ゴルフクラブ試打日記。          

ホンマ BERES S-02 ドライバー

ホンマ BERES S-02 ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは ホンマ BERES S-02 ドライバー です。
ARMRQ 6 49

シャフトは アーマック6 49 です。
ロフトは10度、クラブ長さは46インチ、シャフトフレックスはS、シャフト重量は50.5g、トルクは4.45、バランスはD2、キックポイントは先中調子、クラブ総重量は286gです。
正面

ホンマの新しいドライバーです。
ここ最近は本当に色々なメーカーのニュークラブに出会う機会が増えました。
本格的なゴルフシーズンが開幕する前に、こういったニュークラブに出会えることはとても嬉しいことです。
また、今日まで開催されていた『ジャパンゴルフフェア』に行かれた方もたくさんいらっしゃると思います。
こういった催しは楽しいですし、これからも盛大に開催して欲しいと思っています。
側面

さて、今のホンマの2大ブランドといえば、このベレスとアスポートになると思います。
今日はそのベレスのニュードライバーです。
ホンマらしい高級感溢れる造りになっています。
アスポートもベレスも、ブランド間のクラブの違いはそれほど大きく感じられないのですが、ホンマらしい美しい仕上がりになっています。
WING BLADE TECHNOLOGY

トゥ側に『WING BLADE TECHNOLOGY』と表示されていました。
また新しいホンマ独自の技術が組み込まれているのでしょうか?
シャフトの甲冑模様
 
シャフトは『アーマック』という名の通り、この『甲冑模様』が特徴的だと思いました。
今、『4軸』はとてもポピュラーですが、アーマックが登場したばかりの頃は『3軸』が主流だったので、とても画期的なことだと思っていました。
しかし、今は『5軸』というシャフトも誕生しているのだそうです。
どんなシャフトなのか、とても興味があります。
色々なクラブに出会ってきて思うのは、やはり今は『ヘッド』よりも『シャフト』に注目すべきではないか?ということです。
シャフトはヘッドに比べ、まだまだ開発の余地が大きく残されているように思います。
クラブの性能を大きく左右するのは、ヘッドよりもシャフトです。
ネック長さ

このような形状のドライバーも、とても多くなりましたし、今の主流といっていいように思います。
私にはかなりシャローに見えてしまうのですが、これくらいがベストに感じておられる方はたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
顔

『顔』は、まずまず・・・。だと思いました。
ヘッドは大きく見えますが、特に変なクセも感じられず、違和感などは感じませんでした。
見惚れてしまうほどの美しい顔だとは思わなかったのですが、ホンマらしい高級感が漂っていました。
振り感

素振りをしてみた感じは、正直、かなり難しい・・・。と思いました。
クラブ全体も軽かったのですが、シャフトがかなり軟らかくて、なかなかタイミングが合いませんでした。
試打クラブには、このドライバーの他にも『SR』があったのですが、こちらの『S』のほうが振りやすいだろう・・・。と思って、『S』にしてみたのですが、それでも予想以上に軟らかくて、とても難しく感じられました。
軽くて軟らかいので、これはかなり自分のスイングの質を問われそうだぞ・・・。と思いました。
構え感

ボールを前にして構えてみても、あまりいい印象はもちませんでした。
顔自体は異型ではないですし、違和感などは感じていなかったのですが、ボールを前にして構えた途端、難易度が増してしまったような気がします。
フェースも被っているようには見えなかったですし、初めて見る形ではないと思ったのですが、強い違和感を感じました。
それは『フェース面が見え過ぎ』なところに、大きな違和感を感じたのだと思います。
このドライバーのロフトは『10度』ということですが、明らかに違うと思いました。
一体本当は何度なんだろう?とか、高くあがり過ぎてしまうだろうから、抑えて打っていかなくては・・・。しかし、このシャフトではそれも難しいだろう・・・。
などと、普段あまり考えないようなことを考えてしまったり、余計な雑念が頭を駆け巡り、それがさらに難易度を上げてしまったような気がします。
構えやすいクラブだと、いいイメージが出せて、すぐにテークバックを開始することができるのですが、今日はちょっと躊躇してしまいました。
『すっきり感』はなく、何となく『もやもや』した感じが胸に残りました。
普段なら、コースでも練習場でも、いいイメージを頭に描いてからショットするのですが、今日はなかなかそういった感じにならず、いつまでたってもらちがあかないので、苦戦することを覚悟で、テークバックを始めました。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は、正直もうひとつだと思いました。
いいフィーリングを得ることができませんでした。
本来ならば、こんなに美しいヘッドですし、きっと素晴らしい打感なのだろう・・・。とは思いますが、私はそれを感じ取ることができませんでした。
打球音

