ゴルフクラブ試打日記。          

マイアイアン

今日は、いつもとちょっと様子を変えまして、先日私が購入したアイアンをご紹介させていただきたいと思います。
私はずっと、ミズノのMP-67というアイアンを使い続けていて、すごく気に入っていたのですが、『新溝規制』に適合したアイアンをそろそろ買い替えなければいけない・・・。と思っていました。
もう、できればルールがこれ以上変更にならないで欲しいと思っています。
私たちアマチュアゴルファーには、もう少し時間の猶予があったものの、アイアンセットを買い替えることはとても大きな出費です。
永年使い続けてきた新溝規制に適合していないアイアンが、今の新溝規制に適合したアイアンよりも、確実にスピン性能が高いかはどうか疑問ではありますが、ルールなので仕方ありません。
それと、私はこれまでたくさんの素晴らしいアイアンに出会ってきたので、候補が多くありました。
それでも、ある程度候補を絞っていました。
そこで、私が今回新たな相棒に迎えたのが、
ヤマハ インプレスX V FORGED TOURMODEL アイアン

ヤマハ インプレスX V FORGED TOURMODEL アイアン です。
一昨年、私は前のモデルのアイアンに出会い、そのあまりに美しさに一目惚れしてしまったのですが、お金が貯まる前に廃番になってしまったので、すごく悔しい思いをしていました。
また次のモデルが良ければ、それを買おう・・・。と思っていました。
色々なメーカーのアイアンがありますが、やはり『軟鉄鍛造』『スチールシャフト』『顔の良さ』『打感の良さ』『操作性の良さ』は譲れないところです。
YAMAHA inpresX V FORGED TOURMODEL アイアン

私は最初に購入したアイアンもマッスルバックだったですし、ミズノのマッスルバックも長く使い続けてきたので、今回はちょっとキャビティにしてみようかな?と思っていたのですが、またマッスルバックになってしまいました。
しかし、このアイアンは、マッスルバックというよりは『ハーフキャビティ』といった印象のほうが強いです。
今は多くのメーカーがマッスルバックを発売していますが、おそらくこのヤマハのツアーモデルが一番易しいモデルなんじゃないかな?と思っています。
球もあがりやすいですし、タフな感じはしません。
今回も3番アイアンから購入したのですが、いい感じで球を上げてくれています。
ここ数年、私の中での『アイアン・オブ・ザ・イヤー』で、ヤマハが一番多くMVPを獲得しています。
なるべく早く、ヤマハのアイアンを購入したい・・・。という思いも強くありました。
他にも三浦技研やエポン、ミズノ(MP)、BUCHI、スリクソン、プロギア、ツアーステージ・・・。など素晴らしいメーカーのアイアンが候補に挙がっていたのですが、今回は、このヤマハのアイアンとのご縁があったように思います。
私の心の中にくすぶっていた、『心残り』を解消するには、このアイアンを買うしかない・・・。と思っていました。
時々、読者の方から、どのアイアンを選べばいいか・・・?というご質問を頂戴することがあるのですが、私はクラブ選びで迷ったり、人に相談したりしたことはありません。
自分が『これだ』と思えるクラブを選んでいます。
『インスピレーション』を大事にしていますし、ゴルファーとクラブとの『縁』がすごく重要だと思っています。
今だけでなく、数年後の自分を予想し、その中にその選んだクラブが存在しているか?ということも考えています。
そういった点でも、このヤマハの軟鉄アイアンは、私に素晴らしいインスピレーションを与えてくれました。
勿論ライ角などやシャフトの振動数、バランスなどの微調整は既に終わっています。
シャフトは全てリシャフトしました。
中古品は勿論ですが、新品のアイアンセットでも、シャフトが全て真っ直ぐなことは殆どないので、調べる価値は充分あると思っています。
スパイン(向き)などもそうですが、私が日頃お世話になっているクラフトマンが完璧に仕上げてくれました。
彼の手にかかったクラブならば、信頼性がすごく増します。
彼は私の大切なゴルフ仲間でもありますし、私のスイングをよく知っているので、彼に任せておけば安心です。
私から、あまり細かい注文をすることは殆どありません。
あくまでも、彼の頭の中にある『イメージ』と『私のスイングデータ』でクラブが出来上がっているように思います。
ただ、今、少しロフトを寝かせようか、どうしようか?と考えています。
例えば私の中で、7番アイアンは『34度まで』という線引きがあるので、このアイアンはギリギリセーフなのですが、できればもう1度くらい寝かせようか?と考えています。
ロフトやライ角なども、カタログ値を100%信用するのではなく、厳密に計測してもらっています。
ミーリング

それともうひとつ決定打となったのが、このミーリングです。
このミーリングはいわゆる『フライヤー』を軽減してくれる効果があるということで、前のモデルを試打した時から興味津々でした。
練習場でしか試打していなかったので、今度是非実際のコースで試してみたい・・・。と思っていました。
私はこれまで、フライヤーにすごく泣かされてきました。
普通に打てばパーオンして、上手くいけばバーディが狙える・・・。という状況で、ラフにあるボールを打ってフライヤーになって、グリーンを大きくオーバーしてしまい、下りの難しい寄せが残り、ボギーどころかダブルボギーもたくさん叩いてきました。
なので、フライヤー対策は私にとって、とても重要なポイントです。
時にはフライヤーしそうに見えても、実際はそうでもなかったり・・・。といった具合に、ライの判断も大切になってきます。
『飛ぶ』とか『曲がらない』というよりも、『フライヤーにならない』クラブのほうが、私にとっての『魔法の杖』といえます。
そういった点で、私はこのアイアンを選びました。
一目惚れした次のモデルを手にすることができて、すごく嬉しく思っています。
先日、コースでこのアイアンを試してみたのですが、ラフに対する効果は、正直よく解りませんでした。
夏の深いラフでじっくりと検証してみたいと思っています。
そして、今回はアイアン以外のセッティングもご紹介させていただきたいと思います。
マイセッティング
ちなみに、今日練習場に持ってきたセッティングは以下の通りです。
ラウンドするコースや、その時の調子などによって、クラブが若干変わることもありますが、これが今の私の標準的なクラブセッティングです。


