今日は、この2本のウェッジを試打しました。
シャフトはどちらも ダイナミックゴールドS200 です。
<右>アキラプロダクツ PROTOTYPE H-858 ウェッジ のスペック
ロフトは58度、クラブ長さは35インチ です。
<左>三浦技研 MG-S01 ウェッジ のスペック
ロフトは56度、クラブ長さは35インチ です。

三浦技研とアキラの、高性能ウェッジの競演です。
以前どちらも試打したことがあるのですが、今日は同時に試打する機会に恵まれたので、打ち比べてみることにしました。
三浦技研とアキラのウェッジを2本手にしていることが、とても贅沢なことだと思いました。
色々なクラブを試打していて、とても嬉しい時間です。

どちらもカッコ良くて、ハイレベルなウェッジです。
ウェッジ好きの私にはたまりません。
どちらもシンプルな形状で、贅肉が付いていません。

<左>MG-S01 <右>H-858
ソール幅は、ほぼ同じでした。
こうして見ても、アキラのソール形状がよく目立っていました。
トレーリングエッジの削りも、アキラのほうが大きいです。

<左>MG-S01 <右>H-858
ネックの長さも、ほぼ同じでした。
しかし、右のアキラのほうが、ネックが細いです。
最近のウェッジやアイアンは、ネック廻りが広いものが多いように思いますが、私はネック廻りがシュッとしているほうが好きです。

<左>MG-S01 <右>H-858
どちらも、とてもいい顔をしています。
ハイレベルな男前ウェッジです。
こうして見ていても、少しタイプが違うのに気づきました。
やはり、右のアキラのほうが、ネックが絞り込まれていて、シュッとした感じがします。
昔はこういうウェッジが多かったのですが、今はそれほど多いようには思いません。
両方ともとてもいい顔ですが、あえて選ぶとするなら、私はアキラのウェッジの顔が好きです。

<上>H-858
<下>MG-S01
トップラインの厚さも、ほぼ同じですが、ほんの少しだけアキラのほうが細いように見えました。

H-858

MG-S01
どちらもとても構えやすいです。
いいイメージが泉のように湧いてきて、枯れません。
目尻が下がりっぱなしでした。
試打を開始しました。

<左>MG-S01 <右>H-858
『打感』はどちらもとても良いですが、三浦の柔らかさは群を抜いているな・・・。と思いました。
この柔らかさは何だろう?と思いました。
鍛造というだけでなく、素材にまでこだわり抜いているところが、この好打感を生み出しているのでしょうか?

<左>MG-S01 <右>H-858
『スピン性能』は、明らかにアキラでした。
これははっきりしていました。
三浦のウェッジのスピンも悪くないですが、アキラは高すぎるのかもしれません。

<左>MG-S01 <右>H-858
『球の拾いやすさ』は、ほぼ同じでした。
優劣はつけられませんでした。

『安定性』も同じでした。
とても構えやすいので、ラインも出しやすく安定していました。

<左>MG-S01 <右>H-858
『距離感』の合わせやすさも同じでした。
どちらもとても優秀です。
『皮膚感覚』で操れるウェッジといっていいでしょうか?

『操作性』はどちらもとてもハイレベルですが、少しアキラのほうがいいように感じました。
止めやすい(止まりやすい)ということが分かっているので、アグレッシブに打っていけますし、色々な球を打つ余裕を与えてくれるように感じました。

とても優秀で贅沢なウェッジです。
打感の三浦。
スピンのアキラという印象をもちました。