エナ
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2016年07月30日
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エナ 飛王 PREMIUM Utility

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ 飛王 PREMIUM Utility のU5番 です。

シャフトは ENA 飛王 PREMIUM です。
ロフトは22度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはSR、クラブ総重量は299g です。

ゴールドが美しい、ENAのユーティリティです。
目を見張る美しさがあります。

ENAらしい形状といっていいように思います。
普通のユーティリティとは、ちょっと形状が違っていました。

綺麗なクラウンです。
高級感を感じさせます。
こうして見ていても、ツーピース構造であることが分かります。

先日試打したFW同様、ソールには溝がありました。

独特な顔です。
ユーティリティとしては、結構な大顔に見えましたし、オフセットも強いです。
かなり個性的なユーティリティという感じがします。

極端なシャローではなく、むしろユーティリティとしては厚みのあるほうだと思います。

フェース面にはミーリングはありませんでした。
フェース面もゴールド仕様で、かなり『美』にこだわっているようです。

これまでのモデル同様、かなりの軽量タイプです。
ターゲットがはっきりしていて分かりやすいので、好感がもてます。
私には少し合いづらいタイプではありますが、このような美しいクラブは手にしてみたくなります。

ボールを前にして構えみても、独特な感じがして、なかなかイメージが出ませんでした。
ホームというよりは完全にアウェイのような感覚でした。
フェース面も左を向いているように見えました。
ユーティリティですが、かなりFWに近い印象をもったので、ソールを滑らせながら打つ感じで打ってみようと思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで良いと思いました。

『音』も良いです。
好感のもてる金属音でした。
甲高くなく、耳に優しい音でした。

球はあがりやすいです。
タフなタイプではありませんでした。

『安定性』は、なかなかいい感じでした。
寛容さも充分持ち合わせていると思いました。

『飛距離性能』は普通だと思いました。
特に秀でているとは思いませんでした。

『操作性』という点では、あまり大きくは曲げられなかったのですが、何とか左右に曲げることはできました。
どちらかというと細工をするよりも、自然に振り抜いていくタイプだと思いました。

美と易しさの両立ができているユーティリティです。
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2016年07月12日
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エナ 飛王 PREMIUM フェアウェイウッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ 飛王 PREMIUM フェアウェイウッド の5番 です。

シャフトは ENA 飛王 PREMIUM です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはSR、クラブ総重量は285g です。

とても美しくて高級感のある、ENAのフェアウェイウッドです。
一時期に比べ、最近はこのようなゴールドのクラブを見かけなくなりましたが、エナはずっとこのようなタイプです。
今ではエナかカタナか、といったところでしょうか?

かなりシャローなFWです。
このシャロー感は、エナらしい感じがします。

ネックは短めに見えましたが、今ではよく見かけます。

ソールには溝がありました。
これは他のメーカーのように、飛距離に直結するのかな?それともデザイン的な要素が強いのかな?と思いました。


こうして見ても、かなりシャローなタイプであることが分かります。
最近はシャロー系のFWが多いですが、このクラブはそれらの中でもトップクラスといっていいほどのシャロー感があります。

ソールにはウェイトがひとつだけ配置されていました。
このソールも高級感があります。
専用の工具を使えば取り外せそうだな・・・。と思ったのですが、色々な重さが用意されているのでしょうか?
エナのクラブは『調整機能』のイメージが無いので、おそらくこのままだろう・・・。と思いました。

このオリジナルグリップは、なかなかいい感じです。
特に変わったところは見られないですが、手に馴染みやすいので、好感がもてます。

トゥ側にある、この『飛王 PREMIUM』の文字がカッコいいです。
飛王だけでもすごいのに、PREMIUMという文字があるので、特別感があります。

顔は、いい感じでした。
変なクセはありませんでした。
クラウンは茶色になっていて、とても美しいです。
少しパーシモンヘッドを思い出しました。
バルジがもっと丸みを帯びていたら、もっとパーシモンの印象に近くなるな・・・。と思いましたが、素材が違いますし、このままでも充分だと思いました。

素振りをしてみると、かなりの軽量感と軟らかさがありました。
エナはこういうタイプが多いので、最初から予想はしていたのですが、実際に振ってみても、その予想通りでした。
かなり軟らかいので、『S』は無いのかな?と思いましたが、このクラブは『SRから』とのことでした。

ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
構えやすいです。
方向性に対する不安はありませんでした。
あとはとにかくタイミングを合わせて対応していくだけだな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はソフトで、好感がもてました。

『音』も、いい感じでした。
上品な金属音です。
とても心地よい音です。
クラブの発する音で、そのクラブに対する『品格』といいますか『質』のようなものを感じることが多いのですが、このクラブの音はとても上品で良いと思いました。
見た目からくる印象とマッチした音だと思いました。
これまで、見た目と実際に発する音のイメージが合わなかったクラブにもたくさん出会ってきましたが、このクラブはマッチしていて好感がもてました。

球はとてもあがりやすいです。
正直、あがり過ぎだな・・・。と思えるくらい、直打ちでも充分過ぎるほど、高くあがりました。
クリークということもありますし、このシャローなところも関係しているのだと思います。

『安定性』は、なかなか高いと思いました。
シャフトには気を遣うところが結構あったのですが、ヘッド自体は大らかさを感じました。
シビアな感じは全くしませんでした。

『飛距離性能』という点では、正直、やや物足りないところがありました。
しかし、それは私の打ち方が良くないのだと思いました。
このクラブに遠慮し過ぎていたのかもしれません。
球があがり過ぎていたので、もっと低く抑えることができたら、また結果は違っていたように思います。
しかし、なかなか思うようにはコントロールできませんでした。
この軽さ・軟らかさについていくので精一杯でした。

『操作性』という点では、あまり操作するタイプではないと思いました。
細工をしようとすると、大きくダフってしまうこともありました。
なるべく自然な感じでゆっくり振っていくのがいいと思いました。

スペック的に、私には合いづらいところがあったのですが、とても美しいですし、高級感があるな・・・。と思いながら試打をしていました。

今は多くのメーカーが、幅広い層に対応できるように、色々なタイプのクラブを発売していますが、エナは昔からターゲットを絞り込んでいて、ブレない感じがします。
このFWも、そんな感じのクラブでした。

このソフトスペックと、高級感に魅力を感じられる方も多いのではないでしょうか?

