KRANK GOLF
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2021年07月30日
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KRANK GOLF Formula 6 ハイブリッド

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは KRANK GOLF Formula 6 ハイブリッド の2番 です。

シャフトは PROJECTX です。
ロフトは16度、クラブ長さは41インチ、シャフトフレックスは6.5 です。

初めて手にした、KRANK GOLFのハイブリッドです。
以前ドライバーを試打したことがあるのですが、もう6年も前になるのかと思うと、とても早く感じます。

シャロー感があるものの、極端ではありません。
これくらいであれば、標準といっていいように思います。

ソールは平らというよりは、やや『膨らんだ』形状です。

『M.E.T.FORGED』とは、どういうことなのでしょうか?
特別な鍛造技術が使われているのかもしれないですし、以前試打したドライバーにも見られました。

クセのない、オーソドックスな顔で好感が持てます。
艶消しなのも海外メーカーらしい特徴です。

クラウンのデザインが変わっています。
この模様には、どのような意味があるのでしょうか?
気になるほどではありませんが、できれば無いほうがいいな・・・。と思いました。

ノーマルシャローといっていいように思います。
見慣れた形状です。

素振りをしてみると、結構しっかりしていて、ハイブリッドというよりは『アイアンに近い』イメージで振っていくことができました。
距離より方向性、落としどころを狙える振り感・・・。といったらいいでしょうか?
『小刻みに』といいますか、コンパクトに振っていきたいクラブです。

フェース面のデザインはシンプルで美しいです。
今はフェース面のデザインもバリエーションが増えてきて、このようなシンプルなものは少なくなっているような気がします。
フェース面を見て、気持ちが盛り上がることもあれば、逆に盛り下がることもあります。
今日は前者のほうで、盛り上がってきました。
このフェース面を見ると、打感だけでなく、『弾き感』もイメージできます。

ボールを前にしても、いい感じです。
方向性への不安は無く、安心して構えることができました。
独特なクラウンの模様やクラウンマークが目立ちますが、構えづらさを助長しているというほどではありません。
ただ、できれば何も無いほうがいいように感じました。
試打を開始しました

『打感』はしっかりしていて、ソフトということはありませんでした。
フェース面を見ていたときにイメージしていた打感とは違っていました。
やや大味な打感だな・・・。と思いましたが、この打感はこれまでも経験しています。

『音』は、はっきりしていますが、インパクトが緩むほどではありません。
いつまでも聞いていたい『耳が惚れる』音ではないのですが、特に不満もなく、普通に打つことができました。

『球のあがりやすさ』という点では、明らかにヒッター向けで、ある程度のハードルの高さはあると思います。
16度のロフトということで、FWでいえばバフィ(4W)くらいになると思いますが、球があがりづらいと感じられる方は多いかもしれません。

『安定性』という点では普通で、特別変わった工夫はされていないようです。
スイートエリアもそれほど広くない感じで、いい意味でナチュラルさがあります。
今大流行のイージー系とは一線を画すタイプではありますが、シビア過ぎる感じはしないので、これくらいがちょうどいいという方は多いのではないでしょうか?

『飛距離性能』も普通で、特別よく飛ぶという印象はありませんでした。
今の主流である、ハイテクタイプのハイブリッドとは違う骨太な感じで、強く叩ける方にはライナー系の強い球が打てるので、いいパフォーマンスを発揮してくれるように思います。
ロフトが16度ということで、これなら、より重心の深いFWを入れておいたほうがいい・・・。と感じられる方は多いのではないでしょうか?

『操作性』は、いい感じでした。
顔がいいので、期待していたのですが、その通りでした。
最近はハイブリッド(ユーティリティ)も、ドライバーやFW・アイアンなどと同じく『つかまえ系』の顔が多くなり、少し苦手に感じるところもあったのですが、このクラブにはそういったことを感じませんでした。
今のクラブは『顎の部分(ソールの向き)』が左を向いているものが多くなり、それがあまり好きではないのですが、このクラブは自然な感じで、いいイメージを描けたのが良かったのだと思います。
球のつかまりが強化されたクラブではないので、スライサーの方は右へ曲がってしまうかもしれませんが、左へのミスを嫌う方には扱いやすいクラブといえるのではないでしょうか?
試打後の感想

ソールとクラウンの独特なデザインが印象的ですが、クラブ自体の性能は『ヒッター向け』のナチュラルなタイプといったところです。
『あがりやすさ』とか『寛容さ』に特化したクラブではなく、いわゆる『お助け機能』もついていませんが、そういったものが邪魔だと感じておられる方には親近感をもちやすいのかもしれません。

打感など、やや大味なところもありますが、全体的にはまずまず・・・。といった印象です。

なかなか出会うことのないメーカーではありますが、また試打する機会があれば、是非試打してみたいです。
☆
構えやすさ・・・☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆
音・・・・・・・☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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2016年01月16日
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KRANK GOLF FORMULA 6 ドライバー

