TRUE TEMPER - ゴルフクラブ試打日記。


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2018年10月25日
  

ダイナミックゴールド

                 
今日は、いつもと違いまして、シャフトについて書かせていただきたいと思います。


ゴルフクラブは、ヘッド・シャフト・グリップの3つで構成されていますが、これまでヘッドのことばかりで、大切なパーツであるシャフトについてはあまり触れていなかったように思います。


その大切なパーツであり、人によって好みが大きく分かれるシャフトについて、今日は記事に書かせていただくことにしました。



ダイナミックゴールド
超ロングセラーモデルである、ダイナミックゴールドです。


アメリカ トゥルーテンパー社の代表的なモデルです。


使う使わないは別にして、このシャフトを知らないゴルファーは、ビギナーの方を除いて、殆どいないといっていいのではないでしょうか?


今はたくさんのスチールシャフトがありますが、一時期『一強』といってもいいほどの使用率を誇り、まさに『キング・オブ・スチールシャフト』でした。


私が初めて購入したアイアンは、ホンマのPP-727という軟鉄アイアンだったのですが、そのアイアンにも、このダイナミックゴールドを挿して使っていました。


ダイナミックゴールド以外にも『ハガネスチール』というシャフトもあったのですが、感覚的に軽すぎるな・・・。と思い、ダイナミックゴールドにしました。


フレックスは『R400』でした。


当時、フレックスには全くといっていいほど無頓着で、ショップの店長にお任せでした。


ホンマのクラブは、今でこそ量販店などでも購入できるようですが、昔はホンマの直営店か、数少ないホンマが認定したショップにしか置いていませんでした。


そういったこともすごく魅力的でした。


私は最初からホンマのPP-727を購入するつもりでいたので、そのショップに行って、PP-727だけを決めて、シャフトは店長に任せていました。


シャフトについての知識も経験も全く無かったですし、シャフトなんてどれでも同じだろう・・・。くらいの感覚でいました。


それ以前にずっと釣りをやっていたので、シャフトやバット(グリップ付近の部分)の重要性は、ちょっと考えれば分かるはずなのですが、釣りとゴルフを分けて考えていました。


その頃から既にカーボンシャフトはあったのですが、ホンマのカタログを見ても、高価過ぎて全く買う気が無いといいますか、手が出せませんでした。


アイアンだけで一本5~6万円くらいはしたように思います。


もっと高価だったかもしれません。


こんな高いクラブ、いったい誰が買うんだろう?きっと社長さんとかお金持ちだろうな・・・。と思ったことを覚えています。


ちなみに私が購入したダイナミックゴールド装着モデルは、私の記憶が正しければ一本が2万6千円だったと思います。


それを2番アイアンからサンドウェッジまで揃えて使っていました。


フルセットを購入したときはとにかく嬉しくて、練習場へ行くのが楽しみでなりませんでした。


以前も書きましたが、ホンマのクラブを購入したときに、大人の仲間入りをしたように感じました。


借り物ではない、自分だけのクラブが嬉しくて毎日練習場通いをしました。


最初はすごいスライサーで、ドライバーは特に大きく曲げていました。


しかし、アイアンだけは何故かすぐに真っ直ぐ飛ばせるようになっていました。


感覚的にアイアンが好きなのが功を奏したのかもしれません。


しかし月日を重ねていくうちに、次第にボールが曲がるといいますか、暴れるようになってきました。


フックが止まりませんでした。


フックは怖い球筋です。


スライスならばすぐに修正が利きますが、フックは続けて出てしまい、止まらないことがあります。


そういった点では、シャンクと似ているかもしれません。


実戦においても、スライスは『止まりやすい球筋』なので、多少曲げてもコース内に残っていることが多いですが、フックは『足(ラン)の出る球筋』なので、空中で曲がった球がそのままラフや斜面・林・OBゾーンへ消えていくことになりやすいです。


昔からそうですが、今でも日本のゴルフ場はスライサーに易しい設計になっていることが多いように感じます。


それはプレーの進行速度など、営業的なことが大きいのかもしれません。


このように球が暴れるようになったのは、自分でいうのもおこがましいですが、練習を重ねていって、ある程度『振れる』ようになってきていたのだと、後から考えてみると思います。


得意だったアイアンが大きく曲がり、何故だろう?


