MUSCULAR
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2019年04月21日
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MUSCULAR COLLECTORS EDITION 1 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは MUSCULAR COLLECTORS EDITION 1 ドライバー です。
写真を撮り忘れたのですが、シャフトは GRAPHITE DESIGN VR-6 です。
ロフトは10度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.2、キックポイントは中調子 です。

初めて出会った、MUSCULARという名前のドライバーです。
私は全くこのメーカーのことを知りませんでした。
普段、ゴルフクラブについての記事を書いていますが、あまりにも知らないことが多すぎて恥ずかしくなってしまいます。
しかし不勉強ではあっても、これまで通り、なるべく予備知識を入れないまま、『行き当たりばったり』の試打をしていきたいです。
それが、私の『試打』におけるスタイルです。
一瞬、外国のメーカーなのかな?と思ったのですが、この美しさや丁寧さ。
そして何より独特な雰囲気から、おそらく日本のメーカーだろうと思いました。

MUSCULAR COLLECTORS EDITION 1 と表記されています。
エディション2もあるのでしょうか?

立体的なヘッドです。
シャロータイプが圧倒的に多い今では珍しい部類ですが、こういったタイプも少しずつ復活してきているようです。
シャローでもしっかりしたタイプはありますし、逆にディープでも意外とあがりやすくて、ハードルが低くなっているものもあるので、今は見た目だけではわかりにくいところもあります。
それだけ、技術が進歩しているということなのだと思います。
ディープということもありますし、派手さのない重厚な雰囲気がたまりません。
ゴチャゴチャしたところが全く無く、とてもシンプルで魅力的です。
まずは打つ前の楽しみといえる、『目の保養』をたっぷりしました。

バックフェースにはウェイトがひとつだけ配置されています。
六角レンチがあれば、簡単に取り外せそうです。
数字が刻印されていないので、重さは分かりません。
取り外すタイプではないのかもしれません。

ヘッドのボリュームからすると、ネックは少し短く見えますが、今のドライバーでは普通といった感じがします。
ネックには調整機能は搭載されていません。

セミディープバックタイプのヘッドです。
ディープタイプではありますが、『ハイバック』タイプではなく、少しシャローなところがあります。
黒という色もありますし、適度に厚みもあるので、力感があります。

フェース面のデザインはとてもシンプルで、仕上げも丁寧です。
これまでの経験から、見るからに弾きが良さそうなフェース面に見えます。
このフェース面を見ているだけで、強い球が打てそうな感じがしてきました。
いいインスピレーションを与えてくれるフェース面です。

シンプルで整った、いい顔をしています。
初めて出会ったメーカーのクラブはどんな顔なのか、全く予想が立たないのですが、好感の持てるいい顔をしていました。
苦手なタイプだったらどうしよう・・・。と思うところもあったのですが、この顔を見て安心できました。
いい顔をしているというだけで、そのクラブへの興味がどんどん湧いてきます。

素振りをしてみた感じは、結構しっかりしていて、すぐにタイミングを合わせることができました。
頼りないタイプではなく、ヘッドのイメージに合う振り感です。
気持ちよくビュンビュン振っていくことができました。

ボールを前にして構えてみても、すごくいいです。
初めて出会ったメーカーのドライバーですが、初めてとは思えないほどの親しみやすい構え感です。
これまでもたくさん試打してきたタイプのドライバーです。
こうして構えていても、立体的なところが感じられるので、シャロー感を求めたい方には、少し親しみづらいところがあるかもしれません。
フェース面も必要以上に見えないので私は好きですが、もっと見えたほうが高弾道をイメージできるので好きだという方もいらっしゃると思います。
私はやや低めのライナー系の弾道が好きなので、このドライバーの構え感は好感が持てました。
試打を開始しました。

『打感』は、しっかりめでした。
ソフトという感じではありませんでした。
正直、それほど好きな打感ではないですが、この打感では打てないということもないですし、大きな不満はありません。

『音』は大きいですが高すぎず、問題ありません。
インパクトが音に邪魔されることはありませんでした。
周りが気になることもなく、しっかりと振っていくことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、今のドライバーの中ではタフな部類に入ると思います。
セミディープタイプでありながら、バックフェースに大きなウェイトが配置されているので、もっとあがりやすいタイプなのかな?と打つ前は思っていましたが、そうではありませんでした。
明らかにヒッター向けのドライバーです。
今は球があがりやすくなるように、目に見えないところにもいろいろな工夫がされていて、見た目よりもあがりやすいドライバーもありますが、このドライバーはそういったタイプではありません。
『見た目通りの性能』をもったドライバーです。

『安定性』という点でも、それほど寛容さがあるタイプだとは思いませんが、シビア過ぎないところも魅力です。
普通に打っている限り、球が散らばるということにはなりにくいように感じました。
装着されているシャフトのアシストがあるのは間違いありません。
広いスイートエリアや曲がりにくさをドライバーに求めておられる方には、少し親しみづらいところがあるかもしれません。
今はイージー系のドライバーのほうが圧倒的に多いので、それだけ高いニーズがあるのだと思います。

『飛距離性能』は、なかなか優れています。
弾きが良く、力強い球を打たせてくれるドライバーです。
球が高くあがりすぎず、ロスの少ない弾道が魅力です。
ヒッタータイプの方が、気持ちよく振って距離を伸ばしていけるタイプのドライバーです。
スインガータイプの方の中には、球があがりきらずにキャリーが出せない・・・。ということもあるかもしれません。

『操作性』は高いです。
構えたときに変なクセが無かったので、打ち分けやすいだろうな・・・。と思っていたのですが、その通りでした。
男前のドライバーではありますが、昔のドライバーのように左右へ大きく曲げるのは難しく感じられました。
左右への反応はいいですが、バナナスライスやバナナフックは難しく感じので、実戦的な球筋で勝負していけるドライバーだな・・・。と思いました。

初めて出会ったメーカーのドライバーなので、どうなのかな?と思っていたのですが、全体的にまとまっていてバランスがとれているように感じました。
とても構えやすいですが、打感と音がもうちょっと良ければな・・・と思い、そこが残念ではありましたが、大きな不満は残りませんでした。

このMUSCULARというメーカーのことを初めて知ったのですが、老舗メーカーなのでしょうか?
それともまだ新しいメーカーなのでしょうか?
いずれにせよ、レベルの高いドライバーを作るメーカーという認識をもつことができました。

そのメーカーのドライバーが気に入ると、私はどうしてもFWやUTを打ちたくなるのですが、ラインアップされているのでしょうか?
もしそうだとしたら嬉しいですし、是非試打してみたいです。

派手さの無いデザインなので、玄人受けするのは間違いないですし、『見た目通りの性能』というのは、やはりいいものだと思いました。
いい意味での『意外性』というのもいいですが、『予想を裏切らない』というのも改めていいと思いました。
機会があれば、また何度でも試打したいですし、是非コースでも試してみたいです。