今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション BBD V7 Ti FW の5番 です。
シャフトは ATTAS RC W60 です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は61g、トルクは4.2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は323gです。
とてもカッコいい、ロイコレのFWです。
硬派な感じがしながら、どこか柔和な印象も与えてくれます。
全身がほぼ黒で、引き締まって見えます。
形状は、これまでのモデルと同じようなタイプです。
ディープというよりは、シャローな印象のほうが強いです。
ロイコレといえば、『キャビティソール』ですが、もうずっと、このように中が埋め込まれています。
キャビティソールの名残を残しているのでしょうか?
とはいっても、ここの部分がロイコレの個性といってもいいと思いますし、これを見るだけでロイコレと分かるところがいいです。
ヒールにはウェイトがひとつだけ配置されていました。
近くでよく見てみると『5』という数字があったので、5gということでいいのだと思います。
専用の工具を使えば、簡単に取り外せそうです。
色々な重さが用意されているのでしょうか?
ネックの長さは、結構ありました。
最近のFWの中では、長いほうだと思います。
セミシャローヘッドといっていいでしょうか?
今、主流の形状といっていいと思います。
フェース面の仕上げも綺麗でした。
このオリジナルグリップは、いい感じでした。
グリップパターンが場所によって変わっています。
最近はこういったタイプのグリップが多くなりました。
グリップにも、ようやく脚光が浴びせられているような気がします。
とてもいい顔をしています。
ロイコレらしい美顔です。
ロイコレなのでいい顔をしているのは当たり前というところがありますが、こうして改めて見てみると、やはりいいな・・・。と思いました。
素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
ヘッドは黒くて、いかにも重量感がありそうですが、そうでもないところが面白いです。
どちらかといえば、やや軽めの印象をもちました。
シャフトもよく動く感じでした。
ボールを前にして構えてみると、好感がもてました。
少しつかまえ顔だな・・・。と思いました。
クリークらしく、フェース面がよく見えますし、フェース面が少し左を向いているように感じました。
構えづらいということはないのですが、ちょっと右から回して打ちたくなりました。
この適度な『つかまえ顔』を好まれる方も多いのではないでしょうか?
逃がすというよりも、はっきりとつかまる印象をもちました。
試打を開始しました。
『打感』はとても良いです。
これまでのロイコレFWと同様の、素晴らしい打感です。
柔らかくて、抵抗感があまりありません。
ボールの弾きもいい感じでした。
『音』も、これまで同様、とてもいいです。
高すぎず大きすぎず、心地いい音です。
爽快感がありました。
『球のあがりやすさ』という点では、今のクリークとしては標準的といったところでしょうか?
タフな感じは全くしませんが、すごくあがりやすくて、どこでヒットしても高弾道が得られるというタイプではないと思いました。
ヒッター向けのFWであることは間違いないと思います。
『安定性』という点では、どちらかといえば正直なタイプだと思います。
寛容さがすごくあるという感じはしませんでしたが、ラインも出しやすいですし、普通に打っている限り大きなトラブルにはなりにくいように感じました。
『飛距離性能』はとても優れていました。
以前試打したモデルを思い出しました。
ボールを弾く力が強くて、初速がとても速く感じられます。
ピンポン球のように飛んでいきました。
ほんの一瞬で勝負が決まる・・・。という印象をもちました。
とても飛距離性能に優れているので、『ドライビングクリーク』といったネーミングが浮かびました。
バフィの代わり、もっといえばスプーンの代わりまでこなしてくれそうな飛びの強さを感じました。
このFWの3番が、どんな感じなのか、試してみたくなりました。
『操作性』は、なかなかいい感じでした。
ただ『中立』というよりは、フック系のほうが出やすい感じがしました。
球のつかまりがいいので、どうしても私の場合、少しつかまり気味の球が出てしまいました。
ただ、右に曲げることも難しくなかったですし、扱いづらいという印象はありませんでした。
ロイコレらしい、レベルの高いFWです。
顔や打感がいいのは、ロイコレなので『当たり前』といったところがありますが、飛距離性能が高いので、実戦でも活躍してくれそうです。
クリークらしい高弾道で飛んでいくので、グリーンを上から攻めるイメージが出しやすいだろうな・・・。と思いました。
素材にチタンが使われているということで、贅沢だと思いました。
今は普通になってきましたが、それでもやはり贅沢に感じられます。
まだまだFWはメタルという印象が抜けきれません。
このクラブはとてもいい感じですし、次回は違う番手も試してみたいと思いました。
ロイヤルコレクション BBD V7 Ti FW
- 2016年7月21日
- ロイヤルコレクション
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