自分のスイングのどこがいけないんだろう?と練習場で、打席の後ろにある鏡を見て、細かくチェックしながら打っていました。


そして、私の右側の打席で練習しておられた方が自分の手を止め、私のスイングや球筋をずっと見ておられることに気づきました。


「恥ずかしいな・・・。早く自分の練習を再開してくれないかな・・・。」などと思っていたのですが、しばらくして、その方がミスショットを連発する私に話しかけてきました。


「シャフトが合っていないようだね・・・。このアイアンで打ってごらん。」と、その方が使っておられるアイアンを手渡されました。


私は何が何だか分からなかったのですが言われるまま、その方のアイアンを借りて打ってみることにしました。


すると、それまで大きくフックしていた打球が、まるで嘘だったかのように真っ直ぐ飛んでいき、自分でも驚きました。


何故だろう?急にスイングが良くなるわけでもないし・・・。と思っていたのですが、その方はシャフトが軟らかすぎるのをすぐに見抜かれていたようで、もっとしっかりしたシャフトのほうが、ボールが安定するのを分かっておられたようです。


それが、私とDGS200との初めての出会いです。


見た目は全く同じで、シャフトに貼られているシールが違うだけなのに、どうしてこうもはっきりと違ってくるのだろう?と不思議でしたが、この見た目だけでは決してわからないところが『肝(きも)』なのだと気づきました。


ヘッド(特にアイアン)は、見た目である程度の性格や性能が分かりますが、シャフトは見た目だけでは分からないことも多いです。


それから、シャフトへの興味が増していきました。


その方に、それから二度とお会いすることは無かったのですが、その方のおかげで私の不調は克服されましたし、ギア(特にシャフト)への興味や知識を深めることができました。


その時にその方に出会えていなかったら・・・。と思うと、ちょっとゾッとします。


その方は、私にとって『ゴルフの神様』ではなかったのかな?と、今では思います。


今でもその方に、はっきりとお礼を申し上げたいのですが、ずっとお会いできていないのが残念でなりません。


私のシャフトをR400にした店長を少し恨めしく思ったこともありましたが、私に知識と経験が無かったので、仕方ないな・・・。と思っています。


言われるままで、何が自分に合っているのかが分かりませんでした。


今でもあることかもしれませんが、昔はその人の体力にかかわらず、上級者は硬めのシャフト。


初級者は軟らかめのシャフトという風潮があったように思います。


その人のもつ、スイングスピードなどのスキル的なことではなく、『スコア』でシャフトが決められていました。


今考えてみると、ナンセンスなことだと思います。


上級者(ローハンディキャッパー)でも、軽くて軟らかいシャフトが合っている方は多くいらっしゃいますし、たとえ経験の浅いビギナーの方であっても、しっかりしたシャフトが合う方はたくさんいらっしゃいます。


今でこそフィッティングが一般的になってきましたが、当時はありませんでした。


試打をせずに、スコアを最重要視してスペックが決められていました。


私はすぐにS200にリシャフトしました。


今でこそ、リシャフトは一般的になってきていますが、その時はまだ一般ゴルファーには浸透していませんでした。


プロや一部の競技ゴルファーだけでした。


私は初めてリシャフトをして、それからさらにゴルフにのめりこみました。


今に続くリシャフトブームは、藤倉のスピーダーが火付け役なのは間違いありません。


一般のゴルファーがプロや競技ゴルファーのように、ドライバーのシャフトを自分に合うようにリシャフトして、飛距離や方向性を高めていくという流れになっていきました。


それはとてもいいことです。


しかし、私はドライバーよりも先にアイアンでリシャフトをしました。



X100
S200をしばらく使い続けてきて、それはそれで良かったのですが、もうちょっと安定性を出したい・・・。という欲が出てきて、X100に変え、それが今でも続いています。


私の大切な相棒です。


X100をまだ使ったことが無かったときは、どれくらい硬いんだろう・・・?自分じゃ全く歯が立たないかな・・・?と思うところもありましたが、とにかくギアに対しての好奇心が旺盛で、試してみたいという思いが強かったので、試すことにしました。


