまで、すごくこだわって作られているものがあります。


そういったウェッジを手にすると、すごく贅沢だな・・・。と思うことがあるのですが、このウェッジにはそういったことを感じませんでした。


好感は持てましたが、テンションがすごくあがるということはなく、このウェッジと同じように、こちらも『クール』でいられました。


一口に『軟鉄』といっても、いろいろな質感があるんだな・・・。と思いました。


いかにも繊細で柔らかそうな質感のものもあれば、それとは逆のものもあります。


このウェッジは後者のほうです。


やや大味な感じがします。


ゴルフクラブには昔から『ハンドメイド感』のあるものと、『マシンメイド感』のあるものがあり、今は圧倒的に後者が多いですが、このウェッジもそんなタイプです。


好感の持てる形状だとは思いましたが、思わず近くで見入ってしまう・・・。とか、いい目の保養になる・・・。ということはありませんでした。


しかしそれは、このクラブが優れているとか優れていないということではなく、あくまでも私の好みによるものでしかありません。



TaylorMade MILLED GRIND WEDGE ネック長さ
ネックの長さは適度にあります。


テーラーメイドのアイアンはショートタイプが多いですし、ウェッジもそのようなタイプを見たことがあります。


そのウェッジを見て、ネックの長さが足りないな・・・。と思ったことを覚えているのですが、このウェッジはちょうどいい感じです。


ショートネックは好きじゃないけど、かといってロングネックは難しそう・・・。と敬遠される方がいらっしゃるかもしれません。


そういった方にも、このウェッジのネックの長さは好感がもたれやすいのではないでしょうか?


私はショートネックタイプのアイアンやウェッジを見ると、ボールがグリーンに着地してスピンがほどけるイメージが浮かぶことがあるのですが、このウェッジにはそんなことはありませんでした。


しっかりと芝をキャッチしてグリーンに止まってくれそうです。



細かなミーリングあり
フェース面には細かなミーリングが見られ、指で触れてみるとザラザラ感がありました。


強烈なザラザラ感ではなく、サンドペーパーの目の細かなタイプを触っているような、『微妙なザラザラ感』です。


これもメーカーの計算のうちに入るのではないでしょうか?


先日試打したHI-TOEはフェース面の、ほぼ全てにスコアラインが入っていましたが、このウェッジは違うオーソドックスなタイプです。


人によって好みが分かれるところだと思いますが、私はこちらのほうが好きです。



オリジナルグリップ
微妙なフィーリングを出していきたいクラブであるウェッジに最適なグリップが挿してありました。


ツアーベルベットです。


ソフトなフィーリングはもちろんですが、このなんともいえない『しっとり感』がたまりません。


こちらのイメージを最大限にクラブに伝えてくれるグリップといっても過言ではありません。


見慣れた『TaylorMade』のロゴも、いつも以上にカッコ良く見えます。



構え感
ボールを前にして構えてみると、すごく好感が持てました。


私好みのストレートタイプです。


この構えやすさは最初から予想していましたが、改めていいな・・・。と思いました。


今はセミグースタイプも多いですが、このウェッジはストレートで大きさもちょうどいいです。


ボールとの『大きさのバランス』がしっかりとれています。


最近ではあまり見ないのですが、『少し逃がすイメージ』が出しやすいのもいいです。


私は『カット』に使っていきたいタイプなので、この顔はすごく好きですが、『つかまえ系』の顔を好まれる方や、グースタイプを好まれる方には、好感が持たれないかもしれません。


ラージサイズを好まれる方にも、あまり好感度が高くないかもしれません。


私は『大好物』なので、すごく安心できましたし、いいイメージが湧いてきました。



開きやすさ
フェースも開きやすいです。


こうして開いて構えても、ソールのどこかが当たって不自然だと感じるところがありませんでした。


このウェッジは結構バンスがあるように見えたのですが、それが邪魔に感じることはなく、自然に開いて構えられました。


こういったソール形状の工夫も、今はすごく進歩していっているのは間違いありません。


今はソールの工夫が見られないウェッジを探すほうが難しいです。


各メーカー、それだけソールに力を入れているのではないでしょうか?




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトで、とても良いです。


『球触り』がいい・・・。といったらいいでしょうか?


ソフトタッチを楽しめるウェッジです。


『球の乗っかり』もいいので、乗せて運ぶ感覚がもてました。



スピン性能
『スピン』も安定して、よく掛かっていました。


『激スピンタイプ』ではないですが、この高い安定性は武器になるような気がします。


計算がしやすいので、実戦向きといえるのではないでしょうか?



