異なるメーカーの比較
2023年09月24日
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GTD Black ice The MAXドライバー & CRAZY CRZ435 ドライバー

先日、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは CRAZY CRZ435 ドライバー と

<上>FUJIKURA SPEEDER NX50 GTD
<下>CRAZY CB50W CRZ435
<左>GTD Black ice The MAX のスペック
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は53g、トルクは4.6、バランスはD0.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は301g です。
<右>CRZ435 ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは8.2、シャフト重量は74g、トルクは3.1、バランスはD3,キックポイントは中調子、バランスはD3、クラブ総重量は327gです。

GTDの高性能ドライバーと、マイドライバーであるCRZ435を打ち比べることにしました。
最新モデルが素晴らしいのはもちろんですが、昔のモデルでも素晴らしいものがたくさんあると、私はこれまで書き続けてきました。
それはアイアンなどもそうですし、一部のドライバーにも言えることです。
その代表格が、このCRZ435です。
発売されてもう10年以上経ちますが、今も輝きが失われず、売れ続けているロングセラーです。
地クラブメーカーということもあると思いますが、ここまでロングセラーというのはシャフトやグリップを除けば、ほぼ無いのではないでしょうか?
ドライバーのロングセラーというと、私はゼクシオをすぐに思い浮かべるのですが、それでも2年に一度モデルチェンジされます。
しかし、このCRZ435(JBEAM BM435)は10年以上売れ続け、メーカーとしてはこれほど嬉しいことは無いのではないでしょうか?
『使い続けることが何よりの証明』といいますか、私は今もこのドライバーを愛用しつづけていて、その性能に惚れ込んでいます。
毎年のように素晴らしいドライバーに出会いますが、それでも私のエースドライバーはこのCRZ435です。
飛距離性能が高いのはもちろんですが、操作性が抜群で、シャフトとの相性も良く、一球試打しただけで、買うと決めたモデルです。
対して、GTDのドライバーですが、こちらもとても素晴らしく、気に入っているドライバーです。
CRZ435と打ち比べてみたい・・・。と思えるドライバーは年間通して、それほど多くないですが、このGTDのドライバーはその数少ない秀作ドライバーです。

ディープとシャローという違いがあります。
どちらにも共通しているのは、『飛距離性能が凄い』ということです。

ネックは少しCRZ435のほうが長いですが、大きな違いはありません。
ウェイトを交換できるだけのCRZ435と、調整システムが搭載されているGTDという違いがあります。

<左>GTD <右>CRAZY
顔は人によって好みが分かれるところだと思います。
大顔タイプを好まれる方はGTDのほうがいいと思いますし、小ぶりなタイプを好まれる方はCRZ435がいいのではないでしょうか?
どちらも変なクセはありません。
普段、CRZ435を使っていて、それほど小顔感は感じないのですが、こうして他のドライバーを見比べてみると、小ぶりであることに気づかされます。
改めて、『その人に合った大きさ』というものがあって、大きければいいというものでもないのではないでしょうか?
通常の光沢タイプのCRZ435と、艶消しタイプのGTDという違いもあります。
最近はカーボンクラウンが多いですが、この2つのドライバーは違っていて、通常のクラウンです。
『真っ直ぐ』をイメージしやすいのはGTDのほうですが、曲線をイメージしていきたい私はCRZ435のほうがいいですし、『強い球』をイメージしやすいのもCRZ435です。

CRZ435

GTD Black ice The MAX
ボールを前にして構えてみると、CRZ435のほうが私の好みではありますが、それは大きさであったり、これまで得た成功体験の多さも関係しているのかもしれません。
大らかそうな雰囲気を醸し出しているのはGTDです。
打ち比べを開始しました。

『打感』は、CRZ435のほうが、私は好きです。
GTDのドライバーは初めて試打したときに、少し物足りなさを感じていたのですが、こうして打ち比べてみると、それがはっきりとしてきました。

『音』もCRZ435のほうが、私は好きです。

『球の上がりやすさ』という点では、明らかにGTDです。
これはロフトの違いもありますし、ヘッド形状の違いもあります。
そして装着されているシャフトも全くタイプが異なるので、正確はヘッドの比較ではないですが、もし同じロフト、シャフトであったとしても、この結果は変わらないと思います。

『安定性』もGTDのほうが優れています。
これは打つ前から予想できていました。
CRZ435は『反応のいいヘッド』。
GTDは『大らかで寛容なヘッド』です。

『飛距離性能』は、どちらもかなりのハイレベルで甲乙つけがたいですが、安定して効率よく飛ばしていけるのは、GTDだと思います。
大らかさの恩恵を受けやすく、幅広い層に支持されやすいのもGTDです。

『操作性』は明らかにCRZ435です。
CRZ435を初めて試打したときから、その操作性に魅了されていて、まさに『手の延長』として働いてくれる頼もしいドライバーです。
GTDはマニュアルタイプではなく、オートマチックタイプなドライバーです。
今は多くのゴルファーが『飛距離』はもちろん、それ以上に『大らかさ・寛容さ』を求めているのではないでしょうか?
そういった点でも、GTDは今のニーズに合致しているドライバーです。

こうして打ち比べてみると、いろいろな違いが見られました。
最新ドライバーの性能が素晴らしいのは勿論ですが、だからといって昔のモデルが必ず劣っているとはいいきれません。
それくらい、昔からハイレベルなクラブがたくさんあるということです。
むしろ、飛距離でいえば、『高反発時代』が最も熱かった時代なのかもしれません。
地クラブメーカーのレベルの高さを実感しましたし、これからも地クラブメーカーのクラブの良さを定期的にお伝えしていければいいな・・・。と思っています。
2023年08月27日
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EMILLID BAHAMA CV-8 アイアン & EPON AF-Tour アイアン

<左>AF-Tour <右>CV-8
先日、この2本のアイアンを打ち比べました。
打ち比べたアイアンは EMILLID BAHAMA CV-8 アイアン と EPON AF-Tour アイアン です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<左>EPON AF-Tour アイアン のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。
<右>CV-8 アイアン のスペック
ロフトは30度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、バランスはD2.5、クラブ総重量は439g です。

EPONとEMILLID BAHAMAという、とても贅沢な組み合わせです。
単体で試打するだけでもテンションが上がるのに、同時に試打することは贅沢以外の何ものでもありません。
EMILLID BAHAMAはドライバーの圧倒的な飛距離のせいで、ドライバーのイメージが強いですが、EPONはドライバーからパターまでバランス良く高性能だという印象があります。
EPONのクラブを手にしたことが無いという方はたくさんいらっしゃるかもしれませんが、ゴルファーである以上、一度は手にしていただきたいと思えるメーカーです。
とはいっても、知らず知らずのうちに手にしたことがある(名前が違う)・・・。ということが殆どだとは思うのですが・・・。

<左>AF-Tour <右>CV-8
顔はどちらも良いですが、私は左のEPONのほうが好きです。

<左>AF-Tour <右>CV-8
ソール幅は右のEMILLID BAHAMAのほうがワイドで、これは、はっきりしています。

<左>AF-Tour <右>CV-8
ネックの長さはEMILLID BAHAMAのほうが長く、ちょっと意外でした。

<左>AF-Tour <右>CV-8
トップラインもEMILLID BAHAMAのほうが少し厚く、これはひと目で分かるくらい違っています。

EMILLID BAHAMA CV-8 アイアン

EPON AF-Tour アイアン
ボールを前にして構えてみても、やはりAF-Tourのほうが私は好きです。
CV-8はトップラインの厚みが見えますし、全体的に少し硬い感じがします。
とはいっても、CV-8はストレートタイプなので、ラインもイメージしやすいですし、改めてトップラインの見せ方は重要だな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』は、AF-Tourのほうが好きです。
これはマッスルバックとキャビティバックの違いがあるので、最初から分かっていました。

<左>AF-Tour <右>CV-8
『球のあがりやすさ』という点では、CV-8のほうが寛容であがりやすいと思いますが、AF-Tourのナチュラルな上がり方・高さは魅力的です。
そして以前も記事に書きましたが、DGのS200が打てる人の大半はX100が打てるんじゃないか?と思いました。
これは私がS200から、今使っているX100へシフトしたときの感想でもあります。
私は、X100よりもS400のほうがハードだと感じています。

『安定性』『飛距離』では、CV-8です。
『操作性』の高さはAF-Tourが勝っています。

<左>AF-Tour <右>CV-8
タイプの異なるアイアンの打ち比べで、打つ前から予想していた通りでした。
アイアンはドライバーと違い、『見た目がほぼ性能』といっていいクラブだと思います。
もちろん中空などのように、全く異なるタイプもありますが、通常のマッスルバックやキャビティバックだと、外見だけでおおよそのイメージがつかめますし、それがまたいいところです。

<左>AF-Tour <右>CV-8
EPON AF-Tourは改めて、いいアイアンだな・・・。と思いました。
EPON AF-Tourは10年以上前に発売されて、未だに売れ続けているロングセラーモデルです。
ゼクシオは除いて、これほどロングセラーなクラブというのは殆ど無いのではないでしょうか?
クラブが短命に終わっても、それはクラブの性能の劣化や寿命が尽きたというわけではなく、次から次へとニューモデルが登場するので、あくまでも『前のモデル』ということにすぎません。
なので、昔のモデルだから性能が低いとは思わないでいただきたいです。
最新モデルも素晴らしいですが、昔のモデルでも素晴らしいクラブはたくさんあり、むしろ何世代か前のモデルのほうが最新モデルよりも良かった・・・。ということは今でも普通にあります。
古いクラブでもご自身が愛着をもち、良い成績があげられているのであれば、それはとても素晴らしい相棒だということです。
我々アマチュアもそうですが、プロもクラブを変えて成績が急降下したということはよくあることですが、メーカーと契約しているプロは仕方なく、メーカーの指定するクラブを使わなければならないのが辛いところです。

<左>AF-Tour <右>CV-8
EPON AF-Tourもすごくいいマッスルバックアイアンですが、私はこのアイアンよりも、パーソナルアイアンのほうが好きで、今も忘れられません。
10年以上前に試打したモデルで一度しか試打していませんが、私のハートを一瞬で貫きました。

<左>AF-Tour <右>CV-8
2つの美しいアイアンを試打して、改めて『美しさ』というのは、クラブにおいて重要な要素だと再認識しました。
『美しさは武器』です。
2023年08月07日
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EMILLID BAHAMA CV-11 PRO ドライバー と GRANDPRIX GP PLATINUM ドライバー

先日、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは EMILLID BAHAMA CV-11 PRO ドライバー と GRANDPRIX GP PLATINUM ドライバー です。

<上> CRAZY CB-50W GP PLATINUM
<下> THE ATTAS V2 CV-11 PRO
<左>CV-11 PROのスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスは5S、シャフト重量は56g、トルクは4.2、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は296g です。
<右>GP PLATINUMのスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは7.7、シャフト重量は76g、トルクは3.2、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は321g です。

グランプリとエミリッドバハマの共演です。
同じメーカーとはいえ、とても贅沢な組み合わせで、気持ちの高ぶりが抑えられません。

どちらも美しく、良い雰囲気があります。
以前試打して、良い印象が残っているということもありますが、こうして見ているだけでテンション爆上がりです。
グランプリをEMILLID BAHAMAのクラブは試打した回数がまだ少ないのですが、『ハズレ』が無いな・・・。と思いました。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
どちらもいい顔をしていますが、CV-11 PROのほうが少しだけ、ヘッド後方が伸びています。
甲乙つけがたい顔ですが、『易しさ』をイメージしやすいのはCV-11 PROです。
GP PLATINUMも初めて試打したときは、かなり大きく見えましたし、ヘッド後方が伸びているように見えたのを覚えていますが、10年以上の年月が流れ、クラブの傾向も変わってきたのかもしれません。
GP PLATINUMのほうが少し小ぶりに見えました。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
どちらも適度にネックの長さがあって好感が持てます。
CV-11 PROにだけ、ネックに調整システムが搭載されていて、これも時代の流れなのかと思いますし、クラブを選ぶときのポイントにしておられる方は多いのではないでしょうか?

GRANDPRIX GP PLATINUM

EMILLID BAHAMA CV-11 PRO
同じメーカーということで、構え感は似ています。
特にバルジに共通点が多いな・・・。と思いました。
私は小ぶりに見えるGP PLATINUMのほうが好みですが、大らかそうに見えるのはCV-11 PROなので、こちらのほうがいいという方は多いような気がします。
試打を開始しました。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
『打感』は、ほぼ互角で優劣がつけられません。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
『音』も同様です。
どちらも、とても良い音で好感が持てます。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
『球の上がりやすさ』という点では、明らかにCV-11 PROですが、これはヘッドというよりも、シャフトの違いによるところが大きいです。
同じシャフトで試せれば良かったのですが、なかなか思うようにいきません。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
『操作性』はGP PLATINUMで、これもシャフトの特徴がよく出ているように感じました。
CRAZY CB-50Wは本当に反応のいいシャフトです。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
『飛距離性能』はどちらも素晴らしく、ほぼ互角といっていいと思いますが、より高弾道で攻めていけるのはCV-11 PROで、これは好みがはっきりすると思います。

<左>CV-11 PRO <右>GP PLATINUM
素晴らしいドライバーの共演でした。
2023年08月01日
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EPON AF-101 ドライバー & ロイヤルコレクション TM-X ドライバー

先日、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは EPON AF-101 ドライバー と Royalcollection TM-X ドライバー です。

<上> AF-101 Fire Express
<下> TT-5 Royal Collection TT-5
<左>EPON AF-101のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは6X、シャフト重量は69g、トルクは3.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は317g です。
<右>Royal Collection TT-5のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は50g、バランスはD1、トルクは5.7、クラブ総重量は303g です。

エポンとロイヤルコレクションという、贅沢な組み合わせです。
『夢の競演』といったらいいでしょうか?
こういう機会はなかなか無いので、同時に試打してみることにしました。

EPONのクラブは本当にいいですね。
魅力的なクラブが多いですが、特にAF-101は私のハートをキャッチして離しません。
私はゴルフが大好きですが、それでもゴルフクラブの夢を唯一見たのが、このAF-101で、それだけ印象に強く残ったのだと思います。
プレー中はなるべく心を平穏に保ち、感情の起伏を出さないように心がけていますが、ゴルフクラブに対しては『感激屋』なのかもしれません。
いつまで経っても、ゴルフ、そしてゴルフクラブへの興味が尽きることがありません。

どちらもかなり男前ですが、こうして見ると、ロイコレのほうがシャロー感が強いです。
とはいっても、発売時期が違い、今はほぼ全てがシャローなので、これは当然といえるのかもしれません。

<左>AF-101 <右>TM-X
顔は、AF-101のほうが好きです。
でも、ロイコレも『今風(いまふう)』の顔だと思います。

<左>AF-101 <右>TM-X
ネックの長さはほぼ同じです。

Royalcollection TM-X

EPON AF-101
ボールを前にして構えてみても、それぞれ個性が見られます。
顔は変わらないので当然ですがAF-101は、いつ見てもいい顔だな・・・。と、見とれながら、そして初めて試打したときの興奮が蘇ってきました。
このドライバーに出会えて、本当に運が良かったと思います。
もちろん出会っていなくてもゴルフをエンジョイしていたと思いますが、このドライバーに出会って楽しさが何倍にもなりました。
生涯、忘れることのないドライバーです。
試打を開始しました。