私は色々なクラブを試す機会に恵まれていて、X100が挿してあるアイアンを試打することができました。


とても恵まれている環境にいる私は幸せ者です。


DGX100は普通に売られているシャフトではないですし、必ずと言っていいほど『注文』になってしまい、量販店など店頭で試す機会は全くといっていいほど無いのが現状ではないでしょうか?(中古ショップでは見かけることがあるかもしれません。)


試打してみて、何だ、思ったほどじゃないな・・・。普通に打てる。思っていたよりもハードなシャフトじゃない・・・。というのが率直な感想でした。


私がそう感じたからというわけではないのですが、普段ダイナミックゴールドのS200を使っておられる方も、X100を試してみて、私と同じように意外と簡単じゃん・・・。全然難しくない・・・。と感じられる方も結構いらっしゃるのではないでしょうか?


もちろん、S200がバッチリ合っておられる方は、あえて変える必要はありません。


ダイナミックゴールドを使っている友人はたくさんいますが、彼らにX100を試してもらったら半分以上、同様の返事が返ってきました。


S200からのシフトチェンジがそれほど難しいシャフトではありません。


ただ、ダイナミックゴールド自体が飛距離に長けているシャフトでないのは事実です。


アイアンに飛距離性能を求めておられる方には合いづらいところがあると思います。


しかし、それを差し引いて余りあるほどの大きな魅力があります。


『それは正確性』です。


シャフトが余計な動きをしないので、気を使わず安心して打っていけます。


『重い』というのではなく、『適度な重量』があるので、その重さを利用して球を打つといいますか、ターゲットまで『運ぶ』ことができます。


適度な重さがあるので、こちらが振りにいかなくても、『重力に任せてヘッドを落とす感じ』で振っていけるのがとてもいいです。


先が暴れにくいのが、またいいです。


人は力んだり、逆に力が抜けてしまったり・・・。と不安定なところがありますが、重力はずっと『一定』です。


その一定を利用しない手はありません。


それは普通のフルショットのときも活きますが、アプローチやバンカーショットなどの『小技』のときに、さらに冴えを見せてくれます。


私はこの『重さ』にずいぶんと助けられてきました。


昔から、クラブは軽くて軟らかいほうが易しいと位置づけられることが多いですが、決してそうではないと思います。


適した重さは人によって様々ですが、その人の適正重量よりも軽いクラブは、実は難しいものです。


なかなか自分の『手の延長』として使っていけません。


もちろん、ダイナミックゴールドだけがいいシャフトではなく、今はたくさんの優れたシャフトが発売されています。


その代表的なものがモーダスですが、他にもたくさんあります。


もちろん、スチールシャフトだけでなく、カーボンシャフトもいいものが揃っています。


スチールもいいですし、カーボンもいいですが、大切なのは『重さ』です。


軽すぎないシャフトを選ぶことが重要だと思います。


硬さ(フレックス)や調子(キックポイント)やトルク(ねじれ)などは、またその人によって好みが違ってきますが、まずは重さが大切だと思います。


プレイヤーひとりひとりがクラブに何を求めるかによって、使うものは大きく変わってくると思います。


先日試打したアイアンのように、飛距離をひたすら求めていきたい・・・。というのであれば、それに合うスペックがあると思いますし、全く逆の正確性を求めていきたいというのであれば、それに合ったスペックがあります。


今は多くのメーカーが、プレイヤーの好みに幅広く対応できるように、色々なタイプのクラブを用意してくれています。



切り口
ちなみに、ダイナミックゴールドのバット部分(グリップエンド部分といったらいいでしょうか)は、このようになっています。


グリップ交換をしたことが無い方は、こういったところをあまり見ないかもしれませんが、私はずっとグリップ交換を自分でやっているので、見慣れています。


この部分を見たことが無くて、思っていたよりも厚くないな・・・。意外と薄いな・・・。と思われた方も多いのではないでしょうか?


フルに・・・。といいますか、中身がギュッと詰まった鉄の棒のようなものをイメージしておられた方も多いかもしれません。


しかし、もしそうだと重くなりすぎて振れません。


今市場に出回っているシャフトの中で、最も重いとされるダイナミックゴールドでさえも実は、これくらいにしか過ぎないのです。


『鉄の部分』も振っていますが、容量からすると、それ以上に『空気』を振っている・・・。といえるのではないでしょうか?


