ゴルフクラブ試打日記。          

ロマロ Ballista HYBRID BH-001

ロマロ Ballista HYBRID BH-001
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブロマロ Ballista HYBRID BH-001 のU5 です。
ATTAS
シャフトは ATTAS です。
ロフトは27度、クラブ長さは38.5インチ、シャフトフレックスはS です。
正面
ロマロのハイブリッドです。
ロマロといえば、アイアンやウェッジ、ドライバーのイメージが強いのですが、今日はハイブリッドを試打する機会に恵まれたので、試打してみることにしました。
側面
ラージサイズで丸っこいタイプのハイブリッドです。
ロマロといえば、その端整な顔立ちと適度な大きさというイメージがありますが、必ずしもそうとはいえないのかもしれません。
易しさ・親しみやすさ優先のクラブなのでしょうか?
彫りの深さ
彫りの深さもたっぷりあり、慣性モーメントも高そうです。
トップライン
トップラインは、かなり厚めで、これまでのロマロのイメージとは違いました。
私はどちらかというと薄めが好きですが、この厚みに親近感をもたれる方も多くいらっしゃるのではないでしょうか?
ソール幅
かなりのワイドソールですが、今は見慣れた感じがします。
昔出会った、コブラのバフラーを思い出しましたし、アイアンでも、これくらいのソール幅の物に出会ってきました。
一目でステンレスと分かる質感ですし、ロマロは日本のメーカーですが、このクラブは何となく海外製なんだろうな・・・。と思いました。
ゴルフクラブメーカーを大きく分けると、『大手有名メーカー』と『地クラブメーカー』に分けられると思いますし、私はロマロを地クラブメーカーのカテゴリーに入れていたのですが、そう考えてみると、ロマロは地クラブメーカーとはいえないような気もします。
メーカーのカテゴリー分けにも、ハイブリッド的なものがあるような気がしてきました
地クラブメーカーはあくまでも『自社生産』であって、OEMとは無縁のメーカーという『くくり』があるように思うのですが、必ずしも全てがそうとはいえないのかもしれません。
本当に自社生産しているメーカーというのは、かなり少数なのは間違いありません。
ソール形状
ワイドソールというだけでなく、ソール形状にも、かなり工夫が見られます。
抜けが良さそうです。
ソールが芝の上を綺麗に滑ってくれるイメージが湧いてきました。
これならばFWと同じように、かなり手前から滑らせてボールを拾っていけそうです。
ネック長さ
ネックは短く、やや太めです。
ヘッドが大きいですし、いわゆる『頭でっかち』タイプです。
フェース面の仕上げ
フェース面のデザインはとてもシンプルです。
今はハイブリッドでも、メーカーによってはいろいろな工夫がされていますが、このクラブにはそういった工夫は見られません。
見えないところにいろいろな工夫がされているのではないでしょうか?
構え感
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
思っていたよりも違和感が少なく、自然に構えられました。
トップラインからバックフェースにかけての黒が目立ちますが、膨張色ではないので邪魔にはなりません。
最初見たときは、かなりのラージサイズだな・・・。と思って見ていたのですが、こうして構えてみると、それほど大きく感じないところに好感が持てました。
ハイブリッドにも『ウッド型』と『アイアン型』と、その『中間型』の3つに分けられますが、このクラブの構え感は『アイアン型』でした。
グースも利いていますが、それほど強くはないので、普通に打っていけそうです。
ソールを見ていたときは手前から滑らせるイメージが強く出たのですが、こうして構えてみるとアイアンのように少し上から捉えたくなったので、そのイメージで打っていくことにしました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』は軽いのですが、ボヤけたところはなく、しっかりしていました。
好感の持てる打感です。
打球音
『音』は、はっきりしているのですが、大きすぎず心地良い音です。
インパクトが緩むこともなく、気持ちよく振り抜くことができました。
トゥ側
球はとてもあがりやすくてイージーです。
ロマロのクラブというと、その形状の美しさなどから『本格派』であり、上級者用というイメージもありますが、このクラブは全くそんなことはありません。
ハードルの低い親しみやすいクラブです。
ハイブリッドは使いたいけど、あがりにくいタイプは使いたくない・・・。球があがりやすくてアイアンと同じように構えられるクラブが欲しい・・・。という方には、かなり魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?
ソールの滑りは良く、手前からダフらせて打ってみても、いい感じであがってくれました。
バックフェース
『安定性』も高く、かなり大らかなタイプです。
バックフェースの形状通りの易しさをもっています。
日頃から、フルキャビティやポケットキャビティを愛用しておられる方は、その感覚のまま使っていけるのではないでしょうか?
気難しさのようなものは全く感じられません。
飛距離性能
『飛距離性能』という点でも、アイアン型ハイブリッドとしては優れているほうだと思います。
アイアンは『球持ち感』が勝負なところがありますが、このクラブはアイアン型でありながら、『フェースの弾き』という点では、FWのようです。
バーンと強く弾いて飛ばしていけるタイプです。
ボールがフェースにくっついて『乗せて運ぶ』という感覚ではありませんでした。
操作性
『操作性』は、まずまずでした。
球離れが速いので、アイアンのようなわけにはいきませんが、左右に曲げることも普通にできました。
かなり易しいタイプですが、それほど大きすぎなくて形が整っていることと、グースがキツすぎないのが良かったような気がします。
これがもう少し大きすぎてしまうと、球がつかまりきらずに右にプッシュしてしまうかもしれません。
ヒール側
左右に曲げるのも難しくないですが、どちらかといえば、オートマ系のハイブリッドといっていいように思います。
あまり細工をせずに、構えたラインからできるだけ外さずに真っ直ぐ飛ばしていきたい・・・。という方に合いやすいのではないでしょうか?
RomaRo Ballista HYBRID BH-001
重心もかなり低くて、ヒットすれば自然にあがってくれる感じです。
私は、ワイドソール過ぎるアイアン型ハイブリッドはティアップして打つイメージが出せないこともあるのですが、今日はティアップして打ってみても、いい感じで打つことができました。
クラブ全体が丸っこい感じですが、その輪郭通りの、『丸い性格』をもったハイブリッドだな・・・。と思いました。
RomaRo Ballista HYBRID BH-001
『易しさ』に長けたクラブですが、飛距離も出るタイプなので、易しく飛ばしていきたいという方にも、魅力的なクラブといえるのではないでしょうか?
RomaRo Ballista HYBRID BH-001
これまでも同じようなタイプのクラブに出会っているので、正直『目新しさ』のようなものは全く感じませんでしたが、いい感じでバランスがとれているハイブリッドだな・・・。と思いました。
RomaRo Ballista HYBRID BH-001
これからのロマロにも期待していきたいです。