ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン

目次

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアンを試打レビュー

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン

今日は、このゴルフクラブ試打しました。

試打クラブダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン の7番 です。

 

N.S.PRO MODUS3 TOUR120 スチールシャフト
シャフトは N.S.PRO MODUS3 TOUR120 です。

ロフトは32度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は105g、トルクは1.7、キックポイントは中手元調子 です。

 

正面
とてもカッコいい、スリクソンのニューアイアンです。

ひと目見て、思わず手に取ってみました。

キャビティの易しさを追求しながらも、カッコ良さや打感を追求していて、そつのないデザインです。

 

PUREFRAME
ヒール側には小さな文字で、『PUREFRAME』と表記されていました。

ピュアなフレーム・・・。

どういうことでしょうか?

 

側面
オーソドックスな形状です。

スリクソンらしくカッコいいアイアンで、いい目の保養をさせてもらいました。

軟鉄の質感があり、見るからに柔らかそうな雰囲気が伝わってきます。

このアイアンは、いわゆる『アスリートモデル』ということになると思うのですが、それほどフェース高は高くないように見えました。

少しずつシャローフェースになっているのでしょうか?

とはいっても、今はこういうタイプが多くなり、ドライバー同様、ディープなものは少なくなっているような気がします。

 

彫りの深さ
彫りは浅くなく深くなく、といった感じで、ノーマルキャビティといっていいでしょうか?

三段という段差があり、肉厚にするところは肉厚にしておいて、かなり計算されたデザインのようです。

 

トップライン
トップラインの厚さは標準的です。

薄いということはありませんでした。

 

ソール幅
ソール幅も標準的です。

狭いということもなく、かといってワイドでもありません。

『つかまえ系』のソール形状だな・・・。と思いました。

どういうことかと言いますと、ソール全体が真っ直ぐではなく、カーブを描いていて、つかまりそうなイメージをもちやすいからです。

アイアンを構えたときの『顔』とはまた違う『顔』です。

バックフェースなど、ゴルフクラブには、いろいろな顔があります。

 

ソール形状
ソールは、いわゆる『二分割』になっています。

スリクソンらしく、よく見かけるデザインです。

『オートマチック的』に抜けがいいソールといっていいと思います。

以前、このようなソールのアイアンをコースで試してみたのですが、予想以上に抜けがいいといいますか、滑りが早く、芝の抵抗を大きく減らせるのを実感しました。

 

ネック長さ
ネックはロングではなく、標準ですが、少し短く見えました。

 

ミーリングあり
フェース面には独特なミーリングが施されています。

先日試打した、ユーティリティと同じです。

このミーリングには、どのような効果が期待できるのでしょうか?

 

Golf Pride
装着されているグリップはツアーベルベットで最高です。

アイアンやウェッジには欠かせないグリップで、いろいろなグリップを試してみましたが、結局これに戻ってしまいます。

耐久性はそれほど高くないですが、しっとりとしたフィーリングと、雨の日のラウンドで少々濡れても、タオルで拭けばすぐに復活してくれます。

少し濡れたときもいいですが、乾かしたときのフィーリングは最高です。

 

振り感
素振りを繰り返し、すぐにタイミングをつかむことができました。

最近はモーダスが増えてきていて、私の周りでも大人気です。

私が日頃お世話になっているクラフトマンが、このシャフトをすごく勧めてきますが、もう少しDGを使って、それから考えてみたいと思っています。

DGはゴルフを始めたときから使っているので大きな安心感がありますが、モーダスをたくさん試打してきて、その性能の高さも肌で感じています。

 

