今日は、今年下半期に出会った印象深いアイアンをご紹介させていただきたいと思います。
いつも思うことですが、素晴らしいアイアンにたくさん出会えて、本当に幸せです。
7月
7月は、この藤本技工の素晴らしいアイアンに出会うことができました。
Believer アイアン です。
藤本技工のアイアンを試打するのは初めてではなかったのですが、とても印象に強く残っています。
試打しながら、このアイアンセットが自分のバッグに入っていたらすごく幸せだな・・・。と思ったことをよく覚えています。
大手有名メーカーのアイアンとはまた違う、独特の雰囲気をもったアイアンです。
次はロイヤルコレクションの 705V FORGED TOUR アイアン です。
ロイコレらしい、美顔とハーフキャビティらしい格調の高さが感じられたアイアンです。
あれから、なかなか出会う機会に恵まれませんが、また試打したいと思っています。
次は、タイトリスト 712U ユーティリティアイアン です。
このクラブは『ユーティリティ』というカテゴリーに入ると思うのですが、アイアンのように構えることができたので、この中に入れることにしました。
これまでアイアン型ユーティリティと呼ばれるクラブにたくさん出会ってきましたが、このクラブほどアイアンと同じように構えることができたクラブはありませんでした。
違和感なく構えることができました。
そういったことでも、すごく印象に強く残っています。
中空構造のようですが、打感もいい感じでした。
そして、ロイヤルコレクション PRO ZX FORGED アイアン です。
その美しさ、打感の良さ、ピカピカのミラー仕上げが印象的なアイアンです。
最近はマッスルバックも易しい傾向に向かっているように感じることが多いのですが、このアイアンはとてもクラシカルな感じがします。
余計な贅肉が一切ない、研ぎ澄まされたアイアンだと思います。
こういったタイプのアイアンで練習を積んでいけば、スイングも余計なものがそぎ落とされていくんだろうな・・・。と思ったことをよく覚えています。
8月
8月は、Zodia RP T.01 GM アイアン に出会いました。
ゾディアのアイアンに出会う機会はそれほど多くないのですが、すごく印象に残っています。
見惚れてしまったことを、よく覚えています。
マッスルバックらしいシビアさがありますが、『構えやすさ』や『打感』が抜群でした。
派手さは全くありませんが、逆にそこが印象深いところなのかもしれません。
『ジャパニーズアイアン』の奥深さを知ったような気がします。
9月
9月は、 Zodia カイマン アイアン に出会いました。
全体的な形状としては、ノーマルなマッスルバックなのですが、そのバックフェースのデザインがとても印象的でした。
名前の意味が解ったような気がします。
それと、このアイアンの価格を聞いてびっくりしたのも、よく覚えています。
構え感や打感などでは、とても親しみやすさを感じたのですが、価格的にとても敷居が高くて、購入することはないな・・・。と思いました。
どこに、その価格の秘密があるのか解りませんが、とても印象深いです。
次は、 キャロウェイ NEW LEGACY BLACK アイアン です。
このアイアンは見た目はとてもシャープでカッコいいけど、機能性に優れていて、ハイテクな印象が残っています。
前のモデルのほうが自分は好きだったな・・・。と思ったことも覚えていますが、このアイアンもよく考えられているように思います。
そして、『キング・オブ・アイアン』の登場です。
MPアイアンです。
待望のニューモデルである MP-4 アイアン に出会うことができました。
もう、MPアイアンについては、説明の必要がないのかもしれません。
『敷居の高さ』という点では多少あるのかもしれませんが、色々なバラエティーに富んでいますし、『MPを選んでおけば間違いは無い』といえる部分があるように思います。
勿論、MPが合いづらい方にはJPXというブランドもありますが、是非多くの方にMPアイアンの『顔の良さ』や『打感の良さ』を体感していただきたいと思っています。
このMP-4もすごくシャープでカッコいいですが、思っていた以上に球があがりやすくなっているな・・・。と思ったことをよく覚えています。
このアイアンは大好きですし、出会う機会がたくさんあるので、試打を楽しんでいます。
今年の下半期で、おそらく一番試打したんじゃないかな?と思えるほど、楽しい時間を過ごしました。
アイアンは、人によって色々な好みがあるとは思いますが、易しすぎるアイアンを使っていて、物足りなさや伸び悩みを感じておられる方にも、是非一度体感していただきたいと思っています。
これまで見えなかったものが見えてくることもあるのではないでしょうか?
