ゴルフクラブ試打日記。          

日本一お賽銭を入れるのが難しい神社

先日出張が終わって、まだ時間があったので、知人から
「日本一お賽銭を入れるのが難しい神社に行ってみませんか?」
と言われ、どういうことだろう?と思ったのですが、とても興味深いですし、神社を参拝するのは好きなので、行ってみることにしました。
元乃隅神社 鳥居
山口県長門市の元乃隅神社です。
元乃隅神社 絶景
ここは日本の最も美しい場所31選にも選ばれているそうです。
確かに、この風景は圧巻です。
しばらく見とれていました。
自然美と人工美が見事に融合しています。
ここまでの道中は山道が続いて狭かったり、曲がりくねった道が続きましたが、この景色は必見です。
来た甲斐があったな・・・。と思いました。
どうやって参拝すればいいのだろう?と思ったのですが、下へ降りる道があり、そこから、この鳥居をくぐって本殿の前まで行き、参拝しました。
鳥居がたくさんあり、数は123基あるのだそうです。
元乃隅神社 鳥居 賽銭箱
平日にもかかわらず、たくさんの人がいたのですが、一番賑わっていたのが、この鳥居の周りでした。
普通は本殿、あるいは拝殿の前に賽銭箱が置いてあるものですが、この神社はとても変わっていて、鳥居の上にありました。
それで日本一お賽銭を入れるのが難しい神社ということが分かりました。
元乃隅神社 鳥居 賽銭箱
鳥居の高さはそれほどないですが、賽銭箱がとても小さいです。
うわぁ、これは難しそうだぞ・・・。と思いました。
たくさんの人が挑戦していましたが、なかなか上手くいきませんでした。
元乃隅神社 説明
お賽銭を投げ入れるというのは神様に対して無礼で罰が当たってしまうのでは?と思ったのですが、神社が設置しているということもありますし、これだけたくさんの人がやっているので問題は無いのかな?と思いました。
この鳥居からちょっと離れて周りを見回すと、この神社の説明書きがあって、そこには
『高台に建つ大鳥居上部に設置された賽銭箱に見事お賽銭を投げ入れる事ができたら願いが叶うと言われています。』
と書かれていました。
それでみんなやっているのか・・・。と納得しましたし、これは不敬でもないのだと分かり、私もトライしてみることにしました。
元乃隅神社 鳥居 賽銭箱
賽銭箱真ん中のハートマークが愛らしいです。
私は五円玉を握りしめ、鳥居の前に立ちました。
お賽銭を投げ入れたことはないですが、これまでの経験上、こういう小さいものを狙って入れるときには手をあまり使いすぎないほうがいいということが分かっています。
手で入れようとすると、方向性も距離感もブレやすくなってしまうということを経験値で分かっていました。
なので、私は構えてから両膝を使ってタイミングを取りながら、手はリリースするタイミングだけ気をつけることにしました。
狙いは箱の上ど真ん中です。
『一投目』
距離は合っていたのですが、方向が左に逸れて外してしまいました。
『二投目』
もう一度、同じ狙いで投げましたが、まるで再現VTRを見ているかのように、全く同じ感じで左に外してしまいました。
『三投目』
このままではいけない・・・。何とかしよう・・・。と、ちょっと考えました。
ひょっとしたら・・・。
自分はフッカーだから左に外してしまったのかもしれない・・・。いつもターゲットの右を狙うのが自然なので、その感覚でいけば上手くいくのではないか?
と思いました。
そして、賽銭箱の20センチくらい右を狙って投げました。
すると、見事命中といいますか、賽銭箱にお金を投げ入れることができました。
周りにはギャラリーの方がたくさんいて、大きな拍手をもらい、ちょっと照れくさかったです。
自分はゴルフではフッカーだけど、お賽銭でもそうなのか・・・。と思いました。
パッティングでもフックラインのほうが得意ですし、『根っからのフッカー』だということに気づきました。
『フェードヒッター』に憧れる部分が大きいのですが、私にとって自然なのは『フック系』ということが、思いも寄らないことで確認できました。
『願い事が叶う』ということで、3投目でもいいのかな?と思いましたが、珍しい体験ができただけでも良かったです。
龍宮の潮吹
ここの名物は神社だけでなく、『龍宮の潮吹』も有名なのだそうです。
日本海は凪
しかし海は凪でした。
日本海というと荒々しくて波が高いイメージがありますが、訪れた日はとても穏やかでした。
龍宮の潮吹は北風が強く、波が高いときに見られるそうです。
それを見ることができませんでしたが、こんなに素晴らしい場所に来れただけでもラッキーです。
心の洗濯ができました。
別府弁天池
元乃隅神社を後にして、ちょっと離れた場所にある、別府弁天池という場所に案内してもらいました。
ここも全国的にすごく有名なところなのだそうです。
別府弁天池
エメラルドグリーンの水がとても綺麗で、思わずため息をついてしまいました。
どうしてこうなるのだろうと思ったのですが、詳しいことはまだ解明されていないのだと、案内板に書かれていました。
大きな池ではないですが、とてもミステリアスで興味深いです。
普段、なかなかできない経験をすることができて、とても幸運でした。