構え感
素晴らしい構え感です。

一瞬でアドレスが決まりました。

構えづらいアイアンだと、なかなかこうはいかないのですが、今日は一瞬でした。

この『構えやすさ』といいますか、『アドレスが完了するスピード』も、クラブの性能の一部だと私は思っているのですが、それがこのアイアンはかなり高いです。

もちろん、ラージサイズは強いグースを好まれる方には構えづらいところもあると思いますし、好みが分かれるとは思いますが、私はすごく気に入りました。

男前で精悍な顔つきをしていますが、それほど尖った感じはしません。

むしろ、どこかフワッとした柔らかさを醸し出してくれるアイアンです。

頭の中で、いろいろな良いイメージが浮かんできて、いいクラブというのは、頭の中を活性化させてくれるのだということに気づかされました。

 

試打を開始しました

フェース面
一球目から、素晴らしい打感に、思わず笑みがこぼれました。

打つ人を笑顔にさせてくれます。

軟鉄の雰囲気があり、打感は良さそうだな・・・。と思っていましたが、予想以上のグッドフィーリングです。

アイアンの打感は中空か、そうでないか・・・。ということもありますし、バックフェースのデザインによるところが大きいですが、同じ軟鉄キャビティでもピンからキリまであるんだな・・・。と思いました。

もちろん、このアイアンは『ピン』のほうで、最高レベルの打感です。

この打感なら、普段からマッスルバックを愛用しておられる方も好感を持たれ、キャビティもいいものだな・・・。と再認識されるのではないでしょうか?

キャビティ独特の『薄っぺらい』打感ではなく、適度な厚みがあり、ボールを乗せて運ぶ感覚を味わえるアイアンです。

 

トゥ側
『球のあがりやすさ』は普通で、特別あがりやすくなっているような工夫は感じられません。

しかし、ソールがよく滑ってくれ、結果的にボールをヒットする高さ(打点)が安定するように感じ、拾いやすくてあがりやすく、高さも安定してくるように感じました。

こういったところが昔のアイアンとの大きな違いです。

昔のアイアンは、ここまでソール形状にこだわっていませんでした。

そして、適度に重心が低く抑えられているのが、多くの支持を集めるのではないでしょうか?

 

バックフェース
とてもカッコいいアイアンで、いかにも気難しそうな印象をもたれる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんなことはないので、多くの方に試していただきたいです。

ノーマルキャビティの易しさをプレイヤーに与えてくれます。

ラージサイズのフルキャビティしか使いたくない・・・。という方には、多少合いづらいところがあるかもしれませんが、この大きさがちょうどいい・・・。という方にとって、かなり易しくて『手の延長』として機能してくれるのではないでしょうか?

カッコいいけど、そこまで気難しくない・・・。という、『いいとこ取り』したアイアンです。

 

飛距離性能
『飛距離性能』は、今のアイアンの中では、まずまず・・・。といったところでしょうか?

ディスタンス系アイアンではないですが、今はアスリートモデルでも飛距離が出るものが多く、このアイアンもその流れに沿っているようです。

縦の距離感を大切にしたいけど、それでも少し距離が欲しい・・・。という方のためのアイアンといっていいのではないでしょうか?

『チョイ飛び』系アイアンといっていいと思います。

私の感覚では一番手くらい飛ぶアイアンです。

 

操作性
『操作性』は素晴らしく、左右どちらにも敏感に反応してくれました。

ドローヒッターの方にも、フェードヒッターの方にも扱いやすい、オールマイティなアイアンです。

構えやすくていいイメージを頭に描くことができ、球持ちもいいので、必然的に操作性も高まります。

最近は、いわゆる『弾き系』のアイアンが増えてきましたが、このアイアンのような『乗っかり感』のあるアイアンは、やはり魅力的です。

試打後の感想

ヒール側
スリクソンらしく、高いレベルでバランスのとれたアイアンです。

これといって欠点が見つからず、むしろ良いところばかりが見つかりました。

 

ダンロップ スリクソン ZX Mk II アイアン
先ほども書きましたが、カッコいいアイアンでありながら、それほどハードルが高く設定されていなくて、親しみやすいところも、このアイアンの魅力です。

最近はこのような『カッコいい』&『親しみやすい』というアイアンが増えてきました。

それだけ、メーカーの技術が上がってきたのだと思います。

 