<左>AF-101 <右>TM-X
『打感』はどちらも秀逸ですが、AF-101を選びます。

<左>AF-101 <右>TM-X
『音』も同様です。
AF-101の音は本当に素晴らしく、耳が欲しているような気さえしてきます。
心を落ち着かせてくれる音でありながら、気持ちも高めてくれる音です。
音というのは、クラブの性能の中で、それほど重要視されていないかもしれませんが、とても重要なファクターです。
音ひとつで、全てが台無しになってしまうことがよくあります。

<左>AF-101 <右>TM-X
『安定性』は、少しロイコレかな・・・。と思いました。

<左>AF-101 <右>TM-X
『球のあがりやすさ』もロイコレで、これははっきりしていました。

<左>AF-101 <右>TM-X
『飛距離性能』は、ロイコレも素晴らしいですが、AF-101はやはり凄いなぁ・・・。と思いました。
ボールが『矢のように飛んでいく』と表現したらいいでしょうか?
ドライバーを打ちながら、矢を射るような感覚です。
初速の速さ・弾道の力強さ。
そして、その弾道には『品』があります。
美しくてカッコ良く、打感や音が最高で、飛距離も出る・・・。
これほど心を震わせるドライバーはそうそうあるものではありません。
AF-101はもうとっくに廃番になっているので、新品を購入することはできませんが、中古ショップで状態の良いものがあれば、購入するのもアリだと思いますし、AF-106という素晴らしいドライバーがラインアップされています。
ゴルフはとても楽しいスポーツですが、それにはこういう素晴らしいクラブが欠かせません。

<左>AF-101 <右>TM-X
『操作性』は、ややAF-101かな?と思いましたが、大きな差ではありません。

<左>AF-101 <右>TM-X
この2本のドライバーのおかげで、贅沢で楽しい時間を過ごすことができました。
こういう素晴らしいクラブに出会うことのできた私は、とても幸運なゴルファーで感謝しています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
2023年07月28日
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MUQU Industry Design SUS303 & 三浦技研 MB-5003

<左>MB-5003 <右>MUQU
先日、この2本のアイアンを打ち比べました。
打ち比べたアイアンは MUQU Indutry Design アイアン SUS303 と 三浦技研 MB-5003 アイアン です。

<上>Dynamic Gold MB-5003
<下>Dynamic Gold120 MUQU
<左>三浦技研 MB-5003 アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。
<右>MUQU Indutry Design アイアン SUS303 のスペック
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子、クラブ総重量は437g です。

三浦技研とMUQUという、贅沢で珍しい組み合わせです。
この2つの美しいアイアンを打ち比べてみることにしました。
ゴルフクラブはゴルフボールを打つための道具ではありますが、『美しさ』という性能も重要だと思います。
石器時代から人類が道具を作って狩りをし、そして15世紀にスコットランドでゴルフの元となった遊びが羊飼いによって生まれ、木製ヘッド・ヒッコリーシャフトなどから、現在のクラブに進化しましたが、アイアンについては、細かな進化はあるかもしれませんが、大元の部分はこれ以上変わらないような気がします。
歴史が長ければ長いほど道具は洗練され、無駄なものがそぎ落とされていきますが、この2つのアイアンを見ていると、まさにそうだな・・・。と思えてきました。
不格好にしようと思えば、いくらでもできますが、目で見て美しいということでいえば、もうこれ以上は望めないような気がします。
美しさも性能の一部であり、構えたときの安心感やイメージの出しやすさがショットの成否を決めるといっても過言ではありません。
構えづらいクラブはボールが、どこへどんな高さで飛んでいくかも分からず、『行き先はボールに聞いてくれ』状態になってしまいます。
それではスコアメイクは難しいですね。

<左>MB-5003 <右>MUQU
三浦技研とMUQU。
どちらも大手メーカーではないですが、三浦技研はOEMもやっていますし有名で、MUQUも歴史が浅いとはいえ、素晴らしいクラブを世に送り出しています。
メーカーの企業としての規模と、製品(クラブ)の性能や質は比例しません。
契約プロが使っているような、大手有名メーカーのクラブしか使いたくないという方も一定数いらっしゃると思いますが、私は特にこだわりが無いですし、むしろ地クラブメーカーのクラブにはすごく惹かれます。
それは、この三浦技研やMUQUなど、素晴らしいメーカーがたくさんあるからです。
こうして見るだけで、気持ちが和みます。
私はクラブに関しては、すごく『面食い』なのかもしれません。

<下>MB-5003 <上>MUQU
マッスルバックとキャビティという違いもあり、彫りの深さは全く違います。

<左>MB-5003 <右>MUQU
トップラインは、MB-5003のほうが細いです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
ソール幅も、MB-5003のほうが狭いです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
ネックの長さも、MB-5003のほうが長いです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
ソール形状はクラシカルなタイプのMB-5003と、現代風といいますか、大きな工夫が見られるMUZUといったところでしょうか?

<左>MB-5003 <右>MUQU
『顔』は明らかに違います。
MB-5003のほうが小ぶりです。
MB-5003は、いわゆる『小顔』の部類に入るので、苦手意識や不安感をもたれる方もいらっしゃるかもしれません。

MUQU Industry Design SUS303

MB-5003
どちらも、とてもいい顔をしているので構えやすいです。
しかし、MB-5003は私にとって『理想形』なので、比べるのが酷かもしれません。
MUQUも構えやすいですが、見とれたり安心感が、より大きいのはMB-5003です。

<左>MB-5003 <右>MUQU
『打感』は明らかにMB-5003のほうがソフトです。
MUQUもいい感じではありますが、こうして打ち比べてみると違いがはっきりしていました。
軟鉄とステンレスという素材の違いもあるというのもあると思いますが、私の経験上、ステンレスもマッスルバックであれば、かなり打感が肉薄するように感じます。
キャビティにして薄くなると素材の違いがはっきりしてくるように感じています。
『球当たりの柔らかさ』『球持ち感』という点でも、MB-5003のほうが私は好きです。

<左>MB-5003 <右>MUQU
『球のあがりやすさ』という点では、いい勝負ですが、ややMUQUのほうが『お助け機能』があるのかな?と思いましたが、ほぼ変わりません。
『安定性』という点では、明らかにMUQUのほうが優れています。
キャビティの特性が感じられました。

<左>MB-5003 <右>MUQU
『飛距離性能』は、ややMUQUです。
『操作性』は、MB-5003のほうが長けていて、自分の持ち球で勝負していけます。
MUQUも扱いやすく、悪くは無いですが、『操作性の王様』といっていい、MB-5003と比べるのは、他のアイアンも含め、ちょっと酷なのかな?と思いました。

<左>MB-5003 <右>MUQU
どちらもタイプが違うので、性能の違いは見られますが、それで優劣がつくというものでもありません。
あくまでも性質の違いであって、キャビティを好まれる方でしたら、MUQUのほうがいいと思いますし、小顔やマッスルバックを好まれる方であれば、MB-5003は、かなり夢中になれるアイアンといっていいのではないでしょうか?
この素晴らしいアイアンのおかげで、楽しい時間を過ごすことができました。
2023年07月11日
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MUQU Indutry Design アイアン SUS303 & EPON AF-Tour アイアン

<左>EPON <右>MUQU
先日、この2本のアイアンを打ち比べました。
打ち比べたアイアンは MUQU Indutry Design アイアン SUS303 と EPON AF-Tour アイアン です。

<上>Dynamic Gold EPON
<下>Dynamic Gold120 MUQU
<左>EPON AF-Tour アイアン のスペック
ロフトは36度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は445g です。
<右>MUQU Indutry Design アイアン SUS303 のスペック
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは中調子、クラブ総重量は437g です。

どちらも素晴らしいアイアンです。
この2本のアイアンを打ち比べてみたいと思いました。

EPONのクラブを手にすると、いつもシャキッとするといいますか、背筋がピンと伸びるような感覚がありますが、MUQUもカッコ良くて、なかなか出会う機会が無いので、嬉しさも倍増します。

マッスルバックとノーマルキャビティの違いがありますが、どちらも美しくて目の保養ができました。
こうして見ているだけで、心が癒やされますね。

<左>EPON <右>MUQU
トップラインはどちらもいい感じですが、EPONのほうが薄いので私は好きです。

<左>EPON <右>MUQU
ネックの長さはほぼ変わりません。

<左>EPON <右>MUQU
ソール幅は、MUQUのほうがワイドです。

<左>EPON <右>MUQU
ソール形状は結構似ていて、どちらも丸みを帯びています。

<左>EPON <右>MUQU
こうして顔を見比べてみると、MUQUのほうが大きいことが分かりました。
とはいっても大顔というほどでもなく、形の整った美顔です。

MUQU Indutry Design アイアン SUS303

EPON AF-Tour アイアン
どちらも、とても構えやすいです。
あえて言うなら、私はEPONのほうが好きですが、大きさによる安心感を得たい方は、MUQUのほうがいいかもしれません。
試打を開始しました。

<左>EPON <右>MUQU
『打感』はEPONのほうが柔らかくて好きです。
これは素材による違いや、バックフェースの形状などが大きく関わっているのかもしれません。
どちらもかなり美形のアイアンではありますが、打感は結構差がついていました。

『安定性』は、キャビティということもあり、MUQUのほうが優れています。

<左>EPON <右>MUQU
あがりやすさでは、少しMUQUかな?と思いましたが、EPON AF-Tourのナチュラルな上がり方が大好きです。
『ノーマルロフト』らしい、ボールの乗りやすさ・つかまりやすさがあり、『めくれる』ような上がり方はたまりません。
これが本来の7番アイアンの弾道だと私は想っています。
今はほとんどのアイアンのロフトが立ちすぎて、このような弾道が見られなくなりました。
その代わりに、信じられないような飛距離をもたらしているので、どちらがいいか、人によって判断が分かれるところだと思いますが、私はノーマルロフトを支持します。
アイアンの『番手ずらし』をして、それがスコアに直結するとは思えません。
ロフトを立てずに飛距離を出せるのであれば、それこそ『リアル飛び系アイアン』といっていいと思います。

<左>EPON <右>MUQU
『飛距離性能』は明らかにMUQUのほうが上回っています。
MUQUも、今のアイアンの中では、それほど飛び系だとは思いませんが、こうしてベーシックタイプアイアンと打ち比べてみると、その差は明らかです。

<左>EPON <右>MUQU
『操作性』はEPON AF-Tourのほうが上回っています。
操る楽しさを与えてくれるアイアンですね。
発売から、かなりの年月が経っていますが、今でも廃番にならずに売れ続けている理由が分かるような気がします。
このような『ナチュラルロフト』のアイアンを存続させるべきだと思っています。
全てのアイアンが『飛距離最優先』に向かっていくのはいかがなものでしょうか?
メーカーは『売れるクラブ』しか作らないので、アイアンに飛距離が求められている以上仕方ないことだと思いますが、飛距離よりも距離感を大切にしているゴルファーも一定数いると思うので、AF-Tourのようなアイアンを残して欲しいと思っています。

<左>EPON <右>MUQU
誰が使っても飛ぶクラブで飛ばすのではなく、飛ばないとされるクラブで飛ばすというのも、ゴルファーのロマンではないでしょうか?
最新のクラブではなく、10年以上昔のクラブで同伴者をアウトドライブする。
クラブだけでなく、ボールでも最新のボールではなく、昔の古いボールでライバルをアウトドライブする。
そういったこともカッコいいな・・・。と思います。
ゴルファーにとって、最高の道具は『自分自身』です。
体格や身体能力など、持って生まれたものもあると思いますが、日頃のトレーニングでかなりカバーできますね。
ゴルフクラブにはUSGAやR&Aが定めたルールで、『性能の上限』が定められていて、もうこれ以上は望めないところまできていますが、プレイヤー自身の成長に制限は掛けられません。
ウェイトトレーニングをしてはダメ。
素振りをしてはダメ。
瞬発力や持久力をつけてはダメといえないのです。
ゴルフを生業としているプロでさえ毎日トレーニングをしながら、試行錯誤しているのだから、私たちアマチュアゴルファーが自分自身のもつ能力を最大限に生かし切れていないのは明らかです。
これはほぼ100%のゴルファーに言えることではないでしょうか?
プレイヤー自身が最高の道具なのです。

<左>EPON <右>MUQU
この極上アイアンの打ち比べということで、とても贅沢な日でした。
MUQUの良さも感じましたし、改めてEPONの魅力にも浸ることができました。
2023年07月07日
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GTD Black ice The MAXドライバー & GRAND PRIX GP PLATINUM ドライバー

先日、この2本の素晴らしいドライバーを打ち比べました。
打ち比べたドライバーは GTD Black ice The MAXドライバー と GRAND PRIX GP PLATINUM ドライバー です。

<上>CRAZY CB50W GRAND PRIX
<下>FUJIKURA SPEEDER NX50 GTD
<左>GTD Black ice The MAX のスペック
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は53g、トルクは4.6、バランスはD0.5、キックポイントは中調子、クラブ総重量は301g です。
<右>GP PLATINUM のスペック
ロフトは9度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは7.7、シャフト重量は76g、トルクは3.2、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は321g です。

久しぶりに、『元祖モンスタードライバー』を手にしました。
このドライバーの飛距離性能はすさまじく、年月が経過しても色あせません。
大切に扱っていれば、ゴルフクラブは品質も性能も低下しないですね。
このモンスタードライバーと打ち比べてみたいと思えるドライバーはそれほど多くありませんが、打ち比べたいと思わせてくれるものは明らかに凄いです。
それがこのGTDのドライバーです。
GTD Black ice The MAXドライバーを初めて試打して、すごく気に入ったので、モンスタードライバーと打ち比べてみたいと、ずっと思っていました。

どちらもいい雰囲気があります。
共通しているのは、その『圧倒的な飛距離性能』です。
飛ばしたいなら、このドライバーを使うべき・・・。といえるほどの存在感があります。
とはいっても、万人向けのドライバーなど、この世に存在しないので、誰にでも勧められるというものではないのですが・・・。

どちらも『パワフル』という言葉がピッタリのドライバーです。
それくらい弾道が力強く、圧倒的な飛びを実現させてくれます。
いろいろなクラブを試打していて、クラブに惚れることはあっても、弾道に惚れることはあまりありません。
しかし、この2本のドライバーは弾道まで惚れさせてくれるドライバーです。
どちらも質感が良く、高級感がありますね。

ネックはGTDのほうが短いです。

顔は違いがありました。
GPプラチナを初めて見たときは、ラージサイズでヘッド後方が膨らんでいるな・・・。と思ったことを今でも覚えていますが、こうしてGTDと見比べてみると、GPプラチナが小顔に見えます。
GPプラチナは私の中ではラージサイズになるのですが、GTDのほうが明らかに大きく見ました。
これはヘッドの厚みの違いによるものだと思います。

GRAND PRIX GP PLATINUM ドライバー

GTD Black ice The MAXドライバー
こうして構えてみても、どちらもとてもいい雰囲気があります。
あの強烈な弾道が頭の中で蘇ってきました。
試打を開始しました。

『打感』はどちらも良いですが、少しGPプラチナのほうがソフトで好きです。

『音』もGPプラチナのほうが、好感が持てました。
GTDも悪くはないですが、私には少し大きいです。
しかし、これくらい大きいほうが好きだという方は多いと思います。

『球のあがりやすさ』という点では、明らかにGTDです。
ロフトも違えば、装着されているシャフトも違うので、単純にヘッドだけの比較でないのが残念ですが、もし同じシャフト・同じロフトでも結果はおそらく変わらないと思います。
GPプラチナもいい感じであがっていくのですが、GTDのほうが高弾道です。

