ゴルフクラブ試打日記。          

ミステリー CF-445 TOUR LIMITED ドライバー

ミステリー CF-445 TOUR LIMITED ドライバー
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ミステリー CF-445 TOUR LIMITED ドライバー です。
FUJIKURA Speeder 661 Evolution II

シャフトは Speeder 661 Evolution II です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.5インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は69g、トルクは3.8、キックポイントは中調子、クラブ総重量は318g です。
正面

久しぶりに出会った、ミステリーのドライバーです。
最近はアイアンやフェアウェイウッドの印象が強いのですが、ドライバーにも、いい思い出があります。
黒と赤の色使いが綺麗だな・・・。と思いました。
側面

ディープというよりは、ややシャローなタイプで、整った形をしています。
ゴチャゴチャした感じはなく、すっきりしています。
デザイン的には、昨年試打したFWに似ている感じがします。
同じシリーズなのでしょうか?
ミステリーのクラブは、まだ試打した回数が多くないのですが、とても興味深いメーカーのひとつです。
ソールの溝

ソールには溝がありました。
浅い溝

とても浅い溝です。
この溝も、やはりC-HT511 に似ているな・・・。と思いました。
フェアウェイウッドをそのままドライバーの大きさに変えているのでしょうか?
C-HT511はすごく気に入っているFWで、易しくて飛距離性能が凄かった印象が残っています。
なので、このドライバーにも期待感が高まりました。
ネック長さ

ネックは、やや短めでシャロー感がありますが、こういったタイプは今とても多いように思います。
昔のシャローは力感の無いものが圧倒的に多かったのですが、このドライバーも含め、最近のシャロー系ドライバーは力感のあるものが多くなりました。
セミシャロー

セミシャローバック形状といっていいと思います。
最近はもっとシャローなタイプもありますが、適度な厚みもあるので、セミシャローといった表現が合っているように思います。
『ディープ』という印象はありませんでした。
全体的に整った形をしていて、ヘッドが黒いので、すごく締まって見えます。
今は白いヘッドのドライバーの人気も凄いですが、改めてオーソドックスな黒いヘッドの魅力を感じました。
ソールのデザイン

このソールのデザインも特徴的です。
この形状も、絶妙なバランスがとれているのでしょうか?
ソールの丸みがとても綺麗で、『直ドラ』でも打てそうな雰囲気があります。
ソールの『滑り』が良さそうです。
顔

とてもいい顔をしています。
ミステリーらしい、美顔です。
これまでの経験から、ミステリーのドライバーなので、きっといい顔をしているだろう・・・。と思いました。
その予想通りでした。
いくら『物理的』といいますか、『計算上』の性能が良くても、顔が良くないと魅力は半減します。
といいますか、そのクラブには興味がもてないことも多いです。
その点、このドライバーはとてもいい顔をしているので、とても興味をもちました。
いいイメージが出せないと、そのクラブのもつポテンシャルを最大限発揮させることは難しいように思います。
振り感

素振りをしてみても、とてもいい感じです。
最近は、このオレンジ色のシャフトによく出会うようになりました。
走り系でも、昔のようにクセのある走りではなく、タイミングも取りやすいです。
このヘッドとの相性も良さそうだな・・・。と思いました。
構え感

とても構えやすいです。
方向性への不安は全くありませんでした。
シャロー感が強く、球があがりやすそうな雰囲気があります。
名前からすると、このヘッドの体積は『445cc』なのでしょうか?
こうして構えてみると、もっと大きいように見えました。
小顔タイプではなく、適度な大きさも感じられるので、好感をもたれる方も多いのではないでしょうか?
『ディープ系』の構え感ではありませんでした。
これまで出会ってきた『ミステリー顔』だな・・・。と思いました。
最初は細工をしないで、素直に振り抜いていこう・・・。と思いました。
自然と、いいイメージが湧いてきました。
とてもリラックスでき、いつでも準備OKでした。
試打を開始しました。
飛距離性能

まず感じたのが、その飛距離性能の凄さです。
一球打って、凄いな・・・。と呟いてしまいました。
こうして打つ前は思わなかったのですが、『低スピン性能』が優れています。
叩きにいっても吹き上がらず、かなり強い球が打てました。
ボールの勢いが凄いです。
今は各メーカーから、高性能なドライバーがたくさん発売されていますが、それらの中でも間違いなくトップクラスの性能をもったドライバーだと思いました。
ゴチャゴチャしていないので、機能性をあまり感じさせず、逆にシンプルなヘッドですが、このヘッドの何処に、この飛びの秘密が隠されているのでしょうか?
装着されているシャフトも、威力を発揮しているように思います。
フェース面

『打感』はソフトというよりは、ややしっかりめだな・・・。と思いました。
硬くなく、グッと押し込んでいける感じでした。
このドライバーは『IP加工』されているのでしょうか?
IP加工のようなフィーリングだな・・・。と思いました。
打球音