内部の空気を、普段から振っているということになります。


『中空のアイアン』が今はありますが、シャフトはずっと昔から中空です。


厚みでいえば、カーボンのほうが厚いものもあります。


もちろん、それが素材の比重が違うからだと思うですが・・・。


昔のカーボンはまだ品質が安定していなくて、いわゆる『アタリハズレ』が多くありました。


使ってすぐにクラックが発生して折れてしまうこともありましたし、強度的にも足りませんでした。


しかし、今はすごく良くなっていて耐久性があがっています。


スチールはどうしても金属疲労が起きてしまうので、耐久性だけでいうと、今はカーボンのほうが圧倒していると思います。


しかし、コストパフォーマンスでいえば、スチールが圧倒しています。



バット部分
こういった『薄さ』を見ると、ダイナミックゴールドに対するイメージも変わってくるのではないでしょうか?


もちろん、今のスチールシャフトの中では『最重量級』といえると思うのですが、それは決して『振れない重さ』ではありません。


あくまでも『ノーマルウェイト』なのであって、それよりも軽いのが『ライトウェイト』なのだと思います。


ダイナミックゴールドは『重い』『硬い』『上級者用』・・・。といった先入観をもっておられる方もたくさんいらっしゃると思います。


『一強時代』を築いたダイナミックゴールドも、やがて時代の波にのまれます。


ある時期から、新しいアイアンに装着されなくなっていきました。


ダイナミックゴールドは重くて振れない・・・。という意見が多くなり、敬遠されるようになってきたのかもしれません。


それは『NSPRO950GH』が誕生したのが大きいように思います。


ニューモデルのアイアンは、必ずといっていいほど、このシャフトが挿されるようになりました。


確かに素晴らしいシャフトですし、今でも大人気です。


おそらく一番人気ではないでしょうか?


しかし私は最初の頃、NSPRO950GHの軽さに慣れることができず、試打をしながら苦戦することがよくありました。


今ではかなり慣れてきましたが、それでも私はダイナミックゴールドのほうが易しく感じますし、同じモデルでダイナミックゴールドを挿した試打クラブがあれば、そちらを試すようにしています。


私にとって『標準的』といいますか、『基準』になるシャフトです。


今はまた少しずつダイナミックゴールド装着モデルが少なくなってきているような気がしています。


それはNSPRO950GH以外にもMODUSの人気が高まっているからではないでしょうか?


モーダスもすごくいいシャフトで、これまで何度も試打して強く惹かれています。


私は今のところダイナミックゴールドを変える予定は無いですが、もしダイナミックゴールド以外でアイアンに挿すとするならば、MODUS3 TOUR130にしようと考えています。



私のクラブセットは昔から、アイアンはもちろん、ドライバーやFWなども全て『軽すぎないスペック』になっているのですが、初めて行くコースで、プレー後に清算をしてその伝票を見ると、『重量超過料』ということで数百円が加算されていることに気づきました。


最初のうちはあまり気にしていなかったのですが、それでもだんだんと気になり始めました。


もったいないな・・・。と思うようになりました。


かといって、クラブを軽くするわけにはいきません。


超過料をとられるからといってクラブを軽くしてしまえば、もっと高くつきますし、何よりゴルフが難しくなってしまいます。


せっかくジャストフィットしたクラブをいじる気にもなれませんでした。


仕方ないので、キャディバッグの中身をなるべく少なくするようにしました。


普段はボール1ダース・傘・グローブ(10枚程度)・ティ・ボールマーク・タオル・レインウェアが入っているのですが、それらをいったん出して、後からカートに積むようにしました。


ゴルフ場へ行くと、クラブハウス前で自分のバッグ(キャディバッグとボストンバッグ)を降ろしますが、クラブハウス前で待っておられる従業員の方が女性である場合が多く、私はいつも自主的に自分で降ろすようにしています。


私のバッグはどうしても重いので、女性には酷すぎますし、途中で落とされても困ります。


実際には男性の方が待っておられても、私は自分で降ろすようにしています。


自分の道具(クラブだけでなく、バッグも含め)はなるべく、他人に触られたくない・・・。自分で大切に扱いたい・・・。という思いがあるからです。



バット部分
先ほども書きましたが、ダイナミックゴールドは超ロングセラー商品です。


移り変わりの激しいゴルフ用品界で、ここまで永く支持されているものは他にはなかなか見当たりません。


あえて挙げるとするならば、ピン型パターといったところでしょうか?