DUNLOP SRIXON ZX Mk II アイアン
とにかく『物理的に』易しいアイアンを作ろうとすれば簡単です。

見た目を気にしなければ・・・。

機械が打つのであればそれでいいかもしれませんが、実際に打つのは人間です。

人間には機械がもっていない『感性』というものがあります。

それは生まれつきもっているもので、しかも経験を積んでいけばいくほど磨かれるものです。

常に人間は進化しているのです。

そういった人間の感性を無視したとしか思えないクラブにはこれまでいくつか出会ってきましたが、さすがはダンロップ。

常に人間の感性を大切にしているメーカーで、今日このアイアンを試打して、改めて再認識しました。

 

DUNLOP SRIXON ZX Mk II アイアン
これはあくまでも私の考えですが、上手くなりたかったら、クラブに頼りすぎるのではなく、自身がもっている感性を最大限に磨くべきだと思います。

それは早ければ早いほど良い。

まさに『鉄は熱いうちに打て』です。

ビギナーの頃はとにかくヘッドが大きくてワイドスイートエリアで、球があがりやすくて、シャフトも軽くて軟らかいほうがいい・・・。

という方もいらっしゃると思いますが、私はそうは思いません。

ビギナーであっても、軟鉄を使って全く問題ないと思いますし、パワーがあるのにまだ初心者だからと軽くて軟らかいシャフトを使うのもどうかと思います。

以前も書きましたが、軽すぎる&軟らかすぎるシャフトは難しいものです。

キャリアが浅くても、パワーがある方はある程度重量があって、しっかりしたほうが易しいことが多いように思います。

特にビギナーのうちは、重量や硬さなどにあまり神経を使わず、『こんなものだ』と思いやすいのではないでしょうか?

重量系のシャフトを使っても、重いとは感じにくいのではないでしょうか?

そして自分なりの物差しをもち、基準を設けることによって、いろいろなクラブの違いを把握しやすくなるようになりますし、自分にマッチしたクラブを使っていると新製品が出てもそれほど気にならなくなります。

自分の相棒のほうがいいと分かっているのですから・・・。

 

DUNLOP SRIXON ZX Mk II アイアン
そういったことを考えてみても、このアイアンは相棒として迎え入れるのに相応しいと感じました。

カッコいいですし、スリクソンというブランドイメージもあるので、所有欲が満たされます。

バッグから抜いて、球を打つのが楽しくなるアイアンです。

軟鉄ではなく、ステンレスが好きで、ラージサイズで強いグースタイプのアイアンしか使いたくない・・・。という方以外は、かなり魅力的なアイアンといえるのではないでしょうか?

 

DUNLOP SRIXON ZX Mk II アイアン
海外製が多いゴルフクラブですが、このアイアンは日本製ということで、魅力もさらにアップします。

もちろん、海外製も素晴らしいクラブはたくさんありますが、やはり日本製は信頼性がアップし好感度も高いです。

大手有名メーカーでは、日本製のほうが少ないのではないでしょうか?

そういったことを考えても、長くそばに置いておきたいアイアンです。

このクラブが気になる方は こちら icon をご覧ください。icon

構えやすさ・・・☆☆☆☆☆
打感・・・・・・☆☆☆☆☆
あがりやすさ・・☆☆☆
安定性・・・・・☆☆☆
飛距離性能・・・☆☆☆☆
操作性・・・・・☆☆☆☆☆

※(100P満点)
☆1つ=0~20P
☆2つ=21~40P
☆3つ=41~60P
☆4つ=61~90P
☆5つ=91~100P


※追記 このクラブの紹介文(記事を書いた後、このクラブについて、調べてみました)

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアン:プロ・上級者向け最高峰の打感とコントロール性能を実現

