EVEN GOLF - ゴルフクラブ試打日記。

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EVEN GOLF

      
2019年06月16日
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EVEN GOLF HR-07 ウェッジ

                 
EVEN GOLF HR-07 ウェッジ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブEVEN GOLF HR-07 ウェッジ です。



ダイナミックゴールド
シャフトは ダイナミックゴールド です。

ロフトは56度、クラブ長さは35インチ、シャフトフレックスはS200 です。



正面
久しぶりに出会った EVEN GOLF のウェッジです。


記事には書いていないですが、以前違うモデルを一度だけ試打したことがあります。


そのときに、すごくいい印象をもったので、今日こうして久しぶりに手にすることができて、とても嬉しくなりました。


胸がときめくような感覚です。



★
この★がよく目立っています。


『七つ星』なのかな?と思いましたが、★は八つありました。


そういえば、来月は七夕です。



側面
オーソドックスなタイプのウェッジです。


シャープでカッコ良さが際立っていて、思わず見とれてしまいました。


口角は上がり、目尻は下がりっぱなしです。


今はウェッジもいろいろなものが見られるようになりましたが、このような昔ながらのクラシカルなタイプにはどうしても惹かれてしまいます。



シンプルなフラットフェース
シンプルなフラットフェースで、質感もいいです。


メッキにムラがなく、均一性が保たれています。


『適度な塗膜』がある・・・。といったらいいでしょうか?


多少使い込んでいっても、すぐには素材が顔を出さないような厚みのあるコーティングのように見えました。


このウェッジは軟鉄だそうですが、ステンレスに近い質感がありました。


それくらい、耐久性がありそうに見えます。


ウェッジはどうしても他のクラブよりも消耗してしまうことが多いので、この耐久性は大きなポイントでもあります。


昔よりは、はるかに良くなりましたが、今でもメッキにムラがあったり、仕上げが雑な感じのアイアンやウェッジは見られます。


そういったクラブに出会うと、こちらのテンションも下がってしまいますが、今日はあがりっぱなしです。


このウェッジはとても丁寧に仕上げられているのが分かります。


既に目で楽しむことができています。


『目で分かる贅沢さ』といったらいいでしょうか?



トップライン
トップラインは厚すぎず薄すぎず、標準的です。


美しいクラブというものは、どの角度から見ても美しいです。


この角度はいいけど、違う角度だとカッコ悪い・・・。ということはありません。


いい目の保養ができます。



ソール幅
ソール幅は『昔ながら』なところがありますが、今はもっとワイドなものが多いので、そういう意味では、やや狭いほうに入るかもしれません。


とはいっても、先日試打したウェッジよりは、明らかにワイドな感じがします。


ソール形状のバリエーションも今は増えてきましたが、このウェッジはそういった細かな工夫は見られず、クラシカルな感じです。



リーディングエッジ
リーディングエッジに削りは見られませんでした。


最初から削るのではなく、使い込んでいって『自分の形』にしていくタイプのようです。


昔から、そういったクラブはたくさんありました。



ネック長さ
ネックの長さは適度にあります。


ホーゼルには『MADE IN ICHIKAWA JAPAN』の文字がありました。


メイドインジャパンというだけでも魅力的なのに、ゴルフクラブの聖地ともいえる兵庫県市川市で作られているのだということが分かりました。


市川市には素晴らしいメーカーがたくさんあるので、ひょっとしたら『あのメーカー』が作っているのかな?と思いました。



ミーリング無し
フェース面にはミーリングはありませんでしたが、見るからにスピンが効きそうです。


このフェース面の仕上げや質感なども、メーカーによっていろいろな違いが見られるのですが、このウェッジはとてもいいです。


ボールとの唯一の接点であるフェース面がとても丁寧に仕上げられているのが分かります。


スコアラインもいいですし、指で触れてみても、適度な『ザラザラ感』といいますか、『摩擦感』がありました。


これはミーリングではなく、スコアラインが『しっかり立っている』ということです。


アイアンやウェッジのスコアラインが丸くて『スルスル滑ってしまう』ような物が今でもあり、そういったクラブは信頼性に欠けますが、このウェッジは違いました。


信頼できそうなフェース面です。


こうして見ていても、やはりステンレスのような質感があります。


軟鉄の風合いとはちょっと違うのですが、それだけ耐久性があるような感じがします。


最近は、このようなフェース面のウェッジは少なくなりました。



構え感
ボールを前にして構えてみると、『極上の構え感』でした。


適度な大きさやストレートタイプというのもいいのですが、ネック周りがキュッと絞り込まれているのがいいです。


『ネック(首)』あるいは『ヒール(踵)』といいながらも、ここの部分は『ウェスト(胴回り)』のようにも見えてきます。


ここがキュッと引き締まっているので、フェースを開閉するイメージが出しやすいですし、そのスピード感も出せます。


ここが引き締まっていないと、何だかボテッとした感じで、いいイメージは出にくいです。


アプローチだけに限ったことではなく、どのショットでもそうですが、ショットの前のいいイメージをいかに色濃く鮮明に出していくか・・・。ということが勝負になるのですが、今日はそれがとても上手くいきました。