『安定性』もGTDのほうが高くて、いい意味での『鈍感さ』もあります。
GTD Black ice The MAXドライバーは『飛ばせるオートマ系ドライバー』なのだと再認識しました。
GPプラチナも初めて試打したときから、ずっとオートマ系の印象があったのですが、今はもっとオートマ色の強いものがたくさんありますね。

『飛距離性能』は、どちらも秀逸で『極限』ともいえるほどハイレベルです。
爆発的で粘りと弾きのGPプラチナ。
弾きとキレのGTDといったところでしょうか?
ビールのCMではないですが、『コク』がGPプラチナで、『キレ』がGTDという印象をもちました。
この2本の素晴らしいドライバーをせっかく打ち比べる機会に恵まれたのに、今日は失敗しちゃったな・・・。と思いました。
それは練習場を間違えたということです。
初めて訪れた練習場だったのですが、この2つのドライバーを打つには狭すぎます。
もっと広い練習場で試打するべきでした。
ハイレベルな争いで、なかなか優劣がつけづらいのですが、おそらくGTDのほうが受け皿も広く、多くの支持を集めるのではないでしょうか?
『安定の飛び』も『一発の飛び』も、少しGTDが上回るような気がしました。

『操作性』では、明らかにGPプラチナです。
GPプラチナも私にとっては『オートマ系』に近いのですが、こうして打ち比べてみると、GPプラチナのほうがインテンショナルなショットは打ちやすいと感じました。
GTDは弾きの良さや低スピン性能に加え、高い直進性があるので、それを活かしていけば、かなりの飛距離が望めるドライバーです。

今回は最新のハイレベルドライバーGTDと、10年以上前のモデルとの打ち比べでした。
本来なら圧倒的不利なはずのGPプラチナが今も通用するという、色あせないところが凄くて、改めていいドライバーだということが分かりました。

どちらも多少違いはあるものの、『飛距離性能が凄い』という共通項があります。
これらのドライバーについてこれるのは、いったいどれほどあるでしょうか?
これからも、いろいろなクラブの打ち比べをしてみたいと思います。
2022年10月02日
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GRANDPRIX GP PLATINUM ドライバー & ESTIVANT ES 460D ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは GRANDPRIX GP PLATINUM ドライバー と ESTIVANT ES 460D ドライバー です。
<左>GP PLATINUM のスペック
ロフトは9度、クラブ総重量は315g です。
<右>ESTIVANT ES 460D ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ総重量は299g です。

<上> RANDPRIX GP PLATINUM グランプリ オリジナルシャフト
<下> ESTIVANT PROTOTYPE-LD

どちらもタイプの異なるドライバーですが、今日はせっかく両方借りることができたので、打ち比べてみることにしました。
タイプは違っていても、高級感があり、チープなクラブでないということは共通しています。

両方とも何度か試打しているので、その性格は知っていますが、こうして見ていると、胸のときめきが抑えきれません。

ネックはGP PLATINUMのほうが長いです。

素振りをしてみると、GP PLATINUMのほうが易しく感じます。
ESTIVANT ES 460Dはシャフトが軟らかくて、タイミングを合わせるのが難しいです。


ボールを前にして構えてみると、GP PLATINUMのほうが好感が持てます。
ESTIVANT ES 460Dは、フェースがかなりのフックフェースで、構えづらいです。
なかなか慣れることができないですし、慣れたいとも思いません。
いろいろなクラブを試打して、ある程度慣れてきたところもありますが、強いフックフェースだけはどうしても慣れません。
試打を開始しました。

『打感』はGP PLATINUMのほうが好きです。
『音』も、GP PLATINUMの圧勝でした。
圧勝というよりは、ESTIVANT ES 460Dの音があまりにも大きすぎて馴染めなかったといったほうが正しいかもしれません。

『球のあがりやすさ』という点では、少しESTIVANT ES 460D ドライバーです。

『安定性』という点では、GP PLATINUMのほうが長けています。
ESTIVANT ES 460Dは、かなりのフックフェースということと、シャフトが軟らかすぎて、なかなかまとめることができません。

『飛距離性能』は圧倒的にGP PLATINUMです。
ESTIVANT ES 460Dも決してポテンシャルの低いドライバーだとは思いませんが、音が飛距離の邪魔をし、そして左に曲がりすぎてしまうので、どうしても飛距離に対して不利になってしまいます。
そして何より、モンスタードライバーである、GP PLATINUMが凄いドライバーだから、仕方ないのかもしれません。

『操作性』という点でも、GP PLATINUMです。
どちらも積極的に操っていくドライバーではないと思いますが、あえて優劣を付けるとすれば、GP PLATINUMのほうが優れています。

タイプの異なるドライバーですし、こういった結果になることは打つ前から分かっていました。
改めてGP PLATINUMは凄いドライバーだと思いましたし、もう発売されていないのが残念です。
なので、後継モデルに期待したいですし、ESTIVANT ES 460Dも後継モデルが発売されたら、是非試してみたいです。
私に合わなかったというだけで、性能が低いとは思っていません。
また今回のように、いろいろなクラブを打ち比べてみたいと思います。

2022年09月28日
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EPON AF-101 ドライバー & FREIHEIT GXD EZ460 ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは EPON AF-101 ドライバー と FREIHEIT GXD EZ460 ドライバー です。
<左>EPON AF-101 のスペック
ロフトは9.5度、クラブ総重量は317g です。
<右>FREIHEIT GXD EZ460 ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ総重量は299g です。
ロフトは11度、クラブ総重量は311g です。

<上> GXD EZ460 Fire Express SL PROTOTYPE
<下> EPON Fire Express

タイプが違う、この2本のドライバーを打ち比べる機会に恵まれました。

どちらも高級感があり、見ていて癒やされます。

ネックの長さは、ほぼ同じで大きな差はありません。

<左>AF-101 <右>GXD EZ460
顔はAF-101のほうが圧倒的に好きです。

<左>AF-101 <右>GXD EZ460
ディープバックとシャローバックの違いがあります。

GXD EZ460

AF-101
ボールを前にして構えてみても、やはりAF-101のほうがいいですが、フックフェースを好まれる方はGXD EZ460のほうが合いやすいかもしれません。

<左>AF-101 <右>GXD EZ460
『打感』も、AF-101のほうが好きです。

<左>AF-101 <右>GXD EZ460
『音』もAF-101です。

<左>AF-101 <右>GXD EZ460
『球のあがりやすさ』は明らかにGXD EZ460のほうが優れています。

<左>AF-101 <右>ES 460D
『安定性』もGXD EZ460Dのほうが大らかで寛容さがあります。
AF-101も決して気難しいタイプだとは思いませんが、こうして打ち比べてみると、多少シビアなところはあるのかな・・・。と思いました。

<左>AF-101 <右>ES 460D
『飛距離性能』もAF-101のほうが、高いパフォーマンスを発揮してくれました。

『操作性』も、AF-101です。

総合的に見て、私にはAF-101のほうが合いやすいように感じましたが、これはその人による好みも大きく影響しているので、GXD EZ460Dドライバーが劣っているとは思いません。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2022年09月14日
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Mizuno Pro 221と 三浦技研 MB-5003

今日は、この2本の極上アイアンを打ち比べてみました。
打ち比べたアイアンは Mizuno Pro 221 と 三浦技研 MB-5003 アイアン の7番 です。

<左>Mizuno Pro 221 ダイナミックゴールドHT
<右>三浦技研 MB-5003 ダイナミックゴールド
<左>MB-5003 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはX100 です。
<右>Mizuno Pro 221 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200 です。

日本だけでなく世界中に素晴らしいアイアンメーカーがありますが、ミズノと三浦技研はその中でも特に素晴らしく、私の中では特別な存在です。
メーカーに対する信頼度もピカイチで、安心できます。
MPアイアン(MP-67)には過去にお世話になって、いい思い出がたくさんありますし、今使っているのは三浦技研のアイアンです。
ミズノも三浦技研も、『ビッグM』という称号を与えたくなる素晴らしいメーカーで、それが日本のメーカーというのも日本人として誇りに思います。
Mizuno Pro 221は以前試打したのですが、とても素晴らしいアイアンだったのでまた試打したいと思っていましたし、せっかくなら三浦技研のアイアンと比べてみることにしました。
同じマッスルバックのMB-5003です。
このアイアンは私が愛用しているもので、すごく気に入っています。

<上>Mizuno Pro 221
<下>三浦技研 MB-5003
トップラインはどちらもいい感じですが、こうして見比べてみると、MB-5003のほうが少し狭いのが分かりました。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
ソール幅はほとんど変わりません。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
ネックの長さはの違いは一目で分かりました。
MB-5003のほうが長いですが、だからといってMB-5003がロングということもなくノーマルで、Mizuno Pro 221が少し短いという印象です。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
どちらも見とれてしまうほどの美顔ですが、トップラインの見え方や小顔感、ネック周りのシュッとしたところなど、わずかにMB-5003に軍配が上がります。
こうして顔を見比べてみると、改めて7番アイアンはスコアライン13本が一番バランス良く綺麗に見えるな・・・。と思いました。
どちらも13本の美顔です。

<上>三浦技研 MB-5003
<下>Mizuno Pro 221
ミズノのグリップもいい感じではありますが、やはり私はツアーベルベットのほうが好きです。
しかし、これはどちらがいいというものではなく、好みに過ぎません。

Mizuno Pro 221

三浦技研 MB-5003
どちらも『逃がし顔』で素晴らしい構え感ですが、こうして見比べてみると、少しMB-5003のほうがいいといいますか、私の好みです。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
どちらも『至高の打感』で贅沢な感じがしますが、MB-5003のほうが『ワンランク』柔らかい感じがしました。
といってもMizuno Pro 221も硬くなく、すごくソフトで心地いい感触です。
MB-5003がズバ抜けているといったところでしょうか?

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
『安定性』は互角で、優劣がつけられません。
どちらもマッスルバックらしく、『正直な』アイアンです。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
『球の上がりやすさ』は、ほぼ互角で優劣がつけられませんが、あえて言うならMizuno Pro 221かな・・・?と思いました。
しかし、これはかなりの微差です。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
『飛距離性能』も優劣がつけられなかったのですが、あえてつけるとするなら、Mizuno Pro 221です。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
いろいろと細かなところを検証しようと思っていましたが、メーカーは違っても似ているところも多く、さすがトップメーカーはきちんとおさえているところはおさえているな・・・。と思いました。
そして何より、試打しているのが楽しくて楽しくて、時間を忘れてしまいました。
最新のアイアンと、15年前のアイアンという新旧対決のようなところがありましたが、昔のクラブだからといって決して負けていなく、むしろ素晴らしいということを実感しました。
最新のアイアンも素晴らしいですが、それと同じくらいもっと昔から日本には素晴らしいアイアンがたくさんあるということです。

<左>三浦技研 MB-5003
<右>Mizuno Pro 221
久々に『酔いしれた』時間を過ごすことができました。
いいクラブはプレイヤーに何かしらのメッセージなり、プレゼントを残してくれるものだな・・・。と思いました。
ミズノと三浦技研。
そして他のメーカー。
この打ち比べは今後も続けていきたいと思います。
2022年09月11日
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EPON AF-101 ドライバー & ESTIVANT ES 460D ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは EPON AF-101 ドライバー と ESTIVANT ES 460D ドライバー です。
<左>EPON AF-101 のスペック
ロフトは9.5度、クラブ総重量は317g です。
<右>ESTIVANT ES 460D ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ総重量は299g です。

<上> EPON Fire Express
<下> ESTIVANT PROTOTYPE-LD

今日はこの2本の打ち比べをしてみることにしました。
どちらも以前試打したことがあり、特にエポンAF-101は何度も試打していて大好きなドライバーです。
両方とも、久しぶりに試打する機会に恵まれました。

なかなか出会えないドライバーということもありますが、いい目の保養ができています。

ネックの長さもそうですし、ヘッドの形状も似ているように見えました。

両方とも、セミディープ形状といっていいと思います。

顔は圧倒的にEPON AF-101のほうが好きです。
それはESTIVANTのクラウンの模様が原因ではなく、フェースアングルの違いによるものです。
ESTIVANTは、かなりフェースが被っているように見えるので、構えづらくて苦手意識が強く出てしまいます。

STIVANT ES 460D ドライバー

EPON AF-101 ドライバー
ボールを前にして構えてみると、当然 EPON AF-101のほうがいいです。

『打感』もエポンです。

『音』もエポンで、圧倒しています。

『球のあがりやすさ』という点では、少しESTIVANTがリードしています。

『安定性』はエポンです。

『飛距離性能』もエポンが圧倒しています。

『操作性』もエポンです。

セミディープ形状で似ているところもありますが、顔もそうですし、フィーリング性能が全く違うので、大きな差が生じました。
私の中ではエポンが圧倒しましたが、これはあくまでも私の好みによるものなので、ESTIVANTのほうが好きだという方もいらっしゃると思います。

クラブには個性が大切なので、ESTIVANTもいいドライバーだな・・・。と思いましたが、久しぶりにAF-101を試打して、改めて素晴らしいドライバーだと思いました。
もうとっくに製造中止になっていますが、いいクラブというのは年月が経過しても色あせず輝きを放っているものです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

2021年03月14日
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Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン&ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン と ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン の7番 です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<右>ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン のスペック
シャフトは ダイナミックゴールド です。
ロフトは33度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、シャフト重量は129g、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は442gです。
<左>Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS300、シャフト重量は130g、バランスはD2.5、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は444g です。

Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン

BRIDGESTONE GOLF TOUR B 202 MB アイアン
どちらも昨年試打して、すごく気に入ったアイアンです。
単品で試打することはあっても、こうして同じ日に試打する機会はめったに無いので、打ち比べて見ることにしました。
以前試打しているとはいえ、こうして見ているだけでもテンションがあがってきます。
この2つの美しいアイアンを見ていると、ゴルフクラブというのは球を打つだけでなく、目でも楽しませてくれるものだと再認識しました。
こうして見ているだけで、日頃の疲れも吹き飛びます。
今もそうですが、昔から美しいゴルフクラブはたくさんあります。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
トップラインはほとんど差が見られませんが、少しウィルソンのほうが細いといいますか、狭く見えます。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
ソール幅に、差はほとんど見られません。
あえて言うなら、ウィルソンのほうが、ほんの少しだけ広いように見えます。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
ネックはウィルソンのほうが少し長いです。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
どちらもすごくいい顔をしていますが、ウィルソンのほうがシャープな顔つきをしているので好きです。
BSのほうが少し丸っこさがあり、それはそれでいいのですが、どちらの顔が好きか?と聞かれればウィルソンと答えます。

Wilson STAFF MODEL BLADE アイアン

ブリヂストンゴルフ TOUR B 202 MB アイアン
どちらもとても構えやすくて、いいイメージが湯水のように湧いてきます。
改めて、ゴルフクラブの『易しさ』とは、寛容さだけにとどまらず、『いかにリラックスして構えられるか』とか『イメージの出しやすさ』が大きく関わっているのだと実感しました。
とにかくヘッドが大きいほうが安心感があって好きだという方もたくさんいらっしゃると思いますし、好みは様々ですが、私はこのようなベーシックなタイプに惹かれます。
試打を開始しました。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
2つとも素晴らしい打感ですが、どちらかといえばウィルソンの打感のほうが好きです。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
『球のあがりやすさ』という点では、差がほとんど見られません。
少しだけウィルソンのほうが自然な感じがします。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
『安定性』という点では、どちらも正直なタイプですが、少しだけウィルソンのほうが、おおらかな感じがします。

