コンポジット テクノ
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2019年04月09日
コンポジット テクノ QUADRA Fire Express

今日は、この高性能シャフトについて書かせていただきたいと思います。
コンポジット テクノ QUADRA Fire Express です。

クラブ長さは45.25インチ、シャフトフレックスはX、シャフト重量は69g、トルクは3.5、キックポイントは中調子です。
このシャフトに初めて出会ったのが、もう10年も前になるのかと思うと、驚いてしまいます。
初めて試打したときの興奮は今でもはっきり覚えています。
初めて試打するヘッドも興味津々ですが、それと同じくらい、シャフトにも興味があります。
日本にはヘッドだけでなく、シャフトも優れたメーカーがたくさんあります。

ファイヤーエクスプレスを初めて試打したのは、エポンのAF-101というドライバーで、ヘッドの高性能もさることながら、シャフトの強烈な個性を強く感じていました。
『しなり戻り』が速く、飛距離性能と同時に、球をあげるということに長けているという印象をもちました。
シャフトには『粘る』タイプもありますが、このシャフトは真逆な感じがします。
『走り感』もありますが、それ以前に『バネ』のあるシャフトです。
そのバネが球にパワーを加えてくれます。

今でこそ、たくさん試打することができましたが、最初はQUADRAって、どんなメーカーなんだろう?と思いました。
その後、いくつかの高性能なファイヤーエクスプレスを試打することができましたが、この黄色と赤のファイヤーエクスプレスの印象が一番強いです。
このシャフトが初期モデルになるのでしょうか?

この独特の模様もおなじみです。
初めて試打したときにも思いましたが、昔、宮里藍さんが装着したことで人気が爆発した、ホンマのアーマックというシャフトを思い出しました。
当時は『3軸シャフト』の人気が高かったのですが、そのアーマックはもうひとつ軸が増えた『4軸』ということで話題になっていました。
ブレが小さくなるので、飛距離というよりも、方向性が格段にアップする・・・。と聞いたことがあります。
このファイヤーエクスプレスを初めて試打したときに、そのアーマックを思い出したということも思い出しました。

このシャフトもクレイジーのように、『フルレングス高弾性シート』だったと記憶しています。
今の最新モデルはどうなっているのか知りませんが、この昔のモデルはそうだったと思います。
シャフトの全ての部分に高弾性シートが使われているから、必ず飛ぶということでもないと思うのですが、このファイヤーエクスプレスも強烈な飛距離性能をもっています。
初めて試打したときも凄いな・・・。と思いましたが、10年の時を経て、今日改めてその性能の高さを実感しました。
このシャフトは中調子ということですが、先調子に感じられるほど、先が動く印象があります。
クレイジー同様、飛距離性能に長けたシャフトですが、クレイジーほどハードさはありません。
一般的な有名シャフトメーカーと同じようなタイプです。
かなり高価なシャフトですし、地クラブのように量販店ではなかなか見られないシャフトだと思いますが、とても優秀なシャフトなので、多くの方に試していただきたいと思っています。

最新のシャフトが素晴らしいのはもちろんですが、旧モデルのシャフトでも素晴らしいものはたくさんあります。
その代表格が、このFire Expressです。
今日久しぶりに試打してみて、やはり凄いな・・・。色あせないな・・・。と思いました。