『音』にも、不満を感じました。
特別に大きくて甲高い音・・・。というわけではないのですが、この音はちょっと違うなぁ・・・。と思ってしまいました。
ヘッドの高級感にそぐわない音だと思いました。
トゥ側

球はとてもよくあがります。
あがり過ぎるくらいあがっていく・・・。といった感じです。
これくらい弾道が高いのであれば、日頃10度のドライバーを使っておられる方でも、全くタフには感じられないのではないでしょうか?
バックフェース

『方向性』という点では、最初からかなり苦戦してしまいました。
1球目から大きなフックボールを打ってしまいました。
先ほども書きましたが、フックフェースには見えなかったですし、それほど球がつかまり過ぎるタイプのドライバーではないように思ったのですが、私はミスショットを打ってしまいました。
やはり私の悪いクセが強く出てしまったのだと思います。
構えたときの『モヤモヤ感』をそのままストレートに表現したような打球だと思いました。
やはり打球は心を映す鏡だな・・・。とつぶやいてしまいました。
本来ならば、スイートエリアも広そうですし、何らシビアなドライバーではないと思うのですが、私の未熟なスイングが、このドライバーの性能を上手く引き出せなかったのだと思います。
飛距離性能

『飛距離性能』という点でも、私はなかなかいい感じで打っていくことができませんでした。
たまに真っ直ぐ飛んでも、ボールが高くあがり過ぎてしまう感じで、そのロスを埋めることもできませんでした。
やはり『振り感』が合わなかったことや、構えたときの印象、そして『打感』『音』に全く馴染めなかったので、いい結果につながらなかったのではないか?と思いました。
普段なら、だんだんと叩く度合いを強めていったりもするのですが、今日はそのような気になれませんでした。
私のように大きく曲げてしまっては、せっかくの『46インチ』という長さの威力も充分に発揮することができないと思いました。
操作性

『操作性』という点でも、難しく感じてしまいました。
普通に打っているときでさえ、かなり苦戦してしまったので、なかなか操作しようという余裕も生まれませんでした。
何とか、このドライバー(特にシャフト)に馴染んでいこう・・・。と思っていたのですが、なかなか上手くいきませんでした。
『軽量』『長尺』『高弾道』のドライバーも、これまで経験を積んで、ある程度対応できるようになったかな?と思っていたのですが、今日はそれが私の思い上がりなのだと、このドライバーに強く叱責されたように思います。
ヒール側

大好きで、色々な思い入れのある『ホンマ』ということで、私も何とかいい内容のショットを打っていこう・・・。と思っていたのですが、今日は全く歯が立ちませんでした。
何球打ってもミスショットばかり繰り返す私自身をとても情けなく思いましたし、このドライバーに申し訳ないと思いました。
本間 ベレス S-02 ドライバー

きっと様々な高い技術が組み込まれているのだろうと思いますし、このドライバーの質は本来はとても高いのだと思います。
『構え感』や『打感』『音』など、私には馴染めない部分があり、それが難しくしている大きな要因であったように思うのですが、一番の原因は『私の対応能力の低さ』だと思いました。
メンタルの弱さも実感しました。
HONMA BERES S-02 DRIVER

私にはかなり手ごわいドライバーでしたが、本来は幅広い層に対応できるように作られていると思いますし、私以外の多くの方が、このドライバーにいい印象を抱かれるのかもしれません。
本来なら今日は30球くらいは、このドライバーの試打を楽しもうと思ったのですが、こんなに情けない球ばかりしか打てない自分自身に腹が立ち、10球で止めてしまいました。
もし、また出会う機会があれば、もう一度トライしてみたいと思いましたし、自分自身のスキルをもっと上げていこう・・・。と思いました。