今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ヤマハ RMX 216 アイアン の7番です。
シャフトは N.S.PRO RMX85 です。
ロフトは30度、クラブ長さは37インチ、バランスはD0、キックポイントは中調子、クラブ総重量は397g です。
ヤマハの新しいアイアンです。
先日、軟鉄アイアンを試打したのですが、このアイアンはまた違うタイプです。
形状的には普通のフルキャビティといったところですが、ところどころに工夫が見られます。
『機能性アイアン』といっていいと思います。
ラージサイズのアイアンです。
彫りの深さは結構ありますが、厚ぼったくないのがいいです。
トップラインは少しだけ厚く見えましたが、気になるほどではないと思いました。
ワイドソールです。
ネックは短めで、いわゆる『頭でっかち』タイプのアイアンです。
最近よく見かけます。
フェース面にミーリングはありませんでした。
ごく普通のフェース面です。
ヤマハのアイアンはミーリングのイメージがありますが、このニューモデルには採用されていませんでした。
ボールを前にして構えた感じは、正直好みの顔ではなかったのですが、これまでもたくさん経験していますし、ある程度予想していました。
グースの利きも目立っていましたが、このようなラージサイズのアイアンはグースがセットになっているように思います。
『普段着感覚』ではなく『よそ行き感覚』ではありますが、苦手意識が強すぎることはありませんでした。
全体的に軽量感もあったので、まずは無難に打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』は予想していたよりも良かったです。
もっと大味な感じの打感かな?と思っていましたが、そうではありませんでした。
メーカーが打感にこだわって作っているようには思えなかったのですが、大きく外れている感じがしないところに好感がもてました。
これまでのラージサイズアイアンにありがちな、ボヤけた感じでもなく、しっかりと伝わってくるものがありました。
繊細さは感じませんでしたが、大きな不満もありませんでした。
球はとてもよくあがりました。
低重心タイプの特徴といってもいいと思うのですが、ほぼ『自動的にあがってしまう』という感じのあがりやすさです。
タフさとは無縁のアイアンだな・・・。と思いました。
『安定性』も、高いものを感じました。
大らかなタイプのアイアンです。
『点』ではなく、『面』で打っていけるアイアンです。
『飛距離性能』は、かなり優れているな・・・。と思いました。
球をバーンと弾いて強く飛ばしていけるタイプです。
今はこのようなタイプが多いので、このアイアンの飛距離性能もおそらく高いだろうと思っていたのですが、やはり凄いな・・・。と思いました。
今のアイアンは二極化が進んでいて、『飛びすぎないタイプ』と『飛距離を追求するタイプ』に分かれているように思います。
でも、その比率は飛距離追求タイプのほうが高いように思います。
今はアスリートモデルと呼ばれるアイアンでも、少しずつロフトが立って距離が出るようになっています。
ヤマハのアイアンは『フィーリング重視』のイメージもありますし、このアイアンのような『機能性重視』のイメージもあります。
モデルによって、はっきりしているので、私たちユーザーも分かりやすくていいのかもしれません。
『操作性』は、少し難しく感じましたが、左右に曲げることもできました。
ヘッドが大きく見えましたし、なかなかイメージが出せなかったのですが、少し強引に曲げていくことができました。
飛距離系アイアンなので、操作性よりも安定性を重視しているんだな・・・。と思いました。
飛距離性能にこだわったアイアンだと思います。
あがりやすさやブレに対しての強さもあって、かなり敷居の低さもありました。
今のニーズに合ったアイアンだと思います。
ヤマハ RMX 216 アイアン
- 2015年11月6日
- ヤマハ
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