今年上半期の印象深いフェアウェイウッド 2025

今日は、今年上半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドをご紹介します。

尚、掲載順はランキングとは関係ありません。

また、試打していながら、ここに掲載されていないクラブもありますが、それらが優れていないということではありません。

あくまでも『印象深い』ということです。

それでは発表させていただきます。

 

テーラーメイド Qi35 フェアウェイウッド

まずはテーラーメイドのFWです。

このシリーズはドライバーが大人気で、フェアウェイウッドにも期待していたのですが、その期待通りでした。

球があがりやすく、寛容で安定した飛距離を出していけるのが、このクラブの長所です。

Qi35という新しいネーミングになりましたが、特別大きく変わったということは無く、これまでのクラブの性能を踏襲しています。

ニューモデルが突然、これまでの流れを無視して大きく変わったら、これまでのユーザーが困惑することもあると思いますが、そういったことをしないのがテーラーメイドの上手さだと思います。

 

cobra DS-ADAPT MAX Fairway

次はコブラの新しいフェアウェイウッドです。

コブラのクラブは硬派で、とにかく飛ぶというイメージが私の中にあり、ニューモデルが出る度にワクワクしています。

このニューモデルも、コブラらしいセンス溢れるデザインでカッコいいな・・・。と思いましたし、姉妹モデルが当時発売されて、色で見分けられるようになっているのがとても良いな・・・。と思いました。

このニューモデルは、これまでのモデル同様、ネックに調整システムが搭載されていますが、かなり複雑といいますか、細かな調整ができるようで、これは他のメーカーでは見られません。

ソールのデザインが綺麗ですが、それだけでなく、フェース面もすごく綺麗なクラブです。

ただ、顔がかなり左を向いているように見え、実際に打ってみても、左にしか行かなかった記憶があります。

私はとても苦手に感じましたが、このつかまりの良さを好まれる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

 

Callaway ELYTE MAX FASTフェアウェイウッド

次はキャロウェイのフェアウェイウッドです。

キャロウェイもFWが得意なメーカーで、そのハイテクという部分では世界一かもしれません。

今回はELYTEという名前になっていて、その名前が持続せずにすぐに変わるので、『寿命』が短いのも特徴です。

名前が変わったからといって、これまでに無い斬新なクラブかといえば、そうでもないですが、それはこれまでのクラブが高性能だから、大きく変えないほうがいい・・・。というメーカーの判断があるのかもしれません。

このクラブはソールの中央に六角形のパーツが組み込まれていて、かなり変わっています。

普通、『ソールの滑り』を良くするのであれば、ソールは『フラット』か『凹型』にしたほうがいいと思うのですが、フェアウェイウッドを知り尽くし、高い実績を積んだキャロウェイなので、これにも意味があるのだろう・・・。と思いました。

かなりシャローで、フェースが左を向いているように見えたのが印象深いです。

キャロウェイのクラウンだけでなく、ヘッドの大部分でカーボンを採用しているようで、この流れはしばらく続くのでしょうか?

 

cobra DS-ADAPT X Fairway

次はコブラのフェアウェイウッドです。

このクラブの特長は何と言っても、『顔の良さ』。

前回試打した『MAX』は、かなりのつかまえ顔で構えづらかったのですが、このクラブはそれが解消されています。

とはいっても、姉妹モデルで異なるタイプのクラブを発売し、ユーザーの幅広い好みに対応しているので、これは当然だと思います。

私はこのXのほうが好きですが、MAXを好まれる方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?

このシリーズのフェアウェイウッドは姉妹モデルが発売されていますが、このXがノーマルという位置づけなのかもしれません。

構えやすくて、球も適度にあがりやすく、安定性が高いのも、このクラブの魅力です。

 

METALFACTORY A+ FW SkyBlue

次は、このブルーが美しい、メタルファクトリーのフェアウェイウッドです。

ユーティリティもそうでしたが、このFWの美しいブルーに、しばらく見とれていたのを思い出します。

少しフェースが左を向いているように見えましたが、構えたときにそれほど気にならなかったのを覚えています。

球もあがりやすくて親しみやすい性格をしたFWで、ユーティリティ同様、『バランスの良さ』も、このクラブの特長です。

 

EMILLID BAHAMA CVS FW

次はエミリッドバハマのFWです。

見るからに『高級品』と分かる質感の良さがあり、かなり高価なんだろうな・・・。と思ったことを覚えています。

お馴染みのライオンマークと、たくさんのウェイトが特徴的です。

普通、これだけたくさんウェイトがあると、デザイン的に『うっとうしい』といいますか、カッコ悪くなってしまうことが多いのですが、このクラブにはそういったことは感じませんでした。

こういったセンスの良いデザインができるのも、エミリッドバハマの長所だと思います。

このクラブもネックに調整システムがあり、自分好みにカスタマイズできるのが、多くの支持を集めているのではないでしょうか?

フェース面がとても綺麗で、弾きが良さそうだな・・・。と思ったことも覚えています。

少し『つかまえ顔』ですが、クセはそれほどきつくなく、構えやすかったのも印象的でした。

打感や音も良く、飛距離性能が高いFWです。

 

cobra DS-ADAPT LS Fairway

最後はコブラのFWです。

LSという名前の通り、ロースピンモデルでハードな設定に仕上がっています。

赤(MAX)』『青(X)』ときて、LSは黒でイメージ通りだな・・・。と思いました。

他のモデルもそうですが、メカニカルなデザインで、いろいろな工夫が見られながら、それらが『主張し過ぎていない』といいますか、ゴチャゴチャ感がほとんど無いのが魅力的です。

このクラブはハードなタイプですが、調整システムが搭載されているので、かなり『使える幅』が広いのではないでしょうか?

整った良い顔をしているので構えやすく、飛距離性能の優れたクラブです。

タフなクラブではありますが、直打ちでも、『直ドラ』よりは全然楽で、簡単にボールがあがってくれるので、どうしてもドライバーが苦手だ・・・。という方には、ドライバー代わり、あるいはブラッシーとして、バッグに入れておくのも良いのではないでしょうか?

通常のティショットは、このLSで。

そしてパー5のセカンドや直打ち専用でを使うのもアリだな・・・。と思いました。

 

以上が、今年上半期に出会った、印象深いフェアウェイウッドたちです。

次回はドライバー編を書かせていただきたいと思います。