私には合いづらいところがありましたが、これからもENAのクラブは試打していきたいです。
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2016年03月28日
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エナ WEDGE 02

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ENA WEDGE 02 です。

シャフトは オリジナルカーボン です。
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはR、バランスはC9、クラブ総重量は376g です。

初めて手にする、エナのウェッジです。
エナはドライバーやアイアンの印象が強いので、ウェッジはどうなのだろう?と思いました。
スペック的に私にはまだ合いづらいところもあるので、まだ購入には至っていませんが、エナは老舗メーカーですし、いい印象が残っています。
なので、このウェッジにも期待がもてそうだな・・・。と思いました。

キャビティバック構造のウェッジです。
最近、キャビティタイプのウェッジも増えてきています。
ロフトが寝ているウェッジにキャビティ構造が必要かな?と思うところはあるのですが、色々なメーカーから発売されているということは、それだけメリットがあるのかもしれません。
ノーマルなキャビティだけでなく、いずれ『ポケキャビ』や『アンダーカットキャビティ』などが出てくるのかな?と思いました。
ウェイトの取り外しができたり、『溝』のあるウェッジも、いずれ登場してくるのかな?と思いました。
これからのクラブの進化を考えるのは、とても楽しいです。

やや特徴的な形状です。
あまりシャープな感じはなくて、全体的に丸っこい感じがあります。
厚みがあって『力感』を醸し出すタイプではなく、『薄さ』があります。
この薄さも、メーカーの狙いではないでしょうか?

彫りの深さは、まずまずです。
易しそうな感じがします。
黒い色のウェッジはシブくてカッコいいな・・・。と思いました。

ソール幅は広いです。
それと同時に、かなり丸っこさがありました。

ネックは長くて細いです。
長さは見慣れた感じがしますが、この細さはあまり見ません。
何といいますか、ちょっと『ヒョロヒョロ』した感じに見えました。
他のメーカーのウェッジでは見られない細さです。
これにもきっと意味があるのだと思います。

フェース面にミーリングはありませんでした。

トップラインの厚さは適正でした。

素振りをしてみると、少し難しく感じました。
久しぶりのカーボンシャフト装着ウェッジです。
今はカーボンシャフトも色々な物があって、スチール並みの重量感と粘り感のある物がありますが、このウェッジは違っていました。
かなり軽いですし、シャフトも動く感じです。
タイミング重視で、優しく拾うようにしよう・・・。と心がけました。
暴れないように、いつも以上に気を遣いました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
独特な顔をしているな・・・。と思いました。
『据わり』はいいと思いました。

フェースを開いてみると、少し構えづらい感じがしました。
ちょっと安定しないな・・・。と思いました。
あまり開閉を使うタイプではなく、なるべくシンプルにオートマチック的に打っていくタイプのウェッジなのだと思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、軽めでした。
球を『押す』感じはあまり出なかったのですが、大きな不満はありませんでした。
これはこれでアリだと思いました。

『スピン性能』は、まずまずでした。
今はかなり高性能なウェッジがたくさんあるので、どうしてもそれらと比較してしまいますが、大きく劣っている感じはしませんでした。
慣れてくると、多少の『足』を使って寄せていくのが易しそうだな・・・。と思いました。
ボールがピタピタと止まっていく感じではありませんでした。

球はあがりやすいです。
ウェッジらしい、出球の高さです。
イメージした高さに打っていくことができました。

『安定性』は、なかなかいい感じでした。
大らかさがありました。
キャビティ構造による易しさがあるのかもしれません。
ただ、重量感が私にとって足りないので、タイミングがズレないよう、一球一球すごく気を遣いました。
やはり適度な重量があって、『重力』を味方につけることができると、こちらのやることがひとつ減るので、楽だな・・・。と思いました。

『距離感』は、最初の5球くらいは合わなかったのですが、だんだんと合うようになってきました。
使い慣れているタイプではないので、なかなかスピード感が合わなかったような気がします。
ウェッジに限ったことではありませんが、やはり軽いクラブは難しいな・・・。と思いました。

『操作性』は、どちらかといえばあまり細工をするタイプではないと思いました。
フェースを開きづらく感じたこともあるのですが、『オートマチック性』のほうが勝っているように感じました。
細工をせずに自然に構えて、クラブに任せる・・・。というやり方がベストなのかもしれません。

初めて手にしたENAのウェッジですが、メーカーの特徴が出ていて、とてもいいな・・・。と思いました。
ENAはあくまでも『イージータイプ』にこだわっているように感じられました。
メーカーの『色』があって、好感がもてました。
最初からユーザー層を絞っているようです。

私にはやや合いづらいタイプのウェッジでしたが、色々な物があっていいと思います。
人の好みは千差万別なので、色々なクラブを手にすることができる日本に住んでいて、とても幸せなことだと思います。
慣れ親しんだタイプではないですし、今日はちょっと気を遣いながらの試打になってしまいましたが、これもまたいい経験だな・・・。と思いました。
このウェッジからたくさん刺激を受けたように思います。

普段は重量に『頼って』といいますか、『活用』しながら球を打っているのですが、今日はかなり軽めだったので、色々なところをチェックしながら打つことができました。
修正しなければならないポイントも、いくつか見られました。
たまたま出会ったこのウェッジに、色々と教わったような気がします。

今日は打席からの試打となってしまったのですが、バンカーではどうなのかな?と思いました。
ソールの形状や幅を見ていると、砂の弾きも良さそうです。
バンカーにも向いているのではないかな?と思いました。

軽量でキャビティタイプのウェッジを探しておられる方は、是非試していただきたいと思いました。
スペック的に見て、ベテランゴルファーの方に合いやすいような気もしますが、このウェッジはスチールシャフト装着モデルもあるそうなので、今度機会があれば、そちらも試してみたいと思いました。
これからのENAに期待大です。
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2014年09月06日
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エナ 飛王 PREMIUM アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ 飛王 PREMIUM アイアン の7番 です。

シャフトは ENA 飛王 PREMIUM です。
ロフトは28度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはSR、クラブ総重量は339gです。

ENA飛王シリーズの新しいアイアンです。
かなり高級感があります。

全体的に丸みを帯びていて、それほどシャープな感じはしませんが、この『丸っこさ』が安心を与えているのかもしれません。

ポケットの部分が、かなり大きいです。
今ではポピュラーになりました。

ワイドソールです。
トゥに比べヒールが、かなり絞り込まれているのが特徴的です。
重心距離が長そうな印象を受けます。

ネックの長さは、しっかりとキープされていますが、かなりワイドソールなので、『頭でっかち』に見えました。
グースが利いているのも、よく解りました。

フェース面にミーリングはありませんでした。
ノーマルな感じです。

オリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
結構グリップ力があります。

素振りをしてみると、かなり軽く感じますが、これは予め想定済みでしたし、これまでも何度も経験しているので、特に苦手意識が芽生えてくることはありませんでした。

やや個性的な構え感ですが、強い苦手意識を感じることはありませんでした。
つかまりが良さそうな感じがしたのですが、この面長なところで、上手く相殺してくれるのではないかな?と思いました。
少し気を遣う構え感ではありますが、このアイアンの寛容さに期待して打っていくことにしました。
試打を開始しました。

