ゴルフクラブ試打日記。          

今年上半期の印象深いアイアン 2011

6月も終わりということで、今日は今年上半期出会った印象深いアイアンをご紹介させていただきたいと思います。
ついこの前、年が明けた感じがしていたのですが、早くも今年の半分が終わったのかと思うと、時の流れがとても早く感じられます。
1月
テーラーメイド TP MB アイアン スモーク

まず1月は、この『テーラーメイド TP MB アイアン スモーク』に出会いました。
昨年発売されたモデルですが、私は一目でこのアイアンのことを気に入りました。
絶妙な黒さが印象的でしたし、『構えやすさ』『打感』『操作性』がとても素晴らしいアイアンです。
ロフトが『寝ている』のも素晴らしいと思いました。
テーラーメイドのクラブは、多くのショップなどで取り扱われていますが、このアイアンは何故か出会う機会が少ないのが残念に思っています。
形状的にはマッスルバックに近いキャビティだと思うのですが、マッスルバック愛好家の方も、かなり満足されるのではないでしょうか?
このアイアンに出会えたことで、今年もいい試打ができそうな一年になる予感がしましたし、とても幸先のいいスタートが切れたと思ったことをよく覚えています。
オノフ フォージド アイアン
続いて、『オノフ フォージド アイアン』です。
日本製アイアンのいいところがすごく出ていると思いますし、高いフィーリング性能を持ちながら、かなり敷居の低いアイアンだと思います。
落ち着いたデザインも印象的で、とてもカッコいいアイアンです。
2月
ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 905 CB アイアン
2月は、まず『ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 905 CB アイアン』です。
『打感の良さ』『打ちやすさ』『カッコ良さ』が優れたアイアンで、『ツアーステージ』というネームバリューもありますし、とても購買意欲が刺激されたアイアンです。
ツアーステージの『X-ブレード』といえば、これまではやや敷居の高い物が多かったように思うのですが、このアイアンは思いっきり敷居が低くなっていると思いますし、まだX-BLADEを使ったことがないという方も、『初・X-BLADE』には、このアイアンはとても適しているのではないでしょうか?
ナイキ VR PRO キャビティ アイアン
続きまして『ナイキ VR PRO キャビティ アイアン』です。
ナイキのアイアンといえば、『易しさ』と『高機能性』『個性的なデザイン』が思い出されるのですが、このアイアンも、そんな感じのするアイアンです。
すごく打ちやすくて、敷居の低いアイアンだと思います。
ナイキファンの方でなくても、易しいアイアンを探しておられる方は、一度試してみられる価値はあるのではないでしょうか?
キャロウェイ RAZR X FORGED アイアン
続いては、『キャロウェイ RAZR X FORGED アイアン』です。
キャロウェイのアイアンといえば、『Xフォージド』というイメージが私の中で出来上がっているのですが、このアイアンはそのいい印象を受け継ぐ、高フィーリングなアイアンです。
『構えやすさ』『打感の良さ』『操作性の良さ』などは、すごく日本らしい感じがします。
これまでのキャロウェイのアイアンに苦手意識を持っていた私ですが、数年前に『Xフォージドアイアン』に初めて出会って、すごく好きになりました。
このアイアンは、キャビティアイアンの中では、ややタフな部類に属すると思いますし、敷居もそれほど低いとはいえないのかもしれません。
しかし、この『顔の良さ』や『打感の良さ』を一度味わってしまうと、多くの方が魅了されてしまうのではないでしょうか?
