ゴルフクラブ試打日記。          

ミステリー CF-440 TOUR MODEL

MYSTERY-CF-440
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは MYSTERY CF-440 TOUR MODEL ドライバー です。
Motore F1 65
シャフトは Motore F1 65 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは44.75インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は68.5g、トルクは3.5、キックポイントは先中調子、バランスはD2、クラブ総重量は318gです。
ミステリー CF-440 TOUR MODEL
初めて手にする『MYSTERY』のドライバーです。
私は今日こうして手にするまで、このようなメーカーがあることも知りませんでした。
つくづく自分の無知を痛感しますし、恥ずかしくなります。
それほど知名度はなくても、クラブメーカーは、まだたくさんあるものだと思いました。
ゴルフクラブ
こうして見ていても、とてもカッコいいデザインですし、どのような性能を秘めているんだろう・・・?と、初めて手にするメーカーのクラブにはいつもワクワクしてしまいます。
『美しさ』という点では、かなり高得点を稼ぎ出しているドライバーだと思いました。
ゴルフクラブは美しくあるべき・・・・。と私は思っているので、そういった点ではとても好感度が増してきました。
やはり同じ球を打つにしても、出来れば美しいクラブで美しい軌道を描いていければ・・・。と思っております。
初めて出会ったクラブでも、美しくないクラブだとテンションも下がってしまいますが、今日はずっと上がりっぱなしです。
やはり、まずは目で楽しみたいものです。
Q
まず目がいったのが、この美しい赤い色のヘッドです。
昔はこういった色のヘッドも決して珍しくはありませんでしたが、今ではすごく珍しい感じがします。
赤い色のヘッドには、あまり慣れていませんが、綺麗な色だと思いました。
赤はどちらかというと、『膨張色』だと思うのですが、私は黒や青などの『収縮色』の方が合っているような気がします。
しかし、このヘッドは『440㎤』という体積で、やや小振りに見えるので、ちょうど帳尻が合っているのかな?と思いました。
L
素振りをしてみると、まずまず・・・。といった感じがしました。
B
この『モトーレF1』というシャフトは、何度か試しているのですが、なかなか馴染めないでいます。
人気が高いですし、高性能シャフトであることに違いないのですが、どうも最初のうちは苦戦してしまうことが多いです。
左へ行きづらいシャフトだと思いますし、私にとってはすごくありがたいシャフトのはずですが、何故かタイミングがとりづらい感じがしてしまいます。
以前、『ミズノ MP CRAFT S-1 ドライバー 』を試打した時にも出会っているのですが、その時もなかなか馴染めずにいた記憶が残っています。
今日もそんな感じがしながら素振りを繰り返していました。
N
ボールを前にして構えてみても、この美しいヘッドに視線が釘付けになりました。
あまり見慣れない色のヘッドですし、正直私はヘッドの色にはあまり向いていないのでは・・・・?と思ったのですが、美しいことに変わりないと思いました。
こうして見ていると、少し色は違うのですが、以前試打したこともある『ブリヂストン ツアーステージ X-DRIVE445ドライバー』を思い出していました。
『クモの巣』のような模様はありませんが、何となく似ている感じがしました。
とてもナチュラルな形状で、構えやすく感じました。
左へ引っかかりそうなイメージが全くしなかったので、心穏やかに構えることができました。
見慣れない色ではありますが、全く構えづらい感じはしませんでした。
頭の中にいいイメージも描くことができました。
試打を開始しました。
H
『安定性』という点では、最初のうちは、やや苦戦してしまいました。
ヘッドというよりは、やはりまだこのシャフトに感覚が合っていないようです
ドライバーの難易度が増してきたような気がしました。
暫く打ち続けて次第に慣れていくことができました。
予想通り、左へ引っ掛けづらい感じがし、すごく楽な気分で振り抜いていくことができました。
シャフトもそうですが、このヘッドもどちらかというと球がつかまり過ぎることなく、『逃がしていける』タイプだと思います。
なので、我々『フッカー』には安心して振っていけるタイプのドライバーだと思います。
気持ちよく叩いていくことも、今日は躊躇なくできました。
逆に『スライス』に悩んでおられる方には、合いづらいドライバーといえるのかもしれません。
G
『球のあがりやすさ』という点では、なかなかいい感じだと思いました。
決して、最近よく見られる『高弾道設計ドライバー』ではないと思いますし、そういったドライバーに慣れておられる方には、なかなか上がりづらく感じられるかもしれません。
逆に普段から、もっと弾道を低くしたい、吹き上がりを抑えたい・・・。と思っておられる方には、とてもマッチしているのではないでしょうか?
『スインガータイプ』の方というよりは、叩いていきたいタイプの方に適しているような気がします。
それほどの高弾道モデルではないと思いましたが、決して上がりづらい感じもしなかったですし、上がりきらずに『ドロップ』してしまう感じもしませんでした。
叩いていって、左も気にならないですし、吹き上がりも気にしないでいいので、かなり気持ちよく思い切って振っていけるドライバーだと思います。
ちょっと前まで、こういったドライバーはよくありましたが、最近は少なくなったと思っていたので、少し珍しい感じもしました。
やはり大手有名メーカーでなく、『地クラブの強み』というのでしょうか?
