今日は、今年上半期に出会った印象深いドライバーをご紹介したいと思います。
1月
まず1月は ミステリー CF-460HT Tour Modelです。
まだ二度目の『ミステリー』ということで、どんなドライバーなのか、よく解らないまま試打をしたのですが、とても構えやすい形状のヘッドと高性能なシャフトの組み合わせがとても良かった印象があります。
私の中では『ファイアーエクスプレス』=『エポン』という図式が出来上がっているような気がします。
それくらい初めて出会った時のファイアーエクスプレスというシャフトは衝撃的でした。
よく球を上げてくれ、方向性も保ちやすくて、飛距離が抜群に出せるシャフトです。
それでいて、決して敷居が高すぎないところに、また魅力を感じています。
『クレイジー』のシャフトや、昨年から今年にかけての『オレンジシャフト』の中で最も気に入っているシャフト『DI-7』や『DI-6』などのように、様々なヘッドとの相性も良く幅広い対応をしてくれるシャフトだと思っています。
このミステリーの美しいヘッドも印象的でしたが、やはりこのシャフトは何度出会っても、すごく楽しませてくれると思いました。
『構えやすさ』『振りやすさ』が、とても印象に残るドライバーです。
飛距離性能なども優れていて、全体的にバランスのとれたセッティングだという印象があります。
このミステリーというメーカーのヘッドも、なかなか出会う機会には恵まれないのですが、もっと多くの人の目に触れればファン層を拡大できるような気がします。
そして ピジョンゴルフ P-tune PG210 ドライバー です。
私はこのヘッドには、ある種の『風格』すら感じています。
このソール部分のデザインは一度見たら忘れないですし、そのフィーリング性能の高さは『折り紙付き』です。
かなり叩いていけるドライバーなので、打っていて爽快感すら覚えます。
それほど『易しさ』が全面に出ているタイプのドライバーではないですし、ある程度の『敷居の高さ』を人によっては感じられるかもしれません。
しかし、けっして高すぎる敷居では無いので、敬遠すべきドライバーではないと思っています。
このメーカーのヘッドも、『エポン』や『JBEAM』同様、かなり『いい値段』がするらしいので、なかなか手には入れにくいのですが、とても欲しいドライバーのひとつです。
このドライバーは、記事を書いた後も、何度か試打を楽しんだ記憶があります。
2月
2月は、まずPRGRのドライバー GN502TOUR 440 ドライバーです。
やはり、この時期は『PRGR』のニュークラブは外せません。
この『GN502』というドライバーはアイアン同様、とても気に入っていて、今でもその好印象は忘れることが出来ません。
『TR DUO』をピークに、プロギアのドライバーは、『易しさ』という方向へ少しずつシフトして行っているような気がしているのですが、このドライバーは易しすぎず、かといって全く難しさを感じさせない親しみやすいドライバーだという印象があります。
このドライバーには『構えやすさ』というところに私は『打ちやすさ』をすごく感じましたし、やや『低重心』な感じが球もあがりやすくて『直進性』も高かったような気がします。
装着されていた標準シャフトが、私にはやや難しい感じがしたのを覚えているのですが、プロギアらしいとても高品質なドライバーだと思います。
ただ、もし出来れば、試打クラブにも『M-46』や『M-49』があると、もっと印象度がアップしたような気がしたのを覚えています。
私は是非『TR DUO』の後継機種が出てくれることを望んでいるのですが、これからどんなクラブが発表されるのかと思うだけで、とてもワクワクします。
プロギアのニュークラブには、いつも心を躍らされています。
次は コブラ S2 ドライバー です。
昨年、私は S9-1 PRO-D ドライバーというドライバーに出会って、すごく気に入りましたし、今でも忘れることが出来ません。
私はどちらかというと、国産ドライバーを好む傾向があるのですが、海外ドライバーでこれほど楽しませてもらったのは久し振りのような気がします。
市場に出回っているドライバー全体からすると、やや『敷居が高い部類』に属していたようで、ユーザーの好みが分かれていたようですが、素晴らしいドライバーであることに変わりありません。
ここ数年、『シャローヘッド』が、より多く求められていると思いますし、もし昔のように『ディープヘッド』に人気が集中していた時代に、この『S9-1 PRO-D ドライバー』が発売されていたら、もっと人気が爆発しただろうと思います。
