今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは jBEAM FX BMα フェアウェイウッド です。
シャフトは CRAZY BLACK FW-80 です。
ロフトは15度、クラブ長さは42インチ、シャフトフレックスはSX、トルクは3.2、シャフト重量は72g、キックポイントは中調子、クラブ総重量は331gです。
初めて手にしたJBEAMのフェアウェイウッドです。
JBEAMは、これまでドライバーしか出会うことが無かったのですが、今日はフェアウェイウッドを試打する機会に恵まれました。
ドライバーではすごくいい印象のある、JBEAMなので、フェアウェイウッドにもすごく期待感が膨らみました。
JBEAMらしい、といいますか、ヘッド後方にウェイトのような物が見えます。
適度な重心深度を図る為に取り付けられているのでしょうか?
ドライバーほど大きなウェイトではありません。
これはドライバーのように取り外しができるのでしょうか?
こうして見ていても、かなりのシャローヘッドだということが解ります。
以前試打したこともある、同じシリーズの FX BMα-440 ドライバー は、ここまでシャローではなかったような気がします。
『顔』は全体的に、丸っこくて愛嬌がある感じがしました。
球がよく上がりやすそうな印象を与えてくれますし、かなり『いい顔』をしていると思いました。
素振りをしてみた感じも、すごくいいです。
シャフトもしっかりとしていますし、タイミングがすごく取りやすいです。
最近はフェアウェイウッドの試打をあまりやっていないのですが、今日は久しぶりにやってみて正解だな・・・。と思いました。
ボールを前にして構えてみても、すごくいい感じがしました。
それほどシャープな感じではありませんが、この『丸っこさ』が、すごく易しそうに感じますし、いい雰囲気を醸し出しています。
変なクセもなく、とても構えやすいと思いました。
球もよく上がりそうな感じがしました。
あまり操作するタイプの顔ではないように思いましたし、どちらかといえば『直進性』が感じられ、まずはこのクラブの性能を楽しんでみようと思いました。
試打を開始しました。
まず感じたのが、その『抜群の球のあがりやすさ』です。
予想以上でした。
こうして見ていても、かなり『シャロー』なヘッドということが解りますが、すごく球が浮きやすくて、しかも拾いやすいフェアウェイウッドだと思いました。
あまりにも球があがりやすいので、ゴムティからでなく、マットの上から直に打ってみたのですが、それでもすごくよく上がってくれます。
こういった感じは、以前試打したこともある エポン AF-202HT を思い出しました。
ロフトが『15度』ということは、普通に考えても『スプーン』といっていいと思うのですが、最近は本当に球のあがりやすいスプーンが増えてきました。
昔は14本のセッティングの中で、『3番ウッド』が一番難しい・・・。と感じておられた方もたくさんいらっしゃると思うのですが、今は完全にイメージが変わってきました。
3番ウッドを使う場面が昔は、かなり限られていました。
しかし、今は『レイアップ時のティショット』だけでなく、ロングホールの2打目などに充分活躍してくれるクラブが多くなりました。
昔のスプーンは、ある程度ヘッドスピードがないと『直打ち』では、球も浮いてくれませんでしたが、最近は、こうしていとも簡単に浮かせることができるようになりました。
『キャリー不足』による、飛距離の低下も心配することがなくなりました。
『タフ』という言葉とは、全くの『無縁』のフェアウェイウッドといっていいのではないでしょうか?
これはコースでも、じゅうぶん戦力になってくれると思いましたし、ラウンド前日にはついキャディバッグに入れておきたくなります。
活躍する場面がとても多いような気がします。
『打感』も、JBEAMらしい感じで、とても好感が持てました。
適度にマイルドでありながら、『球の質感』を感じることができるので、打った後も球の行方が気にならず、安心できます。
『音』にも、すごく好感を持つことができました。
この音も、JBEAMらしい音だと思いました。
私はJBEAMのクラブとは、まだそれほど長い付き合いではありませんが、すっかり魅了されてしまいました。
『安定性』という点でも、かなり高いです。
普通に打っている限り、なかなか曲がる気配を見せません。
構えたときのラインにそのまま乗せていきやすい感じがしました。
『タフさ』もそうでしたが、『シビアさ』を全く感じないFWだと思いました。
『飛距離性能』という点でも、かなりハイレベルだと思いました。
はっきりと『飛びスプーン』といっていいような気がします。
ちょっと前までは、こういったシャローなスプーンには、あまり飛距離性能を期待できないところもありましたが、最近はすっかり様変わりしたようです。
クレイジーのシャフトも、すごく高性能だと思いましたし、このヘッドとのコラボも見事だと思いました。
かなりキャリーが稼げるので、日頃、『スプーンの直打ち』でドロップ感を感じておられる方などにも、すごくいい感じをつかまれるのではないでしょうか?
これまで何度か、こういった『シャローヘッドFW』に出会ってきましたが、飛距離性能という点でも、間違いなくトップクラスだと思います。
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
球が自然と上がっていく感じで、なかなか低い球を打つことができなかったですし、左右にもそれほど大きく曲がりやすい感じでもありませんでした。
私はフッカーですが、今日は左が怖いとは思いませんでした。
球があがりやすくてつかまりやすいクラブですが、左へ引っかかる感じがしなかったので、すごく安心して球を打っていくことができました。
JBEAMということで、試打する前は、もう少しタフな感じのクラブかと思っていたのですが、実際は大きく違っていました。
高性能な『イージースプーン』だと思いました。
かなり幅広い層に支持されそうな気がしますし、その高いパフォーマンスを期待できます。
私はドライバーにせよ、フェアウェイウッドにせよ、少しディープな形状のクラブを好みますし、本来ならばこういったシャローな感じのクラブには、あまり関心がいかないこともあります。
しかし、今日は『JBEAM』ということもあったと思いますし、最後までずっと興味を持ちながら試打をしていました。
シャローヘッドに苦手意識を持っておられる方も、試してみられる価値があるのではないでしょうか?
こういったシャローなヘッドだからこそ、シャフトは少し『しっかり目』がいいと思うのですが、今日は抜群のコンビネーションだと思いました。
もし、このヘッドに、かなり『ソフトスペック』のシャフトが挿してあったら、また難易度が上がっていたような気がします。
余計なところにも神経を使わなければならなかったかもしれません。
しかし今日は、相性バッチリのシャフトのおかげで、そういった余計な心配は無用でした。
今日は初めてJBEAMのFWを試打することができましたが、最初から最後までずっと楽しい時間を過ごすことができました。
できれば、もうちょっと『ディープ』な感じでも良かったのかな?と少し思ったのですが、それは私の好みによるところですし、それ以外はこのクラブに大きな欠点は見出せませんでした。
このFWをコースで使ったら・・・。と思うだけで、思わず笑みがこぼれてきそうでした。
今、私はFWを購入する予定はないのですが、また私の『欲しい欲しい病』が出てしまいました
jBEAM FX BMα フェアウェイウッド
- 2011年4月16日
- jBEAM
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