今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロマロ Ray UT Type R です。
シャフトは RJ-T11 UT です。
ロフトは21度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはR、トルクは4.4、シャフト重量は61g、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は346gです。
ロマロらしい、とても美しいユーティリティです。
ロマロのクラブを初めて手にしたのはアイアンだったので、私はアイアンのイメージが強いのですが、フェアウェイウッドやユーティリティの人気がとても高いです。
私の周りにも、フェアウェイウッドやユーティリティはロマロにしている人がけっこういます。
私もロマロのクラブは好きですし、いつか購入出来れば・・・。と考えています。
この角度から見ても、これまでのロマロのユーティリティとよく似ています。
やはり、設計コンセプトは同じなのでしょうか?
どこに新たな工夫が組み込まれているのか、とても興味があります。
ソール部分に配置されている、このアクセサリーのような物がとても綺麗です。
宝石のように見えます。
やはりウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
ユーティリティに限らずドライバーやフェアウェイウッドなどでも、ちょっと前までウェイトは、はっきりとウェイトだと解るようなクラブが多かったですが、最近はとてもオシャレになりました。
こういったところはとてもいいことだと思います。
ただ、交換はできないように見えました。
あと、使用後の掃除が簡単になっていると嬉しいです。
それと、フェアウェイウッドやユーティリティクラブは、いわゆる『直打ち』することも多いので、『ソールの耐久力』といいますか、『傷に対する強さ』なども求めていきたいです。
新品のうちはいいけれど、使っているうちにずいぶんと『みすぼらしく』なってしまったな・・・。とならないクラブが理想です。
私はそういった『ソールの耐久性』にもこだわっていきたいと考えています。
新品のうちだけでなく、何年か使ったあとのことも想像しています。
そういった点では、今の流行のFWなどは、『ソールの耐久性』はあまり無いように感じられます。
ただ、それはあくまでも『美的』なことであり、『物理的な性能』には変化はないのだと思います。
ただ単に『飛べばいい』というものではなく、何年も使っていける耐久力のあるクラブに魅力を感じます。
私の大好きな車でいいますと、綺麗に舗装されたアスファルトの上しか走れない高速マシンよりも、山道などのタフな路面でも走り抜けてくれるジープのような頑丈さに魅力を感じるのと似ているのかもしれません。
コースをラウンドしていると、いつもフカフカのフェアウェイの上から打てることは少なく、むしろ難しい状況で打たなくてはならないことのほうが多いです。
時には小石の上に乗っかっているボールを打たなくてはならない場合もあります。
ルール上、そのまま打たなくてはならないので、クラブに申し訳ないと思いながらも、いつも何とか無事でいてくれ・・・。と願いを込めて打っています。
気持ち『トップ目』にヘッドを入れることも多いです。
そういった時に『出っ歯形状』だと、何とか球を拾っていけるので助かっています。
練習場のマットの上のような『恵まれた状況』だけでなくコース上の、より厳しい状況でプレイヤーとクラブのお互いが苦しい思いを共有していくからこそ、より愛着が湧くのかもしれません。
顔は少しだけ大きくなったかな?と思いました。
もちろん、すごく大きくなった感じはしないのですが、ほんの少し大きくなった印象をもちました。
小顔好きな私ですが、この大きさには何の不満もありませんでした。
このバランスのいい大きさと、独特な形状はロマロらしい個性が感じられます。
ネックの長さは、やや長めに見えますが、これまでのロマロのユーティリティらしい長さだと思います。
私の気持ちを掻き立ててくれる、『首長(くびなが)美人』です。
これまで同様のクラブでいい思い出がたくさんあるせいか、こうして見ていても、とても魅力的に見えました。
ヒール側には『FORGED TITANIUM CUP FACE』と記されていました。
ユーティリティで鍛造チタンのカップフェースということは、とても贅沢な感じがしますし、高級感があります。
ロマロのイメージにピッタリです。
このセミシャローバック形状なのは、これまでのモデルと共通しているところだと思います。
球があがりやすそうな印象を受けます。
素振りをしてみた感じは、正直物足りませんでした。
試打したクラブがRシャフトしか無かったのが残念でした。
できれば違うシャフトを・・・。と思って探してみたのですが、見当たりませんでした。
硬さも足りないですし、重量的にも軽すぎる感じがします。
振っていても、ややタイミングが取りづらい感じがしました。
先が暴れる感じなので、ずいぶんと気を遣いながら振っていました。
ボールを前にして構えてみると、とてもいい感じです。
ロマロなので、この構えやすさは、ある程度予想できていました。
これまでのロマロのユーティリティと同じように自然に構えられます。
強いグースを好まれる方は、少し苦手意識をもたれるかもしれませんが、私はこれくらいのほうがいいように感じます。
このクラブもストレートに近いですが、あくまでも私の感じでは『セミグース』に近い印象もあります。
しかし、これが『ロマロの顔』なのだと私は思っています。
これまでの高い実績もありますし、私はこの構え感に信頼感をもつことができました。
マイナスなことは感じず、プラスのことばかりが頭に浮かびました。
いわゆる『出っ歯系』でもあるので、球も拾いやすそうに感じました。
試打を開始しました。
『打感』は柔らかくて、とてもいい印象をもちました。
