ゴルフクラブ試打日記。          

ミズノ MP TYPE-1 ドライバー

ミズノ MP TYPE-1 ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ミズノ MP TYPE-1 ドライバー です。
TOUR AD J-D1
シャフトは TOUR AD J-D1 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は58g、トルクは5.0、バランスはD2、キックポイントは中調子、クラブ総重量は308gです。
正面
ミズノMPドライバーのニューモデルです。
先日TYPE-2というドライバーを試打したのですが、今日はTYPE-1です。
TYPE-2には、とてもいい印象をもっているので、TYPE-1も早く試打したいと思っていました。
メーカーによっては『三兄弟』のところもありますが、このミズノのニューモデルは『二兄弟』のようです。
この2つのモデルで殆ど全てのゴルファーをカバーしているというのではなく、予めターゲットを絞り込んで、そこから選択肢をもてるようにしているのだと思います。
いわゆる『イージー系』の雰囲気は全くありません。
側面
惚れ惚れするほど美しいヘッドだな・・・。と思いました。
こうしてしばらく見とれていました。
ゴルフクラブには実際に球を打つ楽しみがありますが、それよりも前に、こうして目で楽しむことができます。
いい雰囲気をもったクラブは見ているだけで心が癒やされますし、気持ちが盛り上がってきます。
TYPE-2とヘッドの形状は違いますが、デザインは同じに見えました。
ネックの長さ
ネックの長さも見慣れた感じがします。
おそらくTYPE-2と同じだと思います。
今度機会があれば、見比べてみたいと思いました。
ネックの調整システム
TYPE-2と同じく、ネックには調整システムが搭載されていました。
9.5
試打するのは、この『9.5』のポジションです。
TYPE-2同様、一度刻みでロフトを調整できるようになっているので、色々と試してみるのも面白そうです。
ソールの溝
ソールには大きな溝がありました。
メーカーは『波』という名前を付けていますが、この『波』が大きな効果を発揮するのだと思います。
溝の深さ
溝の深さもしっかりとありました。
おそらくTYPE-2と同じではないかな?と思いました。
今度TYPE-2と一緒に試打することができれば、見比べてみたいと思いました。
トゥ側の凹み
トゥ側
ヒール側の凹み
ヒール側
このトゥ側とヒール側の凹み部分も同じです。
とても美しく、丁寧に作られている感じがします。
セミディープタイプ
セミディープタイプといっていいでしょうか?
TYPE-2と明らかに違います。
厚みのある形状です。
今はシャロータイプが圧倒的に多いので、こういうタイプは少数派といっていいと思います。
ディープといってもいいのかもしれませんが、フェース高よりも若干下がっているので、セミディープというほうが合っているような気がします。
美しい『後ろ姿』だな・・・。と思いながら、挑戦意欲を掻き立てられました。
気持ちの昂ぶりが抑えられません。
フェースのデザイン
この美しいフェース面もMPらしいです。
TYPE-2と同じです。
打感が柔らかそうな印象を与えてくれますし、弾きも良さそうです。
今はフェース面のデザインも色々と凝った物がありますが、最新モデルでこのように昔ながらのシンプルな物が登場してくるということは、複雑にすればいいというものでもないのかもしれません。
ボールとの唯一の接点である、フェース面の設計も奥が深いのだと思います。
目では見えない『奥側』に、色々な工夫がされているのかもしれません。
オリジナルグリップ
このシンプルなオリジナルグリップもTYPE-2と同じです。
シンプルですが、ラバーグリップらしいソフトなフィーリングと独特な『パターン』によって、適度なグリップ力もあります。
顔
思わず目尻が下がってしまうようなたまらない顔をしていました。
すごく美顔で、小顔です。
TYPE-2もいい顔をしていましたが、このTYPE-1のほうがさらにコンパクト感があります。
大顔タイプを好まれる方は、ちょっと小さく感じられるかもしれませんが、私はコンパクトなタイプが好きなので、とても魅力的に見えました。
どちらがいいというのではなく、好みによって選んでいけばいいのだと思います。
振り感
素振りをしてみた感じは、TYPE-2と同じシャフトで同じスペックだったので、正直物足りない感じがしましたが、また次の機会に違うシャフトで試すことにして、今回はこのまま試打することにしました。
調整機能が付いていてシャフトが簡単に取り外せるようになっているので、他のシャフトがすぐに試せるようになっていればいいな・・・。と思いました。
ヘッドとシャフトとのミスマッチ感はありますが、タイミング重視で振っていくことにしました。
構え感
ボールを前にして構えてみても、とてもいいです。
すごく構えやすいです。
コンパクトでクセの無い顔をしているので、イメージも鮮明に浮かんできます。
ライナー系のイメージが浮かんできました。
球筋はほぼストレートでしたが、逃がすイメージも出せました。
逃がしやすそうだからつかまえることができます。
逆に強烈なつかまえ顔はどうしても逃がしたくなります。
フックフェースだと無意識に『カットめ』に振っておられる方もいらっしゃるのではないでしょうか?