<左>Wilson <右>BRIDGESTONE
『飛距離性能』でも大きな差は見られませんが、少しだけBSのほうが前へ出ていました。
『操作性』は全くの五分で優劣はつけられません。
球を打っていて、すごく楽しかったので、夢中になってしまい、写真を撮るのを忘れてしまいました。
もっとたくさん撮っておけば良かったと、後から後悔しましたが、とても気分のいい一日でした。
すごく贅沢な日だったように思います。
2019年03月31日
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ESTIVANT ES 460D ドライバー & テーラーメイド GLOIRE F ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
打ち比べたドライバーは ESTIVANT ES 460D ドライバー と テーラーメイド GLOIRE F ドライバー です。

<上> GLOIRE F Speeder757
<下> ESTIVANT PROTOTYPE-LD
<左>ESTIVANT ES 460D ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ総重量は299g です。
<右>GLOIRE F ドライバー のスペック
ロフトは8.5度(LOWER)、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはX、キックポイントは先中調子、バランスはD2.5、クラブ総重量は322gです。

先日試打した、クラウンが特徴的なESTIVANTと、白ヘッドドライバーの傑作ともいえる、テーラーメイドのグローレFを同時に借りることができたので、迷わず打ち比べてみることにしました。

ヘッドのほぼ全てが黒のESTIVANTと、ホワイトカラーが特徴的なグローレFと、対照的ですが、このような比較も面白いです。
似たようなモデルを打ち比べてみるのもいいですが、見た目も形状も大きく異なるクラブというのは、それぞれの個性があって興味深いです。
シンプルなヘッドのESTIVANTと、いろいろなパーツが組み合わさった機能的なデザインのグローレFですが、共通点といえばネックに調整機能が搭載されていることです。

どちらもショートネックタイプで、長さに大きな違いはありません。

顔には、大きな違いが見られます。
ESTIVANTのほうが黒でシュッとしているので好感が持てるのですが、フェースが被って見えるので、苦手意識が芽生えてしまいます。
顔の好みでいえば、完全にグローレFです。

素振りをしてみても、かなり違います。
シャフトの性能といいますか、個性が全く違います。
私は青いシャフトであるスピーダーのほうが振りやすくて好きです。
ESTIVANTに装着されている、PROTOTYPE-LD シャフトの軟らかさには、まだ対応できていません。

テーラーメイド GLOIRE F

ESTIVANT ES 460D
ボールを前にして構えた感じも大きく違います。
クセのあるESTIVANTと、安定感を感じさせるGLOIRE Fの違いがあります。
立体的なヘッドは好きですが、フェースが左を向いていると、すごく難しそうに感じます。
試打を開始しました。

まずは、この打球音の違いを感じました。
グローレFもはっきりしている音ではありますが、その音の質が全く違います。
私は断然、グローレFのほうが好きです。

『打感』は、どちらもなかなかいい感じですが、あえていうならグローレFです。

『球のあがりやすさ』という点では、同じロフトではないですが、ややグローレFのほうがあがりやすい印象をもちました。

『安定性』は断然、グローレFです。
久しぶりに試打して、その易しさを改めて感じました。

『飛距離性能』も、私はグローレFのほうが気持ちよく振れる分だけ好感を持ちました。
ESTIVANTも持っているポテンシャルがとても高いと思います。
音が改善されれば、もっと距離を伸ばしていけそうです。

『操作性』という点でも、グローレFのほうが扱いやすい感じがしました。
シャロータイプでありながら、クセのない感じのグローレFと、クセのあるESTIVANTでは、最初から結果が分かっていました。
どちらも球のつかまりがいいです。

ヘッドの色(白と黒)や形状(ディープorシャロー)など、個性の異なるドライバーの比較ですが、やはり音の違いが一番印象に残りました。

ESTIVANTの『静音モデル』が出れば、是非試打してみたいですし、グローレFは数年前のドライバーでありながら、今でも十分活躍できる高性能なドライバーです。
2019年02月16日
PR
BUDDY Episode D ドライバー & プロギア RS ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打したドライバーは BUDDY Episode D ドライバー と PRGR RS ドライバー です。

<上>Fire Express MAX Plus 6 BUDDY
<下>Diamana FOR PRGR RS PRGR
<左>RS のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、トルクは4.7、クラブ総重量は308gです。
<右>BUDDY Episode D のスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、キックポイントは中調子、トルクは3.3、クラブ総重量は310gです。

PRGRとBUDDYのドライバーを同時に試打する機会に恵まれたので、打ち比べてみることにしました。
どちらも高性能なドライバーで、いい印象をもっています。

最新のドライバーでありながら、形状の違いが見られます。
シャローとディープの違いはありますが、両方ともシンプルで美しいです。

<左>PRGR <右>BUDDY
ネックの長さに、大きな違いは見られませんでした。

<左>PRGR <右>BUDDY
こうして見ても、ディープバックタイプのBUDDYと、今の主流ともいえるシャロータイプのPRGRという違いが見られます。
今のシャロータイプの充実ぶりを知りながらも、やはりディープタイプには惹かれます。

<左>PRGR <右>BUDDY
顔の好みでは、圧倒的にBUDDYです。
BUDDYが正統派といえる顔をしているだけでなく、RSの顔はちょっとクセがあるので、あまり好きではありません。

<左>PRGR <右>BUDDY
素振りをしてみるとBUDDYのほうが、タイミングが取りやすいので好きです。
しかし、ヘッドとシャフトの相性ということで考えてみると、PRGRも負けていないと思います。
それぞれタイプが異なるということです。

BUDDY

PRGR
ボールを前にして構えてみても、明らかにBUDDYに魅力を感じますが、オートマチック系の顔を好まれる方でしたら、PRGRを好まれるのではないでしょうか?
タイプが異なるドライバーではありますが、共通していえるのは、どちらも高級感があって美しいということです。
試打を開始しました。

<左>PRGR <右>BUDDY
『打感』は、少しRSのほうがマイルドな感じです。

<左>PRGR <右>BUDDY
『音』にも違いがありました。
明らかにRSのほうが大きくて高いです。
RSの高い音もいいですが、私はBUDDYの音のほうが好きです。

<左>PRGR <右>BUDDY
『球のあがりやすさ』という点では、RSです。
これは、はっきりしていました。

<左>PRGR <右>BUDDY
『安定性』でも、RSです。
かなり大らかさが違うように感じました。
球のつかまりの良さも、RSが圧倒しています。

<左>PRGR <右>BUDDY
『飛距離性能』という点でも、RSのほうが秀でているように感じました。
しかも、『易しい飛び』です。
『大らかさのある飛び』といったほうがいいかもしれません。
ハードルが低いものの、高いレベルの飛距離性能をPRGR RSドライバーはもっています。

<左>PRGR <右>BUDDY
『操作性』という点では、明らかにBUDDYに軍配が挙がります。
これは打つ前から予想していた通りです。
似たタイプではなく、明らかにタイプが異なる2つのドライバーなので、違いもはっきりしていましたが、色々なクラブに出会えるのはとても幸せなことだと思いながら、練習場を後にしました。
2019年01月27日
PR
EPON AF-101 ドライバー & アストロツアー VS-1 ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打したドライバーは EPON AF-101 ドライバー と アストロツアー VS-1 ドライバー です。

<上>アストロツアー VS-1 Fire Express MAX Plus 6
<下>EPON AF-101 Fire Express
<左>アストロツアー VS-1 ドライバー のスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、キックポイントは中調子 です。
<右>EPON AF-101 ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは65S、トルクは3.8、キックポイントは中調子 です。

今日は、この2本のカッコいいドライバーを試打する機会に恵まれて、とても嬉しいです。
いいクラブとの出会いは、胸を熱くさせてくれます。

こうして見ていると、その美しさに見とれてしまいました。
VS-1のソールにある溝やウェイトが時代の流れを感じさせますが、基本的なコンセプトは似ているように思います。

ネックの長さには大きな違いはありませんが、少しだけAF-101のほうが長いです。

<左>VS-1 <右>AF-101
顔はよく似ています。
初めてVS-1を試打したときに、AF-101を思い出したのですが、こうして見比べてみて、その通りだと分かりました。

EPON AF-101 ドライバー

アストロツアー VS-1 ドライバー
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても良いですが、あえていうなら、AF-101のほうが左に行かなさそうな雰囲気があって、好感が持てます。
試打を開始しました。

『打感』はAF-101のほうが好きです。

『球のあがりやすさ』という点では、少しVS-1です。

『音』は、圧倒的にAF-101のほうがいいです。
これは大差でした。

『安定性』という点では、ほぼ互角でした。

『飛距離性能』では、AF-101です。

『操作性』でも、AF-101のほうが優れていました。

初めてAF-101を試打したのが、もう10年も前になるというのが信じられないほど早く感じられます。
初めて試打したときの感動を今でも忘れることができません。
AF-101は歴史に残る名器です。
2018年11月11日
PR
三浦技研 CB-1007 アイアン & A DESIGN GOLF A GRIND BX-I PRO FORGED アイアン

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは 三浦技研 CB-1007 アイアン と A DESIGN GOLF A GRIND BX-I PRO FORGED アイアンの7番 です。

シャフトはどちらも ダイナミックゴールドS200 です。
<右>三浦技研 CB-1007 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ です。
<左>BX-I PRO FORGED のスペック
ロフトは31度、長さは37インチ です。

とてもカッコいいアイアンの競演です。
惚れ惚れする美しさがあります。
こういった、まるで工芸品かと思えるほどの美しいクラブに出会えるのも、ゴルフの楽しみのひとつといえます。
いい目の保養ができますし、私のワクワク感が止まりません。
目尻が下がりっぱなしです。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
彫りの深さは、左側のBX-I PRO FORGEDのほうがあります。
BX-I PRO FORGEDはボテッとした感じではなく、シュッとしていますが、こうして見比べてみると、CB-1007の薄さ・シャープさが目立ちます。
BX-I PRO FORGEDにはアンダーカットもあります。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
ソール幅はどちらも大きな違いはありませんが、ほんの少しだけBX-I PRO FORGEDのほうがワイドでした。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
ネックの長さも、ほとんど同じですが、少しCB-1007のほうが長いです。

<左>BX-I PRO FORGED <右>CB-1007
顔には、はっきりとした違いがありました。
グースの度合いとトップラインの厚みにも違いが見られます。
『今の』といいますか、『現代風』ということでいえば、左のBX-I PRO FORGEDだと思いますが、やはりCB-1007の顔の美しさには惹かれるものがあります。
『三浦顔』は、他にはない魅力があります。
どちらも男前ですが、あえていうなら私はCB-1007を選びます。
ここまでのシャープさを形にするメーカーは、今は少ないような気がします。
今のアイアンは小顔でも、丸っこいタイプが多くなりました。

CB-1007

BX-I PRO FORGED
ボールを前にして構えてみても、どちらもすごくいいですが、やはりCB-1007がいいな・・・。と思いました。
ストレートタイプとトップラインの薄さ。
そしてネック回りがシュッとしているところがたまりません。
今も軟鉄フォージドアイアンはたくさんありますが、これほど美顔はなかなか見られません。
『オートマチック感』のあるアイアンが多いなかで、ここまでの『マニュアル感』を出せるキャビティアイアンはなかなかありません。
マッスルバックに匹敵する扱いやすさを醸し出す構え感を、CB-1007はもっています。
どちらもとても構えやすいですが、やはりCB-1007のほうが、私は気に入りました。
しかし、セミグースを好まれる方や、少しトップラインの厚みがあったほうがいい・・・。という方は、BX-I PRO FORGEDのほうが合いやすいのではないでしょうか?
少し個性が分かれますが、共通しているのは、どちらも『大顔タイプ』ではないということです。
大顔タイプを好まれる方には親しみづらいところがあるかもしれません。
試打を開始しました。

『打感』はどちらもすごくいいですが、私はCB-1007のほうが好きです。
これは瞬時に決まりました。

『球のあがりやすさ』という点では、BX-I PRO FORGEDに軍配が挙がります。
BX-I PRO FORGEDは見た目のカッコ良さだけでなく、『易しさ』という機能性も持ち合わせています。
ハードルが高いタイプのフォージドアイアンではありません。

『安定性』という点でも、BX-I PRO FORGEDのほうが長けていました。
CB-1007はマッスルバックに近いシビアさがありますが、BX-I PRO FORGEDにはそういったシビアさは感じませんでした。
CB-1007で球を打ってBX-I PRO FORGEDで球を打つと、BX-I PRO FORGEDがセミオートマチックタイプに感じられます。

『飛距離性能』という点でも、BX-I PRO FORGEDのほうが高いです。
これは明らかに違いました。
CB-1007は飛びを求めた感じはしませんが、BX-I PRO FORGEDのほうが今のニーズに合わせた飛距離性能を持ち合わせています。
どちらがいいか、人によって分かれると思いますが、私はより自然といいますか、飛びすぎないほうが好きなので、CB-1007を選びます。
『操作性』という点では、どちらもハイレベルですが、CB-1007のほうが、より敏感に反応してくれました。
球がつかまりすぎないので、私はすごく易しく感じますが、CB-1007だとつかまりきらないという方は、BX-I PRO FORGEDのほうが合いやすいのではないでしょうか?
今日はA GRINDと三浦技研という、贅沢な試打となりました。
2018年09月15日
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プログレス BB4 ドライバー & GTD GT455 Plus ドライバー

<左>BB4 <右>GT455 Plus
今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打したドライバーは プログレス BB4 ドライバー と GTD GT455 Plus ドライバー です。