『音』は高めの金属音でした。
叩きにいっても、不満はありませんでした。
はっきりした感じの音ですが、インパクトが緩むことなく、しっかりと『打ち抜いて』いくことができました。
ボールの芯と、ヘッドの芯とのコンタクトをイメージしやすい音だな・・・。と思いました。
トゥ側

『球のあがりやすさ』という点では、まずまずだな・・・。と思いました。
シャロー系の印象がありますが、高弾道系のドライバーではありませんでした。
低スピン系独特の、抑えた弾道です。
ランも伸びそうです。
このような弾道は大好きです。
このドライバーのロフトは10.5度ということなのですが、それを考えるとタフな部類に属すると思います。
日頃、9度や9.5度のドライバーを使っている・・・。という方にも、まずはこの10.5度のモデルを試していただきたいと思いました。
明らかにヒッター向けですが、敷居が高すぎるとは思いませんでした。
違うロフトも用意されていると思いますし、色々なシャフトで試してみるのもアリだと思いました。
魅力をあまり感じないヘッドだと、どのシャフトが合うかな・・・?などとは考えないことも多いですが、今日は色々と考えました。
想像力を働かせるだけでも楽しいです。
それだけ、このドライバーが魅力的だということです。
バックフェース

『安定性』は、まずまずだな・・・。と思いました。
それほど『易しい』というタイプではないですし、曲がりにくい印象はありませんでした。
しかし普通に打っている限り、大きく暴れることもないので、あまり気にせず普通に振り抜いていく感じがちょうどいいと思いました。
操作性

『操作性』は、予想していたよりはいいな・・・。と思いました。
左右に曲げることも、普通にできました。
右にも左にもクセがない感じでした。
構えたときに、逃がし顔には見えなかったのですが、右に曲げるのも易しくできました。
しかし、マニュアルタイプというほどでもないと思いました。
どちらかといえば、『セミオートマチックタイプ』かな?と思いました。
ヒール側

久しぶりに出会った、ミステリーのドライバーでしたが、かなり気に入りました。
特に飛距離性能が凄いな・・・。と思いました。
派手さはなく、『いかにも』といった感じはしないのですが、かなりポテンシャルの高いドライバーだと思いました。
この飛びの凄さは、今年出会ったドライバーの中でも、間違いなくトップクラスに入ると思います。
実際に打ち比べてみないと、詳しいことは分かりづらいところもありますが、それでも、このドライバーの優秀さを強く感じました。
MYSTERY CF-445 TOUR LIMITED DRIVER

私はミステリーのドライバーにたくさん出会ってきたわけではないので、はっきりとしたことはいいづらいところもありますが、おそらくこれまでのミステリードライバーの中で、最も飛びに優れたモデルといっていいのではないでしょうか?
この低スピン性能と、球の伸びはとても頼もしいです。
風がアゲていても、無風の時と同じように打っていけそうだな・・・。と思いました。
早くコースで試してみたくなりました。
MYSTERY CF-445 TOUR LIMITED DRIVER

低スピン性能がとても高いですが、先ほども書きました通り、敷居が高すぎないのも魅力的です。
このような『パーツ販売』されている強みといったらいいでしょうか?
どのようなシャフトを組んでみるか・・・。ということも楽しみのひとつだと思います。
今流行りのシャフトでもいいと思いますし、長年使い続けたシャフトを挿してみるのもいいかもしれません。
MYSTERY CF-445 TOUR LIMITED DRIVER

この美しいヘッドで飛距離性能が高いので、かなり高価なんだろうな・・・。と思っていたのですが、すごくリーズナブルな価格で少し驚きました。
他のメーカーの高価なヘッドにたくさん出会ってきたので、このドライバーもそういった価格なんだろう・・・。と思っていましたが、そうではありませんでした。
そういえば、私が大好きなFW『C-HT511』も、予想していたよりも、親しみやすい価格だったな・・・。と思ったことを思い出しました。
この顔の良さと飛距離性能があって・・・。ということを考えると、かなりコストパフォーマンスが高いです。
他のメーカーと比べても、コストパフォーマンスの高さは圧倒的といえるのではないでしょうか?
『高価』=『高性能』とは、必ずしもいえないのだと思いました。
MYSTERY CF-445 TOUR LIMITED DRIVER

かなり購買意欲が刺激されてしまいました。
この低スピン性能は間違いなく武器になるな・・・。と思いました。
『オートマチック的に』飛距離を出していけるドライバーです。
いい意味で、弾道に『色』が無いように感じられました。
MYSTERY CF-445 TOUR LIMITED DRIVER

ふと気がつけば、もう11月も中旬ということで、今年のあとひと月半です。
そろそろ、今年の『ドライバー・オブ・ザ・イヤー』候補のリストを上げていかなくては・・・。と思いました。
昨年は絞り込むことができなかったのですが、今年は決めてみたいと思っています。
印象深いドライバーはたくさんありますし、どれがMVPになるのか、とても楽しみです。