トゥ側
球も拾いやすくて易しく感じました。


グースタイプを好まれる方は、多少潰し気味に入れて低く出していくイメージを出したい方が多いと思うのですが、私はどちらかというと、『フワッ』というイメージが欲しいですし、多少ボールが沈んでも何とか先で拾っていてピンに絡めていきたいと思っています。


なので、このようなストレートタイプは易しく感じます。


こういったところも、かなり好みが分かれるところだと思いますが、私は大好きです。



バックフェース
『安定性』という点では、ラインも出しやすいですし、特別難しく感じるところはありませんが、今のウェッジでいえば『普通』といえるでしょうか?


『易しさ』。いわゆる『ミスヒットに対しての寛容さ』という点では、キャビティタイプのウェッジには敵わないかもしれません。


そういった意味では『大らか』なタイプとはいえないのかもしれませんが、『昔ながら』といったところもあるので、特別ハードルが高いタイプでもないですし、親近感をもたれやすい方も多いのではないでしょうか?


ソールが跳ねる感じもなく、よく滑ってくれたので、イージーだな・・・。と思いました。


何も細工をすることなく、このまま実戦投入できそうです。



距離感
『距離感』はとても出しやすくて、好感が持てました。


構えやすさやタッチの出しやすさはもちろん、ソールがスッと滑ってくれるところもいいです。


出球の高さのイメージがバッチリ合うので、落としどころをかなり絞り込むことができました。


こういうウェッジだと、練習が楽しくなります。



操作性
『操作性』もかなり高く、いろいろな球で遊ぶことができました。


転がすのはもちろん、ロブ系のショットも易しいです。


アプローチのときに、その距離や状況によってクラブを変える方もいらっしゃいますし、なるべく一本のクラブで対応するという方もいらっしゃいます。


私は前者のタイプですが、後者の方もたくさんいらっしゃると思います。


そういった方々にも、是非このウェッジを試していただきたいです。


かなり使い勝手がいいので通常のショットはもちろん、グリーン周りでも『手の延長』として機能してくれるのではないでしょうか?



ヒール側
最新のウェッジで、いろいろな工夫がされています。


こういったところはテーラーメイドらしいところですが、その工夫が邪魔になっていないのがいいです。



TaylorMade MILLED GRIND WEDGE
あくまでも構えた感じやタッチなどは王道をいきながら、その『補助』となる最新の工夫がされています。


クラブの機能といいますか、その工夫が全面に出過ぎてしまうと、逆にデメリットになってしまうこともあります。


まずはフィーリングを最優先すべきであって、それを補う意味で、いろいろな工夫がされて活きてくるのだと思いますが、このウェッジはそのバランスがとれていました。



TaylorMade MILLED GRIND WEDGE
テーラーメイドのクラブ(特にアイアン)は、機能性ばかりが前に出すぎてしまって、肝心のフィーリングが犠牲になっていると感じることが正直ありました。


しかし、このウェッジはそんなことはなく、フィーリングを出すことができました。


フィーリングの出せないウェッジは実戦で使うのはとても怖いですが、このウェッジだとすごく安心できそうです。



TaylorMade MILLED GRIND WEDGE
全体的な質感は、正直もうひとつだったのですが、使いづらさは無かったので、好感がもてました。


テーラーメイドのウェッジに、これからも期待していきたいです。

                         
        
                         
      
2019年05月14日
  

テーラーメイド M GLOIRE レスキュー

                 
テーラーメイド M GLOIRE レスキュー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブ
テーラーメイド M GLOIRE レスキュー の4番 です。



Speeder Evolution TM
シャフトは Speeder Evolution です。

ロフトは21度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は50g、キックポイントは先中調子 です。