『打感』はまずまずです。
まったりとした感じです。
フェース面にボールを乗せて運ぶというよりも、弾き飛ばす感じです。
私がアイアンに求めたい打感とは異なりますが、このようなフィーリングもアリなのだと思います。

球はとてもあがりやすいです。
弾道も高いです。
できればもう少し抑え気味に打っていきたいな・・・。と思ったのですが、なかなか低く抑えることができませんでした。
この弾道の高さに魅力を感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
グーンと高く打ち出していって、頂点から落としていくイメージを出しやすい感じがします。

『安定性』も高いです。
かなり寛容なアイアンです。
シビアさとは『全く無縁』といった感じがします。

『飛びの性能』も名前通り、かなり優れています。
『名前負け』しないアイアンです。
球を打ちながら、どこまで飛んで言ってしまうんだろう・・・。と思うほどでした。
ここ数年のアイアンの特徴だと思いますが、かなり飛ぶので、『距離感』という概念を破壊するアイアンだと思いました。
今は、このように感じるアイアンが多くなりました。

『操作性』という点では、やや劣る感じがしました。
なかなか思うように曲げられませんでした。
このアイアンのように軽量タイプで極端なことをすると、ダブりなど悪い癖が出てしまうこともあるのですが、今日もそんな感じでした。
細工をせずに、このアイアンのもつ大らかさを最大限利用しながら打っていくほうが得策のような気がしました。

ENAの特徴がよく出ているアイアンだと思います。
ENAはベテランゴルファーに絞ったクラブ造りをしていますが、このアイアンもそのようなタイプだと思います。
幅広い層に対応できるようなクラブ造りをしているのではなく、最初から絞り込んでいるので解りやすいです。

前のモデルも、かなり飛びの性能が印象的でしたが、このアイアンもその流れを汲んでいるように思います。
おそらく飛距離性能に大きな違いはないだろうと思うのですが、構えやすさや全体的な雰囲気などは、このニューモデルのほうが好きです。

私が親しみを感じるタイプのアイアンではありませんが、たまにこのようなタイプのアイアンを試打してみると、いい刺激を受けるように思うこともあります。
なかなかこちらのイメージ通りにはいかないのですが、このアイアンがもつ『飛距離性能』と『曲がりにくさ』は大きな武器なのだと思います。

ENAのクラブはあまり出会うことがありませんが、これからもどのようなクラブを発表してくれるのか、興味があります。
また試打する機会があれば試打してみたいです。
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2014年08月23日
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エナ 飛王 PREMIUM ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ 飛王 PREMIUM ドライバー です。

シャフトは ENA 飛王 PREMIUM です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は270gです。

久しぶりに出会った、ENAのニュードライバーです。
『飛王』というネーミングはとてもインパクトがあり、ゴルフクラブにはとても合っていると思います。
前のモデルに出会ったのが3年前なのかと思うと、とても早く感じます。

かなりシャロー感のあるヘッドです。
ソール全体がゴールドなのも、ENAらしいところだと思います。

ゴールド≒高反発というイメージがあるので、このドライバーも高反発仕様なのかと思っていたのですが、ルール適合モデルのようです。
高反発仕様モデルもラインアップされているそうです。
どのような造りの違いがあるのか、興味があります。
フェースの反発力を高めただけなのでしょうか?

ネックの長さは、標準的な感じでしょうか?
ある程度の長さはキープされています。
前のモデルより、少し長くなっているようです。

『PREMIUM』となっています。
前のモデルの飛王も、かなり高級感を感じましたが、このニューモデルはさらに高価なクラブになっているのでしょうか?
プレミアムという名前がついているので、おそらく大きな性能や機能の向上が見られるのだと思います。

ソールには溝が彫られていました。
これにも、何らかの意味があるのでしょうか?
形状などは違いますが、『ナスカの地上絵』を連想しました。

ソールにはひとつだけ、ウェイトが配置されていました。
今は高機能なドライバーが多いので、このドライバーがすごくシンプルに見えました。
このシンプルさが、メーカーの自信のように感じます。
シンプルなヘッドで、飛距離性能の優れているドライバーに、これまでたくさん出会ってきました。

顔は美しいですが、やや個性的です。
『丸っこい』というよりは、やや『半円』に近い感じがしました。
クラウンのデザインもグラデーションが綺麗で、高級感が溢れています。
『カタナ』のドライバーを思い出しました。

かなりのシャローバックです。
こういったところはENAらしいですし、予め予想していました。
他のメーカーも含め、今はディープなヘッドを探すほうが難しいように思います。

角度を変えてみても、かなりシャローなのが解ります。
このシャローに好感をもたれる方も多いのではないでしょうか?

このオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
ラバーグリップなので柔らかさがありながらも、適度にグリップ力もあります。
滑りにくい感じのグリップです。

素振りをしてみた感じは、やはりかなり軽く感じたのですが、ENAであれば、それも当然といえると思いましたし、予想の範囲内でした。
シャフトもよくしなるのですが、ヘッドが大きく見えたせいか、やや細く見えました。
フレックスも『S』ではありましたが、やはり『色々なS』があるのだと思いました。

やや個性的な構え感です。
バルジも真っ直ぐに近いですし、『シャフトライン』の延長線上にフェースがあるように見えました。
あまり見ない構え感です。
独特な雰囲気がありました。
見とれてしまうようなことはなかったのですが、強い苦手意識などは特に芽生えてきませんでした。
あまりラインを絞り込まずに、まずはタイミングを合わせながら様子を伺ってみよう・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、ややしっかりめでした。
かなり反発力もあると思いましたし、フェースもギリギリまで薄くしてあるのではないでしょうか?
フェース面にボールが食い込んでいるように感じるときもありました。
『トランポリン効果』を感じやすいフィーリングでした。

『音』は、やや高めではありましたが大きすぎず、落ち着いて打つことができました。
これまでの経験からなのか、このような『金ピカ』のドライバーはどうしても『キンキン』という甲高い音を連想してしまうのですが、このドライバーは違っていました。
インパクトが緩むこともなかったですし、周りが気になることもありませんでした。
できればもう少し小さな音のほうがいいな・・・。と思ったのですが、これくらいのはっきりした音を好まれる方はたくさんいらっしゃるだろうと思いました。

球はかなりあがりやすいです。
高~くボールが飛んでいきました。
ロフトは9.5度ということでしたが、それを感じさせない高弾道です。
キャリーをしっかりと出していきたい方には、かなり魅力的なのではないでしょうか?