『易しいだけがアイアンではない』ということを、このクラブが教えてくれているようです。
3月
ブリヂストン ツアーステージ PHYZ アイアン
3月は、この『ブリヂストン ツアーステージ PHYZ アイアン』です。
スペック的に、私にはやや難しいタイプではあったのですが、ブリヂストンから新しいブランドが発表されるということで、すごく楽しみにしていたのをよく覚えています。
初めて試打したときにやや苦戦したのですが、ドライバーほどではなかったような感じがします。
一度しか試打していないですし、おそらくこれからも試打することはないような気もしますが、これからの『PHYS』に期待していきたいと思いました。
ブリヂストン ツアーステージ X-BLADE 905 アイアン
続いては、同じブリヂストンの『ツアーステージ X-BLADE 905 アイアン』です。
ブリヂストンは、マッスルバックを発表し続けてくれる数少ないメーカーですし、私はすごくありがたいと思っています。
事情通の友人の話によると、最近はプロの中にも、マッスルバックに回帰している選手も増えてきているそうで、改めてマッスルバックの魅力が見直されているのだと思います。
このアイアンは、その『カッコ良さ』が群を抜いていますし、『打感』『操作性』など、マッスルバックに求められているものは、全て兼ね備えていると思います。
アイアン全体で見れば、かなり『高重心』なのかもしれませんが、『マッスルバック』だけで考えてみると、それほど重心が高いとは思わなかったですし、少し敷居の低さが感じられた素晴らしいアイアンだと思います。
4月
テーラーメイド TOUR PREFERRED MB アイアン
4月は、テーラーメイドの待望のマッスルバック『テーラーメイド TOUR PREFERRED MB アイアン』です。
『MC』『CB』と、この『MB』の三兄弟の中で、最も高フィーリングなアイアンです。
この真ん中のウェイトのようなものがとても特徴的ですし、大きな意味があるのだと思います。
『顔』も良くて、打感もすごく良かったことを憶えています。
初めて試打してから、5~6回ほど試打を楽しんだように思います。
このアイアンにはすごく好印象を持ちましたが、私の中では1月に試打した『TP MB アイアン スモーク』に軍配があがります。
5月
エポン AF-702 アイアン
5月は、まず『エポン AF-702 アイアン』です。
EPONということで、やはり自然と印象に残ってしまいますが、私の中では完全なる『飛距離系アイアン』であり、特に購買意欲などは湧きませんでした。
しかし、エポンのアイアンを使ってみたいけど、飛距離も求めていきたい・・・。という方には、とてもいいのではないでしょうか?
来年は是非『AF-Tour』や『AF-302』の後継モデルに出会いたいと思っています。
ヨネックス EZONE Zero アイアン
次に『ヨネックス EZONE Zero アイアン』です。
石川遼選手使用モデルとしても有名ですし、最近はこのようにはっきりとした『アイアン型ユーティリティ』は少なくなってきているので、とても珍しいと思います。
いくら距離が残っていても、『狙っていく』というときには、このようなアイアン型が有利だと思います。
かなりタフな印象が残っていますが、また出会う機会があれば、ぜひ試打してみたいと思っています。
アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201
続いては、『アキラプロダクツ PROTOTYPE アイアン KS-201』です。
このアイアンはすごく気に入っていて、実は昨日・一昨日と試打を楽しんできたばかりです。
プロトタイプということで、なかなか一般的には出会う機会が多くないように思いますが、アイアンの基礎が詰まった素晴らしいクラブだと思います。
かなりフィーリングを出していけるので、実戦でもすごく安心できるような気がします。
また何度でも試打したいアイアンです。
プロギア iD BL アイアン
次に『プロギア iD BL アイアン』です。
プロギアは毎年、この時期に高フィーリングなアイアンを発表してくれていますが、『iD』という、インスピレーションとデータといった、まさに『究極』ともいえるテーマを掲げた、プロギアらしい素晴らしいクラブだと思います。
このアイアンの『構えやすさ』や『打感』などが素晴らしいことは勿論ですが、とても打ちやすくて、見た目以上に敷居が低い感じがします。
