今日は、このゴルフクラブを試打しました。
試打クラブはホンマ BERES S-03 ドライバー です。
シャフトは アーマック8 49 です。
ロフトは10.5度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはSR、シャフト重量は51g、トルクは4.45、バランスはD2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は285gです。
ホンマベレスシリーズのニュードライバーです。
最近のホンマは充実しているように思います。
アスリート色の強いTWシリーズと、エグゼクティブ層をターゲットにしたベレスシリーズのバランスが上手く取れているように思います。
TWシリーズが登場してきたことにより、ホンマに対するイメージも変わったという方も多いのではないでしょうか?
昔は今ほど多くのメーカーが無かったので、ホンマの存在感が際立っていましたが、今は昔ほど目立ちません。
しかし、気になるメーカーであることに変わりありません。
落ち着きがありながらも、結構賑やかなデザインだな・・・。と思いました。
BERESのイメージ通り、シャロー感も強いです。
色々な機能も加えられているようです。
高級感と機能性が、上手く組み合わさっているように感じます。
ネックは短めです。
昔はホンマのクラブを手にするだけで、かなりテンションがあがりましたが、今はとても落ち着いています。
他のメーカーと同じ目線で見られるようになったのかもしれません。
トゥ側には小さな文字で、『WING BLADE TECHNOLOGY』と記されています。
また新たな技術が組み込まれているのでしょうか?
顔の印象は、まずまずでした。
ある程度予想していた通りでした。
どちらかといえば『三角顔』といえるでしょうか?
よく見かける顔です。
この控えめなクラウンマークも、なかなかいい感じです。
この形状にも、何か意味があるのでしょうか?
ベレスシリーズらしく、シャローバックになっています。
いわゆる『円盤タイプ』のドライバーです。
ヒール側にウェイトが付いています。
この大型シャローヘッドで球のつかまりを良くするには、欠かせないものなのかもしれません。
素振りをしてみても、かなりソフトスペックに感じました。
ベレスシリーズなので、こういった特徴なのは最初から解っているつもりでしたが、久しぶりに出会うと少し戸惑いました。
しかし、TWシリーズとの『線引き』がしっかりと取れているので、好感がもてます。
ブランドイメージに合ったクラブ造りが出来ているように思います。
ボールを前にして構えてみると、フェースが被っているように見えました。
球がよくつかまりそうな印象を受けますが、少し緊張しました。
左に引っ掛からないように気をつけようと思いましたが、これまで同じようなドライバーにたくさん出会っているので、何とか対応していけるのではないかな?という思いもありました。
シャロー感もあるので、高くあがりそうです。
試打を開始しました。
『打感』は好感がもてました。
しっかりと球の重さも感じ取ることができました。
硬すぎず、嫌な衝撃が手に残ることもありませんでした。
『音』は大きすぎず、優しい感じでした。
構えたときの印象通り、球もあがりやすくて、かなりの高弾道でした。
正直、あがりすぎに感じましたが、それはスペックによるところも大きいのだと思いました。
タフな感じは全くしないドライバーです。
スイートエリアも、かなり広くて寛容さのあるドライバーだと思いました。
この球のつかまりやすさがあるから、真っ直ぐ飛ばしていける・・・。という方も多いのではないでしょうか?
装着されているシャフトが、私にはやや難しく感じられたのですが、ヘッドがもつ直進性はとても高いと感じました。
『飛距離性能』という点でも、『46インチ』という長さと、フェースの弾きの良さ、球のつかまりやすさ、などの『合わさった魅力』で飛ばしていける感じがしました。
飛びの要素が、色々と組み込まれている感じです。
スインガータイプの方に魅力的なドライバーといえるのではないでしょうか?
『操作性』という点では、少し難しく感じました。
微妙にコントロールできるタイプではないですが、特別扱いづらいタイプでもないと思いました。
曲げたくなるドライバーではないですし、あまり極端なことをやっていると、大きなミスにつながりそうだったので、自重してしまいました。
ホンマというだけで、高級感がありますし、ベレスなので、更にそのように感じます。
このドライバーの値段を聞いてみたのですが、やはり高価でした。
昔からそうですが、ホンマのクラブはドライバーに限らず、装着されているシャフトで、値段が大きく変わります。
ベレスシリーズ待望のニューモデルですし、おそらく色々な新しい技術や工夫が組み込まれているのだろうと思います。
ヘッドだけでなく、シャフトもこだわり抜いて作られているのだろうと思います。
しかし、そんなメーカーの努力を、私は細かく感じ取ることができませんでした。
私の感覚の鈍さのせいで、このドライバーの良さに気づけていないのだと思いました。
これまで出会ってきたベレスのドライバーと、大きな違いは見いだせませんでした。
ベレスのドライバーをたくさん試打することはないので、あまり感覚が馴染んでいないのかもしれません。
今度、機会があれば打ち比べてみたいと思いました。
ベレスシリーズにも期待していきたいですが、おそらくこれからニューモデルが発売されるであろう、TWシリーズのニューモデルに早く出会いたいと思いました。
昔に比べ、今は『ホンマの優位性』はあまり感じられませんが、『メイドインジャパン』『酒田工場』という『信頼感』は今も不滅です。
こういったクラブを手にできるだけでも、すごく贅沢な感じがします。
これからもホンマには期待していきたいと思いました。
ホンマ BERES S-03 ドライバー
- 2014年4月29日
- ホンマ
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