10月
10月に入って、もうひとつのMPニューアイアンに出会うことができました。
MP-54 アイアン です。
MP-4よりは明らかに敷居が低くなっていますし、一般受けしやすいモデルなのかもしれません。
MPアイアンでは珍しい、アンダーカットが入っていたのが印象的でしたが、構えやすかったですし、打感もいい印象が残っています。
MPアイアンはまだ使ったことがなくて難しそうだけど、試しに使ってみたい・・・。という方にも、受け入れられやすいのではないでしょうか?
そして、バルドの美しいマッスルバックアイアンに出会うことができました。
バルド TT PROTOTYPE MB11 アイアン です。
マッスルバックではあるものの、それほど敷居が高すぎる感じがしなかったのが印象深いです。
構えやすさや打感もすごく良かったです。
ピカピカ光るミラー仕上げも印象的でした。
マッスルバックでなければいけない・・・。というわけではないのですが、マッスルバックを発表してくれるメーカーというのは、それだけで私の中でイメージがアップします。
アイアンについても考えてくれているんだな・・・。と思いますし、物理的な易しさが全てでは無いのだと私は思っているので、好感がもてます。
そして、PINGのカッコいいアイアンに出会いました。
S55 アイアン です。
機能性溢れるデザインでありながら、構えやすかったですし、打感もソフトでした。
好感度がとても高いです。
昔は、その独特な形状などから、PINGのアイアンには苦手意識があったのですが、最近のアイアンはとても親しみやすいです。
マッスルバックやハーフキャビティを使い慣れておられる方にとって、かなりイージーなアイアンといえるのではないでしょうか?
先月、後輩がアイアンを買い換えたいというので、どれがお勧めか教えて欲しい・・・。といわれて、彼のスイングなどから、私はこのアイアンを勧めて、彼は即購入しました。
そして、すぐにいい結果を残してくれたので、私もすごく嬉しく思っています。
彼は来年以降も、ますます飛躍していくな・・・。と思いました。
そして、テーラーメイドの、かなり個性的なアイアンに出会いました。
テーラーメイド SPEEDBLADE アイアン です。
このアイアンの特長は何といっても『飛距離』です。
『飛び系アイアン』はたくさんありますし、今さら驚くようなことはないのですが、それでもこのアイアンの飛びは凄いなと思いました。
テーラーメイドが、かなり研究しているように思います。
アイアンに距離を求めていきたい方には、とても魅力的なのではないでしょうか?
構えた感じも独特で、正直私はあまり好感がもてず、やや『大味』な印象が残っているのですが、こういったタイプのアイアンも昔からあります。
このアイアンはよく目にするのですが、初めて試打してから手にしてはいませんし、これからも無いように思います。
品質や性能について不満があるというのではなく、あくまでも私には親しみづらいタイプのアイアンだから・・・。ということに過ぎません。
11月
11月は、スリーラックのアイアンに出会うことができました。
D-TOUR Type CFI PRO.SPEC アイアン です。
とても珍しいので、強く印象に残っています。
構えやすくて、クラシカルな雰囲気が漂っていました。
全体的にまとまっていて、奇をてらったところがありませんでした。
また何度でも試打してみたいと思っているのですが、なかなか出会う機会が無いのが残念です。
そして、フォーティーンのニューアイアンに出会いました。
TC777 フォージド アイアン です。
フォーティーンらしいデザインで、とてもイージーな印象が残っています。
フルキャビティらしい、親しみやすさが秀でているアイアンだと思います。
そして、タイトリストのニューマッスルバックに出会うことができました。
MB アイアン 714 です。
構え感や打感、操作性など、前のモデルと大きく変わっている感じがしなかったのですが、そこがまたいいのかもしれません。
変わらないからこそいいのかもしれません。
変化をしていきながらも、守っていくべきところは守るべきなのだと思います。
構えやすさや打感、操作性などがとても素晴らしいです。
このアイアンもよく出会うので、その都度試打を楽しんでいます。
そして、ヤマハのニューマッスルバックに出会いました。
インプレス RMX TOURMODEL MB アイアン