今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは KRANK GOLF FORMULA 6 ドライバー です。

シャフトは オリジナルカーボンシャフト です。
ロフトは9度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、クラブ総重量は307gです。

初めて手にした、KRANK GOLF のドライバーです。
私はこのメーカーのことを全く知りませんでした。
地クラブメーカーなのかな?と思いましたが、何となく雰囲気が違っていました。

それは全体的な質感などもあるのですが、この塗装面にも表れていました。
緑の色がとても美しいですが、塗装の『縁』がやや乱れていました。
一昔前のクラブなら、よく見られたことですが、最近のクラブではなかなか見られません。
日本のメーカーなら、こういったところはもっときちんと仕上げているのではないかな?と思いました。
粗さが目立っていました。
仕上げの美しさはあまり見られず、大味な感じがしました。
大味な感じがしましたが、いい意味で豪快といいますか、大らかさがあって、細かいことは気にしていないといえるのかもしれません。
こういったところは、性能とは直接関係しないですが、すぐに見て分かったので、気になりました。
使い続けていくうえでの傷や塗装の剥がれなどはある程度仕方ないことだと思うのですが、使う前の、まだ新品な状態での塗装のムラなどは気になってしまいます。
しかし、こういったところは気にならない。とにかく曲がらずに飛べばいいよ・・・。と仰る方もたくさんいらっしゃると思います。
『FORMULA』の文字があったので、車好きの私はすぐに『F-1』を思い出しました。

とても個性的なデザインです。
一度見たら忘れられないデザインです。
クラブには個性が欲しいと思っているので、この斬新なデザインは好感がもてます。
黒と緑がとても綺麗です。
形状的には、平べったいタイプではなく、適度に厚みがあります。

『M.E.T. FORGED』という文字が記されていました。
どういう意味なのでしょうか?
何か特別な鍛造がされているのかもしれません。

トゥ側

ヒール側
クラウンの高さは均一ではなく、このように段差になっていました。
これも空気抵抗を減らす効果が期待できるのでしょうか?

トゥ側

ヒール側
トゥ側とヒール側にある、この3本のような線もインパクトがあります。
どういう意味なのでしょうか?
ここの塗装面も、近くでよく見ると少しムラが見られました。
使っていけばおそらく、塗装が落ちてしまうだろう・・・。と思いました。
『使い減り』するタイプだろうな・・・。と思ったのですが、今はクラブの刻印などを塗装するマニキュアなども販売されているので、自分好みの色に塗り替えてみるのもいいかな・・・。と思いました。

ネックの長さはしっかりとありました。
調整機能が搭載されていないで、この長さがあるのは今では珍しいです。
個性的なデザインではありますが、比較的シンプルなデザインだな・・・。と思いました。
今はハイテク化が進んで、調整機能やウェイトなどが組み込まれている物が多くなりました。
時々ゴチャゴチャした感じの物もありますが、そういった意味では、このドライバーはすっきりした印象をもちました。
こういったところから、このクラブの『潔さ』といいますか、メーカーの自身が感じられます。
ポテンシャルが高そうな雰囲気があります。

フェース面のデザインも変わっていました。
真ん中の文字のようなものは、おそらく『K』と『G』を表しているのだろう・・・。と思いました。
見るからに弾きの良さそうなフェース面です。

セミシャローバックといっていいでしょうか?
立体的なヘッドですが、ディープバックではなく、シャローなタイプです。
こういったところは、今のクラブの特徴といえるように思います。
今はディープバックのドライバーに出会うことは殆ど無くなりました。
ディープフェース&シャローバックの組み合わせです。
よく見かけます。

顔は個性的でした。
トゥ側にちょっと特徴があって、昔出会ったウィルソンのドライバーを思い出しました。
引っ掛かりそうな印象は無かったのですが、『逃がし顔』というよりは『つかまえ顔』だな・・・。と思いました。

振り感はまずまずでした。
全体的な雰囲気から、もっと重量感があってどっしりした感じがあるのかな?と思いましたが、そうでもありませんでした。
重さはあまり感じないのですが、シャフトは結構しっかりしているな・・・。と思いました。
余計な動きはせずに、シャフトとヘッドの動きはシンクロしやすいように感じました。
タイミングを合わせることに気を取られず、気持ち良く振っていくことができました。

ボールを前にして構えた感じは、まずまずでした。
少しつかまりやすそうな感じがしましたが、苦手意識が芽生えるほどではありませんでした。
フェース面も結構見えていて、少し『アゴ』が出ているタイプだな・・・。と思いました。
弾道のイメージは何とか出せたのですが、どんなフィーリングなんだろう?と、初めて手にするメーカーのドライバーなので、ワクワクしました。
試打を開始しました。

『打感』はしっかりめでした。
ソフトという感じではありませんでした。
すごく硬くて手に響く・・・。というほどでもなかったのですが、正直いいますと、あまり好きな打感ではありませんでした。
あまり表現が良くないかもしれませんが、少し大味な打感だな・・・。と思いました。
結構ズシリときました。