『安定性』は高いと思いました。
少々のミスヒットにも寛容なところを見せてくれました。
ヘッドがもつ安定性はかなり高いと思います。
私は装着されているシャフトを今ひとつ使いこなすことができなかったのですが、このシャフトがピッタリと合う方には、高いパフォーマンスが期待できるのではないでしょうか?

『飛距離性能』という点では、このような軽量タイプのドライバーのなかでは、かなり秀でていると思いました。
シンプルなヘッドですが、見えないところに色々な技術が組み込まれているのではないでしょうか?
かなりフェースが仕事をしてくれるドライバーといっていいと思いました。
ヘッドの性能と、長尺との相乗効果も期待できそうです。
あまり振りにいってしまうと、タイミングもとりづらいですし、却って飛びにくい感じがしたので、ある程度抑え気味にいくくらいがちょうどいいような気がしました。

『操作性』という点では、なかなか思うようにはいかなかったのですが、こういったタイプのドライバーなので、ある程度は想定していました。
なかなか曲げづらいです。
大きく反応してくれるタイプではありません。
かなり大きなスライスを打っているつもりでも、なかなか思うようには曲げられませんでした。

前のモデルと、イメージがダブるところもあったりして、どこが大きく飛躍しているのかが、よく解らなかったのですが、いいところはしっかりと継承されているように思います。

このゴールド仕様に購買意欲を刺激される・・・。という方も少なくないのではないでしょうか?
特に海外の富裕層の方には人気を博しそうです。
私はシンプルなシルバーや、精悍なブラックなどが好きですが、ゴールドはすごく高価なイメージがあります。

ゴルファーの『所有欲』を刺激するのも、メーカーの狙いのひとつなのだと思います。
基本的な性能や、色々な機能性を求めておられる方もたくさんいらっしゃると思いますし、それよりもまずは『見た目の豪華さ・絢爛さ』を求めておられる方もいらっしゃるのだと思います。
クラブの嗜好性は、人によって様々です。

ENAは老舗メーカーですし、一貫してベテランゴルファーを意識してクラブ開発をしているように思います。
ターゲットとなるゴルファーをかなり絞り込んでいるように思います。
なので、クラブのラインアップは少ないですが、作り過ぎなくていいのかもしれません。
いつか『ヤングゴルファー』や『アスリート仕様モデル』といったものを期待したいと思っているのですが、おそらく実現はしないように思います。
ENA=『円熟味のあるゴルファー』というイメージがすっかり定着しました。
私はまだまだ未熟なので、このようなタイプのドライバーを手にするのは早いな・・・。と思ったのですが、これからも試打することがあれば、また試打したいと思いました。
美しいクラブは大好きなので、今日は試打内容よりも、目で楽しませてもらったような一日でした。
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2012年01月17日
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エナ 飛王 アイアン

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ 飛王 アイアン の7番 です。

シャフトは 飛王オリジナルグラファイトシャフト です。
ロフトは30度、クラブ長さは37.5インチ、シャフトフレックスはSR、キックポイントは先調子、クラブ総重量は339gです。

エナの飛王という、とてもカッコいい名前のアイアンです。
昨年、同じ名前のドライバーを手にしてみたことがあるのですが、このアイアンもとてもセンスのいいネーミングだと思います。

全体的に大きさと厚さを感じさせるアイアンです。
先日試打した、BUCHIのアイアンとは異なるタイプではありますが、とてもたくさんの技術が組み込まれた『ハイテクアイアン』という感じがします。

『彫り』も予想通り、深めです。

『ソール幅』も、かなり広いです。

おまけに、かなりのショートネックになっています。

ボールを前にして構えてみると、やはりこのヘッドの大きさがすごく目立ちましたし、これまでたくさん出会ってきた『面長』なアイアンだと思いました。
あまり繊細なイメージは出づらかったのですが、何と言いますかある意味『ざっくばらん』といった感じで打っていけるアイアンだと思いました。
弾道のイメージがなかなか出てこなかったのですが、このフェース面のどこに当たっても、ボールが真っ直ぐ飛んでいってくれそうでした。
ボールを意図的に曲げる・・・。というよりも、まずは上手く当たってくれたらいいな・・・。と思いました。
ボールが着地する『ゴール地点』が、なかなかイメージできなかったのですが、まずはこのアイアンのフィーリングを確かめることにしました。
試打を開始しました。

まず感じたのが、その高い『飛距離性能』です。
飛距離が出やすいアイアンだとは思っていましたが、やはりその飛びの力はとてもすごいと思いました。

『飛王』という名にふさわしい、高性能な飛距離系のアイアンです。
これはもう完全に7番アイアンには思えないですし、7番でこれくらい飛んでしまうのであれば、アイアンは6番からでもいいんじゃないかな?と思いました。
しかし、その分、短い番手やウェッジを増やしていかないと、ショートゲームに苦労してしまいそうな不安が残りました。
それくらい、このアイアンの飛距離性能はすごいと思いました。

『打感』はまずまずだと思いました。

球はとてもよくあがりますし、7番アイアンにしては、かなり軽量で、タフさは全く感じられません。

『安定性』も高く、やはりかなり寛容性さのあるアイアンだと思いました。
フェース面の色々なところでヒットしても、あまりそれを感じさせないイージーさを感じました。

『操作性』という点では、直進力が強いので、なかなか大きく曲げることが難しく感じたのですが、何とか左右に曲げることができました。
しかし、こういった軽量タイプのアイアンでインテンショナルなショットを打つことは、少しだけ怖い感じがします。
練習場では何とかトライできても、コースではやはり無難に攻めていきたいと思うような気がします。

このアイアンの印象は『飛距離』『ミスヒットに対する寛容さ』『球のあがりやすさ』が強く残りました。
ストロングロフトのアイアンも、今ではすっかり市民権を得たように思いますが、今日は改めてその飛びの凄さを実感しました。
軽く振っても、かなりキャリーが出せました。

ドライバーと同様に、このアイアンもやはりどちらかというとベテランゴルファーの方をターゲットにしていると思うのですが、アイアンに『飛距離』や『軽量感』を求めておられる方には、かなり好印象なのではないでしょうか?
こういった軽いアイアンなので、私は手打ちにならないように最初から気を付けて打っていきました。
何とか大きなミスをしなかったのですが、あまり打ちすぎてしまうと、予想もしていないような球が出てしまいそうだったので、いい感じのところで試打クラブを返却することにしました。
スペック的に、私にはやや合いづらい部分もあったのですが、これからもこういったカッコいいネーミングのクラブに出会っていきたいです。
こういったイージーアイアンもいいものだな・・・。と思いました。
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2011年10月23日
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エナ 飛王 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ 飛王 ドライバー です。

シャフトは 飛王オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは5.0、バランスはC8、クラブ総重量は272gです。

久しぶりに出会った、エナのドライバーです。
このドライバーには、『ルール適合モデル』と『高反発モデル』の2種類があるそうなのですが、今日は『ルール適合モデル』を試打してみることにしました。
エナのイメージ通り、全体的にゴールドがとても美しいドライバーです。

ですが、やはりこの『飛王』という文字が真っ先に目に入りました。
とてもカッコいいネーミングです。
ひたすら飛距離を追求するドライバーには、とてもマッチした名前だと思いますし、センスがいいな・・・。と思いました。
この『飛王』という文字を見て、何となくなのですが、あの『北斗の拳』に登場する『拳王』こと『ラオウ』を思い出しました。
このドライバーも、あのラオウのように圧倒的な強さがあるのでしょうか?