ヤマハは、すっかり『マッスルバックを発表してくれる国内有名メーカー』というイメージが定着してきました。
ミズノやブリヂストンだけではありません。
ヤマハのアイアンはいつも興味津々ですし、マッスルバックということになれば尚更です。
いつもいい刺激を受けています。
しかし、このアイアンは正直、あまり魅力を感じませんでした。
デザイン的にもう少しかな?と思いました。
もちろん、打感や操作性などは素晴らしかったのですが、前のモデルのほうが良かったな・・・。という印象は今でも強く残っています。
来年のモデルに期待したいです。
次は、 マルマン ZETA アイアン です。
このアイアンで印象的だったのは、その『飛びの凄さ』です。
予想していたよりも、かなり前に出ていたのをよく覚えています。
私はアイアンに強い飛び性能は求めていないのですが、求めておられる方はたくさんいらっしゃるのだと思いますし、そのニーズにメーカーが応えているのだと思います。
かなりオートマチック的な印象も残っています。
寛容さも高いので、敷居の低いアイアンだと思います。
12月
師走に入って、ゼクシオのニューアイアンに出会いました。
ダンロップ ゼクシオ8 アイアン です。
構えたときに、ウワッと思ったことを覚えていますが、この構え感が多くの支持を集めているのかもしれません。
私はゼクシオのクラブに対する経験値が少ないので、違和感があったのですが、この形状に魅力を感じられる方も多いのではないでしょうか?
飛びの性能も凄いですし、寛容さも高いと思いますが、一球目からトップしてしまいゴロを打ったこともよく覚えています。
アイアンというよりは、ユーティリティ系の雰囲気も感じられるクラブでした。
そして、ゾディアの極上アイアンに出会いました。
Zodia CM-1 アイアン です。
『極上』という名前を付けるのは、私の中で特別な存在といえるように思います。
年間に数本しか出会うことがありません。
セミラージサイズで、構え感などは正直もうひとつな感じもあったのですが、その『エッジの鋭さ』や『独特な打感』などが強く印象に残っています。
最終的な仕上げもすごく丁寧ですし、見とれてしまいました。
こんな感じのアイアンに出会うことは、なかなかありません。
フェース面の仕上げの丁寧さも凄いですし、球をしっかりとキャッチしてくれる感じがしたのを覚えています。
『贅沢』という言葉が相応しいアイアンだと思いました。
キャビティ形状らしい易しさも存分に味わえます。
球もあがりやすいですし、性能的な敷居の高さは微塵も感じられませんでした。
『ハンドメイド』なのだそうで、大量生産されないので、たくさん世に出回るタイプではなく、価格も高めではありますが、それでもあり余る魅力のあるアイアンです。
もし、できるならば、もう少し『小顔』で、グースの効きを弱くしてくれると、もっと魅力が増すな・・・。と思いましたが、このままでもすごく魅力的です。
最後は、共栄ゴルフのアイアンです。
ZESTAIM Fi-1 アイアン です。
なかなか出会うことがないメーカーですが、とてもいい雰囲気がありました。
日本メーカーのこだわりが感じられるアイアンです。
構え感などが、私の好みとはちょっと違う感じでしたが、こういった顔も凄く支持されていると思いますし、人気も高いのだと思います。
『最新タイプ』というよりは『クラシカル感』の強いアイアンでした。
いつまでも変わらないで有り続けて欲しいと思ったことも、よく覚えています。
以上が今年下半期に出会った、印象深いアイアンたちです。
あくまでも『印象深い』ということなので、ここに載っていないアイアンが良くないというのではありません。
こうして見ていても、やはり魅力的なアイアンは多いな・・・。と思いましたし、購買意欲を刺激された物もいくつかあります。
先日も書きましたが、今年は『アイアン・オブ・ザ・イヤー』を発表させていただきたいと思っております。
私の中で、既にある程度絞り込まれています。
年明けになるとは思いますが、発表させていただきたいと思います。
明日は、今年下半期に出会った印象深いドライバーについて書かせていただきます。
今年下半期の印象深いアイアン 2013
- 2013年12月29日
- クラブ・オブ・ザ・イヤー(ゴルフクラブ ランキング)
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今年下半期の印象深いドライバー 2013