ミズノ MP-67 と MP-37 アイアン

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<左>MP-37   <右>MP-67
今日は、この2本のアイアンを比較試打してみました。
試打クラブは ミズノ MP-67 と MP-37 アイアン の6番 です。
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<左>MP-37  <右>MP-67
シャフトはどちらもダイナミックゴールドです。


<右>MP-67 のスペック
ロフトは32度、クラブ長さは37インチ、シャフトフレックスはX100、シャフト重量は124g、トルクは1.2、バランスはD3、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は452gです。


<左>MP?37 のスペック
ロフトは31度、クラブ長さは37.25インチ、シャフトフレックスはS200、トルクは1.7、シャフト重量は122g、バランスはD2、キックポイントは手元調子、クラブ総重量は450gです。


今日、私は嬉しいニュースを目にしました。
それは石川遼選手が『プレジデンツカップ』の世界代表に選ばれたというニュースです。
しばらく日本人選手が出場していなかったですし、尾崎将司選手や丸山茂樹選手が活躍していた頃がかなり前に思えてきます。
17歳で選出というのは、史上最年少だそうですし、とても名誉なことです。
このビッグチャンスを大いに活かして貰いたいですし、大暴れして欲しいと思います。
彼を推薦してくれたキャプテンのグレッグ・ノーマン選手も粋な計らいをするなあ・・・・。と思いましたし、彼自身のプレーも是非見たいです。
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<左>MP-37  <右>MP-67
さて、このアイアンですが、先日試打した『名器MP-37』と、『マイアイアン』を同時に比較してみようと思いました。
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<左>MP-37  <右>MP-67
光沢があり、鏡のように『ピカピカ光る』MP-37と、『艶消し』な感じのMP-67です。
私はどちらかというと、あまり光ったりしない方が好きなので、『艶消しタイプ』の『MP-67』の方がいいかな?と思いました。
しかし、『MPアイアン』というのは、私の中では『光沢がある』というのが、ずっと定着していますし、『MPアイアンらしい』感じもします。
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<左>MP-37  <右>MP-67
『ホーゼルの長さ』は全くといっていいほど同じです。
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<左>MP-37  <右>MP-67
『ソールの幅』は、『MP-67』の方が、やや薄いです。
それほど大きな差ではないのですが、一目見てすぐ解るほどの差があります。
『ネック周り』も『MP-67』の方が細いですし、ちょっと意外な感じがしました。
これまで、こうして同時に比較してこなかったので、気付きませんでしたが、予想としては『MP-37』の方が『ソール幅』も『ネック周り』も細いんじゃないか・・・?と思っていました。
『ヘッドの大きさ』も、ほんの少しだけ『MP-67』の方が『小顔』に見えました。
実に意外な結果です。
『MP-37』の方が、いわゆる『易しい設計』になっているのでしょうか?
これまでのイメージとは逆な感じで、少し驚きました。
やはり実際にこうして見てみないと、解らないことはたくさんあるものだな・・・・。と思いました。
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<左>MP-37  <右>MP-67
素振りをしても、やはりどちらもすごくいい感じです。
この『どっしり感』が『安定感』を感じさせてくれますし、ヘッドの効きがいいので、すごくタイミングが合いやすいです。
『上げて下ろすだけ』という感じで、あとはこのヘッドとシャフトに仕事をしてもらう・・・・。というシンプルな発想になれるところがすごくいいです。
特に『MP-67』は、日頃使い慣れているアイアンですし、自分に合うように全て調整されているので、いつも通りの楽な気持ちで振っていくことができました。
アドレスした時に、色々と考えすぎてしまうと、だんだんと緊張してきて『テークバック』のタイミングを逸してしまいます。
ドライバーからパターまで、私は普段アドレスに入ったら、だいたい3秒以内には打つようにしているのですが、こうしたアイアンはそれがすごくしやすいように感じます。
構えづらいクラブというのは、そういった『ルーティーン』の部分でも普段通り出来ないので、余計に難しくなっているのかもしれません。
イチロー選手のような正確なルーティーンを身につけたい・・・・。といつも思っています。
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MP-67
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MP-37
ボールを前にして構えてみても、やはりどちらも『MPアイアン』らしい『風格』が感じられます。
どちらもいいようがないほどの『美顔』ですが、どちらかというと打ちやすそうな印象を与えてくれる『MP-67』と、『トップライン』がやや薄く見えたからでしょうか?
『シャープさ』を感じさせる『MP-37』だと思いました。
『MP-67』は、普段から気心の知れた『親友』のようですし、『MP-37』は私のスイングをテストする『試験官』のような雰囲気が漂ってきました。
つい先日はたまたまいい感じで打たせてくれましたが、今回もそうなるとは限りません。
「いい打ち方をしないと容赦しないよ・・・・。さあ、今までの練習の成果を見せてごらん・・・・。」
と言っているようでした。
挑戦意欲が湧いてきました。