いくら易しくても構えづらければ、そのクラブには興味が湧かないですし、逆にカッコいいけれど難し過ぎれば、多くの支持は集められないのかもしれません。
このアイアンはその2つのいいところをまさに組み合わせた素晴らしいアイアンだと思います。
すごく購買意欲も刺激されています。
6月
George Spirits GS-CB アイアン
6月は、まず『George Spirits GS-CB アイアン』です。
初めてのジョージ・スピリッツのアイアンということで、今でもすごく印象に残っていますし、その高フィーリングは忘れることができません。
内容的には、これまでたくさん出会ってきた『ハーフキャビティそのもの』という感じで、特に難し過ぎることもなく、易し過ぎることもない、中間的な印象もありますが、クラブ全体からとてもいい雰囲気が漂っていたのを憶えています。
やはりクラブというのは、カッコよくなければ・・・。と思わせてくれたアイアンです。
マスダゴルフ マッスルプロトアイアン
そして何と言っても『マスダゴルフ マッスルプロトアイアン』を抜きに、今年の上半期を語ることはできません。
マッスルバックは、他のメーカーからも少しずつ発表されていますが、それらのアイアンは、どこかに『易しさ』や『敷居の低さ』というものが感じられたのですが、このアイアンには、そういったものが一切感じられませんでした。
昔のアイアンそのままの雰囲気が漂っていました。
『タフさ』『シビアさ』という点でも、ピカイチのアイアンです。
しかし、その『カッコ良さ』『打感の良さ』は折り紙つきです。
この極上の打感と、操作性の良さは練習場でも、ついつい球数を多くしますし、『球を打つ楽しさ』を教えてくれるような気がしました。
車でいえば、完全にトップクラスの『ハードトップタイプ』ですが、こういったアイアンに魅了される方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
バルド TCS FORGED アイアン
次に『バルド TCS FORGED アイアン』です。
初めてのバルドのアイアンということで、すごくテンションが上がったのを憶えています。
試打し終えた後の感想としては、全体的に『易しさ』が目立つところもありましたが、フィーリングなども好感がもてました。
私が求めているタイプのアイアンとは異なりますが、また機会があれば試打してみたいアイアンです。
三浦技研 PP-9003 アイアン
次に『三浦技研 PP-9003 アイアン』です。
まだ所有できていない『三浦技研』のアイアンですし、早く購入したいとは思いながらも、なかなか思うようにいかないときに出会うことができた三浦技研のアイアンだったので、すごく嬉しく思ったことを憶えています。
『MB-5003』とは、かなり印象が異なる、『イージーさ』が感じられたアイアンでしたが、打感も良く、全体的にとても美しいアイアンだと思っています。
とても打ちやすいですし、かなり敷居が低い感じがするので、多くの方に親しみやすさを与えてくれるアイアンといっていいのではないでしょうか?
クリーブランド CG1 ツアーアイアン
そして最後に『クリーブランド CG1 ツアーアイアン』です。
このアイアンは、発売されてから少し日にちが経っていますが、私がずっと試打してみたい・・・。と思い続けていたクラブでした。
予想通り、かなり『顔』もよく、いい目の保養ができました。
実際に打ってみても、それほど難し過ぎる感じはせずに、楽しんでいました。
このアイアンも、昨日再び出会うことができ、また楽しい時間を過ごすことができました。
クラブは確かに『易しい』に越したことはないのかもしれませんが、ある程度の『敷居の高さ』のあるクラブのほうが、ゴルファーの技量を上げることを手助けしてくれるところがあると思いますし、ずっと使い続けても飽きないと思います。
易し過ぎるアイアンに、いささか食傷気味の方は、こういったアイアンで新たな楽しみを見つけられるのもいいのではないでしょうか?
以上が今年上半期に出会った印象深いアイアンたちです。
これらの多くが私の購買意欲を刺激しています。
年の後半には、大手有名メーカーから、まさに『満を持して』たくさんの新製品が発売されると思いますが、その出来次第では、これらの上半期の中から、今年の『アイアン・オブ・ザ・イヤー』が出るかもしれません。
それくらいどれも秀作揃いです。
明日は、『今年上半期に出会った印象深いドライバー』を発表させていただきたいと思います。