<左>cvXer <右>TRC
今日は、この2本クラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション cvXer と BBD’s TRC ユーティリティ です。
<上>TRC <下> cvXer
<左>cvXer のスペック
シャフトは RC cvXerUT です。
ロフトは21度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は61g、トルクは3.7、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は357gです。
<右>TRC のスペック
シャフトは BBD’s です。
ロフトは21度、クラブ長さは40.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は58g、トルクは4.3、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は344gです。

<左>cvXer <右>TRC
今日は、つい先日試打してとても気に入ったTRCと、以前試打したこともあるcvXer を一緒に試打してみることにしました。
こうして見ると、やはり最大の違いは『キャビティソール』にあるような気がしました。
どちらもフェアウェイウッドやユーティリティに定評のある、ロイヤルコレクションらしい、美しいクラブだと思います。
全体的に落ち着いたデザインで、気持ちを楽にさせてくれます。

TRC

cvXer
ボールを前にして構えてみると、私は圧倒的に『TRC』の方が、構えやすく感じました。
『cvXer』の方も、構えづらい感じはしませんし、なかなかいい感じではあるのですが、『TRC』の方が形がオーソドックスですし、より自然に構えられる感じがしました。
同じロフト(21度)ということですが、こうして形状を変えるだけで、こうも『フェースの見え具合』に差がでるものだと思いました。
『フェース面』が多く見えた方が、球があがりそうな感じがして構えやすい・・・・。と感じられる方も多いと思いますが、私はあまり多く見えない方が好きなので、TRCの方がいい感じがしました。
『フッカー』の方はTRCのような『ストレートネック』の方が、構えやすく感じられる方も多いのではないでしょうか?

<手前>cvXer <奥>TRC
素振りをした感じは、どちらもユーティリティにしては軽めのセッティングだと思うのですが、なかなかいい振り心地です。
ハードな感じはせずに、かなりソフトに仕上がっているクラブですが、頼りない感じはあまりしませんでした。
試打を開始しました。

<左>cvXer <右>TRC
『球のあがりやすさ』という点では、どちらも殆ど差がないように感じられました。
構えてみた時は、cvXerの方が高くあがりそうな印象もありましたが、実際にはすごく似たような感じがしました。
敢えて差をつけるとするならば、TRCの方が、やや弾道が高いようにも感じられました。
形状的に見ても、やや『立体的』な感じのする、cvXerと、やや『平面的』な感じのするTRC・・・・。といったところでしょうか?

<左>cvXer <右>TRC
『打感』はどちらもすごくいい感じで差がつけられません。
『ロイコレ』らしい感触がとても心地良いです。
ただ感触が良いというだけでなく、コントロール性の良さを高めてくれる感触です。
球を扱いやすくする感触・・・・。とでもいうのでしょうか?
こういったところは、これまでのロイヤルコレクションのユーティリティを踏襲している感じがします。

<左>cvXer <右>TRC
『安定性』という点でも、よく似た感じだと思いました。
どちらも実に高い性能を持っているユーティリティです。
バラつき感の少ない精度の高い球を、今日は打つことができました。
ただ、敢えていうならば、一般的にはTRCの方が球をまとめやすく感じられる方も多いのではないでしょうか?
『左右のスイートエリア』が若干広いような気もしました。
見た目は多少『タフ」に見えなくもないですが、実際にはすごく易しいクラブだと思います。

<左>cvXer <右>TRC
『操作性』という点では、私はほんの少しTRCの方が扱いやすい感じがしました。
どちらもやや『ソフトスペック』な感じのクラブだとは思いましたが、それが不満に感じられるほどの扱いづらさを感じませんでした。
やはり『ロイコレ』のクラブはいいなあ・・・・。と思いながら試打を繰り返しました。
どちらも上手く球を拾っていけますし、予想をはるかに大きく外れた球がでることはありませんでした。

<左>cvXer <右>TRC
『飛距離性能』という点では、なかなか差がつかない感じがしました。
どちらもすごくいい感じで打っていけますし、『飛び』という点でも、すごく満足度が高いです。
楽に飛距離を稼いでいくことができます。
力一杯振り回す・・・。というよりも、軽く打ち抜く・・・・・。といった感じでいい球を打つことができました。
昔からよく言われている言葉ですが、『200ヤード以上がすごく易しくなった』といえるクラブだと思います。
この距離感をつかめれば、かなり実戦でも大きな武器になってくれると思います。
特に『TRC』は、私はすごく気に入っているので、購買意欲を掻き立てられてしまいます。
私はユーティリティクラブは『アイアン型』を使うことが多いのですが、昨年の『PRGR ZOOM X』といい、今年の『TRC』のような素晴らしいユーティリティに出会うことができると、こういった形のユーティリティもセッティングの中に入れてみようかな・・・・?と思います。
今日はとてもいいフィーリングのまま、練習場を後にすることができました。