ヘッド後方にウェイトが組み込まれていますが、それ以外はとてもシンプルなデザインになっています。
これまでの経験上、シンプルなヘッドはよく飛ぶ・・・。という印象があります。
トゥ側とヒール側に『切れ込み』のようなものがあり、これが空気抵抗を減らすようにできているのでしょうか?

トゥ側に『FORGED TITANIUM FACE』、ヒール側に『EXPANDED SWEET AREA』と記されています。
『FORGED TITANIUM FACE』ということで、打感が良さそうですし、『EXPANDED SWEET AREA』ということで、スイートエリアも広そうです。
せっかく『飛王』という日本語が使われているので、この英語も『鍛造チタンフェース』とか『スイートエリアが拡大』などと日本語でその効果が記されていても面白いと思いました。
いつか『純和風』で高性能なドライバーが登場してもいいように思いますし、そのほうが説得力も感じられます。


こうして見ていても、ヘッドの厚さ自体は、かなりの『シャロー』です。
こういったところは、これまでのエナのドライバーらしいところだと思います。
アスリートゴルファーよりもベテランゴルファーに対象を絞ってクラブ開発をしているメーカーなのだと思います。
エナは昔から有名な老舗メーカーですが、こういったところがブリヂストンやダンロップ、ミズノ、プロギアなどと違うところだと思います。
できればエナのアスリート用ドライバーも見てみたい・・・。と思っているのは私だけでしょうか?

顔はとても上品で、高級感を感じました。
どことなく『パーシモンカラー』に近い感じで、こういった色を見ていると、私はすごく落ち着きます。
この何とも言えない『光沢感』と『全体的な美しさ』が、いかにもメイドインジャパンのドライバーらしいところだと思いました。
エナのイメージ通り、高級感はすごく感じられ、チープな印象は全くありませんでした。

素振りをしてみた感じは、ある程度予想はしていましたが、かなり軽いですし、それ以上にシャフトが軟らかく感じました。
このシャフトのフレックスは『SR』ということだったのですが、それ以上に軟らかく感じられました。
かなりヘッドがグラグラ動く感じです。
上手く打てるかな・・・?と少し不安に感じました。
まずはタイミングを重視して振っていこうと思いました。

ボールを前にして構えてみると、とてもいい印象をもちました。
すごく易しい雰囲気が伝わってきます。
あまり叩いていけそうな感じはしませんでしたが、とても心地いい感じがしました。
フェースが少し被っているようにも見えたのですが、殆ど気になりませんでした。
やはりパーシモンのいい雰囲気を感じていたからなのかもしれません。
ヘッドも大きく見えますし、球もあがりやすそうな感じがするので、このドライバーの構え感に好感をもたれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
ボールを操作して色々と曲げてみる・・・。というよりは、まっすぐに一本の線を描いていきやすい感じがしました。
これまでの大型ヘッドにありがちな、球のつかまりが弱そうな感じはしませんでした。
かといって『異型』ではないので、すごく安心して構えることができました。
試打を開始しました。

『打感』は、なかなかいい感じでした。
クリアな感じ・・・。といったらいいでしょうか?
『球の質感』をじゅうぶんに感じることができました。
ややしっかりとしたフィーリングでしたが、硬い感じはしませんでした。
これならば何球打っても、手首などを痛めることはないと思いました。

『音』も、いい感じでした。
これまで、こういったタイプのドライバーは、昔からその『音』がある程度決まっていたように思いますし、その音は私の苦手とするものがとてもたくさんありました。
なので、どうしてもそういった先入観が未だに消えないところがあるのですが、最近はすごく改善されているように思います。
ここ最近、違和感を感じる音を発するドライバーに出会った記憶がありません。
数年前まで記憶を遡ればたくさんあるのですが、最近は本当に好感を持てる音が増えてきたように思います。
当然、このドライバーの音も好感を持つことができました。
叩ける感じはしませんが、この音のせいでインパクトが緩んだり、詰まったりすることはないと思いました。

『球のあがりやすさ』という点では、かなりの高得点です。
正直、あがり過ぎだと思ったのですが、これは最初から私には合いづらいタイプのドライバーだからだと思いました。

フェース面にロフト表示があるのも、とても面白いと思いました。
ボールを前にして構えてみて、また球を何球か打ってみて、このロフト表示がいわゆる『リアル』でないことは明白でしたし、今の多くのドライバーのロフト表示が『リアルロフト』と『表示ロフト』という風に分かれているのがもはや『当たり前』のようになっているので、それほど深く考えなくてもいいのかな?と思いました。
おそらく『11度』くらいはあるのではないでしょうか?
かなりの『シャローヘッド』。そして『寝ているロフト』。それに加え、このかなりしなるシャフトの相乗効果で弾道がかなり高くなっていきました。
私はどうしてもボールを叩いていきたいタイプですし、こうすることによって、日頃のストレスを発散させているところが正直あるように思います。
なので、このようなタイプのドライバーでも、強く叩くべきではない・・・。と思いつつも、ついつい叩いていきたくなります。
ボールは吹き上がり気味だったですし、もっと効率よくボールを飛ばしていくスイングをしないと、このドライバーの高性能は上手く発揮できないように思いました。

『安定性』という点では、正直少し難しく感じました。
ヘッドはかなり易しいですし、高性能だと思いましたが、やはりシャフトが私には合いづらくて難しく感じられました。
かなりシャフトが軟らかかったからでしょうか?
これまでたくさん経験してきたので、『46インチ』という長さには少しずつ慣れてきてはいましたが、今日はシャフトの長さを充分に感じてしまいました。
また違うタイプのシャフトで試すことができれば、もっと易しく感じるだろうと思いました。
ヘッド自体はかなりイージーで高性能だと思います。
打点のブレには大きな寛容性が感じられました。

