今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ワクチンコンポ オリジナルドライバー です。
シャフトは RODDIO SHAFT S-7 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は73.5g、トルクは3.3、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は315gです。
二度目のワクチンのドライバーです。
とてもカッコいいドライバーです。
一目見て、思わず手に取り、すぐに試打することにしました。
ニュークラブに出会っても、時には試打するのをためらってしまいそうなときもあるのですが、このクラブは試打してみたい・・・。と思わせるほどの、いい雰囲気をもっています。
やはり、クラブには機能性だけでなく、『美しさ』も重要なポイントです。
まずは手に取ってみないと何も始まりません。
以前試打したモデル同様、かなりディープ系のドライバーです。
今では少数派となったような気もしますが、この厚みのあるヘッドに魅力を感じられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
とても『男気』のあるヘッドだと思いました。
ディープ系のヘッドは昔から好きですし、馴染んでいるので、自然と気持ちも盛り上がります。
ゴールドがとても眩しいです。
ゴールドは高反発仕様のイメージもありますが、このドライバーはどうなのでしょうか?
ルール適合モデルなのでしょうか?
ネックの長さは、今のドライバーの中でも、普通かな?と思いました。
昔はディープヘッドにはロングネックという組み合わせが多かったように思うのですが、今はいろいろなバリエーションがあります。
それだけ研究が進んでいるのだと思います。
ディープバック形状になっています。
ここを見ただけで、叩けるモデルということが解ります。
シャローバックが圧倒的に多いので、とても希少な感じもしますが、昔はこういった形状が主流でした。
シャロー系のほうがディープ系よりも、より進化したのかもしれません。
ヒール側の凹み
トゥ側の凹み
ヒール側とトゥ側には、凹みのようなものがありました。
これは空気抵抗を減らす為のものなのでしょうか?
とても男前だと思いました。
以前試打したモデルは赤い色が印象的でしたが、このドライバーはオーソドックスな黒です。
赤いヘッドもなかなかいい感じでしたが、私はやはりこういったオーソドックスな黒のほうが好きです。
とても高級感があるので、こうして見ているだけで、かなり高価なクラブなのだろう・・・。という予測が立ちました。
フェースが被っているように見えました。
ここは以前試打したモデルと共通するところだと思います。
素振りをしてみても、いい感じです。
このヘッドの雰囲気にピッタリと合う、しっかり感があります。
ヘッドとシャフトも、うまくマッチしているように感じました。
すぐにタイミングを整えることができました。
ボールを前にして構えてみると、やはりフェースが被っているのが気になりましたが、それ以外はとてもいい雰囲気を持っているな・・・。と思いました。
左へは注意しなければ・・・。という思いもありましたが、大きな苦手意識はありませんでした。
気持ちも盛り上がってきました。
ディープ感があるので、心おきなく叩けそうな感じがします。
これがもし、『逃がし顔』だったら、どんなにかいいだろう・・・。と思いました。
ただ、フックフェースにもいろいろとあって、強い違和感のあるタイプと、それほど違和感を感じさせないタイプがあります。
このドライバーはどちらかというと、後者に近い感じがしました。
ディープ系のヘッドが好きだけど、逃がし系よりは、つかまえ系の顔をしたドライバーが好きだという方には、たまらない魅力があるのではないでしょうか?
試打を開始しました。
『打感』は、とても良いと思いました。
嫌な衝撃が全くありませんでした。
心地よい感触だけが手に残りました。
『音』も、爽快感があっていい感じです。
こもった感じの音ではなく、はっきりとしています。
プレイヤーの気持ちを盛り上げてくれ、ショットの精度を高めてくれる音だと思いました。
数年前は、こういった『ゴールド系』のドライバーは『異音』タイプが多かったので、私は苦手にしていたのですが、最近ではあのような音を耳にしなくなりました。
すごく音が良くなったように思います。
コースや練習場で、時々高い音を発するドライバーを使っておられる方もいらっしゃいますが以前と比べ、少なくなったように思います。
音も人によって、いろいろな好みがあると思いますが、私は数年前のあの『甲高い音』よりも、今のドライバーの音のほうが圧倒的に好きです。
インパクトが緩みそうな音を発するドライバーは少なくなりました。
このドライバーの音も、好感がもてました。
『球のあがりやすさ』という点では、ロフトが10.5度ということもあると思うのですが、ディープヘッドでも、それほどタフな印象はありませんでした。
打つ前にイメージしていた弾道よりも、少し高めでした。
もちろん、基本的にはヒッター向けのドライバーであるのは間違いないと思います。
誰にでも球が浮きやすくなっているような感じはしませんでした。
好みが分かれるところかもしれません。
『安定性』という点では、高い直進性・・・。とは思わなかったのですが、それほど敷居が高い感じはしませんでした。
構えたときの印象通り、球がつかまりやすいです。
できれば、フェースがスクエアか、ややオープンであれば、もっと楽な気分で振っていけたような気もしたのですが、やや小振りなヘッドが、易しくさせてくれたのかもしれません。
私はフッカーですが、このドライバーは難しすぎない印象をもちました。
球のつかまりはいいのですが、引っ掛かるとは、またちょっと違うので、安心することができました。
右から回していきたいタイプのドライバーです。
『飛距離性能』は、なかなかいい感じでした。
強い弾道で飛んでいきました。
球のつかまりがいいので、『分厚いインパクト』を迎えることができました。
ディープ系のヘッドを使いたいけれど、球がつかまりやすいタイプが好きだ・・・。という方には、とても魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
『操作性』という点でも、いい感じでした。
つかまえ系のドライバーだと思いますが、左はもちろん、右にも素直に反応してくれました。
こういったところは、ディープ系ヘッドのいいところなのかもしれません。
ただ、それほど大きく右には曲がりにくい感じがしました。
スライスを『撲滅』するタイプだとは思いませんが、『軽減』させてくれるのは間違いないと思います。
『つかまえ系』のドライバーでも、苦手に感じるタイプと、意外と易しく感じるタイプがあります。
このドライバーは後者でした。
楽しく試打することができました。
最近は直進性が高いドライバーが多いので、融通が利きづらいと感じることもあるのですが、このドライバーはなかなかいい反応をしてくれたので、楽しむことができました。
このワクチンのヘッドもそうですし、装着されているロッディオのシャフトも、かなり高価なので、組み合わせると手が届きにくい存在になってしまいます。
私にはとても敷居の高いドライバーですが、それでもこういったタイプを求めておられる方もたくさんいらっしゃるのだと思います。
また機会があれば試打してみたいと思いましたし、違うスペック(ロフト)の物も試してみたいです。
ワクチンのドライバーを試打したのは、まだ二度目ですが、やはりいいメーカーはたくさんあるものだと、改めて感じました。
ワクチンコンポ オリジナルドライバー
- 2014年5月17日
- ワクチンコンポ