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スリクソン ZX7 Mk II アイアン icon

結論:スリクソン ZX7 Mk II アイアンは、プロ・上級者向けに開発された最高レベルの打感と操作性を兼ね備えた究極のアスリートアイアン

ダンロップが開発したスリクソン ZX7 Mk II アイアンは、独自の「PUREFRAME」テクノロジーによってスリクソン史上最高の打感を実現し、シビアな要求に応えるシャープなフォルムと操作性、スピンコントロール性能を両立したプロ・上級者向けアイアンです。DUNLOP SELECT SHOP限定モデルとして、Made in Japanの品質で提供される最高峰のゴルフクラブです。

スリクソン ZX7 Mk II アイアンの基本スペック

価格・構成

  • 6本セット(#5〜9、PW): 138,600円〜145,200円(税込)
  • 単品(#3、4、AW、SW): 23,100円〜24,200円(税込)
  • レフトハンドモデル: あり(S200:#5〜9、PW対象)
  • 特注対応: #3は特注生産

シャフトバリエーション

1. ダイナミックゴールド DSTシャフト

  • 価格: 6本セット 138,600円(税込)
  • 目安適応ヘッドスピード:
    • X100: 46m/s〜52m/s
    • S200: 43m/s〜49m/s

2. N.S.PRO MODUS3 TOUR120 スチールシャフト

  • 価格: 6本セット 145,200円(税込)
  • 目安適応ヘッドスピード:
    • X: 46m/s〜52m/s
    • S: 43m/s〜49m/s

3. N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST スチールシャフト

  • 価格: 6本セット 145,200円(税込)
  • 目安適応ヘッドスピード:
    • S: 43m/s〜49m/s
    • R: 39m/s〜45m/s

技術仕様

  • 製造方法: 1020鍛造シングルピース
  • グリップ: ツアーベルベットフルラバーグリップ(Golf Prideロゴ入り)49.5g/口径60
  • ロフト表示: リアルロフト表示
  • 適合規則: 新溝ルール適合モデル
  • 製造国: MADE IN JAPAN

革新的技術「PUREFRAME」テクノロジーの詳細

PUREFRAME構造の特徴

スリクソン ZX7 Mk II アイアンの核心技術は「PUREFRAME」です。

この技術により、キャビティ部を80%厚肉化することで、従来のマッスルバック並みの打感と、キャビティアイアンの寛容性を両立させています。

プロ・上級者の打点位置を厚肉化することで、インパクト時におけるしっかりとしたフィーリングを実現し、ソフトで吸いつくような打感を提供します。

この革新により、ツアープロによる高次元の要求と最新テクノロジーから生まれた絶妙なフィーリングが実現されています。

スリクソン ZX7 Mk II アイアンの長所

打感の卓越性

  • スリクソン史上最高の打感: PUREFRAMEテクノロジーによる究極のソフトタッチ
  • 吸いつくような感触: キャビティ部80%厚肉化による優れた手応え
  • インパクトフィーリング: プロレベルの打点位置厚肉化による確実な手応え

操作性とコントロール

  • シャープなフォルム: シビアな要求に応える精密な形状設計
  • 優れた操作性: 意図したボール軌道を描きやすい設計
  • スピンコントロール: 高度なスピン量調整が可能

品質と信頼性

  • Made in Japan: 日本製による高い品質保証
  • 1020鍛造: シングルピース構造による耐久性
  • 新溝ルール適合: 最新ルールに完全対応

スリクソン ZX7 Mk II アイアンの短所

使用難易度

  • 上級者向け設計: 初心者には扱いが困難
  • 寛容性の限界: ミスヒット時の飛距離ロスが大きい
  • 技術力要求: 一定の技術レベルが必要

価格面

  • 高価格帯: セレクトショップ限定による価格設定
  • ランニングコスト: 高品質ゆえの維持費用

入手性

  • 限定販売: DUNLOP SELECT SHOP限定による入手困難性
  • 在庫状況: 一部スペックは在庫販売限定

このクラブが合うゴルファー

最適な使用者プロフィール

ZX7 Mk II アイアンは特定のゴルファー層に最適化されています。

プロ・上級者向けの設計思想で開発されているためです。

  • ヘッドスピード: 39m/s以上(Rシャフト対応)〜52m/s(X100シャフト対応)
  • 技術レベル: シングルハンデキャップ以上
  • プレースタイル: 精密なコントロールを重視するゴルファー
  • 競技志向: トーナメント出場を目指す競技ゴルファー