『飛距離性能』という点では、ヒッタータイプの方には難しいと思いますが、スインガータイプの方には、かなり易しく感じられるのではないでしょうか?
私が打つと、どうしても吹き上がってしまいましたし、最初の打出し角から高すぎていたので、このドライバーの持つハイレベルな部分をなかなか発揮させてあげることはできませんでした。
とても美しいヘッドで、何ら違和感も感じさせないヘッドでありながら、『球のつかまり』がとてもいいので、そういった点も、このドライバーのもつ大きな長所だと思います。
このドライバーは『ルール適合モデル』ですが、かなり高い反発力も感じられ、それも飛距離に結び付いている大きな原因のように感じられました。
ルールで反発係数の上限が定められている以上、これからは『長尺化』と『球のつかまりの良さ』が大きなポイントになってくるのでしょうか?
同じようなタイプのドライバーにも、これまでたくさん出会ってきたような気がします。
名前は『飛王』ということで、かなりタフそうな印象もあったのですが、実際はそんなタフさは全く感じられませんでした。
易しく飛ばしていけるドライバーなのだと思います。

『操作性』という点では、難しく感じました。
球がよくつかまるので、これまでの大型ヘッドに感じられた『物足りなさ』のようなものは感じなかったのですが、球筋を操作する感じがあまりつかめませんでした。
色々な球を打ってみよう・・・。と試みたのですが、なかなかタイミングが上手く取れない感じがしました。
私はフッカーではありますが、このドライバーで普通に打っている限り、それほど大きなフックはでませんでした。
勿論、バナナフックなども打とうと思えば打つことができましたが、かなりばらついてしまう感じがしました。
こういったタイプのドライバーでボールを意図的に曲げようとすることが、そもそもメーカーの意図するところと違うことは、これまでたくさんの同様のドライバーに出会ってきて解ってはいるつもりなのですが、やはりボールを曲げる練習はとても楽しいですし、実戦でとても役に立つので、ついついやってみたくなります。

スペック的にいって、私には難しいとは感じていながらも、思わず手にとって試してみたくなるドライバーでした。
それはやはり、このドライバーのもつ美しさに魅せられたように思いますし、『飛王』というネーミングがとても魅力的でした。
ゴルフクラブの形状や様々な創意工夫は、メーカーが違っていても、似たようなものがたくさんありますが、『ネーミング』だけは、メーカーのオリジナリティが強いと思いますし、他のメーカーが似たようなネーミングのクラブを発売すれば、ユーザーからは『二番煎じ』のイメージが強くなることもあると思いますし、紛らわしいので、あまりいいことだとは思いません。
そういった意味でいうと、ネーミングには『先売』特許がある・・・。といっていいのかもしれません。
その中で、この『飛王』というネーミングはとても素晴らしいと思いましたし、我々ゴルファーの興味を大いにそそるのではないでしょうか?

今日は『ルール適合モデル』でしたが、これがもし『高反発モデル』だと、どれくらい飛ぶのかが興味がありました。
しかし、あまり強く叩いていってヘッドが割れたり、フェースが凹んだりするのも嫌なので、試打しないほうがいいのかな?と思いました。
多くのメーカーが今は『ルール適合モデル』だけを発売していると思いますが、なかには、こうして『高反発モデル』を発売しているメーカーも何社か見受けられます。
私は競技に出場しているので、これからもいくら遠くへ飛んでも高反発モデルを使うことはありませんが、プライベートだけでゴルフを楽しみたい・・・。という方もたくさんいらっしゃると思うので、高反発モデルの需要があるのだと思います。
実際、どれだけ距離の違いがでるのかは解りませんが、おそらくヒッタータイプよりもスインガータイプのほうが違いは感じられやすいのではないでしょうか?
ある程度ヘッドスピードがある方は、今のルール適合モデルで充分ではないかな?と、今のたくさんの高性能ルール適合ドライバーを試打していて感じます。

私は『ENA』のドライバーには、まだあまり多く接してきてはいないのですが、今日試打した、この『飛王』は間違いなく強く印象に残ると思いました。
ただ、基本的な性能などからいうと、これまでの同じようなタイプのドライバーに出会ってきているので、すごく斬新だった・・・。とか、初めて体験した・・・。といった新鮮さは感じませんでした。
ベテランゴルファーの方が、易しく大きな飛距離を稼いでいくには、やはりこういったタイプのドライバーが有利なんだろうな・・・。と思いました。
だから、どのメーカーからも同じようなタイプのドライバーが発売されるのだと思います。
しかし、『品の良さ』といいますか、『高級感』が、かなり感じられ、ネーミングと共に強い個性が感じられるドライバーでした。
またこれからもエナのゴルフクラブに出会っていきたいです。
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2010年03月16日
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エナ SP ドライバー

今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ SP ドライバー です。

シャフトは オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは11.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、トルクは5.0、バランスはC2、クラブ総重量は258gです。

久し振りに出会ったエナのドライバーです。
これまであまり出会ったことはないのですが、この『ミラー仕上げ』が、いかにも『エナ』らしい感じがします。
このピカピカ光る感じが、とても品質が高そうな感じがしますし、値段も高価なんだろうな・・・・。と思いました。
私はあまり光らないほうが好みなのですが、こういった輝きがあるクラブを好まれる方もたくさんいらっしゃるだろうと思います。

ソールのヒール側に『EXPANDED SWEET AREA』と記されています。
いかにも『スイートエリア』が広くて、弾きが良さそうです。
今日試打したこのドライバーは『ルール適合モデル』ではありますが、かなり『弾き性能』が良さそうです。
『高反発モデル』もラインアップされているそうで、そちらのネーミングは『SP I』となっているそうです。

ソールのトゥ側に『FORGED H-S TITANIUM FACE』と記されています。
フェース面に高い技術が組み込まれていて、いかにも飛びそうな感じがします。
最近あまり聞かなくなった『トランポリン効果』という言葉を思い出しました。

クラウン部分の、この美しいグリーンを見て、思わずハッとなりました。
すごく美しい色だと思い、まじまじと眺めていました。
こういった『グリーン系』の美しさを持ったドライバーといえば、私はすぐに『カタナ』のドライバーを思い出すのですが、このドライバーはそれとはまた違った美しさを持っています。

とてもセンスの良い美しい色です。
やはりかなり高級なドライバーなのだと思いました。
スペックなどは別として、こうした美しいクラブにはいつも魅了されてしまいます。
人間の『美的感覚』を刺激するドライバーだと思いました。
私はできれば、『黒一色』が慣れていることもあり、好きなのですが、こういった美しい色を持ったドライバーにはとても魅力を感じます。
コースに出ても芝のグリーンと、このドライバーのグリーンが上手くマッチするような気がしました。
『緑は目に優しい色』というのを聞いたことがあるのですが、この色を見ているだけでとてもいい目の保養が出来ている感じがしました。