それだけ永く愛されているのだと思いますし、私もダイナミックゴールドを変えるのは勇気が要ります。


ゴルフを続けていると、『変えたい部分』と『変えたくない部分』があると思いますが、変えたくない部分の代表的なのが私にとってダイナミックゴールドです。


スチールだけでなく、色々なカーボンシャフトも試打してきましたが、アイアンやウェッジにはダイナミックゴールが一番しっくりきます。


ただひとつ付け加えたいのは、私がスペック自慢や体力自慢をしているのではないということです。


今では主流といえないスペックやパーツでも、その人に合ったものは必ずあるということを書きたいという思いから、今日はこのような記事を書かせていただきました。


今でも『アンダースペック』を使っておられる方がたくさんいらっしゃるな・・・。と練習場やコースで気づかされます。


練習場で、隣で練習しておられる面識の無い方から声をかけられることがたまにあり、多くがショットに悩んでおられるようです。


私はその方のクラブを見せていただき、その方に合っていないと思うことがとても多いです。


オーバースペックよりも、アンダースペックなクラブを使っておられる方のほうが多いです。


それは今のクラブの『傾向』にあるような気がします。


『昔のS』は確かに『スティッフ』という名の通り、硬くてしっかりしたものがありましたが、今はかなり軽くて軟らかいものが圧倒的に多いです。


『昔のR』よりも軟らかいSはたくさんあります。


それは主な購買層であるゴルファーの高年齢化ということが関係しているようですが、疑問も残ります。


永くゴルフを続けておられた方にはそれでいいのかもしれませんが、まだゴルフを始めたばっかりの若くて体力のある方に合うスペックのクラブがほぼ店頭に無いといっていいのではないでしょうか?


もちろん、そういったクラブが売られていないということではなく、『注文対応』ということになると思うのですが、そういったクラブを試打できない環境は残念な気がしてなりません。


そういった若くて勢いのあるゴルファーが自分に合うクラブを見つけることができず、ゴルフが難しくて辞めてしまう・・・。ということもあるような気がします。


私が普段お世話になっているクラフトマンも、クラブの調整で来られるお客さんは、オーバースペックよりも、アンダースペックのほうが多いといっています。


ゴルフのキャリアを積んでこられた方は、このクラブが自分には重いとか軽いとか判断がすぐにつくと思いますが、まだ始めたばかりのキャリアが浅い方は、重いのか軽いのかが分かりづらいのではないでしょうか?


無理のない範囲でできれば重くてしっかりしたものから使っていったほうがいいように思います。


年齢を重ねていけば次第にクラブを軽く軟らかくしていくのは自然なことだと思いますが、最初から軽くし過ぎてしまい、それが重く感じられるようになると、あとはレディース用などを使うしかなくなってしまうかもしれません。


適正であれば問題ないのですが、使う道具がアンダー過ぎると、『老い』が早くやってくるような気がします。


人間には『適応力』という能力があります。


ちょっとだけ上のスペックであっても、使い続けていけば自然に慣れていき、あまり苦にならなくなるのではないでしょうか?


今の『軽すぎる』『軟らかすぎる』クラブをたくさん試打していて、色々なことを考えていたので、今日はこのような記事を書かせていただきました。


今の流行や人気というものもありますが、合う合わないは、また別問題です。


流行っているクラブや人気のあるクラブを試してみるのはとても楽しいですが、その中でご自身の合ったクラブを選んでいただきたいと思っています。


自分にマッチしたクラブでゴルフをすると楽しさが何倍にもなります。


ゴルフを始めたばかりのときはあまり考えなかっていなかったのですが、最初からダイナミックゴールドに出会うことができて、私は本当にラッキーだったな・・・。と今は強く感じています。


次回から、また通常の記事に戻りたいと思います。