このドライバーには、いい思い出がたくさんあります。
そんな『名器』の後継機種ということで、この『S2』というドライバーにも、すごく期待をしていました。
以前も何度か書きましたが、コブラのドライバーを以前使っていたことがあるので、コブラには『親近感』をずっと抱いています。
コブラらしいデザインは健在ですし、やや『易しさ』が全面に感じられました。
それに、コブラ独特のチューニングシステムが印象的でした。
今のところ、こういったシステムは、海外メーカーによく見られ、国内メーカーは『ウェイト』と交換したり移動させたりするくらいで、それほど思い切った作りにはなっていないようです。
これから、こういったゴルファーがヘッドを取り外すようなシステムがずっと定着していくかは、正直『?』クエスチョンマークが付きますが、とても面白いシステムのひとつだと思います。
メーカー側の、常に新しい物を追い求めていく姿勢には、いつも頭が下がります。
おかげで、我々ゴルファーは、ずっとゴルフを楽しんでいくことが出来ます。
この『S2』は、そんなチューニングシステムが導入されているだけでなく、『打ちやすさ』や『打感』『構えやすさ』などの『フィーリング性能』がとても高い、ハイセンスなドライバーだと思います。
次は テーラーメイド R9 SUPERTRI ドライバーです。
やはり『テーラーメイド』は外せません。
このドライバーは、テーラーメイド独特のチューニングシステムが搭載されており、そのバリエーションはとても豊かです。
つくづくテーラーメイドというメーカーは、発想が柔軟だといつも思います。
『ブームの火付け役』といった感じがします。
しかも、このドライバーは、前のモデルからヘッドの色が『ブラック』になり、精悍さが増して、より『野性味』が感じられます。
ひと目見ただけで、思わず手にしてしまいます。
どうしても、こういったシステムが搭載されていると、そのシステムばかりに目が行ってしまいますが、全体的な基本性能も、とても高い高品質なドライバーです。
こういったところが、テーラーメイドのいいところだと思います。
色々なアイデアが搭載されていても、クラブが基本的に兼ね備えていなければならない性能を、決しておろそかにしていない『質の高さ』を感じます。
だから、とても人気が高いのだと思います。
私は最近、テーラーメイドのドライバーを購入していませんが、今度機会があれば、是非買い求めたいと思っております。
テーラーメイドが、もし『メタルドライバー』を発表していなかったら、今頃はどうなっていたのだろう・・・?と思うと少しワクワクします。
おそらく時代の流れから、他のメーカーから発売されていたとは思いますが、『パーシモンからメタルへの橋渡し』をしてくれたメーカーだと私は思っています。
これからも、テーラーメイドのクラブには、『要注目』です。
次は カタナ スナイパー 4WD-G ドライバーです。
昨年、私は カタナ スナイパーX という素晴らしいドライバーに出会って以来、すごく『カタナ』には興味があり、このドライバーもすごく期待をしていました。
残念ながら、私にはやや構えづらい形状だったので、少し苦手に感じる部分があったのですが、すごく印象深いドライバーです。
明かに『フッカー』である私には、やや難しいドライバーではありますが、スライスに悩んでおられる方も大勢いらっしゃることを考えると、このドライバーはそいうった方々に、とても高いパフォーマンスを発揮してくれると思います。
このドライバーは、初めて試打してから手にしていませんが、また機会があれば手にしてみたいと思っています。
次は、私の中では『真打ち』といってもいい存在の『JBEAM』のドライバー、jBEAM FX BMα-440です。
私にとって、決して欠かすことの出来ないメーカーです。
幸い、私はこの素晴らしいメーカーのドライバーに出会う機会に恵まれてはいますが、まだ出会っておられない方々が多いことを思うと、もっと多くの方の目に触れやすいシステムになってくれたら、どんなにかいいだろうと思います。
おそらくこれからも大手量販店には並ばないと思いますし、工房などで出会うしか方法は無いのかもしれません。
このドライバーは二度目の『JBEAM』ということもありましたし、前回の jBEAM FX BM-435 が私にとって決して忘れることの出来ないドライバーなので、このドライバーにも、すごく期待をしていました。