 これらの条件を満たすゴルファーには、最高の性能を発揮します。

推奨ゴルファー詳細

  • 平均スコア: 80台前半以上
  • アイアンスキル: 狙った場所に8割以上打てる技術力
  • 弾道調整: 意図的なドロー・フェードが可能
  • スピン調整: 状況に応じたスピン量コントロールができる

このクラブが合わないゴルファー

非推奨ユーザー

ZX7 Mk II アイアンが適さないゴルファーも存在します。

高い技術力を前提とした設計のため、一定レベル以下では性能を活かせません。

  • 初心者ゴルファー: 平均スコア100以上
  • 安定性重視派: ミスの許容性を求めるゴルファー
  • 飛距離優先派: 最大飛距離を重視するゴルファー
  • カジュアルプレーヤー: 週1回未満のプレー頻度

これらのゴルファーには、よりゲームインプルーブメント系のアイアンが適しています。

ヘッドスピード別飛距離性能

各ヘッドスピードでの推奨設定

 ヘッドスピードに応じた最適なシャフト選択が重要です。

シャフトの硬さが適切でないと、本来の性能を発揮できないためです。

ヘッドスピード39m/s〜45m/s(Rシャフト推奨)

  • 対象シャフト: N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST(R)
  • 7番アイアン推定飛距離: 145〜155ヤード
  • 特徴: 安定した弾道と適度な飛距離

ヘッドスピード43m/s〜49m/s(Sシャフト推奨)

  • 対象シャフト:
    • ダイナミックゴールド DST(S200)
    • N.S.PRO MODUS3 TOUR120(S)
    • N.S.PRO MODUS3 TOUR105 DST(S)
  • 7番アイアン推定飛距離: 155〜165ヤード
  • 特徴: バランスの取れた飛距離と精度

ヘッドスピード46m/s〜52m/s(Xシャフト推奨)

  • 対象シャフト:
    • ダイナミックゴールド DST(X100)
    • N.S.PRO MODUS3 TOUR120(X)
  • 7番アイアン推定飛距離: 165〜175ヤード
  • 特徴: 最大飛距離と高精度を両立

適切なシャフト選択により、各ゴルファーの最適な性能が引き出されます。

実際の使用感と口コミ分析

ポジティブな評価

ZX7 Mk II アイアンは多くの上級者から高い評価を受けています。

PUREFRAMEテクノロジーによる革新的な打感と、精密な操作性が評価されています。

  • 打感: 「マッスルバックのような打感なのに寛容性もある」
  • 操作性: 「思い通りの弾道が打てる」
  • スピンコントロール: 「グリーンでしっかり止まる」
  • 構えやすさ: 「シャープな形状で集中しやすい」

使用時の注意点

 一方で、技術力不足のゴルファーからは厳しい評価もあります。

上級者向け設計のため、一定のスキルレベルが要求されるためです。

  • ミスへの厳しさ: 「芯を外すと飛距離が大きく落ちる」
  • 習得期間: 「慣れるまでに時間がかかる」
  • 体力要求: 「しっかりと振り切る必要がある」

競合製品との比較優位性

同クラス製品との差別化

ZX7 Mk II アイアンは競合製品に対して明確な優位性を持っています。

独自のPUREFRAMEテクノロジーと日本製の品質管理による差別化が図られています。

  • 打感: 他社マッスルバックを上回るソフトな感触
  • 寛容性: キャビティ設計による適度な許容性
  • 品質: Made in Japanによる一貫した品質管理
  • カスタマイズ: 豊富なシャフトオプション