正面
テーラーメイドグローレシリーズの新しいレスキュー(ユーティリティ)です。


先日、フェアウェイウッドを試打することができましたが、今日はこのハイブリッドです。


今はゴルフクラブメーカーがたくさんあり、何となくですが、『人の温かみ』といいますか、人間的でどこか温かい感じのメーカーもあります。


対して、そういったものとは全く無縁で、『機械的』で温かみはなく、むしろ『冷たい』といいますか、『血の通っていないマシン』のように感じられるメーカーもあります。


テーラーメイドは後者のほうです。


温かみが感じられないといっても、それは優れていないということでは全くなく、クラブから感じられる『感覚的な表面温度』といったほうがいいかもしれません。


ハンドメイド感は全く無く、海外で大量生産されているからなのかな?と思いましたが、詳しいことは自分でもよく分かりません。


いつかメイドインジャパンで精度の高いテーラーメイドを見てみたいですが、それは叶わないような気がします。



側面
大きさや形状は標準的ですが、このデザインが個性的です。


一目でグローレと分かります。


それだけ、グローレが一般化してきたように思います。


グローレというブランド誕生時はもっと高級感・エグゼクティブ感を打ち出していたように思いますが、今はずいぶんと親しみやすさが感じられるようになりました。



ネック長さ
ネックの長さは標準的ですが、調整機能が搭載されていません。


テーラーメイドは調整機能のイメージが強いですが、ブランドというよりはそのモデルによって有り無しが決まっているようです。


これまでのグローレシリーズは調整機能付きの物もありましたが、今回のモデルにはありません。


私は重要視していませんが、テーラーメイドのクラブには全て搭載してほしいというテーラーメイドファンの方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?



ソールの溝
ソールには溝があります。


これはおなじみです。



溝の深さ
溝は浅く、FWと同じです。


FWとは、かなり共通点が多そうな感じがします。


今度、機会があれば見比べてみたいです。



ヒール側のウェイト
ヒール側には大きなウェイトがひとつだけ配置されています。


数字は刻印されていなくて、『TUNGSTEN』の文字だけがありました。



顔
オーソドックスな、いい顔をしています。


テーラーメイドのハイブリッドらしい、『テーラー顔』といっていいように思います。


モデルは変わっても、この形状は変わらないようです。



カーボンクラウン
カーボンクラウンが採用されていて、ドライバーやFWと同じです。


このグレーも見慣れてきました。


クラウンの大部分を占めているので、かなり軽量化・低重心化されているのではないでしょうか?


ソールだけでなく、クラウンも機能的な感じがします。


ユーティリティ(ハイブリッド)はドライバーと比べると、ヘッド体積が大きくないので、組み込みたくても組み込めない工夫がたくさんあると思うのですが、このクラブは組み込めるだけ組み込まれているようです。


機能の『ごった煮』といったところでしょうか?



フェース面のデザイン
フェース面はシンプルで美しいです。


以前も書きましたが、今年のモデルはフェースの質感が向上した感じがします。


フェース面はとても微妙であり重要なパーツですが、メーカーによっては細心の注意を払う感じのところもあれば、あまり気を配っていないように思えるところもあります。


テーラーメイドはどちらかといえば、後者の印象だったのですが、今年になってすごく気を配っているようです。


これも、長年の研究の成果でしょうか?



TWIST FACE
トゥ側には『TWIST FACE』の文字があります。


これまでのモデルと共通していますし、これから登場してくるであろうクラブにも採用されるのではないでしょうか?



シャローヘッド
見慣れたシャローヘッドです。


スタンダードシャローといってもいいかもしれません。



オリジナルグリップ
装着されているグリップも、これまで経験してきました。


ソフトなフィーリングで好感が持てます。



振り感
素振りをしてみると、4番のハイブリッドにしては、かなり軽く感じましたが、これがグローレシリーズだからなのかもしれません。


軽量ではありますが、手に負えないほどの軽さではありませんでした。


シャフトは粘るというよりは、『よく動く』タイプです。



構え感
ボールを前にして構えてみても、いい感じです。


スタンダード感があって、これまでの経験が活かせそうです。


易しさを感じさせますが、変なクセのあるタイプではありません。


ヘッドは白い部分よりも、グレーの部分のほうが多いですが、この顔であれば、白いヘッドを好まれる方にも受け入れられやすいのではないでしょうか?


クセのない形というのもいいですし、ヘッドが大きすぎないのもいいです。


ボールとの大きさの対比もとれています。


これならば、いいイメージが描けます。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』は、しっかりしているといいますか、やや硬めでした。


ソフトなフィーリングではないですが、このフィーリングもテーラーメイドらしい感じがします。



打球音
『音』は、やや大きめですが高くなく、問題ありません。


この『機械的な』といいますか、はっきりした音を好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?


正直、私はこの打感と音は、あまり好感が持てませんでした。



トゥ側
球はあがりやすくてイージーです。


ロフトが21度ということは、私の感覚では3番アイアンになるのですが、このような易しくあがってくれるハイブリッドが一般化したのだから、アイアンがどんどん少なくなっているのも当然のような気がします。


ボールの低スピン化が進めば進むほど、アイアンのような重心の浅いクラブは活躍の場を失うのかもしれません。


難しいクラブをあえて使うのではなく、『最初から易しい』クラブを使うほうが合理的で成功率も高まるのは間違いありません。


私がビギナーの頃は、難しいクラブを練習して『打ちこなせるようになった喜び』というものがあったのですが、今のクラブは最初から易しくなっているので、そういった『成長の喜び』というのは感じにくくなってきているのかもしれないですし、今はそういうものはなくてもいいという考え方が一般的なのかもしれません。