メーカーによっては、前の素晴らしいモデルの『後継モデル』には、やや『期待はずれ』を感じてしまうこともありますが、この『JBEAM』というメーカーの、この『FX BMα-440』というドライバーは、全くそんなことはなく、さらに『ヒートアップ』した感じの、『超・高性能ドライバー』です。
これまでも書きましたが、このドライバーには『高い直進性』と共に、『球の上がりやすさ』『卓越した飛距離性能』は群を抜いています。
これまで何度も試打を楽しんでいますし、時々記事にも書いたのですが、全く色褪せることがありません。
こうして記事を書いている今でも、このドライバーのことを思い出す度、思わず顔がほころんでしまいます。
私にとって、あまりにもいい思い出がたくさんありすぎるドライバーであり、いいところは見えても欠点らしい欠点が見つかりません。
その『フィーリング性能』はもとより、『物理的性能』もさることながら、何となく『総合的な相性』が私と合っているような気がします。
初めて出会ってから、まだそれほど日にちが経っていませんが、もう『10年以上の付き合い』といった感じさえします。
それくらい、私には『手に馴染んだドライバー』です。
今年の私の中での『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』の中に必ず絡んでくるドライバーだと、初めて試打した時から強く感じていました。
私はまだ『JBEAMユーザー』にはなれていませんが、とても購入意欲が刺激されているドライバーのひとつです。
こういった素晴らしいドライバーは、もっとたくさんの人が手にすべきだ・・・・。などと勝手に思いこんでいるところがあります。
ついつい個人的な感想ばかりがどんどん出てしまいます。
もうちょっと公平な意見を書かねば・・・。と思うのですが、何故かこのようなことばかり書いてしまいます。
それくらい私にとって『思い入れ』の強いドライバーのひとつです。
続いては、ナイキ ヴィクトリー レッド ツアー ドライバー です。
これまでも何度か記事に書いておりますが、私はこれまで『ナイキ』のドライバーには強い『苦手意識』を持っていました。
それは主に『構えづらさ』や『音』に対するものが大きく影響していました。
アイアンでは、まずまずいい印象を持っていたナイキですが、ドライバーを始めフェアウェイウッドやユーティリティなどは、とても私の手に負えるものではありませんでした。
なので、次第に私はナイキのクラブから離れていったような気がします。
ニュークラブが発表されても、私では到底打ちこなせないだろう・・・。と思い、敬遠していた日がずっと続いていました。
なので、このドライバーを店員さんから教えて貰っても、私は試打することを遠慮しようとしていたのですが、このドライバーはこれまでのものよりも、『構え感』が大幅にアップしていることにすごく驚きました。
とても構えやすいので、すごく楽な気分でアドレスできたのを覚えています。
『打感』などは、正直、まだまだ・・・。な感じがしたのですが、これからの『ナイキのドライバー』の明るい未来を想像させてくれるクラブだと思ったことを思い出しました。
これからは、もっと『ナイキ』のドライバーには期待をしたいと思っております。
続いては、キャロウェイ New LEGACY TypeS (I-MIX) ドライバー です。
『キャロウェイ』独特の『I-MIX』というシステムに加え、この丁寧な作りを感じさせるヘッドにとても好印象をもったのを覚えています。
『レガシーシリーズ』は、キャロウェイの中でも、かなり高級感を感じますし、このドライバーもすごくいい風合い(ふうあい)をしているなあ・・・。と感じたのを覚えています。
やはり作ったメーカーがとても丁寧に製造しているんだな・・・。と思いました。
こういったタイプのクラブを一度手にすると、何度も手にしたくなります。
『フィーリング性能』の高さは勿論、『飛距離性能』が素晴らしいドライバーだという印象が強いです。
価格設定を見て、その高額ぶりに少し驚きましたが、その価格に見合う素晴らしいドライバーだと思います。
今年前半は、あまりにもたくさんの素晴らしいドライバーに出会い、まだまだ書き続けたいのですが、あまりにもたくさんあり過ぎて一度では書ききれないので、3月以降はまた次の日に書かせて頂きたいと思います。
今年上半期の印象深いドライバー 2010 その1
- 2010年7月1日
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今年上半期の印象深いアイアン 2010