これまでのロマロらしい、グッドフィーリングです。
この『鍛造カップフェース』らしい、適度な柔らかさと弾き感の両立ができているように思いました。
『音』はとても静かで、気持ちよく振り抜いていくことができました。
これならばいくらインパクトが強くなっても、不具合が生じません。
シャフトが私にはやや合いづらい感じがしますが、ヘッドのフィーリング性能はとても高いと思いました。
『球のあがりやすさ』という点では、これまでのモデルと同等のような気がします。
球があがりやすいですし、タフな感じは全くしません。
カッコ良さと球のあがりやすさが上手く両立できています。
高さも、しっかりと出していけるので、グリーンにも止めやすそうです。
今度、コースで試してみたいと思いました。
『安定性』という点では、易しいヘッドだと思いましたし、シビアな印象は全くありませんでした。
打出したラインから、大きく外れることもありませんでした。
ただ、先ほども書きましたが、装着されているシャフトが私にはやや難しいタイプだったので、違うシャフトにすると、もっと好感度が上がるような気がしました。
タイミングが少し合いづらい感じはありましたが、このクラブ自体はとてもイージーに感じられました。
前のモデルよりも、敷居が低くなっているのではないかな?と思いました。
『飛距離性能』という点では、なかなかいい感じではありますが、正直すごく秀でているようには感じませんでした。
もちろん『飛ばない』ということはないのですが、前のモデルから飛躍的に飛距離が伸びたようには思えませんでした。
他のメーカーの同じロフトのUTと比べても『飛距離』という点で、それほど優位性は感じません。
ただ、飛距離性能が秀でている感じはしなかったのですが、その分、距離感を出しやすくて狙いやすくなっているのではないかな?と思いました。
グリーンに乗せやすくて、ある程度高さで止められるように感じられました。
飛び過ぎる感じがしなかった分だけ、止めやすいところがメリットなのではないかな?と思いました。
私は、こういったクラブのほうが、より実戦的な気がします。
『操作性』という点では、このヘッド形状からも、扱いやすい印象をもちましたが、あまり意図的に大きく曲げる感じはしませんでした。
球はつかまりやすいですし、右へ抜ける感じもしません。
ラインも出しやすいUTだと思いました。
ただ、シャフトがちょっと難しいタイプなので、時々思ってもいないような球が出てしまうこともありました。
このヘッドに合うシャフトを探したくなりました。
久しぶりにロマロのクラブに出会いましたが、やはりいいクラブだな・・・。と思いました。
私は今、ユーティリティクラブを購入する予定はないのですが、もし購入するのであれば、やはりロマロも候補に入れたいと思いました。
ロフトが21度ということで、私の感覚では『3番アイアン』ということになるのですが、私の3番アイアンは今、大活躍してくれているので、今のところこのまま使っていこうと考えています。
もっと練習を重ねて、ユーティリティやフェアウェイウッドをアイアンに近い感じで狙っていけるようになればいいのですが、どうしても私はアイアンに頼ってしまいます。
ユーティリティをもっと使いこなせるようになれば、このような美しくて易しいクラブをキャディバッグの中に入れておきたいと思いました。
このクラブはニューモデルということですが、正直、どこの性能がアップしたのかが、よく解りませんでした。
できれば前のモデルと打ち比べてみたいと思いますが、今日単品で試打した感じだと、あまり大きな違いはないような気がしました。
もちろんメーカーに言わせれば、様々な技術革新や大きな性能アップが実現できている・・・。ということになるのかもしれませんが、私はそれを強く感じ取ることができませんでした。
一番感じたのは『打感の良さ』でした。
今回試打したモデルは、いわゆる『純正シャフト』が挿してあったと思うのですが、ロマロを始めとしていわゆる『地クラブ』と言われるメーカーのクラブはヘッドを単体で購入できるところがいいです。
そして自分の好きなシャフトに最初から組み合わせることができるのが大きな魅力だと思います。
クラブのヘッドとシャフトは『相性』のようなものがあるので、自分が好きなシャフトだから必ずしも、どのヘッドにも合うとは限らないですが、想像してみるだけでも楽しくなります。
私の3Wには、今『VTS』というシャフトを挿しているのですが、その流れでUTもいい感じで振っていけるのではないかな?と思っています。
私がもし、このクラブを使うことができたら、真っ先にVTSで試してみたいと思っています。
私はロマロのクラブに出会うことはそれほど多くないのですが、今日は試打することができて、とてもラッキーでした。
やっぱりロマロのクラブはいいな・・・。と思いました。
『全体的なカッコ良さ』『打感の良さ』『高級感』を感じられるところがロマロだと思っています。
私の周りでも人気が高いのがよく解ります。
フェアウェイウッドやユーティリティだけでなく、ドライバーからウェッジ、パターまで揃えている人もいます。
もちろん、キャディバッグやキャップなども全てロマロです。
私は彼の気持ちが解るような気がしました。
私の今のセッティングはメーカーがバラバラなのですが、気に入ったメーカーのクラブやアクセサリーに統一したい・・・。という思いは常に持っています。
なかなかそうなることはないのですが、そう思わせてくれる魅了がロマロにはあります。
大手老舗メーカーに比べ、それほど歴史はないのかもしれませんが、既に多くのファンを獲得しているようです。
私の周りのロマロファンの友人に、早速このクラブのことを紹介してみようと思いました。
ロマロ Ray UT Type R
- 2013年5月30日
- ロマロ
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ロイヤルコレクション SFD アイアン