スコッティキャメロン
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2016年06月18日
スコッティキャメロン フューチュラ X7 パター

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは スコッティキャメロン フューチュラ X7 パター です。

シャフトは オリジナルスチール です。
ロフトは3.5度、クラブ長さは34インチ、クラブ総重量は567g です。

スコッティキャメロンの新しいパターです。
これまで記事には書いていませんでしたが、久し振りにスコッティキャメロンのパターを試打する機会に恵まれました。
オデッセイと人気を二分するメーカーだと思います。
私の周りにも、スコッティキャメロンのパターを愛用している人がたくさんいます。

『FUTURA』って懐かしいな・・・。と思いました。
昔、フィル・ミケルソン選手が使って話題となりました。
フューチュラは、ネオマレットパターの草分けといった存在だと思います。
『異型ドライバー』が何年か前に登場してきましたが、フューチュラは『異型パター』といった存在でした。
私も実際に手にしてみて球を転がしたことがあるのですが、あまりにも奇抜な形状と大きさで、苦手に感じたことを覚えています。
スコッティキャメロンらしく、ウェイトを交換できるようです。

機能的な形状です。
昔のスコッティキャメロンでは見られない、形状です。
これも時代の流れでしょうか?
『尖った角(つの)』のあるパターというよりは、『クワガタ型』といったほうがいいのかもしれません。
ピン型でもなく、普通のマレットでもなく、このようなタイプを好まれる方もたくさんいらっしゃると思います。
真っ直ぐ引きやすいというのが、こういうタイプの特長だと思います。
重心の浅いピン型やL字型などは『後ろ(テークバック)』よりも『前(フォロー)』を意識しやすいですが、こういうタイプのパターはフォローよりもテークバックのイメージが出しやすいような気がします。
テークバックの大きさで距離感を出していきたい方にも合いやすいような気がします。

この3つのOも、スコッティキャメロンの特徴といっていいと思います。
この部分だけを見て、すぐにスコッティキャメロンだということが分かります。

ネックが無く、見るからに重心が低そうです。
ヘッドも大きく見えました。

この赤いグリップがオシャレです。
SCOTTY CAMERONの文字も大きくて存在感があります。
フィーリングは、オーソドックスなタイプです。
他のメーカーにも採用されているグリップです。

フェース面には、細かな凹凸がありました。
これもスコッティキャメロンらしいですし、今は多くのメーカーが色々なタイプを採用しています。

パターとしての性能としては直接関係無いですが、こうして球を拾いやすかったので、好感がもてました。
私は普段、手で直接ボールを拾うようにしているのですが、腰が痛いときなどは助かります。
クワガタの角で、ボールを拾っているようなイメージでした。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
これまでも同様のパターを何度か試しているので、特に変わった感じはしません。
スコッティキャメロンというと、私はどうしてもピン型をイメージしてしまうのですが、今は様々なタイプがありますし、このようなタイプのパターに対するニーズも高まっているのだと思いました。
操作性というよりは、安定性を感じさせる構え感でした。
まずはラインよりもタッチを出していけたらいいな・・・。と思いました。
試打を開始しました。

『打感』はライトな感じでした。
ソフトというよりもライトといった印象をもちました。
しっかりというよりは軽めの感じがしました。
インパクト時のエネルギーが効率よく伝わるというよりは、いい意味で分散させていくフィーリングでした。
こういうタッチの出るパターは高速グリーンに合いそうだな・・・。と思いました。

『音』は静かで好感がもてました。
今はパターでも、大きめな音のするパターもありますが、『おとなしめ』が大多数だと思いますし、私はおとなしめのほうが好きです。
このパターもいい感じでした。
音が合わないと、大切な距離感が出しづらいときがあります。

『球の転がり』は、今のパターの中でも平均的なほうかな?と思いました。
いい感じで転がってくれますが、特別転がりがいいという感じはしませんでした。
転がりすぎないというのも、パターの大切な要素だと思いますが、このパターはそれをクリアしているな・・・。と思いました。

『安定性』は高いです。
今人気の高い、オートマチックタイプといっていいと思います。
スイートエリアも広い感じがします。
見た目通り、寛容さのあるパターです。

『距離感』は最初の何球かは少しばらついてしまったのですが、すぐに修正することができました。
このパター云々というよりも、今日は練習グリーンの芝が伸びすぎていて、結構重くなっている感じがしました。
フェースに乗せて優しくボールを送り出すというよりも、軽めの打感なので、しっかりとフォローを出していく感じがいいように感じました。
ピン型とはまた違う、こういったマレット型の大きなメリットだと思うのですが、アッパー気味に打っていけるので、オーバースピンをイメージして転がしやすいのがいいな・・・。と思いました。

『操作性』という点では、それほど秀でている感じはしません。
オートマチック性が強いので、それを活かしていきたいと思いました。

スコッティキャメロンといえば、プロや上級者用というイメージもあるかもしれませんが、このパターはとても易しいタイプなので、敬遠すべきクラブではないと思います。
親しみやすさも性能の一部だと思いますが、このパターはその親しみやすさを充分感じることができました。

久し振りにスコッティキャメロンのパターを試打したのですが、ずいぶんイメージが変わったように思いますし、色々なタイプが用意されているので、嬉しく思います。
やはり、色々なタイプから選べると楽しみも広がります。

大人気のスコッティキャメロンパターですが、私はこれまで購入したことがありません。
ウィルソンの8813というL字パターから始まって、ピンのアンサー2など、色々なメーカーのパターを購入してきましたが、スコッティキャメロンのパターはまだ購入できていません。
もちろん、高価ということもあるのですが、他にも理由があります。
理由というよりも『相性』といったほうがいいのかもしれません。
これまでもたくさんボールを転がしてきて、何となくですが、自分にはちょっと合いづらいタイプだな・・・。と思ったことが何度かあります。
どこが?というよりは『何となく感じる』ということなのですが、購入には至っていないです。
もちろん、これはあくまでも私の中でのことです。
スコッティキャメロンのパターは世界中で大人気ですし、コースでもよく見かけるので、それだけ素晴らしいのだと思います。

このパターは機能性が高くて、易しいので人気が出るだろうな・・・。と思いました。
また試打することがあれば試打してみたいと思いました。