ゴルフクラブ試打日記。          

ロイヤルコレクション BBD V7 Ti ユーティリティ

ロイヤルコレクション BBD V7 Ti ユーティリティ
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ロイヤルコレクション BBD V7 Ti ユーティリティ の4番 です。
ATTAS
シャフトは ATTAS です。
ロフトは23度、クラブ長さは39.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は65g、トルクは4.0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は358gです。
正面
ロイヤルコレクションの新しいユーティリティです。
ロイコレらしく、重厚な雰囲気がたまりません。
奇をてらった感じはなく、正統派といった雰囲気があります。
側面
シャローなタイプではなく、結構厚みもあります。
こういったところも、ロイコレの特徴といえるのかもしれません。
ロイコレといえばフェアウェイウッドで一世を風靡しましたが、ユーティリティも昔から優れた物がたくさんあります。
私は今でも愛用しているのですが、TRCは歴史に残る名作だと思っています。
キャビティソール
このキャビティソールもロイコレの個性といっていいと思います。
昔のように深くはなく、とても浅いですが、この深さも緻密な計算がされているのだと思います。
ネック長さ
ネックの長さはたっぷりとありました。
最近のクラブの中では珍しいように感じます。
ディープタイプ
ディープバックタイプのユーティリティです。
シャローバックを好まれる方は多少敷居が高いと感じられるかもしれません。
しかし、この番手(4番)であれば、これくらい厚みがあっても、しっかりと上げてくれそうなところもあります。
オリジナルグリップ
このオリジナルグリップはシンプルでした。
特に変わったところは見られません。
顔
顔はまずまずでした。
ロイコレらしく引き締まった顔ですが、『アゴ』が出ているタイプでした。
『出っ歯』タイプといってもいいように思います。
最近は、このようなタイプが増えてきました。
フェースがよく見えるので、あがりやすそうな印象を与えてくれますが、正直私はあまり好きではありません。
オーソドックスなタイプが好きです。
私がこれまで出会ってきたユーティリティの中で、一番衝撃を受けたといいますか、好感をもっているのはロイコレのTRCで、今も頼れる相棒です。
これまで出会ってきたユーティリティの中で、一番好きな顔です。
購入して数年が経ちましたが、今でも様々な場面で活躍してくれています。
イメージがすぐに出て、迷い無く振り切っていけるところも好きです。
しかし、このクラブはそういったタイプではありません。
ただ、最近よく見かけるようになったということは、それだけ支持されているからだと思います。
振り感
素振りをしてみた感じはまずまずでした。
ハードな感じはしませんが、特別頼りないタイプでもないと思いました。
タイミングもすぐに合わせることができました。
構え感
ボールを前にして構えてみても、やはり『出っ歯』なところに目が行きます。
球を拾いやすそうな印象を与えてくれますし、高弾道をイメージしやすいです。
もう少し出っ歯が抑えられていたらもっと易しく感じただろうな・・・。と思ったのですが、これまでもたくさん経験していますし、特に大きな不満はありませんでした。
高い弾道が浮かんできたので、少し抑えめに打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はとても良いです。
ソフトなフィーリングで心地良い感じがします。
ロイコレらしいグッドフィーリングです。
打球音
『音』はおとなしめで良いです。
気持ち良く振り切ることができました。
トゥ側
球はあがりやすいです。
構えたときのイメージのままでした。
この厚みのあるヘッドからは想像しづらい弾道の高さがありました。
出っ歯の特長といっていいでしょうか?
少々薄めにヒットしても、しっかりと浮かせてくれました。
硬派そうに見えて、実際はそれほどでもないところがまたいいな・・・。と思いました。
しかし、ヒッター向けであることは間違いないと思います。
バックフェース
『安定性』という点では、それほど高いという感じはしませんでした。
普通といったところでしょうか?
いわゆる易しさをウリにしているタイプではないので、難しく感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
飛距離性能
『飛距離性能』は、いい感じでした。
弾道も力強いですし、予想していたよりも少し前に出ていました。
高めの弾道で、しっかりとキャリーを出して攻めていけるタイプだと思いました。
操作性
『操作性』はまずまずでした。
左右へ曲げるのは、それほど難しくはなかったのですが、出っ歯なところは少し気になって、あまり思い切ったことはできませんでした。
左右に対して特にクセのあるタイプではなく、どちらも同じように対応してくれました。
『ニュートラル系』といったらいいでしょうか?
ヒール側
FWは球があがりやすくて易しいけど、できればユーティリティでその代わりをしたい・・・。と感じておられる方には、親しみやすいクラブといえるのではないでしょうか?
このあがりやすさ・弾道の高さは、大きな武器だと思いました。
Royal Collection BBD V7 Ti Utility
ユーティリティで23度や22度はとても人気のある番手だと思いますが、このユーティリティはあがりやすさと飛距離が優れているので、攻めながら守る。
守りながら攻める。といった感じでプレーの幅を持たせてくれそうだな・・・。と思いました。
Royal Collection BBD V7 Ti Utility
ヒッター向けではありますが、硬派は見た目よりはずっと親しみやすいところもあるので、多くの方に試していただきたいと思いました。