今日は、今年上半期(1~6月)に出会った、印象深いドライバーをご紹介します。
ONOFF DRIVER LABOSPEC RD-330S
まずはオノフラボスペックのドライバーです。
オノフらしい、高級感があって質感がいいのが特徴です。
かなりシャローだったのも印象深いです。
オノフは、黒がアスリート仕様。
赤がアベレージ仕様ということのようですが、それ以外にも、このラボスペックというブランドもあります。
オノフは美しいデザインで、性能的にも親しみやすいという特徴がありますが、このドライバーもまさにそんなタイプでした。
ソールには大きな溝があったのが印象深いです。
かなりの『つかまえ顔』なので、フッカーの私には苦手なタイプだったのですが、『ラージサイズ+シャロー+フックフェース』というのはセットになっているようなところがあるので、今のスタンダードといえるのかもしれません。
jBEAM J3 TOUR ドライバー
次はJBEAMのドライバーです。
JBEAMのドライバーには今もお世話になっていて、すごく気に入っています。
このドライバーはJBEAMのニューモデルということで、試打する前から、すごく期待していました。
JBEAM独特のデザイン・質感がたまらないですね。
『力感』を感じさせるヘッドはなかなかありませんが、JBEAMは数少ない『力感』を感じさせてくれます。
JBEAMらしく丸っこい形状で、今では珍しいディープ系ドライバーです。
フェース面にミーリングがあって、今のJBEAMらしい感じがします。
ボールを前にして構えてみると、私が愛用しているCRZ435(BM-435)にすごく似ているな・・・。と思ったこともよく覚えています。
構えやすくて打感や音もいいので、フィーリング性能は高いです。
今のドライバーの中では明らかにハードなタイプで、いわゆる『叩ける』ドライバーです。
ヤワなドライバーではありません。
明らかにヒッター向けのドライバーで、スピン過多に悩んでおられる方にマッチしやすいドライバーです。
TaylorMade SIM MAX ドライバー
そして、テーラーメイドのニュードライバーに出会いました。
これまでのモデルを継承しているところもありながら、斬新なデザインでカッコ良くなっています。
高い機能性がありながら、昔のような『異型』ではありません。
構えやすくて、打感や音も好感が持てました。
飛距離性能が高いですが、それよりも直進性の高さが凄いドライバーです。
曲げようとしても、なかなか曲げられなかったのを覚えています。
Callaway MAVRIK ドライバー
次はキャロウェイのドライバーです。
テーラーメイドとはまた違う、独自のアイデア・技術が組み込まれた、個性的な高性能ドライバーです。
ボールを前にして構えた感じはまずまずでしたが、ややしっかりめな打感で、飛距離性能も優れていました。
オートマチックタイプで、直進性の高さも、このドライバーの特徴といえます。
GTD GT455 ドライバー
次はGTDのドライバーです。
GTDのドライバーを試打した経験がまだ少ないのですが、すごくいいといいますか、『強烈』な印象をもっています。
それは飛距離についてです。
他のメーカーのようにたくさんのブランドを展開しておらず、ユーザーを限定して、『数で勝負』するのではなく、『少数精鋭』でユーザーを絞り込んで、そのユーザーの満足度を得られるように作られているように感じました。
このGTD GT 455は最新のモデルではないようですが、飛距離性能はピカイチです。
私はこれまでたくさんのゴルフクラブを試打してきて、色々なクラブに惚れてきました。
なかには『顔』に惚れた物もありましたし、質感や打感・音に惚れた物もありました。
このドライバーは『飛距離性能』に惚れました。
ヒッター向けなのは明らかですが、かなりポテンシャルが高いドライバーです。
もう発売されていないようなので、それが残念でなりません。
BALDO CORSA PERFORMANCE 460 DRIVER
次はバルドのドライバーです。
バルドも飛距離がウリで、これまでも高性能なドライバーを輩出してきました。
ただ、このドライバーはラージ&シャロータイプで、かなりのフックフェースでした。
バルドらしくなく、私は好感が持てなかったのですが、バルドファンの方の中にも、このようなタイプを待ち望んでおらえる方がたくさんいらっしゃると思いますし、そういった方のニーズに応えた形なのかな?と思いました。
HONMA T//WORLD TR20-440 1W ドライバー
そして、私と最も付き合いの長いメーカー、ホンマの登場です。
ホンマのパーシモンを堪能してきた私としては、ここまでクラブが進化するのかと思うと、時代の流れを感じずにはいられません。
このドライバーはヘッド全体が『球形』に近く、それが印象深いです。
パーシモン時代を思い出し、懐かしさがこみ上げてきました。
シャロータイプが多いなか、このような立体的なドライバーはすごく魅力的です。
顔が良くて、打感や音も好感が持てました。
『ホンマフィーリング』のドライバーです。
ここ数年、ホンマのドライバーはシャローのイメージが強かったので、久しぶりに硬派で骨太なドライバーに出会ったような気がします。
BALDO CORSA PERFORMANCE 380 DRIVER
次はバルドのドライバーです。
460はかなりの『異型』でしたが、こちらは小ぶりでオーソドックスな男前です。
最近はここまで小ぶりなドライバーは珍しいですが、どうしてもラージサイズに馴染めないという方もいらっしゃると思いますし、そういった方には頼もしい相棒となってくれるのではないでしょうか?