シャフトはどちらも シャフトは フジクラ Speeder 661 EVOLUTION V です。
<左>BB4 のスペック
ロフトは10.5度、長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、トルクは3.7、キックポイントは先中調子 です。
<右>GTD GT455 Plus のスペック
ロフトは10.5度、長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、トルクは3.7、キックポイントは先中調子 です。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
BB4とGT455 Plusという素晴らしいドライバーの競演です。
どちらもつい先日試打したばかりですが、今日は2つとも借りることができたので、打ち比べてみることにしました。
両方とも素晴らしいドライバーなので、こうして見ているだけでワクワクしてきます。
周りに誰もいなければ、スキップしたくなるほどですが、今日はたくさんの方が練習しておられたので自重しました。
色々なクラブに接してきて、一度だけしか試打しないクラブはたくさんありますが、逆に何度でも試打したくなったり、購買意欲を強く刺激されたりするクラブもあります。
この2つのドライバーは後者で、購買意欲が強く刺激されています。
しかし、この2つ以外にも今年は既にいくつかの素晴らしいドライバーに出会えているので、ハイレベルな年といっていいですし、そのクラブに出会うことができた私は幸せ者です。
ゴルフが好きなだけで、何の取り柄もない私ですが、たくさんのクラブに出会えたおかげで、楽しいゴルフライフを歩んでおります。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
この2つのドライバーにはいくつかの共通点があります。
ヘッド全体が黒というのは勿論ですが、シャローというよりは適度な厚みもあって、『叩ける仕様』になっています。
ネックには調整機能が付いていて、ソールにはウェイトも組み込まれています。
相違点といえば、『溝の縦と横』といったところがありますが、どちらも高いパフォーマンスを発揮してくれます。
これまでに試打しているから飛ぶということは分かっているのですが、試打していなくても、この何ともいえない雰囲気はたまりません。
大手有名メーカーのクラブが素晴らしいのはもちろんですが、この2つのように大手とはいえなくても、素晴らしいメーカーにたくさん出会えるのが日本のいいところです。
海外に地クラブメーカーというのがあるか私は知らないのですが、もしあったとしても、おそらく日本の圧勝ではないかと思っています。
その質や性能の高さ。
細部にまでこだわったデザインなど、全体的なレベルの高さは凄いというしかありません。
品質や性能だけでなく、『美』という点でも優れています。
打感や音・構え感など、フィーリングにも手を抜いていません。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
ネックはGT455 Plusのほうが長いですが、ソケットを除くと、それほど違いは無いように見えます。
こうして見ていると、調整システムとネックの長さは、必ずしも関係していないのだということが判ります。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
どちらもセミディープタイプのドライバーです。
『強セミディープ』といっていいでしょうか?
それくらい、この2つのドライバーのポテンシャルの高さを実感しています。
ドライバーは飛距離を求める為のクラブといえますが、そのドライバーには『強弱』があるように感じることがあります。
打っていても頼りない感じで、距離も望めないドライバーは『弱』ですが、明らかに高いポテンシャルを持っていて飛びの性能が高いドライバーは『強』です。
この2つのドライバーは間違いなく『強』です。
しかも、そのハードルが決して高すぎない『強』です。
ドライバーに限らずFWやUT・アイアンなど、最近のクラブを試打していると『親しみやすさ』という点が、重要なポイントのように感じますが、このドライバーは難しすぎないという魅力もあります。
ただ、誰にでも合うとか、幅広い層に・・・。というタイプではなく、ある程度のHSはあったほうがいいのは明らかです。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
似たところも多い中、クラウンは大きく違います。
ノーマルなタイプのBB4に比べ、GT455 Plusはカーボンコンポジットになっています。
先日も記事に書きましたが、かなり目立つ模様です。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
どちらもオーソドックスな美顔です。
飛ばしたり、方向性を出したりするのには、『いい顔』が必須条件ですが、この2つのドライバーはそれを見事にクリアしています。
こうして見比べてみると、顔つきも違いました。
GT455 Plusのほうが、少しコンパクトに見えます。
BB4もいい顔をしているな・・・。と思いましたが、GT455 Plusと見比べてみると、ヘッド後方が少し伸びています。
しかし違和感などは全くなく、むしろ易しさを醸し出しています。
『顔』といいますか、全体的なフォルムという点では、私はGT455 Plusのほうが好みではあるのですが、できればもう少しカーボンの模様が目立たなくなるともっといいかな・・・。などと贅沢なことを思っていました。

GT455 Plus

BB4
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても良いです。
少しつかまりが良さそうに見えるのはGT455 Plusのほうですが、これはネックのポジションが『NU』になっているからなのかもしれません。
対してBB4はオーソドックスな感じで、やや投影面積も大きいですが、フェースが被っているようには見えなかったので、方向性への不安は全くありませんでした。
ちなみに、BB4のネックポジションは『N』です。
どちらも初めて試打したときと同じポジションで打ち比べてみました。
構え感の好みは人それぞれ違うと思いますが、より大きく見えて安心感をもちやすのはBB4だと思います。
私は小ぶりなタイプが好きなので、どちらかといえばGT455 Plusに魅力を感じます。
こうして見ているだけでも、とても贅沢な時間に感じられ、今日の幸運に感謝しました。
試打を開始しました。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
『打感』はGT455 Plusのほうがソフトなフィーリングで好感をもちました。
GT455 Plusと比べると、BB4は少し硬いフィーリングです。
この違いは、はっきりしていました。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
『音』は、どちらもそれほど違いはありませんが、BB4のほうが少しだけ高いです。
どちらもインパクトを邪魔しない、『飛ばしていける音』です。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
『球のあがりやすさ』という点では、BB4のほうが秀でています。
どちらも強い弾道が魅力ですが、少しBB4のほうが、打ち出しが高くて浮きやすいです。
GT455 Plusのほうが少しタフな感じがします。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
『安定性』という点でも、少しBB4のほうが秀でているように感じました。
どちらも飛距離に優れたドライバーでありながら、それほどシビアさを感じさせないのが魅力ではありますが、こうして打ち比べてみると、BB4のほうが寛容なところがありました。
スイートエリアも、BB4のほうが広いと思いますし、重心深度も深いような気がします。
両方ともシビアで気難しいタイプではありませんが、この2つのドライバーを候補に絞っていて、より『安定性』『易しさ』を求めていきたいのであれば、私はBB4のほうが合いやすいように思います。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
『飛距離性能』という点では、どちらもかなりのハイレベルでなかなか優劣を見いだせなかった・・・。というのが正直なところです。
低いレベルではなく、かなり高いレベルでの争いとなってしまいました。
ドライバーを打ち比べるとき、飛距離性能の違いがはっきりしていることが多くて、迷うことは少ないのですが、今日はすぐに結果が出せませんでした。
何球も何球も打ち比べてみて、ようやく違いが少しずつ見えてきました。
私の場合、『一発の飛び』。
つまり『最大飛距離』という点では、おそらくGT455 Plusだと思いますが、『安定した飛び』という点では、ややBB4に分があるように感じました。
『最大飛距離』か『平均飛距離』か・・・。ということで選ぶというのもアリのような気がします。
ただ、この飛距離の違いは、おそらく人によって結果も変わってくるのではないでしょうか?
BB4のほうが、自分には合っている・・・。という方もたくさんいらっしゃると思います。
それくらい、ハイレベルな攻防を繰り広げていました。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
『操作性』は、少しGT455 Plusのほうが勝っていました。
どちらも飛距離がウリで、操作性を求めて開発はされていないように思うのですが、こうして打ち比べてみると、GT455 Plusのほうが『曲げる楽しみ』がありました。
BB4もなかなかいい感じですし、いわゆる『曲げにくい』ドライバーではありません。
私の場合、自然に打つなら、いい感じのドローが出やすくて、球のつかまりもいいです。
私はひたすら真っ直ぐな球を追及するというよりも、曲げて楽しみたいという思いがあるので、そういう意味でGT455 Plusは魅力的です。

<左>BB4 <右>GT455 Plus
この2つのドライバーを試打していて、『剛』『柔』という言葉が頭に浮かびました。
『剛』と『柔』の違いを感じていました。
どちらもかなり強い(高性能)なドライバーで、武道家でいえば、間違いなく『達人』の域に達しています。
『柔よく剛を制す』という言葉が柔道にありますが、その言葉を試打しながら思い出していました。
ただ、今回の場合、剛が柔に負けているのではなく、その逆も無いということです。
剛はGT455 Plusで、柔はBB4です。
大人気漫画『北斗の拳』でいえば、ラオウがGT455 Plusで、トキがBB4だな・・・。と思いながら、この至高のドライバーたちを楽しんでいました。
ラオウのあの豪快な拳はとても魅力的ですが、トキのように悪人を倒すときの、たしか『有情拳』という名前だったと思いますが、苦痛を与えない倒し方にすごく惹かれたのを思い出します。
そんなことを考えながら、今日はこの2つのドライバーを楽しみました。
両者の比較は、
飛距離・・・甲乙つけがたい
顔・・・GT455 Plusのほうが少し小ぶり
打感・・・GT455 Plusのほうがソフトで好感が持てる
あがりやすさ・・・BB4
安定性・・・BB4
操作性・・・GT455 Plus
といったところです。
2018年08月28日
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BUDDY Episode D ドライバー & アストロツアー VS-1 ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打クラブは BUDDY Episode D ドライバー と アストロツアー VS-1 ドライバー です。

シャフトはどちらも Fire Express MAX Plus 6 です。
<右>BUDDY Episode D のスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、キックポイントは中調子、トルクは3.3、クラブ総重量は310gです。
<左>アストロツアー VS-1 のスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は66g、キックポイントは中調子、トルクは3.3、クラブ総重量は310gです。

2本の男前ドライバーです。
最近はシャロータイプが多いですが、この2つのドライバーはディープタイプで、それだけでも存在感があります。
どちらも先日試打したばかりですが、男前のディープタイプということで打ち比べてみたいと思っていました。
ディープタイプのドライバーはアイアンに例えるならば、マッスルバックやハーフキャビティのような感じで、目にすると試打せずにはいられません。

キュッと引き締まっています。
黒い色ということもあると思いますが、この立体的な形状が印象的です。
見とれてしまうほどの美しさがあります。

ネックは少しBUDDYのほうが長いです。

どちらもかなりの男前で好感が持てますが、あえていうなら、より丸形っぽいアストロのほうが好きです。

この適度な厚みが魅力的です。
シャロータイプばかり見ているので、新鮮な感じもします。
いいクラブというのは、正面だけでなく、こうして背面に回っても美しさが際立っています。

アストロツアー VS-1

BUDDY Episode D
この2つのハイレベルな構え感にテンションがあがりっぱなしでした。
目の保養になりますし、爽やかな気分になれます。
シャロータイプのフックフェースを好まれる方には、やや構えづらいところがあるかもしれませんが、私はこういうタイプが昔から好きです。
どちらもとてもいいのですが、BUDDYは少し『面長感』があります。
小ぶりな感じのアストロに魅力を感じました。
試打を開始しました。

『打感』は、アストロのほうが少しソフトな感じがしました。

『音』は、明らかにBUDDYのほうが好きです。
アストロの高くて大きい音にはどうしても馴染めません。

『球のあがりやすさ』という点では、アストロが少しリードしているように感じました。

『安定性』という点でも、アストロのほうが高いように感じました。

『飛距離性能』という点では、どちらもハイレベルで同じような弾道ですが、BUDDYのほうが力強くポテンシャルが高いように感じました。

操作性という点では、BUDDYのほうがいいです。

どちらも硬派でカッコいいドライバーですが、違いも見られました。
アストロドライバーの音が良くなれば、さらにレベルアップするのは間違いないと思います。
2018年08月26日
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グランプリ GP PLATINUM ドライバー & ロマロ Ray TYPE R ドライバー

今日は、この2本のドライバーを試打しました。
試打クラブは グランプリ GP PLATINUM ドライバー と ロマロ Ray TYPE R ドライバー です。

<上>FireExpress HR6 Ray TYPE R
<下>グランプリ オリジナルシャフト GP PLATINUM
<右>グランプリ GP PLATINUM のスペック
ロフトは9度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は315g です。
<左>ロマロ Ray TYPE R ドライバー のスペック
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトレックスはS、クラブ総重量は313g です。

グランプリとロマロという、優れた地クラブメーカーのドライバーを同時に手にすることができたので、迷わず打ち比べてみることにしました。



久しぶりにGP PLATINUMに出会うことができて、信じられない気持ちと嬉しさが入り混じっていました。
ロマロのドライバーも好きですが、やはりグランプリは特別な存在です。
こうして見ているだけでも、ワクワクどころか胸がときめいてたまりません。
どちらも、それほど多く試打できてはいないのですが、大好きなメーカーです。
特にグランプリのドライバーには心が震えます。
初めて試打したときの、あの強烈な印象は今でもはっきり残っています。
クラブの作りやデザインだけが印象に残るドライバーもありますが、このグランプリ GP PLATINUMは違います。
その強烈な弾道が一番印象に残っています。
昨年、私は『ブルーモンスター』ドライバーに出会いましたが、このGP PLATINUMは『元祖モンスター』といえます。
まだ鮮明に記憶に残っていますが、初めて試打してから、もう7年の時が経つというのが信じられないほどです。

どちらもラージサイズ&シャロータイプのドライバーです。
今の主流といっていい形状です。
私はどちらかというと、シャロータイプよりもディープタイプのドライバーに魅力を感じることが多かったのですが、このグランプリのドライバーに出会って、全く印象が変わったと今でも思っています。
それくらい、私にとって強烈なインパクトを残したドライバーです。
もうGP PLATINUMは生産されていないようなので残念ですが、このドライバーを所有しておられる方はとてもラッキーだと思います。

ネックの長さは大きな違いがありました。
明らかに右のGP PLATINUMのほうが長いです。

顔にも大きな違いがありました。
私は断然、GP PLATINUMのほうが好きです。
GP PLATINUMの、独特のバルジを初めて見たときは珍しいな・・・。と思いましたが、もう見慣れました。
Ray TYPE Rは私の好みからは外れていますが、フックフェースを好まれる方は、GP PLATINUMよりも好感をもたれやすいのではないでしょうか?

同じようなタイプのシャロー形状です。
昔ならば『頼りない』という印象もありましたが、今は『パワフルシャロー』という言葉が似合う、頼もしいシャローが増えてきました。
その草分け的な存在というのが、私にとってGP PLATINUMです。

GP PLATINUM

Ray TYPE R
ボールを前にして構えてみても、やはり違いがはっきりしています。
私にはGP PLATINUMのほうが構えやすいです。
フェースの向きがいいです。
それは『左右』だけでなく、『上下』もあります。
方向性も出しやすいですし、フェース面が見えすぎないのがいいです。
球のつかまりやすさとあがりやすさを求めたい方は、RomaRo Ray TYPE Rのほうが好感をもたれやすいように思います。
試打を開始しました。

『打感』はグランプリのほうが好きです。

『音』は少しロマロのほうが大きいですが、全く問題なく、優劣はつけられませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、Ray TYPE Rのほうが優れていました。
球の浮きやすさ・弾道の高さが際立っています。
『ハイフック仕様』ドライバーといっていいかもしれません。

『安定性』という点では、GP PLATINUMです。
Ray TYPE Rもシビアさは感じず、寛容なタイプですが、私にはつかまり過ぎました。

『飛距離性能』は明らかにGP PLATINUMです。
ロマロのドライバーも素晴らしいですが、今日改めてグランプリのモンスターぶりを体感しました。
強烈な弾道は健在です。
初めて試打したときのままです。

『操作性』という点でも、グランプリのほうが長けていました。
ロマロのドライバーはつかまりが良すぎて、私には扱いづらいところがありました。
今のドライバーはそれほど操作性を求められてはいないと思いますし、クセのあるドライバーが増えてきましたが、私はクセの少ないGP PLATINUMに魅力を感じました。

私はこれまで、必ずしも『最新=最高』ではないと記事でも書いていますが、今日はそれを強く再認識しました。
初めて試打して7年の月日が経っていても、色あせず衰えない高性能があります。
それをGP PLATINUMというドライバーはもっています。
RomaRo Ray TYPE Rドライバーも、今のニーズに合った素晴らしいドライバーですが、私はあらゆる面で、GP PLATINUMの優位性を感じました。
購入できなかったのが残念でなりませんが、今日は久しぶりに試打することができて、とても楽しい時間を過ごすことができました。
2018年08月19日
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プロギア RS F ドライバー & ロマロ Ray TYPE R ドライバー

今日は、この2本のドライバーを試打しました。
試打クラブは プロギア RS F ドライバー と ロマロ Ray TYPE R ドライバー です。

<上>FireExpress HR6 Ray TYPE R
<下>Diamana FOR PRGR RS F
<左>Ray TYPE R のスペック
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは3.4、クラブ総重量は313g です。
<右>RS F のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は54g、トルクは4.7、クラブ総重量は308gです。

プロギアとロマロの打ち比べです。
どちらも以前試打したことがあるのですが、同時に試打できる機会はなかなかないので、迷わず打ち比べてみることにしました。

両方ともシャロー&ラージサイズのドライバーです。
今の主流といえる形状です。
大手有名メーカーのプロギアと、地クラブの有名メーカーのロマロという違いはありますが、共通していえるのは、両方とも優れているということです。
大手メーカーでも地クラブメーカーでも、高性能で高品質なゴルフクラブを作る能力があるのが、日本の素晴らしいところです。
私たちゴルファーにはとても嬉しいことです。
選択の幅が広がるのは、よりマッチしたクラブに出会う可能性が広がるということでもあります。

