今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは jBEAM FX BM-FW HG フェアウェイウッド です。
シャフトは CRAZY BLACK FW80 です。
ロフトは18度、クラブ長さは42インチ、シャフトフレックスはS、トルクは3.3、シャフト重量は70g、キックポイントは中調子 です。
JBEAMの新しいフェアウェイウッドです。
小振りなヘッドがとてもカッコいいですし、この色なので、とても締まって見えます。
先日『BM-445 HG ドライバー』を試打したのですが、このフェアウェイウッドは型番を見る前から同じシリーズなのが解るほど瓜二つです。
やはりこのフェアウェイウッドも『ハイグレード』なのでしょうか?
ドライバーには、ウェイトが3つありましたが、このフェアウェイウッドにはひとつしかありません。
ヘッドの大きさが小さくなると、ウェイトをあまりたくさん付けても効果は薄いのでしょうか?
この位置にひとつだけ付いているということは、重心深度を深くして、より球をあがりやすくし、曲がりづらくなるように作られているのでしょうか?
以前試打した『FX BM フェアウェイウッド』の位置とは明らかに違うので、性格の異なるFWであることが伺えます。
このウェイトも、取り外しが出来そうです。
『顔』も、すごくおとなしい感じで好感がもてます。
JBEAMらしい丸型というよりは、少し『面長』といったところでしょうか?
どちらにせよ、『小顔』なので、すごくいい印象をもちました。
ドライバーのヘッドの大きさが460ccで、しかもシャローヘッドだと、かなりヘッドが大きく見えますが、クリークはそれほど大きくなっていません。
むしろ大きくなると、余計な難しさが顔を出すような気がします。
なので、これまではドライバーとクリークの大きさのバラつきが大きかったように思うのですが、最近はドライバーも少しずつ『小顔』に戻ってきているので、バランスがだんだんと取れてきたような気がします。
素振りをしてみても、すごく振りやすく感じました。
このシャフトはタイミングがつかみやすいので、楽な気分で振っていけます。
タフ過ぎず、ソフト過ぎず・・・。といったところでしょうか?
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じだと思いました。
すごく打ちやすそうな感じがします。
ドライバーに比べ、クリークは違和感を感じるほどの変わった形のものに出会った記憶は殆どありませんが、このクラブもすごく構えやすく感じました。
これから打つ球の行先も不安になることはありませんでした。
試打を開始しました。
『打感』は、やわらかい感じで、とてもいい感触だと思いました。
『音』は、少し大きめな感じがしましたが、これも先日ドライバーを試打していたので、だいたいこのような音だろう・・・。という予測が打つ前から立っていました。
不快に感じるほどの音ではないですし、むしろこれくらいはっきりした音を好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
スインガータイプの方だと、もっと音が低く小さくなるような気がします。
『球のあがりやすさ』という点でも、すごく高性能な感じです。
番手が違うので比較は難しいですが、先日試打した『FX BM FAIRWAY』よりも、明らかに球があがりやすくなっているのではないでしょうか?
驚くようなシャローヘッドではないですが、すごく球を浮かしていきやすいフェアウェイウッドだと思いました。
クリークなので、球が上がりやすいのは当然といえば当然なのですが、ティアップせずに、マットの上からでもすごく易しく楽に打っていくことができました。
ヘッド全体が黒いので、いかにもタフそうな感じもしますが、実際はかなり打ちやすくなっています。
こういったところはドライバーと共通しているところだと思います。
『安定性』という点でも、易しく感じました。
ミスに対して、それほどシビアな感じはしませんでした。
こういった美しい顔で、しかも小顔なので打点をまとめやすく、ミスをする要因が見つからないような気がしていたのですが、それに加え、この『FW80』という素晴らしいシャフトのおかげで、ますますショットの成功率が上がっていくように感じられました。
私は大きすぎるヘッドは苦手で、構えたときから少し『アバウト』なイメージになってしまうことが多いのですが、このクラブくらいヘッドが締まってきて余計な贅肉がないと、すごくシンプルかつ色濃いイメージラインを描いていけるので、この高い安定性につながったような気がします。
全体的なタイミングの取りやすさも、易しさの要因のひとつだと思いました。
『飛距離性能』という点では、『JBEAM』と『CRAZY』という『黄金コンビ』なので、優れていることは予め予測しやすいところではありましたが、実際に打ってみても、その期待を裏切らない高性能なクリークだと思いました。
フィーリングがいいので、こちらからやや強引な感じで打ちに行っても良かったのですが、今日はこのクラブにずっと任せていたい・・・。と思いながら、試打を楽しんでいました。
『セミオートマチック』な感じで、いいショットを量産できるクラブだと思いました。
『操作性』という点では、まずまず・・・。だと思いました。
直進性が高いので、それほど『操作性抜群』という感じはしなかったのですが、左右どちらにも対応してくれましたし、すごく扱いやすいフェアウェイウッドだと思いました。
すごく敏感に反応する・・・。という感じでもなかったのですが、いい意味での『鈍感さ』があるクラブといっていいのではないかな?と思っていました。
まだまだJBEAMのフェアウェイウッドに出会った回数は少ないのですが、ドライバー同様、すごく魅力を感じます。
これまで、『FX BMα』『FX BM』と、今回のこの『FX BM-FW HG』で、まだ三度目ではありますが、どれも好感の持てるクラブです。
その中で、私が一番購買意欲を刺激されたのは、2番目に出会った『FX BM』です。
このクラブが一番、私に馴染みやすいと思いましたし、今、私が使っているドライバーとの相性も合っているように思いました。
同じシリーズの『FX BM-445 HGドライバー』にも魅力を感じましたが、私はこちらのフェアウェイウッドのほうが、もっと魅力を感じました。
見た目のカッコ良さは失わずに、一般的な敷居を低くして、より多くのユーザーに対応できるように作られたクラブだといっていいのではないでしょうか?
このウェイトを交換すれば、また違ったフィーリングが楽しめそうです。
クリークは、最近ラウンドするときは使わないことが多いのですが、キャロウェイの『ビッグバーサ スチールヘッドIII』というクラブを今でも大切に保管しています。
このクラブは私のフェアウェイウッドに対する苦手意識を払拭してくれた大切な相棒ともいえるクラブです。
なので、今のところ新しくクリークを購入する予定はないのですが、こういった素晴らしいクラブに出会ってしまうと、その気持ちは揺らぎます。
『スチールヘッドIII』は、私の中で『殿堂入り』させて、大切に部屋に飾っておいて、このJBEAMのクリークでラウンドしてみるのもいいな・・・。と思いました。
ただ、やはりこのクレイジーのシャフトとも組み合わせると、かなり高価になってしまうそうなので、なかなかすぐに購入するわけにはいきません。
そんな『手が届かない』感じが、またいいのかもしれません。
すぐに購入できれば、それに越したことはないのかもしれませんが、必ず購入してやるぞ・・・。というモチベーションを保ちながら練習を繰り返していくことはとてもいいことだと思いました。
価格は多少高くても、それに見合う性能を持っているクラブだと思います。
私の周りには、今『クレイジーファン』『JBEAMファン』がたくさん増えてきているので、早速彼らにこのフェアウェイウッドを紹介したいです。
おそらくみんな異口同音に「思っていたよりも打ちやすいね・・・。」と言うんじゃないかな?と思いながら、彼らの喜ぶ顔が頭に浮かんできました。
また、このクラブに出会って、練習場やコースで楽しい時間が過ごせたらいいな・・・。と思いました。
jBEAM FX BM-FW HG フェアウェイウッド
- 2011年6月17日
- jBEAM
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