『メタボ体型』ではない、トレーニングを積んだ引き締まった体のように見えます。


ストレートネックタイプなので、グースネックタイプを好まれる方には合いづらいところがあるかもしれません。



開きやすさ
フェースも開きやすいです。


開いても、特に邪魔に感じるところはありませんでした。


今のウェッジはソールの削りにもかなり工夫が見られ、開きやすいものが多いです。


なんと言いますか、ソールを『丸く』使っていけるウェッジを多く見かけるようになりました。


このウェッジはそのようなタイプとはちょっと違うのですが、昔ながらの扱いやすいタイプのウェッジです。




試打を開始しました。

フェース面
『打感』はとてもソフトです。


『ガツン』とくるのではなく、優しくそっとボールに触れてそのまま運んでくれる感じ・・・。といったらいいでしょうか?


球の乗りもいいです。


『右脳が喜ぶ』打感といってもいいのかもしれません。


この何ともいえない柔らかいフィーリングが、いいインスピレーションを与えてくれるような感じがしました。



スピン性能
『スピン性能』は高く、ボールがよく止まってくれました。


ロブ系のショットも易しく、ボールを優しくフワッとあげて静かに止めてくれる感じでした。


以前も書きましたが、ウェッジに『剛』と『柔』があるとするならば、このウェッジは間違いなく『柔』です。


角溝が禁止になっても、メーカーの努力によって、角溝と変わらないような『激スピンタイプ』のウェッジも登場するようになりました。


このウェッジはそういうタイプではないですが、ハイアベレージでスピンを計算できるので、とても実戦的な感じがします。


『信頼ができて、計算しやすいスピン性能』といったらいいでしょうか?



トゥ側
『球のあがりやすさ』もいいです。


構えたときに『出球の高さ』のイメージが強く浮かんできたのですが、そのイメージを再現するかのような高さと拾いやすさがあります。



バックフェース
『安定性』は普通です。


キャビティ形状のオートマチックタイプのような寛容さはないですが、このスタンダードなところがすごくいいです。


『易しさ』に傾きすぎていないので、フィーリングをつかみやすいですし、こちらのイメージを伝えやすいので安心感があります。


ラインも出しやすく、特に難しく感じるところはありませんが、オートマ系のウェッジを好まれる方にとっては、やや正直すぎて『許容の幅』が狭く感じられるかもしれません。


『ハンドルの遊び』は、それほど大きくはないと思います。



ヒール側
『距離感』は合いやすく、最初からすごくいい感じで運ぶことができました。


構えたときに『出球のイメージ』が出やすいので、そこから落下地点へつなげやすく、落としどころを限定することができました。


ヘッドの優秀さはもちろんですが、信頼できる高性能なシャフトと、適度な重量が、この距離感を生み出してくれているようです。



操作性
『操作性』はとても高く、まさに『最高レベル』といっていいです。


フェースの開閉がしやすく、いろいろな球で遊ぶことができます。


ピッチショットなどはもちろん、転がしていきたいときにもしっかりと対応してくれますし、ロブ系のショットも易しいので、このウェッジ一本でいろいろな状況に対応してくれる守備範囲の広さを感じました。


私はこのようなマニュアル系が好きですが、今はオートマ系ウェッジの充実ぶりも凄いですし、一概にどれがいいとはいえないな・・・。と思いました。



EVEN GOLF HR-07 WEDGE
見た目がシンプルですごくカッコいいですが、打感がとてもソフトなのと、フェースがしっかり仕事をしてくれていて、『ボールが滑らない』のがいいです。


しっかりと乗ってくれるので、フィーリングを出しやすいです。


自分の感覚も磨きやすいですし、こういったウェッジを使っていると、スランプにはなりにくいような気がします。



イーブンゴルフ HR-07 ウェッジ
一球一球が楽しくて、ついつい予定の時間と球数をオーバーしてしまいました。


途中から試打ということを忘れてしまい、完全に楽しんでいました。



イーブンゴルフ HR-07 ウェッジ
『クラブと会話する』といったらいいでしょうか?


今日はそんなことを感じながら、このウェッジとの楽しい時間を過ごしました。


ウェッジ好きの私にはたまらないクラブです。



イーブンゴルフ HR-07 ウェッジ
今日は残念ながらバンカーなどで試すことができなかったので、また試打する機会があれば、バンカーなどでも試してみたいです。


このウェッジのおかげで、すがすがしい気分のまま、練習場を後にすることが出来ました。