今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ Be ZEAL 535 フェアウェイウッド の5番です。
シャフトは VIZARD for Be ZEAL 535 です。
ロフトは18度、クラブ長さは42.5インチ、シャフトフレックスはSR、バランスはD1、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は314g です。
ホンマBe ZEALシリーズのフェアウェイウッドです。
ホンマらしい美しいデザインです。
先日試打したアイアンは赤が目立っていましたが、このフェアウェイウッドはブルーが印象的です。
こうして見ていても、かなりシャローな感じがします。
ここまで薄さを感じるFWは、最近では珍しいです。
薄いタイプではありますが、何ともいえないシャープな形状で、しばらく見つめてしまいました。
ネックの長さは標準的です。
調整機能は搭載されていませんでした。
ホンマのクラブには見られる『MADE IN JAPAN SAKATA』の文字が、好感度をさらに上げます。
きちんと製品管理されているんだろうな・・・。と思いました。
設計やデザインだけでなく、最終的な検品がとても大切ですが、メーカーによっては、その最終的なところが少し疎かに感じることがあります。
いわゆる『当たり外れ』があるように思います。
それは、ゴルファーならば誰もが知っている有名メーカーです。
ソールのフェース寄りには溝がありました。
よく目立っています。
深さも結構ありました。
テーラーメイドのRBZが登場してから、この溝を多くのメーカーが採用してきているので、特別珍しい感じはしませんが、ついにホンマも採用したんだな・・・。と思いました。
多くのメーカーが採用しているのだから、高い効果が期待できると思うのですが、できればホンマが先陣を切って世に送り出して欲しかったな・・・。と思いました。
私が夢中になっていた頃のホンマは『唯一無二』といいますか、他のメーカーには無い独特なものがあり、そこが魅力的だったのですが、今は多くのメーカーと肩を並べているように思います。
昔のようなホンマの優位性を今は感じません。
しかし、それは他のメーカーのレベルも上がってきているともいえるのですが・・・。
溝には『GROOVE POWER AREA』の文字がありました。
やはり、大きな理由があるのだと思います。
バックフェースの近くには、とても美しいアクセサリーがありました。
位置から、おそらくウェイトだと思うのですが、そう見せないように工夫されています。
こういった工夫は、これまでも見られました。
シャローバックタイプのFWです。
クリークということもありますが、かなり球があがりやすそうです。
ドライバーに限らず、今はディープなFWを探すのも難しくなりました。
なかなかいい顔をしていました。
少しつかまえ系の顔に見えました。
このブルーが美しいです。
『ゼクシオブルー』を思い出しました。
メーカーは違えど、色が似てくるということは、それだけ色のバリエーションが限られているということなのかもしれません。
無難な色だと思いましたし、ブルーは集中力を高めてくれる色なので、クラブには適していると思います。
フェース面のデザインも美しくて好感がもてます。
丁寧さもあって、ホンマらしいな・・・。と思いました。
メーカーによっては、フェース面にあまり魅力を感じないものもあるのですが、このFWは好感がもてました。
打感も柔らかそうで、弾きも良さそうです。
装着されているグリップは、機能性の高いタイプです。
シンプルな模様ではなく、場所によって、色々とパターンが違っています。
グリップ力もあって、滑りにくいタイプです。
しっとりした感じは無いですが、しっかり振って強いインパクトを迎えられそうな感じがしました。
素振りをしてみた感じは、まずまずでした。
クリークにしては、かなり軽量タイプだと思いますが、このBe ZEALシリーズでは普通といえるでしょうか?
男性の方は勿論ですが、女性の方でも振りやすいと感じられる方はいらっしゃるのではないでしょうか?
最近は男性用のクラブを使っておられる女性の方も多くなってきました。
もちろん、シャフトなどを変えていることも多いですが、そのままで使っておられる方も普通に見かけます。
逆に、私たち男性ゴルファーが女性用のクラブを使うのは難しい面が多いように思います。
ボールを前にして構えてみると、なかなかいい感じでした。
少しつかまりそうな感じがしましたが、苦手意識のようなものは芽生えませんでした。
そのまま普通に打っていけそうな感じがしました。
シャロー感はありますが、形が崩れていないですし、ヘッドも大きすぎないので、イメージは出せました。
あまり振ってしまうと暴れる感じがしたので、まずはタイミングを重視してコンパクトに振っていくことにしました。
試打を開始しました。
『打感』は、ややしっかりめでした。
外見の印象から、もっとソフトで軽めの打感を予想していたのですが、ちょっと違いました。
しかし、特に不満は無いですし、手に嫌な衝撃が残ることもありませんでした。
『音』は、はっきりしていますが、大きすぎず高すぎず、なかなかいい感じでした。
『聞き惚れる』音ではなかったのですが、不満はありませんでした。
球はとてもよくあがりました。
クリークということもあると思いますし、この形状なので、フェース面のどこでヒットしても球が浮いてしまう・・・。といった感じでした。
少々薄めにヒットしても、しっかりと上げてくれました。
かなりの低重心化が図られているのでしょうか?
直打ちの場合、FWはボールの手前から滑らせて打つ打ち方が求められますが、このFWはそれがとても自然にできました。
弾道はかなり高く、正直高過ぎだな・・・。と思えるほどだったのですが、パー5のセカンドなどでグリーンを直接狙うとき、この高さは武器になるし、勇気をもらえるような気がしました。
私のホームコースは砲台グリーンが多いせいか、どうしても上から落とすイメージが欲しくなります。
センスのいいデザインでカッコ良さもありますが、決してハードルが高いタイプではなく、幅広い層に対応しているFWであることは間違いありません。
『安定性』も高く、シビアさは全く感じませんでした。
寛容なところもあって、ラインも出しやすいです。
装着されているシャフトがマッチする方には、かなり心強い相棒になってくれるのではないでしょうか?
私は振りすぎてしまうと暴れる感じがしたので、タイミング重視でコンパクトに振っていくことを心がけました。
『飛距離性能』は、普通だと思いました。
なかなかいい感じではありますが、特別秀でているとは思いませんでした。
しかし、それはこのFWの飛距離性能が劣っているというのではなく、今はそれだけ優秀なFWがたくさんあるということです。
レベルの『底上げ』が今はできていると思います。
『操作性』は、まずまずでした。
球はつかまりやすいですが、右にも曲げることができました。
もうちょっとしっかりしたスペックだったら、もっと遊べたような気もしたのですが、それは仕方ないことだと思いました。
寛容さのあるクラブですが、扱いづらさのようなものはありませんでした。
このクラブを初めて見たときから、美しいな・・・。と思っていました。
打つ前に目で楽しむことができました。
センスのいいデザインは、いい目の保養になります。
基本性能もしっかりしていて、デザインに見劣りしません。
今は『ゴチャゴチャ系』のFWも見られますが、このクラブはシンプルなので、そこにも魅力を感じました。
ホンマといえば、最後までパーシモンにこだわり続けたメーカーなので、あの頃からタイムスリップして今のクラブを見たら、きっと驚くだろうな・・・。と思いました。
今のホンマは『契約プロの数』がおそらく一番多いと思いますし、来シーズンもTVでたくさんホンマのロゴが見られるのではないでしょうか?
ホンマ Be ZEAL 535 フェアウェイウッド
- 2017年12月11日
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