今日は、今年下半期に出会った印象深いフェアウェイウッドをご紹介します。
尚、掲載順は試打した順番であって、ランキングではありません。
ヤマハ RMX FW
まずはヤマハのFWです。
ヤマハのFWは数年前から、かなり距離が出るように感じていて、それが今も続いています。
しかも、形を崩さずに性能アップできているところが凄いです。
今回のニューモデルも、前のモデルの美しさを継承しながら、マイナーチェンジしてきました。
大きなポイントといえば、ソールにある赤い2本の線のような溝です。
大きな溝ではないですが、これも大きな効果があるのだと思います。
すごくシャロー感が強かったのも覚えています。
昔のシャローは顔が整っていないものが多かったのですが、さすがヤマハのクラブです。
すごくいい顔をしていて、構えやすいです。
打感や音も良くて、安心できました。
このFWは先月の月例で、いきなり実戦投入してみたのですが、大活躍してくれました。
FWの中でもスプーンが苦手だという方は多いと思いますが、そういった方は、このようなディスタンス系のクリークを一本入れておくというのも有効なのではないでしょうか?
今はスプーンをカバーしてくれるクリークがたくさんあります。
苦手なクラブをあえてバッグに入れておく必要はありません。
球はとてもあがりやすくて、アグレッシブに攻めていけるクリークです。
ONOFF FAIRWAY ARMS KURO
そして、オノフのカッコいいFWに出会いました。
このクラブで一番印象に残っているのが、ソールにある丸い凹みです。
これはおそらく、抜けを良くするための工夫だと思うのですが、個性的でありながらも、美観を崩していないのがいいです。
工夫をするあまり、クラブの質感や美観が損なわれているクラブも多い中、このクラブはきちんと均整がとれています。
オノフというブランドイメージに合った、オシャレなクラブです。
もちろんオシャレというだけでなく、基本性能もしっかりしています。
このクラブにもソールに赤い溝があり、ソールだけでなくクラウンにも溝があって個性的です。
艶消しクラウンが、いい雰囲気を醸し出しています。
フェース面にミーリングがあり、繊細さと美しさを醸し出していました。
構えやすくて、打感や音のいい、フィーリング性能の高いクラブです。
このクラブも、かなり飛距離性能が高くて、ヤマハのFWと、いいライバル関係になるな・・・。と思いました。
ダンロップ ゼクシオ エックス フェアウェイウッド
そして、ゼクシオのFWに出会いました。
このクラブは、いわゆる『つかまえ顔』で、それが強く印象に残りましたが、これが今の『標準顔』といえるのかもしれません。
打感や音はさすがゼクシオといったところで、好感が持てました。
球もあがりやすくて、軽量タイプのFWとしては、かなり飛距離性能にも長けています。
以上が、今年下半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドです。
例年よりも少ない本数でしたが、その分ギュッと凝縮されているといいますか、いいクラブたちに出会えたような気がします。
今はドライバーの代わりをするスプーン。
そして、スプーンの代わりをするクリークがあります。
FWだけでなく、アイアンに目を向けても、4番や5番の代わりをする7番アイアンが増えてきて、その割合はだいたい7割以上になってきたでしょうか?
飛距離への飽くなき追求は、これからも続いていくと思います。
昔は飛ぶけれどタフで、ハードルの高いFWが多くありましたが、今は飛んでしかもイージーというFWが多くなりました。
直打ちでも充分すぎるほどあげてくれるFWが多くなっているので、パー5が『パー4.2~4.5』くらいに感じられるように感じることもあります。
ラウンドしていても、このパー5は必ず2オンしておかなければいけない・・・。というホールも増えてきました。
クラブの進化が、私たちゴルファーに大きな恩恵をもたらしてくれているのは間違いありません。
来年も、いいクラブたちにたくさん出会っていきたいです。
今年下半期の印象深いフェアウェイウッド 2019
- 2019年12月29日
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今年下半期の印象深いドライバー 2019