今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブは ホンマ Be ZEAL 525 アイアン の7番 です。
シャフトは N.S.PRO 950GH です。
ロフトは28.5度、クラブ長さは36.75インチ、シャフトフレックスはS、バランスはD2、クラブ総重量は414gです。
久しぶりに出会った、ホンマのアイアンです。
これまでのホンマのアイアンとは、ちょっと違う印象があります。
今の流行系といっていいアイアンです。
『Be ZEAL』という新しいブランドのようです。
昔からのホンマユーザーである私は『PPシリーズ』や『LBシリーズ』を真っ先に思い出すのですが、新たな展開を見せています。
ZEALは熱意という意味なので、『熱意を持って』というコンセプトなのかな?と思いました。
ホンマらしい表現だな・・・。と思いました。
シャープというよりは、やや厚ぼったい感じで、ポケットタイプです。
ラージサイズのアイアンです。
こうして見ていると、数年前のゼクシオアイアンを思い出しました。
彫りの深さもたっぷりあります。
この中に『易しさ』がたっぷり詰まっているように感じられました。
ホンマのアイアンに、このようなイメージがあまり無いのですが、他のメーカーからはたくさん発売されてきているので、特に珍しいとは思いませんでした。
トップラインも厚いです。
ワイドソールタイプです。
ネックは少し短く見えましたが、今のアイアンの中では標準的といったところでしょうか?
リーディングエッジには巧みに削りが入っていて、抜けが良さそうです。
フェース面にミーリングはありませんでした。
すごく見慣れた感じがします。
チタンが貼り付けられているのではないかな?と思い、店員さんに尋ねてみたのですが、やはりチタンフェースということでした。
昔から、同様のアイアンにたくさん出会ってきました。
ここまでは、ホンマらしい個性はあまり感じられませんでした。
このオリジナルグリップは変わっていました。
色々な模様がありました。
これもかなり研究されているように見えます。
実際に握ってみても、硬すぎず適度にグリップ力があっていい感じです。
私が愛用しているツアーベルベットのようなしっとりとした感じはあまりなかったのですが、このグリップにも好感がもてました。
『距離感』を大切にするよりも、『飛距離』を求めていきたいタイプのアイアンであれば、このようなグリップもアリなのではないかな?と思いました。
ボールを前にして構えてみても、やはりゼクシオのアイアンによく似ているな・・・。と思いました。
大きさやグースの度合いなどもそっくりです。
イージー系の顔をしています。
しかし変なクセは無く、違和感などは特にありませんでした。
見とれるようなことはなかったのですが、大きな苦手意識も芽生えてきませんでした。
これまでたくさん出会ってきている顔をしているので、その経験を活かして打っていこう・・・。と思いました。
試打を開始しました。
『打感』は、まずまずでした。
すごくソフトでフェースにボールがしっかりと乗るというよりは、明らかに弾き感がありました。
音ではなく、あくまでも打感で、バーンと弾く感じがしました。
これまでたくさん経験してきたフィーリングです。
球はあがりやすくて、イージーでした。
タフな感じはしませんでした。
見た目通りのあがりやすさでした。
実際に芝の上で試してみないと詳しいことは分かりませんが、抜けもかなり良さそうです。
いい感じで滑ってくれる感じがしました。
『安定性』も高く、優れたオートマチック系だと思いました。
少々の打点のブレにも反応しにくい大らかさがありました。
スイートエリアといいますか、『曲がりにくいエリア』が、かなり広く感じられました。
球をひたすら真っ直ぐに近いイメージで飛ばしていきたい・・・。という方には、とても合いやすいのではないでしょうか?
グースの利きも目立っていますが、このグースの度合いがラージサイズにちょうどいいのかもしれません。
球が逃げることもなく、しっかりとつかまっていました。
『飛距離性能』も優れていました。
今はこういったタイプが多いので、予め予想していたのですが、やはりよく飛ぶな・・・。と思いました。
完全に『番手感覚』がつかめません。
一体何番のアイアンで打っているのか解らなくなってしまいましたが、これがいいのかもしれません。
今はこういったタイプのアイアンの人気が高いので、多くの支持を集めることもできるのではないでしょうか?
『操作性』という点では、左右にも曲げることはできましたが、大らかさのほうが勝っていました。
見た目通り、完全にオートマチックタイプのアイアンだと思いました。
左右にも対応してくれましたが、大きく曲げることは難しく感じられました。
イージー系とディスタンス系の性格を兼ね備えているアイアンです。
今の主流といっていいように思います。
他のメーカーからもたくさん登場してきている大らかなタイプでもあります。
試打しているときは、ずっとホンマのアイアンということを忘れていたように思います。
最初に見たときもそうだったのですが、実際に球を打ってみて、やはりゼクシオによく似ているな・・・。と思いました。
ホンマらしいたくさんの優れた技術が組み込まれていると思うのですが、かなりゼクシオを意識しているように感じました。
ゼクシオは『国民的ブランド』といえると思いますが、ホンマもそうでありたい・・・。という『熱意』が感じられました。
昔から、ホンマのクラブは『高価で手が出しづらい』『難しい』『上級者用』『ある一部の人の為のクラブ』・・・。などといったイメージもありましたが、ずいぶん変わったように思います。
多くにニーズに合った、『売れやすいクラブ』を目指して作られているように感じました。
ホンマのクラブには憧れるけど、ちょっと敬遠してしまう・・・。という方にも是非試していただきたいと思いました。
かなりのイージータイプで敷居の低さが長所にもなっています。
イージー系のアイアンの中には、時には雑な作りになっていたり、大味に感じられたりすることもありますが、このアイアンにはそのようなマイナスはありませんでした。
このように感じられたところも、ゼクシオアイアンと共通しているところだと思います。
ホンマは昔からクラブ作りにはこだわりをもっているメーカーですが、このアイアンにもメーカーとしてのプライドが感じられました。
イージーだけど、大雑把になっていない。
易しさがあって、飛距離性能も追求されている。
そんなアイアンだと思います。
ホンマは昔から馴染みのあるメーカーですし、このBe ZEALというブランドがどのように続いていくのか、とても楽しみです。
ホンマ Be ZEAL 525 アイアン
- 2016年1月20日
- ホンマ