ゴルフクラブ試打日記。          

ヤマハ インプレスX V202 ドライバー

ヤマハ インプレスX V202 ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ヤマハ インプレスX V202 ドライバー です。
シャフトは写真を撮り忘れてしまったのですが、グラファイトデザイン TourAD LV-6 VersionII です。
ロフトは9度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は64g、トルクは3.6、バランスはD2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は308gです。
正面

先日のV202 ツアーモデルと並んで、今シーズンのヤマハのニュードライバーです。
全体的に黒い色が、いかにもアスリートっぽい感じがしてカッコいいです。
先日試打した『ツアーモデルドライバー』の印象が強く残っているせいか、このドライバーはそれほどコンパクトサイズには感じられませんでした。
ヘッド体積は『445cc』ということなのだそうですが、少し大きい感じがします。
側面

こうして見ていても、いかにもフィーリングが良さそうです。
それは、これまでたくさん出会ってきたヤマハのドライバーの好印象によるところが大きいように思います。
ヤマハはドライバーに限らず、アイアンなどでも本当に素晴らしいクラブが多いです。
特に私はヤマハのウェッジには、苦しい場面で何度も助けられてきました。
ネック長さ

『Vシリーズ』らしく、ネックもしっかりとあって、ヘッド形状も決して『シャロー』ではありません。
むしろ『ディープ』な感じです。
ヤマハインプレスの『Vシリーズ』は、いわゆる『アスリート仕様』になっていると思うのですが、そういった意味でも、このドライバーはそれにふさわしい感じがしました。
顔

『顔』は、ヤマハらしい美しさがあります。
『オープンフェース』には見えなかったのですが、どちらかといえば『逃がし顔』に近い感じがしました。
ヘッドの大きさでいえば、『チョイミニ』といった感じかな?と思いました。
大きすぎず、かといって、小さいとも思いませんでした。
気品が感じられる・・・。といいますか、見ていてとても心が落ち着きました。
振り感

素振りをしてみても、思っていたよりもタフな感じはしませんでした。
装着されているシャフト『TourAD LV-6 VersionII』も、フレックスは『S』ではありますが、硬いという印象はありませんでした。
しかし、それほど遅れる感じもしなかったですし、タイミングはまずまず合わせやすい感じがしました。
構え感

ボールを前にして構えてみると、とても心地よく感じました。
この美しい丸い形状が、どのような弾道も描かせてくれそうな気がします。
ヘッド後方のヒール側の部分が出っ張っていないので、球が必要以上につかまり過ぎない感じがしましたし、気持ちよく振りきっていけそうな感じがしました。
とても整っていて、変なクセのないドライバーなので、左右のイメージも描きやすかったのですが、真っ直ぐなラインのイメージも強く出せました。
『アスリートモデル』としては、やや『軽量タイプ』ですし、シャフトの硬さもそれほどでもないような感じもしますが、まずは気持ちよく振っていこうと思いました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、適度なやわらかさがあって、いい印象をもちました。
全体的にとてもハードそうな印象もありますが、実際はとてもソフトフィーリングなドライバーだと思いました。
こういったところは、いかにもヤマハらしいところだと思います。
打球音

『音』もとてもいい感じで、周りの風景を消して、自分のスイングに集中することができました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、想像していたよりは、はるかにあがりやすく感じました。
こういった厚みのある形状なので、打つ前はもう少しタフな感じかと思っていたのですが、実際はそうでもありませんでした。
今の『アスリートタイプ』のドライバーの中でも、それほどタフ過ぎることもなく、むしろ『標準的』なタイプのドライバーだと思いました。
バックフェース

『安定性』という点では、かなり好印象でした。
シビアな感じはしませんでした。
シャフトが軟らかいので、少し暴れるかな?と思っていたのですが、意外とまとめやすく感じました。
『打点のブレ』にも、ある程度の寛容さを持ち合わせているドライバーだと思いました。
同じ『V202』でも、先日試打した『ツアーモデル』よりも、こちらのほうが、明らかに『大らかさ』が感じられました。
飛距離性能
 
『飛距離性能』という点では、ヤマハらしい高性能を感じました。
そしてイージーであり、楽にキャリーが伸ばすことができました。
先ほども書きましたが、見た目の印象以上に球があがりやすいドライバーだと思います。
同じ『Vシリーズ』でも、ツアーモデルとは明らかにタイプの異なる感じがしました。
ツアーモデルは『限定モデル』なのだそうで、こちらの『V202』が通常に販売されるモデルなのだそうですが、私はこちらのほうが好印象をもちました。
実際に比較してみないと解りませんが、おそらくこちらのほうが飛距離を稼ぎやすいような気がしました。
操作性

『操作性』という点では悪くなく、むしろ扱いやすい感じがしますが、より敏感に反応してくれるのは、やはり『ツアーモデル』だと思います。
しかし、それでもこのドライバーくらいの反応の良さだったら、何の不満もないと思いました。
左右に曲げることが難しくないドライバーですが、それでいて『易しさ』が感じられるドライバーなので、あまり大きなミスにはつながりにくいように感じました。
ヒール側

試打を終えて、全体的に『イージー』という印象が残りました。
これまでのヤマハの『Vシリーズ』には、すごくいい印象を持っていますし、今回もそうでしたが、『小顔の難しさ』のようなものは全く感じませんでした。
むしろ大らかな感じがしました。
このドライバーは『46インチ』ということで、私にとっては、かなりの長尺ではあるのですが、今日はそんな難しさは感じませんでした。
構えたときに、少し長いな・・・。と思いましたが、何故か不安な感じはしませんでした。
YAMAHA inpresX V202 DRIVER

メーカーとしては、こういった『小顔』のドライバーでありながら、長尺にすることは少し勇気がいることなのではないか?と思ったのですが、思っていた以上に違和感はありませんでした。
気持ちよく叩いていくこともできました。
かといって、このままのスペックが私にベストフィットしているとは思えなかったですし、もし購入するとするならば、私好みにかなり『カスタマイズ』すると思います。
YAMAHA inpresX V202 DRIVER

長尺といえば、『ヤマハ』というイメージが私にはあるのですが、今回もそんな感じのドライバーでしたし、その長さをあまり感じさせない『さりげなさ』がいかにもヤマハらしいところだと思いました。
今は『46インチ』といえば、それほど長尺とはいえないのかもしれませんが、『46インチ以上』のドライバーで、これほど振りやすく感じたのは私の中では、このドライバーを含め、ごく限られた数です。
それくらい、この『V202』というドライバーには好印象をもちました。
明らかにヒッタータイプ向けだとは思いますが、その敷居は決して高すぎない親しみやすいドライバーだと思います。
『ツアーモデル』よりも、私はこちらの『ノーマルモデル』のほうが好印象をもちました。