今日は、昨年試打したフェアウェイウッドの中の『MVP』。
『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2024』を発表させていただきたいと思います。
近年のFWの進化・高性能化は凄まじいものがあります。
それを強く感じるのが『飛距離性能』です。
ドライバーの代わりになるFWがたくさん登場してきました。
FWは得意だけど、どうしてもドライバーが苦手だ・・・。という方は一定数いらっしゃると思いますし、そういった方々にとって、今のFWはとても心強い存在なのではないでしょうか?
それともうひとつ、昔と大きく違うのが、『あがりやすさ』です。
昔は『直打ち』が難しいものが多かったのですが、今はとても簡単になりました。
しかも、それほど速いヘッドスピードを必要としないのに、高くあがりキャリーを稼げるクラブが多いです。
それはやはり『シャロー化(低重心化)』が大きな理由だと思いますが、ひ弱な感じのシャローではなく、強くて硬派な感じのシャローも増えてきました。
それでは、素晴らしいMVP候補たちをご紹介します。
尚、これまでも書いてきましたが、これはあくまでも私の中でのランキングであり、クラブの品質や性能の優劣を示すものではありません。
また、試打していながら、ここに登場していないクラブもありますが、それらが優秀では無いということでもありません。
あくまで、私golfdaisuki.独自のランキングです。
キャロウェイ PARADYM Ai SMOKE MAX フェアウェイウッド
muziik On The Screw DF2 HEAVEN フェアウェイウッド
数を絞りましたが、どれも素晴らしいクラブです。
それぞれ個性は異なりますが、高いポテンシャルをもっていますし、今のニーズに合っているクラブだと思います。
他の番手のクラブでは、MVPをどれにしようか迷ったこともありましたが、FWはすぐに決まっていました。
そのクラブを試打したとき、おそらくこれに決まるだろうな・・・。と思ったことをはっきりと覚えています。
それくらい、高いパフォーマンスを発揮してくれました。
その高性能で、MVPに輝いたクラブは、
muziik On The Screw DF2 HEAVEN フェアウェイウッド です。
このクラブのもつ、ポテンシャルの高さがとても魅力的でした。
その魅力とは、何と言っても『飛距離性能』。
これに尽きるといっても過言ではありません。
構えたときに、少しネックの太さが気になったのですが、それ以外マイナス要素はありません。
一球目から、ズバ抜けて強い球を打つことができ、まだ2月だったにもかかわらず、「凄いなぁ、多分今年のMVPはこれになるんだろうな・・・。」と思いました。
試打してすぐに記事にしたのですが、それを書きたくてうずうずしていたのですが、何とか書かずに粘ることができました。
以前試打したDFも、その年のMVPに輝いたのですが、続けての受賞です。
クリークらしく、小ぶりなのもプラスポイントでした。
シャロー感があって、投影面積の大きいクリークを好まれる方は、少し小さく見えて不安に感じられるかもしれません。
しかし、私は小ぶりなのでイメージも出しやすく、扱いやすいクラブだと感じました。
クリークで凄く飛ぶので、スプーンが苦手な方はあえて入れないという選択肢もあるのではないでしょうか?
それくらい、飛距離性能に長けたクリークです。
このクラブのスプーンをまだ試したことが無いのですが、今度機会があれば、是非試してみたいと思っています。
ソールのデザインが特徴的で、一度見たら忘れられないほど強い個性を発揮していますが、それは『理由のある個性』です。
意味も無く、奇抜なデザインになっているのではありません。
このデザインには『飛距離』というお土産がついてくるのです。
『スタンディングロフト化』による、アイアンの『番手ずらし』はあまり好きではないのですが、FWの番手ずらしは大歓迎です。
とはいっても、14本のクラブの中で、飛距離を追求するのはドライバーとスプーンだけと、私は思っているので、このクリークがよく飛ぶというのは少し引っかかる部分もあるのですが・・・。
クリークは高くあがって、グリーン上でボールを止めて欲しいクラブです。
このクラブはよく飛ぶので、スプーンと同じくらいの距離感をもっていたのがいいかもしれません。
それでいて、クリークらしい高弾道が出せるのだから、魅力もいっぱいです。
同じムジークである、このBLACK XSPIREも素晴らしいFWだと思いましたが、私は断然On The Screw DF2 HEAVENのほうが好きです。
ただ、このOn The Screw DF2 HEAVENの難点といいますか、はっきりと気にとめておかないことをあげるとすると、『結構タフ』だということです。
クリークではありますが、ある程度のHSは要求するクラブだと思います。
特に直打ちでは、その傾向が強くなるような気がします。
記事にも書きましたが、ドライバーのHSで40以下だと(あくまでも目安ですが)、直打ちはちょっと厳しいかもしれません。
しかし、このクラブを打ちこなせるHSをお持ちの方には、とても頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
多くのメーカーが素晴らしいFWをたくさん発表していて、ドライバー同様『レッドオーシャン』といっても過言ではありません。
特に『伸び代』という点では、ドライバーよりも大きいのではないでしょうか?
たくさんのFWを試打していると、そのように感じます。
質感が良く、オーソドックスな顔で、打感や音も良く、飛距離を求めていきたい方には、是非試していただきたいクラブです。
ムジークはグリップのイメージが強いメーカーですが、FWも素晴らしいですね。
キャロウェイやテーラーメイド・PINGなど、海外メーカーは素晴らしいFWをたくさん発表していますが、日本のメーカーも決して負けていません。
特に日本人をターゲットに開発しているメーカーが多いので、私たち日本人にとっても、合いやすくなる確率は高いのではないでしょうか?
日本にいると、高性能な海外メーカーのクラブにも出会えますが、日本の大手有名メーカーだけでなく、ハイレベルな地クラブメーカーにも出会えるチャンスがあるので、世界一ゴルファーに優しい国といえるような気がします。
まさに『ゴルファー天国』です。
いかがだったでしょうか?
以上が、『フェアウェイウッド・オブ・ザ・イヤー2024』でした。
先ほども書きましたが、MVPに輝いたクラブ以外が劣っているということではありません。
どれも素晴らしいクラブばかりです。
ただ、一番私の心を強く揺さぶり、ハートをキャッチしたのが、muziik On The Screw DF2 HEAVEN フェアウェイウッドです。
この素晴らしいクラブに出会い、楽しい時間を過ごすことができました。
次回は『ドライバー・オブ・ザ・イヤー2024』を発表させていただきたいと思います。