バックフェース
『安定性』も高いです。


構えやすいのでラインも出しやすいですし、寛容さも充分持ち合わせています。


球もつかまりやすく、右にフケる球も出づらいです。


シビアさは全く感じませんでした。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じですが、今のハイブリッドの中では平均的から少し優れているくらいかな?と思いました。


すごくよく飛ぶというよりは、易しく飛ばせる性能に長けているように感じます。


フェースの弾きもよく、高めの弾道でしっかりとキャリーを出していけました。



操作性
『操作性』はいい感じですが、今のハイブリッドの中でも普通といった感じがします。


左右にも曲げることはできましたが、あまり極端なことはしづらいタイプです。


装着されているシャフトが、かなり動くタイプなので、暴れすぎないようにすることのほうが重要でした。



ヒール側
テーラーメイドらしい高機能なクラブです。


全体的にとてもバランスがとれているな・・・。と思いました。



TaylorMade M GLOIRE RESCUE
高級感もあってカッコいいクラブですが、決してハードルが高いクラブではありません。


『易しさ』という性能が優れていて、アスリートタイプの方はもちろん、スインガータイプの方にも受け入れられやすいのではないでしょうか?



TaylorMade M GLOIRE RESCUE
テーラーメイドのレスキューと聞くと、私は今でも『下駄履きソール』のイメージが強く残っているのですが、時代は変わり、クラブが大きく進化してきて見られなくなりました。


当時は『接地面積』が少ないほうが、抜けが良くなるだろうという発想だったと思うのですが、時の経過と共に研究が進み、そういった工夫は必要ないと分かったのかもしれません。



TaylorMade M GLOIRE RESCUE
FWやハイブリッドもウェッジ同様、『ソールを使うクラブ』なので、今はいろいろな工夫が見られます。


こうして見ても、芝の抵抗を受けにくく、かなり滑ってくれそうに感じられます。



TaylorMade M GLOIRE RESCUE
このクラブはレスキュー(ハイブリッド)でありながら、先日試打したFWとかなり共通点が多いようなので、今度機会があれば、打ち比べてみたいです。

                         
        
                         
      
2019年04月12日
  

テーラーメイド M GLOIRE フェアウェイウッド

                 
テーラーメイド M GLOIRE フェアウェイウッド
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブテーラーメイド M GLOIRE フェアウェイウッド の5番 です。



Speeder Evolution
シャフトは Speeder Evolution です。

ロフトは18度、クラブ長さは42.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は43g、キックポイントは先中調子 です。



正面
テーラーメイドMグローレのFWです。


昨年ドライバーを試打したのですが、そのときはまだFWが無かったので何故だろう?思っていました。


しかし、今日こうして出会えることができて、とても嬉しいです。


どうしてFWの発売が遅れたのでしょうか?


おそらく、メーカー側の都合だと思いますが、私と同じように首を長くして待っておられた方はたくさんいらっしゃると思います。



側面
シャロー感のあるヘッドです。


テーラーメイドらしい、高い機能性を感じさせるソールです。


シンプルとは真逆で、いろいろなものが付け加えられています。



ウェイト
ヒール側には大きなウェイトが配置されています。


数字が無かったので重さは分かりませんが、TUNGSTENの文字がありました。



ソールの溝
ソールにある、このフェール寄りの溝もおなじみです。


初めて見たときは驚きましたが、今はもうあるのが『常識』のようになっています。


テーラーメイドだけでなく、多くのメーカーが、この溝を採用しています。



浅い溝
ドライバーと違い、かなり浅い溝です。


これは強度と関係しているのでしょうか?


それとも、この浅さがベストという研究結果が出ているのでしょうか?



ネック長さ
ネックの長さは標準的で、ショートということはありませんでした。


ドライバー同様、ネックに調整システムは搭載されていません。


テーラーメイドは調整システムブームの火付け役といったところがあり、これまでも積極的に採用していますが、モデルによって搭載されていないものもあるところが興味深いです。


この角度から見ると、ソールの中央部分が少し凹んでいるのが分かります。


ヤマハのクラブを思い出しますが、こういった工夫はそれほど多くありません。


この凹みには、どういった効果が期待できるのでしょうか?