素振りをしてみると、そのかなりの『軽さ』に驚きました。
ちょっと記憶にないほどの『軽量感』です。
『280g台』のドライバーに出会うことは、けっして珍しいことではありませんが、このドライバーは『250g台』です。
かなりの軽さです。
振っていても、なかなか『クラブの質感』を感じることが出来ません。
『ヘッドの位置』も感じにくい感じがしました。
シャフトもかなりしなります。
スペック的に、かなり私には難しそうな感じがしましたが、トライしてみることにしました。。

ボールを前にして構えた感じは、そのかなりの『フックフェース』に、やや難しさを感じてしまいました。
正直言って、かなり構えづらい感じがします。
私はいつも、クラブの『形状の美しさ』に心を奪われることが多いのですが、今日はクラブの形状には難しさを、そして『色』には美しさを感じました。
プラスマイナスが上手く相殺されていれば良かったのですが、実際はそんな感じはしなくて、私にはマイナスポイントのほうが大きく感じられてしまいました。
しかし、これは『フック病』にこれまでずっと悩んできた私の感覚なので、これくらいのほうが構えやすく感じられる方もたくさんいらっしゃると思います。
左への痛い失敗をこれまで何度も繰り返してきた私は、なかなか始動のタイミングが取れない感じがしましたが、何とか自分に暗示をかけるようにして、スイングを開始することにしました。
試打を開始しました。

『球のあがりやすさ』という点では、かなりの性能を持っています。
すごく高く球を上げてくれます。
ロフトは『11.5度』というのは、私の感覚では『ブラッシー』なのですが、感覚的に言って『スプーン』より高く上がっていく感じがしました。
このドライバーは明らかにベテランゴルファーの方を対象とされているのだと思いますし、日頃、球があがりづらく感じておられる方には、とてもいい結果をもたらしてくれるのではないでしょうか?
この弾道の高さは、多くのベテランゴルファーの方にマッチしているような気がします。
私は練習場で時々、『直ドラ』の練習をすることがあるのですが、このロフトだしとても易しそうな感じがしていたので、試しにやってみたのですが、案の定一球目からとてもいい感じで打っていくことが出来ました。
『スプーン』と同じくらいの感覚でした。
少々下目でヒットしても、確実に球を上げてくれるドライバーだと思いました。

『安定性』という点では、打つ前に予想していたよりも、球がつかまり過ぎない感じがして、好感を持てました。
勿論、油断をすれば私の場合は大きなフックが出てしまいそうになりますが、ちょっと気をつけていれば防げそうな気もしてきました。
ただ、やはりシャフトなど他のスペックが、かなり私には難しい感じがして、なかなかまとめていくことが出来ませんでした。
私のようなヒッタータイプには、難しいタイプのドライバーだと思います。
叩きに行けばタイミングもバラバラになって、左右どちらにも曲がっていく感じがしました。
慣れるまでに、かなりの時間と球数が必要になってくる感じがしました。

『打感』は、まずまず・・・。だと思いました。
思っていたよりも、『球の質感』を感じることが出来ましたし、ボヤける感じはしませんでした。
程良い手応えも感じ取ることが出来ました。
『硬い』とか『手が痺れそう』といったマイナス的な感じは一切しませんでした。

『音』は少し大きめの音でしたが、嫌な感じではありませんでした。
これくらいの音が好きな方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
これまでの経験からすると、やはり『ヒッター向け』は、比較的おとなしめで、『スインガー向け』は、やや大きめ・・・。という図式が成立するような気もします。
私は強く叩いていきたいので同じドライバーを使っても、仲間よりも大きめの音になることがあるのですが、このドライバーの音には、不快な感じはしませんでした。

『操作性』という点では予想通り、なかなか難しく感じる部分もあって、今の私ではなかなか対応できない感じがしました。
もっと練習を積んで、このようなドライバーに対応できるようになりたいと思います。
意図的に左右に曲げる・・・。というよりは、私が打つと自然と散らばってしまう感じがしました。
いつも思うことですが、やはりこのように軽くて軟らかいクラブで球を打つと、自分のスイングの未熟さがとてもはっきりと形となって表れます。
スイングの悪い点が、浮き彫りになってくるような気がします。
普段使い慣れたクラブの『質感』などにいかに頼り切ってスイングしているかが実感されます。
私のスイングの未熟さのせいで、このドライバーを使いこなすことは難しく感じてしまいましたが、おそらく多くの方には扱いやすいドライバーだと思います。

『飛距離性能』という点でも、なかなかいい感じを掴むことが出来ませんでしたが、このドライバーが本来持っている性能はとても高いと思います。
『弾き』も強く感じますし、この広い『スイートエリア』と『大きなしなり』で、かなり大きな飛距離が望めるような気がします。
このドライバーでタイミングが合って、真っ直ぐ飛ばせていける方には、かなり大きなパフォーマンスが期待できそうです。
キャリーもよく出ますし、潜在能力はとても高いと思います。

あまり出会うことが多くない『エナ』のドライバーですが、その品質の高さを充分に感じ取ることが出来ました。
スペック的に打つ前から、私には難しいドライバーだと解っていましたが、その『美しさ』に思わず手にとってしまいました。
この見た目の『美しさ』『豪華さ』から、かなり値段的にも高価なのだろうと思っていたのですが、試打を終えた後、店員さんにその値段を聞いたら、予想よりもかなり低く抑えられているので驚きました。
こういったタイプのドライバーなので、どう安く見積もっても『8~9万円」くらいはするだろうと思っていたのですが、聞いた価格はその半分以下でした。
いい意味で驚きましたし、とてもコストパフォーマンスが高いと思います。
かなり人気が出るような気がします。
品質が高く、基本性能も高いので、かなりゴルファーにとっては嬉しいドライバーだと思います。
私にはやや難しいドライバーではありましたが、これからの『エナ』のクラブにも大いに期待したいです。
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2009年07月06日
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エナ Tycoon II ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは エナ Tycoon II ドライバー です。

シャフトはTycoon専用オリジナルシャフトです。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはR、トルクは5.2、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は264gです。

ずいぶんと久し振りの『ENA』のクラブです。
ENAのドライバーは、一度だけ手にしたことがあるのですが、かなり前のことでして、『カーボンヘッド』のイメージが私には残っています。
『パーシモン』の時代が終わり、『メタル』や『カーボンヘッド』が台頭してきたときに、『ヨネックス』と同様、『エナ』には『カーボンヘッド』の印象が私にはあります。
殆ど接する機会がないせいか、『エナ』に対するイメージはあまり持っていません。