最近はどこも似たようなタイプのクラブばかり目にすることも多い感じがしますが、このように個性がはっきりしていると我々ユーザーにとって、とてもありがたいことだと思います。
E
『打感』はとてもいい感じがしました。
私はとても好きな感じの打感です。
『スイートエリア』は、最近の『ワイドスイートエリアドライバー』と比べると決して大きくない感じがしましたし、『当たり』『はずれ』の感触の違いも比較的顕著に感じられました。
しかし、いい所でとらえた時の感触は良かったです。
手にしばらく残っている感じです。
何度言いますか、『押していける感じ』というのでしょうか?
『当てて終わり』というのではなく、押していける感じに好感を持てました。
しっかりとその感触が手に残り、とてもいい感触を味わいながら試打を繰り返すことができました。
J
『音』も、とてもいい感じの音だと思いました。
気持ちよく叩いていける音です。
インパクトも緩まないですし、プレーヤーの邪魔をしない音だと思いました。
「構え感」『打感』『音』といった、『フィーリング性能の三拍子』が揃っているドライバーだと思います。
いくら構えやすいクラブでも『打感』や『音』が良くないと、打った後にがっかりしてしまうこともこれまでありましたが、このドライバーにはそういった感じがしません。
見た目の美しいイメージを損なわない、心地いい感じのドライバーだと思いました。
O
『操作性』という点では、かなり優れていると思いました。
先ほども書きましたが、左へは行きづらい感じがしたので、楽に打っていくことができました。
最近、私は『スライスボール』の練習をよくやっているのですが、今日はいつもよりもより大きく右へ曲げることができました。
いくらでも右に曲げられる感じがしました。
左へも曲げてみましたし、それなりに曲げることはできましたが、それほど大きく左へ引っかかる感じがしなかったので、気分的にすごく楽に打てました。
最初の慣れないうちは、このシャフトにも少し苦手意識を持ってしまうのですが、慣れてくるとすごく楽な感じがします。
球数をこなすほど印象度がアップしてくるような気がしました。
やはり『スライサー』の方には、やや難しく感じられるかもしれませんが、『フッカー』の方にはかなり楽に打っていけるのではないでしょうか?
ここ数年見られる『フックフェースドライバー』に苦手意識をもっておられる方も、試してみる価値があるのではないでしょうか?
P
『飛距離性能』という点では、これはかなり好みが分かれる感じがしました。
勿論、かなり高い飛距離性能は持っていると思いますが、決して多くのユーザーを対象としている感じはしなかったですし、いわゆる『たくさんの支持を得られるドライバー』とは言えないのかもしれません。
高い弾道で飛ばしていきたい方や、『あがりやすさ』を求めておられる方には、やや合いづらいかもしれません。
ある程度のヘッドスピードやミート率を要求してくるドライバーだと思いました。
やはり叩いていきたい方に向いているような気がします。
そういった方には、とても高いパフォーマンスを発揮してくれるドライバーだと思います。
F
最近はほとんどの大手メーカーのクラブを見ても、『易しさ重視』の設計がされているように思いますし、やはりそういったニーズが多いのだと思います。
今まで上級者モデルのイメージが強かったブランドでも、かなり敷居が低くなり、手にすることのできるユーザー層が広がったような気がします。
そういったことはとてもいいことだと思う反面、やはりそれまでのブランドイメージを保って欲しかったな・・・。と思うこともあります。
K
そういったなかで、このドライバーはとても『硬派』なドライバーだと思いました。
挑戦し甲斐のあるクラブです。
今日初めて出会ったメーカーのクラブなのですが、他にどのようなクラブを発表しているのか、とても興味を持ちました。
『TOUR MODEL』と表記されていますし、決して誰でも楽に打たせてくれるドライバーではないのかもしれません。
その使う人の『スキルの高さ』が要求されるのだと思いますし、バット素振りなど日頃から密度の濃い練習をしておられる方に向いているのだと思います。
I
この角度から見ると、かなりの『シャローヘッド』に見えなくもないのですが、実際は『シャローヘッドの易しさ』はあまり感じられないように思います。
『ディープヘッド』を日頃使い慣れておられる方には、全く難しい感じはしないと思いますが、最近主流といえる『シャローヘッドドライバー』を使っておられる方には、やはりタフに感じられると思います。
決して『ディープヘッド』ではないのですが、最近の『シャローヘッド』とは全く違った性能を持っているような気がします。
『叩けるシャロー』といったところでしょうか?
私は叩いていきたいタイプなので、今日は気持ちよく叩いていくことができましたが、やはり好みは分かれると思います。
苦手意識を持たれる方も決して少なくないかもしれません。
M
私は今日、初めてこの『MYSTERY』というメーカーのクラブを手にしてみて、とても興味を持ちました。
また手にしたいと思っております。
冒頭に書きましたが、知ったのも初めてですし、これからもなかなか手にする機会に恵まれないかもしれませんが、また手にしてみたいと思いました。
聞くところによると、他にも色々なドライバーも発表しているそうですし、アイアンやウェッジなどもあるそうなので、そちらにも興味が湧きました。
このようなとても美しいドライバーを発表するメーカーなので、きっと他のクラブも美しいのだろうと思います。
『460㎤』未満のヘッドにも、とても好感を持てましたし、このドライバーも今度はまた違ったスペックで試してみたいです。
有名メーカーのクラブも素晴らしいものが多くて好きですが、このように決して有名ではないかもしれませんが、素晴らしいクラブを作るメーカーは日本にたくさんあるのだと思いました。
『クラブ天国』の日本に住んでいて、とても幸せを感じた一日でした。