ネックの長さはあまり変わりませんが、少しロマロのほうが長く見えました。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
顔は大きな違いがありました。
私は断然RS Fのほうが好きですが、つかまり顔を好まれる方でしたら、ロマロのほうがいいかもしれません。
次回はRS Fではなく、RSと見比べてみたいです。

RS F

Ray TYPE R
ボールを前にして構えてみても、かなり違いがあります。
クセがきつくないプロギアと、フェースが被っていてクセのあるロマロです。
私はRS Fのほうがリラックスして構えることができました。
試打を開始しました。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
『打感』はどちらも好感がもてますが、ロマロのほうがソフトでした。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
『音』も、ほぼ互角ではありますが、あえていうならロマロのほうがいいです。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
『球のあがりやすさ』という点でも、どちらもよくあがりますが、ロマロのほうが、弾道が高いです。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
『安定性』という点では、RS Fのほうが勝っていました。
スイートエリアの広さもありますし、ラインを出しやすいのがいいです。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
『飛距離性能』という点でも、RS Fのほうが優れているように感じました。
ロマロのドライバーも高性能ですが、こうして打ち比べてみると、すぐに違いが判りました。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
『操作性』という点では、どちらも操るタイプではありませんが、あえていうならRS Fです。
両方ともつかまりのいいドライバーですが、ロマロはつかまりすぎる感じで、扱いづらい印象をもちました。
スライサーの方にはロマロのほうが合いやすいかもしれません。

<左>Ray TYPE R <右>RS F
どちらもタイプは違いますが、今のハイテクが詰まった高性能なドライバーです。
2018年08月12日
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Zodia Z921CC ドライバー & ミズノ GX ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打したドライバーは Zodia Z921CC ドライバー と ミズノ GX ドライバー です。

<上>MFUSION D ミズノ
<下>Fire Express MAX Plus 6 Zodia
<右>Zodia Z921CC ドライバー のスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、クラブ総重量は313gです。
<左>ミズノ GX ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは5.0、クラブ総重量は289gです。

ミズノとゾディアの打ち比べです。
どちらも大好きなメーカーですが、同時に手にしたのは初めてです。
このような機会はめったに無いので、打ち比べてみることにしました。
今日のようにドライバーもいいですが、できればアイアンやウェッジも打ち比べてみたいです。
どんな感じだろう?と想像するだけでワクワクしてきます。

こうして見ても、かなりタイプが違うということが判ります。
シャロータイプのミズノと、ディープタイプのゾディアです。
機能性を感じさせるミズノと、シンプルなゾディアという違いもあります。

ネックの長さは、ほぼ同じで大きな違いは見られませんでした。

顔は、かなり違いました。
ラージサイズのGXと、コンパクトで整った921CCです。

素振りをしてみても、かなり違いを感じました。
GXはかなり軽量タイプですが、今はこういったタイプが大半を占めるように思います。
ちょっと前までは、ドライバーで300gを切ると、かなり軽量だな・・・。と思っていたのですが、今はそれが大半ですし、280g台のドライバーもたくさんあります。
対してゾディアのほうは、『昔ながら』といいますか、適度な重さがあります。
昔はドライバーの重さもある程度統一されていたといいますか、重量の幅は今よりも狭まっていましたが、今はバリエーションが豊富になりました。
軽いクラブを好まれる方も多くいらっしゃると思いますが、『適度な重さ』は人によって違いますし、あまり軽すぎると、その弊害も出てくると思います。

ミズノ GX

Zodia Z921CC
ボールを前にして構えてみても、違いがはっきりしています。
私は断然921CCのほうが好きですが、GXの大きさに好感をもたれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
試打を開始しました。

『打感』はどちらもソフトで良いですが、GXのほうが少し軽くて、弾き感がありました。

『音』は、どちらもほぼ同じ感じで、甲乙つけがたいです。

『球のあがりやすさ』という点では、明らかにGXです。

『安定性』という点でも、GXのほうが大きくリードしています。

『飛距離性能』はどちらもハイレベルですが、少しだけGXのほうが高いように感じました。

『操作性』という点では、921CCです。
クセの無さが魅力です。
どちらもタイプは違いますが、色々なメーカーのクラブを打ち比べてみるのは、とても楽しいです。
2018年07月22日
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アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201MB & 三浦技研 MB-5003 アイアン

今日は、この2本のアイアンを試打しました。
試打したアイアンは アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201MB と 三浦技研 MB-5003 アイアン の7番 です。

シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。
<左>KS-201MB のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200 です。
<右>MB-5003 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200 です。

どちらも、とてもカッコいいマッスルバックアイアンです。
マッスルバックアイアンは最近増えてきましたが、それでもキャビティと比べると、まだまだ少ないので、今日はラッキーな日だと思いました。
美しいクラブが大好きなので、こうして見ているだけで目尻が下がってしまいます。

アイアンメーカーとして優れている、三浦技研とアキラプロダクツのアイアンを同時に試打できるのは、とても贅沢なことです。
こうして打ち比べるのは初めてじゃないかな?と思いました。
どちらも以前試打していますが、とても印象深いアイアンです。
特に三浦技研MB-5003は、私の中での『キング・オブ・マッスル』といっていい、特別な存在です。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
右側のMB-5003には見られませんが、左側のKS-201MBには少しだけリーディングエッジの削りが見られました。
こういったところは、数年前のモデルと最新モデルとの違いといえるでしょうか?
今はリーディングエッジが削られているアイアンが多くなりました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
ソール幅はどちらも狭いタイプで、殆ど同じでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
ネックは、ほんの少しだけMB-5003のほうが長いです。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
顔つきは違っていました。
KS-201MBもいい顔をしていますが、私は断然MB-5003のほうが好きです。
KS-201MBは最近よく見られる『今風(いまふう)』の顔といっていいのかもしれません。
ちょっとだけクセがあります。
それに比べ、MB-5003はクラシカルな顔で、全くクセがありません。
この美顔も、『キング・オブ・マッスル』たる所以です。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
トップラインの厚みにも、違いがありました。
はっきりとした違いです。
明らかにKS-201MBのほうが厚いです。

MB-5003

KS-201MB
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても構えやすいですが、私はMB-5003のほうが構えやすいです。
KS-201MBが普通だとすると、MB-5003は、よりクリア感があるように感じます。
KS-201MBは少しエラが張っているように見えますが、今のアイアンは多くがこのようになっています。
その点、MB-5003はエラが張っていなくてスッキリした男前です。
試打を開始しました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『打感』は、MB-5003のほうがソフトで好感が持てました。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』は、互角でした。

『安定性』も互角でした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『飛距離性能』にも違いは見られませんでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
『操作性』はどちらもとても優れていて、優劣はつけられませんでした。

<左>KS-201MB <右>MB-5003
どちらもハイレベルなマッスルバックですが、顔や打感という点でMB-5003のほうが好きです。
最新モデルも素晴らしいですが、数年前のモデルも今のクラブと互角かそれ以上に競えるということを、今日改めて実感しました。
2018年06月14日
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テーラーメイド P970 アイアン & キャロウェイ X FORGED アイアン

今日は、この2本のアイアンを打ち比べてみました。
試打クラブは テーラーメイド P970 アイアン の7番 と キャロウェイ X FORGED アイアン の7番 です。

<上>ダイナミックゴールド X FORGED
<下>ダイナミックゴールド105 P970
<左>P970 のスペック
ロフトは30.5度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは元調子 です。
<右>X FORGED のスペック
ロフトは33度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

<左>P970 <右>X FORGED
ソール幅は、ほぼ同じでした。

<左>P970 <右>X FORGED
ネックの長さも、ほぼ同じでしたが、少しだけX FORGEDのほうが長く見えました。

<左>P970 <右>X FORGED
トップラインも大きな違いは見られませんでした。

<左>P970 <右>X FORGED
顔つきはちょっと違っていました。
好みが分かれるところだと思いますが、私はX FORGEDのほうが好きです。
ただ、今はグースが利いているほうが支持されていると思うので、P970を好まれる方も多いような気もします。

<上>P970
<下>X FORGED
装着されているグリップはどちらもベルベットタイプで、最高です。
このしっとり感は、アイアンに最適です。

キャロウェイ X FORGED アイアン

テーラーメイド P970 アイアン
ボールを前にして構えてみると、どちらもとても構えやすいですが、私はグースが弱いX FORGEDのほうが好感を持ちました。
試打を開始しました。

<左>P970 <右>X FORGED
『打感』はどちらもソフトで良いのですが、ほんの少しだけ『球の重み』を感じやすいX FORGEDに好感を持ちました。
『球のあがりやすさ』という点では、P970です。
『安定性』という点でも、P970のほうが少し高いように感じました。
『飛距離性能』という点でも、P970がリードしていました。
『操作性』という点では、五分でした。
どちらもキャロウェイとテーラーメイドを代表する美しさと高フィーリングのアイアンです。
素晴らしいアイアンの競演でした。
性能はやや違いますが、どちらかを選ぶとするならば、私はX FORGEDにします。
2018年06月13日
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フォーティーン GelongD CT-416 ドライバー & ミズノ GX ドライバー

今日は、この2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打したドライバーは フォーティーン GelongD CT-416 ドライバー と ミズノ GX ドライバー です。

<上>MD-350ZD フォーティーン
<下>MFUSION D ミズノ
<右>フォーティーン GelongD CT-416 ドライバー
ロフトは9度、クラブ長さは47.75インチ、シャフトフレックスはS、トルクは4.2、クラブ総重量は302gです。
<左>ミズノ GX ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは5.0、クラブ総重量は289gです。

どちらも先日試打して、とても印象深いです。
今日は同時に試打する機会に恵まれたので、打ち比べてみることにしました。
両方とも高性能なドライバーですが、こうして見ていると違いも見られます。
色々な工夫がされているミズノと、すごくシンプルなフォーティーンです。

どちらもラージサイズのドライバーです。
質感がいいのはミズノでした。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
ネックの長さは、ほぼ同じでしたが、フォーティーンのほうが少し長く見えました。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
こうして顔を見比べてみると、フォーティーンのコンパクト感が際立って見えて、ミズノGXの大きさが目立ちました。
顔は大きな違いがありました。
共通しているのは、どちらもフェースが左を向いているということです。

装着されているグリップにも違いが見られます。
ソフトなフィーリングのフォーティーンと、機能的で滑りにくいタイプのミズノという感じです。
どちらもいいグリップですが、フォーティーンのグリップのほうが、しっとりした感じがあるので、好感がもてました。

フォーティーン GelongD CT-416 ドライバー

ミズノ GX ドライバー
ボールを前にして構えてみると、どちらもクセのあるタイプですが、どちらかといえば、フォーティーン GelongD CT-416 ドライバーのほうが構えやすく感じました。
大きさやシャロー感を求めたい方は、ミズノGXのほうが、安心感を得られやすいのではないでしょうか?
試打を開始しました。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
『打感』は、どちらも良いですが、少しGXのほうが柔らかく感じました。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
『音』は、どちらもはっきりとした音で好感がもてました。
音の優劣はつけられませんでした。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
『球のあがりやすさ・高さ』という点では、GXです。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
『安定性』という点でも、GXのほうが高く感じました。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
飛距離性能という点では、どちらも高い性能をもっていますが、『一発の飛び』という点では、CT-416で、安定した飛びといえば、GXだと思いました。
ハイレベルな争いとなってしまいました。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
『操作性』という点では、CT-416です。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
色々な工夫が外見からも分かるミズノと、外見からはすごくシンプルに見えるフォーティーンの違いがありましたが、こうして打ち比べてみても、シンプルなフォーティーンは全く負けていないと思いました。

<左>ミズノ <右>フォーティーン
今は大手有名メーカーのドライバーもそうですし、地クラブメーカーのドライバーも素晴らしいものが多いです。
高品質・高性能なドライバーが世に溢れています。
この2つのドライバーも、その仲間入りをしている優秀なドライバーです。
2018年06月02日
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muziik On The Screw ウェッジ & BALDO STRONG LUCK WEDGE VERSION 2

今日は、この2本の素敵なウェッジを打ち比べることができました。
試打したウェッジは muziik On The Screw ウェッジ と BALDO STRONG LUCK WEDGE VERSION 2 です。

シャフトはどちらも ダイナミックゴールドS200 です。
<右>muziik On The Screw ウェッジ のスペック
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。
<左>BALDO STRONG LUCK WEDGE VERSION 2 のスペック
ロフトは57度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子 です。

この2本の優れたウェッジを再び試打する機会に恵まれて、とても嬉しく思いました。
どちらも以前試打したことがあるのですが、こうして打ち比べることができるとは思っていませんでした。
ウェッジやアイアンは『メッキタイプ』が多いですが、このように『黒染め』や『ノーメッキタイプ』などは少なくなってきているので、今日はラッキーだな・・・。と思いました。

どちらもオーソドックスで精悍さのあるウェッジです。
ムジークのウェイトが目立ちますが、決して嫌味にはなっていなくて、いいアクセントになっています。

<左>BALDO <右>muziik
ソール幅は、右のmuziikのほうが広いです。

<左>BALDO <右>muziik
ネックの長さには大きな違いはありませんが、少しバルドのほうが長いです。
両方ともウェッジには適した、いい長さです。

<左>BALDO <右>muziik
どちらもいい顔をしていますが、あえて選ぶなら、私はバルドを選びます。
バルドのウェッジにある、フェース面のミーリングが目に入りますが、気になるほどではありませんでした。
こうして見ていると、この素晴らしいウェッジを2つも試打することができるということが、とても贅沢なことだと思いましたし、恵まれているな・・・。と思いました。
嬉しくてたまりません。
何故だか解らないのですが、昔からいいクラブに出会うと、右脳が少しカーッと熱くなるように感じることがあるのですが、今日もそうなりました。
とても楽しくて喜んでいるので、右脳がすごく刺激されているのでしょうか?
今日の天気のように、私の心は晴れ晴れとしていました。
『利き手』というのはありますが、『利き脳』というのもあるのかもしれません。
私は、普段は右利きですが、左手で箸も使えますし、文字も書けます。
昔右手をケガしてしばらく使えない時期があり、左手で練習をしたらすぐに使えるようになりました。
『利き目』は左目で、『利き足』も左足です。
『利き耳』も左です。
ゴルフやテニス・バドミントン・卓球では右打ちですが、野球は右投げで、スイッチヒッターです。
相手が右ピッチャーの時でも右打席に立つことがありますが、そのときは一発長打を狙っているときです。
パンチ力があるのは右打席です。
対して左打席に立つときは、長打よりもアベレージといいますか、確実性を求めているときが多いです。
電話の受話器を取るときも左で、鞄を持つのも左が多いですし、電車やバスのつり革をつかむときも左が多いです。
利き手でないほうを鍛えているという意識もありますし、日頃から利き手がすぐに使えるように空けておくという意識があるのかもしれません。
『利き手』は勿論、この『利き目』や『利き足』などでも、スイングの仕方を工夫すれば、もっと距離を伸ばせて確実性も高められるように思いますが、利き目や利き足・利き耳などを意識したことがある方は少ないかもしれません。
人が出来ることが自分には苦手で、逆に自分が簡単にできることが、人は難しく感じている・・・。ということは普通にあることだと思いますし、ゴルフスイングも全てが教科書通りではなくて、人それぞれの個性があるべきだと思います。

muziik

BALDO
どちらも構えやすいウェッジです。
私の好みでは、BALDOなのですが、muziikもいい味を出しています。
両方とも、変なクセのない自然な構えやすさで、安心感があります。
どちらもストレートタイプというよりは、ややグースが利いているタイプですが、それが大きすぎず控えめな感じなので、苦手意識などは全く芽生えません。
普段通り打っていけますし、以前試打したときのいいイメージが蘇ってきました。
試打を開始しました。

