今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マルマン シャトル NX-1 アイアン の7番 です。
シャフトは N.S.PRO ZELOS 7 です。
ロフトは27度、クラブ長さは38インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は74g、トルクは2.8、バランスはD1、キックポイントは先調子、クラブ総重量は371g です。
マルマンシャトルシリーズの新しいアイアンです。
先日はドライバーを試打することができましたが、今日は同じシリーズのアイアンを試打することができました。
軟鉄タイプとは異なり、一目でステンレス系と分かるアイアンです。
ラージサイズのアイアンです。
これまでのシャトルシリーズを試打して、このようなタイプであることは予想していました。
マルマンはマジェスティをはじめ、このシャトルシリーズなど、色々なタイプがあるので、ユーザーも好みによって選びやすいのがいいです。
ブランド毎の特徴がはっきりしているところに好感がもてます。
彫りの深さも、かなりあります。
もうすっかり見慣れた感じもしますが、やはり大きいな・・・。と思いました。
この膨らみの大きさに安心感をもたれる方も多いのではないでしょうか?
トップラインは、やや厚めでした。
かなりのワイドソールです。
普通の、といいますか、フォージドタイプのアイアンの1.5倍くらいあるように見えました。
このクラブはアイアンですが、かなりユーティリティに近い性格をもっているのだろう・・・。と思いました。
ネックは短めです。
いわゆる『頭でっかち』タイプです。
ラージ系アイアンによく見られる形状です。
フェース面にミーリングはありませんでした。
ここには特に工夫は見られませんでした。
オリジナルグリップにはバックラインがありました。
素振りをしてみると、結構軽く感じましたが、タイミングはすぐに合わせることができました。
シャフトも頼りない感じはしませんでした。
ボールを前にして構えてみても、この大きさが印象的でした。
大顔タイプのアイアンです。
グースも利いていますが、それほど気になることはありませんでした。
この大きさだと、これくらいのグースがちょうどバランスが取れているのかもしれない・・・。と、これまでの経験で感じました。
もしストレートネックだったら、球がつかまりきらずに右に抜けやすくなるのかもしれません。
試打を開始しました。
『打感』はしっかりめですが、重いというよりは、少し軽めのフィーリングでした。
『球質の軽さ』のようなものを感じました。
球はとてもあがりやすいです。
フェースにヒットさえすれば、自然にボールは高くあがっていく感じです。
タフさは全くありませんでした。
このワイドソールを活かして、手前から少々ダフり気味でも、いい感じであげてくれました。
『芝への抵抗感』も小さいのではないかな?と思いました。
逆目のライでも上手く滑ってくれそうです。
『安定性』は高いです。
スイートエリアも広くブレにくいです。
完全にオートマチックタイプのアイアンです。
『飛距離性能』は優れています。
私の感覚では、完全の5番アイアンの飛距離でした。
5番のキャリーを楽々出していけました。
『番手のギャップ』が生じてしまうのは今に始まったことではありませんが、私はやっぱりこのアイアンは7番ではなくて5番だな・・・。と思いました。
こんなに飛んでしまうのはどうなんだろう・・・。と思いました。
距離が出るのはいいことですが、番手を考えないで打つことにしました。
フェースの弾きも良く、かなり飛距離に特化したアイアンです。
めいっぱい打つよりも、やや軽めに振っていくのがちょうどいいように感じました。
そのほうが、飛距離が出やすい感じがしました。
強く速く振ろうとすると、逆に距離が伸びないかもしれません。
『操作性』という点では、やや難しい感じがしました。
どうしても大らかさが勝ってしまうので、インテンショナルなショットは打ちづらいです。
特に、右には大きく曲げづらい感じがしました。
マルマンのシャトルシリーズらしい、イージーさが全面に感じられましたが、それに飛距離性能がプラスされています。
『安定性』も高く、いい意味での鈍感さもありました。
球筋を操作するのではなく、ただひたすら真っ直ぐに近い球を打っていきたい・・・。
球が暴れにくいアイアンを使っていきたい・・・。という方には、親しみやすいアイアンといえるのではないでしょうか?
『軽量』『オートマチックタイプ』『飛距離性能』の3つが強く感じられました。
今は同じ番手のアイアンでも、ロフトのバリエーションが増えてきたといいますか、バラバラになったような気もします。
以前も書きましたが、いずれアイアンも『ロフト表示』されるといいな・・・。と思いました。
番手ではなく、『ロフトの距離』を把握していったほうがいいと思いますし、セッティングとしての『ロフトピッチ』を考えやすくなると思うのですが、『ゴルファー心理』というものがあるので、簡単にはいかないのかもしれません。
あくまでも『7番』アイアンで、いくら飛んだ・・・。という『番手の距離』を心にとどめておきたいのかもしれません。
7番アイアン以上の易しさがありますが、飛距離は5番アイアンという、今のアイアンらしい特徴がありました。
マルマンが飛びと易しさにこだわったアイアンだと思います。
マルマン シャトル NX-1 アイアン
- 2017年7月19日
- マルマン