試打を開始しました。
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<左>MP-37  <右>MP-67
『球のあがりやすさ』という点では、どちらも全くといっていいほどの感じでした。
先ほどの『ソール幅』や『ネック周りの太さ』などと考えてみても、一般的には重量が下に下がった分だけ、『低重心』になり、『MP-37』の方が打ちやすくはなっているのかとも思いましたが、実際に打ってみると、そんな感じはしませんでした。
やはり『タフ』なアイアンであることに変わりはありません。
『MP-67』よりも打ちやすい・・・・。という感じもしませんでした。
微妙な形状の違いはあるにせよ、やはりどちらもある意味『融通が利かない』アイアンだと思いますし、クラブが求めるスイングをしたときの弾道の素晴らしさは他に例えようがありません。
『MP-67』は細部にわたって自分流に調整してあるので、全く『タフ』という感じはしませんが、やはりクラブが要求するものはとても高いものなんだな・・・・。と思いました。
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<左>MP-37  <右>MP-67
『安定性』という点でも、今日の感じでは『MP?67』の方がいい感じがしましたが、これは『マイクラブ』なので、このように感じるのも無理はない・・・・。と思いました。
今度『MP-67の試打クラブ』で試してみよう・・・・。と思いました。
おそらく少しは違った結果がでるような気がします。
『マイクラブ(MP-67)』の方は、日頃よく接しているので、それほどの感慨はありませんが、やはり『MP-37』を上手く打てた時の喜びはとても大きいものです。
登山でいうと、とても険しいけれど登山家みんなが憧れる山を征服した感じとでもいえるでしょうか?
決していつも『ナイスショット』を約束してくれている訳ではありませんし、ミスをすれば『雷』や『雨』が容赦なく降ってきます。
自然の厳しさ=ゴルフの難しさ
を教えてくれているのかもしれません。
しかし、今日は先日と同じように1球目からいい感じで打てたせいか、何となく『五月晴れ』のような穏やかな一日を過ごさせてくれました。
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<左>MP-37  <右>MP-67
『打感』は、これまでも感じてきた通り、『極上』の感触です。
時が経つのを忘れ、何球でも打っていたくなります。
こういった感触を掌(てのひら)から身体全体に染みこませていくと、すごく上手くなるような気がしました。
『球の乗っかり感』と『弾き感』とでもいいましょうか?
この『ちょうどいい頃合い』が、アイアンショットに必要な『距離感』を与えてくれているような気がします。
打感が『柔らかい』『硬い』といったことも実に大切なのですが、『打感』で『距離感』や『方向性』をたどっていけることがすごく重要なのだと思います。
そういった意味でも、やはり『MPアイアン』はとても素晴らしいと思います。
簡単過ぎるクラブは、時にはその『易しさ』が『マンネリ化』を呼び、退屈な感じがすることも起こりうるのかもしれませんが、こうした極上のアイアンにはそれがありません。
一球一球、常に新鮮な気持ちでショットできます。
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<左>MP-37  <右>MP-67
『操作性』という点でも、差が見いだせません。
どちらも、世の中に存在する全てのアイアンの中でも『トップクラス』に位置するアイアンだと思います。
『シビア』な設定である分、『操作性』は、より向上しているのだと思います。
『美しさ』や『打感』などもすごく秀でていますが、この『操作性の良さ』がMPアイアンの特に秀でているところなのだと思います。
使い慣れている『MP-67』はもちろん、『MP-37』も『フック』『スライス』を打ち分ける練習を楽しく行うことができました。
どちらも高い『直進性』はないのかもしれませんが、より『曲線で攻めていける』というか、自分の球筋にこだわっていける守備範囲の広いアイアンといえるのではないでしょうか?
『ドローヒッター』『フェードヒッター』どちらでも、全く不自由しない『扱いやすさ』だと思います。
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<左>MP-37   <右>MP-67
『飛距離性能』は、やはり変わらない感じがします。
どちらも飛距離を求めていくアイアンではありませんし、むしろ『飛ばさないアイアン』です。
以前も書きましたが、自分の予想範囲を超えてボールが飛んでいかないので、安心して振り切っていけますし、それが『心の不安』を無くして結果、いいショットが生まれてくるのだと思います。
どのスポーツもそうですが、ゴルフはやはりとても『メンタル』なスポーツです。
クラブや技術が大切なのは勿論ですが、それ以上に大切なのは、やはり『精神状態』ではないでしょうか?
心に少しでも不安があると、それが必ずショットに影響してきます。
左のバンカーは嫌だなあ・・・・。と考えていると、不思議と球がそこに吸い込まれてしまうように、普段なら何て事無いことが、心に不安を抱えてしまうと出来なくなってしまいます。
私自身、かなりの『高慣性モーメント』『超・低重心』「ワイドスイートエリア」といった、一般的には『易しい』とされるアイアンでよくミスをしてしまいます。
自分の技術が低いせいでもあるのですが、やはり心のどこかに不安を抱えているからなのだと思います。
そういった点でも、この2つのようなアイアンは、少なくとも構えた時に『不安感』を感じさせません。
『プラスイメージ』ばかりが湧いてきて、『マイナスイメージ』が出てこないので、かなり好感度が高いです。
それが好結果につながっているのだと思います。
今日は、たまたま好結果が出せたのですが、いつも上手く打てるとは限りません。
これからも練習を重ねていって、『クラブが求めるスイング』を身につけていきたいです。
そしてこれから発売されるであろう、『ニューMPアイアン』にも期待したいと思いました。