<左>BALDO <右>muziik
『打感』はどちらもソフトで良いですが、あえて選ぶなら、私はバルドを好みます。

<左>BALDO <右>muziik
『球の拾いやすさ』『あがりやすさ』は、ほぼ互角で優劣はつけられませんでした。

『スピン性能』は、少しバルドのほうが高いように感じました。
ムジークもいい感じでしたが、バルドのほうが、より止めやすい感じがしました。

『安定性』という点では、少しムジークのほうが勝っているかな?と思いました。

<左>BALDO <右>muziik
『距離感』は、どちらも出しやすく優劣をつけられませんでした。

<左>BALDO <右>muziik
『操作性』という点では、少しバルドのほうが高いように感じました。
バルドは見た目通り『マニュアルタイプ』のウェッジで、ムジークは少しオートマチック的な要素があるように感じました。
バルドはドライバーのイメージが強く、ムジークはFWのイメージが強いですが、ウェッジもいいな・・・。と思いました。
2018年05月19日
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ミズノ GX ドライバー & ONOFF DRIVER AKA

今日はこの2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打クラブは ミズノ GX ドライバー と ONOFF DRIVER AKA です。

<上>MIZUNO GX ドライバー MFUSION D カーボンシャフト
<下>ONOFF DRIVER AKA SMOOTH KICK MP-518D
<左>ONOFF DRIVER AKA のスペック
ロフトは11度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は46g、トルクは5.8、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は287g です。
<右>MIZUNO GX ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は49g、トルクは5.0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は289gです。

オノフとミズノのニュードライバーの打ち比べです。
どちらもよく試打しているメーカーですが、こうして打ち比べるのは、おそらく初めてだと思います。

黒を基調としたミズノと、赤を基調としたオノフです。
どちらも特徴がよく出ています。
黒はヘッドに適していて無難な色ですが、赤はインパクトのある色ですが、場合によってはデザインがおかしくなってしまう色でもあります。
しかし、それを感じさせないセンスのいいデザインは、さすがオノフといった感じです。
洗煉されていてオシャレな印象がオノフにはあります。
どちらもラージサイズのドライバーです。

ネックの長さの違いは、はっきりしていました。
標準的なミズノと、短めのオノフです。
どちらもソールに溝のあるドライバーですが、その本数も違えば幅や深さも違います。
ウェイト有無の違いもあります。

顔は大きな違いがありました。
どちらも見とれるような美顔だとは思いませんが、これが今のドライバーの顔といえるのかもしれません。
ちょっとクセのある顔が今の主流といえるでしょうか?
あえていうと私は右の、ミズノのほうが好きです。

両方ともシャローバックタイプのドライバーです。
見慣れた形状です。

フェース面のデザインは違っていますが、それぞれ個性があっていいです。
飛距離の為には、どちらのデザインのほうが優れているのか私には分かりませんが、メーカーそれぞれの研究があるのだと思います。
アイアンでフライヤーは嫌ですが、ドライバーならば大歓迎といったところもあります。
ただし飛びすぎてラフや池など、トラブルに繋がらなければですが・・・。
ドライバーが曲がってトラブルはよくありますが、飛びすぎてトラブルということも、よくあります。

装着されているグリップにも、違いがあって面白いです。
今は各メーカーがグリップにも工夫をしています。
両方とも見比べてみて、それぞれパターンが違うのですが、どちらもいいので、優劣はつけられませんでした。

ミズノ GX

ONOFF DRIVER AKA
ボールを前にして構えてみても、違いがあります。
私はミズノのほうが構えやすいです。
試打を開始しました。

『打感』はミズノのほうが好きです。

『音』は、圧倒的にミズノです。

『球のあがりやすさ』という点では、どちらもあがりやすいタイプですが、あえていうならオノフです。
しかし、これはロフトなども違うので、正確な比較ができていませんが、おそらく同じロフト(表示ロフト)であっても、結果は同じだと思います。

『安定性』という点では、ミズノのほうが勝っているように感じました。
たくさんの工夫が上手く機能している感じがします。

『飛距離性能』という点でも、私はミズノのほうが勝っているように感じました。
オノフもイージー系ドライバーの中では平均的なほうだと思いますが、こうして打ち比べてみると、違いがよく分かります。
球の勢いや伸びも、ミズノのほうが勝っていました。
しかし、これは打感や音などのフィーリング性能が勝っているところも大きく関わっているような気がします。
音に馴染めないと、距離は望めません。

『操作性』という点では、どちらも操作するタイプではないのですが、あえているならば、オノフかな?と思いました。
ミズノGXのほうが『オートマ性』が強いように感じました。

ミズノとオノフという、国内人気メーカーの打ち比べでした。
今回は(あくまでも私の中でのことですが)、ミズノに軍配があがりましたが、これからのオノフの巻き返しにも期待したいです。
2018年05月12日
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EPON AF-101 ドライバー & Zodia Z921CC ドライバー

今日はこの2本のドライバーを打ち比べてみました。
試打クラブは EPON AF-101 ドライバー と Zodia Z921CC ドライバー です。

<上>Zodia Z921CC Fire Express MAX Plus 6
<下>EPON AF-101 Fire Express
<左>Zodia Z921CC ドライバー のスペック
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、キックポイントは中調子 です。
<右>EPON AF-101 ドライバー のスペック
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスは65S、トルクは3.8、キックポイントは中調子 です。

エポンとゾディアの打ち比べです。
豪華な競演です。
先日、このゾディアのドライバーを試打したときに、AF-101に似ているな・・・。と思っていたので、いつか機会があれば打ち比べてみたいと思っていました。
今日は思いがけなく、その願いが叶い、とても嬉しく思っています。
何という贅沢な日なんだろう・・・。と思いました。

エポンのAF-101に初めて出会ったのが、もう9年も前なのかと思うと、とても早く感じられます。
初めて出会って試打し、その衝撃は凄まじいものでした。
飛距離性能が高く、打感や音にもすごく魅力を感じました。
他のメーカーのドライバーと打ち比べていて、飛距離性能が圧倒していたのもよく覚えていて、そのインパクトの強さは忘れられません。
これまで数え切れないほどたくさんのゴルフクラブを試打してきましたが、AF-101は生涯記憶に残り続けるドライバーです。
AF-101を試打したときに、このドライバーが2009年のドライバー・オブ・ザ・イヤーに輝くだろうな・・・。と思っていました。
もうこれを超えるドライバーに出会うことはないだろう・・・。と思っていました。
しかし、同じ年にJBEAMのBM-435という素晴らしいドライバーに出会い、ドライバー・オブ・ザ・イヤーはBM-435になりました。
何という、ハイレベルな年だろう・・・。と思いましたし、贅沢にも感じられました。
AF-101は『準グランプリ』に輝きましたが、他の年だと間違いなくグランプリに輝いていたと思います。
2年経って、私はBM-435と同型モデルである、CRZ435というドライバーを購入し、今に到っています。
AF-101はとっくに廃番になっているので、今はもう購入することはできないのですが、BM435(CRZ435)は今でも購入することができるロングセラーモデルです。
まさかAF-101がすぐに廃番になるとは思っていなかったので、先にAF-101を購入したほうが良かったかな?と思うときもありましたが、私によりマッチしているのはCRZ435だったので仕方ないですし、正しい選択をしたのだと自分自身に言い聞かせています。
CRZ435はひとつだけでなく、同じスペックの物をもう一つ持っています。
このドライバーが無いと、私のゴルフは成り立ちません。
それくらい信頼している頼もしい相棒です。

このAF-101はエポンファンである、私の友人が貸してくれたものです。
彼には私がエポンのクラブを紹介して、すごく気に入り、ドライバーからパターまで全てエポンで、キャディバッグやキャップもエポンです。
まだキャップしか購入できていない私はとても羨ましく思うのですが、エポンに出会って彼のゴルフがすごく良くなりましたし、何より彼が楽しそうにゴルフをしているのを見て、紹介して本当に良かったな・・・。と思います。
ゴルファーにとって、ゴルフクラブとの出会いは、とても大切です。
いいクラブに出会うだけで、ゴルフの質が高まり、ゴルフの楽しさも倍増します。
彼は今日、私の為にわざわざ練習場まで持ってきてくれ、貸してくれました。
私がAF-101に惚れ込んでいたのを知っています。
彼の友情と優しさに感謝です。

こうして見ていても、どちらもとても美しくて魅力的なドライバーです。
とてもいい目の保養ができています。
目尻が下がりっぱなしで、口角は上がりっぱなしです。
どちらも『恵比寿顔』にしてくれるドライバーです。
ゴルフクラブはゴルフボールを打つ為の道具ではありますが、このクラブのように、目で楽しませる要素も大切です。
まずは目で見て、打ってみたいと思えるクラブでないと、なかなか手に取ることはありません。
ゾディアにはウェイトがひとつだけ付いていますが、それ以外は特に何も見られず、どちらもシンプルなドライバーです。
『調整機能に逃げない』高性能ドライバーといったところでしょうか?

ネックの長さは、ほぼ同じですが、少しだけAF-101のほうが長いです。
ゾディアのドライバーを試打したとき、この角度から見て、AF-101に似ているな・・・。と思ったので、今日こうして見比べてみることができて、とても幸運だと思いましたし、すっきりした気分です。
やはりとても似ています。
立体的で角張ったところがなく、輪郭の曲線がとても美しいです。
シャロータイプではない、ディープタイプのボリューム感があります。

顔の違いは、はっきりしていました。
コンパクトでオーソドックスな感じのAF-101と、ややシャロー形状でつかまりそうなZodia 921ccです。
こういった顔は、『今の顔』といえるような気がします。
この顔の違いが、そのまま年月の流れといったところでしょうか?
顔の好みは人によって分かれると思いますが、私はAF-101のほうが好きです。

フェース面のデザインも違っていました。
全体的にスコアラインの入っているゾディアと、ヒッティングポイントにスコアラインの入っていないエポンです。
どちらもオーソドックスでよく見られるデザインです。
高級感のある、美しいフェース面です。

EPON AF-101

Zodia Z921CC
どちらもとても構えやすいです。
敢えて言うなら、私はAF-101を選びますが、ゾディアのドライバーも今風(いまふう)な感じで好感がもてます。
つかまり感・あがりやすさをイメージしやすいのは、ゾディアでした。
日光に照らされ、ゾディアドライバーのクラウンのカーボン模様がよく見えました。
そうだった、このドライバーのクラウンはカーボンだったな・・・。と思い出しました。
試打を開始しました。

『打感』はどちらもすごく良いですが、AF-101のほうが少し『しっかり感』があって、Z921CCは少し軽めに感じられました。
敢えてどちらかを選ぶとするならば、私はAF-101を選びます。

『音』もとても良く、優劣がつけづらいです。
両方に共通しているのは、爽快感があるということです。
打っていて楽しいです。
少しだけ921CCのほうが、音が高いです。

『球のあがりやすさ』という点では、少しZ921CCのほうが長けているように感じました。

『安定性』という点でも、少しZ921CCだと思いました。
AF-101も、決してシビアなタイプではないですが、こうして打ち比べてみると、ゾディアのほうが寛容な感じがしました。

『飛距離性能』は、どちらもとても高いですが、AF-101のほうが少し飛んでいるように感じました。
しかし、それはゾディアのドライバーが劣っているというよりは、私にはAF-101のほうが合っているといったほうがいいのかもしれません。
発売されて数年が経ち、廃番となったモデルではありますが、全く色褪せていません。
いいクラブは色褪せません。
魅力を保ち続けている、この美しさと力強い弾道はさすがだと思いました。

『操作性』という点では、少しAF-101だと思いました。
球のつかまりがいいのはZ921CCです。
より『易しさ』を求めていくのであれば、Z921CCのように思います。

久し振りにAF-101に出会い、テンションは上がりっぱなしでした。
どちらもなかなか出会えるクラブではないのですが、今日は運良く試打することができて、嬉しさ全開の一日でした。
目で楽しみ、打感を手から全身で楽しみ、音を耳で楽しみ・・・。という感じで、一球一球の密度がとても高いものになりました。
ワクワク感が止まりません。
Z921CCもいいドライバーですし、AF-101を所有しておられる方は、本当に幸せな方だと私は思います。
最初から最後までずっと笑みが絶えなかったですし、ご機嫌でした。
AF-101を貸してくれた友人も一緒に練習したので、彼にはささやかではありますが、缶コーヒーをごちそうさせてもらいました。
彼の優しさに感謝した一日でした。
2018年05月02日
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MIZUNO GX ユーティリティ & ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid

今日は、この2本のユーティリティ(ハイブリッド)を打ち比べてみました。
試打クラブは ミズノ GX ユーティリティ と ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid です。

<上>ADAMS SUPER S by MITSUBISHI RAYON CARBON カーボンシャフト
<下>MIZUNO MFUSION U カーボンシャフト
<左>ADAMS GOLF IDEA SUPER LS Hybrid のスペック
ロフトは22度、クラブ長さは40.25インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は65g、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は350gです。
<右>MIZUNO GX ユーティリティ のスペック
ロフトは21度、クラブ長さは40インチ、シャフトフレックスはSR、トルクは4.9、シャフト重量は52g、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は326gです。

ユーティリティの最新モデルと、数年前のモデルを打ち比べる機会に恵まれました。
それぞれ似ているところもあり、相違点もありますが、どちらも高性能であることは共通しています。
こうして見ていると、数年経ってもあまり変わっていないんだな・・・。と思えてきます。

久し振りにアダムスのハイブリッドに出会うことができて、とても嬉しく思いました。
このクラブはとても気に入っていて、印象深いです。
これまでたくさんのハイブリッドを試打してきましたが、間違いなく『名器』と呼べるクラブです。

数年前のモデルなので、もうこのクラブの新品を購入することはできませんが、このクラブを所有しておられる方はとてもラッキーだと私は思います。
このクラブが高いパフォーマンスを発揮したことは、今でもよく覚えています。
あの弾道の強さ・飛距離は今でも心に残っています。

私は中古ショップに行くことは殆ど無いのですが、今度このクラブがあるか、探してみようかな・・・。と思いました。
それくらい、気に入っているクラブです。

白と黒のユーティリティです。
一時期に比べ、今は白いヘッドも少し落ち着いた感がありますが、アダムスのハイブリッドを試打したときは、白いヘッドが全盛だったと思います。
テーラーメイドが火付け役となって流行したホワイトヘッドですが、今でも高い人気があります。
こうして見ていると、どちらも色々な工夫が見られ、機能的なタイプであることが分かります。

ネックの長さは、少しアダムスのほうが長いです。

顔の印象は、どちらも個性があり、違いが見られました。
白と黒という対称的な色で、見え方の違いはありますが、それを差し引いたとしても、アダムスのほうが少し大きく見え、シャロー感もありました。
先月、このミズノGXユーティリティを初めて試打して、少し大きいな・・・。と思ったのですが、もっと大きいものがあるのだということが分かりました。
光沢感のある黒と、艶消しタイプの白という違いもありましたが、それ以上に形状や大きさの違いがはっきりしていました。
シュッとしていて『和の感じ』があるのは、やはりミズノです。

