今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ Be ZEAL 525 ドライバー です。
シャフトは VIZARD for Be ZEAL です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは45.75インチ、シャフトフレックスはR、シャフト重量は48g、トルクは5.9、バランスはD1、キックポイントは中調子、クラブ総重量は292g です。
ホンマの新しいシリーズのドライバーです。
先日アイアンを試打することができましたが、今日はドライバーを試打する機会に恵まれました。
今主流ともいえる形状です。
特に大きく変わったところは見られません。
新しいシリーズではあっても、目新しい感じはしません。
しかし、それがまたいいところなのかもしれません。
シャロータイプのヘッドです。
今は、この形状がスタンダードといっていいように思います。
ネックの長さは平均的です。
ヒール側
トゥ側
ヒール側とトゥ側には、それぞれウェイトがひとつずつ配置されていました。
これまでたくさん見られてきた工夫です。
調整機能が搭載されていないので、とてもシンプルに見えました。
このアクセサリーのようなものはウェイトの役目を果たしているのでしょうか?
それとも単なるアクセサリーなのでしょうか?
フェース面に溝が無いのも、すっかりお馴染みになりました。
初めて見たときはびっくりしましたが、今では多く見られます。
ウェッジのようにロフトが寝ているクラブはスコアラインがあったほうがスピンが高まるけど、ドライバーのようにロフトが立っているクラブはスコアラインが無いほうがボールとの接地面積が多くなり、スピンが増えやすくなるということを以前聞いたことがあります。
顔はいわゆる『つかまえ系』だと思いました。
フェースが被っているように見えました。
私が得意とするタイプではないのですが、これまでもたくさん経験しているので、その経験を活かしていこう・・・。と思いました。
このオリジナルグリップには、ホンマのこだわりが感じられます。
グリップのパターンが複雑で、滑りにくくなっています。
右手と左手の役割を熟知してデザインされたのかもしれません。
滑りにくくてグリップ力があります。
ドライバーには適したグリップだと思いました。
素振りをしてみると、見た目の印象以上にソフトスペックに仕上がっている感じがしました。
ハードなタイプではありません。
軽量でシャフトもすごく動きます。
こういったところを感じながら、このBe ZEALという新しいブランドのポジションといいますか、特性が見られたような気がします。
ハードに仕上げずに敷居を低くして、幅広い層に対応できるように作られているようです。
ボールを前にして構えてみると、やはりフェースが被っているのが気になりました。
左へ行きすぎないように注意していこう・・・。と思いました。
私は左へのミスが怖いので構えづらく感じたのですが、日頃から球がつかまりづらい、右に抜けてしまう・・・。という方には構えやすいのかもしれません。
好みが分かれるところだと思います。
このままだとちょっと立ちづらいので、いつもよりも右に向く度合いを強めて構えました。
右から回していくイメージでないと、なかなかテークバックできないな・・・。と思いました。
まずはちょっと『様子見』的に打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』はしっかりめでした。
少し手に衝撃が残る感じでした。
ソフトな感じはしませんが、この打感はこれまでもたくさん経験してきました。
『音』は、はっきりしているのですが、高くなく好感のもてる音です。
音によってインパクトが緩んだり詰まったりすることもありませんでした。
球はあがりやすくて、タフな感じはしませんでした。
構えたときのイメージよりも高くあがっていきました。
球のつかまりがいいので、『ハイドロー仕様』といえるでしょうか?
とはいっても、私には『ハイフック』といえるような気もしたのですが・・・。
『安定性』という点では、まずまずだと思いました。
私には左に行きやすくて、なかなか右に抜けるようなことがありませんでした。
かなり方向を『限定』していけるように感じました。
そういった意味では安定しているのかもしれません。
フェース面を見ても分かるようにスイートエリアも、かなり広く感じられました。
『大らかさ』と『球のつかまりやすさ』が、高い安定性を生み出しているのかもしれません。
『飛距離性能』という点では、左に行きすぎてしまったので、少しロスしてしまったところもあったのですが、それは私の打ち方が悪く、このドライバーに対応できていないというところもあると思いました。
このドライバーでちょうど真っ直ぐ行く、少しドローが掛かる・・・。という方には、合いやすいのかもしれません。
弾道も高めなので、キャリーも伸ばしていけそうです。
『操作性』という点では、少し難しく感じられましたが、右にも曲げることができました。
かなり極端に打ってみましたが、普通に打って、このドライバーがもつ『つかまりの良さ』を利用したほうが得策だと思いました。
少しシャフトが『当たり負け』してしまう感じがあったので、違うスペックのシャフトだと、もっと扱いやすさも増すのではないかな?と思いました。
最新モデルで、新たなブランドということでしたが、正直斬新さは感じませんでした。
これまでたくさん出会ってきたドライバーとイメージが完全に被ってしまいました。
しかし、実際はこれまでにない新たな工夫が組み込まれているのだと思いますし、それを私が感じ取れなかったのだと思います。
ヘッド自体のポテンシャルは普通だと思いました。
特別高いとは、正直思いませんでした。
ただ、それはこのドライバーが見劣りするのではなく、今はそれだけハイレベルなドライバーがたくさんあるということですし、それらに少し埋もれてしまう感じがするということです。
目新しさのようなものも感じませんでした。
私が初めてホンマのドライバーを購入して、かなりの年月が経ちましたが、もう何年も購入していません。
ホンマのクラブは昔から素晴らしいですが、他にも素晴らしいメーカーがたくさん登場してきたので、なかなか購入にまでは至っていません。
しかし、興味がもてなかった時期があったのも事実です。
ホンマのクラブを購入するにはもうしばらく時間が掛かるような気もしますが、これからも期待していきたいと思いました。
他のメーカーには無い、『ホンマらしさ』を求めていきたいと思います。
『老舗メーカーの自力』に期待したいです。
ホンマ Be ZEAL 525 ドライバー
- 2016年1月29日
- ホンマ