『音』は大きすぎず高すぎず、ちょうど良いです。
強くインパクトしても、全く問題ありませんでした。
打つ前は全体的な雰囲気などから、何となく甲高い音ではないかな?と思っていましたが、そうではありませんでした。
変な音だったら嫌だな・・・。と、少しドキドキしていたのですが、そんなことはありませんでした。

『球のあがりやすさ』という点では、明らかにヒッター向けです。
幅広い層に対応できるように開発されていないと思います。
ターゲットを絞り込んでいるように感じられます。
叩いていけるタイプのドライバーです。
人によって好みが分かれると思いますが、私は叩いていけるタイプは昔から好きなので、このドライバーは好感がもてました。
気持ち良く叩いていくことができました。
低スピン性能も高いと思いました。
ライナー系で、すごく弾道が低い・・・。ということもなく、普通にあがってくれました。
結構お尻(バックフェース付近)が重いタイプなのかな?と思いました。
ドロップすることもありませんでした。
予想よりも最高到達地点が高めでした。
これはシャフトも大きく関係しているのかもしれません。
タフ過ぎて手に負えないタイプではありませんが、いわゆる『ヤワ』なドライバーではないと思いました。
『骨のある』タイプです。

『安定性』という点では、普通だと思いました。
特別シビアなタイプではないですが、今は高安定性のドライバーがたくさんあるので、それらと比べると、ある程度の正直さはもっているのかな?と思いました。
しかしラインは出しやすいですし、あまり気にしすぎることはないような気もします。
『曲がりにくい』『易しい』『寛容さがある』というタイプのドライバーではないと思いました。

『飛距離性能』は、人によってかなり好みが分かれると思いますが、持っているポテンシャルは高いと思います。
硬派な感じのドライバーです。
ヘッドスピードが速ければ速いほど威力を発揮するドライバーといえるのではないでしょうか?
今のドライバーの中には、ヘッドスピードが速ければ逆にスピン量が増え、飛距離が落ちてしまうような物もいくつかあります。
『適正ヘッドスピード』があって、その範囲内で打っていかないと飛距離をロスしてしまうこともあります。
しかし、このドライバーはそういったタイプではないと思いました。
力のある方が、スピンを気にせず思いっきり『ぶっ叩いて』いけるドライバーだと思います。
こういったタイプは昔から出会ってきているので、何となく懐かしい感じがしました。
どんどん振っていけるドライバーです。
『伸びしろ』が大きいドライバーといえるでしょうか?

『操作性』という点では、『曲がりにくい』タイプではないので、左右に曲げることも比較的簡単にできました。
しかし、それは操作性を高めているというよりも、『自然な設計』といいますか、最初から違うところに重点を置いて開発されているからだと思います。
今の多くの『高機能ドライバー』とは、違う印象をもちました。
つかまえ系の顔に見えましたが、結構右に逃がしやすい印象をもちました。
それは、装着されているシャフトも関係しているのかもしれません。
左右に曲げることはできましたが、意図的に曲げたくなるドライバーではありませんでした。

初めて手にしたKRANK GOLFのドライバーでしたが、強く印象に残ったのは、『ポテンシャルの高さ』と『大味な感じ』です。
その2つが大きな特徴だと思いました。
飛距離を生み出す為の『低スピン性能』は高いと思います。
ヒッターの方が気持ち良く打っていけるドライバーだと思います。
タフ過ぎず、適度にキャリーを出していけるところも魅力的です。

大味なところがあったのですが、かなりのハイテクが組み込まれたドライバーなのだと思います。
ゴチャゴチャしたところはなく、シンプルさが魅力的ですが、見えないところに色々な技術が組み込まれているのだと思います。
日本のメーカーではないな・・・。と、打つ前から思っていましたが、実際に球を打ってみると、その思いが一層強くなりました。
私はこれまで、日本の素晴らしい地クラブメーカーのドライバーに出会う機会に恵まれてきましたが、このドライバーはそれらとは違う雰囲気がありました。

しかし、とても個性的なので印象に残りやすいですし、魅力を感じました。
これまで、一度試打しただけで、あとは試打しないクラブもたくさんありましたが、このドライバーは機会があればまた試打してみたいと思いました。
他のメーカーのドライバーと打ち比べをしてみたいと思いました。
車でいえば、『総排気量』の大きいドライバーであることは間違いありません。
まさに『FORMURA』の名にふさわしいドライバーだな・・・。と思いました。

色々なシャフトでも試してみたいな・・・。と思いました。
底が深いといいますか、懐が深い印象をもちました。
ヘッドスピードはあるのに、どうしてもスピンが多くなって飛距離をロスしてしまう・・・。という方に試していただきたいドライバーです。
これからも、KRANK GOLFに注目していきたいです。