今日は昨日に引き続きまして、今年下半期(7~12月)に出会った印象深いアイアンを紹介させていただきます。
尚、掲載順は順位ではなく、試打した順番です。
jBEAM BM-T801CNC FORGED アイアン
JBEAMのマッスルバックアイアンです。
JBEAMは完全に『ウッド系』のメーカーという認識をもっているのですが、これまでアイアンやウェッジも試打したことがあります。
かなり手の込んだ高性能なドライバーと比べると、アイアンは『専門外』といった感じがしないでもないですが、軟鉄のマッスルバックをもってくるあたり、やっぱりさすがだな・・・。と思いました。
外見はシンプルですが、色々な工夫もされているようでした。
かなりソールが薄かったのを覚えています。
今では『希少』といっていい薄さです。
構えやすくて打感のいいアイアンです。
ヤマハ RMX 020 アイアン
ヤマハの美しいキャビティアイアンです。
ヤマハのアイアンには色々なタイプがありますが、私はやはりこのような軟鉄のイメージを強く持っています。
『ヤマハ顔』のアイアンで、かなり構えやすかったのを覚えています。
打感も良くて、ヤマハはカッコ良さやフィーリングにも気を遣っているので、好感が持てますね。
PING BLUEPRINT アイアン
このアイアンはパッと見たときはPINGらしくない感じがしましたが、すっきりしたデザインが特徴的でした。
昔からPINGのアイアンはショートネックでボテッとしたイメージが強かったのですが、このアイアンはすごくカッコ良くて好きになりました。
やはり、ゴルフクラブも料理と一緒で、まずは目で楽しみたいですね。
ボールを前にして構えてみても、『極上』という言葉がすぐに浮かんだことを覚えています。
打感は想像していたほどではなかったのですが、『易しさ』を追求し、打感は少し妥協したのかな?と思いました。
しかし、このアイアンにはいい印象をもっていて、初めて試打してから何度か試打を楽しみました。
タイトリスト T300 アイアン
そしてタイトリストの、これまで見たこと無かったようなアイアンに出会いました。
バックフェースにあるパーツが目を引きますが、それがセンターではなく、トゥ寄りにあるのも印象深いです。
一般アマチュアは、この位置でヒットすることが多いというデータが出ているのでしょうか?
こうしたパーツは『クラブのカッコ良さ』を下げてしまうこともありますが、易しくなるのであれば気にしない、大いに歓迎・・・。という方も多いのではないでしょうか?
とても構えやすかったのも覚えています。
実際に試打してみると、センターでヒットしても、いいフィーリングを得ることができました。
これからも、こういった機能的なアイアンが増えてくるような予感がします。
キャロウェイ EPIC FORGED STAR アイアン
そして、キャロウェイのハイテクアイアンに出会いました。
このアイアンで一番覚えているのが、その強烈な飛距離性能です。
今はディスタンス系アイアンが多いですが、その中でも、このアイアンの存在は際立っています。
私はアイアンに飛びの性能は求めていませんが、今は求められている時代だと思いますし、この飛びに魅力を感じる方も多いのではないでしょうか?
ワンピースタイプではなく、ヘッドに色々なパーツが組み合わさっているアイアンです。
キャロウェイの得意とするところだと思います。
キャロウェイのアイアンは軟鉄のイメージもありますが、逆にこのようなハイテクタイプのイメージもあります。
ここまで性格がはっきりしていると潔いです。
メーカーが求めているものが、はっきりしています。
テーラーメイド New P790 アイアン
このアイアンはすぐに中空タイプだと分かりました。
キャビティのような易しさがありながら、見た目はマッスルバックのようにカッコいいという『見た目と実際のギャップ』が中空の魅力でもあると思います。
中空が登場して、もう20年以上になるでしょうか?
中空アイアンというと、私は今でもツアステを真っ先に思い浮かべます。
今は、かなり進化していて、中空でも打感のいい物にも出会えるようになりました。
ただ、まだまだ物足りないと感じるものが多いのも事実です。
このアイアンの打感は好感が持てましたし、構えやすかったので、いい印象をもっています。
キャロウェイ X FORGED STAR アイアン
このアイアンはキャロウェイの軟鉄タイプで、いわゆるオーソドックスなタイプです。
しかしロフトも立っていますし、距離が出やすくなっています。
カッコいいキャビティアイアンです。
このアイアンのバックフェースのデザインを見て、以前試打したことのある、JBEAMのアイアンを思い出したこともよく覚えています。
『構えやすさ』と『飛距離』の印象が強いアイアンです。
NEXGEN 7 アイアン
そしてNEXGENのアイアンに出会いました。
NEXGENのクラブを試打した経験はまだ少ないのですが、インパクトのあるものがいくつかあります。
この独特な質感は好みからは外れているのですが、大らかで飛距離性能が優れているアイアンです。
タイトリスト 620 CB アイアン
そして、タイトリストの美しいハーフキャビティアイアンに出会いました。
これまで同様、かなりの美顔と打感の良さが秀逸で楽しめました。
このような美しい顔をしたアイアンで構えているだけで、いい目の保養になりますし、気持ちも和みます。
タイトリストのアイアンには、いつもいいフィーリングとイメージをもらっていて、何度も試打しています。
初めて試打してから、もう試打しない(できない・なかなか出会えない)クラブもありますが、タイトリストのアイアンは何度も試打を楽しんでいますし、おそらく一番たくさん試打を楽しんでいるように思います。
DOCUS RELOADED Forged-S アイアン
そしてDOCUSのアイアンに出会いました。
DOCUSといえば、私は今でもレインボー色のドライバーの印象が強く残っているのですが、アイアンも何度か試打してきました。
このアイアンの特徴といえば、何といってもバックフェースにある3つのウェイトです。
これによって、かなり重心が低く、深くなっているのではないでしょうか?
