ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー 2024

今日は、昨年試打したユーティリティの中からMVP。

『ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー2024』を発表させていただきます。

試打した数は少ないですが、どれも名器と呼ぶに相応しいものばかりです。

試打していて、とても楽しかったですし、最近のクラブのレベルの高さを実感しました。

尚、掲載順は試打した順番であって、ランキングとは関係ありません。

また、これはあくまでも私の中のランキングであって、クラブの品質や性能の優劣を示すものではありません。

それでは、MVP候補たちを発表させていただきます。

 

キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE ユーティリティ
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE ユーティリティ

 

muziik On The Screw DU 2 HEAVEN ユーティリティ
muziik On The Screw DU 2 HEAVEN ユーティリティ

 

プログレス BB6 ユーティリティ
プログレス BB6 ユーティリティ

 

テーラーメイド Qi10 レスキュー
テーラーメイド Qi10 レスキュー

 

ダンロップ スリクソン ZXiU ユーティリティ
ダンロップ スリクソン ZXiU ユーティリティ

 

EPON AF-957
EPON AF-957

 

どれも素晴らしいクラブで、選ぶのに正直迷いました。

それくらい、ハイレベルなクラブが多いということです。

いいクラブにたくさん出会えて私は嬉しかったのですが、各メーカーの企業努力・技術の高さを感じることができ、とても嬉しかったですし、楽しい時間を過ごすことができました。

なかなかひとつに絞れないので、今年はMVPを選ばないようにしようかと思うところもあったのですが、なるべくそうしないようにしようと思い、ひとつに決めました。

それが、

プログレス BB6 ユーティリティ
プログレス BB6 ユーティリティ
です。

プログレスのユーティリティがMVPに選ばれました。

このクラブは男前で打感や音が良く、『易しい』というところが大きなポイントです。

地クラブメーカーなので、他の人と被りにくいというところも魅力の一つと言えますね。

これまでも書いてきましたが、メーカーの大小によって、品質や性能の優劣は決まりません。

大手有名メーカーのクラブは確かに素晴らしいものが多いですが、地クラブメーカーも決して負けていません。

むしろ優れたものが多いように思います。

少ないロット数で勝負するので、どうしても価格は高くなりますが、クォリティという点では、信頼できるものが多いように感じます。

ある海外メーカーは今でも製品の出来不出来の差が激しく、『当たり外れ』が出てしまいますが、そうなりにくいのが、日本の地クラブメーカーです。

もちろん全てがそうだとはいいきれないと思いますし、日本の地クラブメーカーも実は海外製ということも少なくないようですが、最終的な『検品の差』が大きな違いなのかもしれません。

このBB6ユーティリティはオーソドックスでカッコいいクラブです。

カッコいいクラブは難しい。

大型でクセのあるクラブのほうが易しい。

というイメージをもっておられる方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、実はそうではないのです。

男前で構えやすいクラブだからこそ、易しくなります。

それは『イメージしやすくなるから』です。

構えたときにイメージが出せないクラブがショットの精度が落ちますし、難しくなります。

たとえ真っ直ぐ飛んでもイメージが浮かばず飛んだのであれば、それは『偶然』といっていいのかもしれません。

ウェッジやアイアンのときにも書きましたが、最近はカッコ良くて易しいクラブが増えていて、このBB6にもいえます。

とても構えやすかったですし、ほぼイメージ通りに飛んでいってくれました。

ただ記事にも書きましたが、ある程度のHSは必要になってくるかもしれません。

あらゆるHSに対応しているクラブとはいえないかもしれませんが、そのハードルは決して高くないように感じます。

私は重要視していませんが、調整システムが搭載されているのも、好感を持たれる方は多いのではないでしょうか?

私は良いクラブの条件として、いろいろなことが挙げられるものの、すごく重要視しているのが、『その気にさせてくれるか』ということです。

無難な顔で、特に不満は無いけど、どうも気が乗らないとか、打っていて楽しくないな・・・。と思えるクラブがあるのも事実です。

そういった点で考えてみても、BB6ユーティリティはとても楽しく試打できましたし、基本性能がしっかりしていて、ポテンシャルも高いのでMVPに選びました。(決して他のクラブが大きく劣っているということではありません。)

プログレスのクラブには、なかなか出会うことができませんが、これからも期待したいですし、試打する機会があれば迷わず試打し、記事に書かせていただきたいと思います。

いかがでしょうか?

以上が『ユーティリティ・オブ・ザ・イヤー2024』です。

次回は『フェアウェイウッド編』を書かせていただきたいと思います。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。