今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは マルマン シャトル フェアウェイウッド の3番です。
シャフトは IMPACTFIT MV503 です。
ロフトは15度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は49g、トルクは4.6、クラブ総重量は305gです。
マルマンシャトルシリーズのFWです。
シャトルシリーズはずいぶん久しぶりな感じがします。
最近のマルマンはコンダクターやマジェスティのイメージが強いです。
『SHUTTLE』の文字の下に『TITANIUM』と記されていたので、このクラブがいわゆる『フェアウェイチタン』なのだということが解りました。
最近はチタンのFWも少しずつ増えてきているように思います。
これからも増えていくのではないでしょうか?
いずれ、それが主流になったときには『FW』ではなく『FT』になるのかな?と思いました。
『ウッド(木)』を使っておられる方を見なくなって、かなりの年月が経ちました。
これまでのシャトルシリーズ同様、かなりシャローな感じがします。
形状自体もシンプルで、ゴチャゴチャした感じはありません。
芝の抵抗が少なそうなソール形状だな・・・。と思いました。
ネックの長さはしっかりあります。
今のFWの中で、調整機能も付いていないのに、ここまで長さがあるのは珍しいかな?と思いました。
マルマンのクラブは昔から品格が感じられる物が多くありましたが、こういったところにも昔からのいい流れが受け継がれているのかもしれません。
丸っこくて、薄さを感じさせる顔です。
少しつかまえ顔に見えました。
かなりのシャローヘッドです。
『超シャロー』というほうがいいかもしれません。
今はシャローヘッド全盛の時代ですが、ここまで薄さを感じさせるものは少ないような気もします。
ソールには『TUNGSTEN SOLE』と記されていました。
どこかにタングステンが組み込まれているのが解りましたが、外からは見えませんでした。
おそらく、内部に組み込まれているのだと思います。
外見はとてもシンプルですが、見えないところにも、色々な工夫が施されているようです。
ヒール側には『NEXT C.O.G DESIGN』と記されていました。
どういった意味があるのでしょうか?
おそらく、マルマンの強いこだわりがあるのだと思います。
素振りをしてみると、かなり軽く、シャフトも軟らかいです。
なかなか馴染めない感じですが、これもシャトルシリーズならでは・・・。といったところなのかもしれません。
もっとしっかりしたスペックを望むのであれば、コンダクターがいいのかな?と思いました。
ブランドによって、その性格がはっきりしているところに好感がもてます。
ボールを前にして構えてみた感じは、まずまずでした。
かなりシャロー感があるので、最初はティアップではなく、直打ちから試してみようかな・・・。と思っていたのですが、今日は敢えてティアップして試してみることにしました。
かなりのシャローフェースなので、ティアップするのが怖く感じる部分もあるのですが、その怖いところにも深く探りを入れてみよう・・・。と思いました。
『ダルマ落とし』にならないよう、ティアップをかなり低めにしました。
試打を開始しました。
『打感』は適度なソフト感があって、なかなかいい感じでした。
『音』も大きすぎず、むしろおとなしい感じもして、好感がもてました。
球はかなりあがりやすいです。
スプーンということを忘れてしまうほどの浮きやすさです。
正直、上がりすぎに感じられるほどでした。
ティアップして打った後、マットの上から直打ちで試してみたのですが、こちらのほうがいい感じがしました。
直打ちのほうが易しく感じました。
今はFWでも、どちらかといえば『ティショット専用タイプ』と『そうでないタイプ』に分かれるように感じることもあるのですが、このクラブは後者だと思いました。
安定性は、なかなかいい感じでした。
重心も深いのか、ボールもあがりやすく、かなり寛容な印象をもちました。
大らかさをもったクラブだと思いました。
ただ、シャフトがかなりソフトに仕上がっているので、ちょっと振りにいってしまうと、どこに飛んでいくか解らないような怖さも正直ありました。
それは、私がこのシャフトを使いこなせていないのが原因だということが明らかでした。
『飛距離性能』は、なかなか高い感じがしました。
スインガータイプの方に合いやすいFWだと思います。
あまり強く振らないほうがいい結果が出やすいクラブだと思いました。
ビュンビュン振っていくと、途中でシャフトが折れてしまうような感覚をもつこともありました。
実際に折れるわけではありませんが、かなり私には振りにくいシャフトだと思いました。
いいタイミングで打てたときは、なかなかいいパフォーマンスを発揮してくれていたのですが、それをずっと続けるのは難しく感じました。
『操作性』という点では、難しく感じました。
タイミングを合わせるのが精一杯だったので、インテンショナルなショットを打とうという気にはなかなかなれませんでした。
かなり球が浮きやすく、少々ライが悪い場面でも、上手く拾ってくれそうなFWだと思いました。
あがりやすさと、飛びの性能が優れているな・・・。と思いました。
マルマン シャトル フェアウェイウッド
- 2015年4月16日
- マルマン
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