ドライバー CRAZY CRZ435 ロフト9.5度 
 シャフト CRAZY CB50W フレックス8.2


3W  SYB VESPO FC-714 ロフト15度 
 シャフト PROFORCE VTS BLACK8  フレックスX


UT  ロイヤルコレクション BBD’s TRC ロフト18度
 シャフト BBD’s FW フレックスS


アイアン 3~PW ヤマハ インプレスX V フォージド ツアーモデル アイアン
 シャフト ダイナミックゴールドX100


ウェッジ 51度&58度 スリーラック SDJ PRO GROOVE D-TOUR TB WEDGE
 シャフト ダイナミックゴールドX100


パター ベティナルディ 360MB ALUMINUM


これら全てのクラブに共通しているのは
1.顔の良さ
2.打感の良さ
に加え、『融通が利く』ということです。
ドライバーは高い球や低い球、『ちょいスラ』『ちょいフック』がすごく打ちやすいですし、3Wも同様です。
このSYBのFWをすごく気に入っているので、できれば5Wも購入したいと考えているのですが、予算の関係でなかなか購入できずにいます。
しかし、この3Wは、いわゆる『直打ち』でも球があがりやすいですし、かなり短く持って5Wの距離を刻むこともできます。
すごく融通が利くので、14本のクラブが18~20本くらいの本数に感じられることもあります。
UTも、初めて出会ったのは数年前ですが、すごく気に入っていました。
UTを買うなら、これだな・・・。という思いがずっとありました。
シャフトが購入したままのオリジナルシャフトで、少し合っていない感じなので、できればリシャフトしたいな・・・。と考えているのですが、予算の都合上、もう少し先のことになりそうです。
このロイコレのUTは『顔』『打感』『球のあがりやすさ』が秀逸で、すごく気に入っています。
なかなか他のUTに目が行きません。
ウェッジはスリーラックのウェッジにしました。
このウェッジの顔の良さ、打感の良さはすごくいいですし、スピン性能がとても高いです。
スピンが効きすぎる感じもするので、ちょっと縦の距離感が合いづらいところもあるのですが、練習で何とか克服していこうと考えています。
フェースも開きやすいですし、色々なショットを可能にしてくれます。
今はウェッジも『オートマチック系』が増えてきましたが、私はこのように融通の利く『マニュアル系』のほうが安心できます。
そして、パターはベティナルディの 360MB ALUMINUM です。
このパターはもう何年も使っていて、まさに『長年の友』といったところです。
毎日、自宅のカーペットの上で2mちょっとの距離を、このパターで転がしています。
構えたときに、すごくいいイメージが湧きますし、コースでも転がるラインが色濃く浮かんできます。
距離感も合いやすく、まさに『頼れる存在』となっています。
私はこのパターにたくさん救われてきました。
ボギー覚悟のホールで『嬉しいパー』をたくさん拾うことができました。
バーディを獲ることもすごく嬉しいですが、ボギーになりそうなところをパーで収めることができたときは、その嬉しさは何倍にもなります。
いつも私に勇気を与えてくれるパターです。
オデッセイのように『樹脂系』のインサートのパターも打感が柔らかくて素晴らしいと思うのですが、私はこの『削り出し』のパターのソフトな打感がすごく気に入っています。
他のパターも色々と試してみたのですが、このパターが私には一番しっくりきます。
以上が今の私のクラブセッティングです。
ウッド系が少なくて、アイアンが多いと感じられた方もいらっしゃると思います。
今は5番、あるいは6番からアイアンを入れておられる方も多くいらっしゃいますが、私はウッドやユーティリティよりもアイアンやウェッジのほうが好きなので、どうしてもアイアンの本数が増えてしまいます。
FWは球が高くあがりやすくて、高さで止めやすくなりますが、どうしても『狙う』という感覚になれないのです。
グリーンを、そしてピンを狙うのであれば、やはりアイアンの形状のほうが、私には易しく感じられます。
『ラインの幅』も決めやすいですし、いわゆる『保険』も掛けやすいです。
ミスをしたとしても、それがどの範囲で収まってくれているのか?といったことも、だいたい想像できます。
今は3番アイアンを殆ど見かけなくなりましたが、このヤマハのアイアンは3番でも、結構あがりやすいのでタフな感じはしません。
先日もコースで大活躍してくれました。
早くも信頼感が増しています。
練習場と違い、失敗が許されないコースでは、アイアンをどうしても握りたくなります。
ただ、裏を返せば私がFWやUTを使いこなせていない・・・。ということになるのですが・・・。
日に日に温かくなってきて、いよいよ本格的なゴルフシーズンの開幕か・・・。といったところですが、毎年花粉症に悩まされる私には、この季節が一年で一番辛いです。
目のかゆみとくしゃみがなかなか治まりません。
目薬と点鼻薬を常に携帯しています。
もうしばらくは、この花粉に耐えなければならないのですが、ゴルフはいつも楽しいですし、このニューセッティングで、もっといいゴルフを追求していきたいと考えています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
感謝しております。