<上>ADAMS
<下>MIZUNO
トゥ側の形状にも違いが見られます。
オーソドックスで尖った感じのミズノと、四角形のようなアダムスです。
アダムスの形は、テーラーメイドやキャロウェイなど、海外メーカーでよく見られます。
海外メーカーらしいトゥ側の形状といえるのかもしれません。
ちょっと特徴的ではありますが、構えた時に邪魔にならないので、全く気になりません。

どちらもソールに溝があります。
アダムスのクラブが発売された頃に溝が流行りはじめたと思うので、もう数年が経つのだと思うと、早く感じられます。
今は多くのメーカーが、溝を採用しています。

溝の深さには、大きな違いはありませんでした。
ポピュラーになった溝ですが、どれくらいの深さや幅がベストなのか、興味があります。

ミズノのUTのクラウンには溝はありませんが、アダムスにはあります。
これは大きな違いです。
最新モデルで採用されていないということは、クラウンに溝は必要ないのかな?と思うところもありますが、先日試打したロッディオのドライバーのように、採用されているモデルもあるので、一概には言えません。

どちらもシャローバック形状で、大きな違いは見られませんでした。

素振りをしてみると、どちらもタフな感じはしませんが、GXユーティリティと振り比べてみると、アダムスのほうが、ややしっかりしている感じがします。
アダムスのハイブリッドも、三菱レイヨンのシャフトが挿してありますし、『日本仕様』だと思うのですが、GXのほうがアンダーなスペックに仕上がっているように感じました。
これが『MP』だと、また違う感じになっていたのかもしれません。
GXは、かなりイージーなブランドだという認識をもっているので、この違いも当然なのかな?と思いました。


ボールを前にして構えてみても、どちらもいいです。
『和顔』のミズノと、『洋顔』のアダムスといった感じもしますが、両方とも感性を邪魔しない顔をしています。
どちらも、やや『出っ歯』タイプなのですが、それが強調されていないのがいいです。
出っ歯でフェース面もよく見えるので、球があがりやすそうなイメージをもたれる方も多いのではないでしょうか?
どちらも以前試打していますが、アダムスのほうが強烈な弾道のイメージが残っているせいか、期待感が膨らみました。
試打を開始しました。

『打感』はどちらも良いですが、ミズノのほうがソフトで、『球当たり』が優しい感じがしました。
アダムスは、やや『どっしり』とした感じがします。
打感の好みでいえば、ミズノです。

『音』は、どちらもはっきりしていますが、大きすぎず程良い感じで、甲乙つけがたいです。
気持ち良く振っていくことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、ロフト(表示)などが違うので、正確な比較はできないのですが、今の段階では明らかにミズノです。
スインガー向けのGXと、ヒッター向けのIDEAといったところでしょうか?

『安定性』という点では、ヘッドの性能だけでいえば、おそらくミズノだと思うのですが、シャフトがしっかりしている分、アダムスのほうがまとめやすい感じがしました。
当然ではありますが、クラブはシャフトによって大きく性能が変わってきます。

『飛距離性能』という点では、どちらもハイレベルではありますが、私にはアダムスのほうが飛ばせるように感じました。
これは微差ではなく、はっきりしていました。
最新モデルのGXが数年前のモデルに負けるということではなく、数年経っていても、優れているものは優れているということです。
GXの性能が低いとは思いませんし、それくらい、このアダムスのハイブリッドが高性能だということです。

『操作性』という点でも、少しアダムスのほうが秀でている感じがしました。
最新モデルのUTと数年前のUT(ハイブリッド)という珍しい打ち比べになってしまいましたが、改めて、いいクラブというのはいつまで経ってもいいものだということを再認識することができました。
食品のように、時間が経つと腐るということはありません。
大切に使っていれば、ずっと高いパフォーマンスを発揮してくれます。
クラブが色褪せるときというのは、ボールが大きく変わったときかもしれません。
素材や構造など、ボールが大きく変化し、それに対応しきれなくなったクラブは色褪せてしまって『お役御免』ということになってしまうのかもしれません。
しかし、ウレタンボールが登場してもうずいぶん経っていますし、革新的な新素材が開発されない限り、これからもおそらく変わらないように思います。
ということは、数年経ったクラブでも充分使えるということですし、肝心な性能でも全く劣っていません。
優れたクラブは、これまでもたくさんありますし、このアダムスのハイブリッドはその最たる物のひとつといってもいいと私は思います。
勿論、最新モデルにも優れたところはたくさんありますが、いいクラブは色褪せないのだと改めて実感しました。
クラブの感覚が体に染みこんだり、逆にこちらのイメージをクラブに伝えやすくなったり、愛着が湧いたりして、長年使っているクラブのほうが、使い始めのクラブよりもいいことがあると思います。
これまでも書いてきていますが、必ずしも『最新』=『最高』ではありません。
今のクラブが最高ではなく、ちょっと前のクラブのほうが良かったということは、私はたくさん経験しています。
今回打ち比べたUT(ハイブリッド)は、機能的なところなど似ているところもありましたが、違うタイプであることは明らかなので、好みによるところが大きく出たのかもしれません。
ミズノのGXのほうが、打ちやすくて飛距離も出るという方もいらっしゃると思います。
大切なのは相棒であるクラブを大切にし、愛着をもって接するということではないでしょうか?
今日は面白い打ち比べができました。
最近はあまりアダムスのクラブに出会いませんが、また素晴らしいニューモデルに出会いたいです。
2018年04月26日
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ミズノ GX フェアウェイウッド & フォーティーン CF-218 フェアウェイウッド

今日は、この2本のフェアウェイウッドを打ち比べてみました。
試打クラブは ミズノ GX フェアウェイウッド と フォーティーン CF-218 フェアウェイウッド です。
どちらも3Wです。

<上>MIZUNO GX フェアウェイウッド MFUSION D カーボンシャフト
<下>FOURTEEN CF-218 フェアウェイウッド FT-15f カーボンシャフト
<左>FOURTEEN CF-218 フェアウェイウッド のスペック
ロフトは15度、クラブ長さは43.25インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは4.3、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は318gです。
<右>MIZUNO GX フェアウェイウッド のスペック
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は52g、トルクは4.2、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は307gです。

ミズノとフォーティーンの最新FWです。
今日は、この2本のFWを借りることができたので、打ち比べてみることにしました。
どちらも先日試打したばかりですが、いい印象が残っています。

今のFWの特徴といってもいいと思いますが、両方ともかなりシャロー感があります。
シャロータイプではありますが、形が崩れていないところが魅力です。

<左>CF-218 <右>GX
ネックの長さは、ほぼ一緒で、大きな違いは見られませんでした。

<左>CF-218 <右>GX
ソール形状は大きな違いがあります。
すごくシンプルなフォーティーンと、かなりたくさんの機能が積み込まれているミズノといった感じです。

<左>CF-218 <右>GX
こうして見ていても、どちらもかなりシャロー感が強いです。
このシャロー感は、大きな違いが無いように見えます。

<左>CF-218 <右>GX
どちらもいい顔をしています。
顔だけ見ていても、シャロー感が伝わってきます。
こうして見比べてみると、GXのほうがコンパクトに見えて、好感がもてました。

<上>GX <下>CF-218
装着されているグリップにも違いがあります。
機能的でグリップの力のあるミズノと、シンプルでしっとり感のあるフォーティーン。
どちらもいいですが、あえて選ぶなら、私はフォーティーンのグリップを選びます。

<左>CF-218 <右>GX
素振りをしてみても、どちらもかなりの軽量感があり、いかにも『今のFW』といった感じがします。
重さが足りない感じがしますが、以前も試打していますし、特に不安はありませんでした。

FOURTEEN CF-218

MIZUNO GX
ボールを前にして構えてみても、どちらも構えやすいです。
あえて選ぶとするならば、私はGXを選びます。
これは迷うことなく、『即決』でした。
フォーティーンの顔もいい感じではありますが、こうして見比べてみると、違いが結構あるものだと感じます。
ミズノGXのほうが精悍さもあって、自然な感じがしました。
フォーティーンCF-218のほうが浮きやすそうなイメージが出ました。
『易しさ色』が濃いのはフォーティーンのほうでした。
試打を開始しました。

<左>CF-218 <右>GX
『打感』は、どちらもソフトで良いですが、GXのほうが少しクリアな感じで好感がもてました。

<左>CF-218 <右>GX
『音』も、同じような感じで好感がもてますが、あえて選ぶとするならば、私はGXを選びます。

<左>CF-218 <右>GX
『球のあがりやすさ』という点でも、拮抗していて、レベルの高い争いとなってしまいました。
共通しているのは、かなりあがりやすいということです。
両方ともスプーンですが、直打ちでも充分あげてくれました。
今のニーズに合っている易しさだな・・・。と思いました。
しばらく打ち比べてみたのですが、今日は優劣を見いだすことができませんでした。

<左>CF-218 <右>GX
『安定性』という点でも、どちらも高いですが、あえていうならGXだと思いました。

<左>CF-218 <右>GX
『飛距離性能』はGXです。
これは結構はっきりしていました。

<左>CF-218 <右>GX
『操作性』という点では、どちらもイージーで安定性を求めていくタイプのように感じるのですが、曲げようと思えば曲げられるのが魅力的です。
シャロー感が強いですが、完全なるオートマチックタイプでもなく、『操作』して運んでいける余地を残してくれているように感じました。
普通に打てば曲がりづらいタイプですし、安定していますが、少しCF-218のほうが細工をしやすい感じがしました。

<左>CF-218 <右>GX
シンプルなソールデザインのCF-218と機能性を感じさせるGXですが、両方とも結構共通点があるように感じました。
可能性が大きいといいますか、ポテンシャルの高さではGXだと思います。
両方とも素晴らしいFWですが、総合的に見て、私はGXのほうが好感を持ちました。
2017年12月02日
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ミズノ Mizuno Pro MP-118 アイアン & 三浦技研 MB-5003 アイアン

今日は、この2本の素晴らしいアイアンを試打しました。
試打したアイアンは ミズノ Mizuno Pro MP-118 アイアン & 三浦技研 MB-5003 アイアン の7番 です。

<上>ダイナミックゴールド MB-5003
<下>ダイナミックゴールド120 MP-118
<左>MP-118 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200 です。
<右>MB-5003 のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.5インチ、シャフトフレックスはS200 です。

ミズノと三浦技研のアイアンを同時に試打することができて、テンションがあがりっぱなしでした。
アイアンというクラブを語るとき、この2つのメーカーは外せないように思います。
どちらも別々で試打したことはあるのですが、同時に試打するのは初めてで、とても幸運でした。
気持ちの昂ぶりを抑えることができません。

両方とも、シンプルで美しいアイアンです。
今は機能性重視のアイアンも増えてきて、それはそれで素晴らしいと思うのですが、やはりこのようなシンプルなアイアンに惹かれます。
プレイヤーとしての技量をクラブに問われている感じがしますし、使いこなしてやるぞという気概も生まれます。

<左>MP-118 <右>MB-5003
ソール幅は、右のMB-5003のほうが少し狭いです。
僅差ではなく、ひと目で分かるほどです。

<左>MP-118 <右>MB-5003
ネックの長さにも違いが見られました。
MB-5003のほうが明らかに長いです。
こういったところは最新モデルのアイアンと、数年前のモデルとの違いのように思います。
同じマッスルバックでも、ソール幅やネックの長さが変化していて、より易しさが増しています。
マッスルバックは確かに、『易しさ』をウリにはしていないと思いますが、昔のモデルよりは明らかにハードルが低くなってきているので、敬遠されず、多くの方に試していただきたいと思っています。
易しいだけのクラブに飽きてしまった、物足りなく感じるようになった・・・。という方も、このようなタイプのアイアンを試す時期に来ているのではないでしょうか?
ゴルフはスコアを競うスポーツですが、必ずしも易しいクラブを使ったほうがいいスコアがでるというものでもないので、ゴルフは本当に奥の深いスポーツなのだと感じます。

<左>MP-118 <右>MB-5003
トップラインはMB-5003のほうが狭いです。
これもひと目で分かりました。

どちらも、かなり整った顔をしています。
アイアンの『男前選手権』に出ても、ワンツーフィニッシュを迎えられそうだな・・・。と思いました。
しかし、全く同じタイプの顔というわけでもなく、左のMP-118のほうが、ネック廻りが少し膨らんでいるように見えますが、これも今のアイアンの特徴といっていいのかもしれません。
対してMB-5003は、昔ながらのシュッとした顔で好感がもてます。
『今風(いまふう)』の顔とはいえないのかもしれませんが、どちらが好きかと問われれば、私は迷わずMB-5003だと答えます。
しかし、これは『顔の優劣』ということではなく、あくまでも私の好みに過ぎません。

MB-5003

MP-118
どちらも甲乙付けがたいほどの構えやすさです。
思わず目尻が下がってしまいました。
いいイメージがいくらでも浮かんできます。
このイメージの出やすさが、アイアンやウェッジドライバーなどクラブの易しさに直結するように思います。
構えづらいクラブは、いくら物理的性能が高くでも、難しく感じることが多いです。
これまで蓄積してきた経験をそのまま活かせる構えやすさをもったクラブは、たとえ初対面でも親近感がもてます。
どちらも秀逸の構えやすさがありますが、あえて選ぶとするなら、やはりMB-5003のほうが好きです。
試打を開始しました。

どちらも素晴らしい打感で、心地良い感触がしばらく残ります。
MB-5003が『王道の打感』だとすると、MP-118は『研ぎ澄まされた最新鋭の打感』といったところでしょうか?
同じマッスルバックでも、色々とあるものだと思いました。
かなりハイレベルの争いですが、MP-118のほうがほんの少しだけ『厚み感』があって、ソフトな感じがしました。

<左>MP-118 <右>MB-5003
『球のあがりやすさ』という点では、甲乙がつけられませんでした。
どちらもイメージ通りの高さに飛んで行ってくれます。
出球の高さのイメージが合いやすいので、グリーンを上から狙っていけるタイプです。
ディスタンス系のアイアンでは、なかなかこのような感じにはなりません。
今は速いグリーンが多いので、上から落として止めるイメージがもてると、安心感がもてます。
アイアンには『飛び』ではなく『止め』を求めていきたいのですが、この2つのアイアンはその私の想いに応えてくれました。

『安定性』という点でも、どちらも正直なタイプで、大きな差が見られませんでした。
ただ、MP-118のほうが、少し易しさがあるように感じました。

『飛距離性能』という点でも、大きな違いは見られませんでした。
縦の距離感が合いやすいアイアンです。

『操作性』という点でも、どちらもハイレベルで、優劣が付けられませんでした。
『手の延長』として働いてくれるアイアンです。
先日も書きましたが、今はドライバーをオートマチックタイプにして、アイアンやウェッジはマニュアルタイプにしておられる方が増えてきたように思います。
ティショットでは、易しくある程度のいいところに運んでいって、『狙う』クラブであるアイアンには高い操作性を求めておられる方が多いのではないでしょうか?
構えやすいということは、ラインも出しやすいということですし、いわゆる『保険』も掛けやすいということになります。
コースや天候など様々な状況を考慮しながら、自分でプランを立ててコースの『アンクルパー』と戦うのはゴルフの醍醐味といえるのではないでしょうか?
最新モデルと、数年前のモデルとの競演でしたが、改めていいクラブというのは年月が経っても色褪せないのだと実感しました。
どちらも打つ前に目で楽しませてくれるタイプのアイアンで、打つ前から気分が高まってしまいましたが、実際に球を打っても楽しくてたまりませんでした。
ミズノと三浦技研の2つの優秀なアイアンを試打できて、今日はとても贅沢な一日でした。