見た目はすっきりしていながら、ラージサイズ&ワイドソールタイプのアイアンと変わらないようなあがりやすさが実現できているような気もします。
ウェイトに数字が刻印されていたのも覚えていて、もし交換できるのであれば、重心距離を移動させることができて、かなり合いやすくなるだろうな・・・。と思ったことも覚えています。
機能的なアイアンではありますが、奇をてらったところはなく、とても構えやすいアイアンです。
PXG 0211 アイアン
そして、初めてPXGのアイアンを試打することができました。
試打するまではどんな感じなのかな?と興味津々でしたが、試打してみて『普通』だな・・・。と思い、特別感を全く感じなかったのを覚えています。
やや大顔タイプで、構えやすさや打感がまずまずでした。
また次のモデルに期待したいです。
ONOFF LABOSPEC MB-247D アイアン
そして、オノフラボスペックのカッコいいアイアンに出会いました。
オノフでは珍しいマッスルバックアイアンです。
マッスルバックやハーフキャビティを目にすると、メーカー関係なく、私は手に取って、その美しさやカッコ良さを目で楽しむのですが、このアイアンもとても楽しめました。
研ぎ澄まされたような鋭い構え感と、極上の打感が私を夢中にさせました。
操作性も高く、左右曲げて楽しむこともできました。
最近はマッスルバックやハーフキャビティでも、少し『現代化』してきているといいますか、昔ながらのクラシカルな部分が見えにくい物もありますが、このアイアンはオーソドックスなタイプで、感覚的に好きになりました。
タイトリスト T100 アイアン
そして、タイトリストの機能性とフィーリング性能のバランスのとれたアイアンに出会いました。
おそらく、このアイアンは『AP2』の後継モデルだと思うのですが、構えやすかったですし、打感もいいです。
それでいながら、シビアさを感じさせない大らかさも兼ね備えています。
バランスのとれた高性能なアイアンです。
おそらく、今回のタイトリストのニューアイアンの中で、最も人気があるモデルではないでしょうか?
ダンロップ ゼクシオ エックス アイアン
そして、ゼクシオのアイアンに出会いました。
これまでのゼクシオとデザインが変わりましたが、基本的なコンセプトは変わっていないように思います。
『易しく飛ばす』。これに尽きるといっても過言では無いのではないでしょうか?
球もよくあがりましたし、ミスに対しても寛容な、親しみやすいタイプのアイアンです。
KATANA VOLTIO NINJA α IRON SILVER
そして、カタナのアイアンに出会いました。
カタナのアイアンはいくつか出会っていますが、このアイアンもカタナらしいです。
かなりのイージー系で球がよくあがり、オートマ性にも長けています。
このアイアンの打感や構え感・軽量感が好きだという方には、かなり頼もしい相棒になってくれるのではないでしょうか?
タイトリスト 620 MB アイアン
そして、待望のタイトリストのマッスルバックに出会いました。
先ほど、初めて試打してからも何度も試打するクラブがあると書きましたが、このアイアンはおそらく1、2位を争うくらい、試打を楽しんだように思います。
目にする度に試打していました。
一度しか試打できないクラブもある中、このアイアンは何度も楽しませてくれます。
このアイアンを構えただけで笑みがこぼれ、テンションが一気にあがったのもよく覚えています。
構えやすさ・打感・操作性が極上のハイレベルアイアンです。
以上が今年下半期に出会った印象深いアイアンたちです。
今年の『アイアン・オブ・ザ・イヤー』は既に決まっているのですが、それはいわゆる『ベーシックタイプ』といいますか、フィーリング重視タイプで、寛容さはそれほど無いかもしれません。
寛容さのあるオートマ系も、ウェッジのように『別カテゴリー』として選出してみようかなと思っています。
次回(多分明日になると思いますが)は、今年下半期に出会った印象深いユーティリティをご紹介したいと思います。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
今年下半期の印象深いアイアン 2019
- 2019年12月27日
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