今日は、今年下半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドをご紹介します。
ブリヂストンゴルフ B2 HT フェアウェイウッド
まずはBSのFWです。
BSはドライバーやFWはずっとこのデザインが続いているようで、マイナーチェンジという印象を受けました。
一番印象に残っているのは、他のメーカーでは見られない、フェース面です。
フェース面がフラットなクラブも多いですが、もう10年以上、BSはフェース面のミーリングにこだわっているように感じます。
おそらく、『スピンコントロール』に関係していると思うのですが、こういった個性が感じられるのはとても良いことですね。
高品質・高性能は当たり前として、『クラブの個性』が大切ではないでしょうか?
フェースが被っていて構えづらいクラブで、私には合いづらいクラブですが、好まれる方は多いと思います。
最近はフェースの被りが少しずつ抑えられているように感じるのですが、まだまだフックフェースの需要は大きいのだと感じました。
打感や音は好感が良く、球のつかまりが良い、オートマ系FWという印象です。
次はリョーマのFWです。
リョーマのドライバーやFWは、とにかく『飛んで曲がらない(にくい)』という印象があり、このクラブもその伝統が受け継がれています。
丸っこい顔が印象的だったのですが、このクラブもフェースが被っているように見えて苦手に感じたことを覚えています。
小ぶりにしたらフェースターンしやすくなり、自然とつかまりやすくなるのでフェースを被せる必要が無くなると思うのですが、投影面積を大きくとって面長にするのであれば、どうしてもフェースを被せる必要があるのかもしれません。
私は苦手ですが、フックフェースが好きで球があがりやすく、飛距離性能も高いレベルで安定しているFWを探しておられる方には、是非試していただきたいクラブです。
『飛んで曲がらない』ということに関して、リョーマはすごくこだわっているメーカーだと思います。
海外メーカーで対抗馬を探すとなると、PINGということになるでしょうか?
高級感もありますし、所有欲も満たしてくれます。
次はタイトリストのカッコいいFWです。
ソールに独特なパーツが組み込まれていますが、比較的シンプルでタイトリストらしいな・・・。と思いました。
『タイトリスト顔』といっていい、整った美顔で、フェース面もシンプルで美しかったのを覚えています。
このクラブはよく見かけるので、初めて試打した後も、何度か試打を楽しみました。
打感や音も良く、飛距離性能が高いクラブですが、『寛容さ』を最優先に考えておられる方には、少し合いづらい部分があるかもしれません。
最後はEPONのFWです。
EPONのFWはチタンというイメージがすっかり定着しましたが、このクラブもそのようで、とても美しく、試打する前に目で楽しめました。
質感が良く、目で楽しめるクラブです。
フェース面の一部分だけミーリングがあったのが印象的でした。
構えやすくて、打感や音が良い『EPONフィーリング』を楽しめるクラブです。
昔から思っていましたが、改めて顔や打感・音は大切で、ショットの成否に深く関わってくるなぁ・・・。と思いました。
このクラブは特別どこかが飛び抜けて良く、代わりにどこかが劣っている・・・。というのではなく、あらゆる面においてハイレベルでバランスがとれているのが大きな魅力です。
海外メーカーのクラブしか使わないとか、テレビや雑誌で紹介されているような、よく見かけるクラブしか使いたくない・・・。という方以外には、オススメしたいな・・・。と思いました。
EPONのクラブを手にして、新たなゴルフの楽しさにどっぷりと使って抜け出せない・・・。
『EPON沼』にハマってみるのも良いのではないでしょうか?
それくらい、EPONのクラブには価値があると思います。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドたちです。
次回は『ドライバー編』を書かせていただきたいと思います。




