今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ルーツゴルフ AerMet X フェアウェイウッド です。
シャフトは クロムオレンジ です。
ロフトは15度、クラブ長さは43インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は57g、トルクは4.6、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は320g です。
ルーツゴルフアーメットシリーズのFWです。
先日、ドライバーを試打して、すごくカッコ良くなったな・・・。と思っていたのですが、このFWもいい感じです。
ルーツゴルフのクラブは『美しさ』がすごく感じられますが、このニューシリーズはそれにアスリート色が加わって、カッコ良さが増しています。
この角度から見ても美しいです。
ドライバーをそのまま小さくしたような感じがします。
昔から、ドライバーとFWの流れが必ずしも一致していないように感じるクラブもたくさんありますが、このFWはドライバーとの流れが上手くとれているように感じます。
ルーツゴルフファンの方にはたまらないのではないでしょうか?
ネックの長さも、しっかりとキープされています。
今はショートネックが多いので、そういった意味では長めといえるのかもしれません。
シャロータイプのFWです。
こうして見るまではもうちょっとディープな感じを予想していたのですが、実際はシャローな感じです。
球があがりやすそうです。
フェース面のデザインも、オーソドックスな感じで美しいです。
弾きが良さそうな雰囲気があります。
トゥ側には『AerMet Cup Face』と記されていました。
これはドライバーと共通するところだと思います。
丸っこくて、いい顔をしています。
ドライバー同様、好感のもてる顔です。
奇をてらった感じは一切しません。
『艶消しブラック』も、カッコいいです。
このクラウンの三角形の凹みも、すっかりお馴染みです。
バックフェースには、彫り込まれたような溝がありました。
これはドライバーには見られなかったところです。
どのような効果が期待できるのでしょうか?
素振りをしてみると、FWとしてはやや軽めではありますが、これはあらかじめ予想していました。
シャフトのフレックスも『S』ということですが、ハードな感じは全くしません。
スペック的にも、ドライバーとの一貫性が感じられます。
できればもうちょっとしっかりしていたら・・・。と思いましたが、このままのスペックでも大きな苦手意識は芽生えてきませんでした。
ボールを前にして構えてみても、まずまずだな・・・。と思いました。
この丸っこさが易しさを演出しているように感じました。
シャロー感がありますし、球が高くあがりそうです。
やや『出っ歯タイプ』といえるように思いました。
グースタイプを好まれる方には、構えづらいかもしれません。
スプーンなので、最初はティアップして打とうかと思っていたのですが、かなり球があがりそうな感じがしたので、マットの上から直打ちでまずは試してみることにしました。
試打を開始しました。
『打感』は良いと思いました。
しっかりと『球の重さ』を感じることができました。
硬すぎず、好感のもてる打感です。
『音』はとてもいいです。
やや大きめではあるのですが、はっきりとしていて爽快感が残ります。
プレイヤーを心地いい気分にさせてくれる音だと思いました。
こもった感じがなく、爽やかな感じがします。
『球のあがりやすさ』も、いい感じです。
予想していた通り、直打ちでもあがりやすいと感じました。
球を拾いやすいですし、キャリーをしっかりと出していくことができました。
昔に比べ、今は15度のスプーンでもかなりあがりやすくなったように思います。
これだけあがりやすいと、実戦でも使う場面が多くなりそうです。
ティアップして打ったらどうかな?と思い、試してみたのですが、ちょっと上がり過ぎに感じられました。
アイアンと同じくらい、低くティアップして打ってみたのですが、それでも充分過ぎるほどの高さが出てしまいました。
もうちょっと抑えていきたいな・・・。と思えるほどでした。
ティーインググラウンドではティアップして打つのが、ほぼ常識といえるようなところもありますが、アイアンなどと同様に、ティアップせずにそのまま打つのもアリなのではないかな?と思いました。
シャフトがもうちょっとしっかりしていれば、もっと低く抑えられたような気がします。
『安定性』はまずまずだと思いました。
シビアな感じはしませんでした。
今のFWの中でも、標準的な部類に属するのではないでしょうか?
『飛距離性能』も、まずまずだと思いました。
今は、かなり高性能なFWがたくさんあるので、このクラブがあまり目立たない感じもしたのですが、なかなかの性能だと思いました。
シャフトを選べば、ヒッタータイプの方にも対応できるヘッドだと思いました。
今流行りの、飛距離系FWは球があがりにくくて距離が伸びない・・・。と感じておられる方には試していただきたいと思いました。
『操作性』という点では、あまり大きく曲げられる感じはしなかったのですが、とりあえず曲げることができました。
予想していたよりも球が引っ掛からず、逃がしていきやすかったので、好感度がアップしました。
ルーツゴルフらしい、高品質で美しいFWだと思いました。
ややソフトスペックだとは思うのですが、基本性能もしっかりとしていると思います。
ヤングゴルファーの方よりも、どちらかといえばベテランゴルファーの方に合いやすいのかもしれません。
今はドライバーと3Wは別ブランドにしておられる方もたくさんいらっしゃると思います。
私もそうです。
このFWはルーツゴルフ AerMet X ドライバーがすごく気に入っていて、FWもその流れで使っていきたい・・・。という方にピッタリのような気がします。
何の違和感もなく使っていけるのではないでしょうか?
ハードな感じは一切なく、かなり親しみやすいスペックに仕上がっています。
基本性能のバランスも取れていると思います。
特別、ここがすごく優れている・・・。というのではなく、バランスがいいように感じました。
色々なクラブを試打していて、あまり個性的でないと感じることも多く、印象が薄くなってしまうこともありますが、このルーツゴルフのクラブは、いつも印象に残っています。
スペック的に私にはやや合いづらいところもあるので、購買意欲が強く刺激されたり、コースで使ってみよう・・・。と思ったりすることはあまり無いのですが、いつも期待しているメーカーです。
このクラブに見合うような上品なゴルフができたらいいな・・・。と思いました。
ルーツゴルフ AerMet X フェアウェイウッド
- 2014年7月13日
- ルーツゴルフ
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フォーティーン PC555 アイアン