TWIST FACE
フェース面のトゥ寄りには『TWIST FACE』の文字があり、M3&M4からおなじみです。



フェース面のデザイン
フェース面のデザインはとてもシンプルです。


これまで、テーラーメイドのフェース面はずっと同じといいますか、ややマンネリ感があったのですが、今年のモデルはいろいろと工夫されています。


このシンプルなデザインも工夫のひとつです。


味気ない感じはしません。



シャローヘッド
シャロータイプのヘッドです。


この薄さも今のトレンドといっていいように思いますし、グローレシリーズらしい特徴といえます。



カーボンクラウン
ドライバーと同じ色のカーボンクラウンがよく目立っています。


最初のM1は黒で、今回はグレーなので、いずれ白く塗られるようになって、ホワイトヘッドが復活するのでしょうか?


ただ、これからもカーボンコンポジットは続くような気がします。



顔
クセのない、いい顔をしています。


テーラーメイドグローレのFWといえば、私は『』のイメージが強いのですが、Gはフェースが左を向いていてクセがありました。


顔の良さがすごく進化しているな・・・。と思いました。



オリジナルグリップ
装着されているグリップはシンプルなタイプです。


ソフトなフィーリングで好感が持てます。



振り感
素振りをしてみると、FWとしては軽量感が強いですが、頼りない感じはしませんでした。


シャフトは粘るというよりは、走るタイプです。



構え感
ボールを前にして構えてみると、クリークとしては小顔感が無く、少し大きく見えましたが、全く問題ないです。


シャロー感もあって、球があがりやすそうです。


中立性があって、方向性への不安もありません。


ほぼ真っ直ぐなイメージラインが浮かんできました。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はソフトというよりは、やや硬めでした。


はっきりとした手応えがあります。



打球音
『音』は大きめですが、高くないのでいいです。


ただ、この音はちょっと意外でした。


もっと高めの『テーラーメイドらしい音』を予想していたのですが、違いました。


ある意味、『テーラーメイドらしくない音』です。


この音と打感は、正直好みではないのですが、気になるほどではありません。



トゥ側
球はよくあがってくれました。


タフなタイプではなく、かなりイージーです。


直打ちでも充分すぎるほどあがってくれて、ハードルの低さがあります。


球をあげやすいFWですが、シャローフェース過ぎないので、さらに好感度がアップしました。



バックフェース
『安定性』も高く、なかなか曲がる気配が見られません。


打ち出した方向からぶれることなく、真っ直ぐスーっと抜けていく感じ・・・。といったらいいでしょうか?


真っ直ぐな線を描きやすいFWです。


今はドライバーに限らず、FWでも直進性の高いクラブが多くなってきましたが、このM グローレはそれらの中でもトップクラスといっていいほどの性能を感じました。


ミスヒットにも寛容なところも魅力的です。



飛距離性能
『飛距離性能』は、なかなかいい感じです。


『易しく安定して飛ばしていける』ということでは、かなり優れていると思います。


キャリーもしっかり稼げますし、曲がりにくさが距離にもつながっています。


ヒッタータイプの方はもちろん、スインガータイプの方にも親近感をもちやすいのではないでしょうか?



操作性
『操作性』という点では、『曲がりにくさ』が強く感じられたので、大きくは曲げづらい感じがしました。


以前試打した『G』は球がつかまり過ぎましたが、このクラブは中立に近いです。


このMグローレもつかまりのいいクラブなので、どちらかといえば、私はドロー系のほうが打ちやすいと感じましたが、引っかかるところがなかったので好感が持てました。


フェードヒッターの方にも易しく感じられるのではないでしょうか?



ヒール側
機能的なFWですが、実際に打ってみると思っていた以上にクセがないのが気に入りました。


ちょっと前まで、オートマチック系のクラブはクセのきついものが多く、私はあまり馴染めなかったのですが、最近は様子が変わってきました。


親しみやすいクラブが増えてきて、とても嬉しく思っています。



TaylorMade M GLOIRE FW
易しくて美しいという、グローレのブランドイメージにマッチしたクラブです。


高い機能性をもちながら、美観を損ねていません。



TaylorMade M GLOIRE FW
このクラブを試打しながら、昨日から開幕したマスターズのことを思い出していました。


日本人選手の活躍はもちろん、タイガー・ウッズ選手が初日からいい位置につけているので、これからの展開が楽しみです。



TaylorMade M GLOIRE FW
タイガー・ウッズ選手の活躍も期待したいですし、日本人選手初のマスターズチャンピオンを毎年期待しながらTVを観ています。


特に松山英樹選手はグリーンジャケットがとても似合うと思いますし、彼がグリーンジャケットの袖に腕を通している姿が目に浮かびます。



TaylorMade M GLOIRE FW
普段はほとんどTVを観ない私ですが、今週は違います。


この4日間は寝不足の日が続きますが嬉しい寝不足ですし、年に一度の楽しみでもあります。


月曜日の朝に素晴らしい結果を期待しています。