今日はこのゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ルーツゴルフ The ROOTS ドライバー です。
シャフトは YONJIKU MW シャフト です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は57g、トルクは3.3、バランスはD2、クラブ総重量は307g です。
二度目のルーツのドライバーです。
あまり手にしたことのないメーカーのクラブなので、まだ分からないことも多いのですが、独特な雰囲気を持っている感じがします。
派手さはないですが、とても落ち着いたデザインで、品質の高さを感じさせます。
『SUPER AERMET』というのが、とてもカッコいいです。
いかにもよく飛びそうな感じがします。
『アーメット』という言葉は、初耳ではなくて、まだチタンに流れが行く前のまだメタル全盛時に何度か耳にしたことがあります。
とても硬度が高い・・・。という印象が当時ありました。
『反発力』や『トランポリン効果』が飛距離に大きな影響を与えることが分かり、ある意味フェース面が柔らかいほうがよく飛ぶ・・・。というイメージがありますが、それ以前はフェース面が硬いほうがよく飛ぶ・・・。と言われていた時代もありました。
『硬さで飛ばす』といった考え方のドライバーがたくさんありました。
その頃に、アーメットという言葉を耳にしたような記憶があります。
今は色々な物が取り付けられていることが多い中、このドライバーはいたってシンプルです。
すごくスッキリしている感じがします。
ヒール部分に7個の丸がありますが、どのような効果があるのでしょうか?
それとも単にデザインだけのことなのでしょうか?
『顔』は、とてもオーソドックスで美しいです。
完全な丸型というよりは、やや『面長』な感じもしますが、今はこういったタイプのドライバーが多くなりました。
すごくクセがなくて、こちらの要求にいかようにも対応してくれそうな気がします。
顔の良さという点では、以前試打した『Jyuraku ドライバー』よりも、明らかにこちらのほうがいい印象を持ちました。
素振りをしてみた感じは、もう少ししっかり感があってもいいのかな?と思ったのですが、『SR』というフレックスなどを考えてみても、これくらいが当然なのかな?と思いました。
今は『S』でも、信じられないくらい軟らかい『S』も多いですが、このシャフトのフレックスが『SR』というのは、とても納得できる感じがしました。
最初から『SR』として振っていくことができます。
一振りでフィーリングがバッチリ合う感じではなかったので、何度も素振りを繰り返しました。
ボールを前にして構えた感じは、かなり構えやすくていい印象を持ちました。
いい目の保養ができています。
色々なイメージを描いていくことができました。
どちらかというとフェード系のイメージがしやすく感じました。
試打を開始しました。
『打感』は、正直もうひとつ・・・。だと思いました。
何かしっくりきませんでした。
大きな不満があるというわけではないのですが、打っていても爽快感はあまり感じませんでした。
『音』という点でも、何かこうはっきりしない感じがして、どこかモヤモヤした感じが残ってしまいました。
大きな違和感を感じたりする音ではないのですし、決して変な音だとは思いませんでしたが、私の好みの音ではないと思いました。
『球のあがりやすさ』という点では、まずまず・・・。といった感じです。
ここ数年よく出会ってきている感じの弾道の高さだと思いました。
ロフトが9.5度ということですが、球もよく上がってくれましたし、タフな印象は全く感じないドライバーです。
どちらかといえば、ヒッター向けのドライバーといえるのかもしれませんが、決して敷居が高すぎる感じはしませんでした。
装着されている『YONJIKU MW シャフト』も、それほどタフ過ぎるシャフトではないですし、球をよく上げてくれているように感じました。
このシャフトのフレックスが『SR』ということなので、こう感じたのかもしれませんが、今度『S』を試す機会があれば是非試してみたいと思いました。
おそらく、また印象が変わるはずです。
『安定性』という点では、最近試打してきたドライバーの中でも『中間』の位置にあるような感じがしました。
これまで、かなりシビアなドライバーや、逆になかなか曲げづらいドライバーなどをたくさん試打していると、このドライバーが中間的なポジションに思えてきます。
ミスに対しても、シビア過ぎる感じはしないですし、かといって寛容過ぎる感じでもありません。
いい意味で、『真ん中』を感じさせるドライバーだと思いました。
『飛距離性能』という点では、正直それほど大きなものは感じませんでした。
勿論、このドライバーの性能が低いとは全く思わなかったですし、私自身のスキルの低さがこのドライバーの持つ性能を大きく引き出していくことができなかったのが大きな要因だとは思いますが、今日はいくら球数をこなしていっても、それほど大きく飛距離を稼いでいくことは難しいような気がしました。
『操作性』という点では、まずまずだと思いました。
特に不満もなく、左右へ曲げていくことができました。
球も比較的上がりやすいタイプのドライバーだと思いますし、余計なサイドスピンはあまり掛からないような気がしました。
ただ、扱いづらいドライバーではないのですが、球を打っていて、夢中になってしまうようなドライバーではなかったので、もっとフィーリングが合えば、まだまだいい結果が得られるような気がしました。
二回目のルーツのドライバーでしたが、まずまずの試打内容でした。
正直言って、購入意欲は湧きませんでしたが、これからも期待していきたい感じがします。
『ROOTS』といえば、コーヒー好きの私は缶コーヒーを連想してしまうのですが、関係はないのでしょうか?
このメーカーのクラブは、なかなか出会う機会がありませんが、また目にすることがあれば是非試打してみたいと思いました。
ルーツゴルフ The ROOTS ドライバー
- 2011年2月20日
- ルーツゴルフ
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