ゴルフクラブ試打日記。          

プロギア NEW eggbird ドライバー

プロギア NEW eggbird ドライバー 
今日は、このゴルフクラブ試打しました。
試打クラブは プロギア NEW eggbird ドライバー です。
M-43

シャフトは M-43 です。
ロフトは9.5度、クラブ長さは47インチ、シャフトフレックスはM-43、シャフト重量は53g、トルクは4.5、バランスはD1.5、キックポイントは中元調子、クラブ総重量は284gです。
正面

プロギア、ニューバードシリーズのニュードライバーです。
名前の通り、鳥が翼を広げているようなデザインになっています。
ヘッドが大きく、光沢感に満ち溢れているヘッドです。
側面

こうして見ても、かなりのシャローヘッドです。
私はプロギアのエッグバードシリーズをあまり手にしたことがないのですが、どうやらこのシリーズは『シャロー系』で統一されているようです。
ネック長さ

ネックは短く、予想していた通りでした。
トゥ側のアクセサリー

トゥ側には『egg』の文字で赤いアクセサリーのような物が見えます。
これはどういった意味があるのでしょうか?
オリジナルグリップ

このプロギアのオリジナルグリップも、なかなかいい感じです。
凹凸感があって、滑りにくくなっています。
これならば雨や汗で滑ることはかなり防げそうです。
グリップ力の強さを感じました。
オフロード仕様のタイヤを思い出しました。
ソールの凹み

ソールの中央付近には2つの凹みがありました。
これは空気の流れを良くして抵抗を減らすような効果があるのでしょうか?
タングステン

ヘッド後方のアクセサリーには『TUNGSTEN』と記されていたので、ウェイトの役目を果たしていることが解りました。
シャローバック

かなりのシャローバック形状です。
こういったドライバーが今はとても多くなりましたし、出始めの頃はかなり個性的な形状だと思っていたのですが、たくさん出会うようになって、珍しさは無くなりました。
顔

顔もちょっと個性的でした。
正直、あまり好感はもてませんでした。
シャロー感も強いですし、フェースの向きがちょっと馴染めない感じがしました。
これまでのプロギアらしい、クラウンマークといえると思うのですが、もうちょっと工夫があってもいいのかな?と思いました。
プロギア NEW eggbird ドライバー 振り感

素振りをしてみても、やはりかなり軽く感じます。
『どっしり』といいますか、しっかり振っていきたかったのですが、なかなかそういう感じでは振ることができませんでした。
かなりの『ライト感』があり、タフな感じは全くしませんでした。
装着されているグリップが細すぎず、やや太めに感じられたところは好感がもてました。
構え感

ボールを前にして構えてみても、やはりあまりいい印象はもてませんでした。
フェースが被っているように見えてしまいました。
『プル角』が効いている・・・。といいますか、ノーマルなフェースアングルのドライバーで意識的に球をつかまえていきたいときは、このような感じで構えることもありますが、このドライバーは最初からそのようになっているように見えました。
聞くところによると、このドライバーのフェースアングルは『ニュートラル』なのだそうですが、どうしても私にはそのように見えませんでした。
どうしてもフェースが被っているように見えました。
『個体差』ということも大いに考えられるので、今度機会があれば、他の試打クラブで構え直してみたいと思いました。
左につかまり過ぎないように注意していかなければならないな・・・。と思いました。
シャロー感が強いので、球はとてもあがりやすそうです。
試打を開始しました。
フェース面

『打感』は柔らかくていい感じです。
ダウンスイングの時に、『風圧』を感じました。
これはとても珍しい経験でした。
シャフトの長さと、ヘッドの大きさが、こう感じさせたのかもしれません。
打球音

『音』は、ややはっきりとした心地いい感じです。
こういった音だと、いいインパクトを迎えることができます。
トゥ側

球はとてもあがりやすいと思いました。
どう考えてみても、ロフトが9.5度の高さではありません。
素振りをした印象の通り、タフな感じは全くしませんでした。
シャフトもよくしなりますし、先端部分が動きやすい感じがしました。
バックフェース

『安定性』という点では、スイートエリアもかなり広くて寛容性が高いと感じました。
ただ、私の場合は左に巻いてしまわないように注意して打つ必要がありました。
ちょっと開き気味で、いい感じのストレートボールを打つことができました。
どうしても構えたときの印象が強すぎる感じがしました。
フッカーであり、左へのミスを極端に嫌う私には、『易しい』とは感じにくい部分もあるのですが、このドライバーを自然な感じで真っ直ぐ打っていける方には、かなり高い直進性が期待できるのではないでしょうか?
大型ヘッドらしく、打出し方向さえ上手くとれていれば、あとはそのまま真っ直ぐ突き進んでくれる感じがしました。
飛距離性能

『飛距離性能』という点では、『長尺効果』と『球のつかまりの良さ』、そして『弾きの良さ』というミックス効果で、スインガータイプの方には、かなり強力な武器になってくれるような気がします。
『アスリート仕様』とはいえないのかもしれませんが、プロギアらしく、かなり距離にもこだわったモデルだと思います。
ランよりも、キャリーを充分に稼いでいけるドライバーだと思います。
弾きがいいので、ボール初速がかなり速く感じられました。
飛び出していくボールの勢いの強さが見られました。
操作性

『操作性』という点では、フッカーである私はフックボールがとても易しく感じられました。
構えたときのイメージを消さず、そのまま打っていけばボールは自然と左へ曲がっていきました。
逆にスライスにもトライしてみて、一応打つことができましたが、私にはフックのほうが易しく感じられました。
大型ヘッドが出始めの頃は、『球のつかまりの悪さ』が顕著に感じられた物が多くありましたが、最近ではそれが大きく改善されているように思います。
ヘッドは勿論ですが、シャフトにも大きな改善が加えられているからだと思います。
こういったシャロー系のドライバーなので、あまり意図的に曲げたいとは思わないですが、何とか曲げることができました。
しかし、どこか心地悪さを感じました。
自然にできるだけ曲げ幅を小さくして攻めていったほうが得策だと思いました。
ヒール側

クラブのコンセプトとしては、前のモデルをそのまま引き継いでいるような気もするのですが、直進性という点では、こちらのほうが少し高いのかな?と思いました。
ややクセのある感じもしますが、色々な工夫を組み込んでいって、このようなドライバーに仕上がったのだと思います。
PRGR NEW eggbird DRIVER

これまで同様のドライバーにたくさん出会ってきているので、『斬新さ』とか『目新しさ』といったものは感じなかったのですが、今の多くのゴルファーのニーズを形にしているのだと思います。
このドライバーも、これまで通り、色々なスペックが用意されているようですが、できれば『ちょっとしっかりめの』スペックで試されたほうがいいのではないかな?と思いました。
PRGR NEW eggbird DRIVER
 
全体的にミラー仕上げで、高級感を感じました。
私はあまりピカピカ光らないタイプが好きですが、こういったモデルもかなりの需要があると思います。
『強く弾く』というイメージも、こういった『ミラー感』があったほうが、より出しやすいのかもしれません。
プロギアのエッグバードシリーズがこれからどんな進化を見せてくれるのか、とても楽しみですが、今回のモデルは、私にはちょっと馴染みにくい部分がありました。
また次のモデルに期待したいです。