 これらの特徴により、プレミアムアイアン市場での独自ポジションを確立しています。

購入前の確認事項

フィッティングの重要性

ZX7 Mk II アイアン購入前には必ずプロフィッティングを受けることを推奨します。

高性能なクラブほど、個人の特性に合わせた調整が重要になるためです。

  • ライ角調整: スイング軌道に応じた最適化
  • シャフト選択: ヘッドスピードとスイングテンポに合致
  • グリップ調整: 手のサイズと握力に適合
  • 番手構成: プレースタイルに応じたセッティング

試打の推奨

購入前の十分な試打が不可欠です。

個人の感覚と実際の性能が合致するかを確認する必要があります。

  • 複数番手での試打: 7番だけでなく、5番・9番での確認
  • 様々なライでの試打: ティーアップ、ラフ、ベアグラウンドでの性能確認
  • 距離感の確認: 各番手での飛距離と精度の把握

メンテナンスと長期使用のポイント

適切なメンテナンス方法

 ZX7 Mk II アイアンの性能を長期間維持するための適切なメンテナンスが重要です。

高品質なクラブほど、適切なケアにより長期間最高の性能を維持できます。

  • 清掃: ラウンド後の溝掃除とヘッド清拭
  • 保管: 湿気を避けた適切な保管環境
  • 定期点検: グリップ交換とシャフト点検
  • 使用制限: 練習場マット使用時の注意

長期使用時の性能維持

正しい使用により、長期間にわたって高い性能を維持できます。

購入ガイドと販売店情報

購入可能店舗

 ZX7 Mk II アイアンはDUNLOP SELECT SHOP限定販売です。

プレミアム製品として限定販売体制を採用しています。

  • ダンロップスポーツ公式オンラインストア
  • 全国のダンロップセレクトショップ
  • 認定プロショップ

在庫・納期情報

一部スペックは在庫販売となっています。

限定生産による在庫制限があります。

  • 標準スペック: 通常在庫あり
  • 特注スペック: 受注生産(納期要確認)
  • レフトハンド: 限定在庫

総合評価とまとめ

最終評価

ダンロップ スリクソン ZX7 Mk II アイアンは、プロ・上級者向けアイアンの最高峰に位置する製品です。

 革新的なPUREFRAMEテクノロジーと日本製の品質管理により、スリクソン史上最高の打感と高度な操作性を実現しています。

  • 技術革新: キャビティ部80%厚肉化による打感革命
  • 性能: 操作性とスピンコントロール性能の両立
  • 品質: Made in Japanによる最高品質
  • 対象: ヘッドスピード39m/s以上のスキルドゴルファー向け

購入推奨度

以下の条件を満たすゴルファーには強く推奨します:

  • シングルハンデキャップ以上の技術力
  • ヘッドスピード39m/s以上
  • 精密なコントロールを重視するプレースタイル
  • プレミアム品質への投資意欲

逆に、初心者や飛距離重視のゴルファーには、より寛容性の高いモデルの検討をお勧めします。

ZX7 Mk II アイアンは、技術力のあるゴルファーにとって、ゴルフの楽しさと競技レベル向上を同時に実現する、真に価値ある投資となるでしょう。


出典・参考資料

  1. ダンロップスポーツ公式サイト – スリクソン ZX7 Mk II アイアン製品情報
    https://sports.dunlop.co.jp/golf/products/clublibrary/iron/zx7mk2_i.html
  2. ダンロップスポーツ公式オンラインストア – 製品販売情報
    https://d-sports-online.dunlop.co.jp/
  3. ゴルフダイジェスト・オンライン – 試打レビュー・口コミ情報
    https://lesson.golfdigest.co.jp/gear/catalogue/iron/gca000015247801.html
  4. 価格.comマガジン – 専門家試打レポート
    https://kakakumag.com/sports/?id=19078
  5. MyGolfSpy – 海外専門メディア評価レポート
    https://www.mygolfspy.jp/srixon-zx-mk-ii-irons/

※本記事の技術仕様、価格情報は2025年8月時点のメーカー公式情報に基づいています。最新情報については各販売店にお問い合わせください。

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