バルドは、このように男前でないといけないと、私は勝手に思っています。
フェース面の仕上げが綺麗で、バルドらしいです。
かなりの男前で構えやすかったのも、よく覚えています。
今のドライバーの中では、トップクラスともいえるほどのタフなドライバーではありますが、この力強い弾道は頼もしさがあります。
muziik TurfRider TITANIUM FORGED 480 Hi C.O.R ドライバー
そしてmuziikのドライバーに出会いました。
このドライバーの印象はなんと言っても、その『音』です。
私は全く馴染めませんでした。
どうしても打ち続けることができずに、すぐに試打をやめてしまいました。
それとルール範囲外の大きさと、高反発仕様というのも覚えています。
それ以外は特に印象に強く残ることはありませんでした。
grindworks Pro Preference GW400 Driver
最後はgrindworksのドライバーです。
このメーカーのクラブのことは、まだよく知りませんが、これまで出会ってきたものを総合すると、とても綺麗でカッコいいという印象があります。
そして顔も良く、打感もいいので親近感が湧きます。
このドライバーはソールにある3つのウェイトが目立っていましたが、ゴチャゴチャした感じはなく、シンプルなのがいいです。
ヘッド全体が黒でシブいデザインになっています。
見ているだけで楽しめました。
今時珍しいスルーボアタイプのドライバーだということも印象に残っています。
スルーボアというと、私の中では『シャロー』というイメージがあるのですが、このドライバーは適度な厚みもあって、そのミスマッチ感があったのも覚えています。
ヘッド全体の質感がとても良く、カッコいいのですが、ボールを前にして構えてみると、少しフェースが被って見えたのがちょっと残念でした。
できればストレートか、少し逃がし顔を期待していたのですが、違いました。
今のドライバーの中では、明らかにディープタイプなのですが、それほど極端な感じはしません。
しかし、実際に打ってみると、かなりタフなドライバーに仕上がっていて、そのライナー系の弾道に魅力を感じました。
ヒッタータイプの方には、是非試していただきたいドライバーのひとつです。
以上が、今年上半期に出会った印象深いドライバーたちです。
こうして見ても、個性溢れるものばかりです。
色々なクラブを試打していると、どうしても『既視感』といいますか、同じようなタイプのクラブに出会うことが多くなり、単調に感じることもあるのですが、今年は試打した本数が少ないものの、それぞれ個性があって楽しむことができました。
試打する前に、いつも「どんな感じなのかな?」と想像力を働かせるのですが、今年の前半はすごく楽しめました。
新型コロナウィルスの影響で、今年は中国に頼っていたメーカーのニューモデルは発売されないかもしれません。
新しい製造先を各メーカー探しているのかもしれませんが、今は海外製でも国産とそれほど値段が変わらないので、できれば国産クラブが増えればいいな・・・。と思っています。
今年上半期の印象深いドライバー 2020
- 2020年7月13日
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