左へのミスを警戒するあまり、本来のスイングができないという方もいらっしゃると思います。
このドライバーは、コンパクトで自然な感じがしました。
方向性への不安は全くありませんでした。
かなり叩けそうな感じがしました。
最近のドライバーで、ここまで強く叩けそうに感じたのはちょっと記憶にありません。
一昔前の雰囲気をもった、最先端のドライバーだと思いました。
試打を開始しました。
フェース面
『打感』はとても良いです。
TYPE-2を試打していたので、予め予想をしていたのですが、その予想通りのグッドフィーリングでした。
ドライバーの役目は、セカンドで打ちやすいところに運ぶなど、色々あると思いますが、やはり『飛距離』が一番といえるのかもしれません。
『狙い撃ち』や『置きに行く』ことは実戦でもよくあることだと思いますが、やはり多くの方が一番追求していきたいのは飛距離ではないでしょうか?
ここ一番で飛ばしていきたいときに、打感が良くないと100%のパフォーマンスは発揮できないと思います。
フィーリングがいいから、気持ち良く振り抜いていけるのだと思います。
そういった意味でも、このドライバーはとても優れているな・・・。と思いました。
打球音
『音』も、いい感じです。
心地良い金属音です。
大きすぎない、おとなしい音です。
インパクトが緩むことなく振っていくことができました。
球を打っていて、ストレスを感じることはありませんでした。
トゥ側
『球のあがりやすさ』という点では、今のドライバーの中でも、かなりタフなタイプだと思います。
ライナー系が打ちやすいドライバーです。
低く強い球が出るので私は好きですが、人によって好みがはっきり分かれるかもしれません。
球があがりきらずにキャリーが稼げない・・・。という方もいらっしゃるかもしれません。
今のドライバーは結構複雑化していて、見た目と実際の性能とのギャップがあることが少なくありません。
難しそうに見えて意外と簡単だったり、逆にあがりやすそうに見えて結構タフな設計になっていたり・・・。と、見た目だけでは性能が把握しづらいところがあります。
アイアンと違い、設計自由度の高いドライバーだからできるのかもしれません。
先日試打したTYPE-2もターゲットを絞り込んでいるように感じましたが、このドライバーはさらに絞り込んでいるように感じました。
しかし、このドライバーはTYPE-2同様、調整機能が付いていてロフトを変えられるので、もっと上がりやすくなるのは間違いありません。
9.5ではちょっときついけど、10.5にしたらすごく良くなって、キャリーを充分稼げるようになった・・・。という方もいらっしゃるのではないでしょうか?
