三浦技研 MB-5003 アイアン & CB-1007 アイアン

三浦技研 MB-5003 アイアン & CB-1007 アイアン 
<左>CB-1007  <右>MB-5003
今日は、この2本の三浦技研の素晴らしいアイアンを試打しました。
試打クラブは MB-5003 アイアン と CB-1007 アイアン の7番です。
ダイナミックゴールド

<左>CB-1007  <右>MB-5003
シャフトはどちらも、ダイナミックゴールドです。



<左>CB-1007のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は436gです。



<右>MB-5003のスペック
ロフトは34度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS200、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は436gです。



正面

<左>CB-1007  <右>MB-5003
この2つの三浦技研の素晴らしいアイアンを同時に試打することができて、とても胸が高鳴りました。
なかなかこういったチャンスはありません。
CB-1007もいいですし、MB-5003は久しぶりでしたが、相変わらず圧倒的な存在感があります。
側面

<左>CB-1007  <右>MB-5003
右のMB-5003は、2009年の私の中での『アイアン・オブ・ザ・イヤー』に輝いたクラブです。
対してCB-1007も、昨年試打して、とても気に入ったアイアンです。
昨年は順位をつけられなかったのですが、このアイアンは、グランプリの最有力候補のひとつに挙がっていました。
私は今年アイアンを新調したのですが、このCB-1007とマイアイアンの2つが最後まで候補に残りました。
結局、私はまた三浦技研ユーザーになれなかったのですが、いつかアイアンやウェッジを購入したいと考えています。
今日は、そんな素晴らしいアイアンを同時に試打する機会に恵まれたことを、とても嬉しく思いました。
彫りの深さ

<左>CB-1007  <右>MB-5003
マッスルバックとハーフキャビティという違いがありますが、やはりこうして見ても、CB-1007は、かなりマッスルバックに近いアイアンだと思いました。
ネック長さ

<左>CB-1007  <右>MB-5003
ネックの長さは、ほぼ同じといっていいと思います。
MB-5003&CB-1007

<左>CB-1007  <右>MB-5003
フェース高も、ほぼ同じでした。
MB-5003&CB-1007

<左>CB-1007  <右>MB-5003
トップラインは、少しだけCB-1007のほうが厚く見えました。
ソール幅

<左>CB-1007  <右>MB-5003
ソール幅は、CB-1007のほうが少し広いです。
顔

<左>CB-1007  <右>MB-5003
CB-1007は今のアイアンの中でも、かなり小顔の部類に入ると思うのですが、こうして見比べてみると、やはりMB-5003の『小顔感』が光ります。
かなりコンパクトに見えます。
アイアンはヘッドが大きいほうが安心感もあるし好きだ・・・。という方はたくさんいらっしゃると思いますが、私はある程度小顔なほうがボールも大きく見えますし、弾道が色濃くイメージできるので好きです。
どちらも、かなりの男前アイアンですが、久しぶりに出会ったMB-5003の魅力にハマってしまいました。
MB-5003 構え感

MB-5003
CB-1007 構え感

CB-1007
ボールを前にして構えて見ても、やはりどちらもすごくいいです。
いいイメージが自然と湧き上がってきます。
ストレートなイメージを出しやすいのは、どちらかといえばCB-1007かな?と思ったのですが、私はどちらかというと『曲線』をイメージしていきたいので、MB-5003の構え感に魅力を感じました。
改めて、どちらも『至高のアイアン』だな・・・。と思いました。
こうして構えているだけで、気持ちの昂ぶりを抑えることができませんでした。
試打を開始しました。
フェース面

<左>CB-1007  <右>MB-5003
『打感』はどちらもソフトで極上のフィーリングです。
三浦技研アイアンのもつ、独特な柔らかさを堪能することができました。
CB-1007は一応キャビティではありますが、改めて打感の良さはマッスルバック並だな・・・。と思いました。
トゥ側

<左>CB-1007  <右>MB-5003
『球の上がりやすさ』という点では、思っていた以上に大きな違いは見られなかったのですが、敢えていうならばCB-1007かな?と思いました。
しかし、CB-1007を難なく打てる方であれば、MB-5003も特に問題なく打っていけるのではないでしょうか?
バックフェース

<左>CB-1007  <右>MB-5003
『安定性』という点ではキャビティ形状の分だけ、CB-1007のほうが多少高いのかな?と思いましたが、どちらも『イージー系』ではなく、はっきりとした『シビア系』だと思います。
ミスに対しての寛容さやスイートエリアの広さを易しさと捉えるのであれば、私はCB-1007だと思いますが、構えたときに湧き上がってくるイメージの強さやフェースターンのしやすさ・・・。なども易しさのうちに入ると思っていますし、そういったことを考えると、私はMB-5003に魅力を感じます。
MB-5003&CB-1007

<左>CB-1007  <右>MB-5003
『飛距離性能』という点では、どちらも甲乙付けがたい感じがしました。
両方とも本格的なアイアンなので、『飛距離』というよりも『距離感』を大切にしていけるアイアンです。
困ったときにすごく助けてくれそうな、とても実戦的なアイアンです。
アイアンに飛距離性能を求めていきたい方には、どちらも合いづらいところがあるかもしれません。
MB-5003&CB-1007

<左>CB-1007  <右>MB-5003
『操作性』という点では、どちらもかなりのハイレベルではありますが、先ほども書きました通り、『フェースターン』がしやすいところなどからも、敢えていうならばMB-5003かな?と思いました。
より敏感に反応してくれるのはMB-5003だと思います。
MB-5003&CB-1007

<左>CB-1007  <右>MB-5003
極上のマッスルバックと、極上のハーフキャビティの競演に、ずっとしびれっぱなしでした。
腕が二本しか無いのがもどかしいと感じるくらい、どちらもたくさん球を打ちたくて、たまりませんでした。
ひとつを打てばもうひとつを置いておかなければならないことが勿体ないと感じました。
今は多くのメーカーからマッスルバックアイアンが発売されていますが、MB-5003は『男前度』や『打感』『操作性』などでも間違いなくトップクラスです。
対してCB-1007も、キャビティアイアンの最高峰です。
どちらも決して『易しい』とはいえないのかもしれませんが、それでも私たちゴルファーを魅了するものがあります。
三浦技研の『懐の深さ』といいますが、高いクォリティを感じました。