素振りをしてみると、かなり全体的に軽いですし、ヘッドの効きも弱いです。
シャフトはよくしなりますし、それによって『ヘッドの走り』もいいようです。
ただ、振っていて、どことなく『つかみどころのない』感じがして、私の苦手なタイプのドライバーだと思いました。

ボールを前にして構えた感じは、正直いって構えづらい感じがしました。
『フェース面』が左を向いている感じがして、ボールが左へ飛び出していくイメージして湧いてきません。
こうして構えていても、落ち着いた気分では構えられませんし、不安な感じもします。
試打を開始しました。

1球目から予想通り、ボールは大きな『フックボール』となって飛び出していきました。
かなり大きな『フック』です。
『フック』とは、『引っかかる』とか『引っかける』という意味ですが、まさにその通りだと思いました。
最初は真っ直ぐ打ち出して、その後左へ曲がる・・・・。というのではなく、『インパクトの瞬間』からボールは左へ向かって飛び出していく感じです。
かなり難しいドライバーです。
何度か『スライス』を打ってみようと試みたのですが、『フック』しか打てません。
こういったドライバーは、これまでにも他のメーカーで体感済みです。

『打感』は、夢中になるほどの感触ではありませんし、かといって手に嫌な衝撃が残る感じでもありませんでした。
『可もなく不可もなし』といった感じです。
『ミラーフェース』とでもいうのでしょうか?
この『フェース面』を見ても、かなりの『弾き感』を予想できますが、その感じは試打をしていて感じ取ることができました。

『音』は、思っていたよりも静かなので、少し意外な感じがしました。
このような『フェース面』ですと、ちょっと前までは必ずといっていいほど、『高音』が響き渡っていましたが、このドライバーもそうですし、最近のドライバーは必ずしもそういったことは当てはまらないようです。
『高反発全盛』の頃のイメージが強く残っているので、やはりどうしてもそういったことを連想してしまうのですが、最近はどのドライバーも、かなり『静音設計』になっているような気がします。
昨年まではまだ、『耳を塞ぎたくなるような音』のするドライバーに出会っていましたが、今年はまだ記憶がありません。
どれもすごく『耳に優しい設計』になっていると思います。
私は大きな音のするドライバーがすごく苦手なのですが、同じように苦手な方が多いせいなのでしょうか?
メーカー側も以前に比べ、かなり『音』に関しては気を使ってくれているような気がします。

『球のあがりやすさ』という点では、かなりの『高弾道設計ドライバー』であるといえます。
どのように打っても、高い球しか打てません。
いつもよりも『ティ』の高さを低くしても、すごくよく上がってくれます。
『フェアウェイウッドくらいの高さ』でも、充分過ぎるほどよく上がってくれました。

『安定性』という点では、『フックボール』ばかり出る・・・・・。ということであれば、かなり安定していると思います。
右へのミスが1球もありません。
全て左へのミスです。
私は『フッカー』ですので、このような厳しい結果となってしまいましたが、『スライサー』の方でしたら、かなりスライスを『撲滅』してくれるドライバーだといえると思います。
これまでの大きなスライスが解消され、かなり安定して飛ばしていけるのではないでしょうか?

『操作性』という点では、私には『フックボール』しか打てなかったので、正直いいとはいえない感じがしました。
『スライス』も打ってみようと、何度か試みたのですが、どうも打てません。
私は普段、練習場でだいたい真ん中あたりの打席を選ぶことが多く、今日もそうだったのですが、少しでも『スライスのイメージ』をもって打ちたい・・・・。と思い、ちょうど一番右側の打席が空いていたので、そちらに移動して打ってみたのですが、やはり『フックボール』しか打つことができませんでした。
何度打っても、同じようなフックばかりで、次第に冷や汗をかいていました。
『高低』もつけづらく、かなり『高い球』ばかりが出てしまいました。
私は『チーピン恐怖症』を抱えておりまして、最近は『なりを潜めて』いたのですが、今日は少し姿を見せ始めたような気がします。
狙ってフックを打っているのならいいのですが、今日のような場合は深刻です。
『スライス』ばかりが出ているときは、それを修正するのは比較的容易に行うことができるのですが、『フック』が出始めるとそれが連発してしまいます。
『シャンク』が一発で治まらずに何球も出てしまうように、『フック』は厄介です。
『スランプの入り口』に迷い込んでしまったのかもしれません。
こういった状態を打破するには、『素振り』しかありません。
症状が軽いうちに、『処方箋』を投与しなければなりません。
その最適な処方箋が『素振り』です。
今日、帰ったらすぐに素振りを開始し、いつもの倍の回数をこなそう・・・・。と思いました。

『飛距離性能』という点では、この『球のつかまりのよさ』『高弾道設計』『シャフトのしなり』『反発力の強さ』『ヘッドの走り』という具合に、かなりの可能性を秘めていると思います。
残念ながら、私には『フックボール』しか打てず、このドライバーの性能を最大限引き出すことができませんでしたが、先ほども書きましたが『スライサー』の方には、かなりこのドライバーに魅力を感じられる方が多いのではないでしょうか?
軽量ドライバーで、しっかりと球をつかまえて、高い弾道でボールを飛ばしていきたい・・・・。と考えておられる方には、かなり高いパフォーマンスを発揮してくれそうです。
特にこの『弾き感』に大きな魅力を感じられる方が、きっと多いことと思います。

『ヒール側』から見ても、このドライバーは、かなり『シャローバック形状』ですし、『三角形』に見えます。
こういった形状のドライバーは『コブラ』をすぐに思い出します。
そのコブラのドライバーはとても印象的で、今でもはっきりと覚えています。
私にはあまり馴染めない感じもしていたのですが、一種の『海外メーカーらしさ』も感じていました。
しかし、このドライバーは『MADE IN JAPAN』なのだそうです。
これまでのこういった形状のドライバーは、『ボールの上がりやすさ』『推進力』が強く、余計な『サイドスピン』が軽減され、『直進性』が高いものが多かったのですが、このドライバーは珍しく左へ曲がってばかりでした。
しかし、私はこのドライバーは決して性能が低いとは思いませんでした。
むしろ、かなりの高性能だと思いましたし、私のスイングレベルが低いせいです。
このドライバーは、いわゆる『エグゼクティブ世代』の方を対象として開発されたドライバーだと思いますし、私が使うには正直まだ早すぎる感じがしました。
私はおそらくこれからも、こういったタイプのドライバーのお世話になることはないと思うのですが、先輩や仲間達にもちょっと薦めてみようと思いました。
今日試打した、このドライバーは私には厳しい結果となってしまいましたが、私はもっともって練習を重ね、いつかはこういったドライバーも打ちこなせるようになりたいです。