ヒッター向けであることは間違いないですが、調整機能のおかげで、意外とターゲットとなるゴルファーの幅も広くなるのかな?と思いました。
バックフェース
『安定性』という点では、シビアな印象をもちました。
シビアと言うよりは『正直』といったほうがいいのかもしれません。
ミスはミスとはっきり伝えてくれるドライバーだと思いました。
今はイージー系ドライバーが多いので、この正直なところは珍しいような気もするのですが、昔はこのような正直なクラブばかりだったので、特別難しくなっているとは思いませんでした。
TYPE-2よりも明らかに正直なタイプだと思いました。
私はヘッドよりもシャフトが難しく感じました。
私がフッカーだからなのかもしれませんが、最初はフック系の球が出てしまいました。
打感や音は叩いていけるのですが、タイミングという点で、合わせにいくほうが安定するような気がしました。
飛距離性能
『飛距離性能』は、かなり優れていました。
TYPE-2を試打しているので、このドライバーにも飛距離を期待していましたが、その期待通りでした。
ライナー系のかなり強い球が打てました。
飛んでいく弾道に無駄が無いといいますか、効率良く飛ばしていけるドライバーだと思いました。
シンプルなフェース面ですが、かなり仕事をしてくれている感じがしました。
弾きの良さと押しの強さのあるドライバーだと思いました。
ソールなどにも色々な工夫がされていますが、フェース面にもかなりの技術が注ぎ込まれているのではないでしょうか?
操作性
『操作性』は、いい感じでした。
小顔タイプなので、『操るタイミング』が取りやすいです。
直進性の高いオートマチックタイプのドライバーでは、なかなか味わえない感覚です。
真っ直ぐ飛ばすというよりも、自分の持ち球で勝負していけるドライバーだと思いました。
球持ちがいいというよりは弾きのいいドライバーなので、『くっつき感で操作する』感じはしなかったのですが、左右にも上手く対応してくれました。
適度な大きさなので、『逆球』が出にくいのがいいと思いました。
自分の打ちたい球筋を打たせてくれるので、実戦向きだな・・・。と思いました。
ヒール側
TYPE-2同様、かなりスグレモノのドライバーだと思いました。
MPドライバーでここまで心が躍ったのは久し振りだな・・・。と思いました。
見た目のカッコ良さとハイテクさからくる印象通りの、高いポテンシャルをもったドライバーです。
MIZUNO MP TYPE-1 ドライバー
いい意味で、最近のMPドライバーとは違う印象をもちました。
『進化』を感じました。
いわゆる『敷居の低い』ドライバーではないですし、易しさを進化させているようには感じません。
進化の矛先を『飛距離』に向けているように感じました。
ヒッタータイプの方にはたまらないドライバーといえるのではないでしょうか?
MIZUNO MP TYPE-1 DRIVER
MPはアイアンがいいけど、ドライバーは・・・。と思っておられる方もいらっしゃるかもしれません。
MPドライバーを敬遠してこられた方もいらっしゃるかもしれません。
しかし、このドライバーはかなり進化していると思うので、多くの方に試していただきたいと思いました。
MIZUNO MP TYPE-1 DRIVER
これまでもたくさん書いてきましたが、私は最新のクラブが必ずしも最高ではないと思っています。
進化していなくて停滞。
むしろ『退化』してしまっているんじゃないか?と思えるドライバーにも出会ってきました。
色々な物が付け加えられているけど、肝心の飛距離はもうひとつもふたつも足りないな・・・。と思えるドライバーもありました。
MPドライバーの中にも、正直あまり魅力を感じなかった物もあります。
しかし、このドライバーは違いました。
明らかに『進化』していると思いました。
MIZUNO MP TYPE-1 DRIVER
このTYPE-1と先日試打したTYPE-2は、見た目のカッコ良さは共通していますが、性格的にかなり違う部分を感じました。
どちらがより高い人気が得られるかはよく分からないところがありますが、おそらくTYPE-2のほうが、支持が得られやすいのではないかな?と思いました。
私はこのTYPE-1のほうが好きだな・・・。と思いましたが、性格がはっきりしているので、合わないと感じられる方もいらっしゃるかもしれません。
今度機会があれば、TYPE-2と同時に打ち比べてみたいと思いました。
きっと楽しい試打になるだろうな・・・。と思いました。